JP3521872B2 - 浴室用機能パネルの構造 - Google Patents
浴室用機能パネルの構造Info
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Description
の構造に関するものである。
11、シャワーヘッド12、照明器具13等の各種設備
の取り付け部分14,15,16…が樹脂の一体成形に
より形成されている浴室用機能パネル1’を浴室壁2に
沿って設置することが知られている。
すように、平面視で平板形状に形成されており、この平
板形状の浴室用機能パネル1’を浴室壁2のコーナー部
2a側の一面3に沿わせて設置し、浴室壁2の上記一面
3と直交する他面4に沿わせて、通常の浴室用壁パネル
7を設置している。
パネル7との突き合わせ端部を互いに連結するにあたっ
ては、浴室用機能パネル1’と浴室用壁パネル7との互
いの突き合わせ端部の背面側において、浴室用機能パネ
ル1’の背面の外周部に沿わせて配置される断面略C字
形の補強フレーム20の一端部20aと、浴室用壁パネ
ル7の背面の外周部に沿わせて配置される断面略C字形
の補強フレーム21の一端部21aとを、略C字形をし
た連結具22を用いて互いに連結するようにしている。
ネル7側の前面部分には、石鹸、シャンプーなどを収納
するための上下複数段の棚板8’をネジ止めによってそ
れぞれ取り付けるようにしていた。
浴室用機能パネル1’は平面視で平板形状をしているた
めに、浴室用機能パネル1’と浴室用壁パネル7との互
いの突き合わせ端部(図4のイで示す箇所)において隙
間が生じるのは避けられず、この隙間にゴミ、水垢等が
付着しやすくなり、止水処理が必要であるなど、施工に
手間がかかるという問題がある。
上下複数段の棚板8’を取り付けるにあたって、図5に
示すように、棚板8’の奥側の2辺8a,8bから下方
に取付片25をそれぞれ突出させ、取付片25の一片側
をネジ26で浴室用壁パネル7に取り付け、取付片25
の他端側を別のネジ27で浴室用機能パネル1’に取り
付けるようにしている。このため、浴室用機能パネル
1’と浴室用壁パネル7の両方にネジ孔を設ける必要が
あり、ネジ孔での止水処理が別途必要となり、またネジ
26,27が浴室内から見えて外観が悪くなり、そのう
え、ネジ止め箇所が増えて、棚板8’の取り付け作業に
手間がかかり、殊にコーナー部2aのような狭い箇所で
のネジ止め作業には困難を伴うものである。さらに棚板
8’は浴室用機能パネル1’、浴室用壁パネル7とは別
体であるため、棚板8’の奥側の取り付け部分(2辺8
a,8bの部分)の隙間にゴミや水垢がたまって汚れや
すくなり、見栄えが悪くしかも不衛生となり、また掃除
も困難となる。
には、従来では棚板8’を前方Fに大きく突出させるし
かなく、この場合、棚板8’が邪魔になる。そのために
従来では棚板8’の突出量を大きくできず、収納空間を
広くできないために、例えば、家族全員が個々に使用す
るには、収納物の収納量が少なくなるという問題もあっ
た。
発明したものであって、その目的とするところは、浴室
用機能パネルの施工が容易で且つパネルコーナー部に隙
間が発生せず、止水処理が不要な浴室用機能パネルの構
造を提供するにあり、他の目的とするところは、棚板の
取り付け作業を省略できる浴室用機能パネルの構造を提
供するにあり、更に他の目的とするところは、コーナー
収納部の奥方への突出部分を利用して収納空間を広げる
ことができる浴室用機能パネルの構造を提供するにあ
る。
に本発明にあっては、ミラー11、シャワーヘッド1
2、照明器具13等の各種設備の取り付け部分14,1
5,16…が樹脂の一体成形により形成されている浴室
用機能パネルの構造であって、浴室用機能パネル1は、
浴室壁2のコーナー部2a側の一面3に沿って配置され
る正面部5と、浴室壁2の上記一面3と直交する他面4
に沿って配置される側面部6とが樹脂成形により水平断
面略L字状に一体成形され、浴室用機能パネル1の正面
部5と側面部6とのなすパネルコーナー部1aに、下面
が棚板8により構成されるコーナー収納部9を設け、コ
ーナー収納部9の奥側壁面9a,9bを、浴室用機能パ
ネル1の正面部5及び側面部6よりもそれぞれ奥方A,
Bに向かって円弧状に湾曲して突出させると共に、奥側
壁面9a,9bの突出形状と一致するように棚板8の奥
側の2辺8a,8bを奥方A、Bに向けて突出させたこ
とを特徴としており、このように構成することで、浴室
用機能パネル1の正面部5と側面部6とを浴室壁2のコ
ーナー部2aに沿わせて設置でき、従来のようなコーナ
ー部2aでの浴室用機能パネル1と浴室用壁パネル7と
の連結が不要となり、しかも浴室用機能パネル1の正面
部5と側面部6とのなすパネルコーナー部1aには隙間
が発生しないため止水処理が不要となる。また、コーナ
ー収納部9の奥側壁面9a,9bを、浴室用機能パネル
1の正面部5及び側面部6よりもそれぞれ奥方A,Bに
突出させたので奥方A,Bへの突出部分を収納空間とし
て有効に利用でき、コーナー収納部9の面積を広げるこ
とができると共に、棚板8を前方に突出させる必要がな
いので、棚板8が邪魔になることがない。さらにコーナ
ー収納部9の奥側壁面9a,9b及び棚板8の奥側の2
辺8a,8bを奥方A,Bに向けて平面視円弧状に湾曲
させたので、コーナー収納部9内の掃除が容易となり、
そのうえゴミや水が溜まり難い構造となる。
部5、該棚板8と側面部6とがそれぞれ一体となるよう
に浴室用機能パネル1と一体成形されていることを特徴
とするのが好ましく、この場合、従来のような棚板8の
取り付け作業を省略でき、ネジで棚板8を取り付ける場
合と比較して、施工が一層容易となり、止水処理や外観
低下を防止できる。
施形態に基づいて説明する。
室用機能パネル1(以下、浴室用機能パネル1と称す
る)の平面図を示し、図2は正面図を示している。浴室
用機能パネル1は、浴室壁2のコーナー部2a側の一面
3に沿って配置される正面部5と、上記一面3と直交す
る他面4に沿って配置される側面部6とが樹脂成形によ
り水平断面略L字状に一体成形されている。正面部5に
は、ミラー11、シャワーヘッド12、照明器具13等
の各種設備の取り付け部分14,15,16が樹脂の一
体成形により形成されている。なお図1中の17は浴室
用機能パネル1と一体成形されるカウンター、18は混
合栓である。また取り付け部分14,15,16の種類
及びその形状は図1の例に限定されるものではない。
とのなすパネルコーナー部1aには、下面が棚板8によ
り構成されるコーナー収納部9が設けられている。上記
棚板8は上下複数段で構成されている。各棚板8は、棚
板8の奥側の一辺8aが正面部5と連続し且つ上記一辺
8aと隣接する棚板8の奥側の他辺8bが側面部6と連
続するように浴室用機能パネル1と一体成形されてい
る。なお、棚板8の数は特に限定されず、1段であって
もよい。
は、浴室用機能パネル1の正面部5及び側面部6よりも
それぞれ奥方A,Bに突出させてある。つまり、コーナ
ー収納部9の正面側の奥側壁面9aが、浴室用機能パネ
ル1の正面部5よりも奥方Aに向かって円弧状に湾曲し
て突出しており、またコーナー収納部9の側面側の奥側
壁面9bが、浴室用機能パネル1の側面部6よりも奥方
Bに向かって円弧状に湾曲して突出している。そして、
コーナー収納部9の奥側壁面9a,9bの突出形状と一
致するように、棚板8の奥側の一辺8a及び奥側の他辺
8bがそれぞれ、奥方A,Bへ突出させてある。ここで
は、上記浴室用機能パネル1の背面の外周部が補強フレ
ーム20で補強されている。この補強フレーム20は正
面部5の背面から側面部6の背面に亘って平面視略L字
状をしており、補強フレーム20の厚み寸法Dの範囲内
で前述のコーナー収納部9及び棚板8が奥方A,Bへそ
れぞれ突出している。これによりコーナー収納部9の奥
側壁面9a,9bが浴室壁2に干渉するのを防止しなが
ら、図1の斜線部分ハで示す収納面積に加えて、図1の
斜線部分イ、ロで示す突出部分が収納面積に加えられ
て、コーナー収納部9の収納空間がその突出部分だけ広
がった構造となっている。なお、棚板8の前側の一辺8
cは棚板8が前方へ大きく突出しないように円弧状に湾
曲形成されている。
と側面部6とを樹脂成形により水平断面略L字状に一体
成形して、浴室壁2のコーナー部2aに沿わせて設置で
きるようにしたので、従来のようなコーナー部2aでの
浴室用機能パネル1と浴室用壁パネル7との連結が不要
となり、しかも浴室用機能パネル1のパネルコーナー部
1aには隙間が発生せず、従来のようなゴミ、水垢等が
付着することがないために、止水処理が不要となり、施
工が容易となる。
ー収納部9において、棚板8の奥側の2辺8a,8bが
正面部5及び側面部6とそれぞれ連続するように棚板8
と浴室用機能パネル1とが一体成形されているので、従
来のような棚板8の取り付け作業を省略でき、ネジで棚
板8を取り付ける場合と比較して、施工が楽にできる。
また、従来のように棚板8をネジ止めするためのネジ孔
を浴室用機能パネル1と浴室用壁パネル7の両方に設け
たりする必要がないために、ネジ孔での止水処理も不要
となり、さらにネジが浴室内から見えて外観が悪くする
という問題も生じない。そのうえ棚板8の奥側の端部と
浴室用機能パネル1との間の隙間もなくなるので、従来
のように棚板8の奥側の端部に水垢がたまったり、汚れ
たりせず、従って、見栄えが良く且つ衛生的となり、掃
除も楽になる。
a,9b及び棚板8の奥側の2辺8a,8bを図1の斜
線部分イ,ロで示すように奥方A,Bへ突出させ、この
突出部分を収納空間として有効に利用できるようにした
ので、コーナー収納部9の収納空間を広げることができ
ると共に、棚板8を前方に突出させる必要がないので、
棚板8が邪魔になることがない。さらにコーナー収納部
9の奥側壁面9a,9b及び棚板8の奥側の2辺8a,
8bは、それぞれ奥方A,Bに向けて平面視円弧状に湾
曲させてあるので、コーナー収納部9内の掃除が容易と
なり、そのうえゴミや水が溜まり難い構造となる。さら
に浴室用機能パネル1の背面を補強するための補強フレ
ーム20の厚み寸法Dの範囲内で、コーナー収納部9及
び棚板8を奥方A,Bへそれぞれ突出させているので、
この突出部分と浴室壁2との干渉を防止でき、奥側壁面
9a,9bの突出部分が浴室壁2によって変形したりす
ることも防止できるものである。
ては、ミラー、シャワーヘッド、照明器具等の各種設備
の取り付け部分が樹脂の一体成形により形成されている
浴室用機能パネルの構造であって、浴室用機能パネル
は、浴室壁のコーナー部側の一面に沿って配置される正
面部と、浴室壁の上記一面と直交する他面に沿って配置
される側面部とが樹脂成形により水平断面略L字状に一
体成形されているので、浴室用機能パネルの正面部と側
面部とを浴室壁のコーナー部に沿わせて設置でき、従来
のようなコーナー部での浴室用機能パネルと浴室用壁パ
ネルとの連結が不要となり、しかも浴室用機能パネルの
正面部と側面部とのなすパネルコーナー部には隙間が発
生しなくなり、これによりゴミ、水垢等の付着を防止で
き、止水処理が不要となる結果、施工が容易となる。ま
た、浴室用機能パネルの正面部と側面部とのなすパネル
コーナー部に、下面が棚板により構成されるコーナー収
納部を設け、コーナー収納部の奥側壁面を、浴室用機能
パネルの正面部及び側面部よりもそれぞれ奥方に向かっ
て円弧状に湾曲して突出させると共に、奥側壁面の突出
形状と一致するように棚板の奥側の2辺を奥方に向けて
突出させたので、奥方への突出部分を収納空間として有
効に利用でき、コーナー収納部の収納面積を広げること
ができ、これに伴い従来のように棚板を前方に突出させ
る必要がないので、棚板が邪魔になることもなく、使い
勝手が良好となる。さらにコーナー収納部の奥側壁面及
び棚板の奥側の2辺を奥方に向けて平面視円弧状に湾曲
させたので、コーナー収納部内の掃除が容易となり、そ
のうえゴミや水が溜まり難い構造となる。
の効果に加えて、上記コーナー収納部の棚板と正面部、
該棚板と側面部とがそれぞれ一体となるように浴室用機
能パネルと一体成形されているので、従来のような棚板
の取り付け作業を省略でき、ネジで棚板を取り付ける従
来例と比較して、施工が一層容易となり、またネジ孔で
の止水処理やネジによる外観低下を防止でき、更に棚板
の奥側に水垢がたまったり、汚れたりすることもなくな
る。
ルの水平断面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 ミラー、シャワーヘッド、照明器具等の
各種設備の取り付け部分が樹脂の一体成形により形成さ
れている浴室用機能パネルの構造であって、浴室用機能
パネルは、浴室壁のコーナー部側の一面に沿って配置さ
れる正面部と、浴室壁の上記一面と直交する他面に沿っ
て配置される側面部とが樹脂成形により水平断面略L字
状に一体成形され、浴室用機能パネルの正面部と側面部
とのなすパネルコーナー部に、下面が棚板により構成さ
れるコーナー収納部を設け、コーナー収納部の奥側壁面
を、浴室用機能パネルの正面部及び側面部よりもそれぞ
れ奥方に向かって円弧状に湾曲して突出させると共に、
奥側壁面の突出形状と一致するように棚板の奥側の2辺
を奥方に向けて突出させたことを特徴とする浴室用機能
パネルの構造。 - 【請求項2】 上記コーナー収納部の棚板と正面部、該
棚板と側面部とがそれぞれ一体となるように浴室用機能
パネルと一体成形されていることを特徴とする請求項1
記載の浴室用機能パネルの構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000393683A JP3521872B2 (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 浴室用機能パネルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000393683A JP3521872B2 (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 浴室用機能パネルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002194908A JP2002194908A (ja) | 2002-07-10 |
JP3521872B2 true JP3521872B2 (ja) | 2004-04-26 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2000
- 2000-12-25 JP JP2000393683A patent/JP3521872B2/ja not_active Expired - Fee Related
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