JP3521797B2 - ポート接続制御装置 - Google Patents

ポート接続制御装置

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JP3521797B2
JP3521797B2 JP08764099A JP8764099A JP3521797B2 JP 3521797 B2 JP3521797 B2 JP 3521797B2 JP 08764099 A JP08764099 A JP 08764099A JP 8764099 A JP8764099 A JP 8764099A JP 3521797 B2 JP3521797 B2 JP 3521797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポートを介して接続
された機器等との通信制御を行うポート接続制御装置に
係わり、詳細には複数のアプリケーションからポート経
由でこれら機器等のデバイス情報のアクセスを制御する
ポート接続制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等のホス
トに通信装置等の周辺機器とポートを介して接続されて
いるものがある。この場合、ホストはポート接続制御装
置として、ポートを介して接続された機器等との通信制
御を行うことで、接続された周辺機器との間で通信情報
の送受信を行う。このようなポート接続制御装置と周辺
機器との接続技術に関して代表的なものに、米国電子工
業会(Electronic Industries Alliance:EIA)によ
って制定されたシリアルインタフェース規格であるRS
−232C(Recommended Standard 232C)がある。
【0003】近年、ホストの集積化技術の進歩等による
中央処理装置(Central ProcessingUnit:以下、CPU
と略す。)やメモリなどの半導体デバイスの高速化が著
しい。これにともない、ホストの処理内容や周辺機器と
の通信内容が複雑高度化かつ大容量化している。このよ
うな状況では、もはや規格上の最大転送速度が19.2
キロビット毎秒(kbps)のRS−232Cは、周辺
機器との通信容量の点でボトルネックとなっている。そ
こで、新たなシリアルインタフェース規格として最大転
送速度12メガビット毎秒(Mbps)のユニバーサル
シリアルバス(Universal Serial Bus:以下、USBと
略す。)が提案されている。
【0004】このUSBは、転送帯域を予め確保するこ
とでデータの遅延を回避してリアルタイム性が要求され
る音声や映像情報を転送するアイソクロナス転送や、大
量のデータを送るが転送帯域の確保が不要でデータ損失
が許されないようなモデムやターミナルアダプタ(Term
inal Adapter:以下、TAと略す。)などの通信情報を
転送するバルク転送など種々の転送方式が採用されてお
り、ホストとマルチメディア情報向けの周辺機器等との
接続方式に好適とされている。
【0005】図7は従来のポート接続制御装置が適用さ
れた情報処理システムの構成の概要を表わしたものであ
る。この情報処理システムでは、ポート接続制御装置1
0とUSBデバイス11がUSBケーブル12を介して
接続されている。ポート接続制御装置10では、図示し
ないメモリに格納された第1および第2のアプリケーシ
ョン131、132が、図示しないCPUによって実行処
理されるようになっている。これら第1および第2のア
プリケーション131、132は、それぞれのアプリケー
ション実行時に、このポート接続制御装置10に接続さ
れたUSBデバイス11に対してアクセスを行う。この
アクセスとしては、USBデバイス11へのリクエスト
に応じて、USBデバイス11への情報転送やUSBデ
バイス11からの情報取得などがある。
【0006】USBデバイス11へのアクセスは、第1
および第2のアプリケーション13 1、132それぞれか
らイベントの形態でリクエストが送出され、USBデバ
イス制御部14に入力される。USBデバイス制御部1
4は、USBホストコントローラ制御部15を介してU
SBポート16の制御を行うようになっており、このU
SBポート16にはUSBケーブル12が接続されてい
る。USBデバイス制御部14は、ポートイベント制御
部17を備えており、第1および第2のアプリケーショ
ン131、132それぞれからのイベントやUSBケーブ
ル12を介してUSBデバイス11から入力されたリク
エスト結果を内容ごとに振り分けて、各アプリケーショ
ンとUSBデバイス11との間でデータ送受信を制御す
る。
【0007】USBデバイス11は、USBポート18
と、USB制御部19と、メモリ20とを備えている。
USBポート18は、USBケーブル12に接続されて
いる。USB制御部19は、ポート接続制御装置10か
ら送信されたアプリケーションのリクエストをUSBポ
ート18経由で受信し、そのリクエストに応じてメモリ
20に蓄積された情報の送受信制御をUSBポート18
との間で行う。メモリ20には、図示しないUSBデバ
イス実行部によって処理された結果が格納される。例え
ばUSBデバイス11がTAである場合、着信情報がデ
バイス情報として順次格納される。
【0008】上述したようにUSBデバイス11のデバ
イス情報は、ポート接続制御装置10で処理される第1
および第2のアプリケーション131、132からのイベ
ントによってアクセスされる。これらイベントはUSB
デバイス制御部14によって管理される。
【0009】図8は図7に示したUSBデバイス制御部
14の構成要部を表わしたものである。ただし、図7に
示したポート接続制御装置と同一部分には同一符号を付
している。USBデバイス制御部14は、上述したポー
トイベント制御部17と、リクエスト結果受信専用パイ
プ21と、リクエスト送信専用パイプ22と、データキ
ューである通信データ受信専用パイプ23と通信データ
送信専用パイプ24とを備えている。ポートイベント制
御部17は、各アプリケーションからイベントが入力さ
れると、そのイベントがUSBデバイス11への制御用
リクエストコマンドであるか、あるいはUSBデバイス
11に対する通信データ送受用イベントであるかの判別
を行う。入力されたイベントが制御用リクエストである
と判別されたときには、そのリクエストコマンドをリク
エスト送信専用パイプ22に渡す。一方、入力されたイ
ベントが通信データ送受用イベントであると判別された
ときには、そのリクエストが通信データ送信リクエスト
の場合は通信データ送信専用パイプ24にそのデータを
渡し、通信データ受信リクエストの場合はリクエスト結
果受信専用パイプ21からデータを受信データとして取
得する。USBデバイス11との間でUSBポートを介
して情報送受を行うUSBホストコントローラ制御部1
5の制御内容に応じて、順次これらのパイプからUSB
ホストコントローラ制御部15との間でリクエストある
いは通信データの受け渡しを行う。
【0010】また、USBデバイス制御部14は、US
Bデバイス11から情報を受信したときには、USBポ
ート16およびUSBホストコントローラ制御部15を
介してこれを受信する。そしてこの情報が入力される
と、USBデバイス制御部14は、アプリケーションに
よって発行されたイベントに対する応答データである
か、あるいはUSBデバイス11からの受信用通信デー
タであるかの判別を行う。入力された受信情報がアプリ
ケーションによって発行されたイベントに対する応答デ
ータであると判別されたときには、その応答データをリ
クエスト結果受信専用パイプ21に渡す。一方、入力さ
れた受信情報がUSBデバイス11からの受信用通信デ
ータであると判別されたときには、通信データ受信専用
パイプ23にそのデータを渡す。
【0011】ポートイベント制御部17は、上述したよ
うにアプリケーションからの各イベントに対応して、各
送信専用パイプに振り分けるとともに、各受信専用パイ
プに格納された受信データを取り出してそのイベントを
発行したアプリケーションごとにその内容を引き渡す。
これによりポート接続制御装置10で実行される各アプ
リケーションとUSBポート16を介して接続されたU
SBデバイス11との間の情報送受を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このようなポート接続
制御装置は、オペレーティングシステム(Operating Sy
stem:以下、OSと略す。)と呼ばれる基本プログラム
によって、ユーザの各アプリケーションのデータやハー
ドウェア等の資源管理が行われる場合がある。このよう
なOSには、ポート接続制御用のライブラリが予め搭載
されている。通常、これらポート接続制御装置における
上述したようなポート接続制御にはこれらライブラリを
用いることで、開発工数の省略および信頼性の向上、互
換性の維持を図っている。このようなOSに用意されて
いるポート接続制御用ライブラリでは、USBポートを
仮想的にシリアル通信用に設けられたCOM(Communic
ation)ポートに見せて、アプリケーションごとにこの
COMポートを割り当てている。すなわち、COMポー
トが複数のアプリケーションに割り当てられないように
する。
【0013】図9はこのように一般的なOSでアプリケ
ーションごとにCOMポートが割り当てられている様子
をあらわしたものである。すなわち、各COMポートを
識別するためのポート番号25と、アプリケーション2
6とが1対1に対応付けられて登録されたテーブルが設
けられている。このようなテーブルを参照することによ
り、アクセス対象となるある特定のデバイスに対して、
複数のアプリケーションからアクセスされることを防止
して排他制御を行うことができる。図7に示したポート
接続制御装置10では、一般的にこのようなOSによっ
て用意されたポート接続制御用ライブラリによるポート
接続制御は、ポートイベント制御部17において行われ
ている。
【0014】したがって、従来のポート接続制御装置で
は通信を行う前には必ずCOMポートに対して“オープ
ン”処理を行って、仮想的にCOMポートと見なしてい
るUSBポートに接続されている各USBデバイスへの
アクセスを行っていた。すなわち、例えばUSBデバイ
スであるTAに対して仮想的なポートと見なしているC
OMポートをオープンして通信データの送受をしている
最中に、別のアプリケーションによってこのTAからの
着信情報を収集するといったデバイス情報の取得を行う
ことができなかった。これは、互換性や開発期間の短縮
のためOSの共通ライブラリなどを使用せざるを得ない
制約のもとでは、上述したマルチデータ転送を可能とす
るUSBの特徴を生かしきれないという問題があること
を意味する。
【0015】そこで本発明の目的は、アプリケーション
ごとにポートの排他制御が行われていても、別のアプリ
ケーションからこのポートをアクセスできるようにする
ことでマルチデータ転送を可能とするポート接続制御装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)それぞれ周辺デバイスが接続されている1ま
たは複数のポートと、(ロ)アプリケーションから周辺
デバイスそれぞれに対してデータの送信を要求するリク
エストをキューイングするリクエストキューと、(ハ)
リクエストに対応して周辺デバイスそれぞれから送信さ
れたリクエスト結果をキューイングするリクエスト結果
キューと、(ニ)アプリケーションごとにポートのいず
れかを対応付けることによって各アプリケーションにポ
ートを占有させこれらに接続されている周辺デバイスに
対するアプリケーションからの第1のリクエストをリク
エストキューにキューイングさせるとともにこの第1の
リクエストに対応してリクエスト結果キューにキューイ
ングされたリクエスト結果をアプリケーションに対して
通知するポートイベント制御手段と、(ホ)第1のリク
エストを送信したアプリケーションとは異なる別のアプ
リケーションからの周辺デバイスに対する第2のリクエ
ストをリクエストキューにキューイングさせるとともに
この第2のリクエストに対応してリクエスト結果キュー
にキューイングされたリクエスト結果を別のアプリケー
ションに対して通知する非ポートイベント制御手段と、
(ヘ)ポートイベント制御手段によってアプリケーショ
ンごとに対応付けられたポートを占有して周辺デバイス
とリクエストキューおよびリクエスト結果キューとの間
で第1および第2のリクエストおよびこれらに対応する
リクエスト結果を送受信するポート制御手段とをポート
接続制御装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項1記載の発明では、1また
複数のポートそれぞれに接続されている周辺デバイスと
の間で、アプリケーションによって要求されたデータ送
信リクエストをキューイングするリクエストキューと、
このリクエストに対応して周辺デバイスから送信された
リクエスト結果をキューイングするリクエスト結果キュ
ーとを設ける。ポートイベント制御手段でアプリケーシ
ョンごとにこれらポートのいずれかを対応付けることに
よって各アプリケーションにポートを占有させこれらに
接続されている周辺デバイスに対するアプリケーション
からの第1のリクエストをリクエストキューにキューイ
ングさせ、さらにこの第1のリクエストに対応してリク
エスト結果キューにキューイングされたリクエスト結果
をアプリケーションに対して通知させるようにする。ま
た、非ポートイベント制御手段で、第1のリクエストを
送信したアプリケーションとは異なる別のアプリケーシ
ョンからの周辺デバイスに対する第2のリクエストをリ
クエストキューにキューイングさせ、さらにこの第2の
リクエストに対応してリクエスト結果キューにキューイ
ングされたリクエスト結果をこの別のアプリケーション
に対して通知させるようにする。そしてポート制御手段
で、ポートイベント制御手段によってアプリケーション
ごとに対応付けられたポートを占有して周辺デバイスと
リクエストキューおよびリクエスト結果キューとの間で
第1および第2のリクエストおよびこれらに対応するリ
クエスト結果を送受信させるようにした。
【0018】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ポート接続制御装置で、非ポートイベント制御手段は第
1のリクエストを送信したアプリケーションとは異なる
複数の別のアプリケーションごとに設けられ、別のアプ
リケーションそれぞれからの周辺デバイスに対する第2
のリクエストをリクエストキューにキューイングさせる
とともにリクエスト結果キューにキューイングされたリ
クエスト結果を複数の別のアプリケーションのうち第2
のリクエストを送信したアプリケーションに対して通知
することを特徴としている。
【0019】すなわち請求項2記載の発明では、非ポー
トイベント制御手段を、第1のリクエストを送信したア
プリケーションとは異なる複数の別のアプリケーション
ごとに設け、それぞれ第1のリクエストを送信したアプ
リケーションとは異なる別のアプリケーションそれぞれ
からの周辺デバイスに対する第2のリクエストをリクエ
ストキューにキューイングさせ、リクエスト結果キュー
にキューイングされたリクエスト結果をこの第2のリク
エストを送信したアプリケーションに対して通知させる
ようにした。
【0020】請求項3記載の発明では、(イ)それぞれ
周辺デバイスが接続されている1または複数のポート
と、(ロ)周辺デバイスそれぞれに対して情報取得のリ
クエストをキューイングするリクエスト送信キューと、
(ハ)リクエスト送信キューにキューイングされたリク
エストに対応する周辺デバイスそれぞれからのリクエス
ト結果をキューイングするリクエスト結果受信キュー
と、(ニ)周辺デバイスそれぞれとの間の送受信データ
をキューイングする送受信データキューと、(ホ)アプ
リケーションごとにポートのうちのいずれかを排他的に
対応付けることによって各アプリケーションにこの対応
付けられたポートを占有させこれに接続された周辺デバ
イスに対するアプリケーションからのアクセス要求が周
辺デバイスに対する情報取得のリクエストか周辺デバイ
スとの間の通信データ送受信要求であるかを判別する判
別手段と、この判別手段によって周辺デバイスに対する
情報取得のリクエストであると判別されたときにはアク
セス要求をリクエスト送信キューに振り分け、判別手段
によって周辺デバイスとの間の通信データ送受信要求で
あると判別されたときには送受信データキューとアプリ
ケーションとの間で通信データを送受するとともに、リ
クエスト送信キューに振り分けられたアクセス要求に対
応してリクエスト結果受信キューにキューイングされて
いるリクエスト結果をアプリケーションに送信する第1
のリクエスト制御手段とを備えるポートイベント制御手
段と、(ヘ)アクセス要求を行ったアプリケーションと
は異なる別のアプリケーションからの周辺デバイスに対
する情報取得のリクエストをリクエスト送信キューにキ
ューイングさせるとともにこのリクエストに対応してリ
クエスト結果受信キューにキューイングされているリク
エスト結果を別のアプリケーションに送信する非ポート
イベント制御手段と、(ト)ポートイベント制御手段に
よってアプリケーションごとに対応付けられたポートを
占有して周辺デバイスとの間でリクエスト送信キュー、
リクエスト結果受信キューおよび送受信データキューに
キューイングされているリクエストおよびこれらに対応
するリクエスト結果および送受信データを送受信するポ
ート制御手段とをポート接続制御装置に具備させる。
【0021】すなわち請求項3記載の発明では、1また
複数のポートそれぞれに接続されている周辺デバイスと
の間で、ポートに接続された周辺デバイスに対して情報
取得のリクエストをキューイングするリクエスト送信キ
ューと、リクエスト送信キューにキューイングされたリ
クエストに対応する周辺デバイスからのリクエスト結果
をキューイングするリクエスト結果受信キューと、周辺
デバイスとの間の送受信データをキューイングする送受
信データキューとを設けている。そして、ポートイベン
ト制御手段により、アプリケーションごとにこれらポー
トのうちのいずれかを排他的に対応付けることによって
各アプリケーションにこの対応付けられたポートを占有
させ、判別手段によりこれに接続された周辺デバイスに
対するアプリケーションからのアクセス要求が周辺デバ
イスに対する情報取得のリクエストか周辺デバイスとの
間の通信データ送受信要求であるかを判別させ、第1の
リクエスト制御手段で、この判別手段によって周辺デバ
イスに対する情報取得のリクエストであると判別された
ときにはアクセス要求をリクエスト送信キューに振り分
け、判別手段によって周辺デバイスとの間の通信データ
送受信要求であると判別されたときには送受信データキ
ューとアプリケーションとの間で通信データを送受する
とともに、リクエスト送信キューに振り分けられたアク
セス要求に対応してリクエスト結果受信キューにキュー
イングされているリクエスト結果をアプリケーションに
送信するようにしている。また、非ポートイベント制御
手段で、アクセス要求を行ったアプリケーションとは異
なる別のアプリケーションからの周辺デバイスに対する
情報取得のリクエストをリクエスト送信キューにキュー
イングさせるとともにこのリクエストに対応してリクエ
スト結果受信キューにキューイングされているリクエス
ト結果を別のアプリケーションに送信するようにしてい
る。そして、ポート制御手段で、ポートイベント制御手
段によってアプリケーションごとに対応付けられたポー
トを占有して周辺デバイスとの間でリクエスト送信キュ
ー、リクエスト結果受信キューおよび送受信データキュ
ーにキューイングされているリクエストおよびこれらに
対応するリクエスト結果および送受信データを送受信さ
せるようにした。
【0022】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
ポート接続制御装置で、非ポートイベント制御手段はア
クセス要求を行ったアプリケーションとは異なる複数の
別のアプリケーションごとに設けられ、これら別のアプ
リケーションそれぞれからの周辺デバイスに対する情報
取得のリクエストをリクエスト送信キューにキューイン
グさせるとともにこのリクエストに対応してリクエスト
結果受信キューにキューイングされているリクエスト結
果を別のアプリケーションに送信することを特徴として
いる。
【0023】すなわち請求項4記載の発明では、アクセ
ス要求を行ったアプリケーションとは異なる複数の別の
アプリケーションごとに非ポートイベント制御手段を設
け、それぞれ各キューの振り分けを行わせるようにして
いる。
【0024】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項4記載のポート接続制御装置で、ポートはユニバーサ
ルシリアルバスのポートであることを特徴としている。
【0025】すなわち請求項5記載の発明では、ポート
をユニバーサルシリアルバスのポートにすることで、周
辺デバイスとの間の転送が高速となり、従来のポート接
続制御装置へも容易に適用することができる。
【0026】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
ポート接続制御装置で、周辺デバイスはターミナルアダ
プタであり、非ポートイベント制御手段における別のア
プリケーションはターミナルアダプタに保存されている
着信情報の取得を要求し取得した着信情報を表示するこ
とを特徴としている。
【0027】すなわち請求項6記載の発明では、ポート
イベント制御手段で従来のようにターミナルアダプタに
接続されているポートを占有して通信データの送受を行
う一方、このターミナルアダプタに保存されている着信
情報を別のアプリケーションによって取得できること
で、リアルタイム性に優れた着信監視を行うことができ
る。
【0028】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
ポート接続制御装置で、ポートと周辺デバイスとの間の
通信情報はマルチデータ転送されることを特徴としてい
る。
【0029】すなわち請求項7記載の発明では、マルチ
データ転送を採用するようにしたので、データ転送の効
率を大幅に向上させることができ、より複雑な通信制御
を可能とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
【0031】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0032】図1は本発明の一実施例におけるポート接
続制御装置が適用された情報処理システムの構成の概要
を表わしたものである。ただし、図7に示した従来のポ
ート接続制御装置が適用された情報処理システムと同一
部分には同一符号を付している。本実施例における情報
処理システムでは、ポート接続制御装置30とUSBデ
バイス11が、USBケーブル12を介して接続されて
いる。ポート接続制御装置30では、図示しないメモリ
に格納された第1および第2のアプリケーション1
1、132が、図示しないCPUによって実行処理され
るようになっている。これら第1および第2のアプリケ
ーション131、132は、それぞれのアプリケーション
実行時に、このポート接続制御装置30に接続されたU
SBデバイス11に対してアクセスを行う。このアクセ
スとしては、USBデバイス11へのリクエストに応じ
て、USBデバイス11への情報転送やUSBデバイス
11からの情報取得などがある。USBデバイス11へ
のアクセスは、第1および第2のアプリケーション13
1、132それぞれからイベントの形態でリクエストが送
出され、USBデバイス制御部31に入力される。US
Bデバイス制御部31は、USBホストコントローラ制
御部15を介してUSBポート16の制御を行うように
なっており、このUSBポート16にはUSBケーブル
12が接続されている。
【0033】USBデバイス制御部31は、ポートイベ
ント制御部17と、非ポートイベント制御部32と、リ
クエスト結果受信専用パイプ33と、リクエスト送信専
用パイプ34と、通信データ受信専用パイプ35と、通
信データ送信専用パイプ36とを備えている。ポートイ
ベント制御部17は、従来通り例えばOSによってポー
ト接続制御されている場合に、USBデバイスに接続さ
れているUSBポートを仮想的なCOMポートと見な
し、これとアプリケーションとを関連付けしてUSBデ
バイスに対するリクエストを制御することによって、ア
プリケーションごとにポートの排他制御を行う。非ポー
トイベント制御部32は、各アプリケーションごとに備
えられ、それぞれに対応するアプリケーションからのリ
クエストのみを制御する。ここでは、ポートイベント制
御部17は第2のアプリケーション132との間で、非
ポートイベント制御部32は第1のアプリケーション1
1との間で、それぞれイベントの形態で発行されたリ
クエストの制御をしている。
【0034】USBデバイス11は、USBポート18
と、USB制御部19と、メモリ20とを備えている。
USBポート18は、USBケーブル12に接続されて
いる。USB制御部19は、ポート接続制御装置30か
ら送信されたアプリケーションのリクエストをUSBポ
ート18経由で受信し、そのリクエストに応じてメモリ
20に蓄積された情報の送受信制御をUSBポート18
との間で行う。メモリ20には、図示しないUSBデバ
イス実行部によって処理された結果が格納される。例え
ばUSBデバイス11がTAである場合、着信情報がデ
バイス情報として順次格納される。
【0035】上述したようにUSBデバイス11のデバ
イス情報は、ポート接続制御装置30で処理される第1
および第2のアプリケーション131、132からのイベ
ントをによってアクセスされる。これらイベントはUS
Bデバイス制御部31によって管理される。
【0036】図2は図1に示したUSBデバイス制御部
31の構成要部を表わしたものである。ただし、図1に
示したポート接続制御装置と同一部分には同一符号を付
している。USBデバイス制御部31は、上述したポー
トイベント制御部17と、非ポートイベント制御部32
と、リクエスト結果受信専用パイプ33と、リクエスト
送信専用パイプ34と、データキューである通信データ
受信専用パイプ35および通信データ送信専用パイプ3
6とを備えている。リクエスト結果受信専用パイプ33
は、USBホストコントローラ15からリクエスト結果
が入力され、ポートイベント制御部17のみならず非ポ
ートイベント制御部32に対してもリクエスト結果を送
出する。リクエスト送信専用パイプ34は、ポートイベ
ント制御部17のみならず非ポートイベント制御部33
からのリクエストが入力される。通信データ受信専用パ
イプ35は、ポートイベント制御部17に対して受信し
た通信データを送出する。通信データ送信専用パイプ3
6は、ポートイベント制御部17からの送信用の通信デ
ータが入力される。
【0037】ポートイベント制御部17は、第2のアプ
リケーション132からイベントが入力されると、その
イベントがUSBデバイス11への制御用リクエストコ
マンドであるか、あるいはUSBデバイス11に対する
の通信データ送受用リクエストであるかの判別を行う。
入力されたイベントが制御用リクエストであると判別さ
れたときには、そのリクエストコマンドをリクエスト送
信専用パイプ34に渡す。一方、入力されたイベントが
通信データ送受用リクエストであると判別されたときに
は、そのリクエストが通信データ送信用リクエストであ
る場合には通信データ送信専用パイプ36にそのデータ
を渡し、通信データ受信用リクエストの場合はリクエス
ト結果受信専用パイプ21からデータを受信データとし
て取得する。USBデバイス11との間でUSBポート
を介して情報送受を行うUSBホストコントローラ制御
部15の制御内容に応じて、順次これらのパイプからU
SBホストコントローラ制御部15との間でリクエスト
あるいは通信データの受け渡しを行う。
【0038】非ポートイベント制御部32は、第1のア
プリケーション131からイベントが入力されると、そ
のイベントを制御用リクエストとしてリクエスト送信専
用パイプ34に渡す。また、非ポートイベント制御部3
2は、このリクエスト送信専用パイプ34に渡したリク
エストに対するリクエスト結果の受信が通知されたとき
には、リクエスト結果受信専用パイプ33からこのリク
エスト結果を取得し、第1のアプリケーション131
引き渡す。USBデバイス11との間でUSBポートを
介して情報送受を行うUSBホストコントローラ制御部
15の制御内容に応じて、順次これらのパイプからUS
Bホストコントローラ制御部15との間でリクエストの
受け渡しを行う。
【0039】USBデバイス制御部31は、USBデバ
イス11からの通信情報を受信したときには、USBポ
ート16およびUSBホストコントローラ制御部15を
介してこれを受信する。そしてこの情報が入力される
と、USBデバイス制御部31では、アプリケーション
によって発行されたイベントに対する応答データである
か、あるいはUSBデバイス11からの受信用通信デー
タであるかの判別を行う。入力された受信情報がアプリ
ケーションによって発行されたイベントに対する応答デ
ータであると判別されたときには、その応答データをリ
クエスト結果受信専用パイプ33に渡す。一方、入力さ
れた受信情報がUSBデバイス11からの受信用通信デ
ータであると判別されたときには、通信データ受信専用
パイプ34にそのデータを渡す。
【0040】なおUSBデバイス制御部31とUSBホ
ストコントローラ15との間およびUSBホストコント
ローラ15とUSBデバイス11との間は、それぞれリ
クエストやリクエスト結果、送受信データごとにどのア
プリケーションによって発行されたイベントのものであ
るかが対応付けられている。
【0041】ポートイベント制御部17および非ポート
イベント制御部32は、上述したようにアプリケーショ
ンからの各イベントを各送信専用パイプに振り分けると
ともに、各受信専用パイプに格納されたイベントを取り
出してそのイベントに対応したアプリケーションにその
内容を引き渡す。さらに本実施例におけるポート接続制
御装置では、第2のアプリケーション132がポートイ
ベント制御部17を介してポートオープンした状態であ
っても、非ポートイベント制御部32によりイベント管
理を行うようにしたので、直接リクエスト送信専用パイ
プ34およびリクエスト結果受信専用パイプ33に対す
るアクセスを行うことができ、第1のアプリケーション
131は第2のアプリケーション132によってポートが
排他制御されているUSBデバイスに対して、ポートオ
ープンすることなくアクセスすることができる。
【0042】図3はこのようなUSBデバイス制御部3
1における一連のイベント処理内容の概要を表わしたも
のである。まずUSBデバイス制御部31は、第1のア
プリケーション131あるいは第2のアプリケーション
132によってイベントが発行されたか否かを監視する
(ステップS40)。ここで、両アプリケーションから
も発行されたイベントがないと判別されたとき(ステッ
プS40:N)には、そのままイベント処理を終了する
(エンド)。一方、いずれかのアプリケーションからイ
ベントが発行されたと判別されたとき(ステップS4
0:Y)には、そのイベントが非ポート経由のイベント
であるか否かをチェックする(ステップS41)。この
非ポート経由とは、ポートイベント制御部17によって
アプリケーションごとのポートの排他制御を行わないア
プリケーションとして非ポートイベント制御部32によ
ってイベント処理を行うことを意味する。
【0043】ステップS41において、図2に示したU
SBデバイス制御部31でこのイベントが第1のアプリ
ケーション131から発行されたイベントであるときに
は非ポート経由のイベントであるものとして(ステップ
S41:Y)、そのイベントをリクエストとしてリクエ
スト送信専用パイプ34に送信する(ステップS4
2)。その後、このリクエストはUSBホストコントロ
ーラ制御部15に入力されて、USBポート16を介し
てUSBデバイス11にリクエスト発行される。このU
SBデバイス11は、USBポート18を介してこのリ
クエストを受信すると、USB制御部19で受信したリ
クエストに応じてメモリ20のデバイス情報の取得が行
われる。この取得されたデバイス情報は、USB制御部
19によってUSBデバイス11からポート接続制御装
置30に送信される。この送信結果は、USBホストコ
ントローラ制御部15によって第1のアプリケーション
131に対応するものであるとしてリクエスト結果受信
専用パイプ33に入力される。そして、非ポートイベン
ト制御部32は、これをリクエスト結果として取得(ス
テップS43)し、イベント発行元の第1のアプリケー
ション131に対してイベント結果を通知して(ステッ
プS44)、一連のイベント処理を終了する(エン
ド)。
【0044】ステップS41において、図2に示したU
SBデバイス制御部31でこのイベントが第2のアプリ
ケーション132から発行されたイベントであるときに
は非ポート経由ではなく、ポート経由のイベントである
ものと判断される(ステップS41:N)。そして、ポ
ートイベント制御部17は、このイベントが通信データ
送受用リクエストであるか、制御用リクエストであるか
否かの判別を行う(ステップS45)。このイベント
は、アプリケーションとの間で予め決められたフォーマ
ットでUSBデバイス制御部31と送受され、このイベ
ントが通信データ送受用リクエストであるか、制御用リ
クエストであるかを容易に判別できるようになってい
る。そして、これが制御用リクエストであると判別され
たとき(ステップS45:N)には、このリクエストを
リクエスト送信専用パイプ34に送信する(ステップS
42)。その後、このリクエストはUSBホストコント
ローラ制御部15によって取り出され、USBポート1
6を介してUSBデバイス11にリクエスト発行され
る。このUSBデバイス11は、USBポート18を介
してこのリクエストを受信すると、USB制御部19で
受信したリクエストに応じてメモリ20のデバイス情報
の取得が行われる。この取得されたデバイス情報は、U
SB制御部19によってUSBデバイス11からポート
接続制御装置30に送信される。この送信結果は、US
Bホストコントローラ制御部15によって第2のアプリ
ケーション132に対応するものであるとしてリクエス
ト結果受信専用パイプ33に取得される。そして、ポー
トイベント制御部17は、これをリクエスト結果として
取得(ステップS43)し、イベント発行元の第2のア
プリケーション132に対してイベント結果として通知
して(ステップS44)、一連のイベント処理を終了す
る(エンド)。
【0045】ステップS45で、ポートイベント制御部
17に入力されたイベントが、通信データ送受用リクエ
ストであると判別されたとき(ステップS45:Y)に
は、さらに通信データ送信用リクエストであるか通信デ
ータ受信用リクエストであるか否かの判別を行う(ステ
ップS46)。そこで、入力されたイベントが通信デー
タ受信用リクエストであると判別されたとき(ステップ
S46:Y)には、通信データ受信専用パイプ35から
受信データを取得し(ステップS47)、これをイベン
ト発行元の第2のアプリケーション132に対してイベ
ント結果として通知して(ステップS44)、一連のイ
ベント処理を終了する(エンド)。
【0046】ステップS46で、ポートイベント制御部
17に入力されたイベントが、通信データ送信用リクエ
ストであると判別されたとき(ステップS46:N)に
は、通信データ送信専用パイプ36に通信データを送信
して(ステップS48)、一連の処理を終了する(エン
ド)。
【0047】このように本実施例におけるポート接続制
御装置30は、従来のようにアプリケーションごとにポ
ートを関連付けて各アプリケーションからUSBデバイ
ス11に対するアクセスについて排他制御を行うポート
イベント制御部17とは別に、アプリケーションからの
制御用リクエストについてリクエスト送信専用パイプ3
4およびリクエスト結果受信専用パイプ33に対してア
クセスする非ポートイベント制御部32を設けるように
したので、ポートイベント制御部17を介してあるアプ
リケーションがアクセス中のUSBデバイスに対して、
従来のようなポートオープン処理を行うことなく、同一
USBデバイス11に対してアクセスできるようにな
る。したがって、USBポート間では、第2のアプリケ
ーションによってポート接続制御装置30がUSBデバ
イス11とデータ転送をしている最中に、第1のアプリ
ケーションによってポート接続制御装置30がUSBデ
バイス11とデータ転送を行うといったマルチデータ転
送が可能となる。
【0048】次に、本実施例におけるポート接続制御装
置の動作の把握を容易にするため、具体的な構成として
この本実施例におけるポート接続制御装置には、USB
デバイスとしてTAが接続されているものとして説明す
る。
【0049】図4は本実施例におけるポート接続制御装
置が適用される情報処理システムについてのより具体的
な構成の概要を表わしたものである。ただし、図1に示
す本実施例におけるポート接続制御装置が適用される情
報処理システムと同一部分には同一符号を付し、適宜説
明を省略する。この情報処理システムは、ポート接続制
御装置30とTA50がUSBケーブル12を介して接
続されている。ポート接続制御装置30は、図1に示す
ポート接続制御装置と同一であるため説明を省略する。
【0050】TA50は、USBポート18と、USB
制御部19と、メモリ51と、外部端子であるISDN
(Integrated Services Digital Network)ポート52
と、ISDN制御部53と、外部端子であるアナログポ
ート54と、アナログ制御部55とを備えている。IS
DNポート52には、図示しないISDN回線が接続さ
れ、同様に図示しないISDN網との間で通信情報の送
受を行うことができるようになっている。アナログポー
ト54には、図示しないアナログ電話が接続され、この
接続されたアナログ電話はISDNポート52を介して
図示しないISDN網との間で通信情報の送受を行うこ
とができるようになっている。ISDN制御部53は、
ISDNポート52を制御し、メモリ51への通信デー
タの格納やメモリ51からの読み出しを行って、ISD
N回線を介して通信を行う。アナログ制御部55は、ア
ナログポート54を制御し、メモリ51への通信データ
の格納やメモリ51からの読み出しを行って、ISDN
網を介して通信を行う。このようにTA50では、US
B制御部19によってメモリ51とポート制御装置30
との間でUSBポート18を介して情報の送受信が行わ
れ、このメモリ51を介してISDN回線を通じて各網
との通信を行うことができる。
【0051】ここでは、TA50がISDN回線を介し
てアナログ電話の着信情報をメモリ51に順次保存して
いるものとする。そして、ポート接続制御装置30で実
行される第2のアプリケーション132は、ポートイベ
ント制御部17によってポート経由でTA50に対して
USBポートをオープンし、TA50との間でデータ通
信を行っているものとする。また、ポート接続制御装置
30で実行される第1のアプリケーション131は、ポ
ート経由ではなく、非ポートイベント制御部32を介し
てTA50に接続されているアナログ電話回線の着信を
監視するアプリケーションであるものとする。
【0052】したがって、第2のアプリケーション13
2は、USBデバイス制御部31のポートイベント制御
部17によって、アプリケーションとUSBポートを仮
想的なCOMポートと見なしての関連付けが行われて、
TA50に対する排他制御が行われ、両者間で通信デー
タの送受を行っている。ここで、アナログ電話の着信を
監視すべく第1のアプリケーション131からTA50
のメモリ51に保存されている着信情報の取得を行うよ
うに、USBデバイス制御部31に対して情報取得のリ
クエストが発行されたものとする。
【0053】従来のポート接続制御装置の場合、USB
デバイス制御部31では、一旦第2のアプリケーション
132に対してポートオープンを解除させ、改めてこの
ポートと第1のアプリケーション131との間でポート
オープン処理を行ってから、TA50からメモリ51に
保存されている着信情報の取得を行うリクエストを送信
していた。しかし、本実施例におけるポート接続制御装
置では、第1のアプリケーション131からの情報取得
を要求するイベントがUSBデバイス制御部31に入力
されると、非ポートイベント制御部32によってこのイ
ベントが通信データの送受信パイプとは独立して動作す
るリクエスト送信専用パイプ34に送信される。この着
信情報取得のリクエストを受けたUSBホストコントロ
ーラ制御部15は、USBポート16を介してTA50
との間でメモリ51に格納された着信情報の取得処理を
行う。
【0054】図5はポート接続制御装置30のUSBホ
ストコントローラ制御部15とTA50のUSB制御部
19との間で行われる着信情報取得処理のシーケンスの
一例を表わしたものである。まず、上述したようにUS
Bデバイス制御部32のリクエスト送信専用パイプ34
から発行されたリクエストを受けたUSBホストコント
ローラ制御部15は、USBポート16を介してTA5
0に対して情報取得リクエスト60を発行する。これを
USBポート18経由で入力されたUSB制御部19
は、取得要求のあった情報の転送準備を行う。USBホ
ストコントローラ制御部15からは、その後要求した情
報の送信を要求する“IN”コマンド61 1が送信され
る。USB制御部19は、取得要求のあった情報の転送
準備が整わない間は、転送すべきデータのないことを示
す“NAK”コマンド621を返答する。この“NA
K”コマンド621を受けたUSBホストコントローラ
制御部15は、まだ転送準備が整わないことを認識し
て、所定の時間経過後再び“IN”コマンド612を送
出する。USBホストコントローラ制御部15は、取得
した情報が転送されるまで“IN”コマンド612〜6
Nを送出する。やがて、メモリ51に要求のあった情
報の転送準備が整ったときに、この着信情報をUSB制
御部19によりUSBポート18を介して受信データ6
2を取得する。
【0055】このように取得された受信データは、これ
に先立ってリクエスト送信専用パイプ34に送信された
リクエストに対するリクエスト結果であるとして、US
Bデバイス制御部31のリクエスト結果受信専用パイプ
33に送出され、そのリクエストの発行元である第1の
アプリケーション131に通知される。第1のアプリケ
ーション131は、このリクエスト結果を受けて着信の
監視情報の表示等を行う。
【0056】変形例
【0057】本実施例におけるポート接続制御装置で
は、非ポート経由の第1のアプリケーションが非ポート
イベント制御部32に対して、ポート経由の第2のアプ
リケーションがポートイベント制御部17に対して、そ
れぞれイベントを発行するようにしていた。本変形例に
おけるポート接続制御装置では、非ポート経由アプリケ
ーションが複数の場合のポート接続制御装置について
も、非ポート経由のアプリケーションごとに非ポートイ
ベント制御部を設けることで本実施例におけるポート接
続制御装置と同様に別のアプリケーションでポートオー
プンされているUSBデバイスに対してアクセスするこ
とができる。本変形例におけるポート接続制御装置の構
成は図1に示した本実施例におけるポート接続制御装置
の構成と同様であるが、USBデバイス制御部の構成が
異なる。
【0058】図6は本変形例におけるポート接続制御装
置のUSBデバイス制御部70の構成の概要を表わした
ものである。ただし、図2に示したUSBデバイス制御
部と同一部分には同一符号を付し、説明を省略する。こ
こでは、非ポート経由のアプリケーションとして第1お
よび第3のアプリケーション131、133とし、ポート
経由のアプリケーションとして第2のアプリケーション
132とする。このように本変形例におけるUSBデバ
イス制御部70では、第1のアプリケーション131
対応して第1の非ポートイベント制御部711が、第3
のアプリケーション133に対応して第2の非ポートイ
ベント制御部712がそれぞれ設けられている。第2の
アプリケーション132については、従来のUSBデバ
イス制御部と同様に、ポートイベント制御部17によっ
て1対1にアプリケーションごとにUSBポートを仮想
的なCOMポートと見なして、これを割り当てて排他制
御が行われている。第1および第2の非ポートイベント
制御部711、712の動作については本実施例における
非ポートイベント制御部32と同一である。リクエスト
結果受信専用パイプ33は、ポートイベント制御部17
のみならず第1および第2の非ポートイベント制御部7
1、712に対してもリクエスト結果を送出する。リク
エスト送信専用パイプ34は、ポートイベント制御部1
7のみならず第1および第2の非ポートイベント制御部
711、712からのリクエストが入力される。
【0059】USBデバイス制御部70とUSBホスト
コントローラ15との間およびUSBホストコントロー
ラ15とUSBデバイスとの間は、それぞれリクエスト
やリクエスト結果、送受信データごとにどのアプリケー
ションからのイベントのものであるかが対応付けられて
いる。したがって、本変形例におけるポート接続制御装
置の動作については本実施例と同様であるため説明を省
略する。
【0060】このように本実施例および本変形例におけ
るポート接続制御装置は、従来のようにアプリケーショ
ンごとにポートを関連付けて各アプリケーションからU
SBデバイス11に対するアクセスについて排他制御を
行うポートイベント制御部17とは別に、アプリケーシ
ョンごとにアプリケーションとポートとの関連付けを行
うことなく直接アプリケーションからのイベントをリク
エスト送信専用パイプ34およびリクエスト結果受信専
用パイプ33にアクセスする非ポートイベント制御部を
設けるようにしたので、互換性等のためにポートイベン
ト制御部によるポートの排他制御を行うアプリケーショ
ンとは異なる別のアプリケーションから、このポートオ
ープンされているUSBデバイスに対してもアクセスす
ることができるようになる。
【0061】なお本実施例および本変形例におけるポー
ト接続制御装置は、ポートを介して接続されるデバイス
をUSB方式によって接続されるUSBデバイスについ
て説明したが、これに限定されるものではない。マルチ
データ転送を採用するポート接続方式であれば、その種
類に限定されない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、従来のようにアプリケーションごとにポート
を関連付けて各アプリケーションから占有されているポ
ートを介して周辺デバイスに対するアクセスについて排
他制御を行うポートイベント制御手段とは別に、非ポー
トイベント制御手段を設けてアプリケーションとポート
との関連付けを行うことなく直接アプリケーションから
のイベントをキューイングするようにしたので、ポート
の排他制御を行ってあるアプリケーションからアクセス
している周辺デバイスに対して、これとは異なる別のア
プリケーションからもアクセスすることができるように
なる。
【0063】また請求項3記載の発明によれば、従来の
ようにアプリケーションごとにポートを関連付けて各ア
プリケーションから周辺デバイスに対するアクセスにつ
いて排他制御を行うポートイベント制御手段とは別に、
アプリケーションからの制御用リクエストについてリク
エスト送信キューおよびリクエスト結果受信キューに対
してアクセスする非ポートイベント制御手段を設けるよ
うにした。これにより、ポートの排他制御を行ってある
アプリケーションからアクセスしている周辺デバイスに
対して、これとは異なる別のアプリケーションからもア
クセスすることができるようになる一方、アクセス対象
となる周辺デバイスに対して同時に異なるアプリケーシ
ョンから通信データの送受が行われることがなく排他制
御の信頼性を維持させて、装置の簡素化も図ることがで
きる。
【0064】さらに請求項2または請求項4記載の発明
によれば、それぞれ請求項1または請求項3記載の発明
に対して、複数のアプリケーションごとに非ポートイベ
ント制御手段を設けて、それぞれアプリケーションごと
にアプリケーションとポートとの関連付けを行うことな
く直接アプリケーションからのイベントをキューイング
するようにした。これにより、従来のポートイベント制
御手段によるポートの排他制御に伴う、ポートオープン
処理を行うことなく、複数のアプリケーションから同一
デバイスに対してアクセスすることが可能となる。
【0065】さらに請求項5記載の発明によれば、ポー
トをユニバーサルシリアルバスのポートにすることで、
周辺デバイスとの間の転送が高速となり、従来のポート
接続制御装置へも容易に適用することができる。
【0066】さらにまた請求項6記載の発明によれば、
ポートイベント制御手段で従来のようにターミナルアダ
プタに接続されているポートを占有して通信データの送
受を行う一方、このターミナルアダプタに保存されてい
る着信情報を別のアプリケーションによって取得できる
ことで、リアルタイム性に優れた着信監視を行うことが
できる。
【0067】さらに請求項7記載の発明によれば、マル
チデータ転送を採用するようにしたので、データ転送の
効率を大幅に向上させることができ、より複雑な通信制
御を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるポート接続制御装置が適用さ
れた情報処理システムの構成の概要を示す構成図であ
る。
【図2】本実施例におけるポート接続制御装置のデバイ
ス制御部の構成要部を示す構成図である。
【図3】本実施例におけるデバイス制御部の一連のイベ
ント処理内容の概要を示す流れ図である。
【図4】本実施例におけるポート接続制御装置が適用さ
れた情報処理システムのより具体的な構成の概要を示す
構成図である。
【図5】ポート接続制御装置のUSBホストコントロー
ラ制御部とTAのUSB制御部との間で行われる着信情
報取得のシーケンスの一例を示すシーケンス図である。
【図6】本変形例におけるデバイス制御部の構成要部を
示す構成図である。
【図7】従来のポート接続制御装置が適用された情報処
理システムの構成の概要を示す構成図である。
【図8】従来のポート接続制御装置のデバイス制御部の
構成要部を示す構成図である。
【図9】従来のアプリケーションとUSBボートの間の
割り当て状況を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10、30 ポート接続制御装置 11 USBデバイス 12 USBケーブル 131〜133 第1〜第3のアプリケーション 14、31 USBデバイス制御部 15 USBホストコントローラ制御部 16、18 USBポート 17 ポートイベント制御部 171、172 第1、第2の非ポートイベント制御部 19 USB制御部 20、51 メモリ 21、33 リクエスト結果受信専用パイプ 22、34 リクエスト送信専用パイプ 23、35 通信データ受信専用パイプ 24、36 通信データ送信専用パイプ 32 非ポートイベント制御部 50 TA 52 ISDNポート 53 ISDN制御部 54 アナログポート 55 アナログ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−293641(JP,A) 特開 平7−325779(JP,A) 法林岳之,spotlight、 s pot 33 低価格、TA/DSU内蔵 ダイヤルアップルーター,DOS/V POWER REPORT,日本,株式 会社インプレス,1999年 8月,第9 巻、第8号,第255頁乃至第268頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/46 G06F 13/10 G06F 13/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ周辺デバイスが接続されている
    1または複数のポートと、 アプリケーションから前記周辺デバイスそれぞれに対し
    てデータの送信を要求するリクエストをキューイングす
    るリクエストキューと、 前記リクエストに対応して前記周辺デバイスそれぞれか
    ら送信されたリクエスト結果をキューイングするリクエ
    スト結果キューと、 アプリケーションごとに前記ポートのいずれかを対応付
    けることによって各アプリケーションに前記ポートを占
    有させこれらに接続されている周辺デバイスに対する前
    記アプリケーションからの第1のリクエストを前記リク
    エストキューにキューイングさせるとともにこの第1の
    リクエストに対応して前記リクエスト結果キューにキュ
    ーイングされたリクエスト結果を前記アプリケーション
    に対して通知するポートイベント制御手段と、 前記第1のリクエストを送信したアプリケーションとは
    異なる別のアプリケーションからの前記周辺デバイスに
    対する第2のリクエストを前記リクエストキューにキュ
    ーイングさせるとともにこの第2のリクエストに対応し
    て前記リクエスト結果キューにキューイングされたリク
    エスト結果を前記別のアプリケーションに対して通知す
    る非ポートイベント制御手段と、 前記ポートイベント制御手段によってアプリケーション
    ごとに対応付けられた前記ポートを占有して前記周辺デ
    バイスと前記リクエストキューおよびリクエスト結果キ
    ューとの間で前記第1および第2のリクエストおよびこ
    れらに対応するリクエスト結果を送受信するポート制御
    手段とを具備することを特徴とするポート接続制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記非ポートイベント制御手段は前記第
    1のリクエストを送信したアプリケーションとは異なる
    複数の別のアプリケーションごとに設けられ、前記別の
    アプリケーションそれぞれからの前記周辺デバイスに対
    する第2のリクエストを前記リクエストキューにキュー
    イングさせるとともに前記リクエスト結果キューにキュ
    ーイングされたリクエスト結果を前記複数の別のアプリ
    ケーションのうち前記第2のリクエストを送信したアプ
    リケーションに対して通知することを特徴とする請求項
    1記載のポート接続制御装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ周辺デバイスが接続されている
    1または複数のポートと、 前記周辺デバイスそれぞれに対して情報取得のリクエス
    トをキューイングするリクエスト送信キューと、 前記リクエスト送信キューにキューイングされたリクエ
    ストに対応する前記周辺デバイスそれぞれからのリクエ
    スト結果をキューイングするリクエスト結果受信キュー
    と、 前記周辺デバイスそれぞれとの間の送受信データをキュ
    ーイングする送受信データキューと、 アプリケーションごとに前記ポートのうちのいずれかを
    排他的に対応付けることによって各アプリケーションに
    この対応付けられたポートを占有させこれに接続された
    周辺デバイスに対する前記アプリケーションからのアク
    セス要求が前記周辺デバイスに対する情報取得のリクエ
    ストか前記周辺デバイスとの間の通信データ送受信要求
    であるかを判別する判別手段と、この判別手段によって
    前記周辺デバイスに対する情報取得のリクエストである
    と判別されたときには前記アクセス要求を前記リクエス
    ト送信キューに振り分け、前記判別手段によって前記周
    辺デバイスとの間の通信データ送受信要求であると判別
    されたときには前記送受信データキューと前記アプリケ
    ーションとの間で通信データを送受するとともに、前記
    リクエスト送信キューに振り分けられたアクセス要求に
    対応して前記リクエスト結果受信キューにキューイング
    されている前記リクエスト結果を前記アプリケーション
    に送信する第1のリクエスト制御手段とを備えるポート
    イベント制御手段と、 前記アクセス要求を行ったアプリケーションとは異なる
    別のアプリケーションからの前記周辺デバイスに対する
    情報取得のリクエストを前記リクエスト送信キューにキ
    ューイングさせるとともにこのリクエストに対応して前
    記リクエスト結果受信キューにキューイングされている
    前記リクエスト結果を前記別のアプリケーションに送信
    する非ポートイベント制御手段と、 前記ポートイベント制御手段によってアプリケーション
    ごとに対応付けられた前記ポートを占有して前記周辺デ
    バイスとの間で前記リクエスト送信キュー、前記リクエ
    スト結果受信キューおよび前記送受信データキューにキ
    ューイングされているリクエストおよびこれらに対応す
    るリクエスト結果および送受信データを送受信するポー
    ト制御手段とを具備することを特徴とするポート接続制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記非ポートイベント制御手段は前記ア
    クセス要求を行ったアプリケーションとは異なる複数の
    別のアプリケーションごとに設けられ、これら別のアプ
    リケーションそれぞれからの前記周辺デバイスに対する
    情報取得のリクエストを前記リクエスト送信キューにキ
    ューイングさせるとともにこのリクエストに対応して前
    記リクエスト結果受信キューにキューイングされている
    前記リクエスト結果を前記別のアプリケーションに送信
    することを特徴とする請求項3記載のポート接続制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記ポートはユニバーサルシリアルバスの
    ポートであることを特徴とする請求項1〜請求項4記載
    のポート接続制御装置。
  6. 【請求項6】 前記周辺デバイスはターミナルアダプタ
    であり、前記別のアプリケーションは前記ターミナルア
    ダプタに保存されている着信情報の取得を要求し取得し
    た着信情報を表示することを特徴とする請求項5記載の
    ポート接続制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ポートと前記周辺デバイスとの間の
    通信情報はマルチデータ転送されることを特徴とする請
    求項6記載のポート接続制御装置。
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