JP3521399B2 - 穿孔機用液体循環装置 - Google Patents

穿孔機用液体循環装置

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JP3521399B2
JP3521399B2 JP2000000718A JP2000000718A JP3521399B2 JP 3521399 B2 JP3521399 B2 JP 3521399B2 JP 2000000718 A JP2000000718 A JP 2000000718A JP 2000000718 A JP2000000718 A JP 2000000718A JP 3521399 B2 JP3521399 B2 JP 3521399B2
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英明 山下
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    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/02Devices for lubricating or cooling circular saw blades
    • B23D59/025Devices for lubricating or cooling circular saw blades the lubricating or cooling medium being applied through the mounting means of the tool, e.g. the tool spindle or hub

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート、岩
石等を穿孔する穿孔機に用いる穿孔機用液体循環装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】穿孔機は、被穿孔物であるコンクリー
ト、岩石等に切削穿孔を行うビットと、このビットを回
転させるためのビット駆動手段を有し、ビットをビット
駆動手段により回転させ、軸方向に移動させることによ
り穿孔を行うものである。従来より、この穿孔作業は、
通常、ビットに設けられた液体供給孔に冷却液として水
(以下、「冷却水」とする)を供給しながら行われてい
る。このような冷却水は、高速で回転するビットの切先
刃と被穿孔物との間に生じた摩擦熱を冷却するだけでな
く、ビットの回転を潤滑させ摩擦によるビットの切先刃
の消耗を減少させる等の効果をもたらすものである。さ
らに、冷却水は、穿孔機による切削穿孔により生じた大
量の切削屑を排出する効果も有している。
【0003】このような効果を有する冷却水は、通常、
作業現場の水道設備から供給されており、穿孔作業が終
了するまでの間にかなり多くの量が必要とされている。
その一方で、穿孔作業を行う作業現場によっては水道設
備の整っていない場合がある。このような現場で穿孔作
業を行う際でも冷却水は必要であるため、作業者は、バ
ケツやペール缶等の容器に、予め、冷却水として用いる
水を用意しておくものである。このとき用意される水に
ついては、作業現場の状態や運搬上の理由等により必要
最小限に制限されてしまうことが殆どである。
【0004】このように限られた量の冷却水を用いて穿
孔作業を行う場合には、限られた水量でより多くの穴を
あけなければならないために、必然的に各穴に使用でき
る冷却水量は極端に限られることになる。多くの場合に
は、作業可能なぎりぎりの冷却水量で作業を行っている
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業可
能なぎりぎりの冷却水量で穿孔を行う場合、ビットの切
先刃の切れ味が悪くなってしまうことがある。このた
め、作業時間が延びてしまい後々の作業行程に影響が生
じてしまう。また、この冷却水は使い捨てであるため、
殆どの場合、予め用意した必要最小限の水量では不足し
てしまう。冷却水が不足した場合には、作業現場から遠
く離れた水道設備のある場所まで補給しに行かなければ
ならない。このように、冷却水を補給している間は穿孔
作業を中断しなくてはならないため、作業効率が低下し
てしまう。
【0006】また、作業現場がビル等の高所である場合
には、水を補給する時間もさることながら、作業者の体
力が著しく消耗し、その上、重量物である補給した水を
運搬しなければならないため危険も伴うものである。ま
た、冷却水は穿孔作業中に生じる切削屑の排出も促して
おり、排出される冷却水は切削屑を含んだ懸濁液となっ
ている。このため穿孔作業は、作業現場の美化保全のた
めにも、この懸濁液を別の容器に回収しながら行ってお
り、この回収作業は非常に煩わしいものである。
【0007】そこで、本発明は、少量の冷却液しか用意
できない場合であっても、穿孔作業に不都合がでないよ
うにして冷却液の補給に伴う作業者の負担を軽減するこ
とができ、また、懸濁液の回収も行うことができる穿孔
機用液体循環装置を提供することを課題とする。
【0008】これらの課題を解決するために、本発明
は、ビットと、前記ビットを回転させるビット駆動手段
と、前記ビットに冷却液を供給する液体供給孔を備え、
前記ビットに冷却液を供給しつつ前記ビットを回転させ
ることにより被穿孔物へ切削穿孔を行う穿孔機に用い、
切削穿孔によって前記冷却液に切削屑の混入した懸濁液
を回収する懸濁液回収手段と、前記懸濁液に含まれる前
記切削屑を濾過することにより、これを再び冷却液とす
る懸濁液濾過手段と、前記懸濁液濾過手段により得た冷
却液を前記ビットに供給する冷却液供給手段と、を備
、前記懸濁液濾過手段は、濾過後の冷却液を貯留する
ための貯留槽と、前記貯留槽内に設置された、前記懸濁
液を濾過するための濾過タンクとを含んで成り、前記濾
過タンクは、懸濁液を流入させる排出路を挿入するため
の挿入口が設けられている蓋と、開口した上端部に切り
込みを有する本体と、この濾過タンク内に固定された袋
状のフィルタと、を含んで構成されていることを特徴と
する穿孔機用液体循環装置を提供するものである。ここ
で、冷却液とは、ビットの冷却等の目的でビットに供給
される液体であり、切削屑等を含まない、あるいは、ご
く微量の切削屑しか含まないものである。また、懸濁液
とは、切削穿孔による切削屑の混入した冷却液であり、
そのままでは冷却液としてビットに供給することに適さ
ないものである。
【0009】また、前記冷却液供給手段が、前記貯留槽
内に設置され、貯留した前記冷却液を前記ビットに供給
するポンプを含み、また、前記ポンプが、前記貯留槽内
の前記冷却液の液面に浮遊した状態で設けられ、前記液
面の近くの冷却液を前記ビットに送水するものであるこ
とが好ましい。
【0010】すなわち、本発明は、ビットに供給し、切
削屑を含んだ懸濁液を、回収し、濾過した後、冷却液と
して供給する手段を有しているため、冷却液を循環して
使用することができ、少量の冷却液で穿孔作業を行うこ
とが可能である。
【0011】さらに、前記冷却液供給手段が、前記ビッ
トの刃先を研磨するための砥粒を濾過後の冷却液に混入
する砥粒混入手段を含むことがより好ましい。
【0012】このように砥粒を冷却液に混入することに
より、ビットの刃先の切れ味が悪くなってしまった場合
でも、切れ味を回復させることが可能である。
【0013】また、穿孔機用液体循環装置の前記懸濁液
回収手段が、穿孔地点を囲むように設けた水受けパット
から排出路を介して懸濁液を回収するために使用される
真空ポンプを含み、前記真空ポンプは、前記貯留槽内を
大気圧より負圧にする構成とした。このように構成する
ことで、安定した懸濁液の回収を行うことが可能とな
る。
【0014】そして、穿孔機用液体循環装置は、前記懸
濁液回収手段により懸濁液を回収する排出路の一端に
は、懸濁液分散治具を備え、前記懸濁液分散治具が、有
底筒状に形成した筒状本体部と、この筒状本体部の底部
分から一定高さの位置に枝状に設けた分岐部とを有し、
前記分岐部は、有底筒状に形成されると共に、前記懸濁
液を流出するための開口部が形成されている構成とし
た。このように構成することで懸濁液がフィルタ内に均
等に分散させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る穿孔機用液体
循環装置の実施の一形態を、コンクリートの壁面に冷却
水を使用し切削穿孔作業を行うことを例として、図を適
宜参照しながら説明する。なお、本発明に係る穿孔機用
液体循環装置は、本実施の形態で説明するものに限定さ
れるものではない。
【0016】本実施形態に係る穿孔機用液体循環装置1
は、図1および図2に示すように、ビット駆動手段であ
るモータによって回転したビット2aによって被穿孔物
である壁Wに切削穿孔を行う穿孔機2に用いるものであ
り、切削穿孔の際にビット2aに供給した冷却水を循環
して使用することができる。
【0017】この穿孔機用液体循環装置1は、懸濁液を
回収し、後記懸濁液濾過手段に排出路(ホース9)を介
して送水する懸濁液回収手段と、懸濁液中の切削屑Sを
除去する懸濁液濾過手段と、懸濁液濾過手段により得た
冷却水をビット2aに供給路(透明ホース8)を介して
供給する冷却液供給手段と、を有している。さらに、冷
却液供給手段は、ビット2aの切先刃14(図3参照)
を研磨する砥粒を混入する砥粒混入手段である砥粒供給
装置7を供給路の途中に備えているものである。ここ
で、懸濁液とは、切削穿孔によって生じた切削屑Sを含
んだ冷却水である。
【0018】この穿孔機用液体循環装置1は、先ず、懸
濁液回収手段として穿孔地点を囲むように設けた水受け
パット3により懸濁液を回収し、懸濁液濾過手段にホー
ス9を介して送水する。次に、懸濁液濾過手段の一部で
ある濾過タンク4b内に、ホース9により懸濁液を流入
させ、濾過タンク4b内に設けたフィルタ18により濾
過し、切削屑Sを除去して得た冷却水を貯留槽4a内に
貯留させる。ここで、懸濁液濾過手段は、懸濁液を濾過
する濾過タンク4bと濾過後の冷却水を一旦貯留する貯
留槽4aよりなるものである。
【0019】さらに、貯留した冷却水は、貯留槽4a内
に設置された冷却液供給手段の一部である水中ポンプ5
によりビット2aに供給路(透明ホース8)を介して供
給される。このとき、冷却液供給手段に備えられた砥粒
供給装置7により、透明ホース8内に所定量の砥粒が供
給される構成である。
【0020】本実施の形態では、図3に示すように、ビ
ット2aと、ビット2aを軸まわりに回転駆動させる駆
動部である第一モータ2bと、ビット2aを軸方向に移
動させるための第二モータ(図示せず)を有し、両モー
タが外部に設けた制御部(図示せず)により制御される
穿孔機2を用いた。
【0021】このビット2aは一端にねじ溝を設けた円
筒形状であり、第一モータ2bから延出している回転軸
10と螺合し、この回転軸10の中途部にはビット2a
に冷却水を供給するための液体供給孔12が設けられて
いる。ここで、第二モータは第一モータ2aに付設して
おり制御部は外部に設置されている。このような穿孔機
2を、壁Wに固定した支柱11に取り付けることにより
固定する(図1参照)。
【0022】本実施形態の穿孔機用液体循環装置1は、
このような穿孔機2が穿孔作業を行う際に穿孔機2に取
り付けられて用いられるものであり、冷却水の供給路で
ある透明ホース8を、取り付け部材13を介してビット
2aの液体供給孔12に接合することにより取り付けら
れる。この透明ホース8から、冷却水の供給を行う。
【0023】[懸濁液回収手段]懸濁液回収手段である
水受けパッド3と排出路であるホース9のうち、水受け
パッド3は、支柱11によって固定された穿孔機2のビ
ット2aの切先刃14位置の周りを囲むように箱状に形
成され、壁Wに設置される。すなわち、第一モータ2b
側から壁Wを見た時に、箱型の水受けパッド3にビット
2aが挿入されているようになる。このように、ビット
2aの周囲を囲んでしまうことにより、切削穿孔時にビ
ット2aの回転により飛散する懸濁液を全て回収するこ
とが可能である。
【0024】また、ホース9は、水受けパッド3の下方
に設けられた冷却水を排出する排出口3aに接続されて
おり、壁Wの近傍の床Fに設置された貯留槽4a内の濾
過タンク4bと結合している(図1参照)。
【0025】[懸濁液濾過手段] 懸濁液濾過手段は、濾過後の冷却液を貯留するための貯
留槽4aと、前記貯留槽4a内に設置された、前記懸濁
液を濾過するための濾過タンク4bとを含んで構成さ
れ、さらに、懸濁液濾過手段の一部である濾過タンク4
bは、懸濁液を流入させる排出路(ホース9)を挿入す
るための挿入口が設けられている蓋と、開口した上端部
に切り込みを有する本体15と、この濾過タンク4b内
に固定された袋状のフィルタ18と、を含んで構成され
ている。そして、この濾過タンク4bは、図2(b)に
示すように、上部が開口し、開口した上端部にV字形状
の切り込み17を有した中空状の円柱である本体15
と、蓋16からなっている。切り込み17は、水受けパ
ッド3から濾過タンク4b内に流入した懸濁液が、切削
屑Sを濾過する不織布製のフィルタ18を通過して冷却
液となった後、濾過タンク4bから貯留槽4a内へ流出
するための流出口となっている(図2(a)参照)。
【0026】また、蓋16には、内側に袋状に形成され
たフィルタ18の開口部が着脱可能に取り付けられ、ま
た、略中央部に懸濁液を流入させるホース9を挿入する
ための挿入口が設けられている。ここで、本体15に蓋
16をした場合に、蓋16の挿入口から挿入されたホー
ス9の先端は、袋状に形成されたフィルタ18の袋の中
に位置するものであり、また、蓋16に取り付けられた
袋状のフィルタ18の容積は本体15の容積より大きい
ものとする。なお、袋状に形成したフィルタ18の容積
については、本発明の効果を損うことがなければ、特に
限定されるものではない。
【0027】このような濾過タンク4bは、本体15に
蓋16をし、挿入口にホース9を挿入した状態で使用さ
れるものであるが、本体15に切り込み17が設けられ
ていることから、濾過タンク4bが蓋16をしたままで
も冷却水を流出させることが可能である。また、この濾
過タンク4bは、貯留槽4a内に設置されている。この
ため、濾過により得られ、切り込み17より流出した冷
却水は、貯留槽4a内に流入して貯留することになる。
【0028】また、貯留槽4aには、ホース9の挿入
口、さらに、透明ホース8の挿入口を設けた蓋19を有
しており、蓋19をした状態で使用するものである。こ
のように蓋19をすることにより、貯留槽4a内の冷却
水への作業現場からの不純物の混入を防ぐものである。
ここで、この貯留槽4a内には冷却水をビット2aに供
給する冷却液供給手段の一部である水中ポンプ5が設置
されている。
【0029】[冷却液供給手段]この水中ポンプ5は浮
き6を付設しており、濾過タンク4bから貯留槽4a内
に流出した冷却水の水面mの近くに浮遊した状態で設け
られている。このため、水面m高さの上下の変動に伴っ
て、常に、水中ポンプ5は水面mの近くに位置すること
になる。このため、水中ポンプ5は、常に貯留槽4a内
に貯留した上方の冷却水を、透明ホース8を介してビッ
ト2aに送水するものである。
【0030】この透明ホース8を使用することにより冷
却水のにごりを確認することができ、濾過された冷却水
をビット2aへ確実に送水することができる。さらに、
透明ホース8を用いることにより、送水される冷却水が
にごってきた場合においてフィルタ18の取替え時期を
推察することができる。ここで、本実施の形態では、水
中ポンプ5を水面mの近くに浮遊する状態に設けている
が、これに限定されるものではなく、貯留槽4a内の冷
却水をビット2aに送水することが可能であれば水中ポ
ンプ5の設置位置は問われるものではない。例えば、水
中ポンプ5を貯留槽4a内の下方に設ける事もできる。
【0031】水中ポンプ5から送水される冷却水は、透
明ホース8を通ってビット2aに送水されるが、透明ホ
ース8の途中に設置された砥粒供給装置7により所定量
の砥粒を供給される。この時の砥粒の供給量はビット2
aの径等により適宜選択されるものである。
【0032】このように、砥粒を冷却水に供給し、ビッ
ト2aが砥粒を含んだ冷却水中を回転することにより、
ビット2aの切先刃14が研磨されビット2aの切れ味
を回復させることが可能である。このように、冷却液供
給手段は、水中ポンプ5と透明ホース8と、砥粒供給装
置7からなるものである。
【0033】このように、冷却水を循環して使用するこ
とにより、少量の水しか用意できない場合であっても、
穿孔作業が終了するまで充分量の冷却水を供給すること
が可能である。それにより、冷却水の不足のために作業
者が冷却水の補給を行う必要はなく、この補給作業に伴
う体力の消耗、重量物の運搬等の負担をなくすことがで
きる。また、懸濁液は回収・濾過されているため、作業
現場の美化保全にも役立つ。さらに、水道設備の整った
場所において使用した場合でも、冷却水として限られた
量の水しか使用しないため工費を抑えることが可能であ
る。
【0034】なお、本実施形態の穿孔機用液体循環装置
1では、懸濁液濾過手段に用いるフィルタ18として不
織布を使用しているが、これに限定されるものではな
く、切削屑Sを濾過することができるものであればフィ
ルタ18の材質等は問わない。また、このフィルタ18
は、濾過タンク4bに取り付けられる態様の他に、図5
に示すような、籠20によって支持される態様としても
良い。このような場合には、フィルタ18を通過した冷
却水がフィルタ18全体から貯留槽4a内に流出するも
のである。
【0035】また、本実施の形態では、被穿孔物を壁W
としたが、他の場所においても穿孔機用液体循環装置1
を用いることが可能である。例えば、図4に示すよう
に、被穿孔物が床Fである場合、ビット2aの周りに水
受けパッド3を設置し、水受けパッド3内に溜まった懸
濁液をポンプPによって汲み上げ、濾過タンク4b内に
導けば良い。ここで、ポンプPは水受けパッド3内に溜
まった懸濁液を、間欠的に汲み上げるものである。
【0036】ポンプPを間欠的に作動させるのは、ビッ
ト2aに設けられた液体供給孔12が小さく、ビット2
aに供給される冷却水量が少ない結果、水受けパッド3
に溜まる懸濁液の量がポンプPの汲み上げ量に対して充
分量ではないためである。すなわち、水受けパッド3に
溜まった懸濁液が充分量あるならば、これを連続的に汲
み上げても問題はないが、水受けパッド3に溜まる懸濁
液が充分量ではないために、ポンプPは懸濁液を汲み上
げると同時に空気も汲み上げてしまうことになってしま
う。このように、ポンプPに空気が入ることは、故障の
原因となる。このため、間欠的に汲み上げることによ
り、水受けパッド3内に懸濁液が充分量溜まった時に汲
み上げ、ポンプP内への空気の流入を防ぐものである。
【0037】このように、濾過タンク4bに導いた懸濁
液は、前記に示したとおり、冷却液供給手段により、冷
却水としてビット2aに供給されるものである。このよ
うに、被穿孔物がいかなる場所であっても、水受けパッ
ド3において集めた懸濁液を濾過タンク4b内に導くこ
とが可能であれば本発明を適用することが可能である。
【0038】このように構成される穿孔機用液体循環装
置1を用いて壁Wを切削穿孔した場合の冷却水の循環を
以下に説明する。予め、貯留槽4aに所定量の冷却水を
貯留しておく。第一モータ2bにより回転したビット2
aは、第二モータにより壁W側に向かって軸方向に移動
し穿孔を行う。このとき、貯留槽4a内に設置された水
中ポンプ5により供給された冷却水は、ビット2aと螺
合している回転軸10の供給孔12から切先刃14に達
する。この切先刃14に達した冷却水は、穿孔個所の冷
却、切先刃14とコンクリートの潤滑性の向上、穿孔に
よる切削屑Sの排出を促す役目等を果たしている。
【0039】冷却水はビット2aが壁Wを穿孔すること
によって生じる切削屑Sを含んで懸濁液となり、ビット
2aの周りを囲んでいる水受けパッド3内に留まり、重
力によって下方に集まる。この水受けパッド3が、ビッ
ト2aより下方に排出口3aを設けているため、下方に
集まった懸濁液は、自然に排出口3aから排出され、排
出路であるホース9を介して濾過タンク4bに流入す
る。
【0040】ここで、濾過タンク4bは本体15に蓋1
6がされている状態であり、懸濁液は蓋15に挿入され
たホース9を通って、濾過タンク4b内に固定された袋
状のフィルタ18内に流入するものである。フィルタ1
8内に流入した懸濁液は、フィルタ18を通過し、本体
15の切り込み17から貯留槽4a内に流出し、一旦貯
留される。このように、懸濁液がフィルタ18を通過す
る際、不織布の繊維の間隙より大きい懸濁液中の切削屑
Sは、フィルタ18を通過することが不可能である。こ
のため、懸濁液をフィルタ18に通過させることによっ
て殆どの切削屑Sを除去することができ、冷却水として
用いることが可能である。なお、フィルタ18について
は、濾過タンク4bの蓋16をあけることで、切削屑S
を回収したフィルタと未使用のフィルタとの取り替えを
容易に行うことが可能である。
【0041】フィルタ18を通過した冷却水は一旦貯留
槽4a内に貯留される。ここで、この貯留槽4a内に貯
留している冷却水は、濾過タンク4b内でフィルタ18
を通過することにより殆どの切削屑Sが除去され冷却水
として使用可能であるが、完全に切削屑Sが除去されて
はいない。これは、切削屑Sの中には微粒子も含まれて
おり、フィルタ18を通過可能なものもあるため、懸濁
液から切削屑Sを完全に除去することは難しいためであ
る。このため、冷却水を貯留槽4a内に一旦貯留するこ
とにより、未だ冷却水中に残留している微細な切削屑S
を貯留槽4a内の底部に沈殿させることができる。
【0042】このように貯留した冷却水は貯留槽4a内
に設置された水中ポンプ5によってビット2aに供給さ
れる。この際、前記のように水中ポンプ5は冷却水の水
面mの近くに浮いているものであり、水中ポンプ5は、
貯留槽4a内の上方のより切削屑S等の不純物が少ない
冷却水をビット2aに送水することになる。
【0043】水中ポンプ5によって送水された冷却水
は、透明ホース8を介して再びビット2aに供給され
る。ここで、冷却水は、透明ホース8の途中に設置され
た砥粒供給装置7により供給された砥粒とともにビット
2aに供給される。
【0044】つぎに、本発明に係る穿孔機用液体循環装
置の他の形態を、コンクリートの床面に冷却水を使用し
切削穿孔作業を行うことを例として、図6および図7を
適宜参照しながら説明する。なお、図1ないし図5で説
明した構成と同じ部材は、同じ符号を付して説明を省略
する。
【0045】図6に示すように、穿孔機用液体循環装置
30は、ビット2aおよび第1モータ2bを有する穿孔
機2と、懸濁液回収手段および懸濁液濾過手段ならびに
冷却液供給手段から構成されている。
【0046】懸濁液回収手段は、水受けパッド3からホ
ース(排出路)9を通して貯留槽32内に、その貯留槽
32の上部に取り付けたバキューム(真空ポンプ)33
を介して懸濁液を回収するように構成されている。バキ
ューム33は、貯留槽32内の空気を吸引口33aから
吸引して、貯留槽32外に排気口33bを介して排出す
るように構成されている。そして、そのバキューム33
の作動により、貯留槽32の気圧を大気圧より負圧に
し、水受けパッド3内の懸濁液(および空気)を貯留槽
32内に回収している。
【0047】また、バキューム33と、貯留槽内の水面
との間には、回収した懸濁液の濁りや対流を生じること
を抑制するための対流防止カバー34を取り付けてい
る。この対流防止カバー34は、貯留槽32内の水面m
に当接する位置あるいは、その水面mから一定距離間を
開けた位置に配置されている。この対流防止カバー34
は、バキューム33に懸濁液が吸引されないためのカバ
ーの役目も備えている。なお、バキューム33の能力お
よび調整により懸濁液の濁りや対流が、循環および濾過
の性能に影響しない場合は、対流防止カバー34を設置
する必要はない。
【0048】さらに、ホース9の濾過タンク内の開口部
は、袋状のフィルタ18内に配置されている。フィルタ
18は、その開口部分を窄めて、そのホースの開口部近
傍に取り付けており、図5で示すような支持手段である
籠20の内部に設置されている。
【0049】なお、図6では、ホース9の濾過タンク内
の開口部は、貯留槽32の水面mより下に水没した状態
で配置されているが、フィルタ18の開口部分を開口さ
せその上部で水面m上に配置する構成としても良い(開
口部をフィルタ18内に配置した状態で水面mより上に
配置しても良い)。
【0050】図6に示す構成の穿孔機用液体循環装置3
0の作用を説明する。第一モータ2bにより回転したビ
ット2aは、第二モータ(図示せず)により床面に向か
って軸方向に移動して穿孔作業を行う。このとき、貯留
槽32内の水中ポンプ5を作動させて冷却水を切先刃1
4(図3参照)に供給すると共に、バキューム33を作
動させて貯留槽32内の気圧を大気圧より負圧の状態と
する。貯留槽32内が負圧になると、水受けパット3内
に冷却水が供給されていれば穿孔による切削屑Sの混じ
り合った懸濁液が吸引されホース9を介してフィルタ1
8内に回収される。懸濁液が回収される際は、水受けパ
ット3の空気ごと回収される。そして、回収された空気
は、水面mから対流防止カバー34を介してバキューム
33の排気口33bから貯留槽32外に排気される。
【0051】貯留槽32内に回収された懸濁液は、図1
ないし図5で説明したように濾過され切削屑Sがフィル
タ18内に残留して除去され、再び冷却水として循環す
ることができる。そして、バキューム33を貯留槽と一
体に(内部に)設ける構成にすることで、穿孔機用液体
循環装置30の全体をコンパクトに構成することができ
る。
【0052】また、図7に示すように、穿孔機用液体循
環装置40のバキューム(真空ポンプ)43は、貯留槽
42とは分離した位置に配置する構成としても良い。す
なわち、貯留槽42は、その上部側に、フィルタ18を
水面mより上方位置に配置するように支持している。そ
して、貯留槽42のフィルタ18で懸濁液を濾過した濾
過水内には、水中ポンプ5が配置されている。
【0053】さらに、貯留槽42内で水面より上方に
は、バキューム43に接続されている吸引ホース44の
開口部44aが配置されている。この吸引ホースは、水
面mに浮かせて配置した安全弁44cを、案内部材44
bを介して開口部44aが開閉自在となるように有して
いる。そして、バキューム43は、吸引ホース44から
吸引口43aに吸引した空気を排気口43bから排気す
るように構成されている。
【0054】図7のように構成した穿孔機用液体循環装
置40を作動させると、バキューム43により吸引され
た貯留槽42内の大気を負圧にすることで、水受けパッ
ト3内の懸濁液や空気をホース9を介して貯留槽42の
フィルタ18側に吸引して回収する。フィルタ18内に
回収された懸濁液は、濾過されて貯留槽42の下方に溜
まる。そして、水中ポンプ5により懸濁液の濾過水を穿
孔機2に供給している。
【0055】このように穿孔機用液体循環装置40は、
バキューム43を貯留槽42と別体に構成することで、
貯留槽42の容量を変更するだけで安価に工事規模に応
じて対応することができる。
【0056】なお、図1ないし図7で示される各穿孔機
用液体循環装置の内、図8に示すように、貯留槽56
(4a等)の内部に配置されるホース9の先端をさらに
継ぎ手51を介して懸濁液分散治具50を接続する構成
にすると都合が良い。この懸濁液分散治具50は、懸濁
液をフィルタ内18に均等に分散してフィルタ18の目
詰まりの集中を回避するためのものである。また、質量
が大きな金属材料および非金属材料であっても体積が大
きいために質量が大きなものの両者を含む重量屑Gを、
あらかじめ回収するためのものでもある。
【0057】すなわち、懸濁液分散治具50は、中央に
形成した有底の筒状本体部52と、この筒状本体部52
の所定高さの位置(図面ではほぼ中段)に取り付けた複
数の分岐部53とから構成されている。各分岐部53
は、一旦筒状本体部52に流れ込んだ重量屑Gが、送り
込まれる懸濁液の流水速度により、底部分から舞い上が
らない程度の位置に取り付けられている。そして、各分
岐部53は、その筒状本体部52からハの字状に傾斜し
た状態で枝状に設けられ、内側(筒状本体部52側)に
複数の開口部53aが形成されている。さらに、開口部
53aの位置は、分岐部53の底部分より一定間隔上方
に位置されている。そして、各分岐部53は、筒状本体
部52の直径より小さな直径に形成されている。
【0058】懸濁液分散治具50を設置する場合は、そ
の筒状本体部52の底部分を貯留槽52の底に支持させ
た状態にすると共に、フィルタ18の中段位置に、円盤
状で一部がナイロンスクリーンの対流防止手段55を取
り付ける構成としている。この対流防止手段55は、ナ
イロンスクリーンがファイルタ18より10倍程度(1
50〜170μm)大きな網目を備えている。なお、貯
留槽56は、フィルタ18の開口部分を蓋と筐体の間に
挟持することでフィルタ18を支持するように構成され
ている。
【0059】つぎに、懸濁液分散治具50の作用を説明
する。図8に示すように、ホース9から懸濁液が送られ
てくると、はじめに筒状本体部52側に懸濁液が送り込
まれさらに分岐部53側に順次送られる。このとき、懸
濁液の内、質量が大きな金属材料および非金属材料であ
っても体積が大きな両者を含む重量屑Gが、筒状本体部
52の底部分に溜まる。そして、順次送られて来る懸濁
液に含まれる細かな切粉などの切削屑Sは、分岐部53
の開口部53aからフィルタ18側に送り出される。フ
ィルタ18内に送り出された懸濁液は、フィルタ18に
より切削屑Sが濾し取られ濾過された水が水中ポンプ5
により再び冷却液として供給される。
【0060】なお、フィルタ18を高さ方向で区切るよ
うに懸濁液分散治具50には対流防止手段55が取り付
けられているため、フィルタ18内で、ある程度生じる
対流により、懸濁液のうち粒子の細かい切削屑Sは、そ
のナイロンスクリーンを通過してフィルタ18の上部側
に送られフィルタ18により濾し取られる。また、粒子
の大きな切削屑Sは、対流防止手段55を超えることは
できず、対流防止手段55の下方に位置するフィルタ1
8の壁面側に吸着(濾し取る)されることになる。
【0061】
【発明の効果】以上に説明した本発明に係る穿孔機用液
体循環装置は、穿孔機に取り付けて用いられ、冷却水の
回収、濾過、供給手段を備える構成である。したがっ
て、少量の水を穿孔作業時に必要な充分量の冷却水とし
て供給することができるため穿孔効率が向上し作業時間
を短縮することができるとともに、水汲み作業に伴う体
力の消耗、また、重量物を運搬することによる危険等、
作業者の負担を軽減することができる。また、懸濁液を
回収・濾過しているために現場の美化保全にも役立つも
のである。さらに、供給する冷却水中に砥粒を混合する
ことによりビットの切先刃を研磨することができ、それ
により、穿孔効率がより向上し作業時間をさらに短縮す
ることができる。
【0062】また、懸濁液回収手段が真空ポンプを備え
ることにより、懸濁液を回収する場合に、その懸濁液の
回収経路の間にバキュウム(真空ポンプ)が介在するこ
とはないため、バキュウム(真空ポンプ)の内部を懸濁
液が通過することはなく、その真空ポンプの劣化を速め
ることはない。また、バキュウム(真空ポンプ)を使用
することで、水受けパットの位置から常に懸濁液を安定
して懸濁液濾過手段側に供給することができる。さら
に、バキュウム(真空ポンプ)を使用することで、水受
けパットとビットの位置の調整や、水受けパットの形状
が特に限定されることがないため都合が良い。
【0063】さらに、穿孔機用液体循環装置は懸濁液分
散手段を有する構成とすることで、フィルタの目詰まり
を均一化することができ、フィルタの使用寿命を向上さ
せることが可能となる。また、懸濁液に含まれる重量屑
は、その筒状本体部の底部分に回収できるため、フィル
タの早期劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穿孔機用液体循環装置の一実施形
態を示す概念図である。
【図2】(a)は、本実施の形態に用いた、貯留槽、濾
過タンク、水中ポンプの断面図であり、(b)は濾過タ
ンクの斜視図である。
【図3】穿孔時のビットの断面図である。
【図4】本発明に係る穿孔機用液体循環装置の他の実施
形態を示す概念図である。
【図5】フィルタを支持する籠を示す図である。
【図6】本発明に係る穿孔機用液体循環装置に真空ポン
プを使用した場合の実施形態を示す概念図である。
【図7】本発明に係る穿孔機用液体循環装置に真空ポン
プを使用した場合の他の実施形態を示す概念図である。
【図8】本発明に係る穿孔機用液体循環装置の懸濁液分
散治具を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・穿孔機用液体循環装置 2・・・穿孔機 2a・・・ビット 2b・・・第一モータ 3・・・水受けパッド 3a・・・排出口 4a・・・貯留槽 4b・・・濾過タンク 5・・・水中ポンプ 6・・・浮き 7・・・砥粒供給装置 8・・・透明ホース 9・・・ホース 10・・・回転軸 11・・・支柱 12・・・液体供給孔 13・・・取り付け部材 14・・・切先刃 15・・・本体 16・・・蓋 17・・・切り込み 18・・・フィルタ 19・・・蓋 20・・・籠 33,43・・・バキュウム(真空ポンプ) 50・・・懸濁液分散治具 52・・・筒状本体部 53・・・分岐部 53a・・・開口部 55・・・対流防止手段 56・・・貯留槽 G・・・重量屑 m・・・水面 P・・・ポンプ F・・・床 S・・・切削屑 W・・・壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B28D 7/02 B01D 23/06 (56)参考文献 特開 平6−170835(JP,A) 特開 平6−71638(JP,A) 特開 平5−76709(JP,A) 実開 平5−70911(JP,U) 実開 昭58−128008(JP,U) 実開 昭51−163753(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 11/00 B23Q 11/10 B23B 47/00 B28D 1/14 B28D 7/02 B01D 29/31

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビットと、前記ビットを回転させるビット
    駆動手段と、 前記ビットに冷却液を供給する液体供給孔を備え、前記
    ビットに冷却液を供給しつつ前記ビットを回転させるこ
    とにより被穿孔物へ切削穿孔を行う穿孔機に用い、 切削穿孔によって前記冷却液に切削屑の混入した懸濁液
    を回収する懸濁液回収手段と、前記懸濁液に含まれる前
    記切削屑を濾過することにより、これを再び冷却液とす
    る懸濁液濾過手段と、前記懸濁液濾過手段により得た冷
    却液を前記ビットに供給する冷却液供給手段と、を備
    前記懸濁液濾過手段は、濾過後の冷却液を貯留するため
    の貯留槽と、前記貯留槽内に設置された、前記懸濁液を
    濾過するための濾過タンクとを含んで成り、 前記濾過タンクは、懸濁液を流入させる排出路を挿入す
    るための挿入口が設けられている蓋と、開口した上端部
    に設けられている前記懸濁液の前記貯留槽への流出口と
    なる切り込みを有する本体と、この濾過タンク内に固定
    された袋状のフィルタと、 を含んで構成されてい ることを特徴とする、穿孔機用液
    体循環装置。
  2. 【請求項2】記冷却液供給手段が、前記貯留槽内に設
    置され、貯留した前記冷却液を前記ビットに供給するポ
    ンプを含むことを特徴とする、請求項1に記載の穿孔機
    用液体循環装置。
  3. 【請求項3】前記ポンプが、前記貯留槽内の前記冷却液
    の液面に浮遊した状態で設けられ、前記液面の近くの冷
    却液を前記ビットに送るものであることを特徴とする、
    請求項2に記載の穿孔機用液体循環装置。
  4. 【請求項4】前記冷却液供給手段が、前記ビットの刃先
    を研磨するための砥粒を濾過後の冷却液に混入する砥粒
    混入手段を含むことを特徴とする、請求項1ないし請求
    項3のいずれか一項に記載の穿孔機用液体循環装置。
  5. 【請求項5】前記懸濁液回収手段が、穿孔地点を囲むよ
    うに設けた水受けパットから排出路を介して懸濁液を回
    収するために使用される真空ポンプを含み、前記真空ポ
    ンプは、前記貯留槽内を大気圧より負圧にすることを特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載
    の穿孔機用液体循環装置。
  6. 【請求項6】前記懸濁液回収手段により懸濁液を回収す
    る排出路の一端には、懸濁液分散治具を備え、前記懸濁
    液分散治具は、有底筒状に形成した筒状本体部と、この
    筒状本体部の底部分から一定高さの位置に枝状に設けた
    分岐部とを有し、前記分岐部は、有底筒状に形成される
    と共に、前記懸濁液を流出するための開口部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一
    項に記載の穿孔機用液体循環装置。
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