JP7052211B2 - 汚液受取装置及び汚液受取方法 - Google Patents

汚液受取装置及び汚液受取方法 Download PDF

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Description

本発明は、タンク内の洗浄液を濾過処理する濾過装置が排出する汚液を受け取る汚液受取装置及び汚液受取方法に関する。
工作機械は工具を自動交換することで多種類の加工を実行する。工作機械は工具収納部と工具交換装置を備えている。工具収納部は複数種類の工具を工具ホルダに保持した状態で収納し、必要な工具を交換位置に送り出す。工具交換装置は交換位置で工具を受け取って次に主軸に装着する工具を交換位置に搬送し、該工具を工作機械の主軸に取付ける。
主軸は加工室の内部に位置している。加工室の内部には加工によって発生した切粉が存在する。切粉は主軸に取付ける前の工具ホルダに付着することがある。この場合、切粉の影響で、工具は主軸に対して正しく位置決めできない。例えば、工具は偏心した状態で回転し、加工精度が低下する。切粉の付着量が多い場合、工具は主軸に取付けできない。
このような問題を解決する為、工作機械は洗浄液(冷却液)を用いて工具を洗浄する。工作機械は、加工作業と工具交換の時、工具の内側と外側に洗浄液を噴出する。これによって、工具に付着している切粉を洗い落とす。工作機械は、使用済みの洗浄液を貯留するタンクを備え、タンク内の洗浄液を濾過処理した後、再び工具の洗浄に用いる。
例えば、特許文献1のクーラント清浄装置では、いわゆるトルネード式浄化装置を用いて浄化済クーラントの清浄度を向上させると共に、クーラント清浄装置本体への脱着が自在である密封容器に微小な異物を収容することで、当該異物の破棄作業を容易にすることが開示されている。
特開2005-34930号公報
しかし、特許文献1のクーラント清浄装置においては、トルネード式浄化装置が濾過する異物は液体を多く含むので、異物を収容する密封容器がすぐ満杯になる。従って、ユーザは頻繁に密封容器を手入れする必要があるので、メンテナンスが煩わしい。
また、特許文献1のクーラント清浄装置においては、トルネード式浄化装置から吐出した清浄度の低いクーラントを分離槽が収容し、油分を浮遊させつつスラッジを沈殿させることによって、清浄度の高いクーラントを回収している。
しかしながら、トルネード式浄化装置から吐出する低い清浄度のクーラントは勢い強く分離槽に流れ込むので、分離槽内でスラッジが舞い上がる。従って、清浄度の高いクーラントの回収は容易でない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、濾過処理の汚液を収容する収容部内の沈殿物が収容部に流れ込む汚液によって舞い上がることに起因する弊害を防ぐことができる汚液受取装置及び汚液受取方法を提供することを目的とする。また、収容部のメンテナンスの手間を軽減でき、かつ簡単な構造にて汚液から洗浄液を回収できる汚液受取装置及び汚液受取方法を提供することを目的とする。
本発明に係る汚液受取装置は、タンク内の洗浄液を濾過処理する濾過装置が排出する汚液を受け取る汚液受取装置において、前記タンク内の洗浄液中に位置し、前記汚液を収容する収容部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記収容部が前記タンク内の洗浄液中に位置するので、流れ込む洗浄液の勢いが抑制できる。従って、前記収容部内の沈殿物が舞い上がることを防ぐことができる。また、沈殿物がオーバーフローした場合でも、作業場が汚れない。
本発明に係る汚液受取装置は、前記収容部は網筒体であることを特徴とする。
本発明にあっては、前記収容部が網筒体であるので、汚液が含む液体が前記収容部の網を介してタンク内に流れ出す。従って、前記収容部に溜まった汚液を廃棄するメンテナンスの手間を軽減できる。
本発明に係る汚液受取装置は、前記濾過装置からの汚液を前記収容部内に案内する案内部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記案内部が前記濾過装置からの汚液を前記収容部内に案内する。
本発明に係る汚液受取装置は、前記案内部は、前記収容部の上方に位置し、筒状をなしており、内側面に沿って汚液を流して前記収容部に案内することを特徴とする。
本発明にあっては、前記濾過装置からの汚液が前記案内部の内側面に沿って流れ、前記収容部内に流れ込む。
本発明に係る汚液受取装置は、前記案内部は下部に向かって径が大きくなる円筒状であることを特徴とする。
本発明にあっては、前記濾過装置からの汚液が前記案内部の内側面に沿って上部から下部に向かって流れ、前記収容部内に流れ込む。
本発明に係る汚液受取装置は、前記案内部は、板状であり、前記収容部の内側に位置し、前記収容部の底面に対して傾いていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記濾過装置からの汚液が前記案内部に当たり、前記案内部の上面に沿って流れ、前記収容部内に流れ込む。
本発明に係る汚液受取装置は、前記収容部を覆っており、前記汚液が流れ込む流入開口を有する蓋を備え、前記案内部は前記流入開口の下方に位置し、相互対向する一対の対向板部を有する樋形状であり、前記収容部は前記対向板部の外側面と対向する位置に、汚液が流通する流通開口を有することを特徴とする。
本発明にあっては、前記濾過装置からの汚液が前記蓋の流入開口を介して前記収容部内に流れ込む。この際、前記案内部は斯かる汚液を受け、両端側の開口を介して前記収容部内に流す。前記収容部に沈殿物が過剰沈殿した場合、沈殿物は前記流通開口を介して収容部外にオーバーフローする。
本発明に係る汚液受取方法は、タンク内の洗浄液を濾過処理する濾過装置が排出する汚液を受け取る汚液受取方法において、前記タンク内の洗浄液中に位置する収容部が前記濾過装置からの汚液を収容することを特徴とする。
本発明にあっては、前記収容部が前記タンク内の洗浄液中に位置し、前記濾過装置からの汚液を収容する。従って、流れ込む洗浄液の勢いが抑制でき、前記収容部内の沈殿物が舞い上がることを防ぐことができる。
本発明によれば、流れ込む汚液によって濾過処理の汚液を収容する収容部内の沈殿物が舞い上がることによる弊害を防ぐことができる。また、収容部のメンテナンスの手間を軽減でき、かつ簡単な構造にて汚液から洗浄液を回収できる。
実施の形態1に係る工具洗浄装置の要部構成図である。 実施の形態1に係る汚液受取装置の付近を拡大して表示した模式図である。 実施の形態2に係る汚液受取装置を表す模式図である。 実施の形態3に係る汚液受取装置を表す模式図である。 実施の形態4に係る汚液受取装置を表す模式図である。 実施の形態5に係る汚液受取装置を表す模式図である。
以下、本発明に係る汚液受取装置を、工作機械の工具洗浄装置に適用した場合を例に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る工具洗浄装置の要部構成図である。実施の形態1に係る工具洗浄装置100は、タンク11と、スーパークリーンタンク(以下、SCタンクと言う)110と、第1ポンプ61と、第2ポンプ60とを備える。
タンク11は、工具の洗浄に供給すべき洗浄液、又は使用済みの洗浄液を貯留する。SCタンク110は、タンク11の洗浄液に濾過処理を施した高精度洗浄液を貯留する。
工具洗浄装置100は、タンク11内の洗浄液に対して一次的に濾過処理を施す第1フィルタ62を備えている。第1ポンプ61は、タンク11内の洗浄液を吸い上げ、第1フィルタ62に送る。
第2ポンプ60はSCタンク110内の高精度洗浄液を吸い上げ、加工室40内に送り出す。第2ポンプ60の吐出側は、加工室40内側の洗浄液ノズル30に接続している。第2ポンプ60は、SCタンク110内の高精度洗浄液を吸い上げ、洗浄液ノズル30から加工中の工具と加工物に噴射する。洗浄液は加工室40内で加工中の工具と加工物を洗浄・冷却する。
例えば、第1フィルタ62はサイクロン式濾過装置である。第1フィルタ62は、遠心分離処理によって洗浄液内の切粉等の汚物を取り除く。第1フィルタ62は、遠心分離処理を経て濾過された洗浄液を、第1流路81を介して貯留槽50に送る。第1流路81は、一端が第1フィルタ62に接続しており、他端が貯留槽50に接続している。第1流路81は、第2フィルタ66を有している。第1流路81は、第2フィルタ66と貯留槽50の間に逆止弁67を有している。第2フィルタ66は、第1フィルタ62で濾過された洗浄液に対して再び濾過処理を施す。
従って、タンク11の洗浄液は、第1フィルタ62での一次濾過処理後、第2フィルタ66にて二次濾過処理を経て貯留槽50に流れ込む。貯留槽50は、一次濾過処理と二次濾過処理を経た洗浄液(高精度洗浄液)を貯留する。
第1流路81には第2流路82が接続している。第2流路82は、一端が逆止弁67と貯留槽50の間に接続しており、他端が加工室40内の一方のノズル30に接続している。前記ノズル30は、第2フィルタ66での濾過処理を経た高精度洗浄液を工具と加工物に噴射する。第2流路82は第2流路弁69を備えている。従って、第2流路弁69を開けることによって、前記ノズル30へ高精度洗浄液を送ることができる。
貯留槽50は高精度洗浄液を貯留する。例えば、貯留槽50が満杯になると、高精度洗浄液は第4流路83を介してSCタンク110に流れ込む。第4流路83は、一端が貯留槽50に接続しており、他端がSCタンク110にて開口している。第4流路83は第4流路弁51を備えている。従って、第4流路弁51を開けることによって、貯留槽50からSCタンク110へ高精度洗浄液を送ることができる。
第2ポンプ60はSCタンク110内の高精度洗浄液を吸い上げ、第5流路84を介して、加工室40に送る。第5流路84は、一端が第2ポンプ60に接続しており、他端が加工室40内の他のノズル30に接続している。前記ノズル30は、第2ポンプ60が吸い上げた高精度洗浄液を工具と加工物に噴射する。第5流路84は第5流路弁68を備えている。従って、第5流路弁68を開けることによって、前記ノズル30へ高精度洗浄液を送ることができる。
加工室40は内部に、加工物を加工するための加工テーブル(図示略)を備えている。加工室40は内側に複数の前記ノズル30を備えており、ノズル30は第2流路82又は第5流路84が送る高精度洗浄液を加工室40内で加工中の工具と加工物に噴射する。洗浄液は工具と加工物を洗浄・冷却する。
第1フィルタ62は、遠心分離処理にて取り除いた汚物を含む汚液をドレンポッド63に送る。ドレンポッド63は、例えば、円筒形状をなしており、第1フィルタ62に接続する流入口631を有している。ドレンポッド63は流入口631を介して第1フィルタ62が吐出する汚液を受け入れて一時的に収容する。ドレンポッド63は、排出口632を介して汚液を排出する。ドレンポッド63の下側には汚液受取装置70が位置している。ドレンポッド63の排出口632は排出路85に接続している。排出路85は、一端がドレンポッド63の排出口632に接続しており、他端が汚液受取装置70に延びている。排出路85は排出口弁64を備えている。従って、排出口弁64を開けることによって、ドレンポッド63から汚液受取装置70へ汚液を排出できる。
図2は実施の形態1に係る汚液受取装置70の付近を拡大して表示した模式図である。汚液受取装置70は排出路85から流れ込む汚液を収容する収容部71を備えている。収容部71は切粉より小さい孔を有する網筒体である。例えば収容部71は円筒形状をなしており、上部の一面が開放口72であり、下部に底面73を有している。収容部71は、少なくとも下部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。望ましくは、収容部71の全体がタンク11の洗浄液中に浸かっていれば良い。
第1フィルタ62が吐出した汚液は、排出路85を介して汚液受取装置70(収容部71)に流入する。排出路85の他端851は収容部71の開放口72の付近にて開口しており、第1フィルタ62からの汚液は適確に収容部71内に入る。斯かる汚液は収容部71の底面73上に沈殿し、汚液が含む洗浄液は収容部71の網を介してタンク11内に流れる。従って、汚液中の洗浄液を回収できる。
汚液から回収できた洗浄液はタンク11に溜まり、第1ポンプ61が再び工具の洗浄・冷却に供給する。従って、収容部71に溜まった汚液を廃棄するメンテナンスの手間を軽減できる。
上述したように、収容部71は、一部又は全部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。従って、排出路85の他端851から汚液が収容部71に流入する際、汚液の勢いを抑えることができ、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。従って、収容部71内の沈殿物が舞い上がることにより、タンク11内の洗浄液が汚れる等の弊害を防止できる。
(実施の形態2)
図3は実施の形態2に係る汚液受取装置70を表す模式図である。図3Aは汚液受取装置70の模式的斜視図であり、図3Bは汚液受取装置70を図3Aの白抜き矢印方向から見た図である。
汚液受取装置70は排出路85から流れ込む汚液を収容する収容部71と、案内部74を備えている。案内部74は、第1フィルタ62からの汚液を収容部71に案内する。収容部71は切粉より小さい孔を有する網筒体である。例えば収容部71は円筒形状をなしており、上部の一面が開放口72であり、下部に底面73を有している。収容部71は、少なくとも下部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。望ましくは、収容部71の全体がタンク11の洗浄液中に浸かっていれば良い。
案内部74は、収容部71と同一径を有する円筒形状であり、上下の面を開放している。案内部74は収容部71の上方に位置し、案内部74と収容部71は同軸上に位置している。案内部74の下端縁は、収容部71の開放口72に連設している。案内部74は、内外を貫通する貫通孔75を設けており、貫通孔75に排出路85の他端851が接続している。
第1フィルタ62が吐出した汚液は、排出路85の他端851から案内部74内に流れ込み、案内部74は汚液を収容部71に案内する。図3Bにおける矢印は案内部74内における汚液の流れを示す。汚液は案内部74の内側面に沿って案内部74の周方向に流れ初め、徐々に収容部71に流れる。従って、排出路85の他端851から汚液が勢い強く収容部71内の沈殿物に落ちることを未然に防ぎ、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
汚液は案内部74の内側面に沿って流れ込んで収容部71の底面73上に沈殿し、汚液が含む洗浄液は収容部71の網を介してタンク11内に流れる。従って、汚液中の洗浄液を回収できる。汚液から回収した洗浄液はタンク11に溜まり、第1ポンプ61が再び工具の洗浄・冷却に供給する。従って、収容部71に溜まった汚液を廃棄するメンテナンスの手間を軽減できる。
上述したように、収容部71は、一部又は全部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。従って、排出路85の他端851から汚液が収容部71に流入する際、汚液の勢いを抑えることができ、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図4は実施の形態3に係る汚液受取装置70を表す模式図である。汚液受取装置70は排出路85から流れ込む汚液を収容する収容部71と、案内部74Aを備えている。案内部74Aは、第1フィルタ62からの汚液を収容部71に案内する。
案内部74Aは板形状をなしており、収容部71の上部の内側に位置している。案内部74Aは収容部71の底面73に対して傾けている。第1フィルタ62からの汚液は、排出路85の他端851から案内部74A内に向けて流れ落ちる。案内部74は斯かる汚液をその上面741に沿って下方(収容部71)に流すことにより、収容部71に案内する。図4における矢印は案内部74Aの案内による汚液の流れを示す。従って、排出路85の他端851から汚液が勢い強く収容部71内に落ちることを未然に防ぎ、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
収容部71は切粉より小さい孔を有する網筒体である。例えば収容部71は円筒形状をなしており、開放口72と底面73を有している。収容部71は、少なくとも下部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。望ましくは、収容部71の全体がタンク11の洗浄液中に浸かっていれば良い。
第1フィルタ62が吐出した汚液は、排出路85を介して汚液受取装置70に流入する。排出路85の他端851は収容部71の開放口72の付近であって、案内部74Aの上方にて開口している。第1フィルタ62からの汚液は排出路85の他端851から案内部74Aの上面741上を流れて収容部71内に貯まる。汚液は収容部71の底面73上に沈殿し、汚液が含む洗浄液は収容部71の網を介してタンク11内に流れる。従って、汚液中の洗浄液を回収できる。回収した洗浄液はタンク11に溜まり、第1ポンプ61が再び工具の洗浄・冷却に供給する。従って、収容部71に溜まった汚液を廃棄するメンテナンスの手間を軽減できる。
上述したように、収容部71は、一部又は全部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。従って、排出路85の他端851から汚液が収容部71に流入する際、汚液の勢いを抑えることができ、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
図5は実施の形態4に係る汚液受取装置70を表す模式図である。図5Aは汚液受取装置70の模式的斜視図であり、図5Bは汚液受取装置70を図5Aの白抜き矢印方向から見た図である。図5Bにおいては、便宜上、排出路85を一点鎖線にて示している。
汚液受取装置70は排出路85から流れ込む汚液を収容する収容部71と、案内部74Bを備えている。案内部74Bは、第1フィルタ62からの汚液を収容部71に案内する。収容部71は切粉より小さい孔を有する網筒体である。収容部71は開放口72と底面73を有している。収容部71は、少なくとも下部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。望ましくは、収容部71の全体がタンク11の洗浄液中に浸かっていれば良い。
案内部74Bは、下端縁が収容部71と同一径を有し、上方から下方に向けて径が拡大する円筒形状である。すなわち、案内部74Bは漏斗形状であり、上下の面を開放している。案内部74Bは収容部71の上方に位置し、案内部74Bと収容部71は同軸上に位置している。案内部74Bの下端縁は、収容部71の開放口72に連設している。案内部74Bは内外を貫通する貫通孔75を中上部に設けており、貫通孔75に排出路85の他端851が接続している。
第1フィルタ62が吐出した汚液は、排出路85の他端851から案内部74B内に流れ込み、案内部74Bは汚液を収容部71に案内する。図5Bにおける矢印は案内部74B内における汚液の流れを示す。汚液は案内部74Bの内側面に沿って案内部74Bの周方向に流れ初め、図5Bに示すように渦巻き状に収容部71方に流れる。従って、排出路85の他端851から汚液が勢い強く収容部71内に落ちることを未然に防ぎ、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
汚液は案内部74Bの内側面に沿って流れ込んで収容部71の底面73上に沈殿し、汚液が含む洗浄液は収容部71の網を介してタンク11内に流れる。従って、汚液中の洗浄液を回収できる。汚液から回収した洗浄液はタンク11に溜まり、第1ポンプ61が再び工具の洗浄・冷却に供給する。従って、収容部71に溜まった汚液を廃棄するメンテナンスの手間を軽減できる。
収容部71は、一部又は全部がタンク11の洗浄液中に浸かっているので、排出路85の他端851から汚液が収容部71に流入する際、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
以上においては、収容部71が円筒形状である場合を例に挙げて説明したが、これに限るものでない。例えば、四角筒形状であっても良く、三角筒形状であっても良い。この際、案内部74,74Bは、収容部71と同形状にすれば良い。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態5)
図6は実施の形態5に係る汚液受取装置70を表す模式図である。
汚液受取装置70は排出路85から流れ込む汚液を収容する収容部71と、案内部74Cを備えている。案内部74Cは、第1フィルタ62からの汚液を収容部71に案内する。収容部71は切粉より小さい孔を有する網筒体である。例えば収容部71は四角筒形状をなしている。収容部71は上部の一面を開放しており、下部に底面73を有している。収容部71は、少なくとも下部がタンク11の洗浄液中に浸かっている。望ましくは、収容部71の全体がタンク11の洗浄液中に浸かっていれば良い。
汚液受取装置70は蓋77を備えている。蓋77は矩形の板形状をなしており、収容部71の上方の一面を覆っている。蓋77は厚み方向に貫通する矩形の流入開口771を有している。蓋77の上方には排出路85の他端851が位置しており、流入開口771を介して汚液が収容部71内に流れ込む。流入開口771の下方には案内部74Cが位置している。尚、排出路85の他端851と蓋77が接続し、流入開口771は排出路85(他端851)の水平断面と同形状に形成し、排出路85の他端851と流入開口771の間の隙間を塞ぐように形成するのが望ましい。
案内部74Cは対向する2つの開口端744,744を有する樋形状を有している。案内部74Cは蓋77と略平行である矩形の扁平板部741を有する。扁平板部741は流入開口771に対応する大きさを有する。案内部74Cは扁平板部741の対向する2つの辺から扁平板部741に交差する方向の上向きに延びる一対の対向板部742,742を有している。対向板部742,742は内側面が相互対向している。対向板部742,742の下部縁は扁平板部741に連設しており、対向板部742,742の上部縁は流入開口771に連設している。
第1フィルタ62が吐出した汚液は、排出路85の他端851から流入開口771を介して案内部74C内に流れ込み、案内部74Cは汚液を収容部71に案内する。図6における矢印は案内部74Cの案内による汚液の流れを示す。汚液は案内部74Cの扁平板部741に当たって扁平板部741に沿って流れ、開口端744,744を介して案内部74Cの外側に流れ出る。従って、排出路85の他端851からの汚液の落下距離を減らす。これにより、汚液が勢い強く収容部71内に落ちることを未然に防ぎ、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
汚液は案内部74Cを介して流れ込んで収容部71の底面73上に沈殿し、汚液が含む洗浄液は収容部71の網を介してタンク11内に流れる。従って、汚液中の洗浄液を回収できる。汚液から回収した洗浄液はタンク11に溜まり、第1ポンプ61が再び工具の洗浄・冷却に供給する。従って、収容部71に溜まった汚液を廃棄するメンテナンスの手間を軽減できる。
収容部71は、一部又は全部がタンク11の洗浄液中に浸かっているので、排出路85の他端851から汚液が収容部71に流入する際、収容部71内の沈殿物が舞い上がることを防止できる。
収容部71は案内部74Cの対向板部742,742の外側面と斜めに対向する位置に流通開口76を夫々有している。収容部71内の沈殿物は流通開口76,76を介して収容部71の外側に流れ出すことが可能である。例えば、収容部71に沈殿物が過剰沈殿している場合、沈殿物は流通開口76,76を介して収容部71の外側にオーバーフローする。従って、過剰沈殿によって沈殿物が流入開口771を介して蓋77上に盛り上がることにより、作業場が汚れる等の弊害を防止できる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
11 タンク
30 ノズル
62 第1フィルタ(濾過装置)
70 汚液受取装置
71 収容部
74,74A,74B,74C 案内部
77 蓋
76 流通開口
100 工具洗浄装置
110 スーパークリーンタンク

Claims (5)

  1. タンク内の洗浄液を遠心分離処理して固液分離を行う遠心分離装置が排出する汚液を受け取る汚液受取装置において、
    前記遠心分離装置が排出する汚液を、前記タンク内の洗浄液中に位置し、前記汚液を収容する収容部側に送る排出路と、
    前記排出路から流入する汚液の勢いを抑えて前記収容部内に案内する案内部とを備え、
    前記案内部は、前記収容部の上方に位置し、下部に向かって径が大きくなる円筒状をなしており、内側面に沿って汚液を流して前記収容部に案内することを特徴とする汚液受取装置。
  2. タンク内の洗浄液を遠心分離処理して固液分離を行う遠心分離装置が排出する汚液を受け取る汚液受取装置において、
    前記遠心分離装置が排出する汚液を、前記タンク内の洗浄液中に位置し、前記汚液を収容する収容部側に送る排出路と、
    前記排出路から流入する汚液の勢いを抑えて前記収容部内に案内する案内部と、
    前記収容部を覆っており、前記汚液が流れ込む流入開口を有する蓋とを備え、
    前記案内部は前記流入開口の下方に位置し、相互対向する一対の対向板部を有する樋形状であり、
    前記収容部は前記対向板部の外側面と対向する位置よりも下方へずれた位置に、汚液が流通する流通開口を有することを特徴とする汚液受取装置。
  3. 前記収容部は網筒体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の汚液受取装置。
  4. タンク内の洗浄液を遠心分離処理して固液分離を行う遠心分離装置が排出する汚液を受け取る汚液受取方法において、
    前記遠心分離装置が排出する汚液を、排出路が前記タンク内の洗浄液中に位置する収容部側に送り、
    前記収容部の上方に位置し、下部に向かって径が大きくなる円筒状をなす案内部が内側面に沿って汚液を流して前記排出路から流入する汚液の勢いを抑えて前記収容部内に案内し、
    前記収容部が前記案内部からの汚液を収容することを特徴とする汚液受取方法。
  5. タンク内の洗浄液を遠心分離処理して固液分離を行う遠心分離装置が排出する汚液を受け取る汚液受取方法において、
    前記遠心分離装置が排出する汚液を、排出路が、前記タンク内の洗浄液中に位置し、前記汚液が流れ込む流入開口を有する蓋に覆われた収容部側に送り、
    前記流入開口の下方に位置し、相互対向する一対の対向板部を有する樋形状の案内部が前記排出路から流入する汚液の勢いを抑えて前記収容部内に案内し、
    前記収容部が、前記案内部からの汚液を収容し、
    前記収容部にて前記対向板部の外側面と対向する位置よりも下方へずれた位置に設けられた流通開口を介して汚液が流通することを特徴とする汚液受取方法。
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