JP3521319B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP3521319B2
JP3521319B2 JP26173094A JP26173094A JP3521319B2 JP 3521319 B2 JP3521319 B2 JP 3521319B2 JP 26173094 A JP26173094 A JP 26173094A JP 26173094 A JP26173094 A JP 26173094A JP 3521319 B2 JP3521319 B2 JP 3521319B2
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文輝 新宮
賢一郎 玉城
圭右 井上
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フオスター電機株式会社
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    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers
    • H04R9/063Loudspeakers using a plurality of acoustic drivers
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    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦割り円筒状の振動板
を具備した高音用又は中音用スピーカに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のスピーカには、図17に示
した特公昭32−7807号の第1図の様に、翼状振動
板の中心部を駆動する構成としたスピーカがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種翼状振動板を有するスピーカにあっては、比較的長
方形の振動板であるとともに、振動板の外縁の固着点が
駆動点よりも高い位置に配置されているので、長さ方向
の振動バランスが取り難く、横方向にアンバランス振動
を発生し易いという問題があった。また、このような翼
状振動板を有するスピーカにあっては、磁気回路の磁気
空隙を比較的大きく採らないと、ボイスコイルが横振れ
して、ギヤップ擦れして、歪み音を発生するという問題
もあった。
【0004】そこで、本発明は、このような従来の翼状
振動板を有するスピーカが有していた課題を解決するた
めに、縦割り円筒状振動板を並列に配列形成した接合部
の中間の駆動点を、その端縁を磁気回路のトッププレー
トの高さと同じ高さの位置まで延長して固着し、振動の
バランスの向上を図ることを目的とし、大きな電気入力
に対しても、振動系の横振れを発生させなくすることが
できるとともに、高い電気音響変換能率を有し、製造段
階で、振動板と駆動部を別体に製造しておき、組み立て
時に一体に結合する利便を有するスピーカを提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明の構成を、実施例に対応する図1及び図2を用い
て説明すると、本第1発明は、縦割り円筒状の振動板
1,2を並列に一体に配置して形成し、前記振動板1,
2の隣接した直辺部1a,2aを連結した接合部12線
上に、駆動ボイスコイルボビン4の先端の対向部4a,
4aを取り付け固着し、前記振動板1,2の端縁1e,
2eを、円環状磁気空隙6bを形成した磁気回路6のト
ッププレート7に取り付けたフレーム8に、前記接合部
12の高さと同位置あるいは、それより低い位置まで延
長して、フレーム8に固着したスピーカである。
【0006】第2発明は、前記第1発明のスピーカにお
いて、振動板1,2の隣接した直辺部1a,2aを連結
した接合部12線上において、前記駆動ボイスコイルボ
ビン4の先端の対向部4a,4aを、接合部12の中心
より偏って取り付け固着したスピーカである。
【0007】第3発明は、前記第1又は第2発明のスピ
ーカにおいて、振動板1,2の隣接した直辺部1a,2
aを連結した接合部12線上において、直径の等しい複
数の駆動ボイスコイルボビン4,4’の先端の対向部4
a,4a’を、接合部12線上に中心対称的に直列的に
取り付け固着したスピーカである。
【0008】第4発明は、前記第1又は第2発明のスピ
ーカにおいて、振動板1,2の隣接した直辺部1a,2
aを連結した接合部12線上において、直径の異なる複
数の駆動ボイスコイルボビン4,4''の先端の対向部4
a,4a''を、直列的に取り付け固着したスピーカであ
る。
【0009】第5発明は前記第1乃至第4発明のいずれ
かに記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振動
板1,2を閉鎖した円周的に並列に一体に配置して形成
し、その隣接した直辺部1a,2aを連結して接合部1
2を形成してフレーム8を組合わせた振動部9と、駆動
ボイスコイル14を具備した磁気回路6を含む駆動部2
6とをそれぞれ別体で構成し、両者を一体に接合する構
成のスピーカである。
【0010】第6発明は、前記第1乃至第5発明のいず
れかに記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振
動板101,102,103,104を閉鎖した円周的
に並列に一体に配置して形成し、その隣接した直辺部1
01a,102a,103a,104aを連結して接合
部112,123,134,114を形成する振動板1
01,102,103,104を一体の素材で成形した
スピーカである。
【0011】第7発明は、前記第1乃至第6発明のいず
れかに記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振
動板201,202,203,204を閉鎖した円周的
に並列に一体に配置して形成し、その隣接した直辺部2
01a,202a,203a,204aを連結して接合
部212,223,234,214を形成する振動板2
01,202,203,204を、ポリアミド、ポリイ
ミド等の合成樹脂材で一体に成形したスピーカである。
【0012】第8発明は、前記第1乃至第6発明のいず
れかに記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振
動板201,202,203,204を閉鎖した円周的
に並列に一体に配置して形成し、それらの隣接した直辺
部201a,202a,203a,204aを連結して
形成した各接合部212,223,234,214を、
各磁極を背中合わせに接合して、磁気空隙6b,6c,
6d,6eを放射状に配置、形成した駆動部26にボイ
スコイルボビン44,45,46,47の先端の対向部
44a,44a;45a,45a;46a,46a;4
7a,47a44a,45a,46a,47aを取り付
け固着したスピーカである。
【0013】
【作用】従って、本発明のスピーカは、このような振動
板の駆動点が、振動板の端縁の固定点よりも高い位置に
取り付けられた構造としたものであるから、大きな電気
入力に対しても、振動のバランスが向上し、振動板を含
む振動系の横振れを発生させなくすることができるとと
もに、電気音響変換能率の向上を図ることができ、また
その上にブロードな指向特性を得られる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1乃至図16は、本発明に関連する
スピーカを示す図であって、図1は本第1発明スピーカ
の実施例の横断面図、図2は図1の中心駆動型の実施例
のII−II縦断面図、図3は本第1発明の駆動部を偏心し
て取り付けた実施例の正面図、図4は図3のIV−IV縦断
側面図、図5は本第2発明の実施例を示した横断面図、
図6は図5の同径の駆動部を装備した実施例のVI−VI縦
断面図、図7は異径の複数駆動部を装備した実施例の縦
断面図、図8は図7のVIII−VIII縦断面図、図9は本第
4発明スピーカの実施例の分解構造を示す横断面図、図
10は図9のX−X縦断面図、図11は背中合わせ2連の
本発明応用例スピーカの横断面図、図12は図11の背
中合わせ2連のスピーカのXII−XII縦断面図、図13は
放射状に磁気空隙を有する呼吸円柱型の本発明スピーカ
の断面図、図14は図13の振動板の斜視図、図15は
本発明スピーカの指向特性と歪み特性を示す図、図16
は従来のドーム形トゥイータの指向特性と歪み特性を示
す図である。
【0015】本第1発明スピーカは、図1、図2におい
て、1,2は縦割り円筒状振動板であって、一枚の素材
を折り曲げる等して一体にそれらを同一方向に2個並列
して、配置し、前記振動板1,2の隣接した直辺部1
a,2aを連結した接合部12線上中間部12中間部1
2m,12mに、円環状磁気空隙6bを形成した磁気回
路6に装着した、可動コイルボビン4の先端対向部4
a,4aすなわち集中的駆動部を取り付け固着し、前記
振動板1,2の端縁1e,2eを、前記磁気回路6aの
トッププレート7の上面に取り付けたフレーム8と同じ
位の高さであって、前記駆動部4aよりも低い位置まで
延長して、前記フレーム8に固定した中心駆動型の本発
明スピーカの基本的構造である。なお、22は磁石、2
3はダンパである。
【0016】前記振動板1,2は、合成樹脂製で前記し
たように一体に成形するときは、その中心線から折り曲
げると、機械的に強固な接合部12となり、振動に対し
て安定な強度を保持する。そして、このような2連式振
動板のスピーカは、磁気回路6と組み合わせて単体で、
高音用スピーカとして使用し易く、低音用スピーカの前
面に縦方向に配置して、2ウエイ、あるいは3ウエイの
コアキシャルスピーカとするときは、スペースを有効に
利用できるとともに、高音域の指向特性も水平方向にブ
ロードになり有利になる。
【0017】図3,図4は、図1に横断面を示す第1発
明のスピーカの駆動部の取り付け位置が、振動板1,2
の隣接した直辺部1a,2aを連結した接合部12線上
において、前記駆動ボイスコイルボビン4の先端の対向
部4a,4aを、接合部12の中心12mを外して偏心
した位置に取り付けられたものであって、振動板1,2
の振動が、定在波が乗り難いので、振動姿態的に高音部
から中音部まで、ピーク、デイップなく、歪みなく音響
再生できる。
【0018】図5、図6、図7、図8に示す第2発明ス
ピーカは、前記第1発明スピーカにおいて、縦割り円筒
状振動板1,2の隣接した直辺部1a,2aを連結形成
した接合部12線上において、複数の直径の等しい駆動
ボイスコイルボビン4,4’の先端の対向部4a,4
a;4a’,4a’を有する駆動部を、接合部12線上
に中心対称的に取り付け固着した、多数駆動点形式スピ
ーカであって、そのうち、図7、図8に示すスピーカ
は、振動板を長く延長して、隣接した直辺部1a,2a
を連結した接合部12線上において、複数の直径の異な
る駆動ボイスコイルボビン4,4’の先端の対向部4
a,4a’を有する駆動部を、接合部12線上に直列に
取り付け固着したスピーカである。図5,6,7,8に
示すスピーカは、いずれも、振動板の単位面積当たりの
駆動力が強力であるので、大出力の強力型スピーカに適
する。
【0019】第3発明のスピーカは、図9、図10に記
載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振動板1,
2を閉鎖した円周的に並列に一体に配置して形成し、そ
の隣接した直辺部1a,2aを連結して接合部12を形
成した振動板を、作成する工程と、フレーム8を組合わ
せた振動部9と、駆動ボイスコイルボビン4を具備した
磁気回路6を含む駆動部15とを、それぞれ別体として
別の工程で製造して置き、両者を別の工程で一体に接合
できる、製作上便利な構成のスピーカである。このよう
な構成により、本第3発明スピーカは、直径の異なるボ
イスコイル14,…を有する磁気回路15,…の多数
を、別工程で製作しておき、その中から磁気回路6,1
5…を、スピーカの用途に応じて適宜選択して取り付け
ることができるという自由度の高い組み立て方ができる
利便がある。
【0020】第4発明のスピーカは、図11,12に記
載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振動板10
1,102;103,104を2組それぞれ閉鎖した円
周的に並列に一体に配置して形成し、その隣接した直辺
部101a,102a;103a,104aを連結して
接合部112,123;134,114を形成し、互い
に背中合わせに磁気空隙16b,16cを配置して組み
立てた磁気回路36のボイスコイルボビン24;25の
先端対向部40a;40a’に前記接合部112,13
4を接合固着し、前記縦割り円筒状の振動板101,1
02,103;104の端縁1e,2e;3e,4e
を、磁気回路36の外周に固着した構成を有する。
【0021】このような構成のスピーカにおいては、振
動板101,102;103,104を並列に一体に配
置して形成し、その各隣接した直辺部101a,102
a;103a,104aを連結して接合部112,12
3;134,114をも共に、図11,12に示すよう
に、ポリアミド、ポリイミド等の合成樹脂材で一体に成
形すると品質、製造コスト的に有利である。紙又は金属
薄板等が用いられることもある。これら本発明のスピー
カの振動板の材質としては、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリイミド等の合成樹脂材料が好適に用いられる
が、紙又は金属薄板等が用いられることもある。
【0022】また、特殊用途スピーカにおいて、振幅が
大きくなることが予想されるときは、振動板1,2,…
の延長部すなわち、フレーム8又は磁気回路36への貼
付け部に、コンプライアンス作用をなすコルゲーション
部を形成して、それらを介してフレーム8又は磁気回路
36に固定すると大きい振幅に対しても対応できて歪む
ことがない。
【0023】図13に示す断面構造の第5発明のスピー
カにおいて、縦割り円筒状の振動板201,202,2
03,204を並列に一体に配置して形成し、それらの
隣接した直辺部を連結して形成した各接合部212,2
23,234,241を、放射状に配置して背中合わせ
に4個並列に配置、形成した図14に例示するような立
体樹脂製振動板を放射状に一体成形したものである。
【0024】また、駆動部26は、各磁気回路を、背中
合わせに磁気空隙6b,6c,6d,6eが放射状に配
置するごとく形成してある。しかして、駆動部26の前
記磁気空隙6b,6c,6d,6eに、ボイスコイルを
挿入配置し、ボイスコイルボビン44,45,46,4
7の先端の対向部44a,44a;45a,45a;4
6a,46a;47a,47aを取り付け固着した構造
であるから、4個の曲面振動板は、全部が曲面を外側に
向かって配置されている。
【0025】駆動部26は、前記振動板201,20
2,203,204との接合部212,223,23
4,241が放射状に配置されて、振動板201,20
2,203,204自体の剛性と、ダンパによって磁気
空隙6b,6c,6d,6e中にサスペンドされている
スピーカである。このような、振動板201,202,
203,204に熱可塑性合成樹脂を使用して、図14
に示すように一体に引き抜き成形すると、品質的、コス
ト的に有利になる。
【0026】このような第4,5発明の構造(図11,
12,13,14)のスピーカは、半径方向に膨張収縮
振動する、いわゆる呼吸型スピーカとして、理想の無指
向性の円筒状スピーカとして作用するもので、高音用又
は中音用スピーカとして好適である。この場合、振動姿
態として、いうまでもなく、振動板101,102,1
03,104;201,202,203,204の振動
方向が膨張、収縮運動は互いに同一方向になるように、
駆動部26,36の各ボイスコイルの巻き方向を互いに
逆方向にするとか、あるいは磁気空隙の磁場方向を整え
ることが必要となる。
【0027】本発明のスピーカの代表的指向特性を、従
来のドーム形ツイータと比較して図15(本発明スピー
カ),図16(従来ドーム形スピーカ)に示すように、
軸上高音限界(上方の特性曲線:太い実線)において、
従来スピーカ(図16)は20000Hzから急激に落
ちているが、本発明スピーカ(図15)は30000H
z以上にも伸びている。指向特性については、30°オ
フ(細い実線)において、本発明スピーカが、ほとんど
軸上特性曲線と離れていないのに対して、従来スピーカ
(図16)はすでに10000Hzから減衰している。
60°オフ(細い点線)においても、高音限界(300
00Hz以上)近くまで減衰していないに対して、従来
スピーカは8000Hz位から落ちている態様が歴然と
している。この特性からも、本発明スピーカの指向特性
がブロードで、優れていることが明白である。
【0028】また、歪み特性(下方の特性曲線)におい
ても、第2高調波(太い実線で示す)、第3高調波(細
い実線で示す)いずれも本発明スピーカ(図15の下方
の特性曲線)は、従来スピーカ(図16の下方の特性曲
線)に比してはるかに小さい値を有している。このよう
に、本発明スピーカは、従来スピーカに比して、極めて
優れた特性を有する、高級スピーカである。
【0029】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明構造のスピーカは、いわゆる蒲鉾形の縦割り円筒状
振動板を備えたスピーカであって、中心駆動型の平面型
スピーカというべく、音響輻射原理からいっても、コー
ン形振動板の従来のスピーカには期待することが出来な
い、ブロードな指向特性、優れた音響輻射能率、高調波
歪みの少ない歪み特性、有効なスペースフアクタ等種々
優れた特性を具有することができるという顕著な効果を
有するに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1発明のスピーカの実施例を示した横断面
図である。
【図2】図1のII−II縦断面図である。
【図3】本第1発明の駆動部を偏心して取り付けたスピ
ーカの実施例の縦断面図(図1のIII−III断面図)であ
る。
【図4】図3のIV−IV縦断面図である。
【図5】本第2発明の同径ボイスコイルの複数駆動を表
す実施例の横断面図である。
【図6】図5のVI−VI縦断面図である。
【図7】本第2発明の異径ボイスコイルの複数駆動を表
すスピーカの実施例を示した正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII縦断面図である。
【図9】本第3発明スピーカの分解構造を示す横断面図
である。
【図10】図9のX−X縦断面図である。
【図11】図9に示す本発明スピーカの背中合わせ2連
の本第4発明のスピーカの応用例の横断面図である。
【図12】図11の背中合わせ2連のスピーカのXII−X
II縦断面図である。
【図13】放射状に磁気空隙を配した呼吸円柱型の本発
明スピーカの横断面図である。
【図14】図13の振動板の斜視図である。
【図15】本発明のスピーカの指向特性と歪み特性を示
す図である。
【図16】従来のドーム型スピーカの指向特性と歪み特
性を示す図である。
【図17】先行技術としてのスピーカの構造を示す特公
昭32−7807号の第1図である。
【符号の説明】
1,2;101,102,103,104;201,2
02,203,204縦割り円筒状振動板 1a,2a;101a,102a,103a,104
a;201a,202a,203a,204a 直辺部 1e,2e 端縁 12,112,123,134,114;212,22
3,234,214接合部 4,4’,4'';44,45,46,47 ボイスコイ
ルボビン 4a,4a’,4a'',44a,45a,16a,47
a 対向部 14 駆動ボイスコイル 26 駆動部 6;6b,6c,6d,6e 磁気回路 7 トッププレート 8 フレーム 9 振動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04R 9/06 H04R 9/06 A (56)参考文献 特開 昭54−157618(JP,A) 特公 昭32−7807(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 7/12 H04R 1/24 H04R 1/40 310 H04R 7/02 H04R 9/04 105 H04R 9/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦割り円筒状の振動板1,2を並列に一
    体に配置して形成し、前記振動板1,2の隣接した直辺
    部1a,2aを連結した接合部12線上に、駆動ボイス
    コイルボビン4の先端の対向部4a,4aを取り付け固
    着し、前記振動板1,2の端縁1e,2eを、円環状磁
    気空隙6bを形成した磁気回路6のトッププレート7に
    取り付けたフレーム8に、前記接合部12の高さと同位
    置あるいは、それより低い位置まで延長して、フレーム
    8に固着したスピーカ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1のスピーカにおいて、振動
    板1,2の隣接した直辺部1a,2aを連結した接合部
    12線上において、前記駆動ボイスコイルボビン4の先
    端の対向部4a,4aを、接合部12の中心より偏って
    取り付け固着したスピーカ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2のスピーカに
    おいて、振動板1,2の隣接した直辺部1a,2aを連
    結した接合部12線上において、直径の等しい複数の駆
    動ボイスコイルボビン4,4’の先端の対向部4a,4
    a’を、接合部12線上に中心対称的に直列的に取り付
    け固着したスピーカ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1又は請求項2のスピーカに
    おいて、振動板1,2の隣接した直辺部1a,2aを連
    結した接合部12線上において、直径の異なる複数の駆
    動ボイスコイルボビン4,4''の先端の対向部4a,4
    a''を、接合部12線上に直列的に取り付け固着したス
    ピーカ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振動板
    1,2を封鎖した円周的に並列に一体に配置して形成
    し、その隣接した直辺部1a,2aを連結して接合部1
    2を形成してフレーム8を組合わせた振動部9と、駆動
    ボイスコイル14を具備した磁気回路6を含む駆動部2
    6とをそれぞれ別体で構成し、両者を一体に接合する構
    成のスピーカ。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振動板1
    01,102,103,104を閉鎖した円周的に並列
    に一体に配置して形成し、その隣接した直辺部101
    a,102a,103a,104aを連結して接合部1
    12,123,134,114を形成する振動板10
    1,102,103,104を一体の素材で成形したス
    ピーカ。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振動板2
    01,202,203,204を閉鎖した円周的に並列
    に一体に配置して形成し、その隣接した直辺部201
    a,202a,203a,204aを連結して形成した
    各接合部212,223,234,214を形成する振
    動板201,202,203,204を、ポリアミド、
    ポリイミド等の合成樹脂材で一体に成形したスピーカ。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載されたスピーカにおいて、縦割り円筒状の振動板2
    01,202,203,204を閉鎖した円周的に並列
    に一体に配置して形成し、それらの隣接した直辺部20
    1a,202a,203a,204aを連結して形成し
    た各接合部212,223,234,214を、各磁極
    を背中合わせに接合して、磁気空隙6b,6c,6d,
    6eを放射状に配置、形成した駆動部26に配設したボ
    イスコイルボビン44,45,46,47の先端の対向
    部44a,44a;45a,45a;46a,46a;
    47a,47aを取り付け固着したスピーカ。
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