JP3521263B2 - コリオリ質量流量計 - Google Patents

コリオリ質量流量計

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JP3521263B2
JP3521263B2 JP18429598A JP18429598A JP3521263B2 JP 3521263 B2 JP3521263 B2 JP 3521263B2 JP 18429598 A JP18429598 A JP 18429598A JP 18429598 A JP18429598 A JP 18429598A JP 3521263 B2 JP3521263 B2 JP 3521263B2
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vibrating
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紀和 大沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部振動の絶縁性
を向上させる事により、安定性、精度、耐振性が向上さ
れるコリオリ質量流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図45は、従来より一般に使用されてい
る従来例の構成説明図で、例えば、特開平6−1095
12号の従来例に示されている。図において、振動チュ
ーブ1はフランジ2に、両端が取付けられている。フラ
ンジ2は管路へ振動チューブ1を取付けるためのもので
ある。
【0003】励振器3は、振動チューブ1の中央部に設
けられている。振動検出センサ4,5は、振動チューブ
1の両側にそれぞれ設けられている。ハウジング6に
は、振動チューブ1の両端が固定されている。
【0004】以上の構成において、振動チューブ1に測
定流体が流され、励振器3が駆動される。励振器3の振
動方向の角速度『ω』、測定流体の流速『V』(以
下『』で囲まれた記号はベクトル量を表す。)とする
と、
【0005】Fc=―2m『ω』×『V』 のコリオリ力が働く、コリオリ力に比例した振動の振幅
を測定すれば、質量流量が測定出来る。
【0006】図46は、従来より一般に使用されている
他の従来例の構成説明図である。本従来例では、振動チ
ューブ1を2管式にしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図45のような一般的
な1本直管式コリオリ質量流量計では、振動チューブ1
を両端で固定しているが、限られた大きさの流量計で
は、端点を完全固定にすることはできず、わずかに振動
してしまう。
【0008】振動が発生する理由として、以下の原因が
考えられる。内部を流体が流れる振動チューブ1を、図
47のように変形(近似的に1次モード共振状態)させ
ると、変形によりチューブの長さが長くなるので、振動
チューブの軸方向に引っ張り応力が発生する。
【0009】例えば、ステンレスのφ9.6×0.91
t、400Lの振動チューブ1の、中央部分を1mm変
形させると、図47のように軸方向に、7.5kgfの大き
さの引っ張り力が発生する。
【0010】振動チューブ1を1次の共振モードで励振
させた場合、プラスとマイナスの変形最大の時に、引っ
張り力も最大になり、変形のない基本形状の時は、引っ
張り力は最小でゼロである。
【0011】励振振動の1周期中に、引っ張り力は最
大、最小を2回繰り返す。すなわち、振動チューブ1の
軸方向の引っ張り力は、励振周波数の2倍の周波数で発
生する。この引っ張り力による振動があると、以下のよ
うな問題が発生する。
【0012】振動絶縁が不十分であると、 (1)Q値が低くなるので、内部の振動が不安定にな
り、励振振動以外の余計な振動ノイズの影響を受けやす
くなる。 (2)励振に大きなエネルギーが必要になり、消費電力
が増加する。
【0013】(3)設置方法や、配管応力、温度等の環
境変化や外的要因により、振動の漏れ程度も大きく変わ
り、振動チューブの振動状況も変化し、零点やスパンが
変化しやすくなる。
【0014】すなわち、これらの環境変化や外的要因に
対し、不安定で、耐振性、精度が悪いコリオリ流量計に
なりがちである。
【0015】一方、図46従来例では、2本の振動チュ
ーブ1が互いに反対方向に振動することで、分岐部で力
が打ち消しあって、図48,49に示す如く、音叉の原
理により振動が外に漏れにくい構造となつている。しか
し、分岐点の無い振動チューブ1本の構造は取れなくな
る。
【0016】本発明は、この問題点を解決するものであ
る。本発明の目的は、内部振動の絶縁性を向上させる事
により、安定性、精度、耐振性が向上されるコリオリ質
量流量計を提供するにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)振動チューブ内に測定流体が流れ、該測定流体の
流れと前記振動チューブの角振動によって生じるコリオ
リ力により、該振動チューブを変形振動させるコリオリ
質量流量計において、前記振動チューブの上流側固定端
と下流側固定端とを結ぶ直線を基準軸としてこの基準軸
あるいは前記振動チューブの中心軸に直交し一端がこの
振動チューブに固定され前記固定端より外部に振動が漏
れないように振動絶縁されるように構成された板状の振
動体を具備したことを特徴とするコリオリ質量流量計。 (2)前記振動チューブの質量分布と形状と前記振動体
の質量分布と形状とを調整して振動系全体の重心が前記
基準軸上に配置されるようにされたことを特徴とする請
求項1記載のコリオリ質量流量計。 (3)前記振動チューブの質量分布と形状と剛性と前記
振動体の質量分布と形状と剛性と間隔とを調整して振動
系全体の重心が励振振動の振動の節の位置に配置される
ようにされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
載のコリオリ質量流量計。 (4)前記振動チューブの質量分布と形状と剛性と、前
記振動体の質量分布と形状と剛性と間隔とを調整して定
常励振状態の前記振動チューブの両端固定部に発生する
力を前記基準軸周りのねじれ成分のみにして励振器によ
る加振力に起因する前記基準軸に直交する成分が生じ無
いようにされたことを特徴とする請求項1又は請求項2
又は請求項3記載のコリオリ質量流量計。 (5)前記上流側固定端と前記下流側固定端から等距離
の中線に線対称であって少なくとも1個の緩やかな曲部
を有し前記上流側固定端と前記下流側固定端とを結ぶ直
線を基準軸としてこの基準軸の各点からそれぞれ所定距
離の円周線上で単振動をする一本の振動チューブを具備
したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに
記載のコリオリ質量流量計。 (6)前記基準軸あるいは前記振動チューブに直交し一
端が配置された板状の振動体と、この振動体の他端に設
けられた振動検出センサとを具備したことを特徴とする
請求項1乃至請求項5の何れかに記載のコリオリ質量流
量計。 (7)前記振動チューブを2次モード以上の高次の振動
モードで励振する励振器を具備したことを特徴とする請
求項1乃至請求項6の何れかに記載のコリオリ質量流量
計。 (8)前記基準軸に平行して設けられ両端が前記振動チ
ューブの両端にそれぞれ固定支持される補償体と、この
補償体と前記振動チューブとの間に設けられた励振器と
検出器とを具備したことを特徴とする請求項1乃至請求
項7の何れかに記載のコリオリ質量流量計。 (9)前記上流側固定端と前記下流側固定端と前記補償
体との間の前記振動チューブに設けられ前記基準軸の方
向の伸縮と前記基準軸回りの回転振動を吸収する柔構造
部を具備したことを特徴とする請求項8記載のコリオリ
質量流量計。 を構成したものである。
【0018】
【作用】以上の構成において、振動チューブに測定流体
が流され、励振器が駆動されると、コリオリ力が働く、
このコリオリ力に比例した振動の振幅を測定すれば、質
量流量が測定出来る。
【0019】而して、振動チューブに固定され、固定端
より外部に振動が漏れないように、振動絶縁されるよう
にされた板状の振動体が設けられた。以下、実施例に基
づき詳細に説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の要部
構成説明図で、請求項1と請求項2の一実施例である。
図において、図45と同一記号の構成は同一機能を表わ
す。以下、図45と相違部分のみ説明する。
【0021】板状の振動体11,12は、振動チューブ
1の上流側固定端13と下流側固定端14とを結ぶ直線
を基準軸15として、この基準軸15、あるいは振動チ
ューブ1の中心軸に直交し、一端がこの振動チューブ1
に固定され、固定端13,14よりハウジング6の外部
に振動が漏れないように、振動絶縁されるように構成さ
れている。
【0022】この場合は、振動チューブ1の質量分布と
形状と、振動体の質量分布と形状とを調整して、振動系
全体の重心が、基準軸15上に、配置されるようにされ
ている。
【0023】図1に示す如く、振動系は、X軸方向に関
し線対称な形状である。上流側固定端13と下流側固定
端14の中線16(線対称の基準軸)に対し、振動チュ
ーブ1,振動検出センサ4,5、振動体11,12は、
対称な位置に存在する。
【0024】その際、振動体11,12の質量及び質量
分布を調整して、振動系全体(振動チューブ1と、振動
検出センサ4,5と、励振器3と、振動体11,12)
の重心を基準軸15上に配置する。
【0025】この結果、振動チューブ1に固定され、固
定端13,14より外部に振動が漏れないように、振動
絶縁されるようにされた板状の振動体11,12が設け
られたので、以下の利点が生ずる。
【0026】(1)内部振動系は高Q値を実現でき、外
部ノイズが加わってもその影響が相対的に少なく、振動
が安定なので、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量
計が得られる。
【0027】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0028】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
変化がおこり、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0029】本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
ので、その心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が
得られる。
【0030】また、振動系全体の重心が基準軸15上に
あるので、 (1)外部から振動ノイズが加わったり、衝撃を受けた
場合でも、重心から離れた部分が異常振動をするなど
の、異常動作が発生し難い、コリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0031】(2)また、影響を受けた場合でも、振動
系全体に対称で、比較的均一に影響が出やすく、たとえ
正常な振動でなくても、上下流2点の振動を検出するこ
とで、ノイズをキャンセルすることが可能なコリオリ質
量流量計が得られる。
【0032】結局、上記のことから、外部振動や衝撃に
対して、影響を受け難い、安定した高精度なコリオリ質
量流量計が実現出来る。
【0033】図2は、本発明の他の実施例の要部構成説
明図で、請求項1と請求項2の他の実施例である。本実
施例において、振動チューブ17は、上流側固定端13
と下流側固定端14から等距離の中線16に線対称であ
って、少なくとも、1個の緩やかな曲部19を有する。
この場合は、1個の緩やかな曲部19を有する。
【0034】板状の振動体18は、振動チューブ17の
上流側固定端13と下流側固定端14とを結ぶ直線を基
準軸15として、この基準軸15、あるいは、振動チュ
ーブ17の中心軸に直交し、一端がこの振動チューブ1
7に固定され、固定端13,14よりハウジング6の外
部に振動が漏れないように、振動絶縁されるように構成
されている。
【0035】この場合は、振動チューブ17の質量分布
と形状と、振動体18の質量分布と形状とを調整して、
振動系全体の重心が、基準軸15上に配置されるように
されている。また、振動体18は、中線16の線上に1
個配置されている。
【0036】この結果、本実施例においては、更に、 (1)測定流体流路は、流量計の入り口(インレット)
から出口(アウトレット)まで、分岐や、隙間の無い、
1本の貫通構造であるので、流速損失が少なく、詰まり
難く、洗浄しやすいコリオリ質量流量計が得られる。
【0037】(2)完全な直管でなく、振動チューブ1
7が、非励振状態で、予め所定形状に湾曲19されてい
れば、周囲温度変化に対して、湾曲部分19で吸収も容
易であり、温度特性が良好なコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0038】一般的な曲管でもなく、完全な直管でもな
く、適度な湾曲19を持つことで、曲管と直管の長所を
同時に実現できるコリオリ質量流量計が得られる。
【0039】図3は本発明の他の実施例の要部構成説明
図で、請求項3の一実施例である。図4は図3の動作説
明図である。
【0040】板状の振動体21,22は、振動チューブ
1の上流側固定端13と下流側固定端14とを結ぶ直線
を基準軸15として、この基準軸15、あるいは振動チ
ューブ1の中心軸に直交し、一端がこの振動チューブ1
に固定され、固定端13,14よりハウジング6の外部
に振動が漏れないように、振動絶縁されるように構成さ
れている。
【0041】励振器23、24は、振動体21,22の
一端側にそれぞれ設けられている。この場合は、図4に
示す如く、振動チューブ1の質量分布と形状と剛性と、
振動体21,22の質量分布と形状と剛性と間隔とを調
整して、振動系全体の重心が励振振動の振動の節Gの位
置に配置されるようにされている。ここで、Dは振動チ
ューブの初期位置、Eは最大変形時を示す。
【0042】この結果、振動系全体の重心が、励振振動
の振動の節の位置に配置されるように構成されたので、
振動系全体の重心が移動せず、無駄な振動がなくなり、
振動の絶縁がより高められる。このように振動絶縁が高
められることで、以下のような利点を発揮する。
【0043】(1)内部振動系は高Q値を実現でき、外
部ノイズが加わってもその影響が相対的に少なく、振動
が安定なので、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量
計が得られる。
【0044】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0045】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
影響が及び、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0046】本発明では、内部に振動を閉じこめやすい
のでその心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が得
られる。
【0047】(4)また、外部から、通常受ける並進方
向のノイズや衝撃が加わわり、重心が並進運動をして
も、通常の励振振動とは異なる運動なので、モード形状
や周波数から、ノイズによる振動を区別できる。従っ
て、外部振動や衝撃に対して、影響を受け難い、安定し
た高精度なコリオリ質量流量計が得られる。
【0048】図5は本発明の他の実施例の要部構成説明
図で、請求項3の別の一実施例である。図6,図7,図
8,図9は図5の動作説明図である。
【0049】板状の振動体31,32は、振動チューブ
17の上流側固定端13と下流側固定端14とを結ぶ直
線を基準軸15として、この基準軸15、あるいは、振
動チューブ17の中心軸に直交し、一端がこの振動チュ
ーブ17に固定され、固定端13,14よりハウジング
6の外部に振動が漏れないように、振動絶縁されるよう
に構成されている。
【0050】この場合は、図5に示す如く、振動チュー
ブ17の質量分布と形状と剛性と、振動体31,32の
質量分布と形状と剛性と間隔とを調整して、振動系全体
の重心が励振振動の振動の節Gの位置に配置されるよう
にされている。
【0051】即ち振動系は、X軸方向に関し線対称な形
状である。上流側固定端13と下流側固定端14の中線
16(線対称の基準軸)に対し、振動チューブ17,振
動検出センサ4,5、振動体31,32は、対称な位置
に存在する。
【0052】図6,図7,図8,図9は、図5の振動説
明図で、図5のモデルを、ビーム要素を用いた有限要素
法モーダル解析を行った結果である。図6は斜視図、図
7はX方向からの投影図、図8はY方向からの投影図、
図9はZ方向からの投影図であり、初期状態の形状D
と、最大変形時の形状Eの両方がプロットされている。
【0053】振動チューブ17や振動体31,32は、
図に矢印Fで示したように、初期状態位置Dから、正の
最大変形位置Eまで変形し、再び初期位置Dに戻り、正
の最大変形EとXY平面に対し、対称な負の最大変形に
なり、初期位置Dに戻る。振動系は、このような単振動
を繰り返す。
【0054】なお、この解析は、変形量が小さいときの
線形解析であり、図6,図7,図8,図9では、分かり
やすいように、実際の変形量を拡大して表記してある。
【0055】図5発明では、振動チューブ17の剛性、
2つの振動体31,32の間隔、振動体31,32の形
状と質量分布とを調整することで、振動系全体(振動チ
ューブ17と、振動検出センサ4,5と、励振器3と、
振動体31,32)の重心位置を、振動の節G(図7参
照)上に設置したことを特徴とする。
【0056】振動の節Gの位置では、振動系はX軸回り
の回転成分は発生するが、位置は移動しない(X,Y,
Z座標は変化しない)。振動チューブ17の形状が予め
決まっている場合は、振動体31,32の重量を調整す
れば、振動の節G上に振動系全体の重心を配置すること
が出来る。
【0057】なお、振動の節Gの位置は、振動体31,
32の取り付け位置に大きく左右される。一般的に、中
央によれば(あるいは中央1本に集約すれば)、図1
0,図11,図12,図13のように、振動の節GはY
軸のプラスの方向になる。
【0058】図14,図15,図16,図17のよう
に、適度な値に調整すれば、基準軸上に振動の節Gを配
置することが可能である。
【0059】これは、振動チューブ17と振動体31,
32の連結点のY座標が大きい上に、中央付近では振動
チューブ17は管軸回りの変形角が大きく、そこに連結
してある振動体31,32も大角度になるので、振動体
31,32とY軸との交差点は、Y軸のプラス方向にな
るからと、考えられる。
【0060】このような理由で、重心を基準軸15上か
つ、振動の節G上に設置する為には、中央に1個の振動
体ではその目的を満足することはできない。上下流対称
な2つの振動体31,32が必要になる。
【0061】図18は、本発明の他の実施例の要部構成
説明図で、請求項4の一実施例である。
【0062】振動チューブ17の質量分布と形状と剛性
と、振動体41,42の質量分布と形状と剛性と間隔と
を調整して、定常励振状態の振動チューブ17の両端固
定部13、14に発生する力を、記基準軸15周りのね
じれ成分ROTXのみにして、励振器3による加振力に
起因する、基準軸15に直交する成分FY、FZが生じ
無いようにされている。
【0063】振動チューブ17や振動体41,42は、
図中矢印Fで示したように、初期位置を中心に正と負の
最大変形位置まで単振動を繰り返す。
【0064】振動チューブ17の剛性、2つの振動体4
1,42の間隔、振動体41,42の形状と質量分布を
調整すれば、定常振動状態で、チューブ両端固定部1
3、14に発生する力に関して、基準軸15回りのねじ
れ成分(図のROTX)は生じるが、励振振動に起因す
る並進方向成分(図のFY、FZ)が生じない状態にす
ることが可能であり、FEM解析で確かめられた。
【0065】この結果、定常励振状態において、振動チ
ューブ17の両端の固定部13,14に、基準軸15回
りのねじれ成分以外の、並進方向成分の力が生じないの
で、振動が外に漏れにくい。
【0066】基準軸15回りの回転力に対しては、振動
チューブに比べ、はるかに大きいねじり剛性(ねじり剛
性=GIP=Gπd4/32 剛性は直径の4乗で効く)
を有するコリオリ質量流量計のハウジング6の存在によ
り、強固に抑えることが可能である。
【0067】このように振動絶縁を高めることで、以下
のような利点を発揮する。 (1)内部振動系は高Q値を実現でき、外部ノイズが加
わってもその影響が相対的に少なく、振動が安定なの
で、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0068】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0069】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
影響が及び、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0070】本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
ので、その心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が
得られる。
【0071】(4)また、外部から通常受ける並進方向
のノイズや衝撃が加わり、重心位置が移動しても、通常
の励振振動では無い運動なので、モード形状や周波数か
ら、ノイズによる振動を区分して、除去出来る。
【0072】外部振動や衝撃に対して、影響が受けにく
い、安定した高精度なコリオリ質量流量計が得られる。
【0073】図19は、本発明の他の実施例の要部構成
説明図で、請求項5の一実施例である。図20は図19
の側面図、図21,図22,図23は、図19の動作説
明図である。
【0074】振動チューブ17は、上流側固定端13と
下流側固定端14から等距離の中線16に線対称であっ
て、少なくとも1個の緩やかな曲部19を有し、上流側
固定端13と下流側固定端14とを結ぶ直線を基準軸1
5として、この基準軸15の各点からそれぞれ所定距離
の円周線上で単振動をする一本のチューブよりなる。
【0075】なお、この場合は、上流側固定端13と下
流側固定端14間の距離をLとして、基準軸15と振動
チューブ17間の距離をhとすると、概ね h≦0.2
Lを満たす形状である事が望ましい。
【0076】励振器3は、振動チューブ17の中央部分
に設けらている。また、振動体51は、この場合は、一
端が振動チューブ17の中央部分に接続され、他端が基
準軸15を挟んで、振動チューブ17と反対側にある。
振動検出センサ4,5は、振動チューブ17の両側に、
それぞれ、設けられている。
【0077】以上の構成において、図21は、図19の
振動チューブ17のb−b断面図、図22は図19の振
動チューブ17のa−a,c−c断面図、図23は振動
チューブ17の振動の様子を示す斜視図である。図2
1,図22において、非励振状態の時、振動チューブ1
7はAの位置近傍にある。
【0078】励振状態になると、振動チューブ17の中
心は、基準軸15から半径R(x)離れた円周上を移動す
る。
【0079】断面b−bの位置では、基準軸15から半
径R(b) 離れた円周上を、断面a−aやc−cの位置で
は、基準軸15から半径R(a) や R(c) 離れた円周上
を、A→B→A→C→A→B→(繰り返し)のように振動
する。
【0080】図23において、A,B,Cは図21,図
22の振動チューブ17の各位置に一致する。なお、1
3,14は固定端、15は基準軸を示す。
【0081】なお、振動検出と信号処理に関しては、通
常のコリオリ質量流量計と同様な処理をすれば良い。例
えば、振動検出センサ4,5で、振動のY成分を検出
し、2つのセンサ出力の位相差を求め、周波数補正、温
度補正等を加えて、チューブ17の内部を流れる質量流
量を求める事が出来る。
【0082】振動チューブ17は、基準軸15から等距
離にある円周面内のみでの振動なので、振動チューブ1
7の位置がどこであっても、振動チューブ17の長さが
変わることはない。
【0083】従って、軸方向の引っ張りの力が常に一定
である。すなわち、軸方向の力が変化することによる、
振動の漏れを無くすことができる。振動絶縁が高まるこ
とにより、流量計内部の振動が安定になり、高精度で安
定したコリオリ質量流量計を実現出来る。
【0084】具体的には、内部振動のQ値が高くなるの
で、振動ノイズの影響を受け難くなり、低消費電力を実
現し、振動の漏れ量の変化によるゼロ点やスパン変化を
低減できるコリオリ質量流量計が得られる。このように
振動絶縁を高めることで、以下のような利点を発揮す
る。
【0085】この結果、 (1)内部振動系は高Q値を実現でき、外部ノイズが加
わってもその影響が相対的に少なく、振動が安定なの
で、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0086】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0087】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
影響が及び、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0088】本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
ので、その心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が
得られる。
【0089】また、 (4)測定流体FLo流路は、流量計の入り口(インレ
ット)から出口(アウトレット)まで、分岐や、隙間の
無い、1本の貫通構造であるので、流速損失の少なく、
詰まり難く、洗浄しやすいコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0090】(5)完全な直管でなく、振動チューブ1
7が、非励振状態で、予め所定形状に湾曲52されてい
るので、周囲温度変化に対して、湾曲部分52で吸収も
容易であり、温度特性が良好なコリオリ質量流量計が得
られる。
【0091】一般的な曲管でもなく、完全な直管でもな
く、適度な湾曲を持つことで、曲管と直管の長所を同時
に実現できるコリオリ質量流量計が得られる。
【0092】図24は、請求項6の一実施例のFEM解
析モデルである。構成材料としてステンレス材が使用さ
れ、図24に示す如き寸法で、シェル要素を用いて解析
を行った。
【0093】振動チューブ17は、上流側固定端13と
下流側固定端14から等距離の中線16に線対称であっ
て、少なくとも1個の緩やかな曲部19を有し、上流側
固定端13と下流側固定端14とを結ぶ直線を基準軸1
5として、この基準軸15の各点からそれぞれ所定距離
の円周線上で単振動をする一本のチューブよりなる。
【0094】振動体41,42において、基準軸15を
はさんで、振動チューブ17とは反対方向(図では振動
体の先端付近)に、振動検出センサ4,5を設置したこ
とを特徴とする。
【0095】両端の固定部13,14に加わるZ方向力
の総和は、振動検出センサ4,5の質量Mにより以下の
ように変わる。 M=14.5gで ΣFZ≒−0.82kgf M=15.8gで ΣFZ≒ 0.04kgf M=16.3gで、 ΣFZ≒ 0.39kgf であり、振動体41、42の先端に17.4gの振動検
出センサ4,5を設置したときに、両端固定端13,1
4部に加わる力が、ほぼ無くなった。
【0096】振動検出センサ4,5を基準軸15をはさ
んで、振動チューブ17とは反対方向の、振動体41,
42の先端付近に設置することにより、最適な位置で振
動の検出が可能になる。
【0097】即ち、振動体41,42の先端に位置する
ことで、振動系の中でも、最も振幅が大きい所で振動測
定が可能になる。また、コリオリ力によって発生する位
相差も、大変大きくなる。
【0098】実際、図5実施例と、図24実施例(請求
項6相当)を実験で比較した結果、一例として、下記の
ようになった。
【0099】センサ振幅/ドライブ振幅の比は、図5実
施例は0.8、図25実施例では3.5で、4.4倍であ
る。発生位相差 < m rad >は、図5実施例は8.8、図
25実施例では37.5で、4.3倍である。となる。
【0100】このように、振幅比でも、発生位相差で
も、図5実施例の場合に比較して、4倍強大きい値が観
測された。
【0101】この結果、 (1)測定振幅が大きければ、S/Nが向上する。逆
に、従来と同程度の測定振幅でよいのなら、励振力を小
さくすることが可能で、低消費電力のコリオリ質量流量
計が得られる。
【0102】最大振幅が小さければ、振動エネルギーも
小さく、外部への漏れも小さくなり、振動絶縁も容易に
なり、高精度で安定したコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0103】(2)発生位相差が大きければ、信号変換
部分の信号処理が容易になる。すなわち、単純で安価な
信号処理回路でも、安定で高精度な性能を実現できるコ
リオリ質量流量計が得られる。
【0104】逆に、従来と同等の信号処理性能であれ
ば、発生位相差の小さい低流量域まで安定して測定が可
能になったり、もとから発生位相差の小さい気体の質量
流量測定が可能になるコリオリ質量流量計が得られる。
【0105】結局、振幅も位相差も4倍以上大きいの
で、非常に有利で、劇的な改善効果が得られる。
【0106】図25、図26、図27,図28は、本発
明の他の実施例の要部動作説明図で、請求項7の振動動
作説明図で、励振器3により、振動チューブ17を2次
モード以上の高次の振動モードで励振する。図5実施例
をシェル要素を用いた有限要素法で、モーダル解析を行
った結果である。
【0107】図25は斜視図、図26は図25のX方向
からの投影図、図27は図25のY方向からの投影図、
図28は図25のZ方向からの投影図であり、初期状態
の形状Dと、最大変形時の形状Eの両方が示されてい
る。
【0108】図5実施例の3次モード共振状態で、共振
周波数は228Hzである。通常、自励振させると、最も
低次の振動モードが励起しやすいが、本実施例では、3
次モードが励起するように励振器3を調整して、自励振
させる。
【0109】なお、図5実施例における、1次モード共
振周波数は127Hzで、図29、図30、図31,図3
2に示したような振動モード形状である。
【0110】図29は斜視図、図30は図29のX方向
からの投影図、図31は図29のY方向からの投影図、
図32は図29のZ方向からの投影図であり、初期状態
の形状Dと、最大変形時の形状Eの両方が示されてい
る。
【0111】図29、図30、図31,図32におい
て、振動系全体が+Zの方向に変形している。円周振動
ではないし、励振力がもろに端部に加わるので、端部に
はX方向と、Z方向の大きな力が加わる。
【0112】図5実施例における、2次モード共振周波
数は204Hzで、図33、図34、図35、図36に示
したような振動モード形状である。
【0113】図33は斜視図、図34は図33のX方向
からの投影図、図35は図33のY方向からの投影図、
図36は図33のZ方向からの投影図であり、初期状態
の形状Dと、最大変形時の形状Eの両方が示されてい
る。
【0114】図33、図34、図35、図36におい
て、振動チューブ17はその中央付近でZ方向の変形
が、プラスマイナス逆転している。チューブ17自体の
変形量が小さいので、コリオリ力の発生も小さく、あま
り実用的な振動モードではない。
【0115】図5実施例における、4次モード共振周波
数は294Hzで、図37、図38、図39、図40に示
したような振動モード形状である。
【0116】図37は斜視図、図38は図37のX方向
からの投影図、図39は図37のY方向からの投影図、
図40は図37のZ方向からの投影図であり、初期状態
の形状Dと、最大変形時の形状Eの両方が示されてい
る。
【0117】図37、図38、図39、図40におい
て、振動チューブ17全体がYZ平面上でY方向に上下
し、発生するコリオリ力もY方向である。円周振動でな
く、励振力がもろに端部13、14に加わるので、端部
13、14にはX方向と、Y方向の大きな力が加わる。
【0118】このように、3次モードで励振させたと
き、測定流体FLoが流れることにより発生するコリオ
リ力により、近似的に2次モード形状似の変形がおき
る。すなわち、3次モード励振で、2次モードのコリオ
リ変形を検出することで、質量流量を求めることが可能
になるのである。
【0119】この結果、2次、3次あるいは、それ以上
の高次モードで励振することで、以下のような利点があ
る。 (1)励振周波数を高めに設定しやすい。低周波数での
振動では、フィールドの振動ノイズを受け易いのに対
し、高周波数励振では、振動ノイズの影響を受けにく
い、コリオリ質量流量計が得られる。
【0120】(2)励振モードと、コリオリ力によって
発生する振動モードの共振周波数を近づけることができ
る。図5実施例では、駆動周波数は228Hz、コリオリ
近似モードは204Hzと近いので、
【0121】下式より、P=1.117, Q=1000 とすると、動
倍率G=4.0と大きくなり、発生位相差も大きい。 ただし、動倍率G=(1−P2)/((1−P22
(P/Q)) P=(駆動周波数)/(コリオリ近似モードの共振周波
数)
【0122】(3)発生位相差が大きければ、信号変換
部の信号処理が容易になる。すなわち、単純で安価な信
号処理回路でも、安定で高精度な性能を実現できるコリ
オリ質量流量計が得られる。
【0123】逆に、従来と同等の信号処理性能であれ
ば、発生位相差の小さい低流量域まで安定して測定が可
能になったり、もとから発生位相差の小さい気体の質量
流量測定が可能になるコリオリ質量流量計が得られる。
【0124】図41、図42、図43は、本発明の他の
実施例の要部構成説明図で、請求項8の一実施例であ
る。図41は正面図、図42は図41の平面図、図43
は図41の側面図である。
【0125】補償体63は、ハウジング6の内部に設け
られている。補償体63内には、、振動チューブ17
と、励振器3と、振動検出センサ4,5とが設置されい
ている。
【0126】この場合は、励振器3と振動検出センサ
4,5として、コイル301,401,501とマグネ
ット302,402,502とを用いた例が、示されて
いる。補償体63は、基準軸15に平行して設けられ、
平行方向に長く、両端が振動チューブ17の両端に、そ
れぞれ固定支持されている。
【0127】以上の構成において、図43に示す如く、
励振器3が作動している時、F1とF2の力で、コイル3
01とマグネット302が反発する。その力により、振
動チューブ17と振動体61,62とは、T1,3のよ
うに基準軸15付近を中心に、図43で右回りの方向に
回転する。
【0128】一方、補償体63は、その反力でT2、T4
のように、振動チューブ17や振動体61,62とは
逆回りの左回りに回転する。
【0129】振動チューブ17と補償体63とは繋がっ
ているので、その結合部である固定端13,14では、
右回りの力と、左回りの力が打ち消し合い、このような
軸回りの成分を減じる効果がある。補償体63外部に、
基準軸15回りの回転成分を、漏らさなくすることがで
きる。
【0130】この結果、ハウジング6内に、補償体63
が設置されたので、振動チューブ17、振動体61,6
2、振動検出センサ4,5と補償体63とは、励振器3
を介して、互いに逆方向に力が働き、基準軸15を中心
にした、逆回転の振動が発生する。
【0131】振動チューブ17と補償体63とが結合し
ている固定端13,14で、逆方向に力が働き合い、互
いに打ち消し合って、振動の節を形成する。並進方向成
分だけでなく、基準軸15回りの回転成分も抑えること
ができるので、より一層振動絶縁性を高めることができ
る。
【0132】このように振動絶縁を高めることで、以下
のような利点を発揮する。 (1)内部振動系は高Q値を実現でき、外部ノイズが加
わってもその影響が相対的に少なく、振動が安定なの
で、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0133】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0134】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部
の振動系に影響が及び、ゼロ点やスパンが変動してしま
う。本発明では、内部に振動を閉じ込めやすいので、そ
の心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0135】(4)外部から応力が加わっても、補償体
63で支えることで、内部の振動は安定した励振を続け
ることが出来る すなわち、配管応力や熱応力の影響を受けにくい、安定
して高精度なコリオリ質量流量計が得られる。
【0136】図44は、本発明の他の実施例の要部構成
説明図で、請求項9の一実施例を示す。本実施例におい
ては、基準軸15の方向の伸縮と、基準軸15回りの回
転振動とを吸収する柔構造部71が、上流側固定端13
と下流側固定端14と、補償体63との間の、振動チュ
ーブ17に設けられている。
【0137】この結果、柔構造部71が、上流側固定端
13と下流側固定端14と、補償体63との間の、振動
チューブ17に設けられたので、 (1)熱膨張を吸収することが可能になり、広い温度範
囲で安定して高精度で測定が可能なコリオリ質量流量計
が得られる。
【0138】(2)配管応力が加わった場合でも、柔構
造部71で吸収出来、内部まで影響を及ぼさず、安定し
て高精度なコリオリ質量流量計が得られる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、振動チューブに固定され固定端より外部に振
動が漏れないように振動絶縁されるようにされた板状の
振動体が設けられたので、以下の利点が生ずる。
【0140】(1)内部振動系は高Q値を実現でき、外
部ノイズが加わってもその影響が相対的に少なく、振動
が安定なので、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量
計が得られる。
【0141】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0142】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
変化がおこり、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0143】本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
ので、その心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が
得られる。
【0144】本発明の請求項2によれば、振動系全体の
重心が基準軸上にあるので、 (1)外部から振動ノイズが加わったり、衝撃を受けた
場合でも、基準軸から離れた場所に振動系の重心がある
と、異常振動を起こし易い。しかし、振動系全体の重心
が基準軸上にあるので、異常動作が発生し難い、コリオ
リ質量流量計が得られる。
【0145】(2)また、影響を受けた場合でも、振動
系全体に対称で、比較的均一に影響が出やすく、たとえ
正常な振動でなくても、上下流2点の振動を検出するこ
とで、ノイズをキャンセルすることが可能なコリオリ質
量流量計が得られる。
【0146】結局、上記のことから、外部振動や衝撃に
対して、影響を受け難い、安定した高精度なコリオリ質
量流量計が実現出来る。
【0147】本発明の請求項3によれば、振動系全体の
重心が移動しないので、無駄な振動がなくなり、振動の
絶縁がより高められる。このように振動絶縁を高めるこ
とで、以下のような利点が得られる。
【0148】(1)内部振動系は高Q値を実現でき、外
部ノイズが加わっても、その影響が相対的に少なく、振
動が安定なので、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流
量計が得られる。
【0149】(2)少ないエネルギで安定した励振が実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0150】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
影響が及び、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0151】本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
のでその心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が得
られる。
【0152】(4)外部から、通常受ける並進方向のノ
イズや衝撃が加わわり、重心が並進運動をしても、通常
の励振振動とは異なる運動なので、モード形状や周波数
から、ノイズによる振動を区別して、除去出来る。
【0153】従って、外部振動や衝撃に対して、影響を
受けにくい、安定した高精度なコリオリ質量流量計が得
られる。
【0154】本発明の請求項4によれば、定常励振状態
において、振動チューブの両端の固定部に、基準軸回り
のねじれ成分以外の、並進方向成分の力が生じないの
で、振動が外に漏れにくい。
【0155】基準軸回りの回転力に対しては、振動チュ
ーブに比べ、はるかに大きいねじり剛性(ねじり剛性=
GIP=Gπd4/32、剛性は直径の4乗で効く)を有
する、コリオリ質量流量計のハウジングの存在により、
強固に抑えることが可能である。
【0156】このように振動絶縁を高めることで、以下
のような利点を発揮する。 (1)内部振動系は高Q値を実現でき、外部ノイズが加
わってもその影響が相対的に少なく、振動が安定なの
で、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0157】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0158】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
振動チューブの上下流で、散逸量のバランスが崩れる
と、内部の振動系に影響が及び、ゼロ点やスパンが変動
してしまう。本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
ので、その心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が
得られる。
【0159】本発明の請求項5によれば、振動チューブ
は、基準軸から等距離にある円周面内のみでの振動なの
で、振動チューブの位置がどこであっても、振動チュー
ブの長さが変わることはない。
【0160】従って、軸方向の引っ張りの力が常に一定
である。すなわち、軸方向の力が変化することによる、
振動の漏れを、無くすことができる。振動絶縁が高まる
ことにより、流量計内部の振動が安定になり、高精度で
安定したコリオリ質量流量計を実現出来る。
【0161】具体的には、内部振動のQ値が高くなるの
で、振動ノイズの影響を受け難くなり、低消費電力を実
現し、振動の漏れ量の変化によるゼロ点やスパン変化を
低減できるコリオリ質量流量計が得られる。このように
振動絶縁を高めることで、以下のような利点を発揮す
る。
【0162】この結果、 (1)内部振動系は高Q値を実現でき、外部ノイズが加
わってもその影響が相対的に少なく、振動が安定なの
で、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0163】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0164】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
影響が及び、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0165】本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
ので、その心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が
得られる。
【0166】また、 (4)測定流体流路は、流量計の入り口(インレット)
から出口(アウトレット)まで、分岐や、隙間の無い、
1本の貫通構造であるので、流速損失の少なく、詰まり
難く、洗浄しやすいコリオリ質量流量計が得られる。
【0167】(5)完全な直管でなく、振動チューブ
が、非励振状態で、予め所定形状に湾曲されているの
で、周囲温度変化に対して、湾曲部分で吸収も容易であ
り、温度特性が良好なコリオリ質量流量計が得られる。
【0168】一般的な曲管でもなく、完全な直管でもな
く、適度な湾曲を持つことで、曲管と直管の長所を同時
に実現できるコリオリ質量流量計が得られる。
【0169】本発明の請求項6によれば、振動検出セン
サを、基準軸をはさんで、振動チューブとは反対方向の
振動体の先端付近に設置することにより、最適な位置で
振動の検出が可能になる。
【0170】即ち、振動体の先端に位置することで、振
動系の中でも、最も振幅が大きい所で振動測定が可能に
なる。
【0171】実際、図5実施例と、図24実施例(請求
項6相当)を実験で比較した結果、一例として、下記の
ようになった。
【0172】センサ振幅/ドライブ振幅の比は、図5実
施例は0.8、図25実施例では3.5で、4.4倍であ
る。発生位相差 < m rad >は、図5実施例は8.8、図
25実施例では37.5で、4.3倍である。となる。
【0173】このように、振幅比でも、発生位相差で
も、図5実施例の場合に比較して、4倍強大きい値が観
測された。
【0174】この結果、このように、振動絶縁を高める
ことで、以下のような利点を、発揮する。
【0175】(1)測定振幅が大きければ、S/Nが向
上する。逆に、従来と同程度の測定振幅でよいのなら、
励振力を小さくすることが可能で、低消費電力のコリオ
リ質量流量計が得られる。
【0176】最大振幅が小さければ、振動エネルギーも
小さく、外部への漏れも小さくなり、振動絶縁も容易に
なり、高精度で安定したコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0177】(2)発生位相差が大きければ、信号変換
部分の信号処理が容易になる。すなわち、単純で安価な
信号処理回路でも、安定で高精度な性能を実現できるコ
リオリ質量流量計が得られる。
【0178】逆に、従来と同等の信号処理性能であれ
ば、発生位相差の小さい低流量域まで安定して測定が可
能になったり、もとから発生位相差の小さい気体の質量
流量測定が可能になるコリオリ質量流量計が得られる。
【0179】結局、振幅も位相差も4倍以上大きいの
で、非常に有利で、劇的な改善効果が得られる。
【0180】本発明の請求項7によれば、2次、3次あ
るいは、それ以上の高次モードで励振することで、以下
のような利点がある。
【0181】(1)励振周波数を高めに設定しやすい。
低周波数での振動では、フィールドの振動ノイズを受け
易いのに対し、高周波数励振では、振動ノイズの影響を
受けにくい、コリオリ質量流量計が得られる。
【0182】(2)励振モードと、コリオリ力によって
発生する振動モードの共振周波数を近づけることが出来
る。発生位相差も大きい。
【0183】(3)発生位相差が大きければ、信号変換
部の信号処理が容易になる。すなわち、単純で安価な信
号処理回路でも、安定で高精度な性能を実現できるコリ
オリ質量流量計が得られる。
【0184】逆に、従来と同等の信号処理性能であれ
ば、発生位相差の小さい低流量域まで安定して測定が可
能になったり、もとから発生位相差の小さい気体の質量
流量測定が可能になるコリオリ質量流量計が得られる。
【0185】本発明の請求項8によれば、ハウジング内
に補償体が設置されたので、振動チューブ、振動体、振
動検出センサと補償体とは、励振器を介して、互いに逆
方向に力が働き、基準軸を中心にした、逆回転の振動が
発生する。
【0186】振動チューブと補償体とが結合している固
定端で、逆方向に力が働き合い、互いに打ち消し合っ
て、振動の節を形成する。並進方向成分だけでなく、基
準軸回りの回転成分も抑えることができるので、より一
層振動絶縁性を高めることができる。
【0187】このように振動絶縁を高めることで、以下
のような利点を発揮する。 (1)内部振動系は高Q値を実現でき、外部ノイズが加
わってもその影響が相対的に少なく、振動が安定なの
で、外部振動ノイズに強いコリオリ質量流量計が得られ
る。
【0188】(2)少ないエネルギで安定した励振を実
現できるので、低消費電流のコリオリ質量流量計が得ら
れる。
【0189】(3)外部への振動エネルギの散逸量が変
化したり、外部に逃げた振動が再び内部に加わったり、
上下流で散逸量のバランスが崩れると、内部の振動系に
影響が及び、ゼロ点やスパンが変動してしまう。
【0190】本発明では、内部に振動を閉じ込めやすい
ので、その心配がなく、高精度なコリオリ質量流量計が
得られる。
【0191】(4)外部から応力が加わっても、補償体
で支えることで、内部の振動は安定した励振を続けるこ
とが出来る すなわち、配管応力や熱応力の影響を受けにくい安定し
て高精度なコリオリ質量流量計が得られる。
【0192】本発明の請求項9によれば、柔構造部が、
上流側固定端と下流側固定端と、補償体との間の、振動
チューブに設けられたので、
【0193】(1)熱膨張を吸収することが可能にな
り、広い温度範囲で安定して高精度で測定が可能なコリ
オリ質量流量計が得られる。
【0194】(2)配管応力が加わった場合でも、柔構
造部で吸収出来、内部まで影響を及ぼさず、安定して高
精度なコリオリ質量流量計が得られる。
【0195】従って、本発明によれば、内部振動の絶縁
性を向上させる事により、安定性、精度、耐振性が向上
されるコリオリ質量流量計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図4】図3の動作説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図6】図5の動作説明斜視図である。
【図7】図5の動作説明図で、X方向からの投影図であ
る。
【図8】図5の動作説明図で、Y方向からの投影図であ
る。
【図9】図5の動作説明図で、Z方向からの投影図であ
る。
【図10】図5の動作説明斜視図である。
【図11】図5の動作説明図で、X方向からの投影図で
ある。
【図12】図5の動作説明図で、Y方向からの投影図で
ある。
【図13】図5の動作説明図で、Z方向からの投影図で
ある。
【図14】図5の動作説明斜視図である。
【図15】図5の動作説明図で、X方向からの投影図で
ある。
【図16】図5の動作説明図で、Y方向からの投影図で
ある。
【図17】図5の動作説明図で、Z方向からの投影図で
ある。
【図18】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図19】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図20】図19の側面図である。
【図21】図19の動作説明図である。
【図22】図19の動作説明図である。
【図23】図19の動作説明図である。
【図24】本発明の他の実施例のFEM解析モデルであ
る。
【図25】本発明の他の実施例の動作説明斜視図であ
る。
【図26】図25のX方向からの投影図である。
【図27】図25のY方向からの投影図である。
【図28】図25のZ方向からの投影図である。
【図29】図5の1次モードの動作説明斜視図である。
【図30】図29のX方向からの投影図である。
【図31】図29のY方向からの投影図である。
【図32】図29のZ方向からの投影図である。
【図33】図5の2次モードの動作説明斜視図である。
【図34】図33のX方向からの投影図である。
【図35】図33のY方向からの投影図である。
【図36】図33のZ方向からの投影図である。
【図37】図5の4次モードの動作説明斜視図である。
【図38】図37のX方向からの投影図である。
【図39】図37のY方向からの投影図である。
【図40】図37のZ方向からの投影図である。
【図41】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図42】図41の平面図である。
【図43】図41の側面図である。
【図44】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図45】従来より一般に使用されている従来例の構成
説明図である。
【図46】従来より一般に使用されている他の従来例の
構成説明図である。
【図47】図45の動作説明図である。
【図48】図46の動作説明図である。
【図49】図46の動作説明図である。
【符号の説明】
1 振動チューブ 2 フランジ 3 励振器 4 振動検出センサ 5 振動検出センサ 501 コイル 502 マグネット 6 ハウジング 11 振動体 12 振動体 13 上流側固定端 14 下流側固定端 15 基準軸 16 中線 17 振動チューブ 18 振動体 19 緩やかな曲部 21 振動体 22 振動体 23 励振器 24 励振器 31 振動体 32 振動体 41 振動体 42 振動体 51 振動体 61 振動体 62 振動体 63 補償体 71 柔構造部 301 コイル 302 マグネット 401 コイル 402 マグネット 501 コイル 502 マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動チューブ内に測定流体が流れ、該測定
    流体の流れと前記振動チューブの角振動によって生じる
    コリオリ力により、該振動チューブを変形振動させるコ
    リオリ質量流量計において、 前記振動チューブの上流側固定端と下流側固定端とを結
    ぶ直線を基準軸としてこの基準軸あるいは前記振動チュ
    ーブの中心軸に直交し一端がこの振動チューブに固定さ
    れ前記固定端より外部に振動が漏れないように振動絶縁
    されるように構成された板状の振動体を具備したことを
    特徴とするコリオリ質量流量計。
  2. 【請求項2】前記振動チューブの質量分布と形状と前記
    振動体の質量分布と形状とを調整して振動系全体の重心
    が前記基準軸上に配置されるようにされたことを特徴と
    する請求項1記載のコリオリ質量流量計。
  3. 【請求項3】前記振動チューブの質量分布と形状と剛性
    と前記振動体の質量分布と形状と剛性と間隔とを調整し
    て振動系全体の重心が励振振動の振動の節の位置に配置
    されるようにされたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のコリオリ質量流量計。
  4. 【請求項4】前記振動チューブの質量分布と形状と剛性
    と、前記振動体の質量分布と形状と剛性と間隔とを調整
    して定常励振状態の前記振動チューブの両端固定部に発
    生する力を前記基準軸周りのねじれ成分のみにして励振
    器による加振力に起因する前記基準軸に直交する成分が
    生じ無いようにされたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2又は請求項3記載のコリオリ質量流量計。
  5. 【請求項5】前記上流側固定端と前記下流側固定端から
    等距離の中線に線対称であって少なくとも1個の緩やか
    な曲部を有し前記上流側固定端と前記下流側固定端とを
    結ぶ直線を基準軸としてこの基準軸の各点からそれぞれ
    所定距離の円周線上で単振動をする一本の振動チューブ
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何
    れかに記載のコリオリ質量流量計。
  6. 【請求項6】前記基準軸あるいは前記振動チューブに直
    交し一端が配置された板状の振動体と、 この振動体の他端に設けられた振動検出センサとを具備
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに
    記載のコリオリ質量流量計。
  7. 【請求項7】前記振動チューブを2次モード以上の高次
    の振動モードで励振する励振器を具備したことを特徴と
    する請求項1乃至請求項6の何れかに記載のコリオリ質
    量流量計。
  8. 【請求項8】前記基準軸に平行して設けられ両端が前記
    振動チューブの両端にそれぞれ固定支持される補償体
    と、 この補償体と前記振動チューブとの間に設けられた励振
    器と検出器とを具備したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項7の何れかに記載のコリオリ質量流量計。
  9. 【請求項9】前記上流側固定端と前記下流側固定端と前
    記補償体との間の前記振動チューブに設けられ前記基準
    軸の方向の伸縮と前記基準軸回りの回転振動を吸収する
    柔構造部を具備したことを特徴とする請求項8記載のコ
    リオリ質量流量計。
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