JP3521017B2 - カール成形加工装置 - Google Patents

カール成形加工装置

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寛行 畠山
淳夫 武川
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、工作物の筒形状の端部
にカール成形加工を行う装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般的には、工作物の筒形状の端部にカ
ール成形加工を行う場合に、ローラ工具を用いた装置に
て行われている。図4はローラ工具と工作物の関係を示
す側面図で、1はローラ工具、1aはローラ工具1のロ
ーラ部、1bはローラ工具1の内側面部、1cはローラ工
具1の外側面部、2は工作物、2´は工作物2の異形状
筒の端部である。また、図5は従来のこの種の装置に用
いられるローラ工具の半径と工作物のコーナ半径との関
係を示す図である。 【0003】図4に示すように、ローラ工具1の内側面
部1b,外側面部1cと工作物2の側面とは並行で、カー
ル成形加工を行うためローラ工具1は工作物2に対し矢
印A方向に移動し、ローラ工具1のローラ部1aと工作
物2の端部2´が当接し、端部2´上をローラ工具1が
加圧回転することでカール成形加工を行う。 【0004】ここで、図5に示すように、工作物2の端
部2´にカール成形加工を行うローラ工具1の形状から
ローラ部1aと内側面部1bの半径は異なり、内側面部1
bとコーナ半径Rの端部2´とが干渉するため、ローラ
工具1の半径rと工作物2のコーナ半径Rには一定の関
係がある。ローラ工具1の半径rに対し工作物2のコー
ナ半径Rの関係の目安として、計算上ではR=2.5〜3.0
rと限定され、工作物2の異形状筒の端部2´にカール
成形加工が行われていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のカール成形加工装置は、ローラ工具の半径r
に対する工作物のコーナ半径Rの関係に限定され、工作
物の異形状筒の端部をカール成形加工を行うとき、コー
ナ半径Rにより加工可能な範囲が制限されるという問題
があった。 【0006】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ものであり、工作物の異形状筒の端部に対しローラ工具
を一定の角度傾けた状態で取り付けることで、ローラ工
具と工作物の端部のコーナ半径Rとの干渉を少なくし、
カール成形加工可能なコーナ半径を小さくできるカール
成形加工装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、被加工物である異形状筒の端部上から、
凹円弧状の外周面が加圧することにより異形状筒の内周
壁側にカール成形加工を行うローラ工具を備えたカール
成形加工装置において、前記ローラ工具を、前記凹円弧
状の外周面が前記異形状筒の内側にて内周壁方向に向く
ように傾けた状態で複数設置し、カール成形加工後の
ローラ工具移動の際に前記ローラ工具が前記端部と当
ることのないように、前記凹円弧状の内周面の両側面部
における内側面部を外側面部より小径としたものであ
る。 【0008】 【作用】前記構成によれば、ローラ工具を工作物の端部
に対して一定の角度傾けた状態に取り付け、ローラ工具
の凹円弧状の内周面の両側面部における内側面部を外側
面部より小径として、ローラ工具に逃げを設けることに
より、カール成形加工後の移動時に端部とローラ工具が
当ることなく、加工可能なコーナ半径を小さくでき、し
かも良好なカール形状に成形できる。 【0009】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。 【0010】図1は本発明の実施例であるカール成形加
工装置の部分断面図を示したものである。図1におい
て、1はローラ工具、3は支持軸、4は支持軸3を保持
している軸受、5は軸受4が取り付けられたベース、6
は歯車、7は支持軸3に回転可能に支持されている回転
ホルダ、8はレバー支持軸、9は回転ホルダ7にレバー
支持軸8を介して揺動可能に支持されているレバー、10
は工作物の軌跡を示すカム、11はカムフォロア、12はレ
バー9に揺動可能に支持された軸である。 【0011】また、図2は本実施例のカール成形加工装
置におけるローラ工具を拡大した部分側面図で、13はロ
ーラ工具1を保持するローラホルダ、14は傾斜した面に
ローラホルダ13が取り付けられているスライドベースで
ある。 【0012】まず、図1および図2において、上部より
矢印A方向にローラ工具1を工作物2の端部2´上に当
接させる。カール成形加工装置の本体側より歯車6によ
り回転駆動が伝達されると、回転ホルダ7は支持軸3を
中心に回転する。回転ホルダ7に支持されたレバー9を
介して、レバー9に取り付けられた軸12先端のカムフォ
ロア11により、カム10に設けられた工作物2の軌跡を追
従し、ローラ工具1に工作物2の軌跡と同様の動きを行
わせる。ローラホルダ13を介して傾斜したスライドベー
ス14に取り付けられたローラ工具1は、一定の角度の傾
きを持ち異形状筒の工作物2の端部2´を矢印A方向に
加圧回転しカール成形加工を行う。カール成形加工後に
ローラ工具1は上部の矢印B方向に移動しその動作を終
了する。 【0013】次に、図3(a)はローラ工具を工作物に対
して一定の角度を設け取り付けたときの側面図、図3
(b)は一定の角度を設けたときの変位を示す図、図3(c)
はローラ工具に一定の角度を設け変位分の内側面部を短
くした側面図である。図3(a)に示すように、ローラ工
具1を一定の角度θに傾けて取り付けることにより、ロ
ーラ工具1のローラ部1aと工作物2の端部2´をカー
ル成形加工した部分との接触する部分が角度θからsin
θだけ変位する(図3(b)参照)。 【0014】また、工作物2の端部2´にカール成形加
工するために必要とされるローラ部1aとの接触部分と
して、傾ける前のローラ工具1のローラ部1aが端部2
´と接触する部分でよいことから、ローラ工具1を角度
θに傾けることにより、ローラ部1aと端部2´の接触
部分が変位した分だけ内側面部1bを短くすることがで
きる(図3(c)参照)。 【0015】さらに、図3(a)に示すようにローラ工具
1を角度θだけ傾けたことにより、カール成形加工した
端部2´を内側面部1b側のローラ部1aが変位分だけ覆
うことになる。さらに、ローラ部1aの内側面部1b側の
変位分が、カール成形加工後にローラ工具1を矢印B方
向に移動する際、カール成形された端部2´と当たるこ
とになるが、ローラ工具1にローラ部1aの変位分だけ
内側面部1bを短くする逃げを設けることでこれを防ぐ
ことができる。 【0016】さらにまた、内側面部1bを短くすること
で、変位分だけ内側面部1bの半径rも小さくできるこ
とから、従来例の図5に示したように、端部2´のコー
ナ半径Rも小さくすることができる。 【0017】前記のように、ローラ工具1を取り付ける
傾斜角度θにより、工作物2のコーナ半径Rが改善さ
れ、ローラ工具1の半径rに対する工作物2のコーナ半
径Rの関係は、従来の半分程度の比率R=1.3〜1.5rに
向上させることができる。よって工作物2の端部2´は
従来より小さなコーナ半径Rにおいてもカール成形加工
が可能となる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異形状筒の端部における内周壁側にカール成形加工を行
う装置において、ローラ工具を、凹円弧状の外周面が異
形状筒の内側にて内周壁方向に向くように傾けた状態で
複数設置し、カール成形加工後のローラ工具移動の際に
ローラ工具が前記端部と当ることのないように、凹円弧
状の内周面の両側面部における内側面部を外側面部より
小径とし、内側面部を変位分だけ小さくすることで、ロ
ーラ工具の半径rに対する工作物のコーナ半径Rとの関
係を改善することができ、工作物の端部にカール成形加
工を可能にするコーナ半径を小さくでき、しかも良好な
カール形状に成形できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例におけるカール成形加工装置を
示す部分断面図である。 【図2】本発明の実施例におけるカール成形加工装置の
ローラ工具を示す拡大した部分側面図である。 【図3】本発明の実施例におけるローラ工具を工作物に
対して一定の角度を設け取り付けたときの側面図(a)、
一定の角度を設けときの変位を示す図(b)、ローラ工具
に一定の角度を設け変位分の内側面部を短くした側面図
(c)である。 【図4】従来のローラ工具と工作物の関係を示す側面図
である。 【図5】従来のローラ工具の半径と工作物のコーナ半径
の関係を示す図である。 【符号の説明】 1…ローラ工具、 1a…ローラ部、 1b…内側面部、
1c…外側面部、 2…工作物、 2´…端部、 3
…支持軸、 4…軸受、 5…ベース、 6…歯車、
7…回転ホルダ、 8…レバー支持軸、 9…レバー、
10…カム、 11…カムフォロア、 12…軸、 13…ロ
ーラホルダ、 14…スライドベース。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被加工物である異形状筒の端部上から、
    凹円弧状の外周面が加圧することにより異形状筒の内周
    壁側にカール成形加工を行うローラ工具を備えたカール
    成形加工装置において、前記ローラ工具を、前記凹円弧状の外周面が前記異形状
    筒の内側にて内周壁方向に向くように傾けた状態で複数
    設置し、 カール成形加工後の前記ローラ工具移動の際に
    前記ローラ工具が前記端部と当ることのないように、前
    記凹円弧状の内周面の両側面部における内側面部を外側
    面部より小径としたことを特徴とするカール成形加工装
    置。
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