JP3520699B2 - 酸化物超電導線材及びその製造方法 - Google Patents

酸化物超電導線材及びその製造方法

Info

Publication number
JP3520699B2
JP3520699B2 JP30770996A JP30770996A JP3520699B2 JP 3520699 B2 JP3520699 B2 JP 3520699B2 JP 30770996 A JP30770996 A JP 30770996A JP 30770996 A JP30770996 A JP 30770996A JP 3520699 B2 JP3520699 B2 JP 3520699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
oxide superconducting
core
cross
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30770996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10149729A (ja
Inventor
克己 野村
明 野本
淳一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP30770996A priority Critical patent/JP3520699B2/ja
Publication of JPH10149729A publication Critical patent/JPH10149729A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3520699B2 publication Critical patent/JP3520699B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化物超電導線材
に係り、特に、コイル、給電用導体、および送電用導体
に用いられる酸化物超電導線材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酸化物超電導線材(例えば、酸化物超電
導素線、酸化物超電導多芯線材)の代表的な作製方法と
して、金属被覆法(powder-in-tube method )が挙げら
れる。
【0003】金属被覆法は、先ず、予め準備した酸化物
超電導粉末(適当な加熱処理を施すことによって酸化物
超電導体となるような粉末も含む)を適当なサイズの金
属シース材(Agシースを用いることが多い)に充填し
て、内部にコアを有するビレットを形成する。
【0004】このビレットに押出加工、伸線加工、圧延
加工などの機械的加工を施して所定の線材形状に形成す
る。その後、この線材に熱処理を施して酸化物超電導線
材を作製する。この時、必要に応じて、熱処理後に機械
的加工と熱処理を繰返し施してもよい。
【0005】多芯線材の場合は、前記の機械的加工を施
して得られた線材の多数本を、パイプ状の金属シース材
内に挿入して多芯ビレットとし、その多芯ビレットに、
再度機械的加工を施して所定の線材形状とした後、熱処
理を施して酸化物超電導多芯線材を作製する。
【0006】従来の酸化物超電導線材の横断面図を図2
に示す。図2(a)は、酸化物超電導線材を形成するた
めの多芯ビレットの横断面図の一例を示し、図2(b)
は、酸化物超電導線材を形成するための多芯ビレットの
横断面図の他の例を示し、図2(c)は、酸化物超電導
多芯線材の横断面図を示し、図2(d)は、平角状酸化
物超電導多芯線材の横断面図を示し、図2(e)は、テ
ープ状酸化物超電導多芯線材の横断面図を示している。
【0007】図2(a)に示すように、酸化物超電導多
芯線材は、コア21の周囲を金属シース材22で被覆
し、かつ、横断面を正六角形状に作製した酸化物超電導
素線23を多数本束ね(通常は、六角形を形成するよう
に配置することが多い)、その後、所定の内径を有した
金属シース材(Agシースを用いることが多い)24内
に挿入して多芯ビレット25を作製し、この多芯ビレッ
ト25に伸線加工及び/又は圧延加工などの機械的加工
を施して、図2(c)、(d)、(e)に示すような所
定の線材形状に形成し、最後に、この多芯線材に熱処理
を施して作製される。
【0008】また、図2(b)に示すように、横断面丸
型の酸化物超電導素線33を同心円状に多数本束ね、そ
の後、所定の内径を有した金属シース材34内に挿入し
て作製した多芯ビレット35を用いて酸化物超電導多芯
線材を作製してもよい。
【0009】図2(c)、(d)、(e)に示すよう
に、酸化物超電導多芯線材は、機械的加工によって、丸
状酸化物超電導多芯線材27、平角状酸化物超電導多芯
線材28、テープ状酸化物超電導多芯線材29などに形
成される。
【0010】酸化物超電導多芯線材27,28,29
は、金属マトリックス26c,26d,26e中に酸化
物超電導体21c,21d,21eを分散した構造とな
る。
【0011】酸化物超電導線材の熱処理は、Nb3 Sn
などの金属系化合物超電導線材を用いた線材よりも高温
(800〜900℃)で、かつ、酸素雰囲気中で施すこ
とが多い。このため、酸化物超電導体と複合する金属基
材としては、酸化物超電導体との反応性を考慮して、A
gまたはAg合金、AuまたはAu合金などを用いるこ
とが多い。
【0012】ここで、酸化物超電導線材は、酸化物超電
導体がセラミックスの一種であることから明らかなよう
に脆性材料である。このため、酸化物超電導線材または
導体にかかる曲げや引張りなどの機械的歪みに対して脆
いという難点がある。よって、最近では、機械的歪みに
対する特性を考慮して、Agシースなどの酸化物超電導
体と複合する金属シース材を合金化して強化したり、多
芯構造にすることが主流になりつつある。
【0013】また、酸化物超電導線材を用いた製品(例
えば、コイルなど)は、線材を巻いてから熱処理を施す
という手法(いわゆるワインド&リアクト法)によって
作製されることが多い。この場合、熱処理条件が厳しい
ため、通常の有機物系絶縁材料を用いることができず、
セラミックスペーパ(例えば、アルミナペーパ)または
セラミックスファイバ(例えば、アルミナファイバ、ガ
ラスファイバ)編組などの耐熱絶縁材料を利用してい
る。
【0014】ここで、ワインド&リアクト法による長尺
線材の熱処理では、線材同士が接触していると熱処理中
に線材同士が融着してしまうため、線材間に適当な間隔
を設けて疎に巻いたり、セラミックスペーパやセラミッ
クスファイバ編組などの絶縁材料をスペーサとして線材
間に巻き込むなどの対策がとられている。
【0015】酸化物超電導体は、電流を流し易い結晶面
と電流を流しにくい結晶軸方向を有しており、電気的特
性および結晶構造から二次元性が非常に強い。酸化物超
電導体を線材として用いる場合には、多結晶体として用
いることが多いため、電流を流し易い結晶面同士の接合
性(以下、結晶同士の接合性と呼ぶ)は、超電導特性を
左右する重要なファクターとなる。
【0016】ここで、結晶同士の接合性を向上させるた
めには、二次元性の強い板状結晶を配向させることが必
要条件であり、結晶の接合性と結晶配向性は同義で表現
されることが多い。結晶配向性と臨界電流密度Jcとの
間には相関関係があることが判ってきた。
【0017】Agシース法に代表される金属被覆法で作
製した酸化物超電導線材においては、一般に、伸線加工
を施した後に圧延加工を施してテープ状に成形する。テ
ープ状に成形する理由としては、上述したような酸化物
超電導体の特徴を考慮して、結晶配向性を向上させるた
めである。また、酸化物超電導線材中の酸化物超電導体
からなるコアの厚みが大きいと、結晶が配向しにくいと
いう相関関係があることが判ってきた。
【0018】酸化物超電導多芯線材を形成するための多
芯ビレットの作製方法としては、図2(a)に示したよ
うに、多数本の横断面が六角形状の酸化物超電導素線2
3を六角形状(蜂の巣状)に束ね、この六角形状の酸化
物超電導素線束を金属シース材24内に挿入して多芯ビ
レット25を作製することが一般的である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この六
角形状の酸化物超電導素線束を金属シース材24内に挿
入するため、酸化物超電導素線束の最外周と金属シース
材24の間には必然的に大きな隙間が生じる。これは、
横断面が丸形の酸化物超電導素線33を同心円状に束
ね、この同心円状の酸化物超電導素線束を金属シース材
34内に挿入して作製する多芯ビレット35においても
同様である。
【0020】この酸化物超電導素線束の最外周と金属シ
ース材24の間に隙間を有した多芯ビレット25に縮径
加工を施して形成する横断面丸型の酸化物超電導多芯線
材27の場合、酸化物超電導素線束の中心部より外周部
の方が酸化物超電導素線23の変形量が大きくなるた
め、図2(c)に示したように、酸化物超電導多芯線材
27の外周部における酸化物超電導体21cの形状が乱
れやすい。
【0021】酸化物超電導多芯線材27の外周部におけ
る酸化物超電導体21cの形状の乱れは結晶配向性の低
下につながることから、横断面が丸状の酸化物超電導多
芯線材27においては、外周部の臨界電流密度Jcが低
く、中心部の臨界電流密度Jcが高くなるというように
バラツキが生じるという問題があった。
【0022】また、多芯ビレットに縮径加工および圧延
加工を施して形成する平角状・テープ状の酸化物超電導
多芯線材28,29の場合、圧延ロール(図示せず)と
接している部分には圧縮応力がかかるため、その部分の
酸化物超電導体21d,21eの厚みは薄くなる。しか
し、圧延ロールと接していない部分には圧縮応力ではな
く圧縮方向と垂直な方向に拡がろうとする流れが生じる
ため、図2(d)、(e)に示したように、その部分の
酸化物超電導体21d,21eの厚みは厚いままであ
る。
【0023】このような平角状・テープ状の酸化物超電
導多芯線材28,29の場合、線材の中央部における酸
化物超電導体厚が薄い部分で臨界電流密度Jcが高く、
線材の横幅方向両端部(図中の左右両端部)における酸
化物超電導体厚が厚い部分で臨界電流密度Jcが低いた
め、線材全体に一様な電流が流れないという問題があっ
た。
【0024】すなわち、線材全体の臨界電流密度Jcが
大きくならないと共に、これらの酸化物超電導線材を用
いて作製するコイルなどの酸化物超電導導体において設
計通りの磁場(磁場強度や均質性)が発生しないといっ
た問題があった。
【0025】そこで本発明は、上記課題を解決し、線材
全体に一様な電流が流れ、かつ、線材全体の臨界電流密
度が高い酸化物超電導線材を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、金属マトリックス中に酸化物超電
導体からなるコアを有する酸化物超電導素線を多数本、
六角形状または同心円状に配置してなる酸化物超電導線
材において、上記酸化物超電導素線の多数本を外径が同
じでコアの断面積が異なる複数種類のもので構成し、
心または最内周の上記酸化物超電導素線の上記コアの断
面積外側部における上記酸化物超電導素線の上記コア
の断面積よりも大きくなるように配置したものである。
【0027】請求項2の発明は、中心または最内周の上
記酸化物超電導素線のコアの断面積を100とした時、
最外周の上記酸化物超電導素線のコアの断面積が50〜
85となるように径方向で差を持たせた請求項1記載の
酸化物超電導線材である。
【0028】請求項3の発明は、上記酸化物超電導線材
の横断面形状が、丸状である請求項1および請求項2記
載の酸化物超電導線材である。
【0029】請求項4の発明は、上記酸化物超電導線材
に圧延加工を施し、その横断面形状をテープ状または平
角状とする請求項3記載の酸化物超電導線材である。
【0030】請求項5の発明は、コアが酸化物超電導体
からなる酸化物超電導素線を多数本、パイプ状の金属シ
ース材内に六角形状または同心円状に挿入して多芯ビレ
ットとし、その多芯ビレットに機械的加工を施して所定
の線材形状とした後、その線材に熱処理を施す酸化物超
電導線材の製造方法において、上記多数本の酸化物超電
導素線を外径が同じでコアの断面積が異なる複数種類の
酸化物超電導素線で構成し、その複数種類の酸化物超電
導素線を、中心または内周側における上記酸化物超電導
素線の上記コアの断面積が外周部における上記酸化物超
電導素線の上記コアの断面積より大きくなるように配置
して多芯ビレットとするものである。
【0031】上記数値範囲を限定した理由を以下に説明
する。
【0032】中心または最内周の酸化物超電導素線のコ
アの断面積を100とした時、最外周の酸化物超電導素
線のコアの断面積が50〜85となるように径方向で差
を持たせたのは、最外周の酸化物超電導素線のコアの断
面積が85よりも大きいと、大きな変形を伴う縮径加工
や圧延加工の際、コアの周囲に被覆された安定化材であ
る金属マトリックスが全ての変形を吸収できず、コアの
形状が乱れるためである。また、最外周の酸化物超電導
素線のコアの断面積が50よりも小さいと、酸化物超電
導線材全体のコア比(酸化物超電導体比)が低下し過ぎ
て線材全体の臨界電流密度Jcが小さくなるためであ
る。
【0033】以上の構成によれば、各コアの断面積を径
方向で差を持たせたため、各コアが略均一形状となり、
線材全体に一様な電流が流れ、かつ、線材全体の臨界電
流密度が高い酸化物超電導線材を得ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0035】前述したように、六角形状または同心円状
に配置した酸化物超電導素線束と金属シース材との間に
は大きな隙間が生じており、この多芯ビレットに大きな
変形を伴う縮径及び/又は圧延加工を施すと、酸化物超
電導素線束における外周部の酸化物超電導素線ほど変形
量(圧縮応力)が大きくなっていた。
【0036】本発明者らは、酸化物超電導素線のコアの
周囲に被覆される安定化材(金属マトリックス)とコア
である酸化物超電導体の硬さ及び変形に対する流動性の
違いに着目した。
【0037】安定化材は金属であるため、軟らかく(ビ
ッカース硬度:約90)て外力に対して変形し易い。し
かし、酸化物超電導体はセラミックスであるため、硬く
(ビッカース硬度:約120)て外力に対して変形しに
くく、無理に変形させるとコアの形状が乱れやすい。
【0038】そこで、酸化物超電導素線束における外周
部の酸化物超電導素線ほど安定化材の比率を高める(酸
化物超電導素線におけるコア比を小さくする)ことで、
大きな変形量を安定化材に吸収させ、コアの形状を安定
させることができるということを見出した。
【0039】本発明の酸化物超電導線材は、略均一形状
の各酸化物超電導体の周囲に金属マトリックス(例え
ば、Ag)を配置してなるものである。
【0040】酸化物超電導体としては、特に限定するも
のではなく、例えば、Y−Ba−Cu−O系、La−B
a−Cu−O系(Laはランタン系列元素)、Bi−
(Pb)−Sr−Ca−Cu−O系、Tl−(Pb)−
Ba−Sr−Ca−Cu−O系、Hg−Ba−Sr−C
a−Cu−O系などが挙げられる。
【0041】金属マトリックスとしては、例えば、 AgおよびAg合金、 AgおよびAg合金の外側に、組成の異なるAg合
金、他の金属、酸化物、または金属と酸化物の複合体を
被覆したもの、 AgおよびAg合金の内側に、組成の異なるAg合
金、他の金属、酸化物、または金属と酸化物の複合体を
配置したもの、 AgおよびAg合金の内部に、組成の異なるAg合
金、他の金属、酸化物、または金属と酸化物の複合体を
配置したもの などが挙げられる。また、適宜、Agの代わりにAuを
用いてもよいことは言うまでもない。
【0042】酸化物超電導線材の形状としては、丸状、
平角状、テープ状、またはパイプ状などが挙げられる。
【0043】酸化物超電導線材の種類としては、酸化物
超電導多芯線材、各種の酸化物超電導多芯線材を集合、
積層、または複合したもの、各酸化物超電導多芯線材を
更に多芯化したものなどが挙げられる。
【0044】本発明の酸化物超電導線材の横断面図を図
1に示す。図1(a)は、酸化物超電導線材を形成する
ための多芯ビレットの横断面図の一例を示し、図1
(b)は、酸化物超電導線材を形成するための多芯ビレ
ットの横断面図の他の例を示し、図1(c)は、酸化物
超電導多芯線材の横断面図を示し、図1(d)は、平角
状酸化物超電導多芯線材の横断面図を示し、図1(e)
は、テープ状酸化物超電導多芯線材の横断面図を示して
いる。
【0045】図1(a)、(b)に示すように、酸化物
超電導体からなるコア1(11)の外周に金属シース材
(金属マトリックス)2(12)を被覆して横断面が六
角形状または丸形の酸化物超電導素線3a(13a)を
作製する。同時に、コア比(コア断面積/酸化物超電導
素線断面積)の異なる数種類(図中では2種類)の酸化
物超電導素線3b,3c…(13b,13c…)も作製
する。この時、酸化物超電導素線3a(13a)のコア
比が最大となるように、酸化物超電導素線3a(13
a)、酸化物超電導素線3b(13b)、酸化物超電導
素線3c(13c)、…の順にコア比を小さくする。
【0046】その後、酸化物超電導素線3a(13a)
を中心とし、酸化物超電導素線3a(13a)の周囲に
酸化物超電導素線3b(13b)を6本、更にその外側
に酸化物超電導素線3c(13c)を多数本(図中では
12本)配置して六角形状または同心円状とする。この
時、中心または最内周の酸化物超電導素線(図中では酸
化物超電導素線3a(13a))のコア1の断面積を1
00とした時、最外周の酸化物超電導素線(図中では酸
化物超電導素線3c(13c))のコア1の断面積が5
0〜85となるようにする。
【0047】この六角形状または同心円状の酸化物超電
導素線束を金属シース材4(14)内に挿入して多芯ビ
レット5(15)を作製する。
【0048】この多芯ビレット5に縮径加工を施して、
図1(c)に示すように、丸状酸化物超電導多芯線材7
を作製する。
【0049】また、図1(d)、(e)に示す平角状酸
化物超電導多芯線材8またはテープ状酸化物超電導多芯
線材9は、図1(c)に示した丸状酸化物超電導多芯線
材7のような形態の線材に、平角ダイス伸線加工または
圧延加工を施して作製する。
【0050】本発明の酸化物超電導線材の製造方法にお
いても、酸化物超電導線材の外周部または横幅方向両端
部においては大きな圧縮応力がかかり、酸化物超電導線
材の中心部においては小さな圧縮応力がかかる。
【0051】しかし、酸化物超電導線材の外周部または
横幅方向両端部における酸化物超電導素線のコア比を、
酸化物超電導線材の中心部における酸化物超電導素線の
コア比よりも小さくして、酸化物超電導線材の外周部ま
たは横幅方向両端部における変形吸収量を高めている。
【0052】このため、結果的に、酸化物超電導線材全
体に均一な圧縮応力がかかるようになり、酸化物超電導
線材中に略均一形状の酸化物超電導体が分散した構造と
なる。
【0053】すなわち、本発明の酸化物超電導線材の製
造方法によれば、丸状酸化物超電導多芯線材における外
周部、平角状・テープ状酸化物超電導多芯線材における
横幅方向両端部などにおいて臨界電流密度Jcが低下す
ることなく、線材全体に一様な電流が流れ、線材全体の
臨界電流密度Jc(Overall Jc)が大きく向
上することとなる。
【0054】
【実施例】
(実施例1)予め用意したBi2 Sr2 Ca1 Cu2
X 酸化物超電導粉末を、3種類のAgパイプ(パイプ
A:外径15mm、内径13mm,パイプB:外径15
mm、内径12.5mm,パイプC:外径15mm、内
径12mm)内に充填密度1.65g/cm3 でそれぞ
れ充填する。その後、各Agパイプに冷間引抜き加工を
施して外径2.57mmに形成し、酸化物超電導コア比
の異なる3種類の線材(線材A;コア比0.5、線材
B;コア比0.45、線材C;コア比0.4)を準備す
る。各線材(線材A、線材B、線材C)の諸元を表1に
示す。
【0055】
【表1】
【0056】次に、1本の線材Aを中心として、その線
材Aの周りに6本の線材Bを配置すると共に、線材Aと
線材Bの束の周りに12本の線材Cを配置し、19芯か
らなる線材束を作製する。
【0057】この線材束を外径15mm、内径13mm
のAg合金(Ag-0.015wt%Mg-0.015wt%Ni)
パイプ内に挿入して多芯ビレットを作製する。この多芯
ビレットに伸線加工を施して、外径1.00mmの多芯
線材に形成する。
【0058】この多芯線材に、Bi2 Sr2 Ca1 Cu
2 X 系超電導線材に特徴的な部分溶融−徐冷熱処理
(室温から884℃まで300℃/hrの速度で昇温→
884℃で10min保持→884℃から834℃まで
5℃/hrの速度で徐冷→834℃で1hr保持→炉
冷)を酸素気流中で施して、酸化物超電導線材(線材
D)を作製する。
【0059】同時に、19芯の全てが線材Aからなる線
材束を作製し、線材Dと同様の工程を施して酸化物超電
導線材(線材E)を作製する。
【0060】線材Dおよび線材Eについて超電導特性を
評価した。この評価結果を表2に示す。評価としては、
液体ヘリウム温度(4.2K)における臨界電流値Ic
(A)、酸化物超電導線材全体のJc(以下、Over
all Jcと呼ぶ;(A/cm2 ))、コア比、コア
の平均臨界電流密度(以下、平均コアJcと呼ぶ;(A
/cm2 ))、およびコア形状を対象とする。
【0061】臨界電流値Icの測定は通常の四端子法で
行い、臨界電流値Icのしきい値は1μV/cmとし
た。コア比は横断面を観察して測量した。コア形状は、
コア形状が良好なものを良好、そうでないものを不良と
した。
【0062】
【表2】
【0063】表2に示すように、本発明の酸化物超電導
線材の製造方法で作製した線材Dは、従来の酸化物超電
導線材の製造方法で作製した線材Eと比較してコア比が
小さくなっている。しかし、線材Eのコア形状は多芯ビ
レット時における状態を全く保っていないのに対して、
線材Dのコア形状は多芯ビレット時における状態をほぼ
保っており、良好であった。また、線材Dの臨界電流値
Ic、OverallJc、および平均コアJcは、線
材Eの約2倍の値を示していた。
【0064】(実施例2)予め用意した(Bi,Pb)
2 Sr2 Ca2 Cu3 X 酸化物超電導粉末を、3種類
のAgパイプ(パイプF:外径15mm、内径13m
m,パイプG:外径15mm、内径12.5mm,パイ
プH:外径15mm、内径12mm)内に充填密度1.
65g/cm3 でそれぞれ充填する。その後、各Agパ
イプに冷間引抜き加工を施して外径2.57mmに形成
し、酸化物超電導コア比の異なる3種類の線材(線材
F;コア比0.5、線材G;コア比0.45、線材H;
コア比0.4)を準備する。各線材(線材F、線材G、
線材H)の諸元を表3に示す。
【0065】
【表3】
【0066】次に、1本の線材Fを中心として、その線
材Fの周りに6本の線材Gを配置すると共に、線材Fと
線材Gの束の周りに12本の線材Hを配置し、19芯か
らなる線材束を作製する。
【0067】この線材束を外径15mm、内径13mm
のAg合金(Ag-0.015wt%Mg-0.015wt%Ni)
パイプ内に挿入して多芯ビレットを作製する。この多芯
ビレットに伸線加工を施して、外径1.50mmの多芯
線材に形成する。
【0068】この多芯線材に冷間で第一段圧延加工を施
して、厚さ0.5mm、幅3mmのテープ状多芯線材に
形成する。その後、電気炉を用いて、テープ状多芯線材
に空気中、840℃、50hrの第一段熱処理を施し
て、第1酸化物超電導中間線材を作製する。
【0069】その後、第1酸化物超電導中間線材に第2
段圧延加工を施して、厚さ0.25mm、幅4.5mm
に形成した後、電気炉を用い、空気中、840℃、50
hrの第二段熱処理を施して、第2酸化物超電導中間線
材を作製する。
【0070】その後、さらに、第2酸化物超電導中間線
材に第3段圧延加工を施して、厚さ0.15mm、幅
5.1mmに形成した後、電気炉を用い、空気中、84
0℃、50hrの第三段熱処理を施して、酸化物超電導
線材(線材I)を作製する。
【0071】同時に、19芯の全てが線材Fからなる線
材束を作製し、線材Iと同様の工程を施して酸化物超電
導線材(線材J)を作製する。
【0072】線材Iおよび線材Jについて超電導特性を
評価した。この評価結果を表4に示す。評価としては、
液体窒素温度(77K)における臨界電流値Ic
(A)、Overall Jc(A/cm2 )、コア
比、平均コアJc(A/cm2 )、およびコア厚みを対
象とする。
【0073】臨界電流値Icの測定は通常の四端子法で
行い、臨界電流値Icのしきい値は1μV/cmとし
た。コア比およびコア厚みは横断面を観察して測量し
た。
【0074】
【表4】
【0075】表4に示すように、本発明の酸化物超電導
線材の製造方法で作製した線材Iは、従来の酸化物超電
導線材の製造方法で作製した線材Jと比較してコア比が
小さくなっている。しかし、線材Jのコア厚みが10〜
50μmとバラツキがあるのに対して、線材Iのコア厚
みは10〜20μmと平均していた。また、線材Iの臨
界電流値Ic、Overall Jc、および平均コア
Jcは、線材Jの約3〜4倍の値を示していた。
【0076】(実施例3)予め用意したBi2 Sr2
1 Cu2 X 酸化物超電導粉末を、3種類のAg合金
(Ag−10at%Au)パイプ(パイプK:外径15
mm、内径13mm,パイプL:外径15mm、内径1
2.5mm,パイプM:外径15mm、内径12mm)
内に充填密度1.65g/cm3 でそれぞれ充填する。
その後、各Agパイプに冷間引抜き加工を施して外径
2.57mmに形成し、酸化物超電導コア比の異なる3
種類の線材(線材K;コア比0.5、線材L;コア比
0.45、線材M;コア比0.4)を準備する。各線材
(線材K、線材L、線材M)の諸元を表5示す。
【0077】
【表5】
【0078】次に、1本の線材Kを中心として、その線
材Kの周りに6本の線材Lを配置すると共に、線材Kと
線材Lの束の周りに12本の線材Mを配置し、19芯か
らなる線材束を作製する。
【0079】この線材束を外径15mm、内径13mm
のAg合金(Ag−10at%Au)パイプ内に挿入し
て多芯ビレットを作製する。この多芯ビレットに伸線加
工を施して、外径1.50mmの多芯線材に形成する。
【0080】次に、この多芯線材に冷間圧延加工を施し
て、厚さ1mm、幅1.7mmのテープ状多芯線材を作
製する。その後、このテープ状多芯線材に平角ダイス伸
線加工を施して、厚さ0.9mm、幅1.6mmの平角
状多芯線材を作製する。
【0081】その後、この平角状多芯線材に、Bi2
2 Ca1 Cu2 X 系超電導線材に特徴的な部分溶融
−徐冷熱処理(室温から884℃まで300℃/hrの
速度で昇温→884℃で10min保持→884℃から
834℃まで5℃/hrの速度で徐冷→834℃で1h
r保持→炉冷)を酸素気流中で施して、酸化物超電導線
材(線材N)を作製する。
【0082】同時に、19芯の全てが線材Kからなる線
材束を作製し、線材Nと同様の工程を施して酸化物超電
導線材(線材O)を作製する。
【0083】線材Nおよび線材Oについて超電導特性を
評価した。この評価結果を表6に示す。評価としては、
液体ヘリウム温度(4.2K)における臨界電流値Ic
(A)、Overall Jc(A/cm2 )、コア
比、平均コアJc(A/cm2)、およびコア形状を対
象とする。
【0084】臨界電流値Icの測定は通常の四端子法で
行い、臨界電流値Icのしきい値は1μV/cmとし
た。コア比は横断面を観察して測量した。コア形状は、
コア形状が良好なものを良好、そうでないものを不良と
した。
【0085】
【表6】
【0086】表6に示すように、本発明の酸化物超電導
線材の製造方法で作製した線材Nは、従来の酸化物超電
導線材の製造方法で作製した線材Oと比較してコア比が
小さくなっている。しかし、線材Oのコア形状は多芯ビ
レット時における状態を全く保っていないのに対して、
線材Nのコア形状は多芯ビレット時における状態をほぼ
保っており、良好であった。また、線材Nの臨界電流値
Ic、OverallJc、および平均コアJcは、線
材Oの約2倍の値を示していた。
【0087】すなわち、本発明の酸化物超電導線材の製
造方法によって、線材のコアにおける臨界電流密度Jc
が高く、かつ、線材全体の臨界電流値Icおよび線材全
体の臨界電流密度Jcが高いという優れた超電導特性を
有した酸化物超電導線材が得られる。
【0088】本発明によって得られた酸化物超電導線材
は、コイル、給電用導体、送電用導体などに用いること
が可能である。特に、本発明の酸化物超電導線材を用い
て作製したコイルは、設計通りに磁場(磁場強度や均質
性)を発生するため、NMR(核磁気共鳴)やMRI
(磁気共鳴断層検診装置)などの高均質性が要求される
マグネットに対して非常に有用である。
【0089】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0090】(1) 線材全体に一様な電流が流れ、か
つ、線材全体の臨界電流密度が高い酸化物超電導線材を
得ることができる。
【0091】(2) 酸化物超電導線材を形成する酸化
物超電導素線のコア比を、従来に比べてやや低くしてい
るため、各種加工の加工性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸化物超電導線材の横断面図である。
【図2】従来の酸化物超電導線材の横断面図である。
【符号の説明】
1,11 コア 2,12 金属シース材(金属マトリックス) 3,13 酸化物超電導素線 4,14 金属シース材(金属マトリックス) 6 金属マトリックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 淳一 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電 線株式会社 アドバンスリサーチセンタ 内 (56)参考文献 特開 平5−47242(JP,A) 特開 平5−89727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 12/00 - 13/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属マトリックス中に酸化物超電導体か
    らなるコアを有する酸化物超電導素線を多数本、六角形
    状または同心円状に配置してなる酸化物超電導線材にお
    いて、上記酸化物超電導素線の多数本を外径が同じでコ
    アの断面積が異なる複数種類のもので構成し、中心また
    最内周の上記酸化物超電導素線の上記コアの断面積
    外側部における上記酸化物超電導素線の上記コアの断面
    積よりも大きくなるように配置したことを特徴とする酸
    化物超電導線材。
  2. 【請求項2】 中心または最内周の上記酸化物超電導素
    線のコアの断面積を100とした時、最外周の上記酸化
    物超電導素線のコアの断面積が50〜85となるように
    径方向で差を持たせた請求項1記載の酸化物超電導線
    材。
  3. 【請求項3】 上記酸化物超電導線材の横断面形状が、
    丸状である請求項1および請求項2記載の酸化物超電導
    線材。
  4. 【請求項4】 上記酸化物超電導線材に圧延加工を施
    し、その横断面形状をテープ状または平角状とする請求
    項3記載の酸化物超電導線材。
  5. 【請求項5】 コアが酸化物超電導体からなる酸化物超
    電導素線を多数本、パイプ状の金属シース材内に六角形
    状または同心円状に挿入して多芯ビレットとし、その多
    芯ビレットに機械的加工を施して所定の線材形状とした
    後、その線材に熱処理を施す酸化物超電導線材の製造方
    法において、上記多数本の酸化物超電導素線を外径が同
    じでコアの断面積が異なる複数種類の酸化物超電導素線
    で構成し、その複数種類の酸化物超電導素線を、中心ま
    たは内周側における上記酸化物超電導素線の上記コアの
    断面積が外周部における上記酸化物超電導素線の上記コ
    アの断面積より大きくなるように配置して多芯ビレット
    とすることを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法。
JP30770996A 1996-11-19 1996-11-19 酸化物超電導線材及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3520699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30770996A JP3520699B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 酸化物超電導線材及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30770996A JP3520699B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 酸化物超電導線材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10149729A JPH10149729A (ja) 1998-06-02
JP3520699B2 true JP3520699B2 (ja) 2004-04-19

Family

ID=17972301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30770996A Expired - Fee Related JP3520699B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 酸化物超電導線材及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3520699B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2793344B1 (fr) * 1999-05-06 2001-07-06 Cit Alcatel BRIN SUPRACONDUCTEUR A HAUTE TEMPERATURE CRITIQUE (HTc), METHODE DE FABRICATION D'UN TEL BRIN
JP5353215B2 (ja) * 2008-12-04 2013-11-27 住友電気工業株式会社 超電導線材の製造方法および超電導線材
JP6743233B1 (ja) * 2019-03-28 2020-08-19 株式会社フジクラ 酸化物超電導線材
CN116786622A (zh) * 2023-08-28 2023-09-22 西安聚能超导线材科技有限公司 一种提高Nb3Sn芯丝均匀性的线材制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10149729A (ja) 1998-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0472333B1 (en) Elongate superconductor elements comprising oxide superconductors and superconducting coils
US5068219A (en) High strength superconducting wires and cables each having high current density, and a process for fabricating them
JP2897776B2 (ja) ワイヤ又はケーブル形態の電気導線
JP3356852B2 (ja) 酸化物超電導線材の製造方法
EP2099080A1 (en) Nb3Sn superconducting wire manufactured by internal Sn process and precursor for manufacturing the same
US7162287B2 (en) Oxide high-temperature superconducting wire and method of producing the same
JPH10512387A (ja) 超電導酸化物複合体物品の捩りテキスチャー形成
JP3520699B2 (ja) 酸化物超電導線材及びその製造方法
JP3813260B2 (ja) 酸化物多芯超電導導体およびその製造方法
JPH11312420A (ja) 酸化物高温超電導線材およびその製造方法
JP3657367B2 (ja) ビスマス系酸化物多芯超電導線およびその製造方法
JPH0765646A (ja) 酸化物超電導ケーブル及び素線の製造方法
JP3158408B2 (ja) 酸化物超電導線材およびその製造方法
JP3724128B2 (ja) 酸化物超電導線材およびその製造方法ならびにそれを用いた酸化物超電導撚線および導体
WO2023089919A1 (ja) ニオブアルミ前駆体線、ニオブアルミ前駆体撚線、ニオブアルミ超伝導線、及びニオブアルミ超伝導撚線
JP3505894B2 (ja) 化合物系超電導線材
JP2003045247A (ja) 超電導線材
JPH11111081A (ja) 酸化物超電導線材
JPH05325665A (ja) 酸化物超電導多芯線材
JP4203313B2 (ja) Bi系平角酸化物超電導体
JP2599138B2 (ja) 酸化物系超電導線の製造方法
JP3248190B2 (ja) 酸化物超電導線材、その製造方法およびその取扱方法
JPH1139963A (ja) 酸化物超電導線材、撚線およびそれらの製造方法ならびに酸化物超電導導体
JPH07114838A (ja) 酸化物超電導ケーブル
JP3350935B2 (ja) 多芯超電導線

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040126

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees