JP3520638B2 - 軸の固定構造 - Google Patents
軸の固定構造Info
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Description
どのシャッター装置を構成する巻取固定軸を建物側に固
定させる軸の固定構造に関するものである。
構成する巻取固定軸は、住宅などの建築物の壁面に突設
される左右一対の側板間に固定される。この巻取固定軸
の側板への固定は、側板に固定される、上方が開口した
コ字状のブラケットを用い、このブラケットに巻取固定
軸の端部を挿入し、この巻取固定軸の左右及び下部の三
方を支持させて、軸心を通り貫通して穿設されたこの軸
端部の固定孔に、ブラケットとともにボルトを貫通させ
固定させている。
た従来のブラケットによる巻取固定軸の固定構造では、
シャッター装置を構成するシャッターカーテンの大きさ
や形状の種類によって、巻取固定軸の外径が複数種類あ
ることから、内幅の長さが定まった1種類のブラケット
では、ブラケットの固定孔と軸端部の固定孔とが一致せ
ず、固定ができないという不具合が生じていた。
合わせた異なる寸法の数種類のブラケットをそれぞれ用
意し、施工時にそれぞれを固定させる方法や、巻取固定
軸101の最大径に合わせたブラケット102を側板に
配設し、この最大径の巻取固定軸101より小径の固定
軸101’を取り付ける場合は、図7に示すような、所
定の板厚に形成されコ字状に形成された板状スペーサー
103をブラケット102内面と軸101’外周との間
に介設させ、軸心を合わせて固定させる構造などが案出
されているが、いずれも部品点数が増えてしまうことか
ら、コスト高となるとともに、施工が煩雑になるという
問題があった。
めに、シャッター装置を構成する巻取固定軸などの軸を
側板などに固定させる際に、外径の異なる軸であって
も、容易にかつ確実に固定させることができ、簡素な構
造で構成される軸の固定構造を提供することを目的とし
ている。
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の軸の固定構造は、壁面2に固定
される開放部を上向きとしたコ字形ブラケット3内に、
軸1の端部1aを挿入して固定させる軸の固定構造にお
いて、前記ブラケット3の縁部4a,5a,6aには、
外方向に折曲自在とされる位置決め片8,9,10が、
前記ブラケット3の内方向に突出して形成されているこ
とを特徴としている。
記ブラケット3の左右及び下となる三方の各縁部4a,
5a,6aにそれぞれ形成されている構成としてもよ
い。
ー装置の巻取固定軸1の場合、この固定軸1の外径寸法
が複数種あっても、固定軸1の外径に合わせて位置決め
片8,9,10を折曲させれば、各固定軸1に対応で
き、これら固定軸1の取付固定時の位置決めが確実に行
われる。
の実施の形態を示す斜視図である。この軸の固定構造に
て固定される軸は、従来の技術で説明したように、例え
ばシャッター装置(図示せず)を構成する巻取固定軸1
である。この巻取固定軸1は、中空パイプ状で、両端1
aの外周面に軸心を通る取付孔1bがそれぞれ貫通して
形成されている。
される壁面としての側板2は、シャッター装置が配設さ
れる住宅などの建築物の外壁に突設されて左右一対で構
成され、各側板2の対向する垂直な内面間に,この巻取
固定軸1が水平に固定される。
ャッターの種類等により、外径が複数種用意されてお
り、本実施の形態では、34mmと42.7mmの大小
2種類の外径が在る場合について説明する。
3は、巻取固定軸1の両端1aと左右側板2との間に介
設されるもので、左右一対で構成されている。なお、左
右各ブラケット3は対称形状であるので、一方のブラケ
ット3について説明する。
左右一対の略矩形板状の垂直部4,5と、各垂直部4,
5の下縁を連結する略矩形板状の水平部6とで構成さ
れ、上向きに開放した略コ字状に形成されている。
方向に長尺な長孔7が穿設されている。各長孔7の水平
な中心線は、水平部6の上面からの距離が同等、すなわ
ち各長孔7の各中心線を結ぶ線と水平部6の上面とが平
行とされているとともに、その距離の2倍の長さが各垂
直部4,5の間隔幅に設定され、すなわち水平部6上面
と垂直部4,5の長孔7中心とによる位置が、このブラ
ケット3の中心位置となるようになっている。
5の間隔長さが、大径な巻取固定軸1の外径に対応する
42.7mmよりやや長尺に設定されている。
端縁部4a,5a,6aには、それぞれが同等の長さ及
び幅長に形成された矩形状の位置決め片8,9,10が
一体に設けられている。
設される位置決め片8,9は、長孔7の水平中心線の延
長線上に位置し、また水平部6に配設される位置決め片
10は、水平部6上面における中心線上に位置するよう
に配設されている。
部4,5,6の板面に対して垂直に折曲されて、各先端
8a,9a,10aが内方向、すなわち三方から上述し
たブラケット3の中心方向に向かって突出するようにな
っており、このブラケット3の中心から各位置決め片の
先端8a,9a,10aが等距離、すなわち、これら位
置決め片8,9,10の両垂直部4,5の各位置決め片
8,9の間隔が、小径な巻取固定軸1の外径、本実施の
形態では34mmに対応する長さよりやや長尺となるよ
うに設定されている。
両側に位置する水平部6及び垂直部4,5の各縁部4
a,5a,6aには、それぞれ略U字状の切込溝11が
位置決め片8,9,10の突出方向に沿って形成され、
位置決め片8,9,10の折曲が容易となるようになっ
ている。
縁部4b,5b,6bには、図1に示すように、各部
4,5,6に対して垂直外方向に折曲形成された略矩形
状の固定フランジ12,13が設けられている。
固定軸1の固定手順について説明する。はじめに、小径
(34mm)な巻取固定軸1を固定する場合について説
明する。
略中央の、互いが対向する位置に、開放部が上向きとな
るように、固定フランジ12,13を側板に当接させ、
この固定フランジ12,13を介してネジやボルトなど
にて固定する。
定された後、巻取固定軸1の両端1aを、各ブラケット
3に載置させるように装着させる。この装着時、軸端部
1aの外周面は、左右及び下の三方より位置決め片8,
9,10にて支持される。この支持された状態では、軸
1の中心がブラケット3の中心と合致する。
部4,5間では、軸端部1aの取付孔1bが水平方向と
され、この取付孔1bと各垂直部4,5の各長孔7とに
ボルトやピンなどの固定手段(図示せず)が貫通されて
互いに固定される。
段を介してブラケット3に掛かるようになっており、こ
の軸1を3点支持する各位置決め片8,9,10には、
軸1をブラケット3に固定させる際の位置決め時のみに
掛かるものである。
定されている状態で、巻取固定軸1の外径が上述したも
のより大径(42.7mm)な場合では、まず、ブラケ
ット3の各位置決め片8,9,10をそれぞれ外方向に
折曲する。
を用い、位置決め片8,9,10の基端より折曲させ、
図2に示すように、これら位置決め片8,9,10を垂
直部4,5,水平部6に対して各板面と平行な略面一な
真直状若しくはそれより外方向とさせる。
端1aを、各ブラケット3に載置させるように装着さ
せ、軸端部1aの外周面を、左右及び下の三方より垂直
部4,5,水平部6の各内面にて支持させる。この支持
された状態では、軸1の中心がブラケット3の中心と合
致する。
にて、軸端部1aの取付孔1bを水平方向とし、この取
付孔1bと各垂直部4,5の各長孔7とにボルトやピン
などの固定手段が貫通されて互いに固定される。
造によれば、シャッター装置を構成する巻取固定軸1の
外径が、上述したように大小2種類ある場合などで、こ
の軸1を側板2に固定させる際、ブラケット3に形成さ
れた位置決め片8,9,10を内方向に折曲した状態で
は小径の軸1に対応し、外方向に折曲した状態では大径
の軸1に対応が可能となることから、1つのブラケット
3にて2種の異なる外径の軸1に対応でき、また確実に
位置決めされることから、軸1の両端1aが正確に支持
されてブラケット3に固定でき、すなわち側板2への固
定を確実に行うことができる。
り、このブラケット3と一体の位置決め片8,9,10
の折曲状態で、軸1の固定のための位置決めが行えるこ
とから、部品点数はこのブラケット1のみとなり、簡素
な構成で実現でき、また廉価に構成することが可能とな
る。
3の左右及び下の三方に位置決め片8,9,10を設け
て3点支持とするとともに、各位置決め片8,9,10
の長さを共通に設定したので、各位置決め片8,9,1
0が内方向に突出した状態と、外方向に折曲した状態と
でそれぞれ軸1の中心とブラケット3の中心との位置決
めが可能となり、施工現場における調整作業が不要とな
り、この巻取固定軸1の固定作業が容易なものとなる。
3の各位置決め片8,9,10を、内方向に折曲した状
態と略真直な状態の2状態となるよう構成し、大小2種
類の軸外径に対応させる例について述べたが、この位置
決め片8,9,10の折曲角度を他段階、例えば30°
間隔で0〜90°とすれば4段階に設定でき、複数種
類、すなわちこの例であれば4種類の軸外径に対応させ
ることが可能となる。
片8,9,10の形状が矩形状とされている例について
述べたが、図3に示すように複数段に幅長が変化する階
段状の形状とすれば、各幅長の変わる位置にて折曲が容
易にできるようになるため、位置決め片8,9,10の
突出長さを複数段階にそれぞれ変更でき、図4に示すよ
うに軸外径の異なる軸1が多種類となる場合に有効とな
る。
3の水平部6,垂直部4,5にそれぞれ位置決め片8,
9,10を設け、三方の各位置決め片8,9,10を全
て折曲状態か略真直状態かとさせる例について述べた
が、いずれか1つ、又は2つを折曲状態や略真直状態と
させ、軸1の外径に対応させるようにしてもよい。この
場合、垂直部4,5の対向位置にある各位置決め片8,
9の折曲状態によって、図5に示すように、巻取固定軸
1の側板2に対する位置、すなわち、この巻取固定軸1
によるシャッターカーテンの巻取中心位置をも位置決め
できる。
ト3の先端縁部4a,5a,6aに対して突出するよう
に各位置決め片8,9,10が設けられる例について述
べたが、位置決め片8,9,10を略真直状態とした際
に、位置決め片8,9,10の先端8a,9a,10a
がブラケット先端縁部4a,5a,6aと略同位置とな
るように、図6に示すように、やや奥方に位置させて形
成させてもよい。
ター装置を構成する巻取固定軸1の側板2への固定につ
いて述べたが、これら軸や側板に限定されることはな
い。
定構造では、ブラケットの縁部に形成された各位置決め
片を内方向に折曲した状態では小径の軸に対応が可能と
なり、外方向に折曲した状態では大径の軸に対応が可能
となることから、1つのブラケットにて2種の異なる外
径の軸に対応することができ、また確実に各外径の軸の
位置決めを行うことができることから、軸の両端を正確
に支持させてブラケットに固定でき、すなわち軸の外径
が複数種あっても、このブラケットにて壁面への固定を
確実に行うことができるという効果がある。
り、このブラケットと一体の位置決め片の折曲状態で、
軸の固定のための位置決めが行えることから、部品点数
はこのブラケットのみとなり、簡素な構成で実現するこ
とができるという効果がある。また、このことから、廉
価に構成することが可能となる。
縁部に位置決め片を設けることにより、各位置決め片に
よって軸を3点支持とすることができ、安定して支持す
ることができるという効果があるとともに、各位置決め
片の長さを共通に設定することで、各位置決め片が内方
向に突出した状態と、外方向に折曲した状態とでそれぞ
れ軸の中心とブラケットの中心との位置決めが可能とな
り、施工現場における調整作業が不要となり、この巻取
固定軸の固定作業を容易なものとすることができるとい
う効果が得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 壁面に固定される開放部を上向きとした
コ字形ブラケット内に軸の端部を挿入して固定させる軸
の固定構造において、 前記ブラケットの縁部には、外方向に折曲自在とされる
位置決め片が、前記ブラケットの内方向に突出して形成
されていることを特徴とする軸の固定構造。 - 【請求項2】 前記位置決め片は、前記ブラケットの左
右及び下となる三方の各縁部にそれぞれ形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の軸の固定構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP31430095A JP3520638B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 軸の固定構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH09158635A JPH09158635A (ja) | 1997-06-17 |
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JP31430095A Expired - Fee Related JP3520638B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 軸の固定構造 |
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---|---|---|---|---|
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CN109875457B (zh) * | 2019-03-27 | 2020-11-24 | 温州瑞智门窗有限公司 | 一种门窗清洁方法 |
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1995
- 1995-12-01 JP JP31430095A patent/JP3520638B2/ja not_active Expired - Fee Related
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