JP3520492B2 - 体育館用床の施工方法 - Google Patents

体育館用床の施工方法

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JP3520492B2
JP3520492B2 JP09215398A JP9215398A JP3520492B2 JP 3520492 B2 JP3520492 B2 JP 3520492B2 JP 09215398 A JP09215398 A JP 09215398A JP 9215398 A JP9215398 A JP 9215398A JP 3520492 B2 JP3520492 B2 JP 3520492B2
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守俊 井村
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株式会社井村木工場
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体育館・武道館
(以下、両者を合わせて、「体育館」という。)に床を
敷設する施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体育館の床を敷設する工法としては、組
床式・置き床式があり、組床式には更に二重張り工法・
直張り工法がある。
【0003】二重張り工法では、例えば次のようにして
いた。すなわち、まず多数の支持スタンドを所定の位置
に立てて設け、支持スタンド上に多数の大引を等間隔で
平行に取り付けて、大引上に直交させて多数の根太を等
間隔で平行に取り付ける。それから、それら根太上に下
張板を乗せ、下張板の上から根太へとスクリュービス
(タッピングビス)をねじ込んだり釘を打ち込んだりす
ることで、根太上に下張板を張り巡らせる。
【0004】つぎに、例えば図5に示すような床パネル
を下張板上に敷き詰める。床パネルは長方形に形成して
いる。図5は床パネルの一つの短辺を見た正面図であ
る。床パネルの一つの長辺と一つの短辺とに半円状の突
条1をそれぞれ形成し、残りの長辺と短辺にはそれらの
突条1がちょうどはまる半円状の溝2をそれぞれ設けて
いる。そして、床パネル上には同形の表面板3を張り付
けている。
【0005】下張板上に多数の床パネルを敷き詰めるに
は、次のようにする。まず、下張板上に接着剤を塗布
し、一枚の床パネルを張る。それから、二枚目の床パネ
ルの長辺の突条1を、既に敷設した一枚目の床パネルの
長辺の溝2にはめた状態にして二枚目の床パネルを張
る。同様に、横方向だけでなく縦方向にも連結していっ
て、全面を床パネルで敷き詰める。つぎに、接着面に十
分な接着状態を保たせるため、床パネルから根太へ多数
のスクリュービスをねじ込み又は釘を打ち込んでいく。
そのために、まずスクリュービスをねじ込み又は釘を打
ち込むべき根太上の正確な位置に墨出しをし、墨出しに
沿った複数の位置にそれぞれダボ穴をあける。それか
ら、各ダボ穴から根太へスクリュービスをねじ込み又は
釘を打ち込んで、床パネルをしっかり固定する。全面を
固定し終わったら、ダボ穴の清掃をする。その後、接着
剤を塗ったダボをダボ穴に埋め込む。または、ダボ穴に
接着剤を流し込んだ後にダボを埋め込む。接着剤が硬化
したところで、床面を傷付けないように注意しながらダ
ボを根元から切り払い、ドラムサンダー・ディスクサン
ダー等で研磨する。研磨は、荒掛け・中掛け・仕上げ等
の工程を必要とする。最後に、清掃・下塗り・研磨・中
塗り・研磨・上塗りの塗装工程を経て仕上がる。
【0006】直張り工法においては、下張板を使用せ
ず、根太上に接着剤を塗布し同様の作業をして床パネル
を張り詰める。
【0007】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の施工方法に
よるときは、床パネルを張った後に床パネルに多数のダ
ボ穴をあけてダボ穴をダボでふさぐ作業を必要とする。
多数のダボ穴をあける作業、各ダボ穴をダボでふさぐ作
業、各ダボを根元から切る作業、研磨作業等を必要とす
る。つぎに、床面を清掃して下塗りをし、研磨・中塗り
・研磨・上塗りを重ねて仕上がる。作業が大変複雑で、
時間が掛かって人件費も大幅にアップしてしまう。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、簡単な
作業で床パネルを敷設できるようにする点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る施工方法に
よるときは、各床パネルの長辺の各突出部13から根太
18・下張板21等へと複数のスクリュービス20をね
じ込んだり複数の釘を打ち込んだりして床パネルを固定
する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る施工方法で使用する
床パネルの構造を図1に基づいて説明する。図1は床パ
ネルの取付け状態を示す平面図及び床パネルの一つの短
辺を見た正面図である。床パネルは長方形の形状をして
いる。床パネルには、一つの長辺に沿って断面が半円状
の突条10を形成し、突条10の下方位置から内側へ向
け方形の切欠き部11を設けている。他方の長辺に沿っ
ては、突条10がちょうどはまる半円状の溝12を形成
し、溝12の下方には前記切欠き部11と同形の板状の
突出部13を水平に設けている。また、一つの短辺に沿
っては長辺の突条10と同形の突条14を設け、他方の
短辺に沿っては長辺の溝12と同形の溝15を設けてい
る。そして、床パネルの上面全面には表面板16を張り
付けている。
【0012】この床パネルを用いて施工をするには、例
えば図1・2・3のようにする。図2は図1のA−A断
面図、図3は図1のB−B断面図である。まず、多数の
大引17を平行に配置する。それから、多数の根太18
を大引17と直交させて大引17上に配置し、根太18
から大引17へとスクリュービス19をねじ込んで固定
する。つぎに、組まれた根太18の上に接着剤を塗り、
根太18に交差させて一枚の床パネルを乗せる。ここ
で、突出部13の上から各根太18へとスクリュービス
20をねじ込んだり釘を打ち込んだりするが、このとき
スクリュービス20や釘の頭が突出部13の面と面一に
なるようにする。そして、突出部13上や溝12内に接
着剤を塗って、二枚目の床パネルの長辺の突条10を一
枚目の長辺の溝12にはめると、一枚目の突出部13が
二枚目の床パネルの切欠き部11にちょうどはまった状
態になる。このようにして、多数の床パネルを横方向に
並べ、敷設していく。縦方向には、床パネルの短辺の突
条14に接着剤を塗って隣の床パネルの短辺の溝15に
はめながら、次次と連結していく。このようにして、全
面の施工を完成させる。
【0013】また、図4に示すようなやり方で施工する
こともできる。すなわち、平行に配置した根太18上に
接着剤を塗って下張板21を乗せ、下張板21の上に接
着剤を塗布しながら後は図1〜3に示したと同様のやり
方で床パネルを張っていく。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の効果】本発明の床の施工方法に使う床パネル
は、断面が半円状の突条10、14とこれに嵌まる断面
が半円状の溝12、15と、突出部13とこれに嵌まる
切欠き部11を一体に形成したので敷設作業が容易・迅
速・確実である。また、床パネルがスクリュービスで根
太(必要に応じてさらに大引を用いる)に強固に固定さ
れているので床が堅牢であり、スクリュービスはねじ込
まれているので上下方向の烈しい振動が加わっても弛む
ことがないので、体育館用に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施工方法で使用する床パネルの取
付け状態を示す平面図及びその床パネルの一つの短辺を
見た正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】本発明の別の施工方法を示す断面図である。
【図5】従来の施工方法で使用する床パネルの一つの短
辺を見た正面図である。
【符号の説明】
10・14 突条 11 切欠き部 12・15 溝 13 突出部 18 根太 20 スクリュービス 21 下張板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−322951(JP,A) 特開 平2−38661(JP,A) 特開 平8−105189(JP,A) 特開 平9−279823(JP,A) 特開 平4−84645(JP,A) 特開 平4−5373(JP,A) 特開 昭56−131749(JP,A) 特開 昭63−272853(JP,A) 実開 平2−134139(JP,U) 実開 昭62−91843(JP,U) 実開 昭57−140553(JP,U) 実開 昭55−176929(JP,U) 実公 平1−35858(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体を長方形の形状に形成して、一つの
    長辺と一つの短辺とに沿ってそれぞれ断面が半円状の突
    条(10)(14)を設け、残りの長辺と短辺とに沿っ
    ては前記突条(10)(14)がはまる断面が半円状の
    溝(12)(15)を設け、溝(12)を設けた長辺に
    は溝(12)の下方に一定幅で水平に突出する突出部
    (13)を設けて、突条(10)を設けた長辺には突条
    (10)の下方に前記突出部(13)がはまる切欠き部
    (11)をすべて一体に設けた床パネルPを原材料から
    削り出し、平行に敷設した多数の根太(18)の上に一
    枚の床パネルを交差させて乗せ、床パネルの突出部(1
    3)から根太(18)へと複数のスクリュービス(2
    0)をねじ込んで固定し、次にその床パネルPの長辺の
    溝(12)に次の床パネルの長辺の突条(10)をはめ
    て両床パネルP、Pを並べて配置し、その床パネルPの
    突出部(13)も同様にして根太(18)上に固定し、
    同じ作業を繰り返して床パネルPを横方向に並べて敷き
    詰めていき、また縦方向には床パネルPの短辺同士の突
    条(14)と溝(15)とをはめ合わせて連結していく
    ようにした体育館用床の施工方法。
  2. 【請求項2】 全体を長方形の形状に形成して、一つの
    長辺と一つの短辺とに沿ってそれぞれ断面が半円状の突
    条(10)(14)を設け、残りの長辺と短辺とに沿っ
    ては前記突条(10)(14)がちょうどはまる断面が
    半円状の溝(12)(15)を設け、溝(12)を設け
    た長辺には溝(12)の下方に一定幅で水平に突出する
    突出部(13)を設けて、突条(10)を設けた長辺に
    は突条(10)の下方に前記突出部(13)がちょうど
    はまる切欠き部(11)をすべて一体に設けた床パネル
    Pを原材料から削り出し、多数の大引(17)を平行に
    配置し、多数の根太(18)を大引(17)と直交させ
    て大引(17)上に配置し、根太(18)から大引(1
    7)へとスクリュービス(19)をねじ込んで固定し、
    平行に敷設した多数の根太(18)の上に一枚の床パネ
    ルPを交差させて乗せ、床パネルPの突出部(13)か
    ら根太(18)へと複数のスクリュービス(20)をね
    じ込んで固定し、次にその床パネルPの長辺の溝(1
    2)に次の床パネルPの長辺の突条(10)をはめて両
    床パネルP、Pを並べて配置し、その床パネルの突出部
    (13)も同様にして根太(18)上に固定し、同じ作
    業を繰り返して床パネルPを横方向に並べて敷き詰めて
    いき、縦方向には床パネルの短辺同士の突条(14)と
    溝(15)とをはめ合わせて連結していくようにした体
    育館用床の施工方法。
  3. 【請求項3】 全体を長方形の形状に形成して、一つの
    長辺と一つの短辺とに沿ってそれぞれ断面が半円状の突
    条(10)(14)を設け、残りの長辺と短辺とに沿っ
    ては前記突条(10)(14)がちょうどはまる断面が
    半円状の溝(12)(15)を設け、溝(12)を設け
    た長辺には溝(12)の下方に一定幅で水平に突出する
    突出部(13)を設けて、突条(10)を設けた長辺に
    は突条(10)の下方に前記突出部(13)がちょうど
    はまる切欠き部(11)を一体に設けた床パネルPを原
    材料から削り出し、平行に敷設した多数の根太(18)
    の上に敷き詰めた下張板(21)の上に接着剤を塗布し
    て根太(18)に交差する状態にして一枚の床パネルP
    を張り付け、そして突出部(13)から下張板(21)
    を通して根太(18)へと複数のスクリュービス(2
    0)をねじ込んで固定し、次にその床パネルPの長辺の
    溝(12)に次の床パネルPの長辺の突条(10)をは
    めて次の床パネルPを並べて接着剤で張り付け、その床
    パネルPの突出部(13)も同様にして固定し、同じ作
    業を繰り返して床パネルPを横方向に並べて敷き詰めて
    いき、縦方向には床パネルPの短辺同士の突条(14)
    と溝(15)とをはめ合わせて連結していくようにした
    体育館用床の施工方法。
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