JP3051922U - 床パネル及びその床パネルを使用して形成される床構造 - Google Patents

床パネル及びその床パネルを使用して形成される床構造

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JP3051922U
JP3051922U JP1998002114U JP211498U JP3051922U JP 3051922 U JP3051922 U JP 3051922U JP 1998002114 U JP1998002114 U JP 1998002114U JP 211498 U JP211498 U JP 211498U JP 3051922 U JP3051922 U JP 3051922U
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floor panel
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JP1998002114U
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Inventor
守俊 井村
Original Assignee
株式会社井村木工場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で床パネルを敷設できるようにす
る。 【解決手段】 床パネルは全体を長方形の形状に形成
し、一つの長辺には溝12を設けて溝12の下方に突出
部13を設けている。対向側の長辺は前記長辺とはまり
合う形状に形成している。二つの短辺には、互いにはま
り合う突条と溝とを設けている。平行に配置した根太1
8の上に架け渡して一枚の床パネルを乗せ、突出部13
の上から根太18へとスクリュービス20をねじ込む。
二枚目の床パネルの長辺を一枚目の長辺にはめ合わせ、
二枚目の床パネルの突出部13も同様にして根太18へ
固定する。このようにして、多数の床パネルを横方向に
並べ、敷設していく。縦方向には、床パネルの短辺に設
けた突条と溝とをはめ合わせながら、次次と連結してい
く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、体育館・武道館等に敷設する床パネル及びその床パネルを使用して 形成する床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
体育館・武道館等の床を敷設する工法としては、組床式・置き床式があり、組 床式には更に二重張り工法・直張り工法がある。
【0003】 二重張り工法では、例えば次のようにしていた。すなわち、まず多数の支持ス タンドを所定の位置に立てて設け、支持スタンド上に多数の大引を等間隔で平行 に取り付けて、大引上に直交させて多数の根太を等間隔で平行に取り付ける。そ れから、それら根太上に下張板を乗せ、下張板の上から根太へとスクリュービス (タッピングビス)をねじ込んだり釘を打ち込んだりすることで、根太上に下張 板を張り巡らせる。
【0004】 つぎに、例えば図5に示すような床パネルを下張板上に敷き詰める。床パネル は長方形に形成している。図5は床パネルの一つの短辺を見た正面図である。床 パネルの一つの長辺と一つの短辺とに半円状の突条1をそれぞれ形成し、残りの 長辺と短辺にはそれらの突条1がちょうどはまる半円状の溝2をそれぞれ設けて いる。そして、床パネル上には同形の表面板3を張り付けている。
【0005】 下張板上に多数の床パネルを敷き詰めるには、次のようにする。まず、下張板 上に接着剤を塗布し、一枚の床パネルを張る。それから、二枚目の床パネルの長 辺の突条1を、既に敷設した一枚目の床パネルの長辺の溝2にはめた状態にして 二枚目の床パネルを張る。同様に、横方向だけでなく縦方向にも連結していって 、全面を床パネルで敷き詰める。つぎに、接着面に十分な接着状態を保たせるた め、床パネルから根太へ多数のスクリュービスをねじ込み又は釘を打ち込んでい く。そのために、まずスクリュービスをねじ込み又は釘を打ち込むべき根太上の 正確な位置に墨出しをし、墨出しに沿った複数の位置にそれぞれダボ穴をあける 。それから、各ダボ穴から根太へスクリュービスをねじ込み又は釘を打ち込んで 、床パネルをしっかり固定する。全面を固定し終わったら、ダボ穴の清掃をする 。その後、接着剤を塗ったダボをダボ穴に埋め込む。または、ダボ穴に接着剤を 流し込んだ後にダボを埋め込む。接着剤が硬化したところで、床面を傷付けない ように注意しながらダボを根元から切り払い、ドラムサンダー・ディスクサンダ ー等で研磨する。研磨は、荒掛け・中掛け・仕上げ等の工程を必要とする。最後 に、清掃・下塗り・研磨・中塗り・研磨・上塗りの塗装工程を経て仕上がる。
【0006】 直張り工法においては、下張板を使用せず、根太上に接着剤を塗布し同様の作 業をして床パネルを張り詰める。
【0007】 置き床式の場合は、根太は使用しないので、置き床パネル上に接着剤を塗布し て床パネルを張り、スクリュービス・釘で止めるという作業を繰り返して施工し ていく。置き床パネルの上に下張板を張り付けている場合は、下張板に対して同 様の作業をし、床パネルを張り付けていく。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示す床パネルを使用する場合は、床パネルを張った後に床パネルに多数 のダボ穴をあけてダボ穴をダボでふさぐ作業を必要とする。多数のダボ穴をあけ る作業、各ダボ穴をふさぐ作業、各ダボを根元から切る作業、研磨作業等を必要 とする。つぎに、床面を清掃して下塗りをし、研磨・中塗り・研磨・上塗りを重 ねて仕上がる。作業が大変複雑で、時間が掛かって人件費も大幅にアップしてし まう。
【0009】 本考案が解決しようとする課題は、簡単な作業で床パネルを敷設できるように する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る床パネルを使用するときは、各床パネルの長辺の各突出部13か ら根太18・下張板21等へと複数のスクリュービス20をねじ込んだり複数の 釘を打ち込んだりして固定する。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案に係る床パネルの構造を図1に基づいて説明する。図1は床パネルの取 付け状態を示す平面図及び床パネルの一つの短辺を見た正面図である。床パネル は長方形の形状をしている。床パネルには、一つの長辺に沿って断面が半円状の 突条10を形成し、突条10の下方位置から内側へ向け方形の切欠き部11を設 けている。そして、他方の長辺に沿っては、突条10がちょうどはまる半円状の 溝12を形成し、溝12の下方には前記切欠き部11と同形の板状の突出部13 を水平に設けている。また、一つの短辺に沿っては長辺の突条10と同形の突条 14を設け、他方の短辺に沿っては長辺の溝12と同形の溝15を設けている。 そして、床パネルの上面全面には表面板16を張り付けている。
【0012】 この床パネルを用いて施工をするには、例えば図1・2・3のようにする。図 2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。まず、多数の大引 17を平行に配置する。それから、多数の根太18を大引17と直交させて大引 17上に平行に配置し、根太18から大引17へとスクリュービス19をねじ込 んで固定する。つぎに、組まれた根太18の上に接着剤を塗り、根太18に交差 させて一枚の床パネルを乗せる。ここで、突出部13の上から各根太18へとス クリュービス20をねじ込んだり釘を打ち込んだりするが、このときスクリュー ビス20や釘の頭が突出部13の面と面一になるようにする。そして、突出部1 3上や溝12内に接着剤を塗って、二枚目の床パネルの長辺の突条10を一枚目 の長辺の溝12にはめると、一枚目の突出部13が二枚目の床パネルの切欠き部 11にちょうどはまった状態になる。このようにして、多数の床パネルを横方向 に並べ、敷設していく。縦方向には、床パネルの短辺の突条14に接着剤を塗っ て隣の床パネルの短辺の溝15にはめながら、次次と連結していく。このように して、全面の施工を完成させる。
【0013】 また、図4に示すようなやり方で施工することもできる。すなわち、平行に配 置した根太18上に接着剤を塗って下張板21を乗せ、下張板21の上に接着剤 を塗布しながら後は図1〜3に示したと同様のやり方で床パネルを張っていく。
【0014】 なお、次のようなやり方も出来る。すなわち、まず根太18に対し下張板21 だけをスクリュービス20や釘で固定する。それから、下張板21上に接着剤を 塗布し、一枚の床パネルを張って突出部13から下張板21へとスクリュービス 20をねじ込んだり釘を打ち込んだりして床パネルを固定する。後は同様にして 下張板21上に床パネルを張り詰めていく。
【0015】 置き床式の場合は、置き床パネルの上又は置き床パネルの上に張り付けた下張 板21の上に接着剤を塗布して一枚の床パネルを張り、突出部13からスクリュ ービス20をねじ込んだり釘を打ち込んだりして床パネルを固定する。後は同様 にして床パネルを張り詰めていく。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る床パネルを使用するときは、ダボ穴をあける必要がなく、簡単な 作業で敷設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る床パネルの取付け状態を示す平面
図及びその床パネルの一つの短辺を見た正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】本考案に係る床パネルの別の取付け状態を示す
断面図である。
【図5】従来の床パネルの一つの短辺を見た正面図であ
る。
【符号の説明】
10・14 突条 11 切欠き部 12・15 溝 13 突出部 18 根太 20 スクリュービス 21 下張板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体を長方形の形状に形成して、一つの
    長辺と一つの短辺とに沿ってそれぞれ突条(10)(1
    4)を設け、残りの長辺と短辺とに沿っては前記突条
    (10)(14)がちょうどはまる溝(12)(15)
    を設けた床パネルにおいて、溝(12)を設けた長辺に
    は溝(12)の下方に一定幅で水平に突出する突出部
    (13)を設けて、突条(10)を設けた長辺には突条
    (10)の下方に前記突出部(13)がちょうどはまる
    切欠き部(11)を設けたことを特徴とする床パネル。
  2. 【請求項2】 各隣接する床パネルの長辺同士の突条
    (10)と溝(12)がはまり合い、短辺同士の突条
    (14)と溝(15)もはまり合った状態で組まれた多
    数の請求項1記載の床パネルが、平行に敷設された根太
    (18)の上に交差する状態で乗っていて、しかも各床
    パネルの長辺の各突出部(13)から根太(18)へと
    複数のスクリュービス(20)がねじ込まれたり複数の
    釘が打ち込まれたりして固定されている床構造。
  3. 【請求項3】 平行に敷設された根太(18)の上に下
    張板(21)が乗って下張板(21)から根太(18)
    へと複数のスクリュービス(20)がねじ込まれたり複
    数の釘が打ち込まれたりして固定されており、そして各
    隣接する床パネルの長辺同士の突条(10)と溝(1
    2)がはまり合い、短辺同士の突条(14)と溝(1
    5)もはまり合った状態で組まれた多数の請求項1記載
    の床パネルが下張板(21)上に乗って両者は接着剤で
    接着されており、更に各床パネルの長辺の各突出部(1
    3)から下張板(21)へと複数のスクリュービス(2
    0)がねじ込まれたり多数の釘が打ち込まれたりして固
    定されている床構造。
  4. 【請求項4】 平行に敷設された根太(18)の上に下
    張板(21)が乗り、そして各隣接する床パネルの長辺
    同士の突条(10)と溝(12)がはまり合い、短辺同
    士の突条(14)と溝(15)もはまり合った状態で組
    まれた多数の請求項1記載の床パネルが根太(18)と
    交差する状態で下張板(21)上に乗って両者は接着剤
    で接着されていて、しかも各床パネルの長辺の各突出部
    (13)から下張板(21)を通して根太(18)へと
    複数のスクリュービス(20)がねじ込まれたり複数の
    釘が打ち込まれたりして固定されている床構造。
  5. 【請求項5】 各隣接する床パネルの長辺同士の突条
    (10)と溝(12)がはまり合い、短辺同士の突条
    (14)と溝(15)もはまり合った状態で組まれた多
    数の請求項1記載の床パネルが置き床パネルの上又は置
    き床パネル上に敷き詰められた下張板(21)の上に乗
    って接着剤で接着されていて、しかも各床パネルの長辺
    の各突出部(13)から複数のスクリュービス(20)
    がねじ込まれたり複数の釘が打ち込まれたりして固定さ
    れている床構造。
JP1998002114U 1998-01-30 1998-03-02 床パネル及びその床パネルを使用して形成される床構造 Expired - Lifetime JP3051922U (ja)

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