JP3519581B2 - 容量素子の製造方法 - Google Patents

容量素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容量素子、特に半導体
集積回路装置の不揮発性メモリとして用いられる容量素
子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の高集積化、低電圧
化及び高速動作化の要望により、薄膜化を図ることがで
きると共に、書き込み及び読み出しの動作を低電圧で且
つ高速にできる不揮発性メモリとして、強誘電体メモリ
が注目されている。
【0003】強誘電体メモリは、容量絶縁膜として用い
る強誘電体薄膜の自発分極状態を反転させるか否かによ
って、データ線に対して流出入する電荷量が異なる現象
を利用している。
【0004】図5は、強誘電体メモリに用いられる従来
の容量素子の断面構造を示しており、図5に示すよう
に、100nmの膜厚のTiOx (酸化チタン)膜1a
と300nmの膜厚のPt(白金)膜1bとの積層構造
よりなる下部電極1の上に、250nmの膜厚を持つビ
スマス(Bi)の層状構造を有する強誘電体薄膜よりな
る容量絶縁膜2が形成され、該容量絶縁膜2の上にPt
膜よりなる上部電極3が形成されている。上部電極3の
上を含む容量絶縁膜2の上には20nmの膜厚を有する
第1のTi(チタン)膜4を介してコンタクトホールを
有する層間絶縁膜としてのSiO2 (酸化シリコン)膜
5が形成されており、該SiO2 膜5の上には、25n
mの膜厚を有する第2のTi膜6、150nmの膜厚を
有する第1のTiN(窒化チタン)膜7、800nmの
膜厚を有するAl(アルミニウム)配線膜8及び30n
mの膜厚を有する第2のTiN膜9が形成されている。
【0005】尚、第1のTi膜4はSiO2 膜5とPt
膜よりなる上部電極3との密着性を向上させるために形
成されており、第2のTi膜6は第1のTiN膜7と上
部電極3との密着性を向上させるために形成されてお
り、第1のTiN膜7はAl配線膜8と上部電極3との
バリア層となり、第2のTiN膜9はAl配線膜8を形
成するためのパターン露光時の反射防止膜となる。
【0006】また、容量絶縁膜2を構成する強誘電体薄
膜は酸化力が強いため、下部電極1及び上部電極3を構
成する材料としてAu、Si又はTiN等を用いると、
下部電極1及び上部電極3は容量絶縁膜2により容易に
酸化されてしまうので、下部電極1及び上部電極3を構
成する材料としてPtを用いている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
ように、上部電極3を構成するPt膜は柱状の結晶構造
を有しているため、第1のTi膜4及び第2のTi膜6
を堆積した後の工程における熱処理により、容量絶縁膜
2を構成するビスマス層状構造を有する強誘電体薄膜の
成分であるBi原子(白丸で示す)及び第1のTi膜4
及び第2のTi膜6を構成するTi原子(黒丸で示す)
はPt膜の結晶粒界に沿って容易に拡散してしまう。こ
のため、容量絶縁膜を構成する強誘電体薄膜の組成が変
化するので、容量素子の電気特性が劣化してしまうとい
う問題がある。
【0008】このような問題は、上部電極3がPt膜に
より構成される場合に限られず、下部電極2がPt膜に
より構成される場合にも発生し、また、上部電極又は下
部電極がPt膜により形成される場合に限られず、柱状
の結晶を有している場合に広く発生する。
【0009】前記に鑑み、本発明は、下部電極及び上部
電極と、これら下部電極と上部電極との間に形成された
容量絶縁膜とからなる容量素子において、容量絶縁膜を
構成する成分又は下部電極若しくは上部電極と接する他
の金属膜を構成する成分が下部電極又は上部電極を通っ
て拡散し、容量絶縁膜の組成が変化して、容量素子の電
気特性が劣化することを防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、下部電極又は上部電極を、白金族金属の
球状結晶構造を有する金属膜により構成するものであ
る。具体的には、本発明に係る容量素子は、下部電極
と、該下部電極の上に形成された容量絶縁膜と、該容量
絶縁膜の上に形成された上部電極とを備えた容量素子を
対象とし、下部電極及び上部電極のうちの少なくとも1
つの電極は、白金族金属の球状結晶構造を有する金属膜
よりなる。
【0011】本発明の容量素子によると、容量絶縁膜を
構成する成分又は球状結晶構造を有する電極に隣接する
密着層等の金属膜を構成する成分は、球状結晶構造を有
する電極を構成する結晶同士の粒界により拡散を阻止さ
れる。
【0012】本発明の容量素子において、容量絶縁膜は
Bi系の強誘電体薄膜よりなることが好ましい。
【0013】また、本発明の容量素子において、金属膜
を構成する金属はPtであることが好ましい。
【0014】本発明に係る容量素子の製造方法は、基板
上に下部電極を形成する下部電極形成工程と、下部電極
の上に容量絶縁膜を形成する容量絶縁膜形成工程と、容
量絶縁膜の上に上部電極を形成する上部電極形成工程と
を備えた容量素子の製造方法を対象とし、下部電極形成
工程及び上部電極形成工程のうちの少なくとも1つの工
程は、チャンバー内に不活性ガスと酸素ガスとの混合ガ
スよりなる放電ガスを導入してスパッタリングを行なう
ことにより、白金族金属の球状結晶構造を有する金属膜
を形成する工程を含む。
【0015】本発明の容量素子の製造方法によると、下
部電極形成工程及び上部電極形成工程のうちの少なくと
も1つの工程は、白金族金属よりなるターゲットを有す
るチャンバー内に不活性ガスと酸素ガスとの混合ガスよ
りなる放電ガスを導入してスパッタリングを行なうた
め、膜中に取り込まれた酸素により柱状の結晶成長が妨
げられる。
【0016】本発明の容量素子の製造方法において、白
金族金属はPtであることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、第1の実施形態に係る容量素
子及びその製造方法について図1(a)〜(c)及び図
2を参照しながら説明する。
【0018】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板10の上に、100nmの膜厚のTiOx (酸化チタ
ン)膜11aと300nmの膜厚の第1のPt(白金)
膜11bとの積層構造よりなる下部電極11を形成した
後、該下部電極11の上に、250nmの膜厚を持つビ
スマス(Bi)の層状構造を有する強誘電体薄膜よりな
る容量絶縁膜12を形成する。
【0019】次に、例えばPtよりなるターゲットを有
し室温のチャンバー内に、例えば80vol%のアルゴ
ンガスと20vol%の酸素ガスとの混合ガスよりなる
放電ガスを導入して、リアクティブスパッタリングを行
なう。このようにすると、ターゲットからPt原子が弾
き出され、弾き出されたPt原子は容量絶縁膜12の上
に堆積される。この際、放電ガス中の酸素が膜中に取り
込まれるため、Ptの柱状結晶成長が妨げられるので、
最終的には平均粒径が100nm以下のPtの球状結晶
が形成されると共に酸素が粒界に析出する。このように
して、容量絶縁膜12の上に、平均粒径が100nm以
下の球状結晶構造を有する厚さ200nmの第2のPt
膜13を形成した後、第2のPt膜13の上に第1のT
i膜14を堆積する。
【0020】尚、リアクティブスパッタリングの処理条
件としては、室温でなくてもよく、室温から100℃の
温度範囲で行なうことができる。この場合、200℃以
上の温度でリアクティブスパッタリングを行なうと、P
t膜14は、球状結晶構造とならずに柱状結晶構造とな
るので、100℃以下の温度が好ましい。
【0021】また、放電ガスとなる、アルゴンガスと酸
素ガスとの混合ガスの混合割合についても、限定されな
いが、酸素ガスの混合比としては、1vol%以上であ
ることが好ましい。
【0022】次に、図1(b)に示すように、第2のP
t膜13及び第1のTi膜14をパターニングすると、
第2のPt膜13よりなる上部電極13Aが形成され
る。
【0023】次に、図2に示すように、上部電極13A
の上に、層間絶縁膜となるSiO215を堆積した後、
第1のTi膜14及びSiO2 15に対してエッチング
を行なうことによりコンタクトホールを形成する。その
後、SiO2 15の上に、25nmの膜厚を有する第2
のTi膜16、150nmの膜厚を有する第1のTiN
膜7、800nmの膜厚を有するAl配線膜18及び3
0nmの膜厚を有する第2のTiN膜19を形成する。
【0024】尚、第1のTi膜14はSiO2 膜15と
上部電極13Aとの密着性を向上させるために形成され
ており、第2のTi膜16は第1のTiN膜17と上部
電極13Aとの密着性を向上させるために形成されてお
り、第1のTiN膜17はAl配線膜18と上部電極1
3Aとのバリア層となり、第2のTiN膜19はAl配
線膜18を形成するためのパターン露光時の反射防止膜
となる。
【0025】第1の実施形態によると、第2のPt膜1
3よりなる上部電極13Aは、平均粒径が100nm以
下の球状結晶構造を有しているため、後工程において熱
処理を施しても、容量絶縁膜12を構成する強誘電体薄
膜の成分であるBi原子は、上部電極13Aを構成する
球状結晶の界面で拡散が阻止されるので、第1のTi膜
4及び第2のTi膜16に拡散せず、また、第1のTi
膜14及び第2のTi膜16を構成するTi原子は上部
電極13Aの球状結晶の界面で拡散が阻止されるので、
容量絶縁膜12を構成する強誘電体薄膜に拡散しない。
このため、容量絶縁膜12を構成する強誘電体薄膜の組
成が殆ど変化しないので、容量素子の電気特性が劣化し
ない。
【0026】(第2の実施形態)以下、第2の実施形態
に係る容量素子及びその製造方法について図3(a)〜
(c)及び図4を参照しながら説明する。
【0027】まず、図3(a)に示すように、半導体基
板20の上に、密着層としての第1のTi膜21を堆積
した後、例えばPtよりなるターゲットを有する室温の
チャンバー内に、例えば80vol%のアルゴンガスと
20vol%の酸素ガスとの混合ガスよりなる放電ガス
を導入して、リアクティブスパッタリングを行なう。こ
のようにすると、ターゲットからPt原子が弾き出さ
れ、弾き出されたPt原子はTi膜21の上に堆積され
る。この際、放電ガス中の酸素が膜中に取り込まれるた
め、Ptの柱状結晶成長が妨げられるので、最終的には
平均粒径が100nm以下のPtの球状結晶が形成され
ると共に酸素が粒界に析出する。このようにして、第1
のTi膜21の上に、平均粒径が100nm以下の球状
結晶構造を有する厚さ200nmの下部電極となる第1
のPt膜22を形成する。
【0028】尚、リアクティブスパッタリングの処理条
件としては、室温でなくてもよく、室温から100℃の
温度範囲で行なうことができる。この場合、200℃以
上の温度でリアクティブスパッタリングを行なうと、第
1のPt膜22は、球状構造とならずに柱状構造となる
ので、100℃以下の温度が好ましい。
【0029】また、放電ガスとなる、アルゴンガスと酸
素ガスとの混合ガスの混合割合についても、限定されな
いが、酸素ガスの混合比としては、1vol%以上であ
ることが好ましい。
【0030】その後、第1のPt膜22の上に、ビスマ
ス(Bi)の層状構造を有する強誘電体薄膜よりなる容
量絶縁膜23を形成した後、該容量絶縁膜23の上に、
第2のPt膜24及び第2のTi膜25を順次形成す
る。
【0031】次に、図3(b)に示すように、第2のP
t膜24及び第2のTi膜25をパターニングすると、
第2のPt膜24よりなる上部電極24Aが形成され
る。
【0032】次に、図4に示すように、上部電極24A
の上に、層間絶縁膜となるSiO226を堆積した後、
第2のTi膜25及びSiO2 26に対してエッチング
を行なうことによりコンタクトホールを形成する。その
後、SiO2 26の上に、第3のTi膜27、第1のT
iN膜28、Al配線膜29及び第2のTiN膜30を
形成する。
【0033】第2の実施形態によると、下部電極となる
第1のPt膜は、平均粒径が100nm以下の球状結晶
構造を有しているため、後工程において熱処理を施して
も、容量絶縁膜23を構成する強誘電体薄膜の成分であ
るBi原子は下部電極である第1のPt膜22の球状結
晶の界面で拡散が阻止されるので、第1のTi膜21、
第2のTi膜25及び第3のTi膜27に拡散せず、ま
た、第1のTi膜21、第2のTi膜25及び第3のT
i膜27を構成するTi原子は第1のPt膜22の球状
結晶の界面で拡散が阻止されるので、容量絶縁膜23を
構成する強誘電体薄膜に拡散しない。このため、容量絶
縁膜23を構成する強誘電体薄膜の組成が殆ど変化しな
いので、容量素子の電気特性が劣化しない。
【0034】尚、第1及び第2の実施形態において、下
部電極及び上部電極を構成する金属膜は、Pt膜に限ら
れず、球状の結晶構造を有する他の金属膜、例えば、周
期表におけるXIII 族に属する元素のうち、4d、5d
の遷移金属である、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウ
ム)、Pd(パラジウム)、Os(オスミニウム)又は
Ir(イリジウム)等の白金族(又はパラジウム族と称
されることもある。)の金属よりなる膜であってもよ
い。その理由は、白金族金属の酸化物は導電性を持って
いるからである。
【0035】また、下部電極及び上部電極となる金属膜
を構成する球状結晶の粒径としては、小さくなるほどB
i原子やTi原子の拡散を阻止する能力は大きくなる
が、抵抗も大きくなる一方、粒径が大きくなるほど抵抗
は小さくなるが、Bi原子やTi原子の拡散を阻止する
能力も小さくなる。このため、金属膜が複数の球状結晶
を上下方向に有する程度の粒径が好ましい。
【0036】また、容量絶縁膜23としては、強誘電体
薄膜に限られず、高誘電体薄膜でもよく、また、他の金
属酸化物よりなる絶縁膜でもよい。
【0037】また、下部電極又は上部電極と接する金属
膜としては、Ti膜に限られず、W(タングステン)
膜、Ta(タンタル)膜、Nb(ニオブ)膜、Ir(イ
リジウム)膜、Ru(ルテニウム)膜、Pd(パラジウ
ム)膜等のように、Al配線膜の密着層として用いら
れ、容量絶縁膜に拡散して該容量絶縁膜の組成を変化さ
せる金属よりなる膜を広く用いることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の容量素子によると、容量絶縁膜
を構成する成分又は球状結晶構造を有する電極に隣接す
る密着層等の金属膜を構成する成分は、球状結晶構造を
有する電極を構成する結晶同士の粒界により拡散を阻止
されるため、容量絶縁膜の組成が変化し難いので、容量
素子の電気特性の劣化を防止することができる。
【0039】本発明の容量素子において、容量絶縁膜が
Bi系の強誘電体薄膜であると、熱拡散により組成が変
化し易いBi系の強誘電体薄膜の組成の変化を防止する
ことができる。
【0040】また、本発明の容量素子において、金属膜
を構成する金属が耐酸化性の強いPtであっても、不活
性ガスと酸素ガスよりなる放電ガス中に含まれる酸素が
膜中に取り込まれるため、ターゲットから弾き飛ばされ
たPt原子は球状結晶構造を確実に形成するので、容量
絶縁膜の組成変化を確実に防止することができる。
【0041】本発明に係る容量素子の製造方法による
と、下部電極形成工程及び上部電極形成工程のうちの少
なくとも1つの工程は、白金族金属よりなるターゲット
を有するチャンバー内に不活性ガスと酸素ガスとの混合
ガスよりなる放電ガスを導入してスパッタリングを行な
うため、白金族金属の原子が球状結晶となるので、白金
族金属の球状結晶構造を有する金属膜を確実に形成する
ことができる。
【0042】本発明の容量素子の製造方法において、白
金族金属が耐酸化性の強いPtであっても、不活性ガス
と酸素ガスよりなる放電ガス中に含まれる酸素が膜中に
取り込まれるため、ターゲットから弾き飛ばされたPt
原子は球状の結晶構造を確実に形成するので、導線性を
有する白金酸化物の球状結晶構造よりなる金属膜を確実
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る容量素子の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る容量素子の製造
方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に
係る容量素子の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る容量素子の製造
方法の各工程を示す断面図である。
【図5】従来の容量素子を示す断面図である。
【図6】従来の容量素子の問題点を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 下部電極 11a TiOx 膜 11b 第1のPt膜 12 容量絶縁膜 13 第2のPt膜 13A 上部電極 14 第1のTi膜 15 SiO2 16 第2のTi膜 17 第1のTiN膜 18 Al配線膜 19 第2のTiN膜 20 半導体基板 21 第1のTi膜 22 第1のPt膜 23 容量絶縁膜 24 第2のPt膜 24A 上部電極 25 第2のTi膜 26 SiO2 27 第3のTi膜 28 第1のTiN膜 29 Al配線膜 30 第2のTiN膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井筒 康文 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−340091(JP,A) 特開 平8−17939(JP,A) 特開 平10−312977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/108 H01L 27/105 H01L 27/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に下部電極を形成する下部電極形
    成工程と、前記下部電極の上に容量絶縁膜を形成する容
    量絶縁膜形成工程と、前記容量絶縁膜の上に上部電極を
    形成する上部電極形成工程とを備えた容量素子の製造方
    法であって、 前記下部電極形成工程及び上部電極形成工程のうちの少
    なくとも1つの工程は、白金族金属よりなるターゲット
    を有するチャンバー内に不活性ガスと酸素ガスとの混合
    ガスよりなる放電ガスを導入すると共に基板温度が10
    0℃以下の条件でスパッタリングを行なうことにより、
    白金族金属の球状結晶構造を有し平均粒径が100nm
    以下である金属膜を形成する工程を含むことを特徴とす
    る容量素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記白金族金属はPtであることを特徴
    とする請求項1に記載の容量素子の製造方法。
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