JP3519502B2 - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

カメラ用フォーカルプレンシャッタ

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JP3519502B2
JP3519502B2 JP14471195A JP14471195A JP3519502B2 JP 3519502 B2 JP3519502 B2 JP 3519502B2 JP 14471195 A JP14471195 A JP 14471195A JP 14471195 A JP14471195 A JP 14471195A JP 3519502 B2 JP3519502 B2 JP 3519502B2
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研一 渡部
信義 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先羽根と後羽根の駆動
開始を各々の電磁石によって順次制御するようにしたカ
メラ用フォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラ用フォーカルプレンシャッ
タの多くは、先羽根と後羽根の駆動開始を各々の電磁石
によって制御するようになっている。その一例を図6に
よって説明する。シャッタ地板1には露光用のアパーチ
ャ1aと円弧状のスロット1b,1cが形成され、且つ
軸1d,1e,1fが植設されている。そして、軸1
d,1eには先羽根駆動部材2,後羽根駆動部材3が、
また軸1fにはセットレバー4が夫々回転可能に取り付
けられている。
【0003】先羽根駆動部材2,後羽根駆動部材3に
は、夫々、ピン2a,3aが形成され、また電磁石に吸
着される鉄片2b,3bが取り付けられている。ピン2
a,3aは、スロット1b,1cを貫通して、シャッタ
地板1の背面側で、図示していない先羽根群と後羽根群
に連結されており、先羽根駆動部材2と後羽根駆動部材
3が順次、時計方向へ回動することによって露光作動を
行わせるようになっている。セットレバー4は、フィル
ムの巻き上げに連動して時計方向に回転し、先羽根駆動
部材2,後羽根駆動部材3を、夫々の背面に設けられた
図示していない係合部を押すことによって、セット位置
まで反時計方向へ回転させるようになっている。
【0004】電磁石用の取付基板5とプリント配線板6
は、重ね合わされて、孔5a,6aを軸1fの先端に嵌
合させ、ビス7,8によって軸1d,1eの先端で取り
付けられている。先羽根制御用の電磁石と後羽根制御用
の電磁石は、夫々、鉄芯9,10と、該鉄芯9,10の
一方の脚部を嵌合させるボビン11,12と、該ボビン
11,12に巻回されたコイル13,14とで構成さ
れ、該コイル13,14の各一対の端子ピン13a,1
4aはボビン11,12に圧入され、その先端がプリン
ト配線板6の各一対の孔6b,6cを貫通して上方へ突
き出し、半田によって該配線板6上の回路に接合されて
いる。また、鉄芯9,10は、取付基板5に固定された
鉄芯取付座15,16に、ビス17,18によって取り
付けられている。そして、撮影時に露光作動に先立って
上記した鉄片2b,3bは、夫々鉄芯9,10の脚部の
先端面に吸着される。
【0005】上記した1d,1eには、大径部と小径部
が形成されており、大径部には上記の先羽根駆動部材2
と後羽根駆動部材3が回転可能に取り付けられている
が、小径部にはラチェット歯車19,20が回転可能に
取り付けられている。先羽根駆動部材2と後羽根駆動部
材3の軸部には、駆動バネ21,22が巻回され、その
一端は各々先羽根駆動部材2,後羽根駆動部材3に、他
端は各々ラチェット歯車19,20に、図示していない
周知の方法で掛けられている。ラチェット歯車19,2
0には取付基板5に形成されたラチェット爪5b,5c
が噛合しており、駆動バネ21,22は先羽根駆動部材
2,後羽根駆動部材3に対して時計方向への回転習性を
与えている。駆動バネ21,22の付勢力は、生産時に
ラチェット歯車19,20とラチェット爪5b,5cの
噛合位置を変えて調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の説明からも分か
るように、従来製品の電磁石の取り付け構造は、取付基
板のほかに鉄芯,ボビン,鉄芯取付座など構成部品点数
が多く、また、そのために組立工数も大きいため、従来
から低コスト化にとっての大きな問題点の一つとされて
いたが、これまでに現実的な方法がなかなか見当たらな
かった。特に、ボビンを別々に製作し且つコイルを別々
に巻回していたため、両電磁石の品質が一致せず、供給
電圧や温度条件等に対する特性差が生じ、シャッタ秒時
に悪影響を及ぼすため、部品検査や組立調整を入念に行
わなければならないという問題点があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、電
磁石の取り付け構造の部品点数,組立工数を削減し、品
質の安定した低コストのカメラ用フォーカルプレンシャ
ッタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明は、先羽根と後羽根の駆動開始を
各々の電磁石によって制御するようにしたカメラ用フォ
ーカルプレンシャッタにおいて、該電磁石用の二つのボ
ビンをそれらの巻軸が一直線となるようにして基板と共
に合成樹脂で一体成形すると共に、該ボビンの少なくと
も一方は該基板に対して可撓部で連結されているように
する。また、好ましくは、前記基板と該基板に可撓部で
連結されたボビンの何れか一方には係合部を形成し、他
方には該ボビンが可撓部で撓まされたとき該係合部に係
合する被係合部を形成するようにする。更に、好ましく
は、前記基板に、先羽根と後羽根の各駆動バネ調整用ラ
チェット機構の爪を一体成形するようにする。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4を用いて説明
する。図1は本実施例の分解斜視図である。図2は本実
施例における取付部材の斜視図であり、図3は該取付部
材の使用状態を示す斜視図であり、図4は該取付部材の
平面図である。尚、図6に示したものと実質的に同じも
のには同じ符号を付けてある。従って、それらについて
の詳しい説明は省略する。
【0010】本実施例の構成上、上記した従来例と大き
く異なる点は電磁石の取付け構成にある。本実施例にお
いては従来例の取付基板5に代わり合成樹脂製の取付基
板25が設けられている。図1に示すように、この取付
基板25に、軸1fに嵌合させる孔25a、及びラチェ
ット歯車19,20に噛合するラチェット爪25b,2
5c、並びにビス7,8によって軸1d,1eの先端に
取り付けるのに必要な二つの孔が形成されている点は従
来例と同じである。
【0011】取付基板25が射出成形によって一部品と
して製作された状態の形状が図2及び図4に示されてい
る。この取付基板25には、コイル13を巻回するボビ
ン部25dと、コイル14を巻回するボビン部25eが
形成されており、ボビン部25dには巻軸心に鉄芯9の
一方の脚部を嵌合させる孔25fとコイル13の端子ピ
ン13aを圧入する二つの孔25gが形成され、また、
ボビン部25eには巻軸心に鉄芯10の一方の脚部を嵌
合させる孔25hとコイル14の端子ピン14aを圧入
する二つの孔25iが形成されている。
【0012】更に、ボビン部25dと取付基板25の本
体部との間には可撓部25jが形成されており、ボビン
部25eの先端部にはビス18による鉄芯10の取付座
25kが形成されている。ボビン部25d,25eの巻
軸心は直線上に配置され得るように形成されており、且
つ孔25fと孔25hとの軸線上に孔25mが形成され
ている。また、取付基板25の本体部には、二つの溝2
5nが形成され、背面にはビス17による鉄芯9の取付
座25kが形成されている。
【0013】次に、本実施例による電磁石の取り付け構
成の製作方法を説明する。先ず、図2及び図4に示す状
態で、孔25g,25iに端子ピン13a,14aを圧
入する。次に、捲線機の軸を孔25f,25m,25h
に嵌装して各ボビン部25d,25eにコイル13,1
4を巻回する。この時、図4から分かるように、各ボビ
ン部25d,25eの各フランジ間Wにおいて、巻軸に
対する垂直方向には何も存在しないので、捲線機による
コイルの巻回には何らの支障もなく、ボビン部25d,
25eに対する巻回を連続して行うようにすることも、
また同時に行うようにすることも可能となる。捲線終了
後はコイル端を端子ピン13a,14aに止め、半田で
接合する。このように、本実施例においては、上記した
従来例の場合に比較して捲線のコストが低減され且つ品
質の揃った状態のコイル13,14が得られる。
【0014】その後、取付基板25に鉄芯9,10を取
り付けるには、先ず、図4に一点鎖線で示すようにボビ
ン部25dを可撓部25jで約180度回転させる。そ
して、図1に示されているように端子ピン13aを溝2
5nに係合させる。コイル13,14を巻回しないで取
付基板25だけをそのような状態にした場合が図3に示
されている。この状態で鉄芯9の一方の脚部をボビン部
25dの孔25fに嵌合させ、ビス17によって鉄芯取
付座25pに取り付ける。この取り付けは、端子ピン1
3aが溝25nに係合しているので、ボビン部25dの
姿勢を極めて安定した状態に保持し易く、簡単に行うこ
とができる。他方、鉄芯10は、その一方の脚部をボビ
ン部25eの孔25hに嵌合させ、ビス18によって鉄
芯取付座25kに取り付ける。
【0015】従って、上記した従来例に比較して、取付
基板25には鉄芯9,10を取り付けるだけであり、ボ
ビンや鉄芯取付座を別部品として組付ける必要がないの
で、組付け部品点数が少なく、また、従来例に比較して
鉄芯9,10の取り付け角度に大きな神経を使う必要も
ないので、組付け作業が非常に簡単である。このように
して電磁石を組付けた取付基板25は従来例と同様にし
てシャッッタ地板1に組付けられる。
【0016】尚、上記の実施例においては端子ピン13
aが溝25nに係合するようにしているが、端子ピン1
3aに代えて溝25nに係合する突起をボビン部25d
に別途係合部として一体成形にて形成するようにしても
よいし、また、そのような係合部と被係合部を例えば可
撓性を有するフック部とピンとで一体成形にて形成し、
手を離してもボビン部25dが図3の状態に保たれてい
るようにしても構わない。上記の実施例を余り変形させ
ずに、そのようにボビン部25dを手を離しても確実に
保持できるようにした変形例が図5に示されている。こ
の図からも分かるように、溝25n内に形成された突起
25qによって端子ピン13aが溝25nから抜けにく
くなる。
【0017】
【発明の効果】上記のように、本発明は、先羽根と後羽
根の駆動開始を各々の電磁石によって制御するようにし
たカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、電磁石
の取り付け構造の部品点数を削減でき、また組立工数も
大きく低減でき、しかも、コイルの捲線工程を容易にし
且つ安定した品質のコイルを得ることができるので、極
めて低コスト化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分解斜視図である。
【図2】実施例における取付部材の斜視図である。
【図3】実施例における取付部材の使用状態を示す斜視
図である。
【図4】実施例における取付部材の平面図である。
【図5】実施例の一部変形例を示す説明図である。
【図6】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a アパーチャ 1b,1c スロット 1d,1e,1f 軸 2 先羽根駆動部材 2a,3a ピン 2b,3b 鉄片 3 後羽根駆動部材 4 セットレバー 5 取付基板 5a,6a,6b,6c 孔 5b,5c ラチェット爪 6 プリント配線板 7,8,17,18 ビス 9,10 鉄芯 11,12 ボビン 13,14 コイル 13a,14a 端子ピン 15,16 鉄芯取付座 19,20 ラチェット歯車 21,22 駆動バネ 25 取付基板 25a,25f,25g,25h,25i,25m 孔 25b,25c ラチェット爪 25d,25e ボビン部 25j 可撓部 25k,25p 鉄芯取付座 25n 溝 25q 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/08 - 9/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先羽根と後羽根の駆動開始を各々の電磁
    石によって制御するようにしたカメラ用フォーカルプレ
    ンシャッタにおいて、該電磁石用の二つのボビンをそれ
    らの巻軸が一直線となるようにして基板と共に合成樹脂
    で一体成形すると共に、該ボビンの少なくとも一方は該
    基板に対して可撓部で連結されているようにしたことを
    特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 【請求項2】 前記基板と該基板に可撓部で連結された
    ボビンの何れか一方には係合部を形成し、他方には該ボ
    ビンが可撓部で撓まされたとき該係合部に係合する被係
    合部を形成するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 【請求項3】 前記基板に、先羽根と後羽根の各駆動バ
    ネ調整用ラチェット機構の爪を一体成形したことを特徴
    とする請求項1又は2に記載のカメラ用フォーカルプレ
    ンシャッタ。
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