JP3518934B2 - 不飽和エポキシエステル樹脂、およびその用途 - Google Patents

不飽和エポキシエステル樹脂、およびその用途

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JP3518934B2 JP17731495A JP17731495A JP3518934B2 JP 3518934 B2 JP3518934 B2 JP 3518934B2 JP 17731495 A JP17731495 A JP 17731495A JP 17731495 A JP17731495 A JP 17731495A JP 3518934 B2 JP3518934 B2 JP 3518934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な不飽和エポ
キシ(メタ)アクリレート化合物および不飽和エポキシ
エステル樹脂に関し、さらにそれらの硬化物に関する。
これらはソルダーレジスト組成物、絶縁塗料、接着剤、
印刷インキ、コーティング剤等として利用可能な樹脂で
あり、特にソルダーレジスト組成物として有用である。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板のレジストパターン形
成方法には、スクリーン印刷法が多く用いられている。
しかしながら、該方法を用いた場合、印刷時のブリー
ド、滲み、ダレ等の現象により、得られるレジストパタ
ーンの精度が減少し、最近のプリント配線基板の高密度
化には対応できなくなってきている。これらの問題を解
決するため、ドライフィルム型のフォトレジストや、液
状で現像可能な紫外線硬化型レジストインキが提案され
ている。しかしながら、ドライフィルム型のフォトレジ
ストの場合、熱圧着の際に気泡を生じ易く、耐熱性およ
び密着性にも問題がある。また、液状レジストを用いる
際には、現像液として、有機溶剤または希アルカリ水溶
液が用いられており、有機溶剤を用いた場合、硬化物の
耐溶剤性や耐酸性に不安が残るうえ、大気汚染等の問題
が生じるおそれもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
の問題点を解決し、半田耐熱性、耐電解腐食性、耐溶剤
性、耐金メッキ性等に優れた樹脂を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に関して鋭意検討した結果、ある種の不飽和エポキシ
(メタ)アクリレート化合物および不飽和エポキシエス
テル樹脂が優れた性能を示すことを見いだし、本発明に
到達した。すなわち本発明は、一般式(1)(化3)で
表されるエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させ
て得られる新規な不飽和エポキシ(メタ)アクリレート
化合物に関する。また、該化合物をさらに多価カルボン
酸またはその無水物と反応させて得られる不飽和エポキ
シエステル樹脂に関するものである。また、不飽和エポ
キシ(メタ)アクリレート化合物および/または該不飽
和エポキシエステル樹脂を含有する硬化性樹脂組成物、
これらを含有するソルダーレジスト組成物に関し、さら
に、これらの組成物の硬化物に関する。
【0005】
【化3】 (式中、Aは下記の構造を表し、Gはグリシジル基を表
し、nは0〜10の整数を表す)
【0006】
【化4】 (式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい直
鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表
し、mは1〜3の整数を表す)
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の不飽和エポキシ(メタ)アクリレート化合物
は、前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂と(メ
タ)アクリル酸を反応させることにより容易に製造する
ことができる。本発明に係る一般式(1)で表されるエ
ポキシ樹脂において、Aは前記の構造を示し、好ましく
は、下式(A−1)〜(A−4)(化5)で表される構
造であり、より好ましくは、式(A−2)、(A−3)
または(A−4)で表される構造である。これらのう
ち、式(A−4)で表される構造が特に好ましい。
【0008】
【化5】 (式中、Rおよびmは前記に同じ)
【0009】一般式(1)で表されるエポキシ樹脂にお
いてnは0〜10の整数であり、好ましくは、0〜5の
整数である。mは1〜3の整数を表し、好ましくは、m
は1または2である。Rは水素原子、置換基を有してい
てもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を
有していてもよいアルコキシ基、ニトロ基またはハロゲ
ン原子を表し、好ましくは、水素原子、置換基を有して
いてもよい炭素数1〜20の直鎖、分岐または環状のア
ルキル基、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の
アルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表す。
【0010】Rの具体例としては、例えば、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、2−エチル
ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ドデ
シル基、n−テトラデシル基、n−オクタデシル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、4−tert−ブ
チルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオク
チル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチ
ル基、テトラヒドロフルフリル基、2−メトキシエチル
基、2−エトキシエチル基、2−n−ブトキシエチル
基、3−メトキシプロピル基、3−エトキシプロピル
基、3−n−プロポキシプロピル基、3−n−ブトキシ
プロピル基、3−n−ヘキシルオキシプロピル基、2−
メトキシエトキシエチル基、2−エトキシエトキシエチ
ル基、2−フェノキシメチル基、2−フェノキシエトキ
シエチル基、クロロメチル基、2−クロロエチル基、3
−クロロプロピル基、2,2,2−トリクロロエチル
基、
【0011】メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−
ヘキシルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシル基、n
−オクチルオキシ基、n−デシルオキシ基、n−ドデシ
ルオキシ基、n−テトラデシルオキシ基、n−オクタデ
シルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシ
ルオキシ基、4−tert−ブチルシクロヘキシルオキ
シ基、シクロヘプチルオキシ基、シクロオクチルオキシ
基、シクロヘキシルメチルオキシ基、シクロヘキシルエ
チルオキシ基、2−メトキシエチルオキシ基、2−エト
キシエチルオキシ基、2−n−ブトキシエチルオキシ
基、3−メトキシプロピルオキシ基、3−エトキシプロ
ピルオキシ基、3−n−プロポキシプロピルオキシ基、
3−n−ブトキシプロピルオキシ基、3−n−ヘキシル
オキシプロピルオキシ基、2−メトキシエトキシエチル
オキシ基、2−フェノキシメチルオキシ基、2−フェノ
キシエトキシエチルオキシ基、クロロメチルオキシ基、
2−クロロエチルオキシ基、3−クロロプロピルオキシ
基、2,2,2−トリクロロエチルオキシ基、ニトロ
基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙
げることができる。
【0012】これらのうち、より好ましくは、水素原
子、炭素数1〜10の無置換の直鎖または分岐アルキル
基、炭素数1〜10の無置換の直鎖または分岐アルコキ
シ基あるいは塩素原子であり、さらに好ましくは、水素
原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチ
ル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、t
ert−ブトキシ基または塩素原子である。特に好まし
くは、Rは水素原子またはメチル基である。該エポキシ
樹脂は、特開平6−100656号公報に記載の方法、
すなわち、一般式(2)(化6)で表されるビスフェノ
ール化合物とエピハロヒドリンを反応させることにより
製造することができる。
【0013】
【化6】 (式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい直
鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表
し、mは1〜3の整数を表す)
【0014】一般式(1)で表されるエポキシ樹脂と
(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる不飽和エポ
キシ(メタ)アクリレート化合物は、エポキシ樹脂のエ
ポキシ基1化学当量に対して(メタ)アクリル酸を、好
ましくは、0.3〜2化学当量、より好ましくは、0.
4〜1.5化学当量となる比で反応させることにより製
造することができる。
【0015】この際、希釈剤を添加することは好ましい
ことであり、該希釈剤としては、例えば、ブチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、メチル
エチルケトン、カルビトールアセテート、イソプロピル
セロソルブアセテート、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、ソルベントナフサ等の有機溶剤、または、ス
チレン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、ブチルア
クリレート、カルビトール(メタ)アクリレート、フェ
ノキシエチル(メタ)アクリレート、トリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、トリス(ヒドロキシエチル)
イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の反応性
単量体を挙げることができる。
【0016】更に、反応を促進させる目的で、触媒を用
いることは好ましい。好ましい触媒の具体例としては、
例えば、トリエチルアミン、ベンジルジメチルアミン、
N,N−ジメチルベンジルアミン、ジメチルアニリン、
メチルトリエチルアンモニウムクロリド、トリエチルベ
ンジルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチル水酸
化アンモニウム、トリフェニルスチビン、トリフェニル
ホスフィン、水酸化カリウム等を例示することができ
る。触媒の使用量は、反応原料混合物に対して、好まし
くは、0.1〜10重量%、より好ましくは、0.3〜
5重量%である。また、反応中の重合を防止するため
に、重合禁止剤を使用することは好ましいことである。
好ましい重合禁止剤としては、例えば、メトキノン、ハ
イドロキノン、フェノチアジン等を例示することができ
る。重合禁止剤の使用量は、反応原料混合物に対して、
好ましくは、0.01〜3%、より好ましくは、0.0
5〜1%である。
【0017】反応温度は、触媒により異なるが、一般式
(1)で表されるエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸と
の反応が進行し、かつ、原料、反応中間体、生成物等の
熱重合が起こらない温度が好ましく、より好ましくは、
60℃〜150℃であり、特に好ましくは、80℃〜1
30℃である。反応時間は、反応温度にも依存するが、
好ましくは、2〜80時間であり、より好ましくは、3
〜50時間である。反応終了後は、余剰の(メタ)アク
リル酸、希釈剤等を留去等の方法で除去しても良いし、
これらを除去することなく次の反応に用いてもよい。
【0018】以上のようにして得られた不飽和エポキシ
(メタ)アクリレート化合物の酸価は、余剰の(メタ)
アクリル酸を除去した段階で、好ましくは、0〜50m
gKOH/gであり、より好ましくは、0〜30mgK
OH/gである。
【0019】本発明の不飽和エポキシエステル樹脂は、
前述の方法によって得られた不飽和エポキシ(メタ)ア
クリレート化合物を多価カルボン酸またはその無水物と
反応させることにより製造することができる。多価カル
ボン酸またはその無水物としては、例えば、マレイン
酸、コハク酸、イタコン酸、フタル酸、テトラヒドロフ
タル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフ
タル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、クロレ
ンド酸、メチルテトラヒドロフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸
等およびこれらの酸無水物を挙げることができる。
【0020】これらの多価カルボン酸またはその無水物
の使用量は、前記不飽和エポキシ(メタ)アクリレート
化合物の水酸基1化学当量に対し、0.01〜1.2化
学当量であり、好ましくは、0.05〜1.0化学当量
である。また、反応の際、所望に応じて各種公知のエス
テル化触媒、前述の希釈剤等をさらに添加しても差し支
えない。
【0021】反応温度は前記不飽和エポキシ(メタ)ア
クリレート化合物等が熱重合しない温度が好ましく、よ
り好ましくは、50℃〜180℃であり、特に好ましく
は、80℃〜150℃である。反応時間は、反応温度に
も依存するが、好ましくは、30分〜80時間であり、
より好ましくは、1〜50時間である。
【0022】このようにして得られた不飽和エポキシエ
ステル樹脂の酸価は、好ましくは、20〜300mgK
OH/gであり、より好ましくは、30〜250mgK
OH/gであり、特に好ましくは、50〜150mgK
OH/gである。本発明の不飽和エポキシエステル樹脂
には、前記反応生成物は勿論、この反応生成物からエス
テル触媒、希釈剤等を除いたものも含まれる。
【0023】次に、本発明の不飽和エポキシ(メタ)ア
クリレート化合物および/または不飽和エポキシエステ
ル樹脂を含有してなる硬化性樹脂組成物について詳述す
る。
【0024】本発明の硬化性樹脂組成物は、本発明の不
飽和エポキシ(メタ)アクリレート化合物および/また
は不飽和エポキシエステル樹脂を含有するものであり、
その他反応希釈剤や後述の公知の樹脂、光および/また
は熱重合開始剤等で構成され得る。本発明の硬化性樹脂
組成物において、組成物中に含有される本発明の不飽和
エポキシ(メタ)アクリレート化合物および/または不
飽和エポキシエステル樹脂の量は、10〜90重量%が
好ましく、より好ましくは、20〜80重量%である。
なお、硬化性樹脂組成物中の不飽和エポキシ(メタ)ア
クリレート化合物と不飽和エポシキエステル樹脂の比率
は、特に限定されるものではない。
【0025】本発明の硬化性樹脂組成物は、本発明の不
飽和エポキシ(メタ)アクリレート化合物および/また
は不飽和エポキシエステル樹脂の他に、フェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、トリス(2,
3−エポキシプロピル)イソシアヌレート等のエポキシ
化合物、これらのエポキシ樹脂やエポキシ化合物と(メ
タ)アクリル酸との反応物であるエポキシ(メタ)アク
リレート、これらのエポキシ(メタ)アクリレートと多
価カルボン酸またはその無水物との反応により得られる
不飽和エポキシエステル樹脂、ポリエステルアクリレー
ト、および、前述の反応性単量体等のプレポリマーまた
は重合性モノマー等を含有していてもよい。この際、こ
れらの使用量は、本発明の不飽和エポキシ(メタ)アク
リレート化合物および/または不飽和エポキシエステル
樹脂100重量部に対して、好ましくは、0〜200重
量部、より好ましくは、0〜100重量部である。ま
た、エポキシ樹脂やエポキシ化合物を使用する場合、エ
ポキシ樹脂硬化剤を用いることができ、該エポキシ樹脂
硬化剤としては、例えば、ジシアンジアミドおよびその
誘導体、イミダゾール化合物、トリアジン化合物、ウレ
ア化合物、芳香族アミン、ポリフェノール化合物、光カ
チオン重合触媒を挙げることができる。このエポキシ樹
脂硬化剤の使用量は、前述のエポキシ化合物100重量
部に対して、好ましくは、0.1〜50重量部、より好
ましくは、0.5〜30重量部である。
【0026】光重合開始剤としては、公知の種々の光重
合剤を使用することができる。好ましい光重合剤として
は、例えば、ベンゾイン、ベンジル、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アセトフ
ェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒドロキ
シシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−
(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノールプ
ロパン−1−オン、N,N−ジメチルアミノアセトフェ
ノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラ
キノン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−ク
ロロアントラキノン、2−アミルアントラキノン、2,
4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキ
サントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、ア
セトフェノンジメチルケタール、ベンゾフェノン、4−
メチルベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェ
ノン,4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、
ミヒラーズケトン等を例示することができる。これらは
単独または2種以上で使用することができる。光重合開
始剤の使用量は、本発明の不飽和エポキシ(メタ)アク
リレート化合物および/または不飽和エポキシエステル
樹脂組成物100重量部に対して、好ましくは、0〜5
0重量部であり、より好ましくは、4〜35重量部であ
る。
【0027】また、これらの光重合開始剤と公知の光増
感剤の1種または2種以上を同時に使用することは、好
ましいことである。該光増感剤としては、例えば、N,
N−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−
ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、トリエタ
ノールアミン、トリエチルアミンを挙げることができ
る。光重合開始剤と光増感剤の好ましい組み合わせとし
ては、2,4−ジエチルチオキサントンまたは2−イソ
プロピルチオキサントンとN,N−ジメチルアミノ安息
香酸エチルエステルとの組み合わせ、2−メチル−1−
(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノールプ
ロパン−1−オンと2,4−ジエチルチオキサントンま
たは2−イソプロピルチオキサントンとの組み合わせ等
が挙げられる。
【0028】熱重合を行う際のラジカル重合開始剤は、
特に限定されるものではない。好ましいラジカル重合開
始剤としては、例えば、公知のベンゾイルパーオキサイ
ド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、ジイソプロ
ピルパーオキシカーボネート、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシカーボネート、tert−ブチルパーオキシ
ピバレート等の過酸化物、およびアゾビルイソブチロニ
トリル等のアゾ化合物等を例示することができる。熱重
合開始剤の使用量は、本発明の不飽和エポキシ(メタ)
アクリレート化合物および/または不飽和エポキシエス
テル樹脂組成物100重量部に対して、好ましくは、0
〜50重量部であり、より好ましくは、0.01〜35
重量部である。
【0029】さらに、本発明の硬化性樹脂組成物を製造
する際には、必要に応じて、無機充填剤(例えば、タル
ク、アルミナ、硫酸バリウム、酸化マグネシウム等)、
チキソトロピー剤(例えば、アエロジェル)、メラミン
樹脂(例えば、ヘキサメトキシメラミン、ヘキサブトキ
シメラミン)、レベリング剤(例えば、シリコーン、フ
ッ素系ポリマー、アクリル共重合体)、着色顔料(例え
ば、シアニングリーン、シアニンブルー)、消泡剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、重合禁止剤、流動調節剤等を
添加することも可能である。
【0030】以上のようにして得られた硬化性樹脂組成
物は、ソルダーレジスト組成物、絶縁塗料、接着剤、印
刷インキ、コーティング剤等の各種用途に有用である
が、特にソルダーレジスト組成物として良好な性能を有
する。本発明の硬化性樹脂組成物をソルダーレジスト組
成物として用いる場合、前記硬化性樹脂組成物に使用し
得る各種化合物を添加することが可能である。
【0031】本発明の硬化物は、前述の方法で得られた
本発明の硬化性樹脂組成物を、公知の方法、例えば、電
子線、紫外線および熱による硬化方法に従って硬化する
ことにより製造することができる。好ましくは、紫外線
で硬化した後、さらに必要に応じて熱硬化を行い、硬化
物を製造する方法である。熱硬化を行う場合、加熱温度
は好ましくは、80℃〜180℃であり、より好ましく
は、120℃〜170℃である。また、加熱時間は、1
0分〜10時間が好ましく、より好ましくは、30分〜
2時間である。
【0032】例えば、本発明の不飽和エポキシ(メタ)
アクリレート化合物および/または不飽和エポキシエス
テル樹脂を含有するソルダーレジスト組成物は、以下の
方法に従って硬化物を得ることができる。すなわち、プ
リント配線基板に、スクリーン印刷法、スプレー法、ロ
ールコート法、静電塗装法、カーテンフローコート法等
の方法により、10〜100μmの膜厚で本発明のソル
ダーレジスト組成物を塗布し、塗膜を好ましくは、室温
〜100℃、より好ましくは、60℃〜80℃で乾燥さ
せる。これに、ソルダーマスクパターンフィルムを塗膜
に直接接触させ、次いで紫外線を照射し、さらに0.5
〜2%炭酸ソーダ水溶液、0.5〜1%苛性ソーダ水溶
液または苛性カリ水溶液等のアルカリ水溶液で塗膜の未
照射部分を溶解除去する。さらにこれを、好ましくは、
80℃〜180℃、より好ましくは、120℃〜170
℃で、好ましくは、10分〜10時間、より好ましく
は、30分〜2時間加熱硬化することにより硬化皮膜を
製造することができる。
【0033】
【実施例】以下、製造例および実施例により本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はこれらの製造例および
実施例に限定されるものではない。 参考製造例(一般式(3)(化7)で表されるエポキシ
樹脂の製造方法) 反応容器に6−ヒドロキシ−1,3,3−トリメチル−
1−p−ヒドロキシフェニルインダン268gおよびエ
ピクロルヒドリン1295gを装入し、115〜119
℃に昇温し、同温度で40%水酸化ナトリウム水溶液2
75gを4時間かけて滴下した。反応中流出した水は連
続的に分離回収し、エピクロルヒドリン層は反応容器に
戻した。水の流出が終了した後、過剰のエピクロルヒド
リンを減圧留去し、反応生成物をメチルイソブチルケト
ン1500gに溶解し、副生した塩化ナトリウムおよび
過剰の水酸化ナトリウムを濾過後、溶剤を減圧留去し、
一般式(3)で表される淡黄色油状のエポキシ樹脂36
0gを得た。このエポキシ樹脂のエポキシ当量は214
g/eqであった。得られた樹脂の組成を高速液体クロ
マトグラフィーで測定した結果、n=0;85.6、n
=1;8.6、n=2;0.8、n≧3;5.0(Ar
ea%)であった。
【0034】
【化7】 (式中、Aは上記構造を表し、Gはグリシジル基を表
す)
【0035】製造例1 反応容器に、参考製造例1で得られたエポキシ樹脂21
4g、アクリル酸72g、トリエチルアミン0.9g、
ハイドロキノン0.1g、および、希釈剤としてスチレ
ン31gを装入し、空気を吹き込みながら、80℃で1
時間、その後130℃で3時間攪拌し、ワックス状の不
飽和エポキシ(メタ)アクリレート化合物330gを得
た。このものの酸価は2.1(mgKOH/g)、IC
I粘度は9.8ポイズ(100℃)であった。
【0036】製造例2 反応容器に、参考製造例1と同様の方法で得られた式
(3)で表されるエポキシ樹脂(エポキシ当量209g
/eq、n=0;89.1、n=1;6.8、n=2;
0.7、n≧3;3.4(Area%))209g、ア
クリル酸108g、トリエチルアミン0.9g、ハイド
ロキノン0.1g、および、希釈剤としてトルエン20
0gを装入し、空気を吹き込みながら、80℃で1時
間、その後130℃で11時間攪拌した後、過剰のアク
リル酸および溶剤を留去し、ワックス状の反応物295
gを得た。このものの酸価は4.4(mgKOH/
g)、ICI粘度は6.3ポイズ(100℃)であっ
た。
【0037】製造例3 反応容器に、参考製造例1と同様の方法で得られた式
(4)(化8)で表されるエポキシ樹脂(エポキシ当量
244g/eq、n=0;86.2、n=1;9.9、
n=2;1.2、n≧3;2.7(Area%))24
4g、メタアクリル酸65g、トリエチルアミン0.9
g、ハイドロキノン0.1g、および、希釈剤としてト
ルエン200gを装入し、空気を吹き込みながら、80
℃で1時間、その後130℃で11時間攪拌した後、溶
剤を留去し、ワックス状の不飽和エポキシ(メタ)アク
リレート化合物266gを得た。このものの酸価は0.
9(mgKOH/g)、ICI粘度は100ポイズ以上
(100℃)であった。
【0038】
【化8】 (式中、Aは上記構造を表し、Gはグリシジル基を表
す)
【0039】製造例4 反応容器に、参考製造例1と同様の方法で得られた得ら
れた式(5)(化9)で表されるエポキシ樹脂(エポキ
シ当量341g/eq、n=0;77.7、n=1;1
8.9、n=2;2.1、n≧3;1.3(Area
%))341g、メタアクリル酸86g、トリエチルア
ミン0.9g、ハイドロキノン0.1g、および、希釈
剤としてトルエン200gを装入し、空気を吹き込みな
がら、80℃で1時間、その後130℃で11時間攪拌
した後、溶剤を留去し、ワックス状の不飽和エポキシ
(メタ)アクリレート化合物420gを得た。このもの
の酸価は1.4(mgKOH/g)、ICI粘度は18
ポイズ(100℃)であった。
【0040】
【化9】 (式中、Aは上記構造を表し、Gはグリシジル基を表
す)
【0041】製造例5 反応容器に、参考製造例1と同様の方法で得られた得ら
れた式(6)(化10)で表されるエポキシ樹脂(エポ
キシ当量399g/eq、n=0;88.2、n=1;
8.5、n=2;1.6、n≧3;1.7(Area
%))399g、アクリル酸72g、トリエチルアミン
0.9g、ハイドロキノン0.1g、および、希釈剤と
してトルエン200gを装入し、空気を吹き込みなが
ら、80℃で1時間、その後130℃で10時間攪拌し
た後、溶剤を留去し、ワックス状の不飽和エポキシ(メ
タ)アクリレート化合物548gを得た。このものの酸
価は0.9(mgKOH/g)、ICI粘度は6ポイズ
(100℃)であった。
【0042】
【化10】 (式中、Aは上記構造を表し、Gはグリシジル基を表
す)
【0043】製造例6 製造例1で得られた不飽和エポキシアクリレート化合物
150gに無水マレイン酸70gを加え、100℃で1
0時間反応させ、不飽和エポキシエステル樹脂192g
を得た。このものの酸価は101.3(mgKOH/
g)、ICI粘度は13ポイズ(100℃)であった。
【0044】製造例7 製造例1で得られた不飽和エポキシアクリレート化合物
150gにテトラヒドロ無水マレイン酸50gおよびカ
ルビトールアセテート80gを加え、90℃で20時間
反応させて、不飽和エポキシエステル樹脂268gを得
た。このものの酸価(mgKOH/g)は78.4、I
CI粘度は17ポイズ(100℃)であった。
【0045】製造例8 製造例2で得られた不飽和エポキシアクリレート化合物
150gにトリメリット酸無水物90gを加え、90℃
で20時間反応させて、不飽和エポキシエステル樹脂2
30gを得た。このものの酸価(mgKOH/g)は1
12.2、ICI粘度は22ポイズ(100℃)であっ
た。
【0046】製造例9 製造例7において製造例1で得られた不飽和エポキシア
クリレート化合物150gの代わりに製造例3で得られ
た不飽和エポキシメタアクリレート化合物150gを使
用した以外は、製造例6に記載の方法に従って不飽和エ
ポキシエステル樹脂263gを得た。このものの酸価
(mgKOH/g)は99.1、ICI粘度は57ポイ
ズ(100℃)であった。
【0047】製造例10 製造例8において製造例2で得られた不飽和エポキシア
クリレート化合物150gの代わりに製造例4で得られ
た不飽和エポキシメタアクリレート化合物150gを使
用した以外は、製造例7に記載の方法に従って不飽和エ
ポキシエステル樹脂221gを得た。このものの酸価
(mgKOH/g)は60.3、ICI粘度は100ポ
イズ以上(100℃)であった。
【0048】実施例1〜8 製造例1〜10で得られた不飽和エポキシエステル樹
脂、および、第1表(表1)に示した各種材料を用い、
第1表に示した配合組成(数値は重量部)で配合し、ロ
ールミルで混練してソルダーレジスト組成物(インキ)
を作製した。このソルダーレジスト組成物(インキ)を
用いて、下記のレジスト塗布基板の製造方法に従ってレ
ジスト塗布基板を得、下記の評価方法により評価し、そ
の結果を第2表(表2)に示した。
【0049】比較例 従来用いられてきた下記の樹脂組成物および第1表に示
した各種材料を用い、実施例と同様にしてソルダーレジ
スト組成物(インキ)を作製し、実施例と同様に評価し
て、結果を第2表に示した。 ・KAYARAD R-5027 :日本化薬(株)製、フェノールノ
ボラック型エポキシアクリレートと二塩基酸無水物との
反応物、ブチルセロソルブアセテート40重量%含有
品、酸価(mgKOH/g)68.5
【0050】[レジスト塗布基板の製造方法]ソルダー
レジスト組成物(インキ)を、スクリーン印刷法によ
り、乾燥後の膜厚が15〜25μmとなるように、銅ス
ルーホールプリント配線基板に全面塗布し、70℃、1
5分間予備乾燥した。これと同様の方法で、背面にもソ
ルダーレジスト組成物を塗布し、70℃、25分間予備
乾燥した。次に、ソルダーマスクパターンフィルムを塗
布面に接触させ、メタルハライドランプ両面同時露光装
置(オーク社製、HMW680)を用いて、500nJ
/cm2 の光量で露光し、ついで、1.0wt%の炭酸
ソーダ水溶液で、塗膜の未照射部分をスプレー圧2.5
Kg/cm2 、液温25℃で60秒間現像し、溶解除去
した。得られた硬化前のレジスト塗布基板の現像性につ
いて後述の評価を行った。その後、熱風乾燥器で150
℃、60分間加熱硬化を行い、得られた硬化膜を有する
レジスト塗布基板について、後述の要領で、硬化膜硬
度、半田耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性、耐
金メッキ性および耐電解腐食性の試験を行った。
【0051】[レジスト塗布基板の評価方法]上述の方
法により製造されたレジスト塗布基板を用いて、以下の
方法により、レジスト材料の特性を測定した。 (1)現像性:硬化前のレジスト塗布基板を用い、現像
性を拡大鏡にて目視判定した。 ○:完全に現像できたもの △:薄く現像されない部分があるもの ×:現像されない部分がかなりあるもの (2)硬化膜硬度:硬化膜を有するレジスト塗布基板を
用いて、硬化膜の硬度をJISK5400に準じ測定し
た。 (3)半田耐熱性:硬化膜を有するレジスト塗布基板を
用い、JISC6481に準じ、260℃の半田浴〔J
S−64P:山栄化学(株)製〕への試験片の10秒浸
漬を10回行い、外観の変化を目視で観察した。 ○:外観変化無し △:硬化膜の変色が認められる ×:硬化膜の浮き、剥がれ、半田潜りあり (4)耐酸性:試験片を10vol%硫酸水溶液に25
℃で15分浸漬し、硬化膜の外観変化を目視で観察し
た。 ○:外観変化無し ×:硬化膜の浮きが見られる
【0052】(5)耐アルカリ性試験:試験片を10w
t%の水酸化ナトリウム水溶液に25℃、15分間浸漬
し、硬化膜の外観変化を目視で観察した。 ○:外観変化無し ×:硬化膜の浮きが見られる (6)耐溶剤性:試験片をジクロロメタン中に25℃、
30分間浸漬し、硬化膜の外観変化を目視で観察した。 ○:外観変化無し ×:硬化膜の膨潤および/または溶剤の浸透が見られる (7)耐金メッキ性:試験片をセルレックス社製オート
ロネクスCI(メッキ液)を用いて1.0A/dm2
電流密度で30分間金メッキを行った後、粘着テープ
(セロテープ:積水化学(株)社製)により剥離テスト
を行い、目視で観察した。 ○:全く剥がれない ×:硬化膜の一部または全部が剥がれる (8)耐電解腐食性:試験片を120℃、100%R
H、2気圧、30時間、印加電圧100Vの条件下に放
置後、変色および表面の変化を目視で観察した。 ○:+側および−側のいずれにも変色および表面の変化
が見られない ×:+側および−側のいずれか、または、両方に変色ま
たは表面の異常が見られるもの
【0053】
【表1】 ・R-5027 :日本化薬(株)製、フェノールノボラック
型エポキシアクリレートと二塩基酸無水物との反応物、
ブチルセロソルブアセテート40重量%含有品、酸価
(mgKOH/g)68.5 ・R-2058 :日本化薬(株)製、フェノールノボラック
型エポキシアクリレート、ブチルセロソルブアセテート
30重量%含有品 ・TEPIC-S :日産化学(株)社製、トリス(2,3−エ
ポキシプロピル)イソシアヌレート、融点95〜125
℃ ・EPPMー201:日本化薬(株)製、フェノールノボラック
型エポキシ樹脂、軟化点65℃ ・DPHA:日本化薬(株)製、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート ・CAR-Ac:カルビトールアセテート ・I-907:イルガキュア−907、チバ・ガイギー社
製、光重合開始剤 ・DIAMID(硬化剤) :ジシアンジアミド、エポキシ樹脂
硬化剤 ・Pc-green(顔料) :フタロシアニングリーン ・KS−603:信越化学工業(株)製、消泡剤
【0054】
【表2】 第2表より明らかなように、本発明の不飽和エポキシ
(メタ)アクリレート化合物および/または不飽和エポ
キシエステル樹脂を含有するソルダーレジスト組成物を
使用した場合(実施例1〜8)、従来用いられているソ
ルダーレジスト組成物を使用した場合(比較例)と比較
して、特に硬化膜硬度、耐酸性、耐アルカリ性、耐溶剤
性、耐金メッキ性および耐電解腐食性が優れている。
【0055】
【発明の効果】本発明により、半田耐熱性、耐電解腐食
性、耐溶剤性、耐金メッキ性等に優れた硬化皮膜を形成
する樹脂を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−278128(JP,A) 特開 平6−157713(JP,A) 特開 平6−100656(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 290/06 C08G 59/00 - 59/72

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)(化1)で表されるエポキ
    シ樹脂と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる不
    飽和エポキシ(メタ)アクリレート化合物。 【化1】 (式中、Aは下記(化2)の構造を表し、Gはグリシジ
    ル基を表し、nは0〜10の整数を表す。) 【化2】 (式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい直
    鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していて
    もよいアルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表
    し、mは1〜3の整数を表す)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不飽和エポキシ(メタ)
    アクリレート化合物を多価カルボン酸またはその無水物
    と反応させて得られる不飽和エポキシエステル樹脂。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の不飽和エポキシ(メタ)
    アクリレート化合物および/または該不飽和エポキシ
    (メタ)アクリレート化合物を多価カルボン酸またはそ
    の無水物と反応させて得られる不飽和エポキシエステル
    樹脂を含有する硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の硬化性樹脂組成物を含有
    してなるソルダーレジスト組成物。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の組成物を硬化し
    てなる硬化物。
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