JP3517915B2 - 光ディスクデータ記録・再生装置 - Google Patents

光ディスクデータ記録・再生装置

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JP3517915B2
JP3517915B2 JP30042993A JP30042993A JP3517915B2 JP 3517915 B2 JP3517915 B2 JP 3517915B2 JP 30042993 A JP30042993 A JP 30042993A JP 30042993 A JP30042993 A JP 30042993A JP 3517915 B2 JP3517915 B2 JP 3517915B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えば、データ記録
用の光磁気(MO)ディスク(以下、単に、データMO
又はデータMOディスクという。)のデータとCD−R
OMフォーマットのデータとの相互利用などに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば、書き換え可能な光ディス
クとしてのデータMOと再生専用の光ディスクとしての
CD−ROMとのフォーマット上の互換性が全くなく、
それぞれに記録されているデータの簡単な相互乗り入れ
は考えられなかった。 【0003】ここで、データの相互乗り入れの概念を説
明する。図6に示すように、CD−ROM再生装置1と
データMO記録再生装置2とが、例えば、SCSIイン
タフェースを介して相互に通信可能なように接続されて
いる状態を考える。 【0004】この図6において、一のホストコンピュー
タ3の制御の下にCD−ROMドライブ4(CLV方式
であって、連続サーボ方式)でCD−ROMから再生さ
れたデータを、例えば他のホストコンピュータ5の制御
の下で動作するデータMOドライブ6(CAV方式であ
って、サンプルサーボ方式)で受け取ってデータMO中
に記録し(書き込み)そのデータMOからデータMOド
ライブ6でその記録データを再生して(読み出して)他
のホストコンピュータ5上で再生する処理と、その反対
に、他のホストコンピュータ5の制御の下にデータMO
ドライブ6でデータMOから再生されたデータをCD−
ROMドライブ4を制御する一のホストコンピュータ3
で受け取りこの一のホストコンピュータ3上で再生する
(読み出す)処理が可能であることをいう。 【0005】特に、最近、大記録容量を有するCD−R
OMの普及が相当に進んできており、このCD−ROM
から再生したデータを上述のようにデータMOに記録す
るばかりでなく、ハードディスク又は追記形の光ディス
ク(WO(write once)型のディスクであって、CD−
R又はCD−WOという)に記録し、それを再生したい
という用途、またはその逆の用途の需要も多くなると思
われる。 【0006】従来、このような用途に対応する場合、例
えば、1セクタが512バイトのハードディスクにCD
−ROMのデータ(1セクタが2352バイト)を移植
する場合には、その2352バイト単位のデータを、例
えば、ハードディスクの5セクタに分けて記録するとい
うような、いわゆるソフトセクタ的な概念で記録するこ
としかできなかった。 【0007】また、ハードディスクのデータをCDーR
OMドライブを制御するホストコンピュータ上で再生す
るためには、一層、複雑な構成になっていた。すなわ
ち、ハードディスクのデータを、オーサリングシステム
でCD−ROMのデータ並びに変換した後、一旦、磁気
テープに、いわゆるべた書きする。次に、べた書きされ
た磁気テープを磁気テープ再生機で再生し、これに、同
期信号とヘッダーを付加した後、ヘッダーとデータとを
スクランブル処理した後、EFM変調する。このEFM
変調されたデータでガラス原盤をレーザ露光した後、ス
タンパーを作成し、このスタンパーを利用してスタンピ
ング処理することによりCD−ROMを作成する。この
ようにして作成されたCD−ROMをCD−ROMドラ
イブを制御するホストコンピュータで再生することによ
り、結果として、ハードディスクのデータをCDーRO
Mドライブで再生するようになっていた。 【0008】しかし、上記したソフトセクタ的な概念で
データを移植する従来の技術では、そのソフトセクタ的
な概念で作成されたディスク、上例の場合、ハードディ
スクでは、データのアクセス時間が長くなるとともに、
ディスクの使用効率、言い換えれば、使用可能な記録容
量が小さくなってしまうという問題があった。 【0009】また、べた書きされた磁気テープを媒介す
るデータの移植を伴う従来の技術では、一のディスク、
例えば、ハードディスクのデータをCD−ROMドライ
ブを制御するホストコンピュータ上で再生するまでに相
当な時間がかかり、また、装置も大がかりな装置である
ので、一般のユーザはほとんど利用することが不可能で
あるという問題があった。 【0010】本願発明者等はこのような問題を解決する
ための技術を、本出願人の出願に係る特開平5-216317号
の明細書又は図面に記述している。この技術によれば、
上述の問題が発生することなく、電気的に容易に、CD
−ROM等に記録されているデータをデータMOディス
ク等に記録することが可能になる。 【0011】なお、上述のように、相互乗り入れの概念
は、CD−ROM再生装置1等からデータMO記録再
生装置2等への乗り入れ、その反対に、データMO記
録再生装置2等からCD−ROM再生装置1への乗り入
れの2つの場合が考えられるが、いずれか1方向の乗り
入れの場合にも相互乗り入れが可能であるという。この
意味で、特開平5-216317号に記述された技術は、上記
のデータ相互乗り入れ技術であり、データMO記録再生
装置2等からCD−ROM再生装置1への乗り入れを可
能にした技術であるということができる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
技術に関連してなされたものであり、上記のデータ相
互乗り入れ技術に関連する技術、例えば、データMOフ
ォーマットのデータを、CD−ROMフォーマットの書
き込み可能な光ディスクに対して記録し及び(又は)再
生することを可能とする光ディスクデータ記録・再生装
置を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】この発明は、光ディスク
に対するデータの記録及び(又は)再生を行うデータ記
録・再生手段と、同期信号データ領域以外のデータ領域
を有する第1の記録ブロック単位に区分されている第1
の記録フォーマットによるデータであるか、同期信号デ
ータ領域とこの同期信号以外のデータ領域とを有する第
2の記録ブロック単位に区分されている第2の記録フォ
ーマットによるデータであるかを識別する記録フォーマ
ット識別手段とを有し、上記光ディスクに対する記録の
とき、入力されたデータが上記第1の記録フォーマット
によるデータであると上記記録フォーマット識別手段が
識別した場合には、上記同期信号を挿入して上記第2の
記録フォーマットとして上記データ記録・再生手段によ
るデータの記録を行い、上記光ディスクの再生のとき、
上記再生されたデータが上記第2の記録フォーマットに
よるデータであると上記記録フォーマット識別手段が識
別した場合には、必要に応じて再生されたデータから上
記同期信号を除去して上記第1の記録フォーマットとし
て出力するようにしたものである。 【0014】このように構成されるこの発明によれば、
下記の構成も含まれる。 【0015】A.第1の構成 外部の第1の光ディスク(例えば、データMO)からデ
ータ再生手段によって再生されたデータを受け取り、内
部の書き込み可能な第2の光ディスク(例えば、CD−
ROMフォーマットの書き込み可能な光ディスク)に書
き込むデータ書き込み手段を有する光ディスクデータ記
録装置において、上記第1の光ディスクの記録フォーマ
ットが同期信号データ領域以外のデータ領域を有する第
1の記録ブロック単位に区分されたものとされ、上記第
2の光ディスクの記録フォーマットが同期信号データ領
域とこの同期信号データ領域以外のデータ領域とを有す
る第2の記録ブロック単位に区分されたものとされてい
ることを特徴とする光ディスクデータ記録装置。 【0016】B.第2の構成 同期信号データ領域以外のデータ領域を有する第1の記
録ブロック単位に区分されている第1の記録フォーマッ
トによるデータと、同期信号データ領域とこの同期信号
以外のデータ領域とを有する第2の記録ブロック単位に
区分されている第2の記録フォーマットによるデータと
が供給されて、書き込み可能な光ディスクに書き込む光
ディスクデータ記録装置において、供給されたデータが
上記第1の記録フォーマットであるか上記第2の記録フ
ォーマットであるかを識別するフォーマット識別手段
と、識別されたフォーマットに応じて信号処理をし上記
光ディスクに書き込むデータ書き込み手段とを備えるこ
とを特徴とする光ディスクデータ記録装置。 C.第3の構成 同期信号データ領域以外のデータ領域を有する第1の記
録ブロック単位に区分されている第1の記録フォーマッ
トにより記録されているデータ又は、同期信号データ領
域とこの同期信号以外のデータ領域とを有する第2の記
録ブロック単位に区分されている第2の記録フォーマッ
トにより記録されているデータが記録されている光ディ
スクからのデータを再生する光ディスクデータ再生装置
において、データ再生手段とデータ識別手段とを有し、
上記光ディスクから上記データ再生手段によって読み出
されたデータの記録フォーマットが上記第1の記録フォ
ーマットであるか上記第2の記録フォーマットであるか
を上記データ識別手段によって識別した後、この識別結
果のフォーマットに応じて上記データ再生手段によって
上記読み出されたデータの信号処理を行ってデータ再生
するようにしたことを特徴とする光ディスクデータ再生
装置。 【0017】 【作用】この発明によれば、記録フォーマット識別手段
(この記録フォーマット識別手段は、例えば、図1にお
いて、記録時においては、主に、インタフェース14と
CPU53、再生時においては、主に、CIRCデコー
ダ49とシステムコントローラ26が該当する。)が、
記録及び(又は)再生のときに、第1の記録フォーマッ
トによるデータであるか第2の記録フォーマットによる
データであるかを識別した後に、データ記録・再生手段
によるデータの記録及び(又は)再生を行うようにして
いる。このため、同期信号データ領域以外のデータ領域
を有する第1の記録ブロック単位に区分されている第1
の記録フォーマットによるデータ、又は、同期信号デー
タ領域とこの同期信号以外のデータ領域とを有する第2
の記録ブロック単位に区分されている第2の記録フォー
マットによるデータの光ディスクに対しての記録及び
(又は)再生処理を行うことができる。 【0018】 【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。なお、以下に参照する図面において、
上記図6に示したものに対応するものには同一の符号を
付ける。 【0019】図1はこの発明の一実施例が適用された光
ディスドライブの構成を示している。 【0020】この光ディスクドライブは、3つの入力端
子11〜13と3つの出力端子21〜23とを有してい
る。 【0021】入力端子11には、アナログのオーディオ
信号SAinが供給される。入力端子12には、例え
ば、CD−ROMドライブ4(図6参照)が接続された
ホストコンピュータ3(図6参照)が接続され、そのホ
ストコンピュータ3及びこの図1例の光ディスクドライ
ブ用のホストコンピュータ(図示していない)を経由し
て、後に説明する第1の記録フォーマットによるCD−
ROMデータDinが供給される。入力端子13には、
例えば、データMOドライブ6(図6参照)が接続され
たホストコンピュータ5(図6参照)が接続され、その
ホストコンピュータ5及びこの図1例の光ディスクドラ
イブ用のホストコンピュータ(図示していない)を経由
して、後に説明する第2の記録フォーマットによるデー
タである異なる特定の3種のデータ(SSDin1、S
SDin2、SSDin3)のうちのいずれか1つのデ
ータ(以下、特定データという。)SSDinが供給さ
れる。 【0022】出力端子21には、アナログのオーディオ
信号SAoutが現れる。出力端子22には、CD−R
OMデータDoutが現れる。出力端子23には、上記
特定の3種のデータ(SSDin1、SSDin2、S
SDin3)のうちのいずれか1つの特定データSSD
inに対応する特定の3種のデータ(SSDout1、
SSDout2、SSDout3)のうちのいずれか1
つの特定データSSDoutが現れる。 【0023】デジタルデータの入出力端子12、13、
22、23にはSCSIインタフェース、SCSIコン
トローラ、バッファメモリ及びバッファメモリコントロ
ーラ等を含むインタフェース14が接続されている。 【0024】オーディオ信号SAinは、例えば、16ビ
ットのA/D変換器15を通じてデジタルオーディオデ
ータにされてスイッチ17の固定接点17bに供給され
る。CD−ROMデータDinは、インタフェース14
を通じ、CD−ROMレイヤードECCエンコーダ25
を通じてエラー訂正符号が付加された後、固定接点17
cに供給される。特定データSSDinは、インタフェ
ース14を通じて固定接点17dに供給される。 【0025】スイッチ17はその共通接点17aがシス
テムコントローラ26からの制御信号によって切り換え
られる。したがって、共通接点17aには、入力端子1
1〜13に供給される信号・データに対応するデータの
うちの1つの記録データDrecが供給されることにな
る。 【0026】この記録データDrecは、周知のCIR
C(エラー訂正符号)エンコーダ27及びEFMエンコ
ーダ28を通じて磁気ヘッドドライバ31に供給される
とともに、LD(レーザダイオード)ドライバ32に供
給される。 【0027】この場合、LDドライバ32の出力信号が
光ピックアップ33に供給されることで、この光ピック
アップ33を構成するレーザダイオードLDからのレー
ザ光Lが光学路(図示していない)及び対物レンズ34
を通じてCD−ROMフォーマットのMO(光磁気)デ
ィスク35に照射される。また、磁気ヘッドドライバ3
1の出力信号が記録磁気ヘッド(magnetic overwrite h
ead)36に供給されることで、この記録磁気ヘッド36
からの磁気信号がMOディスク35に供給される。これ
ら光ピックアップ33と記録磁気ヘッド36の協同によ
り、回転するMOディスク35に対する記録(書き込
み)動作が行われる。 【0028】なお、この実施例においては、書き換え可
能なMOディスク35を使用しているが、CD−R(C
D−WO)のように、1度だけ書き込める追記型ディス
クに代替してもよい。 【0029】MOディスク35は、スピンドルモータ4
1によってCLV(線速一定)方式で回転され、その線
速度は1.2 〜1.4 m/sになっている。この意味でCD
−ROMフォーマットに対応するといえる。したがっ
て、図1例の光ディスクドライブでは、CD−ROM自
体を再生することも可能である。 【0030】MOディスク35の記録用溝には、その全
周にわたって予め一定周期毎に蛇行するプリグルーブが
形成されており、同時にこのプリグルーブがキャリア信
号で変調されて、ディスクのスタート地点からのアドレ
スが形成されている。このアドレスを基に記録すること
が可能である。なお、1枚のMOディスク35に記録で
きるデータとしては、オーディオ信号SAin、CD−
ROMデータDin、特定データSSDinのそれぞれ
に対応するデータのうちのいずれか1つ又はそれらを組
み合わせて記録することが可能である。また、いわゆる
一筆書きに限らず、上記アドレスを基にランダムな位置
に記録することも可能である。 【0031】光ピックアップ34から照射されたレーザ
光LのMOディスク35からの反射光が対物レンズ34
及び図示しない光学路を通じて分割ダイオード等の光検
出器42に照射され、電気信号にされて、加減算等の計
算を行う計算回路を有するRFアンプ43に供給され
る。なお、再生時におけるレーザ光Lの強度は記録時に
おけるレーザ光Lの強度に比較して小さくされる。 【0032】RFアンプ43からのフォーカスエラー信
号とトラッキング信号とは、サーボ制御回路44に供給
される。そのサーボ制御回路44は、システムコントロ
ーラ26からの基準指令データをもとに、フォーカス制
御信号、トラッキング制御信号、スレッド制御信号を作
成して光ピックアップ33に供給するとともに、モータ
制御信号をモータドライバ45を通じてスピンドルモー
タ41に供給する。 【0033】このようなフィードバックの回路構成によ
り、それぞれ、周知のフォーカス、トラッキング、スレ
ッドサーボ制御が光ピックアップ33に対して行われ、
かつスピンドルモータ41に対して速度サーボ制御が行
われる。 【0034】また、RFアンプ43から出力されるRF
信号は、周知のEFMデコーダ48及びCIRCデコー
ダ49を通じて再生データDreadとされ、スイッチ
18の共通接点18aに供給される。このスイッチ18
もCIRCデコーダ49のデコード信号(再生データD
read)を見るシステムコントローラ26からの制御
信号によって切り換えられる。 【0035】再生データDreadがオーディオデータ
である場合には、固定接点18b及び16ビットのD/
A変換器51を通じて出力端子21に供給される。ま
た、再生データDreadがCD−ROMデータである
場合には、固定接点18c、CD−ROMレイヤードE
CCデコーダ52及びインターフェース14を通じて出
力端子22に供給される。さらに、再生データDrea
dが特定データSSDoutである場合には、固定接点
18d及びインターフェース14を通じて出力端子23
に供給される。 【0036】インタフェース14には、SCSI等に対
応するCPU53が接続され、インタフェース14を通
るデータの内容が特定等されてシステムコントローラ2
6に伝えられる。システムコントローラ26は、CPU
53で特定された内容とオーディオ/データの切換スイ
ッチ54の切り換え結果、及びMOディスク35から実
際に読み出されたデータ(CIRCデコード信号=再生
データDread)の内容に基づいてスイッチ17、1
8を適当な位置に自動的に切り換える。なお、CPU5
3で特定された内容以外のときには、スイッチ17、1
8をオーディオ側に切り換えるように構成を変更すれ
ば、オーディオ/データ切換スイッチ54を省略するこ
ともできる。 【0037】次に上記実施例の作用について主にデータ
の相互乗り入れに関連して説明する。上述したように、
MOディスク35がCD−ROMフォーマットであるの
で、CD−ROMデータDin、Doutについての記
録再生動作については何も問題なく行うことができる。 【0038】オーディオ信号SAin、SAoutにつ
いての記録再生動作についても、ミニディスク(MD:
CLV方式で1フレームが24バイト、後に説明する1
記録ブロック単位(1セクタ)が98フレーム)等に対
する記録再生動作と同様に行うことができる。 【0039】しかし、CD−ROMフォーマットにのら
ない、データMO等に対応する特定データSSDin、
SSDoutに対する記録再生動作については、従来の
技術の項で説明したように、そのままでは、データの相
互乗り入れが不可能である。したがって、以下、特定デ
ータSSDin、SSDoutのCD−ROMフォーマ
ットのMOディスク35に対するデータの記録再生動作
を可能にすることについて説明する。 【0040】まず、CD−ROMの記録フォーマットに
ついて説明する。 【0041】図2AはCD−ROMのモード1の物理フ
ォーマット(記録フォーマット)、図2BはCD−RO
Mのモード2の物理フォーマットの、それぞれ、1記録
ブロック単位(この場合、1セクタ)を示している。 【0042】モード1では、4バイト(以下、必要に応
じてBと記載する。)のエラー検出符号EDC、パリテ
ィP(172バイト)とパリティQ(104バイト)と
からなるエラー訂正符号ECC及びこれらの間に全てゼ
ロをとる8バイトのスペースを有する分がモード2と異
なる。 【0043】エラー訂正符号ECC等を有するモード1
は信頼性の要求の厳しい計算業務の用途に用いられ、エ
ラー訂正/検出符号のないモード2は画像情報、音声情
報など、比較的エラーレートに対する要請が厳しくない
用途に使用される。1枚のCD−ROM中にこれらを混
在して使用してもよいことになっている。 【0044】各記録ブロック(以下、1記録ブロック、
1記録ブロック単位、又は記録ブロック単位という。)
には、24バイト分を1フレームとしてこれを単位に符
号化の処理がなされ、98フレームが収容される。した
がって、1記録ブロックには、2352バイトのデータ
が記録される。 【0045】図2に示すように、上記2352バイト
(1記録ブロック)の先頭、言い換えれば、読み出し方
向の先頭12バイトが同期信号、次の4バイトがヘッダ
ーにされる。ユーザデータはモード1で2048バイ
ト、モード2で2336バイトになっている。同期信号
の保護のために同期信号の他の残りの全データ、すなわ
ち、2340バイトには、M系列によるスクランブルが
かかっている。この2340バイトには記録ブロック単
位に異なるデータを記録しておくことが可能であるの
で、ヘッダーとそれ以外の領域、言い換えれば、同期信
号データ領域以外の領域を、合わせてデータ領域DRと
いう。 【0046】結局、CD−ROMの物理フォーマット
(記録フォーマット)は、1記録ブロックあたり、12
バイトの同期信号データ領域SDとこの同期信号データ
領域SD以外の2340バイトのデータ領域DRから構
成されているといえる。なお、CD−ROMの物理フォ
ーマット(記録フォーマット)には、上述のモード1、
モード2以外に、モード0があり、このモード0は、モ
ード2において、ヘッダー中のモード部分がモード0の
コードになっており、ユーザデータ領域の2340バイ
トが全て0になっているモードをいう。したがって、こ
のモード0においても、1記録ブロックあたり、12バ
イトの同期信号データ領域SDとこの同期信号データ領
域SD以外の2340バイトのデータ領域DRから構成
されているといえる。 【0047】以上の説明が、CD−ROMの記録フォー
マット(1記録ブロックあたり、12バイトの同期信号
データ領域SDとこの同期信号データ領域SD以外の2
340バイトのデータ領域DRから構成されている第1
の記録フォーマット)についての説明である。 【0048】次に、特定データSSDinの記録ブロッ
ク単位が(1) 2352バイトの場合、(2) 2340バイ
トの場合、及び(3) 2336バイトの場合のそれぞれの
場合についての記録再生動作について説明する。 【0049】(1) 特定データSSDinの記録ブロック
単位が2352バイトの場合、すなわち特定データSS
Dinが特定データSSDin1の場合 【0050】図3は、入力端子12に供給される特定デ
ータSSDin1のその記録フォーマットを示してい
る。図3において、各バイトのデータが、図中、左上か
ら右下に向かって矢印の記録方向に、データD0,D
1,……D15,D16,…D2047,U.D (UN DEF
INED;未定義),……,CRC(エラー検出符号)1,
…CRC8,E(エラー訂正符号)1, 1,……E1
6, 16の順に並んでいる。 【0051】1記録ブロック単位は、2352バイト
(16バイト×147コードワード)になっている。 【0052】この場合、CD−ROMフォーマットのM
Oディスク35の記録フォーマットの1記録ブロック単
位も図2に示したように2352バイトであるので、C
D−ROMモードの12バイトの同期信号、4バイトの
ヘッダーともに使うことができない。 【0053】そこで、図4に示すように、図3中、コー
ドワード番号i=3〜130に記録されているデータD
0〜D2047をコードワード番号i=2〜129に移
し、その図4のコードワード番号i=130の先頭12
バイトにCD−ROMの記録フォーマットと同じ12バ
イトの同期信号を挿入し、13バイト目から16バイト
にCD−ROMの記録フォーマットと同じ4バイトのヘ
ッダーを付けて記録するようにする。いわゆるフォーマ
ット変換処理をして記録するようにする。このフォーマ
ット変換処理は、インタフェース14中のバッファメモ
リとそのバッファメモリのコントローラ及びCPU53
の協同作業で行われる。 【0054】なお、コードワードi=130に挿入する
同期信号とヘッダーとしては、CD−ROMフォーマッ
トのモード0〜モード2のデータではなく、特定データ
SSDinに固有の(専用の)同期信号とヘッダーであ
ってもよく、または、一般のCD(コンパクトディス
ク)の記録フォーマット中のサブコードの中の同期信号
とアドレスであってもよい。 【0055】もちろん再生時には、インタフェース14
で挿入した同期信号とヘッダーを除去して、特定データ
SSDin(図3参照)と同じ記録フォーマットの特定
データSSDout1を出力端子22から出力するよう
にすればよい。この処理も、上記インタフェース14中
のバッファメモリとそのバッファメモリのコントローラ
及びCPU53の協同作業で行われる。 【0056】(2) 特定データSSDinの記録ブロック
単位が2340バイトの場合、すなわち特定データSS
Dinが特定データSSDin2の場合 【0057】この記録フォーマットは、図3の特定デー
タSSDin1の記録フォーマットにおいて、先頭の1
2バイトのデータD0〜データ11には、何も記録され
ていなくて、あるいは、例えば、全て0が記録されてい
て、次のデータD12から図3中、最後の2352バイ
ト目までのデータE16,16に合計2340バイト
(2352バイトから先頭の12バイト分を引いた値)
の情報が記録されるようになっているフォーマットであ
る。 【0058】この場合には、図4と同様な操作により、
図3中のコードワード番号i=3〜130に記録されて
いるデータD0〜D2047をその図4のコードワード
番号i=2〜129に移し、図4中、コードワード番号
i=130の先頭12バイトにCD−ROMの記録フォ
ーマットの同期信号を挿入し、13バイト目から16バ
イト目の4バイトにCD−ROMの記録フォーマットの
ヘッダーを付けて記録するようにする。 【0059】なお、コードワードi=130に挿入する
ヘッダーとしては、特定データSSDinに固有の(専
用の)ヘッダーを挿入するようにしてもよい。または、
一般のCDの記録フォーマット中のサブコーディング中
のアドレスを挿入するようにしてもよい。 【0060】もちろん再生時には、インタフェース14
で挿入した同期信号とヘッダーを除去して、上記説明し
た特定データSSDin2と同じ記録フォーマットの特
定データSSDout2を出力端子22から出力するよ
うにすればよい。 【0061】(3) 特定データSSDinの記録ブロック
単位が2336バイトの場合、すなわち特定データSS
Dinが特定データSSDin3の場合 【0062】この記録フォーマットは、図5に示すよう
に、コードワードの数が146にされた記録フォーマッ
トであり。1記録ブロック単位が、2336バイト(1
6バイト×146コードワード)になっている。 【0063】この場合には、図4と同様に、インタフェ
ース14等により、図5中のコードワード番号i=12
9の前にコードワード番号i=130の16バイトの領
域を設け、その先頭12バイトにCD−ROMの記録フ
ォーマットの同期信号を挿入し、13バイト目から16
バイト目の4バイトにCD−ROMの記録フォーマット
のヘッダーを付けて(挿入して)記録するようにすれば
よい。ただし、ヘッダー情報のうち、モード情報には、
例えば、モード0、1、2以外の、例えば、モード3と
して記録するようにして識別できるようにしておく。 【0064】もちろん再生時には、インタフェース14
で挿入した同期信号とヘッダー情報を除去して、特定デ
ータSSDin3(図5参照)と同じ記録フォーマット
の特定データSSDout3を出力端子22から出力す
るようにすればよい。 【0065】このように、上記した実施例によれば、記
録及び(又は)再生のときに、インタフェース14、C
PU53、システムコントローラ26、CIRCデコー
ダ49等の組み合わせによって構成される記録フォーマ
ット識別手段により、ヘッダ中のモードの番号(モード
1であるかモード2等であるか、又はモード番号の有
無)等に基づいてデータの記録フォーマットを識別した
後に、識別した記録フォーマットの内容に応じて、適当
なフォーマット変換処理を施した後、データの記録及び
(又は)再生を行うようにしている。 【0066】このため、同期信号データ領域以外のデー
タ領域を有する第2の記録フォーマットによるデータで
ある特定データSSDinの記録ブロック単位が(1) 2
352バイトの場合、(2) 2340バイトの場合、及び
(3) 2336バイトの場合のいずれの場合においても記
録及び(又は)再生処理を行うことができる。もちろ
ん、識別された記録フォーマットがCD−ROMデータ
Dinのように同期信号データ領域を有する第1の記録
フォーマットによるデータである場合には、何等問題な
くMOディスク35に対して記録し、及び(又は)再生
処理を行うことができる。 【0067】したがって、従来、記録フォーマット上で
互換性のない、例えば、データMOフォーマットの特定
データSSDinを、CD−ROMフォーマットの書き
込み可能なMOディスク35に対して記録し及び(又
は)再生することができて、データの簡単な相互乗り入
れが可能になるという効果が達成される。 【0068】換言すれば、CD−ROMフォーマットの
MOディスク35で、他のフォーマット、例えば、デー
タMOフォーマットのデータが活用できるという効果が
達成される。 【0069】なお、この発明は上記の実施例に限らずこ
の発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。 【0070】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記録フォーマット識別手段が、記録及び(又は)再
生のときに、第1の記録フォーマットによるデータであ
るか第2の記録フォーマットによるデータであるかを識
別した後に、データ記録・再生手段によるデータの記録
及び(又は)再生を行うようにしている。このため、同
期信号データ領域以外のデータ領域を有する第1の記録
ブロック単位に区分されている第1の記録フォーマット
によるデータ、又は、同期信号データ領域とこの同期信
号以外のデータ領域とを有する第2の記録ブロック単位
に区分されている第2の記録フォーマットによるデータ
の光ディスクに対しての記録及び(又は)再生処理を行
うことができるという効果が達成される。 【0071】具体的には、例えば、データMOフォーマ
ットのデータを、例えば、CD−ROMフォーマットの
書き込み可能な光ディスクに対して記録し、及び(又
は)再生することが可能となり、フォーマット上の互換
性が全くないデータについての簡単な相互乗り入れがで
きるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例による光ディスクデータ記
録・再生装置の構成を示すブロック図である。 【図2】AはCD−ROMの記録フォーマット(モード
1)の説明に供される線図である。BはCD−ROMの
記録フォーマット(モード2)の説明に供される線図で
ある。 【図3】データMOの記録フォーマットの説明に供され
る線図である。 【図4】図1例の動作説明に供される、図3に関連した
記録フォーマットの説明に供される線図である。 【図5】図1例の動作説明に供される、図3に関連した
他の記録フォーマットの説明に供される線図である。 【図6】データの相互乗り入れの概念の説明に供される
ブロック図である。 【符号の説明】 14 インタフェース 26 システムコントローラ 35 MOディスク 53 CPU Din、Dout CD−ROMデータ SSDin、SSDout 特定データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−351760(JP,A) 特開 昭64−73945(JP,A) 特開 平6−203481(JP,A) 特開 平7−73594(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/16 351

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光ディスクに対するデータの記録及び
    (又は)再生を行うデータ記録・再生手段と、 同期信号データ領域以外のデータ領域を有する第1の記
    録ブロック単位に区分されている第1の記録フォーマッ
    トによるデータであるか、同期信号データ領域とこの同
    期信号以外のデータ領域とを有する第2の記録ブロック
    単位に区分されている第2の記録フォーマットによるデ
    ータであるかを識別する記録フォーマット識別手段とを
    有し、上記 光ディスクに対する記録のとき、入力されたデータ
    上記第1の記録フォーマットによるデータであると上
    記記録フォーマット識別手段が識別した場合には、上記
    同期信号を挿入して上記第2の記録フォーマットとして
    上記データ記録・再生手段によるデータの記録を行い、 上記光ディスクの再生のとき、上記再生されたデータが
    上記第2の記録フォーマットによるデータであると上記
    記録フォーマット識別手段が識別した場合には、必要に
    応じて再生されたデータから上記同期信号を除去して上
    記第1の記録フォーマットとして出力する ようにしたこ
    とを特徴とする光ディスクデータ記録・再生装置。
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