JP3511646B2 - 光ディスクデータ記録装置及び光ディスクデータ記録方法 - Google Patents

光ディスクデータ記録装置及び光ディスクデータ記録方法

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JP3511646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、データ記録
用の光磁気(MO)ディスク(以下、単に、データMO
又はMOディスクという。)とCD−ROMのフォーマ
ット上の互換性などに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、データMOとCD−RO
Mとのフォーマット上の互換性が全くなく、それぞれに
記録されているデータの簡単な相互乗り入れは考えられ
なかった。
【0003】ここで、データの相互乗り入れの概念を説
明する。図5に示すように、CD−ROM再生装置1と
データMO記録再生装置2とが、例えば、SCSIイン
タフェースを介して相互に通信可能なように接続されて
いる状態を考える。
【0004】この図において、一のホストコンピュ
ータ3の制御の下にCD−ROMからCD−ROMドラ
イブ4で再生されたデータを、例えば他のホストコンピ
ュータ5の制御の下で動作するデータMOドライブ6で
受け取ってデータMO中に記録し(書き込み)そのデー
タMOからデータMOドライブでその記録データを再
生して(読み出して)他のホストコンピュータ5上で再
生する処理と、その反対に、他のホストコンピュータ5
の制御の下にデータMOドライブ6でデータMOから再
生されたデータをCD−ROMドライブ4を制御する一
のホストコンピュータ3で受け取りこの一のホストコ
ンピュータ3上で再生する(読み出す)処理が可能であ
ることをいう。
【0005】特に、最近、大記録容量を有するCD−R
OMの普及が相当に進んできており、このCD−ROM
から再生したデータを上述のようにデータMOに記録す
るばかりでなく、ハードディスク又は追記形の光ディス
ク(WOディスクという)に記録し、それを再生したい
という用途、またはその逆の用途の需要も多くなると思
われる。
【0006】従来、このような用途に対応する場合、例
えば、1セクタが512バイトのハードディスクにCD
−ROMのデータ(1セクタが2352バイト)を移植
する場合には、その2352バイト単位のデータを、例
えば、ハードディスクの5セクタに分けて記録するとい
うような、いわゆるソフトセクタ的な概念で記録するこ
としかできなかった。
【0007】また、ハードディスクのデータをCDーR
OMドライブ制御するホストコンピュータ上で再生す
るためには、一層、複雑な構成になっていた。すなわ
ち、ハードディスクのデータを、オーサリングシステム
でCD−ROMのデータ並びに変換した後、一旦、磁
気テープに、いわゆるベタ書きする。次に、ベタ書きさ
れた磁気テープを磁気テープ再生機で再生し、これに、
同期信号とヘッダーを付加した後、ヘッダーとデータと
をスクランブル処理した後、EFM変調する。このEF
M変調されたデータでガラス原盤をレーザ露光した後、
スタンパーを作成し、このスタンパーを利用してスタン
ピング処理することによりCD−ROMを作成する。こ
のようにして作成されたCD−ROMをCD−ROMド
ライブを制御するホストコンピュータで再生することに
より、結果として、ハードディスクのデータをCDーR
OMドライブで再生するようになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たソフトセクタ的な概念でデータを移植する従来の技術
では、そのソフトセクタ的な概念で作成されたディス
ク、上例の場合、ハードディスクでは、データのアクセ
ス時間が長くなるとともに、ディスクの使用効率、言い
換えれば、使用可能な記録容量が小さくなってしまうと
いう問題があった。
【0009】また、ベタ書きされた磁気テープを媒介
データの移植をう従来の技術では、一のディス
ク、例えば、ハードディスクのデータをCD−ROMド
ライブを制御するホストコンピュータ上で再生するまで
に相当な時間がかかり、また、装置も大がかりな装置で
あるので、一般のユーザはほとんど利用することが不可
能であるという問題があった。
【0010】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、再生用の第1の光ディスクから記録
(書き込み)可能な第2の光ディスクにデータを容易に
移植することを可能とする光ディスク記録装置及び光デ
ィスク記録方法提供することを目的とする。
【0011】また、この発明は、記録(書き込み)可能
な第2の光ディスクから再生したデータを再生用の第1
の光ディスクを再生する再生装置で再生する(読み出
す)ことを可能とする光ディスク再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】さらに、この発明は、再生用の第2の光デ
ィスクと記録(書き込み)可能な第1の光ディスクを相
互に利用することを可能とする光ディスクシステムを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、 第1
の光ディスクからデータ再生手段によって再生されたデ
ータを受け取り、書き込み可能な第2の光ディスクに書
き込むデータ書き込み手段を有する光ディスクデータ記
録装置において、第1の光ディスクの記録フォーマット
第1の光ディスクの記録フォーマットにおける同期信
号データ領域とこの同期信号データ領域以外のデータ領
域とを有する第1の記録ブロック単位に区分されたもの
とされ、第2の光ディスクの記録フォーマットが第1の
光ディスクの記録フォーマットにおける同期信号データ
領域以外のデータ領域を有する第2の記録ブロック単位
に区分されたものとされるとともに、第1の記録ブロッ
ク単位と第2の記録ブロック単位の記憶容量が同一であ
ことを特徴とする光ディスクデータ記録装置としたも
のであり、第2の本発明は、 第1の光ディスクから再
生されたデータを受け取り、書き込み可能な第2の光デ
ィスクに書き込む光ディスクデータ記録方法において、
第1の光ディスクの記録フォーマットが第1の光ディス
クの記録フォーマットにおける同期信号データ領域とこ
の同期信号データ領域以外のデータ領域とを有する第1
の記録ブロック単位に区分されたものとされるとともに
第2の光ディスクの記録フォーマットが第1の光ディス
クの記録フォーマットにおける同期信号データ領域以外
のデータ領域を有する第2の記録ブロック単位に区分さ
れたものとされるとともに、第1の記録ブロック単位と
第2の記録ブロック単位の記憶容量が同一であることを
特徴とする光ディスクデータ記録方法としたものであ
る。
【0014】例えば、図2及び図4に示すように、MO
ディスク11の記録フォーマットをCD−ROM12の
記録フォーマットに対応するように、MOディスク11
の1記録ブロック単位(1セクタ)当たりの記録容量を
2320バイトからCD−ROM12の1記録ブロック
単位(1セクタ)当たりの記録容量2340バイト(同
期信号データ領域SD分の12バイトは除く)を取り扱
える記録容量2340バイトまたは同期信号データも含
めて扱える2352バイトにする。
【0015】
【作用】この発明によれば、第1の光ディスクの同期信
号データ領域以外のデータ領域が第2の光ディスクの記
録フォーマットと一致することになるので、第1の光デ
ィスクと第2の光ディスクとの間のデータの移植が可能
になり、いわゆるデータの簡単な相互乗り入れが可能に
なる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。なお、以下に参照する図面において、
上記図5に示したものに対応するものには同一の符号を
付ける。
【0017】図1はこの発明の一実施例が適用された光
ディスクデータ伝送システムの構成を示している。
【0018】この光ディスクデータ伝送システムは、ホ
ストコンピュータ5と、このホストコンピュータ5に接
続される光磁気(MO)ディスクドライブ6とCD−R
OMドライブ4とを有している。
【0019】MOディスクドライブ6にはMOディスク
11が装着され、CD−ROMドライブ4にはディスク
であるCD−ROM12が装着される。
【0020】周知のように、CD−ROMドライブ4中
に装着されたCD−ROM12は、図示しないスピンド
ルモータによりCLV(線速一定)方式により回転が制
御される。このCD−ROM12のトラッキング方式は
連続サーボ方式になっている。CD−ROM12の記憶
容量は、例えば、12cmのもので、640MB(メガ
バイト)と相当に大きい。
【0021】図2AはCD−ROM12のモード1の物
理フォーマット(記録データフォーマット)、図2Bは
CD−ROM12のモード2の物理フォーマットの、そ
れぞれ、1記録ブロック単位(この場合、1セクタ)を
示している。モード1では、4バイト(以下、必要に応
じてBと記載する。)のエラー検出コードEDC、パリ
ティP(172バイト)とパリティQ(104バイト)
とからなるエラー訂正符号ECC及びこれらの間に全て
ゼロをとる8バイトのスペースを有する分がモード2と
異なる。
【0022】このことから、モード1は信頼性の要求の
厳しい計算業務の用途に用いられ、モード2はエラー訂
正/検出符号のないモードを持ち、上記用途だけでなく
画像情報、音声情報など、比較的エラーレートに対する
要請が厳しくない用途に使用される。1枚のCD−RO
M中にこれらを混在して使用してもよいことになってい
る。
【0023】各記録ブロック(1記録ブロックまたは記
録ブロック単位という。)には、24バイト分を1フレ
ームとしてこれを単位に符号化の処理がなされ、98フ
レームが収容される。したがって、1記録ブロックに
は、2352バイトのデータが記録される。
【0024】上記2352バイト(1記録ブロック)の
先頭、言い換えれば、読み出し方向の先頭12バイトが
同期信号、次の4バイトがヘッダーにされる。ユーザデ
ータはモード1で2048バイト、モード2で2336
バイトになっている。同期信号の保護のために同期信号
の他の残りの全データ、すなわち、2340バイトに
は、M系列によるスクランブルがかかっている。この2
340バイトには記録ブロック単位に異なるデータを記
録しておくことが可能であるので、ヘッダーとそれ以外
の領域、言い換えれば、同期信号データ領域以外の領域
を、合わせてデータ領域DRという。
【0025】結局、CD−ROM12の物理フォーマッ
ト(記録フォーマット)は、1記録ブロックあたり、1
2バイトの同期信号データ領域SDとこの同期信号デー
タ領域SD以外の2340バイトのデータ領域DRから
構成されているといえる。
【0026】再び、図1において、CD−ROM12に
記録されているデータは、ホストコンピュータ5の制御
のもとにCD−ROMドライブ4で読み出され、SCS
Iの通信線13を通じて、ホストコンピュータ5を構成
する図示しないスピーカ、ディスプレイモニタ上で再生
される。なお、ホストコンピュータ5は、これらスピー
カ、ディスプレイモニタ以外にコンピュータ本体(CP
U,ROM,RAMを有する)及びキーボード、マウス
等を有している。
【0027】この実施例においては、後に詳しく説明す
るように、(1)CD−ROM12からCD−ROMド
ライブ4で読み出されたデータがホストコンピュータ5
上で再生されるばかりでなく、CD−ROMドライブ4
でCD−ROM12から読み出されたデータがMOディ
スクドライブ6中のMOディスク11にも記録(書き込
み)することが可能になっている。そして、(2)MO
ディスク11に記録されたCD−ROM12のデータを
そのMOディスク11から読み出して、ホストコンピュ
ータ5上で再生することもできるようになっている。す
なわち、データの相互乗り入れが可能になっている。な
お、この実施例では、図5の概念説明例に比較してホス
トコンピュータ3,5をホストコンピュータ5の1台に
まとめているが、図5のようにホストコンピュータ2台
のシステムを組んでもよいことはもちろんである。
【0028】MOディスク11は、スピンドルモータ
によりCAV(回転角速度一定)方式により回転が制
御される。また、MOディスク11のトラッキング方式
は周知のサンプルサーボ方式になっている。したがっ
て、MOディスクドライブ6はシーク時間が短くデータ
のアクセス時間がCD−ROMドライブ4に比較して相
当に短いという利点を有している。
【0029】図3は、通常の(従来の)MOディスクの
1記録ブロック単位の記録フォーマットを示している。
【0030】図3において、各バイトのデータが、図
中、左上から右下に向かって矢印の記録方向に、すなわ
ち、データD0,D1,……D15,D16,…D20
47,T.B.D (TO BE DEFINED ;将来決める),……,
CRC(エラー検出コード)1,…CRC8,E(エラ
ー訂正コード)1,1,……E16,16の順で、記録
または再生されるようになっている。この図3に示す通
常の(従来の)記録フォーマットでは上記(1)及び
(2)に説明した相互乗り入れが可能にはならない。
【0031】図4は、上記(1)及び(2)に説明した
相互乗り入れが可能な本実施例によるMOディスク11
の1記録ブロック単位の記録フォーマットの一例を示し
ている。
【0032】図3及び図4から容易に分かるように、図
3の通常のMOディスクにおける1記録ブロック単位の
記憶容量が2320バイト(16バイト×145コード
ワード)になっている。また、図4の本例のMOディス
ク11における1記録ブロック単位の記憶容量は、図3
例に比較してコードワードで2個分(データD−32〜
D−1までの32バイト分)追加されているので、23
52バイト(16バイト×147コードワード)になっ
ている。
【0033】この場合、図2に示したCD−ROM12
のデータ領域が2340バイトであることを考慮すれ
ば、1セクタの記録容量3352バイトはもちろんのこ
と2340バイトをCD−ROM12のデータを図4例
に示すMOディスク11に互換性を持たせて、言い換え
れば、相互乗り入れ可能に移植することができる。
【0034】すなわち、CD−ROM12のデータ領域
DR(図2参照)中の先頭のヘッダー部分の4バイトの
データを、例えば、それぞれ、MOディスク11(図4
参照)のコードワード130のデータD−20〜D−1
7で表しているアドレスに対応させて書き込む。そし
て、CD−ROM12のデータ領域DRの残りの233
6バイトのデータを、それぞれ、MOディスク11のコ
ードワード129のデータD−16からコードワード−
16のエラー訂正符号E16, 16までで表しているア
ドレスに対応させて書き込むようにする。CD−ROM
12の残りの同期信号データ領域SDはMOディスク1
1に移植する必要がない。したがって、MOディスク1
1のコードワード130のデータD−32〜D−21で
表しているアドレスには何も書き込む必要がない。その
意味で、MOディスク11の記録ブロック単位は235
2バイトではなく、実質的に2340バイトでよいこと
が分かる。結局、図例のMOディスク11の記録フォ
ーマットは、CD−ROM12の同期信号データ領域S
D以外のデータ領域DRを有する記録ブロック単位に区
分されているということができる。
【0035】次に、このように(図4のように)記録フ
ォーマットされたMOディスク11を用いて、CD−R
OMドライブ4とMOディスクドライブ6とのデータの
相互乗り入れについて図1を参照して説明する。
【0036】ホストコンピュータ5から供給されるMO
ディスク11に記録しようとするデータ(MOデータと
いう)は、通信線13、SCSIインタフェース21、
セクター並び制御・ECC付加回路22を通じてスイッ
チ23の固定接点23c、可動接点23aを通じて変調
回路24に供給される。なお、ホストコンピュータ5か
らSCSIインタフェース21にMOデータが供給され
ているときには、制御線25に現れる2値信号によりス
イッチ23の可動接点23aと固定接点23cとが接続
された状態になり、一方、CD−ROMドライブ4でC
D−ROM12から読み出されたデータ(CD−ROM
データという)がSCSIインタフェース21に供給さ
れているときには、上記2値信号により可動接点23a
が固定接点23bに接続された状態になる。
【0037】セクタ並び・ECC付加回路22でECC
が付加されたMOデータは変調回路24でNRZデータ
からNRZIデータに変調されたされた後、レーザダイ
オードドライバ30を通じて光ピックアップ26に供給
されるとともに、磁気ヘッドドライバ27を通じて磁気
ヘッド28に供給される。この外部磁界発生用の磁気ヘ
ッド28から変調データに応じた磁界が発生され、光ピ
ックアップ26からのレーザ光Lとの協同によりMOデ
ィスク11に変調データがピットとして記録される。
【0038】ホストコンピュータ5から供給されたMO
データをMOディスク11に記録する場合には、コード
ワード128〜コードワード−16の2320バイトに
記録すればよい。コードワード130とコードワード1
29のアドレスには何も記録しない。
【0039】一方、CD−ROM12からCD−ROM
ドライブ4で読み出されたCD−ROMデータをMOデ
ィスク11に記録しようとする場合には、CD−ROM
データをCD−ROMエンコーダ29でエンコードし
具体的にこのエンコードは、CD−ROM12の記録
フォーマット中の同期信号データ領域SDを取り除くこ
とと、データ領域DRにかかっているスクランブルを取
り外すこと(デスクランブルすること)、及びEFM変
調をNRZ変調に変換することである。エンコード
した変調データを、上述と同様の処理を行い、変調回路
24などを通じてMOディスク11にピットとして記録
する。この場合の記録方法は、上述の通りである。すな
わち、CD−ROM12のデータ領域DRのうちヘッダ
ー部分の4バイトのデータ(ヘッダー情報)を、それぞ
れ、MOディスク11のコードワード130のデータD
−20〜D−17で表しているアドレスに対応させて書
き込む。そして、CD−ROM12のデータ領域DRの
残りの2336バイトのデータを、それぞれ、MOディ
スク11のコードワード129のデータD−16〜コー
ドワード−16のエラー訂正符号E16,16までで表
しているアドレスに対応させて書き込む。
【0040】MOディスク11に記録されたデータは光
ピックアップ26によって読み出され、PLL回路等を
有する周知のデテクタ回路31を通じて復調回路32に
供給される。デテクタ回路31の出力信号がサーボコン
トロール回路33に供給されることで、光ピックアップ
26に対する周知のフォーカス・トラッキング・シーク
サーボコントロール及び光ピックアップ26を構成する
レーザダイオードに対するライトパワーコントロールが
行われる。
【0041】デテクタ回路31の出力信号は復調回路3
2でNRZI復調され、いわゆるRF信号としてECC
デコーダ35、CD−ROMデコーダ36及びヘッダー
情報検出回路37に供給される。ヘッダー情報検出回路
37はRF信号のうち、コードワード130のデータD
−20〜D−17に記録されている情報をCD−ROM
12のモード1の基準データ及びCD−ROM12のモ
ード2の基準データと比較し、その比較結果を通信線3
9を介してCD−ROMデコーダ36に供給する。ま
た、このヘッダー情報の検出によりRF信号がCD−R
OM12に係るデータであると判断した場合には、スイ
ッチ38の可動接点38aを固定接点38c側に接続す
る。
【0042】このようにすれば、CD−ROMデコーダ
36(この機能は、上述のCD−ROMエンコーダ29
の逆の処理を行う機能である)を通じてデコードされた
RF信号がデータとしてスイッチ38、SCSIインタ
フェース21及び通信線13を通じてホストコンピュー
タ5に供給されることで、そのホストコンピュータ5上
でMOディスク11に記録されていたCD−ROM12
からの移植されたデータを再生することができる。この
ように再生した場合には、MOディスクドライブ6の高
速アクセス性を利用してCD−ROM12のデータを再
生することができるという利点が得られる。
【0043】ヘッダー情報の検出によりRF信号がMO
データに係るデータであると判断した場合には、スイッ
チ38の可動接点38aが固定接点38bに接続され
る。この場合、ECCデコーダ35を通じてデコードさ
れたRF信号がデータとしてスイッチ38、SCSIイ
ンタフェース21及び通信線13を通じてホストコンピ
ュータ5に供給されることで、そのホストコンピュータ
5上でMOディスク11に記録されていたMOデータに
係るデータを再生することができる。
【0044】なお、上記した実施例では、CD−ROM
12のデータをMOディスク11に移植するようにして
いるが、CD−ROMドライブ4に代替してMDドライ
ブを接続し、CD−ROMエンコーダ29及びCD−R
OMデコーダ36に代替してMDエンコーダ及びMDデ
コーダを接続すれば、MDのデータをMOディスク11
に移植すること、言い換えれば、MDドライブとMOデ
ィスクドライブとのデータの相互乗り入れが可能にな
る。なお、MDの1フレームは24バイトで1記録ブロ
ック単位(1セクタ)が98フレームになっており、デ
ィスクの回転がCLV方式であるので、これらの特性は
CD−ROMと同じであり、同様の考えでデータの移植
を行うことができる。
【0045】また、この発明は上記の実施例に限らずこ
の発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1の光ディスクの同期信号データ領域以外のデー
タ領域が第2の光ディスクの記録フォーマットと一致す
ることになるので、第1の光ディスクと第2の光ディス
クとの間のデータの移植が可能になり、いわゆるデータ
の簡単な相互乗り入れが可能になるという効果が達成さ
れる。
【0047】具体的には、CD−ROMドライブ(また
はMDドライブ)とMOディスクドライブとの間でのデ
ータの移植が可能になる。したがって、例えば、CD−
ROM(またはMD)に記録されているデータをMOデ
ィスクに記録するようにすれば、CD−ROM(MD)
に記録されているデータを高速にアクセスすることなど
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例が適用された光ディスクデ
ータ伝送システムの構成を示すブロック図である。
【図2】AはCD−ROMの記録フォーマット(モード
1)の説明に供される線図である。BはCD−ROMの
記録フォーマット(モード2)の説明に供される線図で
ある。
【図3】通常(既存)のMOディスクの記録フォーマッ
トの説明に供される線図である。
【図4】この実施例のMOディスクの記録フォーマット
の説明に供される線図である。
【図5】データの相互乗り入れの概念の説明に供される
ブロック図である。
【符号の説明】
4 CD−ROMドライブ 5 ホストコンピュータ 6 MOディスクドライブ 11 MOディスク 12 CD−ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/12,27/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光ディスクからデータ再生手段に
    よって再生されたデータを受け取り、書き込み可能な第
    2の光ディスクに書き込むデータ書き込み手段を有する
    光ディスクデータ記録装置において、 上記第1の光ディスクの記録フォーマットが該第1の光
    ディスクの記録フォーマットにおける同期信号データ領
    域とこの同期信号データ領域以外のデータ領域とを有す
    る第1の記録ブロック単位に区分されたものとされ、上
    記第2の光ディスクの記録フォーマットが該第1の光デ
    ィスクの記録フォーマットにおける該同期信号データ領
    域以外のデータ領域を有する第2の記録ブロック単位に
    区分されたものとされるとともに、該第1の記録ブロッ
    ク単位と該第2の記録ブロック単位の記憶容量が同一で
    あることを特徴とする光ディスクデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の光ディスクがCD−ROMで
    あることを特徴とする請求項1記載の光ディスクデータ
    記録装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の光ディスクがMDであること
    を特徴とする請求項1記載の光ディスクデータ記録装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第2の光ディスクがMOディスクで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の光ディスクデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 第1の光ディスクから再生されたデータ
    を受け取り、書き込み可能な第2の光ディスクに書き込
    む光ディスクデータ記録方法において、 上記第1の光ディスクの記録フォーマットが該第1の光
    ディスクの記録フォーマットにおける同期信号データ領
    域とこの同期信号データ領域以外のデータ領域とを有す
    る第1の記録ブロック単位に区分されたものとされると
    ともに、上記第2の光ディスクの記録フォーマットが
    第1の光ディスクの記録フォーマットにおける該同期信
    号データ領域以外のデータ領域を有する第2の記録ブロ
    ック単位に区分されたものとされるとともに、該第1の
    記録ブロック単位と該第2の記録ブロック単位の記憶容
    量が同一であることを特徴とする光ディスクデータ記録
    方法。
  6. 【請求項6】 上記第1の光ディスクがCD−ROMで
    あることを特徴とする請求項5記載の光ディスクデータ
    記録方法。
  7. 【請求項7】 上記第1の光ディスクがMDであること
    を特徴とする請求項5記載の光ディスクデータ記録方
    法。
  8. 【請求項8】 上記第2の光ディスクがMOディスクで
    あることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記
    載の光ディスクデータ記録方法。
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