JPH1196689A - 記録媒体およびその再生装置 - Google Patents

記録媒体およびその再生装置

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JPH1196689A
JPH1196689A JP25309197A JP25309197A JPH1196689A JP H1196689 A JPH1196689 A JP H1196689A JP 25309197 A JP25309197 A JP 25309197A JP 25309197 A JP25309197 A JP 25309197A JP H1196689 A JPH1196689 A JP H1196689A
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recorded
area
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recording medium
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JP25309197A
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Hitoshi Terasaki
均 寺崎
Masato Fuma
正人 夫馬
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の記録媒体との互換性を保ちつつ、従来
の記録媒体の約38倍の時間を管理することが可能な記
録媒体を提供すること。 【解決手段】 CDフォーマットでデータが記録される
記録媒体であって、サブコードQチャンネル内のアドレ
ス領域等に記録するデータによって、アドレス情報がバ
イナリデータで記録されていることを示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体およびそ
の再生装置に関し、特に、アドレス情報がバイナリデー
タで記録されていることを示す情報を有する記録媒体お
よびその再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)オーディオ、CD
−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、および
DVD(Digital Video Disc)を始めとする種々の記録
媒体が開発されている。これらの記録媒体の記録フォー
マットは、それぞれの規格によって予め定められてい
る。たとえば、CDでは、CDフォーマットによって、
ディスクの外径寸法、トラックピッチ、およびデータの
構成等が細かく定められている。したがって、これらの
規格に従う限り、記録媒体の記録容量は一定の限界があ
る。たとえば、CDオーディオでは、最大74分までし
か記録できない。
【0003】しかし、近年、上述した記録媒体について
高密度化が検討されている。たとえば、トラックピッチ
を狭めたり、トラック上に形成されるピットを小さくし
たりして、記録密度を高めることができる。レーザの短
波長化等の技術により、各規格が定められたときより
も、はるかに高密度の記録媒体を提供することが可能と
なってきている。また、記録層を1層ではなく、複数層
とすることによってさらに飛躍的に記録容量を増大させ
ることも可能である。
【0004】また、従来のCDフォーマットにおいて
は、アドレス情報(サブコードQチャンネル内のTIM
E領域やヘッダ領域内のセクタアドレス領域に記録され
るデータ)がBCD(Binary Code Decimal )で記録さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような高
密度化または高容量化を実現するにあたり、各規格のフ
ォーマットが障害となる。このうち、トラックピッチ等
の物理フォーマットの変更は、上述したように、レーザ
を短波長化する等、再生装置側の読取精度を上げること
により解決することができる。
【0006】上述したアドレス情報はBCDで記録され
ているので、たとえば、サブコードQチャンネル内にあ
り24ビットからなるTIME領域(8ビットのMIN
領域、8ビットのSEC領域および8ビットのFRAM
E領域)に記録できる時間は最大99分59秒までであ
る。記録媒体の高密度化および高容量化に伴って、記録
時間が100分を超える場合も想定される。また、セク
タアドレスについても同様のことがいえる。
【0007】しかし、既存の記録媒体との互換性を考慮
すると、データフォーマットの基本的変更は避けなけれ
ばならない。したがって、たとえば、上述したTIME
領域を24ビットとしたまま、100分を超える時間を
表わせるようにする必要がある。
【0008】そこで、請求項1〜8に記録された発明の
目的は、データフォーマットを基本的に変更せずに、高
密度化および高容量化に対応したアドレス情報が記録で
きる記録媒体を提供することである。
【0009】請求項9に記載の発明の目的は、データフ
ォーマットを基本的に変更せずに、高密度化および高容
量化に対応できるようにアドレス情報を管理する再生装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録媒
体は、標準データフォーマットでデータが記録される記
録媒体であって、データフォーマット内にアドレス情報
がバイナリデータで記録されていることを示す情報を記
録したことを特徴とする。
【0011】標準データフォーマット内にアドレス情報
がバイナリデータで記録されていることを示す情報を記
録したので、データフォーマットを基本的に変更せず
に、アドレス情報をバイナリデータで記録した記録媒体
を提供できる。
【0012】なお、標準データフォーマットとは、CD
規格またはDVD規格等の規格化されたデータフォーマ
ットのことをいうものとする。
【0013】請求項2に記載の記録媒体は、CDフォー
マットでデータが記録される記録媒体であって、サブコ
ードQチャンネルのフレーム構造内にアドレス情報がバ
イナリデータで記録されていることを示す情報を記録し
たことを特徴とする。
【0014】サブコードQチャンネルのフレーム構造内
にアドレス情報がバイナリデータで記録されていること
を示す情報を記録したので、データフォーマットを基本
的に変更せずに、アドレス情報をバイナリデータで記録
した記録媒体を提供できる。
【0015】請求項3に記載の記録媒体は、請求項2記
載の記録媒体であって、サブコードQチャンネルは、リ
ードイン領域内にあるサブコードQチャンネルである。
【0016】リードイン領域内のサブコードにアドレス
情報がバイナリデータで記録されていることを示す情報
を記録したので、CDプレーヤはただちに記録媒体の再
生が可能になる。これは、CDプレーヤは必ず最初にT
OC(Table Of Contents )の内容を読取るからであ
る。
【0017】請求項4に記載の記録媒体は、請求項2ま
たは3記載の記録媒体であって、アドレス情報がバイナ
リデータで記録されていることを示す情報は、アドレス
領域に記録される。
【0018】サブコードのアドレス領域にアドレス情報
がバイナリデータで記録されていることを示す情報を記
録したので、データフォーマットを基本的に変更せず
に、アドレス情報をバイナリデータで記録した記録媒体
を提供できる。
【0019】請求項5に記載の記録媒体は、請求項2ま
たは3記載の記録媒体であって、アドレス情報がバイナ
リデータで記録されていることを示す情報は、コントロ
ール領域とアドレス領域との組合せで記録される。
【0020】サブコード内のコントロール領域とアドレ
ス領域との組合せでアドレス情報がバイナリデータで記
録されていることを示す情報を記録したので、データフ
ォーマットを基本的に変更せずに、アドレス情報がバイ
ナリデータで記録されていることを確実に認識できる。
【0021】請求項6に記載の記録媒体は、請求項2ま
たは3記載の記録媒体であって、アドレス情報がバイナ
リデータで記録されていることを示す情報はPOINT
領域とPTIME領域との組合せで構成される。
【0022】サブコード内のPOINT領域とPTIM
E領域との組合せでアドレス情報がバイナリデータで記
録されていることを示す情報を記録したので、アドレス
情報がバイナリデータで記録されていることを確実に認
識できる。
【0023】請求項7に記載の記録媒体は、CDフォー
マットでデータが記録される記録媒体であって、アドレ
ス情報がバイナリデータで記録されていることを示す情
報をヘッダ領域のモード領域に記録したことを特徴とす
る。
【0024】ヘッダ領域のモード領域にアドレス情報が
バイナリデータで記録されていることを示す情報を記録
したので、データフォーマットを基本的に変更せずに、
アドレス情報をバイナリデータで記録した記録媒体を提
供できる。
【0025】請求項8に記載の記録媒体は、CDフォー
マットでデータが記録される記録媒体であって、アドレ
ス情報がバイナリデータで記録されていることを示す情
報をリードイン領域内のデータ領域に記録したことを特
徴とする。
【0026】リードイン領域内のデータ領域にアドレス
情報がバイナリデータで記録されていることを示す情報
を記録したので、データフォーマットを基本的に変更せ
ずに、アドレス情報をバイナリデータで記録した記録媒
体を提供できる。
【0027】請求項9に記載の再生装置は、装着された
記録媒体に記録された情報を再生するための再生装置で
あって、再生されたデータからアドレス情報がバイナリ
データで記録されていることを示す情報を抽出するため
の抽出手段と、抽出手段によってアドレス情報がバイナ
リデータで記録されていることを示す情報が抽出された
場合に、アドレス情報をバイナリデータとして管理する
ための管理手段とを含む。
【0028】再生装置が記録媒体に記録されたアドレス
情報がバイナリデータが記録されていることを示す情報
に基づいてアドレス情報を管理するので、高容量化され
た記録媒体を再生できる再生装置が提供できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
(A) 記録媒体について 以下、本発明の実施の形態を、CDオーディオディスク
またはCD−ROMディスクを例にとって説明する。
【0030】ディスクのトラックピッチとピット長を圧
縮することにより高密度化が可能となる。たとえば、ト
ラックピッチとピット長をそれぞれ1/√2倍に圧縮す
ることで、2倍の記録密度と記録容量を得ることが可能
である。
【0031】また、この高密度化に加えて、記録層を複
数層とすれば、記録容量を飛躍的に向上することができ
る。そして、読取ビームの焦点位置を調整することによ
り、各層のデータを読取ることが可能である。上述した
ように、記録密度を2倍にすれば、記録層が単層の場
合、記録容量は2倍になる。また、さらに、記録層を2
層、3層、…とすれば、記録容量は4倍、6倍、…とな
る。このように、ディスクの記録容量が増加すれば、た
とえば、従来のCDオーディオディスクよりも再生時間
を長くすることが可能となる。
【0032】本実施の形態においては、アドレス情報を
バイナリデータで記録することにより、表わせる時間を
従来のものの約38倍にするものである。すなわち、T
IME領域内のMIN領域、SEC領域およびFRAM
E領域の枠を外し、24ビットでフレーム番号を表わ
す。74フレームで1秒であるので、224÷74=22
6719秒まで表わせる。これは約3779分であり、
従来の最大100分と比較して約38倍の時間を表わす
ことができる。
【0033】図1は、サブコードQチャンネルのフレー
ム構造を示す図である。このフレーム構造は従来のCD
の場合と基本的に同じである。
【0034】リードイン領域は、4ビットのコントロー
ル領域と、4ビットのアドレス領域と、リードイン領域
を表わす00情報が記録された8ビットの領域と、8ビ
ットのPOINT領域と、24ビットのTIME領域
と、全データが0で表わされる8ビットのZERO領域
と、24ビットからなるPTIME領域と、16ビット
からなるCRC領域とを含む。
【0035】本実施の形態においては、アドレス情報が
バイナリデータで表わされていることを示す情報を、以
下のようにして記録する。
【0036】(1) サブコードQチャンネルのアドレ
ス領域に記録 サブコード内のアドレス領域(ADR)は、図1に示す
ように、4ビットで構成される。なお、以下「H」は1
6進数を、「B」は2進数を表わす。このアドレス領域
のデータ値を“7H”(0111B)または“8H”
(1000B)に設定することにより、アドレス領域が
バイナリデータで記録されていることを示す。通常のC
Dディスクにおいては、このアドレス領域には“1H”
〜“3H”が設定されており、“1H”のときはアドレ
ス領域に続く72ビットのデータが特定のフォーマット
からなることを示し、“2H”〜“3H”のときはメー
カーコードであることを示す。この値を他の値にするこ
とによって判別が可能となる。
【0037】(2) サブコードQチャンネルのコント
ロール(Control )領域およびアドレス領域の組合せに
よって記録 サブコード内のコントロール領域は、図1に示すように
4ビットで構成される。このコントロール領域の最上位
ビットを“1”に設定し、(1)で説明したアドレス領
域のデータ値を“7H”または“8H”に設定すること
により、アドレス領域がバイナリデータで記録されてい
ることを示す。本来のCDフォーマットにおいては、コ
ントロール領域の最上位ビットを“1”に設定すること
は、4チャンネル記録であることを示している。一方、
アドレス領域のデータ値を“7H”、“8H”とするこ
とは、本発明のように、アドレス情報がバイナリデータ
で記録されていることを示す情報として用いる場合に限
らず、他の識別情報として意味を適宜もたせることがで
きる。
【0038】したがって、コントロール領域またはアド
レス領域のいずれか一方だけでは果たしてそれがアドレ
ス情報がバイナリデータで記録されていることを示すも
のであるのかを正確に判別できない。そこで、これら2
種類のデータをともに上記の値とすることで、識別の確
からしさを向上させている。
【0039】なお、このコントロール領域とアドレス領
域のデータ値は、リードイン領域、プログラム領域、お
よびリードアウト領域の各領域にわたって記録されてい
る。これにより、ディスク上のどの位置においても、上
述した情報を判別することができる。
【0040】(3) サブコードQチャンネルのPOI
NT領域とPTIME領域との組合せにより記録 図1で示すように、サブコード内のPOINT領域は8
ビット(4ビットで1digit の16進数を表わす)で構
成され、PTIME領域は24ビットで構成される。P
TIME領域は、通常のCDでは絶対時間が記録されて
いる。このPOINT領域に、たとえば“DXH”(X
は任意の値)を記録し、PTIME領域に特定の値を記
録することにより、アドレス情報がバイナリデータで記
録されていることを示す。通常のCDにおいては、この
POINT領域のデータ値は、曲の順番を表わす番号で
ある“00”〜“99”であるか“A0”〜“A2”の
いずれかであるので、この値を“DXH”とすることに
より判別が可能となる。また、POINT領域とPTI
ME領域を組合せることにより、正確に判別できるよう
になる。
【0041】(4) ヘッダ領域のモード領域に記録 図2は、サブコード領域に隣接するデータおよびパリテ
ィ領域の詳細を示す図である。図中(a)はたとえばC
D−ROM XAのデータ用のフォーム位置を表わし、
(b)はCDオーディオなどのためのフォーム2のデー
タ領域の内容を示す図である。図から明らかなように、
フォーム1はCD−ROMと同様に、誤り訂正を強化し
た形式になっており、フォーム2は誤り訂正を強化せず
に多量のデータを記録するフォーマットになっている。
【0042】ヘッダ領域(Header)内のモード領域(Mo
de)は、図2に示すように、1バイトで構成される。こ
のモード領域に“03H”を設定することにより、アド
レス情報がバイナリデータで記録されていることを示
す。通常のCDディスクにおいては、このモード領域に
は、“00H”〜“02H”が設定されており、“00
H”のときは、セクタ内のデータ領域のバイトがすべて
“00”にセットされる。モード“01H”のときは、
セクタ内の2048バイトがユーザデータとして定義さ
れる。また、モード“02H”のときは、セクタ内の2
324バイトがユーザデータとして定義される。そのモ
ードの値を“03H”にすることにより判別が可能とな
る。
【0043】なお、(1)〜(4)において説明した記
録方法以外に、リードイン領域のサブコード内の他の領
域やデータ領域にこの情報を定義してもよい。
【0044】(B) 記録再生装置について 図3は、本実施の形態における記録装置の概略構成を示
すブロック図である。この記録装置は、CDフォーマッ
ト内のデータ領域に記録すべき情報であるデータソース
1と、CDフォーマット内のサブコード領域内に記録す
べき情報であるサブコードソース2と、サブコードソー
ス2から出力されるデータを受けてサブコード領域に記
録すべきデータを生成するためのサブコード発生器3
と、データソース1およびサブコード発生器3から出力
されるデータをエンコードして記録データを生成するた
めのCDエンコーダ4と、CDエンコーダ4から出力さ
れる記録データに応じて記録用レーザの強度を変調し書
込パルスを生成するための光変調器5と、装着されたC
D−ROMディスク原盤に記録データを書込むための書
込装置6とを含む。
【0045】CDエンコーダ4は、同期信号であるSy
nc信号に同期して、データソース1およびサブコード
発生器3からデータを入力し、これらのデータをエンコ
ードしてCDフォーマットに準じた記録データを生成す
る。サブコードソース2から出力されるデータとして
は、目次情報であるTOC(Table Of Contents )や、
各トラックの開始時間、終了時間、インデックス00か
らの開始時間、またはMode2,3に関する情報等が
ある。
【0046】光変調器5は、CDエンコーダ4から出力
される記録データに応じて、記録用レーザの強度を変調
して書込パルスを生成する。そして、書込装置6にセッ
トされたディスク原盤に、このパルス光を導くことによ
って、記録データの書込を行なう。
【0047】図4は、本発明の実施の形態における再生
装置の概略構成を示すブロック図である。再生装置は、
ディスク11を保持したターンテーブルを駆動するため
のスピンドルモータ12と、スピンドルモータ12の回
転数を制御するためのモータサーボ13と、ディスク1
1に記録されたデータを読取るためのピックアップ14
と、ピックアップ14のトラッキングを行なうためのト
ラッキングサーボ15と、ピックアップ14によって読
出されたデータ等の高周波の増幅等を行なうための再生
部16と、再生部16から出力される信号をパルス信号
に波形整形するための波形等化部17と、波形等化部1
7によってパルス化された信号を復調するための復調部
18と、復調部18によって復調されたデータからサブ
コードを分離するためのサブコード分離部19と、サブ
コード分離部19によって分離されたサブコードの中か
らコントロールコードを分離するためのコントロールコ
ード分離部20と、再生装置全体の制御を行なうための
CPU(Central Processing Unit )21とを含む。
【0048】ディスク11が再生装置にセットされる
と、ディスク11のTOC情報がまず読出される。この
TOC情報は、ピックアップ14、再生部16、波形等
化部17、および復調部18を介してサブコード分離部
19に入力され、TOC情報の中からサブコードが分離
される。CPU21は、サブコード分離部19およびコ
ントロールコード分離部20から出力されるサブコード
およびコントロールコードを読取り、サブコード内のア
ドレス領域、コントロール領域、POINT領域または
PTIME領域等を抽出し、これらの内容を参照するこ
とによって上述したようにアドレス情報がバイナリデー
タで記録されているか否かを判別する。そして、アドレ
ス情報がバイナリデータで記録されていると判定された
場合には、トラッキングサーボ15および波形等化部1
7を制御する。すなわち、ディスク11のデータを再生
するために、通常密ディスクよりも周波数特性を改善す
るように波形等化部17の特性を切換える。また、圧縮
されたトラックピッチに対応できるようにトラッキング
サーボ15を制御する。さらには、図示しないテーブル
を切換える。このテーブルは、アドレス情報がBCDお
よびバイナリデータで記録されており、通常密ディスク
が高密度ディスクかによって適宜テーブルを切換えてア
ドレス情報を管理するものである。
【0049】また、本実施の形態においては、CDオー
ディオディスクまたはCD−ROMディスクを例にとっ
て説明したが、これらに限らず種々のフォーマットの媒
体に対しても、本発明を適用することが可能である。さ
らに、アドレス情報がバイナリデータで記録されている
ことを示す情報は上述した値に限らず、他の値によって
表わしてもよい。
【0050】さらに、上述した実施の形態においては、
再生専用のディスクを対象としたが、記録可能なディス
クに対しても本発明は適用できる。この場合、アドレス
情報がバイナリデータで記録されていることを示す情報
を、記録装置側で記録時に合わせて書込むようにすれば
よい。
【0051】
【発明の効果】請求項1〜8における記録媒体によれ
ば、データフォーマット内にアドレス情報がバイナリデ
ータで記録されていることを示す情報を記録するので、
データフォーマットを基本的に変更せずに、高密度化お
よび高容量化に対応したアドレス情報が記録できる記録
媒体を提供することが可能となった。
【0052】請求項9における再生装置によれば、記録
媒体に記録されたアドレス情報がバイナリデータで記録
されていることを示す情報を抽出することにより、アド
レス情報の管理を行なうので、高密度化および高容量化
された記録媒体に記録されたデータを管理できる再生装
置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】サブコードQチャンネルのフレーム構造を示す
図である。
【図2】CDフォーマットにおけるデータ領域の構成を
示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における記録装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における再生装置の概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データソース 2 サブコードソース 3 サブコード発生器 4 CDエンコーダ 5 光変調器 6 書込装置 11 ディスク 12 スピンドルモータ 13 モータサーボ 14 ピックアップ 15 トラッキングサーボ 16 再生部 17 波形等化部 18 復調部 19 サブコード分離部 20 コントロールコード分離部 21 CPU

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準データフォーマットでデータが記録
    される記録媒体であって、データフォーマット内にアド
    レス情報がバイナリデータで記録されていることを示す
    情報を記録したことを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 CDフォーマットでデータが記録される
    記録媒体であって、サブコードQチャンネルのフレーム
    構造内にアドレス情報がバイナリデータで記録されてい
    ることを示す情報を記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記サブコードQチャンネルは、リード
    イン領域内にあるサブコードQチャンネルである、請求
    項2記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記アドレス情報がバイナリデータで記
    録されていることを示す情報は、アドレス領域に記録さ
    れる、請求項2または3記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記アドレス情報がバイナリデータで記
    録されていることを示す情報は、コントロール領域とア
    ドレス領域との組合せで記録される、請求項2または3
    記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記アドレス情報がバイナリデータで記
    録されていることを示す情報は、POINT領域とPT
    IME領域との組合せで構成される、請求項2または3
    記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 CDフォーマットでデータが記録される
    記録媒体であって、アドレス情報がバイナリデータで記
    録されていることを示す情報をヘッダ領域のモード領域
    に記録したことを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 CDフォーマットでデータが記録される
    記録媒体であって、アドレス情報がバイナリデータで記
    録されていることを示す情報をリードイン領域内のデー
    タ領域に記録したことを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 装着された記録媒体に記録された情報を
    再生するための再生装置であって、再生されたデータか
    らアドレス情報がバイナリデータで記録されていること
    を示す情報を抽出するための抽出手段と、前記抽出手段
    によってアドレス情報がバイナリデータで記録されてい
    ることを示す情報が抽出された場合に、前記アドレス情
    報をバイナリデータとして管理するための管理手段とを
    含む再生装置。
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