JP3516606B2 - 輸送計画作成方法及びシステム - Google Patents

輸送計画作成方法及びシステム

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JP3516606B2
JP3516606B2 JP08570699A JP8570699A JP3516606B2 JP 3516606 B2 JP3516606 B2 JP 3516606B2 JP 08570699 A JP08570699 A JP 08570699A JP 8570699 A JP8570699 A JP 8570699A JP 3516606 B2 JP3516606 B2 JP 3516606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集配車によって物
流センタ等の拠点に集荷された荷物を拠点間の輸送便に
よって中継拠点を経由して別の拠点に輸送する輸送計画
を作成する輸送計画作成方法およびシステムに係り、特
に宅配便などの効率的な配送のための輸送ルートや中継
計画の調整に利用し、物流コストの削減やサービス性の
向上を実現する輸送計画を作成する方法およびシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】物流システムでの輸送計画作成技術とし
て、いわゆる巡回セールス問題に相当する一定地域内に
存在する顧客先や部品調達先を効率的に巡回する計画を
作成する技術が特開平5−135070号「配送スケジ
ューリングシステム」等で既に開発されている。しか
し、この従来の技術は、日々の輸送量の変動や受発注の
変動により、コストを含む目標を最適にするために、毎
日新たに巡回計画を作成するものである。
【0003】また、輸送計画作成技術としては、最適化
プログラミング(茨城俊秀、福島雅夫著 岩波書店 1991
年発行)で説明されている線形計画法の解法であるシン
プレックス法を用いた最小費用流問題の解決技法も存在
している。しかし、最小費用流問題は生産地から消費地
への輸送を定式化したものであるが、水流や電気などの
流れをモデルにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
法は以下の問題を抱えている。 (1)毎日、全く新しく輸送計画を作成するために、ト
ラック等の運転手や物流センタ(拠点)での作業要員の
作業予定が大幅に日々変わってしまうため、人間が効率
良く対応することは困難であった。例えば、拠点間での
荷物を輸送する長距離トラック便の運行経路が大きく変
わると、トラック運転手は道路状況や途中で経由する拠
点(中継拠点)の細かな状況把握が困難である。
【0005】(2)巡回セールス問題に相当する計画作
成方法は、基本的に組み合わせの問題を解くことに相当
するために、適切な解を求めるのに膨大な時間を要して
いた。
【0006】(3)最小費用流問題では、水流や電気な
どの流れをモデル化したものであり、消費地側から見て
最も輸送コストの低い生産地のものを輸送する計画を作
成するものであり、通常の荷物輸送のように、発拠点か
ら出た荷物が予め定められた着拠点に輸送する計画を作
成できるものではない。また、中継拠点での荷物積み換
えのコストなども考慮できない方法である。
【0007】本発明の目的は、拠点間の輸送計画の大幅
な変更をもたらさずに、輸送効率及びサービス性の向上
を実現するために、拠点からのトラック等の出発時刻の
調整を行い、輸送便間での荷物の積み換え計画を効率的
に作成する方法およびシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、輸送計画作成当日における前記中継拠点
を経由する複数の輸送便のそれぞれについて、発拠点と
着拠点との間の運行コストの情報を含む輸送便情報を前
記入出力装置から受付け、前記記憶装置に格納する第1
のステップと、前記記憶装置に格納した複数の輸送便に
関する前記輸送便情報に基づき、前記中継拠点を経由す
る荷物の輸送パスを表す輸送パステーブルを作成し、各
輸送パスに対して前記記憶装置に格納した輸送便情報中
の対応する運行コストの情報を割当てる第2のステップ
と、作成した輸送パステーブルに対し、荷物の積換えが
可能な拡張輸送パスを追加した拡張輸送パステーブルを
作成する第3のステップと、発拠点から出発する輸送便
の出発時刻を前記入出力装置から受付ける第4のステッ
プと、輸送計画作成当日において発拠点に到着する複数
の集配車に搭載された前記携帯用計算機システムから各
集配車が集荷した荷物に関する集荷荷物情報を逐次受信
し、前記輸送便の出発時刻までに発拠点に帰着する各配
送車が集荷した荷物量の情報を拠点間輸送量情報として
前記記憶装置に格納する第5のステップと、前記拡張輸
送パステーブルに展開された複数の輸送パスの運行コス
トの情報に基づき、前記記憶装置に格納した前記拠点間
輸送量情報で示される量の荷物を発拠点から着拠点に輸
送するのに必要な総運行コストが最小となる荷物の中継
計画を作成する第6のステップとを備えることを特徴と
する。
【0009】また、輸送計画作成当日における前記中継
拠点を経由する複数の輸送便のそれぞれについて、発拠
点と着拠点との間の運行コストの情報を含む輸送便情報
を前記入出力装置から受付け、前記記憶装置に格納する
第1の手段と、前記記憶装置に格納した複数の輸送便に
関する前記輸送便情報に基づき、前記中継拠点を経由す
る荷物の輸送パスを表す輸送パステーブルを作成し、各
輸送パスに対して前記記憶装置に格納した輸送便情報中
の対応する運行コストの情報を割当てる第2の手段と、
作成した輸送パステーブルに対し、荷物の積換えが可能
な拡張輸送パスを追加した拡張輸送パステーブルを作成
する第3の手段と、発拠点から出発する輸送便の出発時
刻を前記入出力装置から受付ける第4の手段と、輸送計
画作成当日において発拠点に到着する複数の集配車に搭
載された前記携帯用計算機システムから各集配車が集荷
した荷物に関する集荷荷物情報を逐次受信し、前記輸送
便の出発時刻までに発拠点に帰着する各配送車が集荷し
た荷物量の情報を拠点間輸送量情報として前記記憶装置
に格納する第5の手段と、前記拡張輸送パステーブルに
展開された複数の輸送パスの運行コストの情報に基づ
き、前記記憶装置に格納した前記拠点間輸送量情報で示
される量の荷物を発拠点から着拠点に輸送するのに必要
な総運行コストが最小となる荷物の中継計画を作成する
第6の手段とを備えることを特徴とする。
【0010】本発明は、別の表現で言い換えると、次の
ようなことである。すなわち、拠点間の輸送便の運行計
画と入力して予め記憶すると共に、輸送便の輸送経路を
中継拠点単位に分割したグラフを作成する。このグラフ
のノードは拠点(発拠点、着拠点、中継拠点)を表し、
パスは輸送便に対応する。このグラフ中で荷物積み換え
が可能な拠点を表現している中継拠点に対しては、荷物
積み換えを行なう仮想的なパスとノードを設定して、そ
のパスに対しても荷物輸送量の上限とコストを設定し
て、このパスとノードを追加したグラフを用いた最適な
輸送計画を作成することで中継拠点での荷物積み換え計
画を作成する方法である。
【0011】更に、各拠点での荷物集荷の状況を把握し
て各拠点からの輸送便の出発時刻の延期の指示を行うこ
とで、中継拠点での積み換え可否に合わせて前記のグラ
フのパスの荷物輸送量を変更して輸送計画の作成を行う
というものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態を示すシステム構成図である。本システムは複数の拠
点を統括管理する代表拠点システム101と、この代表
拠点システム101とネットワーク102を介して接続
され、それぞれの拠点における輸送計画を管理する複数
の拠点システム103とから構成されている。
【0013】図2は、各拠点システム103の詳細を示
す構成図である。各拠点システム103は、集配車に搭
載する携帯用コンピュータシステム201と、システム
への指示等を入力する入力装置202と、輸送計画など
を表示する表示装置203と、その輸送計画を出力する
出力装置204と、処理装置205、記憶装置211、
通信装置214とから構成されている。処理装置205
は、例えば汎用のコンピュータで構成されている。ここ
で、集配車とは、顧客から依頼された荷物を集めて宅配
便等の物流センタ(拠点)に運送する小型トラックに相
当し、輸送便とは物流センタ間(拠点間)の荷物を輸送
する大型トラックに相当する。
【0014】携帯用コンピュータシステム201は、拠
点と顧客先間の荷物輸送を行う集配車に搭載され、顧客
先から集荷した荷物の情報を拠点の処理装置205に無
線通信等の手段により送信するものである。
【0015】処理装置205は、集配車の携帯用コンピ
ュータ201から送られてきた集荷荷物情報を記憶装置
211の集荷荷物情報212として記録する荷物集計処
理部206と、集配車に搭載された携帯用コンピュータ
システム201から送られてくる情報を基に集配車の帰
着予定時刻を記憶装置211の集配車情報213に格納
する集配状況管理処理部207と、記憶装置211に格
納されている集荷荷物情報212と集配車情報213の
情報を代表拠点システム101に送信する集配状況送信
処理部208と、代表拠点システム101で作成された
輸送計画を受信する輸送計画受信処理部209と、受信
した輸送計画を表示装置203及び出力装置204に出
力する輸送計画出力部210から構成されている。
【0016】この拠点システム103は、集配車の携帯
用コンピュータ201から逐次送られて来る集荷荷物情
報を記憶装置211の集荷荷物情報212として記録し
つつ、その集荷荷物情報212と集配車情報213の情
報を代表拠点システム101にネットワーク102を通
じて送信し、輸送便の実際の運行状況を代表拠点システ
ム101に反映させる。
【0017】図3は、図1の代表拠点システム101の
詳細を示すシステム構成図である。代表拠点システム1
01は、当日の輸送便の運行計画やシステムへの各種指
示を入力する入力装置301と、輸送計画などの表示を
行う表示装置302と、出力装置303と、処理装置3
04、記憶装置312、通信装置319から構成されて
いる。
【0018】処理装置304は、例えば汎用のコンピュ
ータで構成されるものであり、拠点から送られてきた荷
物の集荷状況及び集配車情報を受信する集荷状況受信処
理部305と、受信した集荷情報及び集配車情報を元に
各輸送便の出発時刻別の積載荷物量を算出する輸送量集
計処理部306と、当日の輸送便の運行予定を登録する
当日便運行計画登録処理部307と、中継拠点での荷物
積み換え可否等を登録する中継拠点運用登録処理部30
8と、当日の中継拠点での荷物積み換えも含めた輸送計
画を作成する輸送計画作成処理部309と、作成した輸
送計画の表示、出力を行う輸送計画出力処理部310
と、作成した輸送計画を当該代表拠点が管轄するそれぞ
れの拠点システム103に送信する輸送計画送信処理部
311から構成されている。
【0019】記憶装置312には、荷物輸送の発拠点と
着拠点の拠点間の輸送量を記憶する拠点間輸送量情報3
13と、拠点間の輸送に要する時間やコストなどの情報
を格納する拠点間輸送基本情報314と、当日の各輸送
便の運行ダイヤを格納する輸送便ダイヤ情報315と、
中継拠点での荷物積み換えの可否などの情報を記録する
中継拠点運用計画情報316と、輸送パステーブル31
7が格納されている。
【0020】図4は、図2の記憶装置211及び図3の
記憶装置312に格納されるデータの構成例を示すもの
である。集荷荷物情報212は、荷物個々の管理を行う
情報であり、集配車が集荷を行った時点で、携帯用コン
ピュータシステム201を用いて入力されるものであ
り、図4(a)に示すように、集配車ID401、荷物
ID402、発拠点ID403、着拠点ID404、荷
主情報405、荷物量406、送り先住所407、送り
先氏名408、集荷時刻409の情報から構成されてい
る。
【0021】拠点間輸送量情報313は、図3の集荷状
況受信処理部305で各拠点から送られてきた集荷荷物
情報212と集配車情報213を元に輸送量集計処理部
306で発拠点から着拠点までの輸送量を集計した情報
を格納する。ここでは、各拠点からの輸送便の出発時刻
が輸送便ダイヤ情報315に登録されている輸送便の出
発時刻までに積載可能な荷物量と、一定時間輸送便の出
発を遅らせた場合の積載可能な荷物量を複数記録されて
いるものであり、図4(b)に示すように発拠点ID4
09、着拠点ID410、荷物量(1)411、荷物量
(2)412等から構成されている。
【0022】拠点間輸送基本情報314は、2つの拠点
間の輸送便での運行所要時間や運行コストを格納するも
ので、図4(c)に示すように発拠点ID414、着拠
点ID415、所要時間416、所要コスト417の情
報から構成されている。
【0023】集配車情報213には、集配車の当日の集
荷終了後の拠点への帰着予定時刻の情報を格納するもの
であり、図4(d)に示すように、拠点ID418、集
配車ID419、帰着予定時刻420から構成されてい
る。
【0024】輸送便ダイヤ情報315は、当日運行する
輸送便の運行予定を記録するものであり、図4(e)に
示すように、輸送便ID421、発拠点422、発時刻
423、着拠点424、着時刻425及び経由する各拠
点426とその到着時刻427の情報で構成されてい
る。
【0025】中継拠点運用情報316は、各輸送拠点で
荷物の積み換えの可否が登録され、拠点ID428、中
継可否429、中継最大量430、中継コスト431の
情報で構成されている。
【0026】本実施形態においては、概ね、次のように
して輸送計画を作成する。すなわち、拠点間の輸送便の
運行計画と中継拠点での積み換え可否等の情報を予め記
憶すると共に、輸送便の輸送経路を中継拠点単位に分割
したグラフを作成する。このグラフのノードは拠点(発
拠点、中継拠点、着拠点)を表し、パスは輸送便に対応
する。このグラフ中で荷物積み換えが可能な拠点を表現
している輸送拠点に対しては、荷物積み換えを行なう仮
想的なパスとノードを設定して、そのパスに対しても荷
物輸送量の上限とコストを設定して、このパスとノード
を追加したグラフを用いた最適な輸送計画を作成するこ
とで各中継拠点での荷物積み換え計画を作成する。
【0027】図5は、本発明が対象とする輸送計画を模
式的に説明する図である。図中のA,B,C,D,E,
F,Gは拠点を表し、a,b,c,dはトラックなどの
輸送便を表している。この図では、拠点Aを出発したト
ラック便(輸送便)aは拠点Dを経由して拠点Fに到着
する。また、トラック便bは拠点Bを出発して拠点Dを
経由して拠点Gに至る。トラック便cは、拠点cを出発
後、拠点D,Eを経由して拠点Gに至る。トラック便d
は拠点Eを経由して拠点Gに至るといったモデルを示し
ている。
【0028】今、拠点A,B,Cから拠点F,Gへの荷
物輸送を例に取り本発明の対象とする輸送計画作成方式
について説明する。拠点Aから拠点Gへの荷物の輸送は
次の3通りがある。トラック便aから拠点dでトラック
便bに中継する。トラック便aから拠点Dでトラック便
cに中継する。トラック便aから拠点Dでトラック便c
に中継した後、更に拠点Eでトラック便dに中継する。
【0029】この3通りの輸送方法の中で、どの方法が
最も効率が高いかは単に拠点Aから拠点Gへの荷物量だ
けで判断できるものではなく、他の拠点間の輸送量や中
継を行なうための積み換えコストなど多くの要因に依存
するものである。本発明はこれらの要因を総合的に判定
して、各トラック便(輸送便)間の中継の要否を判定し
て輸送計画を作成する方法である。また、その計画を作
成する際に、到着予定時刻によって各トラック便の実際
の運行状態を把握して作成するものである。
【0030】図6は、図5で示したトラック便を用いた
輸送での拠点間の輸送量の上限と輸送コストを表すもの
である。拠点Aと拠点Dの間は最大10tの荷物が輸送
可能であり、輸送コストは1tあたり12000円(図
中では、1000円を単位で記述)である。同じように
して直接トラック便で輸送が可能な拠点間の輸送可能量
と輸送コストを示している。
【0031】図7は、図5に示したトラック便の輸送
で、トラック便のルートを拠点間単位に分割して、番号
付けを行なったものである。図5中のトラック便aの拠
点Aから拠点Dまでのルートには番号「1」、拠点Dか
ら拠点Fまでのルートには番号「6」を付与している。
この番号の付与は全ての拠点間のルートが一意に区別で
きるものであれば付与順序は特に指定しない。またこの
番号は「1」から連続して割り振るものとする。
【0032】図8は、図7に示した輸送経路の情報を、
各ルート毎に集計した輸送パステーブル317の内容を
示すものである。図8において、パスID801には、
各パスを一意に識別するためのIDが格納されている。
また、発拠点ID802、着拠点ID803には、それ
ぞれパスで結ぶ拠点のIDが格納されている。また、輸
送便ID804にはそのパスを運行するトラック便のI
Dが格納されている。中継便ID805は図3に示した
輸送計画作成処理部309で用いるものである。コスト
806には、そのパスで単位量の荷物を輸送するのに要
するコストが格納される。また、積載上限807にはそ
のパスを運行するトラックの積載量の上限値が格納され
る。
【0033】図9は、図3の輸送計画作成処理部309
の概略処理フローである。まず、輸送便ダイヤ解析処理
901では、記憶装置312に登録された輸送便ダイヤ
情報315を読み込み、図8に示した輸送パステーブル
317を作成する。
【0034】次の中継点展開処理902では、輸送パス
テーブル317の中で中継可能な拠点に到着するパスに
対して、積み換えを表現するパスを追加する処理を行な
う。詳細については図13図に示す。
【0035】次の展開点結合処理903では、前記中継
点展開処理で新たに輸送パステーブル317に追加した
ノード間を結合するパスを追加する処理を行なう。この
処理の詳細については図14に示す。
【0036】この中継点拡張処理と展開点結合処理の作
用を図10に示す。図10において、今、拠点Cでの荷
物積み換えが可能な場合、処理前には図10(a)の状
態であったグラフに新たにノードとパスの追加が行なわ
れず、図10(b)のグラフに拡張する。すなわち、拠
点Cでの荷物積み換えが可能な場合、拠点Cに仮想のノ
ードc1〜c4を作成し、これらの仮想のノードc1〜
c4で荷物積み換えが可能であることを示すパスp1〜
p4を作成する。
【0037】この展開処理を図7の輸送パスグラフに適
用した場合、全ての拠点での荷物積み換えが可能であれ
ば、図11に示すような輸送パスに展開される。図11
において、Dao,Dai,Dbo,Dbi,Dco,
Dciは拠点Dに作成した仮想のノードを表し、Ec
o,Eci,Edo,Ediは拠点Eに作成した仮想の
ノードを表すものである。そして、矢印線に隣接してい
る数値はパスIDを表し、図5の初期の輸送パスに対し
て「10」〜「22」のパス(仮想のパス)が新たに作
成されている。このような処理により、図8に示した輸
送パステーブル317は、中継点展開処理902により
図12に示すように、パスID=「10」〜「14」の
パスが追加され、展開点結合処理704によりパスID
=「15」〜「22」のパスが追加される。この場合、
追加されたパスのコスト806および積載上限807の
設定方法については、図13で説明する。
【0038】集荷状況表示処理904では、図3の輸送
量集計処理部306で集計した拠点間輸送量情報313
に登録されている「輸送便の標準での出発時刻での拠点
間輸送量及び、出発を遅らせた場合の輸送量」を表示装
置302に表示する。
【0039】次の輸送便出発時刻指定処理905では、
各拠点での輸送便の出発時刻の指定を行う。次の、中継
可否判定処理906では、ステップ905で指定した各
輸送便の出発時刻での、各中継拠点での積み換え可否の
判定を行う。詳細については図15に示す。
【0040】次の輸送計画作成処理907では、輸送パ
ステーブル317に登録された各パスを用いて、輸送す
る荷物量を以下の手順で決定するものである。以下、こ
の処理の詳細を説明する。
【0041】図4の拠点間輸送量情報314を発拠点O
k,着拠点Dk,荷物量をLkに格納する。ここでインデ
ックス変数kは、拠点間輸送量情報314として蓄えら
れている発拠点、着拠点別の荷物に対応するものであ
る。但し、ステップ905の輸送便出発時刻指定処理
05で指定された各拠点からの輸送便の出発時刻に対応
する拠点間輸送量を拠点間輸送量情報313から取り出
して格納するものである。
【0042】図10に示す各パスの輸送コストをCi
格納する。更に各パス毎の輸送量の上限はUiに格納す
る。このCi及びUiは図12に示す拡張処理後の輸送パ
ステーブル317から情報を取出して値を格納するもの
である。また、パスiの発拠点をhead(i)、着拠
点をtail(i)で表現する。
【0043】今、変数xikで拠点間輸送量情報のk番目
に登録されている発拠点と着拠点間の荷物がi番目のパ
スで輸送される輸送量を表すものとする。このとき、次
の式(1)を(2)及び(3)の条件下で最も最小化す
るxikがコスト最小の輸送計画である。
【0044】
【数1】
【0045】
【数2】
【0046】
【数3】
【0047】この(2)と(3)の条件下で(1)式で
表現される輸送コストを最小化する変数xikを決定する
問題は、一般的な線形計画問題である。したがって、Si
mplex法やKarmakar法を適用することでコストを最小化
して輸送を実現するための各パス上の荷物輸送量を表す
変数xikの値を求めることができる。
【0048】次に、輸送計画表示処理908では、輸送
計画作成処理907で作成した輸送計画を表示装置30
3に表示する。次に、表示した輸送計画の可否を利用者
に問い合わせる(ステップ909)。もし、輸送計画が
採用されれば処理を終え、採用されなかったら、再度ス
テップ905の輸送便出発時刻指定処理905を行う。
【0049】図13は、中継点展開処理の処理手順を示
すフロー図である。図13において、まず、輸送パステ
ーブル317に登録されている全てのパスが展開処理を
終えたかを判定する(ステップ1301)。未処理のパ
スが残っていない場合には処理を終える。未処理のパス
が残っていた場合には、そのパスを取出し(ステップ1
302)、以下の処理を行なう。
【0050】取出したパスの着拠点ID803での荷物
積み換えが可能か否かを判定する(ステップ130
3)。この判定は記憶装置312に格納されている中継
拠点運用情報316を参照することにより行なう。パス
の着拠点の中継可否が否の場合には、取出したパスを処
理済にして(ステップ1310)、次の未処理のパスの
処理を行なう。中継可否が「可」の場合には、着拠点I
D803を輸送パステーブル317に現われていないI
Dから2つ取得する。この一方をパスの着拠点ID80
3に設定する(ステップ1304)。
【0051】次に輸送パステーブル317に新たなパス
を1つ追加登録する(ステップ1305)。前ステップ
で元のパスの着拠点ID803に設定した拠点IDを発
拠点ID802とし、取得したもう一方のIDを着拠点
ID803とする。
【0052】新たに登録したパスに対して、注目してい
たパスの輸送便ID804を設定する(ステップ130
6)。次に、新しいパスのコスト807には「0」を登
録する(ステップ1307)。また、積載上限807に
は記憶装置312の中継拠点運用情報316に登録され
ている中継最大量430を登録する(ステップ130
8)。
【0053】次に、元の着拠点ID803と同一の発拠
点ID802を有し、元のパスと同一の輸送便ID80
4である接続パスが輸送パステーブル317中にあれ
ば、その発拠点ID802を新たに登録したパスの着拠
点ID803の値に置き換える(ステップ1309)。
次に現在着目していたパスを処理済に変え(ステップ1
310)、次の未処理のパスの処理に移る。
【0054】図14は展開点結合処理の詳細処理手順を
示すフロー図である。まず、輸送パステーブル317に
登録されている全てのパスに結合処理を行なったか判定
する(ステップ1401)。未処理のパスが残っていな
い場合には処理を終える。
【0055】未処理のパスが残っていた場合には、その
パスの着拠点ID803を中継点展開処理で変更したか
否かを判定する(ステップ1402)。変更していなけ
れば次の未処理のパスの処理に移る。変更していた場合
には以下の処理を行なう。
【0056】現在着目しているパスの中継点展開処理で
変更する以前の着拠点ID803と同一の発拠点ID8
02を有するパス及び現在着目しているパスの中継点展
開処理で変更する以前の着拠点ID803と中継点展開
処理で変更する以前の発拠点ID802が等しいパスを
輸送パステーブル317から全て求める(ステップ14
03)。この求めたパスに対して、次の処理をすべて行
なう。未処理のパスがなくなれば、この部分処理を終え
る(ステップ1404)。
【0057】輸送パステーブル317の輸送ID804
が着拠点ID803を変更したパスの輸送便ID804
と等しいか否かを判定する(ステップ1405)。等し
い場合には、このパスは処理済として次の未処理のパス
の処理に移る。輸送便ID804が等しくない場合に
は、新しいパスを輸送パステーブル317に追加する
(ステップ1406)。このとき、発拠点ID802
は、中継点変更処理で変更した着拠点ID803を設定
する。着拠点ID803には、ステップ1402で着目
したパスの発拠点ID802を設定する。また、コスト
806には、記憶装置312に格納されている中継拠点
運用情報316に格納されているコスト431を設定す
る。積載上限807も中継拠点運用情報316に格納さ
れている中継最大量430を格納する。更に、輸送便I
D804にはステップ1402で着目したパスに設定さ
れている輸送便IDを設定し、中継輸送便ID805に
は、ステップ1405で着目したパスの輸送便ID80
4を設定する。
【0058】図15は、中継可否判定処理の詳細を示す
フロー図である。まず、輸送パステーブル317に登録
されている全てのパスに中継可否判定処理を行ったかを
判定する(ステップ1501)。未処理のパスが残って
いない場合には処理を終える。未処理のパスが残ってい
た場合には、未処理のパスを1つ取り出し、以下の処理
を行う。
【0059】取り出したパスの中継便が未登録か否かを
判定する(ステップ1502)。未登録の場合には、そ
のパスを処理済みとして、次のパスの処理に移る。中継
便が登録されていた場合には、同じパスの輸送便ID8
04と中継便ID805が異なっているか否かを判定す
る(ステップ1503)。同一の場合には、そのパスを
処理済みとし(ステップ1509)、次のパスの処理に
移る。
【0060】異なっていた場合は、拠点での中継を表す
パスであるので、そのパスの表す拠点への輸送便の到着
時刻を算出する(ステップ1504)。この処理はパス
に登録されている輸送便ID804の輸送便の輸送便ダ
イヤ情報315の各拠点への到着時刻と、輸送便出発時
刻指定処理(ステップ905)で入力された輸送便の出
発時刻遅延時間を用いて算出する。次に、中継便ID8
05の輸送便の拠点への到着時刻をステッ1504と同
じく算出する(ステップ1505)。
【0061】次に、輸送便ID804で示される輸送便
と、中継便ID805で示される輸送便への荷物の積み
換えが可能か判定するためにステップ1504で求めた
輸送便到着時刻がステップ1505で求めた輸送便の到
着時刻に予め定められた荷物積み換え時間を加えた時間
以前か否かを判定する(ステップ1506)。
【0062】条件が成立する場合には、荷物積み換えが
可能と判定して、パスの積載上限807に中継拠点運用
情報316の中継最大量430を格納する(ステップ1
508)。条件が成立しない場合には、積み換えが不可
能と判断してパスの積載上限807に「0」を設定する
(ステップ1507)。次に、パスを処理済みに変え
(ステップ1509)、次のパスの処理に移る。
【0063】なお、集配車の帰着予定時刻については、
次のようにして求めることができる。以下、集配車の携
帯用コンピュータ201から送られてくる情報を元にし
た集配車の帰着予定時間を算出する処理の一例を説明す
る。
【0064】図16は、集配車の集配予定を格納する集
配車運行予定情報テーブルの例を示す図である。集配車
の当日の運行予定は、このテーブルに予め登録されてい
る。顧客名1601には、集配予定の顧客名、緯度16
02、経度1603には顧客の位置情報が格納されてい
る。距離1604には、集配予定の顧客の所在地間の距
離があらかじめ計算されて格納されている。予定時刻1
605には、図18の帰着予定時刻処理フローに示す算
出方法により算出した各顧客及び最終の帰着予定時刻が
格納される。実績1606には、実際の帰着予定時刻が
格納される。
【0065】図17は、緯度1701、経度1702
と、緯度1703、経度1704の2点を矩形の二つの
頂点とするエリア内での各時間帯毎の、そのエリア内で
の集配車の平均速度を登録したものである。
【0066】図18は、集配車の帰着予定時刻を算出す
る処理フローを示すものである。この処理は、集配車の
携帯用コンピュータシステム201から集荷荷物情報2
12が拠点システム103に送られてくるたびに起動す
る。
【0067】まず、集荷荷物情報の荷主情報に該当する
集配車の集配車運行予定情報の実績時刻1606に、集
荷荷物情報に含まれている集荷時刻409を設定する
(ステップ1801)。次に、ステップ1701で設定
した実績時刻1606が予定時刻1605と等しいか判
定する(ステップ1802)。2つの時刻が一致してい
る場合には、集配車は予定時刻通りに運行していると判
断して処理を終える。しかし、一致していなかった場合
には、以下の処理を行い、集配車運行予定情報の各顧客
への到着の予定時刻1605の更新を行う。
【0068】まず、集配車から送られてきた集荷荷物情
報212の集荷時刻409を、該当する集配車運行予定
情報の顧客の予定時刻1605に設定する(ステップ1
803)。ステップ1803で実績時刻を設定した以降
の集配車運行予定情報の顧客の予定時刻1605を全て
クリアする(ステップ1804)。
【0069】次に、集配車運行予定情報に予定時刻が設
定されていない顧客が存在しているかチェックする(ス
テップ1805)。予定時刻が設定されていない顧客が
存在していなければ処理を終える。予定時刻の設定され
ていない顧客が存在していれば、以下の処理を行う。
【0070】変数Iに予定時刻が設定されている、最終
の顧客の集配車運行予定情報中のNo.を設定する(ステ
ップ1806)。I番目の顧客の緯度1602、経度1
603で示される位置が含まれるエリアを図17のエリ
ア別平均運行速度表からサーチして、I番目の顧客の予
定時刻が含まれる時間帯の平均速度を求める(ステップ
1807)。
【0071】集配車運行予定情報のI+1番目の顧客に
登録されている距離1604を、求めた平均速度で除算
してI番目の顧客からI+1番目の顧客までの所要時間
を求める(ステップステップ1808)。
【0072】次に、集配車運行予定情報のI番目の顧客
の予定時刻1605に、ステップ1708で求めた所要
時間を加え、I+1番目の顧客の予定時刻1605に設
定する(ステップ1809)。次にステップ1705に
戻り、処理を続ける。このような処理を行うことによっ
て、拠点システム103では、各集配車の実際の運行状
況を把握し、代表拠点システム101に反映する。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、輸送拠点間を運行する
輸送便情報と、当日の実際の荷物集荷状況等の情報を予
め集約し、当日の輸送便の出発時刻を調整することで、
各輸送拠点から輸送する荷物を、どのトラック便に乗せ
るかと共に、トラック便の経由する中継拠点での荷物の
積み換え計画もトラック便のコストと中継拠点での積み
換えコストの合計コストを最小とするものを作成し、輸
送効率の向上に貢献することができる。
【0074】なお、上記実施形態においては、拠点シス
テム103と代表拠点システム101とを設け、代表拠
点システム101に全ての拠点の集荷情報を集中して実
際の運行状況に対応した輸送計画を作成しているが、輸
送ネットワークが大きくない場合は、代表拠点システム
101のみの構成にすることができる。また、輸送便に
搭載した携帯用コンピュータシステムから集荷情報を拠
点システムに送信するようにしているが、無線電話また
は無線ファクシミリによって集荷情報を拠点システムに
送信し、拠点システム内で当該輸送便の集荷情報を入力
して集計するように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム構成図であ
る。
【図2】拠点システムの構成例を示した図である。
【図3】代表拠点システムの構成例を示した図である。
【図4】記憶情報の詳細を示した図である。
【図5】本発明の対象とする輸送便の経路を模式的に示
した図である。
【図6】本発明の対象とする輸送便のコストを模式的に
示した図である。
【図7】トラック輸送のパスを模式的に示した図であ
る。
【図8】トラック輸送のパス情報を格納したパステーブ
ルを示した図である。
【図9】輸送計画作成処理の概略処理フロー図である。
【図10】中継点拡張処理の概略を示す説明図である。
【図11】中継点拡張処理の例を示す説明図である。
【図12】中継点拡張処理後のパステーブルの例を示す
図である。
【図13】中継点展開処理の詳細処理フロー図である。
【図14】展開点結合処理の詳細処理フロー図である。
【図15】中継可否判定処理の詳細処理フロー図であ
る。
【図16】集配車の帰着予定時刻を算出するための運行
予定情報のテーブル例を示す図である。
【図17】集配車の帰着予定時刻を算出するためのエリ
ア別平均運行速度のテーブル例を示す図である。
【図18】集配車の帰着予定時刻を算出する処理のフロ
ー図である。
【符号の説明】
101…代表拠点システム、102…ネットワーク、1
03…拠点システム、201…携帯用コンピュータシス
テム、202,301…入力装置、203,302…表
示装置、204,303…出力装置、205,304…
処理装置、211,312…記憶装置、206…荷物集
計処理部、207…集配状況管理処理部、212…集荷
荷物情報、213…集配車情報、307…当日便運行計
画登録処理部、308…中継拠点運用登録処理部、30
9…輸送画作成処理部、313…拠点間輸送量情報、3
15…輸送便ダイヤ情報、316…中継拠点運用情報、
317…輸送パステーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 拓也 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株 式会社内 (56)参考文献 特開 平7−200903(JP,A) 特開 平11−31177(JP,A) 特開 平8−161026(JP,A) 特開 平8−235263(JP,A) 特開 平10−35832(JP,A) 特開 平8−44429(JP,A) 特開 平9−175610(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 G06F 17/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力装置と処理装置と記憶装置とを備え
    る計算機システムと、集配車上において集荷荷物情報を
    入力する携帯用計算機システムとを無線回線で結合し、
    複数の集配車によって発拠点に集荷された荷物を拠点間
    の輸送便によって中継拠点を経由して着拠点に輸送する
    輸送計画を作成する輸送計画作成方法であって、 輸送計画作成当日における前記中継拠点を経由する複数
    の輸送便のそれぞれについて、発拠点と着拠点との間の
    運行コストの情報を含む輸送便情報を前記入出力装置か
    ら受付け、前記記憶装置に格納する第1のステップと、 前記記憶装置に格納した複数の輸送便に関する前記輸送
    便情報に基づき、前記中継拠点を経由する荷物の輸送パ
    スを表す輸送パステーブルを作成し、各輸送パスに対し
    て前記記憶装置に格納した輸送便情報中の対応する運行
    コストの情報を割当てる第2のステップと、 作成した輸送パステーブルに対し、荷物の積換えが可能
    な拡張輸送パスを追加した拡張輸送パステーブルを作成
    する第3のステップと、 発拠点から出発する輸送便の出発時刻を前記入出力装置
    から受付ける第4のステップと、 輸送計画作成当日において発拠点に到着する複数の集配
    車に搭載された前記携帯用計算機システムから各集配車
    が集荷した荷物に関する集荷荷物情報を逐次受信し、前
    記輸送便の出発時刻までに発拠点に帰着する各配送車が
    集荷した荷物量の情報を拠点間輸送量情報として前記記
    憶装置に格納する第5のステップと、 前記拡張輸送パステーブルに展開された複数の輸送パス
    の運行コストの情報に基づき、前記記憶装置に格納した
    前記拠点間輸送量情報で示される量の荷物を発拠点から
    着拠点に輸送するのに必要な総運行コストが最小となる
    荷物の中継計画を作成する第6のステップと を備える ことを特徴とする輸送計画作成方法。
  2. 【請求項2】前記第3のステップにおいて、前記拡張輸
    送パステーブルの拡張輸送パスに対しては、前記入出力
    装置から入力される中継拠点における中継コストの値を
    割り 当てることを特徴とする請求項1に記載の輸送計画
    作成方法。
  3. 【請求項3】前記第3のステップにおいて、前記拡張輸
    送パステーブルの拡張輸送パスに対して、前記入出力装
    置から入力される中継拠点における荷物の積換え可能な
    上限量を割り当て、前記第6のステップにおいては前記
    上限量を超えない条件で前記の総運行コストが最小とな
    る荷物の中継計画を作成することを特徴とする請求項1
    または2に記載の輸送計画作成方法。
  4. 【請求項4】入出力装置と処理装置と記憶装置とを備え
    る計算機システムと、集配車上において集荷荷物情報を
    入力する携帯用計算機システムとを無線回線で結合し、
    複数の集配車によって発拠点に集荷された荷物を拠点間
    の輸送便によって中継拠点を経由して着拠点に輸送する
    輸送計画を作成する輸送計画作成システムであって、 輸送計画作成当日における前記中継拠点を経由する複数
    の輸送便のそれぞれについて、発拠点と着拠点との間の
    運行コストの情報を含む輸送便情報を前記入出力装置か
    ら受付け、前記記憶装置に格納する第1の手段と、 前記記憶装置に格納した複数の輸送便に関する前記輸送
    便情報に基づき、前記中継拠点を経由する荷物の輸送パ
    スを表す輸送パステーブルを作成し、各輸送パスに対し
    て前記記憶装置に格納した輸送便情報中の対応する運行
    コストの情報を割当てる第2の手段と、 作成した輸送パステーブルに対し、荷物の積換えが可能
    な拡張輸送パスを追加した拡張輸送パステーブルを作成
    する第3の手段と、 発拠点から出発する輸送便の出発時刻を前記入出力装置
    から受付ける第4の手段と、 輸送計画作成当日において発拠点に到着する複数の集配
    車に搭載された前記携帯用計算機システムから各集配車
    が集荷した荷物に関する集荷荷物情報を逐次受信し、前
    記輸送便の出発時刻までに発拠点に帰着する各配送車が
    集荷した荷物量の情報を拠点間輸送量情報として前記記
    憶装置に格納する第5の手段と、 前記拡張輸送パステーブルに展開された複数の輸送パス
    の運行コストの情報に基づき、前記記憶装置に格納した
    前記拠点間輸送量情報で示される量の荷物を発 拠点から
    着拠点に輸送するのに必要な総運行コストが最小となる
    荷物の中継計画を作成する第6の手段と を備える ことを特徴とする輸送計画作成システム。
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