JP2003104559A - 物流計画調整方法およびシステム - Google Patents

物流計画調整方法およびシステム

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JP2003104559A
JP2003104559A JP2001298376A JP2001298376A JP2003104559A JP 2003104559 A JP2003104559 A JP 2003104559A JP 2001298376 A JP2001298376 A JP 2001298376A JP 2001298376 A JP2001298376 A JP 2001298376A JP 2003104559 A JP2003104559 A JP 2003104559A
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transportation vehicle
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Takashi Onoyama
隆 小野山
Sen Kubota
仙 久保田
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輸送計画に遅延が発生しても、物流センタで収
集される情報だけでなく、各ドライバが把握している実
際の運行状況や荷積み荷下ろし作業状況などを反映し
て、効率の高い代替輸送計画を作成することができる物
流計画調整方法およびシステムを提供することを目的と
する。 【解決手段】輸送車両に搭載した携帯用コンピュータシ
ステムから、各輸送車両の位置や運行状況を物流センタ
ーに送信する。物流センターに設置された計算機システ
ムでは車両情報などを更新し、各輸送車両の運行遅延判
定を行う。運行遅延を検知したとき、その輸送車両の集
荷荷物を他の車両に代替輸送依頼する計画を算出し、全
輸送車両に対して代替輸送車両の募集情報を通知する。
複数の代替輸送応募の中から代替輸送を行う輸送車両を
決定し、当該輸送車両の運行計画情報を変更して通知す
る。これにより、運行状況や作業状況を反映した効率の
高い代替輸計画を作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流センターから
複数の集荷先を回って多数の荷物を複数の輸送車両を用
いて集荷する物流システムに関し、特に、トラックなど
の輸送主体と物流管理を行うセンター側の管理主体とで
配送状況などの輸送に関する情報を通信回線を介して交
換すると共に、その通信により得られた輸送の遅延状況
に応じて、各輸送車両間で担当荷物を動的に調整する物
流計画調整方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、輸送効率を向上させるための配車
計画方法としては、例えば、特開平9−305669号
「配車計画方法と装置」がある。該公報には、配送貨物
情報やその配送先の所在地情報を用いて、必要な輸送車
両台数や各輸送車両の最適な輸送経路を算出し、効率の
良い物流計画を作成する技術が開示されている。
【0003】また、物流センターと配送車(輸送車両)
の間で輸送状況を伝達して、輸送効率の向上を図るシス
テムとして、例えば、特開平6−191612号「物流
支援システム」がある。該公報には、物流センターに複
数の配送車両の情報や新たな注文情報を集約して、最適
な配送計画を配送車両に通達する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−30566
9号に記載の物流スケジューリングシステムは、様々な
解法を用いているが、そのスケジュール作成のベースと
なる情報には、交通渋滞や道路工事などの交通情報や配
送先での荷積みや荷下ろし待ち時間などの詳細な条件ま
で全て含めているわけではない。そのため、作成したス
ケジュールを実際に運用しても、必ずしも計画通りの運
用が行えず、輸送の効率を上げることができないという
問題があった。
【0005】また、特開平6−191612号に記載の
物流支援システムでは、交通渋滞などによる輸送の遅れ
を物流センター側が認識することはできる。しかし、新
たな配送先を物流センター側がスケジューリングして、
その配送指示を一方的に配送車に通知するだけである。
そのため、配送車両のドライバーが認識している詳細な
運行状況や荷積み荷下ろしなどの状況は、配送指示に反
映されないという問題があった。
【0006】本発明は、上述の従来技術における問題点
に鑑み、輸送計画に遅延が発生したとしても、物流セン
ターで収集される情報だけでなく、各輸送車両のドライ
バーが把握している実際の運行状況や荷積み荷下ろし作
業状況などを反映して、効率の高い代替輸送計画を作成
することができる物流計画調整方法およびシステムを提
供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、少なくとも、入出力装置と
処理装置と記憶装置とを持つ計算機システムと、各輸送
車両に搭載され前記計算機システムと通信可能な携帯用
計算機システムとを備えた情報処理システムを利用し
て、前記輸送車両で荷物を集荷する集荷計画の調整を行
う物流計画調整方法であって、各輸送車両が集荷すべき
荷物に関する情報を含む運行計画情報を記憶するステッ
プと、各輸送車両における運行の遅延を含む運行状況を
管理する運行管理ステップと、運行遅延を起こしている
輸送車両を検知したとき、該輸送車両の運行計画の中か
ら他の輸送車両が代替輸送を行う荷物を選択し代替輸送
案を作成する代替計画算出ステップと、前記代替輸送案
に含まれる荷物について、該荷物を代替して集荷する輸
送車両を募集するステップと、前記募集に対する輸送車
両からの代替輸送への応募を集計して代替輸送を行う輸
送車両を決定する代替計画決定ステップとを備えたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、少なくとも、入出
力装置と処理装置と記憶装置とを持つ計算機システム
と、各輸送車両に搭載され前記計算機システムと通信可
能な携帯用計算機システムとを備えた情報処理システム
を利用して、前記輸送車両で荷物を集荷する集荷計画の
調整を行う物流計画調整方法であって、各輸送車両が集
荷すべき荷物に関する情報を含む運行計画情報を記憶す
るステップと、各輸送車両における運行の遅延を含む運
行状況を管理する運行管理ステップと、運行遅延を起こ
している輸送車両を検知したとき、該輸送車両の運行計
画の中から他の輸送車両が代替輸送を行う荷物を選択し
代替輸送案を作成する代替計画算出ステップと、前記代
替輸送案に含まれる荷物について、該荷物を代替して集
荷する輸送車両を募集するステップと、前記募集に対す
る輸送車両からの代替輸送への応募を集計して代替輸送
を行う輸送車両を決定し、決定した輸送車両の運行計画
に前記代替して集荷する荷物を追加するとともに、前記
運行遅延を起こしている輸送車両の運行計画から前記代
替して集荷する荷物を削除する代替計画決定ステップと
を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載の物流計画調整方法において、前記代替輸送を行
う輸送車両のドライバーに対して、該ドライバーの仕事
量の評価基準となるボーナスポイントを付与するステッ
プを、さらに備えたことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
物流計画調整方法において、前記代替して集荷する輸送
車両を募集するステップは、この代替輸送を引受けるこ
とによりその輸送車両のドライバーが獲得できるボーナ
スポイントの最大値を付加して募集を行い、その募集に
対する輸送車両からの代替輸送への応募は、前記最大値
以下のボーナスポイントの値を希望ボーナスポイントと
して指定して応募を行い、前記代替輸送を行う輸送車両
の決定は、複数のドライバーからの応募のうち希望ボー
ナスポイントが最小のドライバーに代替輸送を割り当て
ることを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項4に記載の
物流計画調整方法において、ドライバーからの代替輸送
応募がなかったときは、前記ボーナスポイントの最大値
を増加して、再度代替輸送募集を行うことを特徴とす
る。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1または2
に記載の物流計画調整方法において、前記運行遅延を起
こしたドライバーに対して、該ドライバーの仕事量の否
定的な評価基準となるペナルティポイントを付与するス
テップを、さらに備えたことを特徴とする。
【0013】請求項7に係る発明は、少なくとも、入出
力装置と処理装置と記憶装置とを持つ計算機システム
と、各輸送車両に搭載され前記計算機システムと通信可
能な携帯用計算機システムとを備えた情報処理システム
を利用して、前記輸送車両で荷物を集荷する集荷計画の
調整を行う物流計画調整方法であって、ある輸送車両で
集荷するように運行計画で割り当てられていた荷物につ
いて、他の輸送車両が代替して該荷物の集荷を行った場
合、その代替輸送を引受けた輸送車両のドライバーに対
して、該ドライバーの仕事量の評価基準となるボーナス
ポイントを付与することを特徴とする。
【0014】請求項8に係る発明は、少なくとも、入出
力装置と処理装置と記憶装置とを持つ計算機システム
と、各輸送車両に搭載され前記計算機システムと通信可
能な携帯用計算機システムとを備えた情報処理システム
を利用して、前記輸送車両で荷物を集荷する集荷計画の
調整を行う物流計画調整システムであって、各輸送車両
が集荷すべき荷物に関する情報を含む運行計画情報を記
憶する手段と、各輸送車両における運行の遅延を含む運
行状況を管理する手段と、運行遅延を起こしている輸送
車両を検知したとき、該輸送車両の運行計画の中から他
の輸送車両が代替輸送を行う荷物を選択し代替輸送案を
作成する手段と、前記代替輸送案に含まれる荷物につい
て、該荷物を代替して集荷する輸送車両を募集する手段
と、前記募集に対する輸送車両からの代替輸送への応募
を集計して代替輸送を行う輸送車両を決定し、決定した
輸送車両の運行計画に前記代替して集荷する荷物を追加
するとともに、前記運行遅延を起こしている輸送車両の
運行計画から前記代替して集荷する荷物を削除する手段
とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0016】本発明の実施の形態では、以下の(1)〜
(8)に示すような手順で輸送計画調整を行う。
【0017】(1)輸送車両に携帯(車載)コンピュー
タシステムを配置して、各車両の位置や、配送や集荷を
行った荷物のデータを物流センターに送る。 (2)物流センターでは、各車両から送られてきたデー
タを集計して、予め登録されている、各車両の輸送計画
に遅れが発生していないか判定する。 (3)上記の判定で、輸送の遅れがあると判定された車
両がある場合には、その車両で輸送予定の荷物の輸送
を、他の車両に振り分ける。 (4)上記の振り分けを行うために、物流センターから
輸送車両に代替輸送の要請を送信する。この要請には、
この代替輸送を引き受けることにより、輸送車両のドラ
イバーが獲得できるボーナスポイントの最大値も付加し
て送信する。 (5)上記の代替要請を車両に搭載している携帯用(車
載用)コンピュータシステムを介して受け取ったドライ
バーは、代替要請を受けないか、もしくは自身が獲得を
希望するボーナスポイントを応答として物流センターに
送る。この希望ボーナスポイントは、送られてきたボー
ナスポイントの最大値以下に制限される。 (6)物流センターに設置されているシステムは、複数
のドライバーから代替輸送への応募が送られてきた場合
には、その中で希望ボーナスポイントが最小のドライバ
ーを選択して、そのドライバーに代替輸送を依頼する。 (7)もし、代替輸送の応募が無い場合には、最大ボー
ナスポイントを増やし、再度代替輸送の募集を行う。 (8)輸送の完了後に、物流センターに設置されている
システムは、各輸送車両の輸送時間遅れからペナルティ
ポイントを算出し、獲得ボーナスポイントと共に表示、
出力する。
【0018】このようなステップでの輸送計画の調整を
実現するために、各車両に携帯用(車載用)コンピュー
タシステムを搭載すると共に、物流センター等に設置さ
れたコンピュータシステムを無線回線などにより接続し
て、各車両の携帯用コンピュータシステムと物流センタ
ー等に設置されたコンピュータシステムとで通信できる
ようにする。
【0019】以下、このような本発明の実施の形態のシ
ステムについてさらに詳しく説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態に係る物流計
画調整システムの構成図である。本システムは、入力装
置101、表示装置102、出力装置103、処理装置
104、記憶装置105、通信装置106、および携帯
用(車載用)コンピュータシステム107を備える。携
帯用(車載用)コンピュータシステム107は、各車両
にそれぞれ設置される。他の部分は、物流センターに設
置される。
【0021】携帯用(車載用)コンピュータシステム1
07は、それが設置されている車両における荷物の集荷
状況や輸送車両位置を物流センターに送信する。また、
物流センターから送られてくる各種の情報、特に各輸送
車両の輸送の遅れを調整するための集荷の代替依頼の受
信および表示を行う。更に、代替依頼に対する応答を物
流センターに送信する。
【0022】処理装置104は、集荷先登録処理部10
8、荷物登録処理部109、距離算出処理部110、集
荷計画登録処理部111、車両運行管理処理部112、
運行遅延判定処理部113、代替計画算出処理部11
4、代替計画決定処理部115、およびポイント集計処
理部116を備えている。これら各部は、実際にはコン
ピュータシステム上でそれぞれ所定のプログラムを動作
させることにより実現されている。
【0023】記憶装置105は、車両情報117、ドラ
イバー情報118、集荷先情報119、荷物情報12
0、運行計画情報121、代替輸送案情報122、道路
地図123、および距離情報124を格納する。車両情
報117には、輸送に利用するトラックなどの輸送車両
の担当ドライバーや輸送車両位置などを含む運行状況が
格納される。ドライバー情報118には、ドライバー名
とドライバーの獲得ボーナスポイントやペナルティポイ
ントを含むポイント情報(後に詳述する)が格納され
る。集荷先情報119には、輸送する荷物の集荷先名称
および住所を含む情報が格納される。荷物情報120に
は、荷物を管理するためのID、荷物の集荷先ID、荷
物の重量、大きさ、および集荷時間の指定などの情報が
格納される。
【0024】運行計画情報121には、各輸送車両の集
荷先の順路などの情報が格納される。代替輸送案情報1
22には、輸送に遅延が生じた場合、他の輸送車両に代
替輸送を依頼する輸送荷物などの情報を格納する。道路
地図123には、カーナビゲーションシステムで用いら
れる道路地図と同じようにディジタル化された道路情報
が格納される。この道路地図123から2点間の距離や
走行時間等の情報を得ることができる。距離情報124
は、物流センターから集荷先までの距離などの情報を格
納するセンター集荷先間距離情報125と、集荷先間の
距離等の情報を格納する集荷先間距離情報126とから
構成される。
【0025】図2は、上述の記憶装置105に格納され
る各情報の詳細なフォーマットを示す。車両情報117
には、輸送車両を識別する車両ID201、その輸送車
両に搭乗するドライバーを識別するドライバーID20
2、その輸送車両の緯度・経度などの位置情報を表す車
両位置203、およびその輸送車両が次に向かっている
集荷先を表す次集荷先ID204が格納される。ドライ
バー情報118には、ドライバーを識別するドライバー
ID205、ドライバー名206、ドライバーが獲得し
たボーナスポイント207、および運行の遅延によるペ
ナルティポイント208が格納される。集荷先情報11
9には、集荷先を識別する集荷先ID209、集荷先名
称210、集荷先住所211、および集荷先の緯度・経
度などの情報からなる集荷先位置212が格納される。
【0026】荷物情報120には、荷物を識別する荷物
ID213、荷物の集荷先を示す集荷先ID214、重
量215、体積等の情報からなる大きさ216、荷物集
荷の時刻指定有無を示す時刻指定有無217、および指
定時刻218が格納される。運行計画情報121には、
車両ID219、輸送車両の物流センターからの出発時
刻220と帰着時刻221、輸送車両に割り当てられた
荷物数を示す集荷荷物数222、および集荷荷物数分の
各荷物に関する情報が格納される。集荷荷物数分の各荷
物に関する情報は、1つの集荷荷物について、集荷する
荷物を識別する荷物ID223、荷物に集荷時刻指定が
ある場合にその集荷予定時刻を示す予定時刻224、実
際に輸送車両が荷物を集荷した時刻を示す実績時刻22
5、および荷物の集荷が終了しているか否かを示す集荷
済み226が格納されるものとし、これが集荷荷物数分
格納される。227〜230は最後の荷物に関する情報
である。
【0027】センター集荷先間距離情報125には、集
荷先を識別する集荷先ID231、物流センターからそ
の集荷先までの距離232、および物流センターからそ
の集荷先までの輸送車両での所要時間233が格納され
る。集荷先間距離情報126には、2つの集荷先間の距
離情報が格納される。つまり、2つの集荷先を指定する
集荷先ID234と235、これら2つの集荷先間の距
離236、および輸送車両による2つの集荷先間の所要
時間237が格納される。代替輸送案情報122には、
代替元の輸送車両を識別する車両ID238、代替を依
頼する代替荷物数239、および代替を依頼する荷物を
指定する荷物ID240が格納される。代替を依頼する
荷物を指定する荷物IDは、代替荷物数分並べて格納さ
れる。
【0028】図3は、物流センター側に設置された処理
装置104と輸送車両に搭載された携帯用コンピュータ
システム107との間における情報交換の概略を示す図
である。まず、輸送車両が荷物を集荷すると、当該車両
の携帯用コンピュータシステム107から物流センター
側の処理装置104に、集荷した荷物のIDなどの情報
が送信される(ステップ301,302)。この情報を
受け取った処理装置104は、その輸送車両の車両情報
117を更新すると共に(ステップ303)、その輸送
車両の運行計画情報121における当該荷物を集荷済み
に変更する(ステップ304)。
【0029】物流センター側の処理装置104は、各輸
送車両の運行が遅延しているか否かを運行計画情報12
1を参照して判定する(ステップ305)。運行の遅延
を検知した場合には、運行が遅延した輸送車両が担当し
ている集荷荷物の中から他の輸送車両に代替輸送を依頼
する荷物を選択し、代替計画を算出して(ステップ30
6)、代替輸送を実行する輸送車両の募集情報を全輸送
車両の携帯用コンピュータシステム107に送信する
(ステップ307)。
【0030】各輸送車両の携帯用コンピュータシステム
107は、代替車両募集情報を表示装置に表示する(ス
テップ308)。次に、何れかの車両のドライバーがこ
の代替車両募集に応募したい場合には、携帯用コンピュ
ータシステム107から物流センター側の処理装置10
4に応募情報を送信する(ステップ309,310)。
【0031】物流センター側の処理装置104は、複数
の代替輸送応募の中から代替輸送を行う輸送車両を1つ
選択して(ステップ311)、その輸送車両の運行計画
を修正し(ステップ312)、変更した運行計画をその
輸送車両の携帯用コンピュータシステム107に送信す
る(ステップ313,314)。変更した運行計画は、
当該輸送車両の表示装置に表示される。
【0032】上記処理ステップにおいて、代替車両の募
集処理では、代替輸送を行うことでドライバーが獲得で
きるボーナスポイントを物流センター側から各輸送車両
のドライバーに提示する(ステップ307)。ドライバ
ーは、提示されたボーナスポイントを上限として、獲得
を希望するボーナスポイントを入力して物流センター側
の処理装置104へ返答する(ステップ310)。物流
センター側では、複数の応募から獲得を希望するボーナ
スポイントが最小のドライバーに代替輸送の依頼を決定
する処理を行う(ステップ311)。もし、代替輸送の
応募が無い場合には、物流センター側は、より大きなボ
ーナスポイントに変えて募集を再度行う。このボーナス
ポイントは、ドライバーの仕事量の評価基準になる値で
あり、例えば後にドライバーにとって何らかの特典があ
るようなものである。
【0033】以下、図3に示した処理ステップを実現す
る計算機システムの処理手順の詳細を説明する。
【0034】図4は、処理装置104で行う各種情報の
登録処理の概略処理フローである。まず、集荷先登録処
理を行い、記憶装置105の集荷先情報119へデータ
を登録する(ステップ401)。次に、荷物登録処理を
行い、記憶装置105の荷物情報120へデータを登録
する(ステップ402)。次に、センター・集配先間距
離算出処理を行う。この処理では、ステップ401の集
荷先登録処理で登録された集荷先と物流センターとの間
の距離および輸送車両の所要時間を道路地図123から
算出し、センター集荷先間距離情報125に格納する
(ステップ403)。次に、集配先間距離算出処理を行
い、集配先情報119に登録されている集配先について
集配先間の距離と所要時間を道路地図123から算出
し、集配先間距離情報126に格納する(ステップ40
4)。次に、集荷計画登録処理を行い、各輸送車両毎の
輸送計画を入力し運行計画情報121に格納する(ステ
ップ405)。
【0035】図5は、処理装置104の車両運行管理処
理部112の動作を示す処理フローである。まず、運行
計画情報121を参照して全荷物の集荷が終了している
か否かを判定する(ステップ501)。全ての荷物の集
荷が完了していれば、本処理フローを終了する。全ての
荷物の集荷が完了していなければ、変数Iに1を代入す
る(ステップ502)。
【0036】次に、Iの値が輸送車両数Nよりも大きい
か否かを判定する(ステップ503)。Iの値の方が大
きければ、ステップ501に戻って処理を続行する。I
の値の方が小さければ、車両情報117に登録されてい
るI番目の輸送車両の運行が遅延しているか否かを判定
するために運行遅延判定処理を実行する(ステップ50
4)。運行遅延判定処理の詳細は、図6にて説明する。
【0037】ステップ504の運行遅延判定処理の結
果、I番目の輸送車両で遅延が発生しているか否かを判
定する(ステップ505)。遅延が発生していなけれ
ば、変数Iに1を加え(ステップ508)、ステップ5
03に戻って次の輸送車両について同様の処理を繰り返
す。遅延が発生していた場合には、代替計画算出処理を
実行して、I番目の輸送車両に割り当てられていた荷物
の中で、他の輸送車両に代替輸送を依頼する対象の荷物
を選択し、代替輸送案情報122に格納する(ステップ
506)。代替計画算出処理の詳細は、図7で説明す
る。次に、代替計画決定処理を実行して、代替輸送案情
報122に登録された代替輸送を行う輸送車両を決定す
る(ステップ507)。代替計画決定処理の詳細は、図
8で説明する。次に、変数Iに1を加え(ステップ50
8)、ステップ503に戻り同様の処理を繰り返す。
【0038】図6は、図5のステップ504で行う運行
遅延判定処理の詳細を示すフローチャートである。ま
ず、変数Flagに0、変数Iに1を設定する(ステッ
プ601)。次に、変数Nに遅延判定対象となる輸送車
両の集荷荷物数を設定する(ステップ602)。
【0039】次に、IとNの値を比較する(ステップ6
03)。もし、IがNよりも大きければ、本処理フロー
を終了する。IがNより小さければ、判定対象となる輸
送車両の運行計画情報121を参照してI番目の荷物に
ついて未集荷かつ集荷時刻指定があるか否かを判定する
(ステップ604)。集荷済み、あるいは集荷時刻指定
がない場合には、Iに1を加え(ステップ608)、ス
テップ603に戻り次の荷物の処理に移る。未集荷かつ
集荷時刻指定がある場合には、I番目の荷物について集
荷先への到着予定時刻を算出して変数Tに代入する(ス
テップ605)。ここで、到着予定時刻Tの算出は、当
該車両の車両情報117の車両位置203と次集荷先I
D204の集荷先間の所要時間を道路地図123から算
出し、更に、運行計画情報121の中で未集荷の荷物I
Dから、運行計画情報121に登録されている順序で輸
送車両が走行した場合の所要時間を集荷先間距離情報1
26から算出して、先に算出した値に加えることにより
求める。
【0040】次に、運行計画情報121のI番目の荷物
の予定時刻(指定された集荷時刻)と上記算出した到着
予定時刻Tの値を比較する(ステップ606)。もし、
到着予定時刻Tが指定された集荷時刻を超えていたとき
は、遅延があると判定して変数Flagに1を設定する
(ステップ607)。到着予定時刻Tが指定された集荷
時刻以下ならば、遅延はないと判定して、ステップ60
7の処理はスキップする。次に、Iに1を加え(ステッ
プ608)、ステップ603に戻り、次の荷物の処理に
移る。
【0041】以上の運行遅延判定処理を終了した時点
で、Flagに1が設定されていれば、遅延が発生して
いることが判る。従って、図5のステップ505では、
このFlagの値により遅延発生を検知している。
【0042】図7は、図5のステップ506で行う代替
計画算出処理の詳細を示すフローチャートである。ま
ず、輸送に遅延が発生して他の輸送車両に代替輸送を依
頼する元の輸送車両の車両IDを、代替輸送案情報12
2の車両ID238に、記録する(ステップ701)。
次に、変数Flagに1、変数Jに0を設定する(ステ
ップ702,703)。
【0043】次に、Flagの値が1か否かを判定する
(ステップ704)。Flagの値が1で無ければ、代
替輸送案の作成が終了したとして、代替輸送案情報12
2の代替荷物数239に変数Jの値を設定して(ステッ
プ716)、本処理フローを終了する。Flagの値が
1の場合には、変数Flagに0を設定する(ステップ
705)。次に、変数Iに1を設定し、変数Nに荷物数
を設定する(ステップ706)。この荷物数は、代替輸
送案情報122の車両ID238を参照し、その車両I
Dの運行計画情報121から集荷荷物数222の値を設
定するものである。
【0044】次に、Iと荷物数Nを比較する(ステップ
707)。Iが荷物数Nより大きければ、ステップ70
4に戻り処理を繰り返す。Iが荷物数N以下の場合は、
運行計画情報121を参照して、I番目の荷物が未集
荷、かつ時間指定があり、かつ代替輸送案情報に未登録
か否かを判定する(ステップ708)。もし集荷済み、
または時間指定無し、または代替輸送案情報に登録済み
の場合には、Iに1を加え(ステップ715)、ステッ
プ707に戻り次の荷物の処理に移る。ステップ708
で条件が成立する場合には、運行計画情報121からI
番目の荷物について集荷先の指定時間を変数T1に代入
する(ステップ709)。次に、当該輸送車両がI番目
の荷物の集荷先に到着する予定時刻を変数T2に代入す
る(ステップ710)。ここで、到着予定時刻T2は、
車両情報117の車両位置203と次集荷先ID204
の位置から道路地図123を参照して、輸送車両による
所要時間を求めると共に、更に、運行計画情報121を
参照して未集荷の荷物の集荷先IDを求め、これら集荷
先IDを順次運行する場合の所要時間を集荷先間距離情
報126から求め、先に算出した所要時間に加えて求め
る。
【0045】次に指定時間T1と到着予定時間T2の値
を比較する(ステップ711)。指定時間T1が到着予
定時間T2よりも小さければ、Iに1を加え(ステップ
715)、ステップ707に戻り次の荷物の処理に移
る。指定時間T1が到着予定時間T2以上であれば、変
数Jに1を加えてから(ステップ712)、Flagに
1を設定する(ステップ713)。
【0046】次に、代替輸送案情報122のJ番目の荷
物IDに運行計画情報のI番目に登録されている荷物ID
の値を代入する(ステップ714)。次に、Iに1を加
え(ステップ715)、ステップ707に戻り次の荷物
の処理に移る。
【0047】この代替計画算出処理を終了した時点で、
代替輸送案情報122に、車両ID238、代替荷物数
239、荷物ID240が登録されていることになる。
【0048】図8は、図5のステップ507で行う代替
計画決定処理の詳細を示すフローチャートである。ま
ず、変数Nに代替輸送案情報122に格納されている代
替荷物数239を設定する(ステップ801)。次に、
変数Iに1、変数Pointに0を設定する(ステップ
802)。
【0049】次に、IとNの値を比較する(ステップ8
03)。もし、IがNよりも大きければ、代替輸送案情
報122に登録されている荷物すべてについて代替輸送
する輸送車両が決まったことになるので、代替対象ドラ
イバーの乗車する輸送車両の運行計画情報121から代
替輸送案情報122に含まれている荷物(集荷先)を削
除する(ステップ813)。次に、代替輸送案情報12
2の車両ID238の担当ドライバーにおけるドライバ
ー情報118のボーナスポイント207からPoint
の値を減算して(ステップ814)、処理を終了する。
【0050】ステップ803で、IがN以下の場合に
は、代替輸送案情報122のI番目の荷物について代替
輸送を行う輸送車両を募集する。まず、代替輸送に応じ
た輸送車両のドライバーが獲得できるボーナスポイント
の最大値の初期値を変数P0に設定する。ここでは初期
値の一例として100を設定している(ステップ80
4)。代替輸送案情報122のI番目の荷物について代
替輸送を最大ポイントP0で募集する(ステップ80
5)。つまり処理装置104から通信装置106を介し
て全ての携帯用コンピュータシステム107に対して募
集情報を送り、携帯用コンピュータシステム107で募
集情報の内容を表示する。次に、一定時間、輸送車両に
搭載されている携帯用コンピュータシステム107から
の応答を待つ(ステップ806)。このときの携帯用コ
ンピュータシステム107の表示と入力の一例を、図1
0に示す。
【0051】一定時間の後、代替輸送の応募があるか否
かを判定する(ステップ807)。代替輸送の応募がな
ければ、P0に一定のボーナスポイントの増分を加え
る。ここでは、増分の一例として50ポイントを設定し
ている(ステップ808)。次に、ステップ805に戻
り代替輸送の募集を再度行う。ステップ807で代替輸
送の応募があった場合には、応募したドライバーの中か
ら希望する獲得ポイントが最小のドライバーを選択し
て、そのドライバーのドライバーIDを変数Dに代入
し、希望獲得ポイントを変数P1に代入する(ステップ
809)。次に、変数PointにP1の値を加え(ス
テップ810)、ドライバー情報118のドライバーI
D205がDの値と等しいドライバーが乗車する輸送車
両の運行計画情報121に、代替輸送先を追加する(ス
テップ811)。次に、変数Iに1を加えて(ステップ
812)、ステップ803に戻り、代替輸送計案情報1
22中の次の荷物について同様の処理を繰り返す。
【0052】以上の処理により、ドライバーは、輸送の
代替を行うことでボーナスポイントを獲得することがで
きる。特に、複数のドライバーが代替計画決定処理で提
示されたボーナスポイント以下の値で自らが獲得希望す
るポイントを提示し、物流センター側が、その中から最
小のポイントを提示したドライバーに代替輸送を依頼す
るようにしているので、最小限のポイントをドライバー
に与えてできる限り遅延を無くすように荷物の集荷が行
える。
【0053】図9は、ポイント集計処理部116の処理
を示すフローチャートである。まず、変数Nにドライバ
ーの人数を代入する(ステップ901)。次に、変数I
に1を代入する(ステップ902)。
【0054】次に、IとNの値を比較する(ステップ9
03)。IがNよりも大きければ、ポイントの集計結果
を表示装置102と出力装置103に出力して(ステッ
プ912,913)、本処理フローを終了する。図11
に、集計結果の出力例を示す。IがN以下であれば、I
番目のドライバーが乗車する輸送車両の運行計画情報1
21の集荷荷物数222を変数Mに代入する(ステップ
904)。次に、変数Jに1、変数Pに0を代入する
(ステップ905)。
【0055】次に、当該ドライバーの担当した集荷で指
定時刻に対して遅延が発生した状況を集計する。まず、
Jと集荷荷物数Mの値を比較する(ステップ906)。
Jが集荷荷物数Mを超えたときは、遅延時間の集計が終
了したとして、I番目のドライバーについて、ドライバ
ー情報118のペナルティポイント208にPの値を加
え(ステップ910)、Iに1を加えて(ステップ91
1)、ステップ903に戻り次のドライバーについて同
様の処理を繰り返す。なお、ペナルティポイントは、ド
ライバーの仕事量に対する否定的な意味での評価基準に
なる値である。
【0056】ステップ906で、Jが集荷荷物数M以下
である場合には、J番目の荷物(集荷先)に時間指定が
あるか否かを判定する(ステップ907)。時間指定が
あった場合には、その荷物の輸送指定時間と輸送実績時
間とを比較し、輸送実績時間が輸送指定時間より遅れて
いた場合には、その両者の差を遅延時間として算出し
(遅れがない場合には遅延時間は0とする)、このJ番
目の荷物の遅延時間をPに加える(ステップ908)。
次に、Jに1を加えて(ステップ909)、ステップ9
06に戻り、次の荷物のチェックを行う。ステップ90
7で、時間指定がなければ、ステップ908の処理はス
キップする。
【0057】図10は、図8で説明した代替計画決定処
理フローのステップ805の処理で代替輸送の募集を輸
送車両に搭載されている携帯用コンピュータシステム1
07に送った場合の入出力画面の一例である。この入出
力画面には、ドライバーの保有ボーナスポイント、ペナ
ルティポイント、代替輸送の募集内容である最大ボーナ
スポイント、集荷先名称、住所、および集荷時刻が表示
される。この代替輸送の募集に応募する場合には、ドラ
イバーは希望ボーナスポイントを入力し、OKボタンを
押せばよい。
【0058】図11は、図9で説明したドライバーポイ
ント集計処理で出力される集計結果の一例である。各ド
ライバーについて、ドライバーID、ドライバー名、集
荷荷物数、ポイント、およびペナルティポイントが表示
される。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
輸送計画の遅延が発生した場合、他の輸送車両を用いた
代替輸送の計画を、物流センターで収集されている情報
だけでなく、実際の運行状況や作業状況を把握している
各輸送車両のドライバーからの応募に応じて作成するこ
とができるため、効率的な代替輸送計画の作成が可能と
なる。また、各輸送車両のドライバーは、代替輸送を引
き受けることによりボーナスポイントを獲得し、遅延を
起こすことによりペナルティポイントが付与されるの
で、できる限り遅延を少なくし、多くの荷物の集荷を行
うように努力することになる。獲得したボーナスポイン
トと共に、運行の遅れもペナルティポイントで集計され
るので、ドライバーの無理な代替輸送の引き受けも防止
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る物流計画調整システ
ムの構成図である。
【図2】記憶装置に含まれるデータの構成を示す図であ
る。
【図3】処理装置と携帯用コンピュータシステム間での
データの交換手順を示す図である。
【図4】登録処理手順を示すフローチャート図である。
【図5】車両運行管理処理部の処理手順を示すフローチ
ャート図である。
【図6】運行遅延判定処理部の処理手順を示すフローチ
ャート図である。
【図7】代替計画算出処理部の処理手順を示すフローチ
ャート図である。
【図8】代替計画決定処理部の処理手順を示すフローチ
ャート図である。
【図9】ポイント集計処理部の処理手順を示すフローチ
ャート図である。
【図10】携帯用コンピュータシステムの入出力画面の
一例を示す図である。
【図11】ポイント集計処理部で出力される集計結果の
一例を示す図である。
【符号の説明】
101…入力装置、102…表示装置、103…出力装
置、104…処理装置、105…記憶装置、106…通
信装置、107…携帯用(車載用)コンピュータシステ
ム、108…集荷先登録処理部、109…荷物登録処理
部、110…距離算出処理部、111…集荷計画登録処
理部、112…車両運行管理処理部、113…運行遅延
判定処理部、114…代替計画算出処理部、115…代
替計画決定処理部、116…ドライバーポイント集計処
理部、117…車両情報、118…ドライバー情報、1
19…集荷先情報、120…荷物情報、121…運行計
画情報、122…代替輸送案情報、123…道路地図、
124…距離情報、125…センター集荷先間距離情
報、126…集荷先間距離情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 仙 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、入出力装置と処理装置と記憶
    装置とを持つ計算機システムと、各輸送車両に搭載され
    前記計算機システムと通信可能な携帯用計算機システム
    とを備えた情報処理システムを利用して、前記輸送車両
    で荷物を集荷する集荷計画の調整を行う物流計画調整方
    法であって、 各輸送車両が集荷すべき荷物に関する情報を含む運行計
    画情報を記憶するステップと、 各輸送車両における運行の遅延を含む運行状況を管理す
    る運行管理ステップと、 運行遅延を起こしている輸送車両を検知したとき、該輸
    送車両の運行計画の中から他の輸送車両が代替輸送を行
    う荷物を選択し代替輸送案を作成する代替計画算出ステ
    ップと、 前記代替輸送案に含まれる荷物について、該荷物を代替
    して集荷する輸送車両を募集するステップと、 前記募集に対する輸送車両からの代替輸送への応募を集
    計して代替輸送を行う輸送車両を決定する代替計画決定
    ステップとを備えたことを特徴とする物流計画調整方
    法。
  2. 【請求項2】少なくとも、入出力装置と処理装置と記憶
    装置とを持つ計算機システムと、各輸送車両に搭載され
    前記計算機システムと通信可能な携帯用計算機システム
    とを備えた情報処理システムを利用して、前記輸送車両
    で荷物を集荷する集荷計画の調整を行う物流計画調整方
    法であって、 各輸送車両が集荷すべき荷物に関する情報を含む運行計
    画情報を記憶するステップと、 各輸送車両における運行の遅延を含む運行状況を管理す
    る運行管理ステップと、 運行遅延を起こしている輸送車両を検知したとき、該輸
    送車両の運行計画の中から他の輸送車両が代替輸送を行
    う荷物を選択し代替輸送案を作成する代替計画算出ステ
    ップと、 前記代替輸送案に含まれる荷物について、該荷物を代替
    して集荷する輸送車両を募集するステップと、 前記募集に対する輸送車両からの代替輸送への応募を集
    計して代替輸送を行う輸送車両を決定し、決定した輸送
    車両の運行計画に前記代替して集荷する荷物を追加する
    とともに、前記運行遅延を起こしている輸送車両の運行
    計画から前記代替して集荷する荷物を削除する代替計画
    決定ステップとを備えたことを特徴とする物流計画調整
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の物流計画調整方
    法において、 前記代替輸送を行う輸送車両のドライバーに対して、該
    ドライバーの仕事量の評価基準となるボーナスポイント
    を付与するステップを、さらに備えたことを特徴とする
    物流計画調整方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の物流計画調整方法におい
    て、 前記代替して集荷する輸送車両を募集するステップは、
    この代替輸送を引受けることによりその輸送車両のドラ
    イバーが獲得できるボーナスポイントの最大値を付加し
    て募集を行い、 その募集に対する輸送車両からの代替輸送への応募は、
    前記最大値以下のボーナスポイントの値を希望ボーナス
    ポイントとして指定して応募を行い、 前記代替輸送を行う輸送車両の決定は、複数のドライバ
    ーからの応募のうち希望ボーナスポイントが最小のドラ
    イバーに代替輸送を割り当てることを特徴とする物流計
    画調整方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の物流計画調整方法におい
    て、 ドライバーからの代替輸送応募がなかったときは、前記
    ボーナスポイントの最大値を増加して、再度代替輸送募
    集を行うことを特徴とする物流計画調整方法。
  6. 【請求項6】請求項1または2に記載の物流計画調整方
    法において、 前記運行遅延を起こしたドライバーに対して、該ドライ
    バーの仕事量の否定的な評価基準となるペナルティポイ
    ントを付与するステップを、さらに備えたことを特徴と
    する物流計画調整方法。
  7. 【請求項7】少なくとも、入出力装置と処理装置と記憶
    装置とを持つ計算機システムと、各輸送車両に搭載され
    前記計算機システムと通信可能な携帯用計算機システム
    とを備えた情報処理システムを利用して、前記輸送車両
    で荷物を集荷する集荷計画の調整を行う物流計画調整方
    法であって、 ある輸送車両で集荷するように運行計画で割り当てられ
    ていた荷物について、他の輸送車両が代替して該荷物の
    集荷を行った場合、その代替輸送を引受けた輸送車両の
    ドライバーに対して、該ドライバーの仕事量の評価基準
    となるボーナスポイントを付与することを特徴とする物
    流計画調整方法。
  8. 【請求項8】少なくとも、入出力装置と処理装置と記憶
    装置とを持つ計算機システムと、各輸送車両に搭載され
    前記計算機システムと通信可能な携帯用計算機システム
    とを備えた情報処理システムを利用して、前記輸送車両
    で荷物を集荷する集荷計画の調整を行う物流計画調整シ
    ステムであって、 各輸送車両が集荷すべき荷物に関する情報を含む運行計
    画情報を記憶する手段と、 各輸送車両における運行の遅延を含む運行状況を管理す
    る手段と、 運行遅延を起こしている輸送車両を検知したとき、該輸
    送車両の運行計画の中から他の輸送車両が代替輸送を行
    う荷物を選択し代替輸送案を作成する手段と、 前記代替輸送案に含まれる荷物について、該荷物を代替
    して集荷する輸送車両を募集する手段と、 前記募集に対する輸送車両からの代替輸送への応募を集
    計して代替輸送を行う輸送車両を決定し、決定した輸送
    車両の運行計画に前記代替して集荷する荷物を追加する
    とともに、前記運行遅延を起こしている輸送車両の運行
    計画から前記代替して集荷する荷物を削除する手段とを
    備えたことを特徴とする物流計画調整システム。
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