JP3514140B2 - 記録媒体装着装置 - Google Patents

記録媒体装着装置

Info

Publication number
JP3514140B2
JP3514140B2 JP30909898A JP30909898A JP3514140B2 JP 3514140 B2 JP3514140 B2 JP 3514140B2 JP 30909898 A JP30909898 A JP 30909898A JP 30909898 A JP30909898 A JP 30909898A JP 3514140 B2 JP3514140 B2 JP 3514140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
recording medium
holder
eccentric pin
eject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30909898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000137938A (ja
Inventor
秀年 椛澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP30909898A priority Critical patent/JP3514140B2/ja
Publication of JP2000137938A publication Critical patent/JP2000137938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3514140B2 publication Critical patent/JP3514140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体装着装置に
係り、特に書き込み又は読み込みが終了した記録媒体を
自動的にイジェクトするよう構成された記録媒体装着装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルコンピュータあるい
はワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録させ
る手段として磁気ディスク装置が装備されている。そし
て、磁気ディスク装置は、記録媒体としてのディスクカ
ートリッジが装着されると、ディスクカートリッジ内に
収容された磁気ディスクが回転駆動されると共に、磁気
ヘッドが磁気ディスクに摺接して磁気記録再生を行う。
【0003】また、上記のような磁気ディスク装置にお
いては、ディスクカートリッジが挿入されるディスクホ
ルダと、ディスクカートリッジの挿入操作によりカート
リッジ挿入・イジェクト位置(第2の位置)からカート
リッジ装着位置(第1の位置)に摺動するスライダとか
らなり、スライダの摺動に連動してディスクホルダを記
録媒体アンロード位置から記録媒体ロード位置へ移動さ
せる記録媒体装着装置が設けられている。
【0004】一般に、従来の磁気ディスク装置では、ス
ライダの前端に取り付けられたイジェクト釦を押圧操作
することにより、ディスクホルダが記録媒体ロード位置
から記録媒体アンロード位置に移動してディスクカート
リッジがイジェクトされるよう構成されている。しかし
ながら、このように従来は、イジェクト釦の押圧操作に
よりディスクカートリッジがイジェクトされてしまうた
め、例えば磁気ヘッドが書き込み又は読み取りをしてい
る途中でイジェクト操作された場合でもディスクカート
リッジがイジェクトされてしまうといった問題があっ
た。
【0005】そこで、イジェクト釦の押圧力を駆動源と
する機械的なイジェクト機構を廃止し、モータの駆動力
でディスクカートリッジをイジェクトするオートイジェ
クト機構が採用された記録媒体装着装置が開発されつつ
ある。従って、オートイジェクト機構が組み込まれた記
録媒体装着装置では、ディスクカートリッジのイジェク
トを指示しても磁気ヘッドによる書き込み又は読み取り
が終了するまでイジェクト動作が行われないようになっ
ている。
【0006】ここで、オートイジェクト機構が組み込ま
れた記録媒体装着装置の具体例について図15を参照し
て説明する。図15に示されるように、磁気ディスク装
置1は、ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入され
るディスクホルダ2と、前後方向に摺動してディスクホ
ルダ2を昇降させるスライダ3とがフレーム4上に取り
付けられている。スライダ3はフレーム4上をA,B方
向に摺動自在に設けられている。そして、ディスクカー
トリッジの挿入操作によりラッチレバー5が時計方向に
回動してディスクカートリッジのシャータ(図示せず)
を開くと共に、スライダ3の係止を解除する。
【0007】そのため、コイルバネ3bのバネ力により
A方向に付勢されていたスライダ3は、A方向に摺動し
てホルダ2を記録媒体アンロード位置から記録媒体ロー
ド位置へ降下させる。これにより、ホルダ2内に挿入さ
れたディスクカートリッジは、ターンテーブル上に装着
される。そして、イジェクト信号が出力されると、オー
トイジェクト機構7のモータ(図示せず)によりギヤ7
aが回転駆動され、ギヤ7aが噛合するラックを有する
イジェクトスライダ7bがB方向に駆動される。これに
より、イジェクトスライダ7bの立上部7cがスライダ
3の左側端部に設けられた立上部3aに当接し、B方向
に押圧する。尚、図15では、フレーム4上の右側にラ
ッチレバー5等が配置されているので、オートイジェク
ト機構7はフレーム4上の左側に配置されている。
【0008】そのため、スライダ3はB方向に摺動して
ホルダ2を記録媒体ロード位置から記録媒体アンロード
位置へ上昇させる。スライダ3がB方向に摺動すると、
ラッチレバー5に対する係止が解除される。これによ
り、ラッチレバー5はトーションバネ6のバネ力により
反時計方向に回動してディスクホルダ2内のディスクカ
ートリッジをイジェクト方向へ押し出す。
【0009】また、ディスクホルダ2の上面には、スラ
イダ3の動作を緩衝するダンパ機構8が設けられてい
る。このダンパ機構8は、一端がフレーム4に係合され
た状態でスライダ3に回動可能に支持されたダンパプレ
ート8aと、ダンパプレート8aの他端を回動付勢する
ダンパスプリング8bとからなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
記録媒体装着装置においては、オートイジェクト動作時
にイジェクトスライダ7bの立上部7cがスライダ3の
左側端部に設けられた立上部3aを力F1でB方向に押
圧すると共に、スライダ3の左側に設けられたダンパス
プリング8bのバネ力F3がダンパプレート8aを介し
てスライダ3の左側に対しB方向へ作用し、コイルバネ
3bのバネ力F4によりA方向に付勢されているので、
スライダ3に作用する力F1〜F4のバランスがずれて
スライダ3の左側に片寄ってしまい、スライダ3を時計
方向に回動させようとするモーメントが発生する。
【0011】その結果、スライダ3の両側面がフレーム
4の側壁に押し付けられて摺動抵抗が増大してしまいイ
ジェクト動作がスムーズに行えないがおそれがあった。
そこで、本発明は上記問題を解決した記録媒体装着装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、記録媒体が挿入される挿入口と、前記挿
入口から挿入される記録媒体を保持して、記録媒体ロー
ド位置と記録媒体アンロード位置とを移動可能に設けら
れたホルダと、前記記録媒体の挿入排出方向に移動可能
に設けられてなり、第1の位置に移動して前記ホルダを
記録媒体ロード位置に移動させ、第2の位置に移動して
前記ホルダを記録媒体アンロード位置に移動させるスラ
イダと、モータ駆動力により前記スライダを第2の位置
に移動させて前記ホルダを記録媒体アンロード方向に自
動的に移動させるオートイジェクト機構と、を備えてな
る記録媒体装着装置において、前記オートイジェクト機
構は、前記スライダが平面上において回動しようとする
力を打ち消すようにスライダ平面に平行であって前記記
録媒体の挿入排出方向に対して斜め方向の力でスライダ
を駆動して、前記スライダを第1の位置から第2の位置
へと移動させて、前記ホルダを記録媒体アンロード位置
へ移動させることを特徴とするものである。
【0013】従って、請求項1記載の発明によれば、オ
ートイジェクト機構がスライダが平面上において回動し
ようとする力を打ち消すようにスライダ平面に平行であ
って記録媒体の挿入排出方向に対して斜め方向の力でス
ライダを駆動して、スライダを第1の位置から第2の位
置へと移動させて、ホルダを記録媒体アンロード位置へ
移動させるため、オートイジェクト動作時にスライダを
回動させようとする力が働くことを防止でき、イジェク
ト動作をスムーズに行える。
【0014】また、上記請求項2記載の発明は、前記請
求項1記載の記録媒体装着装置であって、前記オートイ
ジェクト機構は、前記スライダ平面に平行であって前記
スライダの移動方向と直交する方向に対して所定角度傾
斜して延在するように前記スライダに形成された被駆動
部及び、該被駆動部を駆動して前記スライダを第1の位
置から第2の位置へと移動させる駆動部とからなること
を特徴とするものである。
【0015】従って、請求項2記載の発明によれば、オ
ートイジェクト機構がスライダ平面に平行であってスラ
イダの移動方向と直交する方向に対して所定角度傾斜し
て延在するようにスライダに形成された被駆動部及び、
被駆動部を駆動してスライダを第1の位置から第2の位
置へと移動させる駆動部とからなるため、オートイジェ
クト動作時にスライダを回動させようとする力が働くこ
とを防止でき、イジェクト動作をスムーズに行える。
【0016】また、上記請求項3記載の発明は、前記請
求項2記載の記録媒体装着装置であって、前記オートイ
ジェクト機構の駆動部は、前記スライダに形成された被
駆動部を駆動する偏心ピンを有し、回転して該偏心ピン
が前記スライダを第1の位置から第2の位置に移動させ
る回転体であることを特徴とするものである。
【0017】従って、請求項3記載の発明によれば、オ
ートイジェクト機構の駆動部がスライダに形成された被
駆動部を駆動する偏心ピンを有し、回転して偏心ピンが
スライダを第1の位置から第2の位置に移動させる回転
体であるため、スライダの移動方向と直交する方向に対
して所定角度傾斜して延在するようにスライダに形成さ
れた被駆動部を偏心ピンにより駆動してスムーズにイジ
ェクト動作させることができる。
【0018】また、上記請求項4記載の発明は、記録媒
体が挿入される挿入口と、前記挿入口から挿入される記
録媒体を保持して、記録媒体ロード位置と記録媒体アン
ロード位置とを移動可能に設けられたホルダと、前記記
録媒体の挿入排出方向に移動可能に設けられてなり、第
1の位置に移動して前記ホルダを記録媒体ロード位置に
移動させ、第2の位置に移動して前記ホルダを記録媒体
アンロード位置に移動させるスライダと、モータ駆動力
により前記スライダを第2の位置に移動させて前記ホル
ダを記録媒体アンロード方向に自動的に移動させるオー
トイジェクト機構と、を備えてなる記録媒体装着装置に
おいて、前記オートイジェクト機構は、前記スライダに
形成された被駆動部と、該被駆動部に当接する偏心ピン
と、該偏心ピンが前記スライダが平面上において回動し
ようとする力を打ち消すようにスライダ平面に平行であ
って前記記録媒体の挿入排出方向に対して斜め方向に
記被駆動部を押圧して前記スライダを前記第1の位置
前記第2の位置へ移動させる回転体と、該回転体を駆
動するモータと、を有することを特徴とするものであ
る。
【0019】従って、請求項4記載の発明によれば、オ
ートイジェクト機構が、スライダに形成された被駆動部
と、被駆動部に当接する偏心ピンと、偏心ピンがスライ
ダが平面上において回動しようとする力を打ち消すよう
にスライダ平面に平行であって記録媒体の挿入排出方向
に対して斜め方向に被駆動部を押圧して前記スライダを
第1の位置から第2の位置へ移動させる回転体と、回転
体を駆動するモータと、を有するため、従来からの構成
を利用してオートイジェクト動作時にスライダを回動さ
せようとする力が働くことを防止でき、イジェクト動作
をスムーズに行えると共に、部品点数を必要最小限とし
てコンパクトな構成とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明になる記録媒体装着
装置の一実施例が適用されたディスク装置のディスクカ
ートリッジ挿入前の状態を示す平面図である。また、図
2はディスクカートリッジ装着状態を示す平面図であ
る。
【0021】図1及び図2に示されるように、磁気ディ
スク装置10に組み込まれた記録媒体装着装置11は、
ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入されるディス
クホルダ12と、A,B方向に摺動してディスクホルダ
12を昇降させるスライダ14とがフレーム16上に取
り付けられている。スライダ14はフレーム16上を
A,B方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッ
ジの挿入操作によりA方向に摺動してホルダ12を記録
媒体アンロード位置から記録媒体ロード位置へ降下させ
る。
【0022】フレーム16の平面16a上に突出するよ
うにフレーム16の下方から、ディスク回転用のモータ
に駆動されるターンテーブル50と、ヘッドキャリッジ
18とが設けられている。また、フレーム16の下面側
には、制御回路を有する回路基板(図示せず)が取り付
けられている。また、フレーム16の平面16a上に
は、ヘッドキャリッジ18を駆動するヘッドキャリッジ
駆動部20と、スライダ14を係止するラッチ機構22
と、スライダ14をイジェクト方向(B方向)に駆動す
るオートイジェクト機構24と、磁気ヘッドによる書き
込み又は読み込みが行われないときはヘッドキャリッジ
18を移動不可状態にロックするヘッドキャリッジロッ
ク機構25とが設けられている。
【0023】このように、本実施の形態では、ヘッドキ
ャリッジ18の右側にヘッドキャリッジロック機構25
が設けられ、ヘッドキャリッジ18の左側にはオートイ
ジェクト機構24が配置されている。また、スライダ1
4の下面には、スライダ14の摺動動作を緩衝するダン
パ機構26と、ディスクホルダ12にディスクカートリ
ッジが間違った向きで挿入された場合、ディスクカート
リッジの挿入を阻止する誤挿入防止機構28とが設けら
れている。尚、ダンパ機構26は、従来のものと同様に
一端30aがフレーム16に係合した状態でスライダ1
4の軸29に回動可能に支持されたダンパプレート30
(図1中破線で示す)と、ダンパプレート30の他端を
回動付勢するダンパスプリング32とからなる。ダンパ
スプリング32は、一端32aがダンパプレート30の
掛止部30bに掛止され、他端32bがスライダ14の
掛止部14iに掛止される。
【0024】そして、ダンパ機構26は、スライダ14
がA方向側位置とB方向側位置との中間位置よりB方向
側に位置するときには、ダンパスプリング32のバネ力
がスライダ14をB方向に付勢しており、スライダ14
が前記中間位置よりA方向に位置するときはダンパスプ
リング32のバネ力がスライダ14をA方向に付勢する
ように動作する。
【0025】すなわち、スライダ14がB方向側の位置
からA方向側の位置へと移動するとき、ダンパ機構26
は、前半はスライダ14をB方向(スライダ14の移動
方向と逆の方向)に付勢し、後半はスライダ14をA方
向(スライダ14の移動方向と同一方向)に付勢する。
これにより、スライダ14の移動初期速度を遅くし、ス
ライダ14の移動最終速度を速くする。
【0026】スライダ14は、ラッチ機構22により係
止されており、ディスクカートリッジの挿入操作により
A方向に摺動してディスクホルダ12を記録媒体アンロ
ード位置から記録媒体ロード位置へ降下させる。ラッチ
機構22は、スライダ14を係止するラッチレバー44
と、ラッチレバー44を反時計方向に付勢するコイルバ
ネ48とからなる。
【0027】コイルバネ48は、一端がラッチレバー4
4に掛止され、他端がスライダ14に掛止されており、
ラッチレバー44を反時計方向に付勢すると共に、スラ
イダ14をA方向に付勢している。このように、ラッチ
レバー44を付勢するバネとスライダ14を付勢するバ
ネとを共通とすることにより部品点数を削減している。
【0028】ラッチレバー44は、従来のものと同様に
ディスクカートリッジのシャッタに係合する係合部44
aと、スライダ14の立上部14gに係止される係止部
44bを有する。そして、図1に示すディスク挿入前の
状態において、ディスクカートリッジがディスクホルダ
12に挿入される際は、図2に示されるように、時計方
向に回動しながら係合部44aがディスクカートリッジ
のシャッタを開く。そして、ラッチレバー44の立上部
14gは、ディスクカートリッジがディスクホルダ12
内に挿入完了した時点でスライダ14の立上部14gに
対する係止を解除する。
【0029】これにより、スライダ14は、右側端部に
掛止されたコイルバネ48のバネ力によりA方向に摺動
してディスクホルダ12を記録媒体ロード位置へ降下さ
せる。これで、ディスクホルダ12内に挿入されたディ
スクカートリッジの磁気ディスクは、記録媒体ロード位
置に装着されてターンテーブル50により回転駆動可能
にクランプされる。
【0030】また、図2に示すディスク装着状態におい
て、イジェクト釦88の操作によりイジェクト信号が入
力されると、上記のようにして装着された磁気ディスク
への書き込み、又は読み取りが終了した時点で、図1に
示されるようにオートイジェクト機構24が駆動されて
スライダ14をB方向に摺動させてディスクホルダ12
を記録媒体アンロード位置に上昇させると共に、ラッチ
レバー44に対する係止を解除する。
【0031】これにより、ラッチレバー44は、コイル
バネ48のバネ力で反時計方向に回動してディスクホル
ダ12内のディスクカートリッジをA方向にイジェクト
させる。そのため、オートイジェクト機構24では、磁
気ヘッドが書き込み又は読み取りを行っている途中でイ
ジェクト操作された場合でも、書き込み又は読み取りが
終了するまでディスクカートリッジのイジェクトが防止
される。
【0032】図3(A)(B)は本発明の要部を拡大し
て示す平面図、左側面図である。図3(A)(B)に示
されるように、オートイジェクト機構24は、スライダ
14の左側端部14fに形成された立上部52と、立上
部52に当接して駆動する偏心ピン54を有する回転体
56と、回転体56を回動させるモータ58とからな
る。
【0033】また、立上部52はディスクカートリッジ
の挿入・イジェクト方向(A,B方向)及びC,D方向
に対して斜め方向に延在している。そのため、後述する
ように回転体56の回動により偏心ピン54がスライダ
14の立上部52をイジェクト方向(B方向)に押圧す
る際、立上部52はB方向の力FaとC方向の力Fbと
が付与される。その結果、スライダ14には、反時計方
向に回動させようとする力が働き、ダンパ機構26のダ
ンパスプリング32のバネ力Fd、スライダ14をA方
向に付勢するコイルバネ48のバネ力Feの作用により
時計方向に回動させようとする力をキャンセルすること
ができる。
【0034】そのため、スライダ14は、フレーム16
の側壁に押し付けられることが防止され、摺動抵抗が軽
減される。よって、スライダ14は、スムーズにイジェ
クト方向(B方向)へ摺動することができる。また、ヘ
ッドキャリッジ18とオートイジェクト機構24との間
には、ヘッドキャリッジ18から引き出されたフレキシ
ブル配線板34が接続されるコネクタ36と、オートイ
ジェクト機構24から引き出されたフレキシブル配線板
38が接続されるコネクタ40とが取り付けられてい
る。
【0035】このコネクタ36と40は、A,B方向及
びC,D方向に対して斜めとなる向きに設けられている
ので、奥行き部分でのスペースを有効利用することがで
きる。また、フレキシブル配線板34と38とが逆方向
から互い違いとなるようにコネクタ36,40に接続さ
れるため、フレキシブル配線板34,38が互いに交差
することがなく、コンパクトに配線することができる。
【0036】図4は記録媒体装着装置の概略構成を示す
分解斜視図である。図4に示されるように、ディスクホ
ルダ12は、天板12aと、天板12aの両側からディ
スクカートリッジを抱え込むように折曲されたカートリ
ッジガイド部12b,12cとからなる。従って、天板
12aと両側のカートリッジガイド部12b,12cに
囲まれた空間がカートリッジ挿入部となる。
【0037】さらに、ディスクホルダ12の両側には、
スライダ14に係合する係合ピン12eが一対ずつ設け
られ、ディスクホルダ12の両側中央にはガイド部12
f,12gが突出している。このガイド部12f,12
gは、フレーム16の側壁16b,16cに設けられた
ガイド溝16d,16eに嵌合してディスクホルダ12
の昇降動作をガイドする。
【0038】スライダ14は、ディスクホルダ12の上
方で摺動可能に取り付けられており、J字状の平板14
aと、平板14aの両側より下方に折曲された側面14
b,14cと、側面14b,14cに設けられディスク
ホルダ12の係合ピン12eが嵌合する傾斜溝14d
と、フレーム16の両側面中央に突出する突部16fに
係合する係合孔14eとを有する。
【0039】また、フレーム16は平板16aの中央に
ターンテーブル50が取り付けられる取付孔16gが設
けられている。図5はヘッドキャリッジ機構の概略構成
を示す分解斜視図である。図5に示されるように、ヘッ
ドキャリッジ18は、先端上面に下側磁気ヘッド61を
支持するキャリッジ本体19と、先端下面に上側磁気ヘ
ッド62を支持するヘッドアーム60とを有する。
【0040】また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向
(A,B方向)に延在するガイドシャフト66,68に
ガイドされて移動可能に設けられている。ヘッドキャリ
ッジ18の左右側面には、ガイドシャフト66,68が
摺動可能に嵌合する軸受け部18a,18bが設けられ
ている。尚、軸受部18aは、メインのガイドシャフト
66が貫通する円形の孔からなり、ヘッドキャリッジ1
8の左右方向、高さ位置を規制するためのメインの軸受
けである。また、軸受部18bは、ガイドシャフト68
が嵌合するコ字状に形成された軸受けであるので移動方
向及び左右方向を規制せず、ヘッドキャリッジ18の高
さ位置のみを規制する。
【0041】ヘッドキャリッジ18は、後述するキャリ
ッジ移動機構のボイスコイルモータ64からの駆動力に
よりガイドシャフト66及びガイドシャフト68にガイ
ドされてA,B方向に移動する。これにより、ヘッドキ
ャリッジ18に支持された磁気ヘッド61,62は、デ
ィスクカートリッジ内に収納された磁気ディスク(図示
せず)の所望とするトラックに摺接させて磁気記録・再
生を行うことができる。
【0042】キャリッジ本体19のA,B方向に延在す
る腕部19aに上面にロアサスペンション70が取付板
72との間に挟持されて固定され、板バネからなるロア
サスペンション70にはロアブロック73を介して下側
磁気ヘッド61が取り付けられている。また、下側磁気
ヘッド61には、フレキシブル配線板34が半田付けさ
れる。
【0043】ヘッドアーム60は、キャリッジ本体19
の基部19bに板バネ74を介して固定され、板バネ7
4の端部が取付板76により基部19bに固定される。
そのため、ヘッドアーム60は、板バネ74による上下
方向に回動可能に支持されると共に、トーションバネ7
7により下方に回動付勢される。また、ヘッドアーム6
0の先端に取り付けられた上側磁気ヘッド62には、フ
レキシブル配線板34aが半田付けされる。このフレキ
シブル配線板34aは、キャリッジ本体19の後端でフ
レキシブル配線板34に接続されている。
【0044】また、キャリッジ本体19の基部19b
は、左右両側に凹部19c,19dを有し、凹部19
c,19dにはコイル78が取り付けられる。コイル7
8の内部空間には、センタヨーク80が挿通される。そ
して、センタヨーク80は、両端がサイドヨーク82の
両側部82a,82bに結合されてヘッドキャリッジ1
8の移動方向(A,B方向)に延在する向きに保持され
る。さらに、サイドヨーク82は、両側部82a,82
bの下面に板状のマグネット84が取り付けられる。
【0045】そのため、キャリッジ本体19のコイル7
8は、上部がセンタヨーク80とマグネット84との間
に介在するように組み込まれ、マグネット84の磁力に
対する電磁的な反発力によってA,B方向への駆動力が
付与される。従って、上記コイル78と、センタヨーク
80と、サイドヨーク82と、マグネット84とにより
ボイスコイルモータ64が構成されている。
【0046】図6は磁気ディスク装置の正面図である。
図6に示されるように、フレーム14の前側端部には、
ディスク挿入口86を有する前面ベゼル87が取り付け
られている。また、前面ベゼル87の下部右側には、イ
ジェクト釦88が設けられている。イジェクト釦88
は、前面ベゼル87の内側に配されたイジェクトスイッ
チ(図示せず)を押圧してイジェクト信号を出力させる
ように取り付けられている。
【0047】また、前面ベゼル87の裏側には、ディス
ク挿入口86を内側から閉塞するフラップ89が開閉方
向に回動可能に設けられている。さらに、ディスク挿入
口86の上側に配された小孔90は、オートイジェクト
機構24が故障した場合、外部からロッドを挿入してス
ライダ14の前端に設けられた立上部14jをB方向に
押圧してイジェクト動作させるためのものである。
【0048】図7はディスクホルダ12とスライダ14
とが組み合わされたディスク挿入・イジェクト状態を示
す側面図である。図7に示されるように、スライダ14
の傾斜溝14dには、ディスクホルダ12の係合ピン1
2eが嵌合しているため、スライダ14の摺動動作によ
り係合ピン12eが傾斜溝14dに沿って駆動される。
そのため、スライダ14がディスクカートリッジの挿入
操作によりカートリッジ装着位置(第1の位置)からB
方向に摺動してカートリッジ挿入・イジェクト位置(第
2の位置)に至ると、ディスクホルダ12は記録媒体ア
ンロード位置に上昇する。
【0049】また、スライダ14がイジェクト操作によ
りカートリッジ挿入・イジェクト位置(第2の位置)か
らA方向に摺動してカートリッジ装着位置(第1の位
置)に至ると、ディスクホルダ12は記録媒体ロード位
置に降下する。従って、ディスクホルダ12とスライダ
14とにより記録媒体移送機構が構成されている。ここ
で、本発明の要部を構成するオートイジェクト機構24
の動作について説明する。
【0050】図8はディスクカートリッジ挿入前のオー
トイジェクト機構24の動作状態を拡大して示す平面図
である。また、図9はディスクカートリッジ挿入時の動
作状態を拡大して示す平面図である。また、図10はイ
ジェクト時の動作状態を拡大して示す平面図である。ま
た、図11はラッチ解除設定位置の動作状態を拡大して
示す平面図である。また、図12はスライダ14が最奥
位置へ移動した状態を拡大して示す平面図である。
【0051】図8に示されるように、ディスクカートリ
ッジ挿入前のオートイジェクト機構24は、スライダ1
4がB方向に摺動しているので、スライダ14の左側端
部14fに形成された立上部52が偏心ピン54よりB
方向にほぼ回転体56の直径寸法分だけ離間した待機位
置にある。偏心ピン54の待機位置は、後述するように
オートイジェクト機構24によるスライダ14の移動ス
トロークを増大させる目的で回転体56の回転中心を通
るA,B方向仮想線よりもD方向側に設定されている。
【0052】立上部52は、スライダ14の摺動方向
(A,B方向)と直交するC,D方向に対して所定角度
θだけ斜め方向に延在するように形成されている。次
に、ディスクカートリッジ挿入時は、前述したようにデ
ィスクホルダ12へのディスクカートリッジの挿入操作
によりラッチレバー44が時計方向に回動し、ディスク
カートリッジの挿入が完了すると共にスライダ14の掛
止が解除されてスライダ14がB方向に摺動する。その
ため、図9に示されるように、スライダ14の左側端部
に設けられた立上部52がオートイジェクト機構24の
偏心ピン54に接近する。この状態では、偏心ピン54
は立上部52に当接しておらず、隙間Aを介して離間し
ている。
【0053】よって、ディスクカートリッジがディスク
ホルダ12へ挿入されてもスライダ14の立上部52が
偏心ピン54に衝突しないようになっている。次に、デ
ィスクホルダ12と共に装着位置に装着されたディスク
カートリッジをイジェクトする場合の動作について説明
する。ディスクカートリッジに収容された磁気ディスク
への書き込み又は読み込みが終了した状態でイジェクト
釦88が押下されると、図10に示されるように、制御
回路(図示せず)からの制御信号によりオートイジェク
ト機構24のモータ58が回転駆動されて偏心ピン54
を有する回転体56が時計方向に回転駆動される。これ
により、偏心ピン54は回転体56の回動と共に立上部
52に当接する位置へ回動する。
【0054】立上部52が摺動方向(A,B方向)と直
交するC,D方向に対して角度θ斜め方向に形成されて
いる。そのため、偏心ピン54は、スライダ14の摺動
方向(A,B方向)に対して立上部52と直交する左斜
め方向に力Fで立上部52を押圧することになる。その
結果、立上部52にはB方向への押圧力FyとC方向へ
の押圧力Fxとが作用する。そのため、スライダ14
は、押圧力Fxにより時計方向へ回動させようとするモ
ーメントをキャンセルするようにC方向への押圧力Fx
が作用するため、B方向への押圧力Fyによりイジェク
ト方向に摺動する。
【0055】このスライダ14のイジェクト方向への摺
動動作に連動してディスクホルダ12は、記録媒体ロー
ド位置から記録媒体アンロード位置へ上昇する。さら
に、回転体56が時計方向に回動すると、図11に示さ
れるように、スライダ14がラッチレバー44に対する
掛止を解除するラッチ解除位置に至る。そのため、ラッ
チレバー44がコイルバネ48のバネ力により反時計方
向に回動してディスクホルダ12内のディスクカートリ
ッジをイジェクト方向(A方向)へ押し出す。
【0056】さらに、このラッチ解除状態では、偏心ピ
ン54は、B方向及びD方向に移動しながら立上部52
を押圧することになる。このイジェクト動作状態では、
偏心ピン54は、スライダ14の摺動方向(A,B方
向)に対して左斜め方向に立上部52を押圧することに
なる。その結果、立上部52にはB方向への押圧力Fy
とC方向への押圧力Fxとが作用する。そのため、スラ
イダ14は、押圧力Fxにより時計方向へ回動させよう
とするモーメントをキャンセルするようにC方向への押
圧力Fxが作用するため、B方向への押圧力Fyにより
イジェクト方向に摺動する。
【0057】立上部52は、摺動方向(A,B方向)と
直交するC,D方向に対して角度θ斜め方向に延在形成
されているが、偏心ピン54が時計方向に回動してD方
向への押圧力Fxが小さくなっており、スライダ14を
反時計方向へ回動させようとする力が徐々に減少する。
しかしながら、スライダ14は、時計方向へ回動させよ
うとする力が小さく抑えられた状態でB方向へ押圧され
てイジェクト方向に摺動する。
【0058】さらに、回転体56が時計方向に回動する
と、図12に示されるように、上記ラッチ解除位置から
B方向に摺動する。この摺動距離Bはラッチ解除位置か
らのオーバストロークであり、スライダ14はラッチレ
バー44の掛止部44bにより立上部14gが掛止さ
れ、ディスクカートリッジ挿入前の状態に復帰する。ま
た、この時点では、立上部52に対する偏心ピン54の
押圧力Fは、略B方向に作用するが、偏心ピン54が時
計方向に回動するにつれて立上部52から離間する。こ
の後、偏心ピン54は、さらに時計方向に回動して前述
した図8に示す待機位置に戻る。
【0059】オートイジェクト機構24は、回転体56
の偏心ピン54によって動作させるように構成したの
で、オートイジェクト機構24の待機(停止)位置及び
移動方向を1つにすることができ、これにより、オート
イジェクト機構24の制御を容易にすることができた。
図13は偏心ピン54がスライダ14をイジェクト位置
へ移動させた状態を拡大して示す平面図である。また、
図14は偏心ピン54が待機位置に回動した状態を示す
平面図である。
【0060】図13において、立上部52が摺動方向
(A,B方向)と直交するC,D方向に対して角度θ斜
め方向に形成されているため、立上部52をC,D方向
に延在する向き(θ=0)とした場合よりもB方向への
ストロークが延長されている。すなわち、偏心ピン54
の回動中心O点からO点の延長線と立上部52との交点
Nまでの距離Kを比較すると、θ=0の場合の距離Ka
に対し、θ=30°の場合の距離Kbは、摺動方向(B
方向)へ距離Kcだけストロークが延長されている。
【0061】図14において、立上部52が摺動方向
(A,B方向)と直交するC,D方向に対して角度θ斜
め方向に形成されているため、立上部52をC,D方向
に延在する向き(θ=0)とした場合よりもA方向への
ストロークが延長されている。すなわち、偏心ピン54
の回動中心O点からO点の延長線と立上部52との交点
Mまでの距離Lを比較すると、θ=0の場合の距離La
に対し、θ=30°の場合の距離Lbは、摺動方向(A
方向)へ距離Lcだけストロークが延長されている。
【0062】このように、偏心ピン54が当接する立上
部52を斜め方向に延在形成することによりスライダ1
4の摺動方向(A,B方向)へのストロークを距離Kc
+距離Lcだけ延長することができる。そのため、スラ
イダ14の摺動可能なストロークを確保するには、回転
体56の直径を小径とすることができ、その分オートイ
ジェクト機構24のコンパクトな構成とすることができ
る。また、前述した隙間A,B(図9及び図12参照)
に余裕を持たせることができ、オートイジェクト機構2
4によるイジェクト動作の信頼性を高めることができ
る。
【0063】尚、上記実施例では、磁気ディスク装置を
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置あるいは
メモリカード等のカード状の記録媒体が装着される記録
再生装置等にも適用できるのは勿論である。また、上記
実施例では、スライダがディスクホルダの上方を摺動す
る構成を一例として説明したが、これに限らず、例えば
スライダがディスクホルダの下方を摺動する構成のもの
にも本発明を適用することができる。
【0064】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、オートイジェクト機構がスライダが平面上において
回動しようとする力を打ち消すようにスライダ平面に平
行であって記録媒体の挿入排出方向に対して斜め方向の
力でスライダを駆動して、スライダを第1の位置から第
2の位置へと移動させて、ホルダを記録媒体アンロード
位置へ移動させるため、オートイジェクト動作時にスラ
イダを回動させようとする力が働くことを防止でき、イ
ジェクト動作をスムーズに行える。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、オー
トイジェクト機構がスライダ平面に平行であってスライ
ダの移動方向と直交する方向に対して所定角度傾斜して
延在するようにスライダに形成された被駆動部及び、被
駆動部を駆動してスライダを第1の位置から第2の位置
へと移動させる駆動部とからなるため、オートイジェク
ト動作時にスライダを回動させようとする力が働くこと
を防止でき、イジェクト動作をスムーズに行える。
【0066】また、請求項3記載の発明によれば、オー
トイジェクト機構の駆動部がスライダに形成された被駆
動部を駆動する偏心ピンを有し、回転して偏心ピンがス
ライダを第1の位置から第2の位置に移動させる回転体
であるため、スライダの移動方向と直交する方向に対し
て所定角度傾斜して延在するようにスライダに形成され
た被駆動部を偏心ピンにより駆動してスムーズにイジェ
クト動作させることができる。
【0067】また、請求項4記載の発明によれば、オー
トイジェクト機構が、スライダに形成された被駆動部
と、被駆動部に当接する偏心ピンと、偏心ピンがスライ
ダが平面上において回動しようとする力を打ち消すよう
にスライダ平面に平行であって記録媒体の挿入排出方向
に対して斜め方向に被駆動部を押圧して前記スライダを
第1の位置から第2の位置へ移動させる回転体と、回転
体を駆動するモータと、を有するため、従来からの構成
を利用してオートイジェクト動作時にスライダを回動さ
せようとする力が働くことを防止でき、イジェクト動作
をスムーズに行えると共に、部品点数を必要最小限とし
てコンパクトな構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体装着装置の一実施例が適
用されたディスク装置のディスクカートリッジ挿入前の
状態を示す平面図である。
【図2】ディスクカートリッジ装着状態を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の要部を拡大して示す図である。
【図4】記録媒体装着装置の概略構成を示す分解斜視図
である。
【図5】ヘッドキャリッジ機構の概略構成を示す分解斜
視図である。
【図6】磁気ディスク装置の正面図である。
【図7】ディスクホルダ12とスライダ14とが組み合
わされたディスク挿入・イジェクト状態を示す側面図で
ある。
【図8】ディスクカートリッジ挿入前のオートイジェク
ト機構24の動作状態を拡大して示す平面図である。
【図9】ディスクカートリッジ挿入時の動作状態を拡大
して示す平面図である。
【図10】イジェクト時の動作状態を拡大して示す平面
図である。
【図11】ラッチ解除設定位置の動作状態を拡大して示
す平面図である。
【図12】スライダ14が最奥位置へ移動した状態を拡
大して示す平面図である。
【図13】偏心ピン54がスライダ14をイジェクト位
置へ移動させた状態を拡大して示す平面図である。
【図14】偏心ピン54が待機位置に回動した状態を示
す平面図である。
【図15】従来考えられていた記録媒体装着装置の一例
を示す平面図である。
【符号の説明】
10 磁気ディスク装置 11 記録媒体装着装置 12 ディスクホルダ 14 スライダ 16 フレーム 18 ヘッドキャリッジ 20 ヘッドキャリッジ駆動部 22 ラッチ機構 24 オートイジェクト機構 25 ヘッドキャリッジロック機構 26 ダンパ機構 28 誤挿入防止機構 30 ダンパプレート 32 ダンパスプリング 34,38 フレキシブル配線板 36,40 コネクタ 44 ラッチレバー 46 トーションバネ 52 立上部 54 偏心ピン 56 回転体 58 モータ 60 ヘッドアーム 61 下側磁気ヘッド 62 上側磁気ヘッド 64 ボイスコイルモータ 78 コイル 80 センタヨーク 82 サイドヨーク 84 マグネット 86 ディスク挿入口 87 前面ベゼル 88 イジェクト釦

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が挿入される挿入口と、 前記挿入口から挿入される記録媒体を保持して、記録媒
    体ロード位置と記録媒体アンロード位置とを移動可能に
    設けられたホルダと、 前記記録媒体の挿入排出方向に移動可能に設けられてな
    り、第1の位置に移動して前記ホルダを記録媒体ロード
    位置に移動させ、第2の位置に移動して前記ホルダを記
    録媒体アンロード位置に移動させるスライダと、 モータ駆動力により前記スライダを第2の位置に移動さ
    せて前記ホルダを記録媒体アンロード方向に自動的に移
    動させるオートイジェクト機構と、 を備えてなる記録媒体装着装置において、 前記オートイジェクト機構は、前記スライダが平面上に
    おいて回動しようとする力を打ち消すようにスライダ平
    面に平行であって前記記録媒体の挿入排出方向に対して
    斜め方向の力でスライダを駆動して、前記スライダを第
    1の位置から第2の位置へと移動させて、前記ホルダを
    記録媒体アンロード位置へ移動させることを特徴とする
    記録媒体装着装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記オートイジェクト機構は、前記スライダ平面に平行
    であって前記スライダの移動方向と直交する方向に対し
    て所定角度傾斜して延在するように前記スライダに形成
    された被駆動部及び、該被駆動部を駆動して前記スライ
    ダを第1の位置から第2の位置へと移動させる駆動部と
    からなることを特徴とする記録媒体装着装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記オートイジェクト機構の駆動部は、前記スライダに
    形成された被駆動部を駆動する偏心ピンを有し、回転し
    て該偏心ピンが前記スライダを第1の位置から第2の位
    置に移動させる回転体であることを特徴とする記録媒体
    装着装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体が挿入される挿入口と、 前記挿入口から挿入される記録媒体を保持して、記録媒
    体ロード位置と記録媒体アンロード位置とを移動可能に
    設けられたホルダと、 前記記録媒体の挿入排出方向に移動可能に設けられてな
    り、第1の位置に移動して前記ホルダを記録媒体ロード
    位置に移動させ、第2の位置に移動して前記ホルダを記
    録媒体アンロード位置に移動させるスライダと、 モータ駆動力により前記スライダを第2の位置に移動さ
    せて前記ホルダを記録媒体アンロード方向に自動的に移
    動させるオートイジェクト機構と、 を備えてなる記録媒体装着装置において、 前記オートイジェクト機構は、 前記スライダに形成された被駆動部と、 該被駆動部に当接する偏心ピンと、 該偏心ピンが前記スライダが平面上において回動しよう
    とする力を打ち消すようにスライダ平面に平行であって
    前記記録媒体の挿入排出方向に対して斜め方向に前記被
    駆動部を押圧して前記スライダを前記第1の位置から
    第2の位置へ移動させる回転体と、 該回転体を駆動するモータと、 を有することを特徴とする記録媒体装着装置。
JP30909898A 1998-10-29 1998-10-29 記録媒体装着装置 Expired - Fee Related JP3514140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30909898A JP3514140B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 記録媒体装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30909898A JP3514140B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 記録媒体装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000137938A JP2000137938A (ja) 2000-05-16
JP3514140B2 true JP3514140B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=17988872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30909898A Expired - Fee Related JP3514140B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 記録媒体装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3514140B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000137938A (ja) 2000-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890003208B1 (ko) 자기디스크의 구동장치
US5485330A (en) Device for loading and ejecting recording medium requiring pushing of recording medium for ejecting the medium
JPH11250543A (ja) 記録媒体記録再生装置
US4641212A (en) Apparatus for loading a magnetic disc and for controlling the driving thereof
US4964005A (en) Information recording/reproducing apparatus having swingate levers for opening and closing shutter of cartridge in response to insertion and ejection of cartridge
JPH04149875A (ja) 情報再生装置
JP3514140B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP2001216704A (ja) 薄型フロッピーディスクドライブ
JP3496539B2 (ja) ディスク装置
US6313968B1 (en) Recording medium recording and reproducing apparatus
JP3214419B2 (ja) 記録媒体記録再生装置
JP3427703B2 (ja) 記録媒体記録再生装置
JP2000137954A (ja) ディスク装置
JP2000137957A (ja) ディスク装置
JPH0621079Y2 (ja) 磁気ディスク装置
US5808831A (en) Disk driving apparatus with reduced site and thickness
US20010033443A1 (en) Large capacity disk drive
JPH1049883A (ja) ディスク駆動装置のピックアップ装置
US6239946B1 (en) Magnetic disk drive
US6243238B1 (en) Shock-resistant recording/reproducing device
JP2000260093A (ja) 記録媒体装着装置
JP4062836B2 (ja) フロッピーディスク・ドライブ
JP3733856B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP2867727B2 (ja) ディスクカセット装着装置
JP3651308B2 (ja) 記録媒体装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040106

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees