JP3513385B2 - コンバインの方向制御装置 - Google Patents

コンバインの方向制御装置

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JP3513385B2 JP04885698A JP4885698A JP3513385B2 JP 3513385 B2 JP3513385 B2 JP 3513385B2 JP 04885698 A JP04885698 A JP 04885698A JP 4885698 A JP4885698 A JP 4885698A JP 3513385 B2 JP3513385 B2 JP 3513385B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンバインの走行
方向を電気的又は機械的に制御するコンバインの方向制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来走行装置に支持された機体側に、該
機体の走行方向を操作する操向レバーと、前記走行方向
を微調節操作する微調節操作部と、走行方向を検知する
方向センサとを設け、上記走行装置側に機体の走行方向
を変更するように走行装置を動作させるアクチュエータ
を設け、少なくとも微調節操作部の操作及び方向センサ
の作動に基づいて上記アクチュエータを作動させる制御
装置を設けたコンバインが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記コンバイン
はオペレータが手動で機体の操向を操作する微調節操作
部と操向レバーの操作の優先順位を設定しなければ、操
作ミスやオペレータの勘違いにより機体の操向がオペレ
ータの予想外の動きをする場合があるという欠点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明のコンバインの方向制御装置は、走行装置1
に支持された機体2側に、該機体2の走行方向を操作す
る操向レバー8と、前記走行方向を微調節操作する微調
節操作部13と、走行方向を検知する方向センサ17と
を設け、上記走行装置1側に機体2の走行方向を変更す
るように走行装置1を動作させるアクチュエータを設
け、少なくとも微調節操作部13の操作及び方向センサ
17の作動に基づいて上記アクチュエータを作動させる
制御装置19を設けたコンバインにおいて、上記制御装
置19側に、操向レバー8の操作を微調節操作部13の
操作及び方向センサ17の作動より優先してアクチュエ
ータ側に反映させるとともに、微調節操作部13の操作
を方向センサ17の作動より優先してアクチュエータ側
に反映させる操作系自動選択装置31を設けたことを第
1の特徴としている。
【0005】また操作系自動選択装置31が、方向セン
サ17からの入力を方向センサ17の作動に応じた信号
として出力するセンサゲート回路43と、方向センサ1
7と微調節操作部13のいずれか一方の左操向又は右操
向の作動若しくは操作により左又は右方向に機体2の走
行方向が変更されるようにアクチュエータを作動させる
ための信号を出力する微調節ゲート回路44と、該微調
節ゲート回路44からの操向用の入力信号と微調節操作
部13側からの操向入力信号とが重複入力したときに微
調節操作部13側の操向入力信号を優先してアクチュエ
ータ側に操向信号として出力するとともに、前記微調節
ゲート回路44からの操向入力信号又は微調節操作部1
3側からの操向入力信号と操向レバー8の操作に伴う入
力信号とが重複入力したときに操向レバー8側からの入
力信号を優先してアクチュエータ側に反映させる操向ゲ
ート回路46とを設けたことを第2の特徴としている。
【0006】さらに方向センサ17の稼働状態を報知す
る報知装置(方向自動スイッチ)18を設け、上記方向
センサ17の稼働中に微調節操作部13又は操向レバー
8が操作されることにより報知装置18の作動を停止せ
しめるスイッチ装置55を報知装置18の駆動回路内に
設けたことを第3の特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の方向制御装置を搭
載した自脱型コンバインの斜視図であり、左右のクロー
ラ式の走行装置(クローラ走行装置)1に支持された機
体2の前方に刈取作業等を行う前処理部3が上下揺動自
在に設けられているとともに、該前処理部3の右後方に
運転席4が設けられており、さらに該運転席4の左側方
から機体2後方に至って脱穀部6が備えられている。
【0008】そして上記コンバインは従来同様左右のク
ローラ走行装置1の動作により機体2が走行せしめら
れ、前処理部3によって穀稈を刈り取り、該刈り取られ
た穀稈を脱穀部6に送り脱穀し、脱穀後の穀粒を濾過・
選別して脱穀部6の右側方に設けられているグレンタン
ク7に送る構造となっているが、従来同様トランスミッ
ション内には左右のクローラ走行装置1用のサイドクラ
ッチ(図示しない)が設けられており、機体2の走行方
向はこの左右のサイドクラッチを入切り作動せしめて左
右のクローラ走行装置1の動作を制御することで制御さ
れる。
【0009】つまり左側のクローラ走行装置1用のサイ
ドクラッチ(左サイドクラッチ)を切り作動させ、右側
のクローラ走行装置1用のサイドクラッチ(右サイドク
ラッチ)を入り作動させ、右側のクローラ走行装置1を
左側のクローラ走行装置1より高速駆動させることで機
体2の走行方向を左側に変更し、右サイドクラッチを切
り作動させ、左サイドクラッチを入り作動させ、左側の
クローラ走行装置1を右側のクローラ走行装置1より高
速駆動させることで機体2の走行方向を右側に変更す
る。
【0010】このとき図2に示されるように前述の運転
席4内には前後及び左右揺動自在に機体2の操向等を操
作する操向レバーであるマルチレバー8が設けられてお
り、該マルチレバー8は図3に示されるように左右に揺
動させることで、ワイヤやリンク等により構成された操
作機構9を介して機械的に上記左右のサイドクラッチを
操作して機体2の走行方向を変更せしめる(操向を操作
する)ことができるように構成されている。
【0011】なお上記マルチレバー8の基端部側には、
マルチレバー8を左に揺動せしめることでONされる左ス
イッチと右に揺動せしめることでONされる右スイッチと
により構成されるロータリスイッチ11が設けられてい
る。また上記各サイドクラッチにはサイドクラッチを入
切り作動せしめる電磁バルブが各サイドクラッチ毎に設
けられており、該各電磁バルブのソレノイドを電気的に
作動させることでも各サイドクラッチを入切り作動せし
めることができるように構成されている。つまり左右の
クローラ走行装置1にはクローラ走行装置1の動作を制
御するアクチュエータとして電磁バルブが設けられてい
る。
【0012】このとき図4に示されるように運転席4内
に設けられているアームレスト12には後述するように
手動で(オペレータの意志によって)各電磁バルブを操
作して機体2の操向(走行方向)を微調節操作する微調
節操作部である手動スイッチ13が設けられている。ま
た前述の前処理部3には図5,図6に示されるように刈
取作業中に株間に位置して分草するディバイダ14が前
処理部3より前方に突設されたディバイダフレーム16
に支持されて設けられているが、該ディバイダフレーム
16の内の中央のディバイダフレーム16には稈に当接
することで揺動するセンサアーム17a,17bが左右
に突設して設けられている。
【0013】そして左右のセンサアーム17a,17b
の揺動により、左右のセンサアーム17a,17bに連
結されている方向センサ(詳細は後述する)17を作動
させ、該方向センサ17により上記ソレノイド(電磁バ
ルブ)を作動させて、ディバイダ14(ディバイダフレ
ーム16)が常に株間に位置するように機体2の走行方
向を自動制御する方向自動制御が可能となるように構成
されている。このとき図2に示されるように運転席4側
に設けられた方向自動スイッチ18(点灯可能)をON
することで、後述するように方向センサの稼働状態を点
灯及び消灯により報知する報知装置である方向自動ラン
プとして方向自動スイッチ18自身が点灯し、上記方向
自動制御が行われるように構成されている。
【0014】なお上記ソレノイドは、上記ロータリスイ
ッチ11,方向センサ17,手動スイッチ13,方向自
動スイッチ18等が接続されて機体2側に設けられてい
る制御装置19(図7参照)により作動が制御されるよ
うに構成されており、次に該制御装置19及び方向セン
サ17の構造について図7に従って詳細に説明する。
【0015】方向センサ17は、上記右側のセンサアー
ム(右センサアーム)17bの穀稈への当接による揺動
により遮光されるフォトカプラ21と、該フォトカプラ
21内のフォトトランジスタのONによりONとなるス
イッチングトランジスタ22と、左側のセンサアーム
(左センサアーム)17aの穀稈への当接による揺動に
より遮光されるフォトカプラ23と、該フォトカプラ2
3内のフォトトランジスタのONによりONとなるスイ
ッチングトランジスタ24等を備えている。
【0016】そしてエミッタが接地されている両スイッ
チングトランジスタ2D4のうちスイッチングトランジ
スタ22のコレクタ側が方向センサ17の出力端子26
に、スイッチングトランジスタ24のコレクタ側が方向
センサ17の出力端子27にそれぞれ接続されて構成さ
れている。また方向センサ17内には安定化電源28が
備えられているとともに、該安定化電源28に方向セン
サ17の電源端子29から電源が供給される構造となっ
ている。
【0017】このとき電源端子29に電源が入力される
と安定化電源28を介して両フォトカプラ2B3の発光
ダイオードが発光するように構成されており、つまり方
向センサ17は電源がON(電源端子29に電源が供給
される)の状態においてはセンサアーム17a又は17
bが揺動することでスイッチングトランジスタ24又は
22がONからOFFに切り換えられて(フォトカプラ
23又は21が作動して)、出力端子26又は27が接
地される。また電源がOFFの場合も両スイッチングト
ランジスタ2D4がOFFとなり出力端子26,27が
接地される。
【0018】次に前述の制御装置19の構造について説
明する。該制御装置19は後述するようにマルチレバー
8の操作を手動スイッチ13の操作及び方向センサ17
の作動より優先して出力側に反映させるとともに、手動
スイッチ13の操作を方向センサ17の作動より優先し
て出力側に反映させる操作系自動選択装置31,前述の
左右の電磁バルブのソレノイド32,33を駆動するた
めの各ソレノイド32,33に対応したパワートランジ
スタ36,37前述の方向自動ランプ(方向自動スイッ
チ18)を駆動するためのパワートランジスタ38,安
定化電源39等を備えている。
【0019】このときパワートランジスタ36,37は
電界効果トランジスタ(FET)で構成されており、両
パワートランジスタ36,37はソースが接地され、ド
レインが制御装置19の第1電源端子47に接続されて
いるとともに、パワートランジスタ36のゲート(G
1)が操作系自動選択装置31の左側ソレノイド用の出
力(後述する)に、パワートランジスタ37のゲート
(G1)が操作系自動選択装置31の右側ソレノイド用
の出力(後述する)にそれぞれ接続されている。
【0020】そして制御装置19の左側ソレノイド用の
出力端子41にパワートランジスタ36のドレインが、
右側ソレノイド用の出力端子42にパワートランジスタ
37のドレインが、方向自動ランプ用の出力端子40に
上記パワートランジスタ38のコレクタがそれぞれ接続
されている。なおパワートランジスタ38はエミッタが
接地されており、ベースが操作系自動選択装置31の方
向自動ランプ用の出力(後述する)に接続されている。
【0021】次に上記操作系自動選択装置31の構造に
ついて説明する。該操作系自動選択装置31は、2つの
NAND回路よりなるセンサゲート回路43,同じく2
つの2つのNAND回路よりなる微調節ゲート回路4
4,3つのAND回路よりなる操向ゲート回路46の3
段のゲート回路より構成されている。
【0022】上記センサゲート回路43を構成する両N
AND回路A,Bは2つの入力と1つの出力を有するハ
ード又はソフトウエアからなる論理回路であり、両NA
ND回路A,Bの一方の入力に制御装置19の第2電源
端子48より電源が供給され論理回路の1(H)となる
+電圧が抵抗等を介して入力されており、一方のNAN
D回路Aの他方の入力が方向センサ17の出力端子26
と接続されるとともに第1電源端子47に接続された前
述の安定化電源39より電源が供給され論理回路の1
(H)となる+電圧が抵抗等を介して入力され、他方の
NAND回路Bの他方の入力が方向センサ17の出力端
子L27と接続されるとともに上記安定化電源39より
電源が供給され論理回路の1(H)となる+電圧が抵抗
等を介して入力された構造となっている。
【0023】つまり両NAND回路A,Bは電源が入力
された状態では、一方の入力が電源によりHに保持さ
れ、他方の入力がスイッチングトランジスタ22又は2
4のON,OFFによってH,Lが切り換えられるよう
に構成されている。具体的にはスイッチングトランジス
タ22がONとなるとNAND回路Aの片方の入力が接
地されL(0)となり、スイッチングトランジスタ24
がONとなるとNAND回路Bの片方の入力が接地され
L(0)となる。
【0024】すなわちセンサゲート回路43は、右セン
サアーム17bによってフォトカプラ21が遮光せしめ
られ作動する(スイッチングトランジスタ22がOFF
となる)ことにより、NAND回路Aの一方の入力がL
からHに変化し、NAND回路Aの出力がHからLに切
り換えられ、左センサアーム17aによってフォトカプ
ラ23が遮光せしめられ作動する(スイッチングトラン
ジスタ24がOFFとなる)ことにより、NAND回路
Bの一方の入力がLからHに変化し、NAND回路Bの
出力がHからLに切り換えられる構造となっている。
【0025】なお各NAND回路A,Bへの入力はバッ
ファ(BUFF)を介して行われるが、特にNAND回
路Bの一方の入力への+電圧及び方向センサ17の出力
端子27からの信号の供給は両フォトカプラ21,23
の作動のインチング等を防止する目的のためにタイマ4
9を介して入力されている。
【0026】一方微調節ゲート回路44を構成する両N
AND回路C,Dも2つの入力と1つの出力を有するハ
ード又はソフトウエアからなる論理回路であり、一方の
NAND回路Cにおける一方の入力にNAND回路Aの
出力が接続されていると共に他方の入力に1つの共通接
点Cと2つの切換接点L,Rを有する切換スイッチより
なる前述の手動スイッチ13の一方の接点Lが接続され
ており、また他方のNAND回路Dにおける一方の入力
にNAND回路Bの出力が接続されていると共に他方の
入力に前述の手動スイッチ13の他方の接点Rが接続さ
れている。
【0027】そして手動スイッチ13の共通接点Cが接
地されているとともに、両NAND回路C,Dの手動ス
イッチ13の接点L,Rが接続されている側の入力には
安定化電源39から論理回路の1(H)となる+電圧が
抵抗等を介して供給されている。
【0028】つまり手動スイッチ13の操作により接点
Cと接点Lを短絡させ接点Lを接地させることでNAN
D回路Cにおける手動スイッチ13が接続されている側
の入力はHからLに切り換えられ、接点Cと接点Rを短
絡させ接点Rを接地させることでNAND回路Dにおけ
る手動スイッチ13が接続されている側の入力がHから
Lに切り換えられる。
【0029】すなわち微調節ゲート回路44は、手動ス
イッチ13の操作により接点Lを接地させる、あるいは
右センサアーム17bによりフォトカプラ21を遮光せ
しめ作動させる(NAND回路Aの出力がLとなる)こ
とにより、NAND回路CからHが出力され、手動スイ
ッチ13の操作により接点Rを接地させる、あるいは左
センサアーム17aによりフォトカプラ23を遮光せし
め作動させる(NAND回路Bの出力がLとなる)こと
により、NAND回路DからHが出力される構造となっ
ている。
【0030】一方操向ゲート回路46を構成する3つの
AND回路はそれぞれ3つの入力と1つの出力を有する
ハード又はソフトウエアからなる論理回路であり、AN
D回路Eの入力にはNAND回路Cの出力,手動スイッ
チ13の接点R,前述のマルチレバー8のロータリスイ
ッチ11とが接続されており、またAND回路Fの入力
にはNAND回路Dの出力,手動スイッチ13の接点
L,マルチレバー8のロータリスイッチ11とが接続さ
れている。さらにAND回路Gの入力には手動スイッチ
13の接点L,R,マルチレバー8のロータリスイッチ
11が接続されている。
【0031】なお上記ロータリスイッチ11は、前述の
左スイッチ11aと右スイッチ11bとが並列に接続さ
れて一端が各AND回路E,F,Gの入力に接続されて
いるとともに他端が接地されている。また各AND回路
E,F,Gのロータリスイッチ11及び手動スイッチ1
3が接続された入力には安定化電源39から論理回路の
1(H)となる+電圧が抵抗等を介して供給されてい
る。
【0032】そして機体2の走行方向を変更又は微調節
操作(機体2を操向)すべく手動スイッチ13を接点L
又は接点Rが接地するように操作する、あるいはマルチ
レバー8を左右に揺動操作することにより、上記各AN
D回路E,F,Gの手動スイッチ13又はロータリスイ
ッチ11が接続された入力がHからLに切り換えられ
る。
【0033】すなわち操向ゲート回路46は、微調節ゲ
ート回路44のNAND回路CからHが出力されている
場合、手動スイッチ13における接点Rの接地操作及び
マルチレバー8の左右操作が行われないときに限ってA
ND回路EからHを出力し、微調節ゲート回路44のN
AND回路DからHが出力されている場合、手動スイッ
チ13における接点Lの接地操作及びマルチレバー8の
左右操作が行われないときに限ってAND回路FからH
を出力し、手動スイッチ13における左右接点L,Rの
接地操作及びマルチレバー8の左右操作が行われないと
きに限ってAND回路GからHを出力する構造となって
いる。
【0034】そしてAND回路Eの出力が操作系自動選
択装置31の左側ソレノイド用の出力としてパワートラ
ンジスタ36のゲートに、AND回路Fの出力が操作系
自動選択装置31の右側ソレノイド用の出力としてパワ
ートランジスタ37のゲートに、AND回路Gの出力が
操作系自動選択装置31の方向自動ランプ用の出力とし
てパワートランジスタ3のベースにそれぞれ接続されて
いる。
【0035】制御装置19は以上のように構成されてお
り、AND回路Eの出力がHとなることでパワートラン
ジスタ36が、AND回路Fの出力がHとなることでパ
ワートランジスタ37が、AND回路Gの出力がHとな
ることでパワートランジスタ3がそれぞれONとなり、
出力端子41,出力端子42,出力端子40に接続され
たアクチュエータの駆動(ON,OFF)を制御する構
造となっている。
【0036】そして本実施形態の場合、出力端子41に
一端が電源に接続された左側のクローラ走行装置1の駆
動を制御する左ソレノイド32の他端が、出力端子42
に一端が電源に接続された右側のクローラ走行装置1の
駆動を制御する右ソレノイド33の他端が、出力端子4
0に一端が方向自動スイッチ18を介して電源に接続さ
れた方向自動スイッチ18のランプ部分の他端が接続さ
れており、後述するように方向センサ17,手動スイッ
チ13,マルチレバー8の操作により左右ソレノイド3
2,33の駆動が制御され機体2の走行方向が変更され
ると共に、方向自動スイッチ18の点灯及び消灯が制御
される。
【0037】なおここで制御装置19及び方向センサ1
7への電源の供給構造について説明すると、制御装置1
9内の安定化電源39は前述のように第1電源端子47
に接続されており、第1電源端子47が直接電源(+)
に接続されているとともに、第2電源端子48が前述の
方向自動スイッチ18を介して電源(+)に接続されて
いる。また方向センサ17の電源端子29も方向自動ス
イッチ18を介して電源(+)に接続されている。
【0038】つまり制御装置19内の安定化電源39,
パワートランジスタ36,37及びセンサゲート回路4
3,微調節ゲート回路44には常時電源が供給される
が、方向センサ17及びセンサゲート回路42は方向自
動スイッチ18をONすることで電源が供給されて、作
動可能に立ち上がる(稼動する)ように構成されてい
る。
【0039】このとき方向センサ17の電源端子29と
接地端子ESは図5に示されるように着脱により配線の
断接が可能なカプラ51によって制御装置19の第2電
源端子48側と接地端子EU側に接続される構造となっ
ており、また方向センサ17の出力端子26と27も図
5に示されるように上記同様のカプラ52によって制御
装置19のNAND回路AとNAND回路Bの一方の入
力が接続された入力端子53,54に接続される構造と
なっている。
【0040】そして両カプラ51,52に接続された方
向センサ17からのケーブルは1つにまとめられて、方
向センサ17が取り付けられているディバイダフレーム
16内をとり回されて前処理部3の後方から取り出され
ている。つまり方向センサ17からの配線はディバイダ
フレーム16内を通されて確実に保護されている。
【0041】このとき方向センサ配線用のカプラがカプ
ラ51とカプラ52の2つに分割されているため、個々
のカプラが小型化され、カプラ51,52の着脱が容易
となるほか、カプラ51,52をディバイダフレーム1
6内に挿通せしめるための孔50等を小さくすることが
でき、上記孔50より土等がディバイダフレーム16内
に入り込む等の欠点が防止される。
【0042】制御装置19が上記のように構成されてい
るため、方向自動スイッチ18のON状態において、両セ
ンサアーム17a,17bが揺動しない状態(ディバイ
ダ14が両株間に位置した状態)では、フォトカプラ2
1及びフォトカプラ23がともに非作動(遮光されずフ
ォトトランジスタがON)であるためゲート回路1のN
AND回路A及びNAND回路BにLとHが入力されN
AND回路A及びNAND回路BからHが出力される。
そして手動スイッチ13及びマルチレバー8が未操作の
場合、ゲート回路2のNAND回路C及びNAND回路
Dの入力に共にHが入力され、NAND回路C及びNA
ND回路DからLが出力される。
【0043】これによりゲート回路3のAND回路E及
びAND回路Fの入力にH,H,LがAND回路Gのす
べての入力にHが入力され、AND回路E及びAND回
路FからLが、AND回路GからHが出力され、パワー
トランジスタ36及びパワートランジスタ37がOFF
に、パワートランジスタ38がONになり、方向自動スイ
ッチ18が点灯するが、いずれのソレノイド32,33
も作動せず、両サイドクラッチが入り作動し、機体2の
走行(方向)が継続される。
【0044】一方上記状態から右センサアーム17bの
揺動によりフォトカプラ21が作動する(遮光されフォ
トトランジスタがOFFとなる)と、ゲート回路1のN
AND回路Aの両入力にHが入力されるとともに、NA
ND回路BにはLとHが入力され、NAND回路Aから
Lが、NAND回路BからHが出力される。そして手動
スイッチ18及びマルチレバー8が未操作の場合、ゲー
ト回路2のNAND回路CにLとHが、NAND回路D
の両入力にHが入力され、NAND回路CからHが出力
されるとともに、NAND回路DからLが出力される。
【0045】これによりゲート回路3のAND回路E及
びAND回路Gのすべての入力にHが入力されるととも
にAND回路Fの入力にH,H,Lが入力され、AND
回路EからHが、AND回路FからLが、AND回路G
からHが出力され、パワートランジスタ37がOFF
に、パワートランジスタ36及びパワートランジスタ3
8がONになり、方向自動スイッチ18が点灯するととも
に左ソレノイド32が作動し、左サイドクラッチが切り
方向に作動し、機体2の走行方向が左方向に変更され
る。
【0046】また左センサアーム17aの揺動によりフ
ォトカプラ23が作動(遮光されフォトトランジスタが
OFF)した場合は、NAND回路AとNAND回路B
の作動、NAND回路CとNAND回路Dの作動、AN
D回路EとAND回路Fの作動が、前述のフォトカプラ
21が作動した場合の逆となり、パワートランジスタ3
6がOFFに、パワートランジスタ37及びパワートラ
ンジスタ38がONになり、方向自動スイッチ18が点灯
するとともに右ソレノイド33が作動し、右サイドクラ
ッチが切り方向に作動し、機体2の走行方向が右方向に
変更される。
【0047】以上のように方向自動スイッチ18がONで
あり、手動スイッチ13及びマルチレバー8が操作され
ていないときは、方向自動スイッチ18が継続的に点灯
し、方向センサ17(左右センサアーム17a,17
b)の作動により、ディバイダ14が株間に位置するよ
うに機体2の走行方向が自動制御(方向自動制御)され
る。
【0048】一方上記方向自動制御中に機体2の走行方
向を左側に変更すべく手動スイッチ13の左操向の操作
(接点Lを接地させる)を行うと、NAND回路Cの一
方の入力にLが入力されるため、フォトカプラ21の作
動に無関係にNAND回路CからHが出力されるととも
に、AND回路F及びAND回路Gの入力にフォトカプ
ラL23の作動に無関係に少なくとも1つのLが入力さ
れ、右ソレノイド33が非作動,左ソレノイド32が作
動状態となり、方向自動スイッチ18が消灯すると共
に、機体2の走行方向が左方向に変更される。
【0049】また方向自動制御中に機体2の走行方向を
右側に変更すべく手動スイッチ13の右操向の操作(接
点Rを接地させる)を行うと、NAND回路Dの一方の
入力にLが入力されるため、フォトカプラ23の作動に
無関係にNAND回路DからHが出力されるとともに、
フォトカプラ21の作動に無関係にAND回路E及びA
ND回路Gの入力に少なくとも1つのLが入力され、左
ソレノイド32が非作動,右ソレノイド33が作動状態
となり、方向自動スイッチ18が消灯すると共に、機体
2の走行方向が右方向に変更される。
【0050】さらに上記方向自動制御中に機体2の走行
方向を左側に変更すべくマルチレバー8を左に揺動させ
る(左操向操作する)と、ロータリスイッチ11(左ス
イッチ11a)が接地され、方向センサ17及び手動ス
イッチ13の作動に無関係にAND回路E,AND回路
F,AND回路Gのそれぞれの入力に少なくとも1つL
が入力され、AND回路E,AND回路F,AND回路
GからLが出力され、両ソレノイド32,33が非作動
状態となり、方向自動スイッチ18が消灯し、前述のよ
うに左サイドクラッチが機械的に(操作機構9を介し
て)切り作動させられ、機体2の走行方向が左方向に変
更される。
【0051】なおマルチレバー8の右操向操作(右に揺
動)を行う場合も、ロータリスイッチ11(右スイッチ
11a)が接地されるため、上記同様方向センサ17及
び手動スイッチ13の作動に無関係にAND回路E,A
ND回路F,AND回路Gのそれぞれの入力に少なくと
も1つLが入力され、AND回路E,AND回路F,A
ND回路GからLが出力され、両ソレノイド32,33
が非作動状態となり、方向自動スイッチ18が消灯し、
前述のように右サイドクラッチが機械的に(操作機構9
を介して)切り作動させられ、機体2の走行方向が右方
向に変更される。
【0052】また方向自動スイッチ18のOFF状態に
おいては、方向自動スイッチ18のランプ部分に電源が
供給されず、方向自動スイッチ18が消灯する他、方向
センサ17側とゲート回路1(NAND回路A及びNA
ND回路Bの一方の入力)側に電源が供給されないた
め、NAND回路A及びNAND回路Bの一方の入力が
抵抗を介して接地され、両NAND回路A,Bに常に少
なくとも1つLが入力され、方向センサ17の作動に無
関係にNAND回路A及びNAND回路Bから常にHが
出力される。
【0053】すなわち制御装置19における方向センサ
17の制御部分であるセンサゲート回路43と方向セン
サ17の作動が停止し、方向センサ17の出力端子2
6,27の接地が開放され、NAND回路A及びNAN
D回路Bの方向センサ17の出力端子26,27が接続
されている入力に常にHが入力される。
【0054】これにより手動スイッチ13及びマルチレ
バー8が未操作の場合、ゲート回路2のNAND回路C
及びNAND回路Dの入力に共にHが入力され、NAN
D回路C及びNAND回路DからLが出力され、ゲート
回路3のAND回路E及びAND回路Fの入力にH,
H,LがAND回路Gのすべての入力にHが入力され、
パワートランジスタ36及びパワートランジスタ37が
OFFに、パワートランジスタ38がONになり、いずれ
のソレノイド32,33も作動せず、両サイドクラッチ
が入り作動し、機体2の走行(方向)が継続される。
【0055】そして上記状態から機体2の走行方向を左
側に変更すべく手動スイッチ13の左操向の操作を行
い、接点Lを接地させると、NAND回路Cの一方の入
力にLが入力されるため、NAND回路CからHが出力
されるとともに、AND回路F及びAND回路Gの入力
に少なくとも1つのLが入力され、右ソレノイド33が
非作動状態になると共に、左ソレノイド32が作動状態
となり、機体2の走行方向が左方向に変更される。
【0056】また機体2の走行方向を右側に変更すべく
手動スイッチ13の右操向の操作を行い、接点Rを接地
させると、NAND回路Dの一方の入力にLが入力され
るため、NAND回路DからHが出力されるとともに、
AND回路E及びAND回路Gの入力に少なくとも1つ
のLが入力され、左ソレノイド32が非作動状態となる
と共に、右ソレノイド32が作動状態となり、機体2の
走行方向が右方向に変更される。
【0057】さらに上記状態(方向自動スイッチがOF
Fの状態)において機体2の走行方向を左側に変更すべ
くマルチレバー8の左操向の操作(左に揺動)を行う
と、ロータリスイッチ11(左スイッチ11a)が接地
され、手動スイッチ13の作動に無関係にAND回路
E,AND回路F,AND回路Gのそれぞれの入力に少
なくとも1つLが入力され、AND回路E,AND回路
F,AND回路GからLが出力され、両ソレノイド3
2,33が非作動状態となり、左サイドクラッチが機械
的に切り作動させられ、機体2の走行方向が左方向に変
更される。
【0058】なおマルチレバー8の右操向の操作(右に
揺動)を行う場合も、ロータリスイッチ11(右スイッ
チ11b)が接地されるため、上記同様手動スイッチ1
3の作動に無関係にAND回路E,AND回路F,AN
D回路Gのそれぞれの入力に少なくとも1つLが入力さ
れ、AND回路E,AND回路F,AND回路GからL
が出力され、両ソレノイド32,33が非作動状態とな
り、右サイドクラッチが機械的に切り作動させられ、機
体2の走行方向が右方向に変更される。
【0059】つまり操作系自動選択装置31により方向
センサ17の作動より手動スイッチ13の操作(作動)
が優先して作用して機体2の走行方向が変更され、また
方向センサ17の作動及び手動スイッチ13の操作(作
動)よりマルチレバー8の操作が優先して機体2の走行
方向が変更され、方向センサ17により方向自動制御が
行われているとき以外は、方向自動スイッチ18のラン
プ側の回路内に設けられた、AND回路G,パワートラ
ンジスタ38等による手動スイッチ13及びマルチレバ
ー8の操作に対応するスイッチ装置55によって方向自
動スイッチ18が確実に消灯される。
【0060】このため上記のように方向自動制御が備え
られた本実施形態のコンバインは、方向自動制御中であ
っても手動スイッチ13及びマルチレバー8による手動
の機体2の操向操作(手動操作系)が優先され、容易に
オペレータが機体2の走行を任意に操向する事ができ、
また手動操作系においても手動スイッチ13の操向操作
よりマルチレバー8の操向操作が優先されるためオペレ
ータの操作ミスや勘違いにより、手動スイッチ13とマ
ルチレバー8とを互いに逆方向に機体2の走行方向を変
更するように操作した場合でもマルチレバー8の操向操
作により機体2が走行するため、機体操向のハンチング
現象等の誤動作が防止され、機体2の操向フィーリング
が向上する。
【0061】特に機体2の作動状態(エンジンが始動さ
れており、第1電源端子47及び方向自動スイッチ1
8,両ソレノイド32,33の一端側に電源が供給され
ている状態)においては、方向自動スイッチ18が切り
(OFF)の時でも、安定化電源39により手動スイッ
チ13及びマルチレバー8のロータリスイッチ11の作
動を制御する微調節ゲート回路44及び操向ゲート回路
46は作動する構造となっており、方向自動制御が行わ
れていないときでも手動スイッチ13により機体2の操
向を微調節することができると共に、手動スイッチ13
の操作より操向レバー8の操作が優先されて機体2の操
向が行われる。
【0062】このため上記同様に機体操向の誤動作等が
無く、また方向自動制御のON,OFFを意識すること
なく容易に手動操作系によって機体2の操向を行うこと
ができる。つまり方向自動スイッチ18のON,OFF
以外の煩雑な操作等を行うことなく、方向自動スイッチ
18のON,OFFにかかわらず手動スイッチ13によ
る機体2の操向(微調節)を容易に行うことができる。
【0063】一方前述のように制御装置19における方
向センサ17の制御部分であるセンサゲート回路43と
方向センサ17には方向自動スイッチ18を経由した同
一経路で電源が入力されているため、方向自動スイッチ
18のON,OFFで方向センサ17とセンサゲート回
路43の作動状態が同時に変化し、方向センサ17が稼
働状態の時のみ方向センサ17によるアクチュエータ
(ソレノイド)の制御(方向自動制御)が行われる。こ
れにより方向センサ17による自動制御の誤動作が防止
されるとともに、この誤動作防止用の機構(回路)が比
較的シンプルに構成される。
【0064】さらに手動スイッチ13又はマルチレバー
8の操作により方向自動スイッチ18が消灯せしめられ
るため、オペレータが機体2の操向を手動で行っている
(方向センサ17の作動により制御されていない)こと
を容易に確認することができる他、手動スイッチ13や
マルチレバー8の操作により方向自動スイッチ18が消
灯すると共に左右のソレノイド32,33が上記手動操
作系の操作に応じて作動するため、手動操作系の作動チ
ェックを工場等の騒音下においても方向自動スイッチ1
8の点灯及び消灯により容易に行うことができ、分解・
組立・調節時のメンテナンス等を容易に行うことができ
る。
【0065】なお前述のように方向センサ17と制御装
置19側との間の出力の配線と電源の配線をカプラ5
1,52によってそれぞれ独立して(個別に)断接させ
ることができるため、電源配線のみを接続した状態で方
向センサ17の出力チェックをカプラ51側で行うこと
ができ、方向センサ17が本実施形態のようにフォトカ
プラ21,23等の電子回路を使用したもので作動に電
源が必要なセンサを使用したものであっても、方向セン
サ17の作動チェック等を容易に行うことができる。
【0066】また方向センサ17と制御装置19側との
間の配線において電源側の配線を切断し、出力側の配線
のみを接続した場合には、方向センサ17の両出力は接
地される(フォトカプラ21,23が遮光された状態と
同じ状態となる)ため、制御装置19側の作動チェック
をより容易に行うこともできる。つまり方向センサ17
と制御装置19側との出力配線と電源配線を独立して断
接することで方向センサ17及び制御装置19の作動チ
ェック等を容易に行うことができ、トラブルの切り分け
作業等が容易になる。そして上記制御装置19の作動チ
ェック等には前述の方向自動スイッチ18の点灯及び消
灯によるチェックを利用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、方向センサの作動により機体の走行方向が変更
されている際、逆方向に機体の走行方向を変更させるよ
うに微調節操作部又は操向レバーが操作されると、微調
節操作部又は操向レバーの操作が優先されて機体が走行
し、微調節操作部と操向レバーとを互いに逆方向に機体
の走行方向を変更するように操作した場合に操向レバー
の操作が優先されて機体が走行するため、機体操向のハ
ンチング現象等の誤動作が防止され、機体の操向フィー
リングが向上するという効果がある。
【0068】また微調節操作部又は操向レバーの操作に
より報知装置の作動が停止せしめられるため、オペレー
タが機体の操向を手動で行っている(方向センサの作動
により制御されていない)ことを容易に確認することが
できるほか、微調節操作部や操向レバーの作動を報知装
置により容易にチェックすることができるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの斜視図である。
【図2】運転席部分の平面図である。
【図3】マルチレバーの基端部部分の要部斜視図であ
る。
【図4】手動スイッチ部分を示した運転席の平面図であ
る。
【図5】ディバイダフレーム部分の要部平面図である。
【図6】ディバイダ部分の要部側面図である。
【図7】制御装置周辺の配線図である。
【符号の説明】
1 クローラ走行装置(走行装置) 2 機体 8 マルチレバー(操向レバー) 13 手動スイッチ(微調節操作部) 17 方向センサ 18 方向自動スイッチ(報知装置) 19 制御装置 31 操作系自動選択装置 43 センサゲート回路 44 微調節ゲート回路 46 操向ゲート回路 スイッチ装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(1)に支持された機体(2)
    側に、該機体(2)の走行方向を操作する操向レバー
    (8)と、前記走行方向を微調節操作する微調節操作部
    (13)と、走行方向を検知する方向センサ(17)と
    を設け、上記走行装置(1)側に機体(2)の走行方向
    を変更するように走行装置(1)を動作させるアクチュ
    エータを設け、少なくとも微調節操作部(13)の操作
    及び方向センサ(17)の作動に基づいて上記アクチュ
    エータを作動させる制御装置(19)を設けたコンバイ
    ンにおいて、上記制御装置(19)側に、操向レバー
    (8)の操作を微調節操作部(13)の操作及び方向セ
    ンサ(17)の作動より優先してアクチュエータ側に反
    映させるとともに、微調節操作部(13)の操作を方向
    センサ(17)の作動より優先してアクチュエータ側に
    反映させる操作系自動選択装置(31)を設けたコンバ
    インの方向制御装置。
  2. 【請求項2】 上記操作系自動選択装置(31)が、方
    向センサ(17)からの入力を方向センサ(17)の作
    動に応じた信号として出力するセンサゲート回路(4
    3)と、方向センサ(17)と微調節操作部(13)の
    いずれか一方の左操向又は右操向の作動若しくは操作に
    より左又は右方向に機体(2)の走行方向が変更される
    ようにアクチュエータを作動させるための信号を出力す
    る微調節ゲート回路(44)と、該微調節ゲート回路
    (44)からの操向用の入力信号と微調節操作部(1
    3)側からの操向入力信号とが重複入力したときに微調
    節操作部(13)側の操向入力信号を優先してアクチュ
    エータ側に操向信号として出力するとともに、前記微調
    節ゲート回路(44)からの操向入力信号又は微調節操
    作部(13)側からの操向入力信号と操向レバー(8)
    の操作に伴う入力信号とが重複入力したときに操向レバ
    ー(8)側からの入力信号を優先してアクチュエータ側
    に反映させる操向ゲート回路(46)とを設けた請求項
    1のコンバインの方向制御装置。
  3. 【請求項3】 方向センサ(17)の稼働状態を報知す
    る報知装置(18)を設け、上記方向センサ(17)の
    稼働中に微調節操作部(13)又は操向レバー(8)が
    操作されることにより報知装置(18)の作動を停止せ
    しめるスイッチ装置(55)を報知装置(18)の駆動
    回路内に設けた請求項1又は2のコンバインの方向制御
    装置。
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