JP3512855B2 - カード式二輪車係留装置 - Google Patents

カード式二輪車係留装置

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JP3512855B2 JP12461894A JP12461894A JP3512855B2 JP 3512855 B2 JP3512855 B2 JP 3512855B2 JP 12461894 A JP12461894 A JP 12461894A JP 12461894 A JP12461894 A JP 12461894A JP 3512855 B2 JP3512855 B2 JP 3512855B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、係留具の施錠と解錠
によって二輪車の預け入れと取り出しとを可能にする係
留装置に関し、特に、利用者カードの使用によって上記
の処理を実現するカード式二輪車係留装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自転車やバイクなどの二輪車を有料で駐
輪させる有料駐輪場では、係留チェーンなどの係留具を
施錠または解錠する係留装置が必要となるが、例えば機
械式のものとして実開昭59−40985号の係留装置
が提案されており、また電気式のものとして実開昭3−
69587号の係留装置が提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
係留装置では、利用するたびに小銭を用意する必要があ
るので不便であり、特に、月極契約者にとっては非常に
煩雑であった。また、各係留装置に投入された現金は係
員が回収して回る必要があるが、駐輪場の規模が大きく
なった場合には、現金の回収業務に多大の時間と労力と
を要するという問題点もあった。さらに、毎回、現金を
扱う関係から、変形硬貨の投入などのトラブル発生に対
処するため、駐輪場を無人化したり24時間稼働したり
することができないという問題点もあった。また、契約
者以外が不正に駐輪する恐れもあり、かかる場合に有効
に対処できないという問題点もあった。この発明は、こ
れらの問題点に着目してなされたものであって、現金を
一々投入しなくても操作できる二輪車係留装置を提供す
ること、そして、無人化しても24時間円滑に機能し得
る駐輪場を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、この発明に係るカード式二輪車係留装置は、本装置
の利用可能回数が記録されている利用者カードを用い
て、二輪車の預け入れ処理とその後の取り出し処理とを
実現すると共に、駐輪場に複数個取り付けられる二輪車
係留装置であって、(1)係留具の施錠と解錠とによっ
て、二輪車の預け入れと取り出しとを可能にする係留機
構と、(2)利用者カードが投入された場合、その利用者
カードとの間で必要なデータの授受を行うカード処理部
と、(3)前記係留機構とカード処理部を適宜に制御する
ことによって、二輪車の預け入れ処理とその後の取り出
し処理とを実現させる制御手段とを備え、前記制御手段
は、二輪車の預け入れ時に利用者カードの投入を受け、
これに記録されている使用可能回数を前記カード処理部
によって読み取り、これがゼロでない場合には、前記係
留具の施錠を可能にすると共に、前記係留具を特定する
特定データを当該利用者カードに記録する二輪車預け入
れ手段と、二輪車の取り出し時に利用者カードの投入を
受け、これに記録されている前記特定データを読み出
し、これが解錠しようとしている係留具に対応したデー
タである場合には、前記係留機構を動作させて係留具を
解錠させると共に、前記利用者カードの使用可能回数を
一つ減じて記録し直す二輪車取り出し手段とを備えてい
ることを特徴とする。ここで、係留具は、特に限定され
るものではないが、例えば、係留チェーンやロック棒な
どが該当する。また、利用者カードも限定されるもので
はないが、無接点式のICカードが望ましい。 【0005】 【作用】係留具が解錠されている状態において、利用者
が利用カードを投入したとする。すると、カード処理部
によって当該利用者カードのデータが読み出され、制御
手段は、そのデータに基づいて係留機構を適宜に制御す
る。その為、利用者は、二輪車に回した係留具を施錠す
ることによって二輪車の預け入れ処理を実現させること
ができる。係留具の施錠時に利用カードが投入された場
合も同様であって、制御手段は、カード処理部と係留機
構を適宜に制御することにより、係留具を解錠させ、利
用者カードの利用可能回数を減じて再記録させて二輪車
の取り出し処理を実現させることができる。 【0006】 【実施例】以下、実施例に基づいて、この発明を更に詳
細に説明する。 〔二輪車係留装置の構成〕図1は、この発明の一実施例
であるカード式二輪車係留装置について、その正面図を
示したものであり、図2は、この二輪車係留装置の取り
付け状態を図示したものである。図1に示す通り、外観
上、このカード式二輪車係留装置1は、基端部が装置本
体に固着される係留チェーン2-1,2-2と、掛けリング
-1,3-2を介して係留チェーン2の先端部に連結され
るロック棒4-1,4-2と、ロック棒4が投入される差込
口5-1,5-2と、掛けリング3を引っ掛けることにより
非係留時のロック棒4を保持する吊金部6-1,6-2と、
利用者カードが投入されるカード受入口7と、利用者カ
ードの残り使用回数を表示する残回数表示部8と、二輪
車が係留中であることを示す駐車表示部9-1,9-2と、
この装置が使用可能であることを示す使用可能表示部1
0などで構成されている。ここで、ロック棒4は、先端
に向けてテーパ状に形成された頭部4aと、頭部4aに
連接される細径のネック部4bと、円筒状の本体である
基体部4cとで構成されている。 【0007】この二輪車係留装置1は、係留チェーン
2、掛けリング3、ロック棒4、差込口5、吊金部6、
及び駐車表示部9が、それぞれ左右一対(添字-2と添字
-1)設けられており、同時に2台の二輪車を係留できる
ようになっている。そして、複数個の二輪車係留装置1
が、取付梁11に連続的に取り付けられて駐輪場が形成
されており、例えば、自転車のハンドル12aやタイヤ
12bに係留チェーン2が巻着されて係留動作が行われ
る(図2参照)。なお、各係留装置1には、各差込口5
-1,5-2に近接して番号札5a-1,5a-2が貼着されて
おり、そこに記載された数字(1,2,……,n)が各
差込口を特定する差込口番号となる。 【0008】図3は、図1のA−A線で切断した場合の
右側面図を示したものであり、前述した差込口5、カー
ド受入口7、残回数表示部8、及び取付梁11の他に、
ロック棒4を係留する係留機構13や、利用者カード処
理部14や、装置各部の動作を制御する制御部15が示
されている。係留機構13は、挿入されたロック棒4を
係止する係止装置16と、ロック棒4の挿入路を形成す
るガイド部17と、差込口5を適宜に開閉するシャッタ
部18と、ロック棒4の挿入完了を感知する挿入感知部
19とで構成されている。なお、この係留機構13は、
各差込口5-1,5-2に対応して図1の左右にそれぞれ設
けられている。 【0009】係止装置16は、ソレノイド部20と、ソ
レノイド部20への通電の有無に応じて進退されるプラ
ンジャ21と、プランジャ21に直交して挿着される貫
通棒22と、ソレノイド部20と貫通棒22との間に装
着される圧縮バネ23とで構成されている。ここで、プ
ランジャ21の先端には、テーパ部21aと段部21b
とが形成されている。ガイド部17はビスなどによって
装置本体に固着されており、ロック棒4の挿入通路を形
成するガイド穴17aと、プランジャ21の進退をガイ
ドする通過穴17bとを備えている。 【0010】シャッタ部18は平板を屈曲して形成さ
れ、垂直上部18aと水平部18bと垂直下部18cと
を備えている。垂直下部18cは、差込口5とガイド部
17の左端面との間に移動可能に配置されており、差込
口5を適宜に開閉するものである。シャッタ部18の水
平部18bには、引張バネ24が連結されており、引張
バネ24の他端部はガイド部17に連結されている。ま
た、シャッタ部18の垂直上部18aには、楕円状の長
穴25が形成されており、この長穴25には、係止装置
16の貫通棒22が挿入されている。シャッタ部18
は、引張バネ24によって常時下向きに付勢されている
が、図3のような待機状態では、貫通棒22が長穴25
の上端部と接触することにより、シャッタ部18の下向
きのそれ以上の移動が阻止させている(図4参照)。 【0011】挿入感知部19は、円筒状の押圧棒26
と、押圧棒26の貫通孔を備える押圧棒ケース27と、
押圧棒ケース27に収容される圧縮バネ28と、押圧棒
ケース27に近接して設けられるマイクロスイッチ29
とで構成されている。ここで、圧縮バネ28は、一端部
が押圧棒ケース27に当接され、他端部が押圧棒26の
係止部26aに当接されている。その為、図3のような
待機状態では、押圧棒26の右端部26bがマイクロス
イッチ29に接触しないが、押圧棒26の頭部26cが
右向きに押されると、押圧棒26が右向きに移動して、
押圧棒26の右端部26bがマイクロスイッチ29を動
作させることになる。 【0012】カード処理部14は、カード受入口7に向
けて前傾して形成されるカード受入スリット30と、カ
ード受入スリット30の最奥部に配置されるカード検出
センサ31と、カード受入スリット30に挿入された利
用者カードからデータを読み出したり必要なデータを書
き込むリードライト部32とで構成されている。なお、
カード受入スリット13は、カード受入口7に向けて前
傾しているので、カード受入口7から雨水などが浸水し
てくる恐れはない。制御部15は、上記した各部の動作
を制御するものであるが、内部構成や各部との接続関係
を図示すると図5の通りである。すなわち、制御部15
は、CPU33、ROM34、及びRAM35などで構
成されており、残回数表示部8、駐車表示部9、使用可
能表示部10、ソレノイド部20、マイクロスイッチ2
9、カード検出センサ31、リードライト部32、及び
差込口番号設定部36などに接続されて、これらを適宜
に制御している。 【0013】差込口番号設定部36は、例えばデジタル
スイッチであって、番号札5aに付された差込口番号
(1,2,……n)を装置内部に実際に設定するための
ものである。例えば、図1の装置の場合には、右差込口
が1番、左差込口が2番であるので、係留装置の立ち上
げ時に装置内部のデジタルスイッチ(図示せず)を、予
め1と2に設定しておくのであり、CPU33は、この
設定値を適宜なタイミングで読み取るようにしている。
以上の通り、この二輪車係留装置は、一対の係留機構1
3、カード処理部14、及び制御部15が一体となって
構成されており、経済性と省スペース化を達成してい
る。また、利用者カードの使用によって係留動作と係留
解除動作を実現しており、現金を必要としない点にも大
きな特徴がある。 【0014】〔利用者カード〕利用者カードの種類は、
特に限定されないが、例えば、CPUやメモリなどの搭
載されたICカードが該当する。なお、ICカードは、
演算機能のない単なるメモリカードでも良いが、いずれ
にしても、リードライト部32との接続部分が露出され
ない無接点式のICカードが望ましく、無接点式のIC
カードを選択すれば、粉塵などの影響によるリードライ
ト部32のトラブルが防止できて好ましい。 【0015】続いて、このICカードの発行処理と更新
処理について説明する。ICカードの発行を受けるに
は、利用しようとする駐輪場の管理事務所などに出向い
て所定の利用料金を支払えば良い。管理事務所には、カ
ード発行機が備えられているので、そのカード発行機を
操作することよってICカードが作成され、これが利用
者に貸与される。貸与されるICカードには、駐輪場の
固有コード、利用者の氏名コードや有効期限などのセキ
ュリティコード、及び、契約月数に対応した使用可能回
数データが記憶されている。なお、使用可能回数データ
とは、例えば、1か月であれば30、2か月であれば6
0など、当該駐輪場において係留装置を使用できる回数
をいう。 【0016】ICカードの有効期限が切れた場合や、使
用可能回数が0になった場合には、管理事務所などにお
いてデータの更新処理を受ける。使用可能回数が0にな
った場合には、利用料金の支払いに応じて使用可能回数
データが更新され、有効期限が切れた場合には必要なデ
ータが書き直されて、更新されたICカードが再貸与さ
れる。このように、このICカードは何度でも使用でき
るので非常に経済的である。 【0017】〔二輪車係留装置の係留動作〕次に、図6
に示すフローチャートにしたがって二輪車の係留動作に
ついて説明する。二輪車係留装置1に電源が投入される
と、CPU33は所定のイニシャライズ処理を行い、こ
れが終わると、使用可能表示部10を点灯させる(ステ
ップS1)。そして、CPU33は、この状態のまま
で、ICカードがカード受入口7に挿入されるのを待つ
(ステップS2、図3の待機状態を参照)。 【0018】その後、カード受入口7にICカードが挿
入されると、カード検出センサ31の出力信号が変化す
るので、CPU33は、これに合わせてカード処理部1
4を動作させてICカードのデータを読み取る(ステッ
プS3)。ICカードには、駐輪場の固有コード、セキ
ュリティコード、使用可能回数データが記憶されている
ので、当該ICカードの有効性をチェックすると共に、
使用可能な残り回数をチエックする(ステップS4)。
残り回数が無いような場合はICカードが抜き取られる
のを条件に(ステップS5)ステップS1の処理に戻
る。なお、残り回数が無いような場合は、音声などを利
用して、その旨を利用者に報知するのが望ましい。 【0019】一方、ICカードが有効である場合には、
残回数表示部8に使用可能回数を表示して(ステップS
6)、ソレノイド部20への通電を行う(ステップS
7)。ソレノイド部20が通電されると、それに応じて
プランジャ部21及び貫通棒22が上向きに移動される
ので、シャッタ部18も上向きに移動されてそれまで閉
塞されていた差込口5が開放される(図7参照)。な
お、この動作によって差込口5とガイド孔17aとが連
通されてロック棒4の挿入通路が形成されることにな
る。その後、CPU33は、係留チェーン2が二輪車の
タイヤなどに回されて、ロック棒4が差込口5から挿入
されるのを待つ(ステップS8)。ロック棒4が差込口
5から挿入されたことにより、押圧棒26が移動してマ
イクロスイッチ29がON動作すると、CPU33は、
これに対応してソレノイド部20への通電を停止する
(ステップS9)。 【0020】すると、係止装置16は、図7の状態から
図8の状態へと移行する。すなわち、ソレノイド部20
への通電の停止によりプランジャ21が下降して、プラ
ンジャ21先端の段部21bがロック棒4のネック部4
bに当接されて、ロック棒の移動を係止する。同時に、
引張バネ24の収縮力によってシャッタ部18も降下す
るが、シャッタ部の垂直下部18cの下端部がロック棒
4の基体部4cに当接されるので図8の状態で停止され
る。なお、シャッタ部の垂直上部18aには長穴25が
形成されているので、この状態においても貫通棒22に
余分な力が働くことはない。 【0021】その後、CPU33は、ICカード処理部
32を働かせて、カード受入スリット30に挿入されて
いるICカードに、当該差込口5に対応した差込口番号
(1,2,……n)を記録する(ステップS10)。以
上の処理が終われば、CPU33は駐車表示部9を点灯
させて駐輪中であることを表示して(ステップS1
1)、ICカードがカード受入口7から抜き取られるの
を待つ(ステップS12)。ICカードが抜き取られた
以降は、残回数表示部8の表示が不要となるので、残回
数表示部8の表示を消灯させて、係留動作の処理を完了
させる(ステップS13)。 【0022】〔二輪車の係留解除動作〕次に、図9に示
すフローチャートにしたがって係留解除動作について説
明する。係留されている二輪車を取り出したい場合に
は、利用者は、先ずICカードをカード受入口7から挿
入する必要があり、CPU33は、カード検出センサ3
1の出力信号を監視することによって、ICカードの挿
入動作をチェックする(ステップS14)。ICカード
が完全に挿入されると、CPU33は、リードライト部
32を動作させて、ICカードからデータを読み取る
(ステップS15)。ICカードには、二輪車を係留さ
せた時に当該差込口番号が記録されているので(前記ス
テップS10参照)、ICカードに記録されている差込
口番号と、装置内部のデジタルスイッチに設定されてい
る差込口番号とを比較して、両者が一致するか否かを判
定する(ステップS16)。 【0023】通常、利用者は、二輪車を係留させた時に
使用した差込口を覚えているので、差込口番号は一致す
る筈であるが、思い違いなどにより差込口番号が一致し
ない場合は、ICカードが抜き取られたことを条件にし
て、ステップS14の処理に戻る(ステップS17)。
なお、差込口番号が一致しない場合は、音声などによっ
て、その旨を利用者に報知するのが望ましい。差込口番
号が一致する場合は、CPU33は、ソレノイド部20
に対して通電を行うので(ステップS18)、係止装置
16は、図8の状態から図7の状態に移行する。図7の
状態に移行すると、ロック棒4の抜き取りが可能となる
が、CPU33は、マイクロスイッチ29の出力を監視
することによってロック棒4が抜き取られたか否かをチ
ェックする(ステップS19)。 【0024】ロック棒4が抜き取られると、CPU33
は、カードの使用可能回数を1つ減らして、その数をI
Cカードに改めて記録するとともに(ステップS2
0)、残回数表示部8に残りの使用可能回数を表示する
(ステップS21)。また、CPU33は、ICカード
に記録されている当該差込口の差込口番号を消去する
(ステップS22)。以上の処理が完了すると、当該差
込口の使用が可能となるので、CPU33は、駐車中表
示部9の表示を消灯させ(ステップS23)、ICカー
ドが抜き取られたことを条件にして(ステップS2
4)、残表示部8の表示を消灯させる(ステップS2
5)。その後、CPU33は、ソレノイド部20への通
電を停止するので、係止装置16が、図7の状態から図
3の状態に移行して、差込口5を閉塞させて係留解除動
作を完了させる(ステップS26)。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るカ
ード式二輪車係留装置は、係留機構とカード処理部と制
御手段とを備えることにより、利用者カードを用いて二
輪車の預け入れ処理とその後の取り出し処理とを実現し
ている。つまり、この二輪車係留装置では現金を用意す
る必要がないので、無人化しても24時間円滑に機能し
得る駐輪場を構築することが可能となる。また、利用者
カードさえ持っていれば、駐輪場の全ての係留装置を使
用可能であるので、月極契約者でも、出口に近いなど希
望する場所の係留装置を使用することができ便利であ
る。更に、二輪車を預け入れした係留装置を特定するデ
ータが利用者カードに記録されているので、他の係留装
置が解錠される恐れがなく盗難などに対しても安全であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例である二輪車係留装置の正
面図である。 【図2】図1の装置の取り付け状態を図示したものであ
る。 【図3】図1のA−A線で切った右側面図である。 【図4】図1の装置の一部を示す斜視図である。 【図5】図1の装置の構成を示す回路ブロック図であ
る。 【図6】図1の装置において二輪車の預け入れ動作を説
明するフローチャートである。 【図7】図1の動作状態を説明する図面である。 【図8】図1の別の動作状態を説明する図面である。 【図9】図1の装置において二輪車の取り出し動作を説
明するフローチャートである。 【符号の説明】 1 カード式二輪車係留装置 2 係留チェーン 3 掛けリング 4 ロック棒 5 差込口 13 係留機構(ロック棒係止機構…16,17,1
8,19) 16 係止装置 17 ガイド部 18 シャッタ部 19 挿入感知部 14 カード処理部(30,31,32) 30 カード受入スリット 31 カード検出センサ 32 リードライト部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲森 実 大阪府東大阪市稲田新町3丁目9番60号 近畿車輌株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−12979(JP,A) 特開 昭62−156785(JP,A) 特開 平3−88095(JP,A) 特開 平5−135256(JP,A) 特開 平6−123182(JP,A) 実開 昭55−138182(JP,U) 実開 昭59−40985(JP,U) 実開 平3−69587(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62H 5/08 G07F 7/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 本装置の利用可能回数が記録されている
    利用者カードを用いて、二輪車の預け入れ処理とその後
    の取り出し処理とを実現すると共に、駐輪場に複数個取
    り付けられる二輪車係留装置であって、 係留具の施錠と解錠とによって、二輪車の預け入れと取
    り出しとを可能にする係留機構と、 利用者カードが投入された場合、その利用者カードとの
    間で必要なデータの授受を行うカード処理部と、 前記係留機構とカード処理部を適宜に制御することによ
    って、二輪車の預け入れ処理とその後の取り出し処理と
    を実現させる制御手段とを備え 前記制御手段は、 二輪車の預け入れ時に利用者カードの投入を受け、これ
    に記録されている使用可能回数を前記カード処理によ
    って読み取り、これがゼロでない場合には、前記係留具
    の施錠を可能にすると共に、前記係留具を特定する特定
    データを当該利用者カードに記録する二輪車預け入れ手
    段と、 二輪車の取り出し時に利用者カードの投入を受け、これ
    に記録されている前記特定データを読み出し、これが解
    錠しようとしている係留具に対応したデータである場合
    には、前記係留機構を動作させて係留具を解錠させると
    共に、前記利用者カードの使用可能回数を一つ減じて記
    録し直す二輪車取り出し手段とを備えていることを特徴
    とするカード式二輪車係留装置。
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