JP3512416B2 - 積み貨物に被せられたフィルムフードを除去するための方法および装置 - Google Patents

積み貨物に被せられたフィルムフードを除去するための方法および装置

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JP3512416B2 JP50957195A JP50957195A JP3512416B2 JP 3512416 B2 JP3512416 B2 JP 3512416B2 JP 50957195 A JP50957195 A JP 50957195A JP 50957195 A JP50957195 A JP 50957195A JP 3512416 B2 JP3512416 B2 JP 3512416B2
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    • B65B69/0033Unpacking of articles or materials, not otherwise provided for by cutting

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
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  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、積み貨物に被せられたフィルムフードを除
去するための方法であって、この場合、フィルムフード
を鉛直方向に切り開き、該フィルムフードの縁部を把持
し、巻取り心棒に固定し、次いでフィルムを、固有の長
手方向軸線を中心にして回転する、つまり自転する巻取
り心棒に巻き取る形式のものに関する。さらに本発明
は、積み貨物に被せられたフィルムフードを除去するた
めの装置に関する。
積み貨物、特にパレット化された積み貨物は、実際の
使用時ではシュリンクフィルム(収縮フィルム)または
ストレッチフィルム(延伸フィルム)によって確保され
て、運搬され、そして消費者に供給される。消費者は、
積み貨物の包装を解くためにフィルムを除去しなければ
ならない。このことは実際には手で行われている。
このような形式の方法は公知である(特開昭51−1151
90号公報)。この公知の方法では、フィルムフードが、
積み貨物の互いに背中合わせに位置する2つの側で鉛直
方向に切り開かれる。積み貨物の他方の2つの側の範囲
では、フィルムフードの下縁部が、水平方向に延びる長
手方向軸線を有する。対応する巻取り心棒に固定され
て、巻き取られる。この場合、巻取り心棒は上方に向か
って運動する。2つの巻取り心棒が必要となることは別
としても、巻取り心棒の端部の範囲におけるフィルム溜
まりの危険も生じる。
本発明の課題は、フィルムの除去を簡単にすることで
ある。
この課題を解決するために本発明の方法では、フィル
ムフードを積み貨物の片側で切り開き、切断縁部を把持
して、鉛直方向に延びる長手方向軸線を有する巻取り心
棒に固定し、該巻取り心棒を積み貨物の周囲を巡るよう
に案内するようにした。積み貨物または積み貨物内に積
み重ねられた商品の損傷を回避するためには、フィルム
フードを所定の範囲で積み貨物から引き離し、次いで切
り開くことができる。巻取り心棒に巻き取られたフィル
ムは巻取り心棒から取り出され、取り出されたフィルム
は次いで廃棄するか、またはまず圧縮することができ
る。
巻取り心棒を不変の間隔を維持したまま積み貨物の周
囲を巡るように案内すると有利である。なぜならば、フ
ィルムに作用する力がほぼ等しいままとなり、フィルム
に形成された亀裂線が積み貨物の周方向に自動的に続い
ていくからである。特に、固有の長手方向軸線を中心に
して回転する、つまり自転する巻取り心棒は、引き続き
駆動することなしにフィルムに沿って積み貨物の周囲を
自動的に巡ることができる。
フィルムが所定の範囲だけで裂断されて、たとえば積
み貨物の上側部分はなお部分フィルムフードによって取
り囲まれたままとなることが望まれる場合には、フィル
ムフードを積み貨物の側面の範囲で、つまり積み貨物の
上面の下方の範囲で加熱することができる。同様のこと
は、積み貨物の載置部(パレット)の範囲おける所望の
亀裂線にも云える。このためには、フィルムフードが積
み貨物の載置部(パレット)の範囲で加熱される。
フィルムフードの、場合によっては存在するアンダシ
ュリンクを除去するためには、積み貨物を持ち上げるこ
とができる。
積み貨物に被せられたフィルムフードを除去するため
の装置はフレームと、該フレームに鉛直な軸線を中心と
して回転可能に支承されかつ該軸線を中心として駆動可
能な支持アームと、該支持アームに懸吊された巻取り心
棒とを備えている。このような装置は積み貨物をフィル
ムで巻き付けるために知られている。それに対して、本
発明による装置の構成では、支持アームに、該支持アー
ムの長手方向で移動可能なガイドキャリッジが配置され
ており、該ガイドキャリッジに巻取り心棒と、該巻取り
心棒に対して平行に延びるガイドマストとが懸吊されて
おり、該ガイドマストに、分離装置を備えた、鉛直方向
で移動可能な昇降キャリッジが案内されているようにし
た。特に昇降キャリッジは、負圧装置に接続可能な吸込
み装置を有していてよく、この吸込み装置を用いてフィ
ルムは所定の範囲で積み貨物から引き離される。分離装
置は昇降キャリッジに沿って駆動装置、特に復動シリン
ダによって運動可能なカッタであるか、または巻取り心
棒に対して平行に延びる加熱線材であってよい。さら
に、ガイドマストには、ガイドマストの長手方向で移動
調節可能な加熱空気ノズルが配置されていてよい。この
加熱空気ノズルは、フィルムの、回転方向で見て巻取り
心棒の手前に位置する部分を加熱し、これによって加熱
された亀裂線を設けるように構成されている。切断縁部
を巻取り心棒に引き渡すためには、巻取り心棒に少なく
とも所定の範囲でグリップ装置が対応していてよい。こ
のグリップ装置はフィルムフードの自由な切断縁部を把
持し、クランプして巻取り心棒に引き渡す。
フレームの下には、積み貨物のための昇降装置を配置
することができるので、積み貨物を持ち上げた状態でア
ンダシュリンクを除去することができる。さらに、積み
貨物の上面に降下可能な押えを配置することもできる。
この押えはフィルムを積み貨物の上面で固持し、それに
対してフィルムフードの側面は除去される。この押えは
フィルムの上面に目標亀裂線を形成する目的で、特に星
形に配置された加熱線材を備えていてよい。
以下に、本発明を図面につき詳しく説明する。
第1図は、積み貨物に被せられたフィルムフードを除
去するための装置の側面図であり、 第2図は、第1図に示した装置の平面図であり、 第3図は、第2図に示した装置を別の機能位置で示す
平面図であり、 第4図は、積み貨物とグリップ装置の部分的な平面図
であり、 第5図は、第2図に示した装置を別の機能位置を示す
平面図であり、 第6図は、積み貨物から繰り出されたフィルムと、フ
ィルム圧縮機とを示す、第1図と同様の側面図である。
図示のパレット化された積み貨物1は、シュリンクフ
ィルムフード2によって確保されており、このシュリン
クフィルムフード2はアンダシュリンク3によってパレ
ット4の下面をも下方から把持している。図示の装置
は、このパレット化された積み貨物1からシュリンクフ
ィルムフード2を除去するために使用される。このため
には、積み貨物1がフレーム5の下方に運搬されて、昇
降装置6に載設される。積み貨物1の上面には、押え7
が降下される。この押え7の下面は星形に配置された加
熱線材27を備えている(第2図)。
フレーム5の上側では、鉛直な軸線を中心にして回転
可能にターンテーブル8が支承されている。このターン
テーブル8は駆動装置(図示しない)によって回転可能
である。このターンテーブル8からは水平方向に支持ア
ーム9が延びており、この支持アーム9は下側にガイド
キャリッジ11のためのガイド10を有している。このガイ
ドキャリッジ11は駆動装置(図示しない)によって支持
アーム9の長手方向に沿って往復運動させることができ
る。
フレーム5には、鉛直なガイドマスト12を備えた水平
方向キャリッジ28が懸吊されている。このガイドマスト
12の上側の範囲では、パレット高さに適合する目的で昇
降キャリッジ13が駆動装置(図示しない)によって昇降
運動可能である。昇降キャリッジ13は積み貨物1に面し
た側で、負圧装置(図示しない)に接続されかつ復動シ
リンダによって旋回可能な吸込み装置14と、同じく復動
シリンダによって旋回可能なU字形の分離装置15とを支
持している。ガイドマスト12の下側にも、同様の吸込み
装置14と分離装置15とが取り付けられている。
水平方向キャリッジ28は、復動シリンダによって駆動
される心棒28aを介して、巻取り心棒19のガイドキャリ
ッジ11に挿入されて係止される。その後に水平方向キャ
リッジ28は巻取り心棒19と、吸込み装置14と、分離装置
15と共に積み貨物1に向かって移動させられ、この場
合、吸込み装置14はシュリンクフィルムフード2に吸着
する。次いで、吸込み装置14は復動シリンダを介して巻
取り心棒19に向かって移動させられ、このときに吸い込
まれたシュリンクフィルムフード2は分離装置15のU字
形の加熱線材30に向かって引っ張られ、これによってシ
ュリンクフィルムフード2からU字形のフィルム舌片2a
が分離される。その後に、巻取り心棒19は固定の側壁19
bで吸込み装置14を介して回転し、水平方向キャリッジ2
8に固定されたレバーシステム29によって、ルーズな側
壁19aを固定の側壁19bに対して閉鎖する復動シリンダを
用いて閉じられる。これによって、フィルム舌片2aは巻
取り心棒19にクランプされて固定される。巻取り心棒19
はガイドキャリッジ11によってパレットから少しだけ離
れる方向に移動させられ、これによってシュリンクフィ
ルムフード2は両フィルム舌片2aの間で積み荷から引き
離される。その後に、鉛直な加熱線材30が、引き出され
たフィルム範囲に向かって旋回し、これによってこのフ
ィルム範囲は分離される。両フィルム舌片2aの自由切断
縁部が巻取り心棒19に固定された後に、巻取り心棒19は
支持アーム9と共に積み貨物1を巡るように移動する。
このときに、フィルムは所属の長手方向軸線を中心にし
て回転する巻取り心棒19に巻取られる。このことはアン
ダシュリンク3のフィルムにも云える。
積み貨物1の上面に位置するフィルムは押え7に設け
られた加熱線材27によって各セグメントに分割されてい
る。これらのセグメントはフィルムの巻取り時に押え7
の下で引き出される。
分離装置15は主として、吸込み装置14を取り囲むよう
に形成されたU字形のフレームから成っており、このフ
レームはカッタまたは分離加熱線材(図示しない)を備
えている。分離装置15は、吸込み装置14によって分離装
置15に引き付けられるシュリンクフィルムフード2を分
離する。分離装置15は吸込み装置14を取り囲むようにU
字形の亀裂線を形成する。
吸込み装置14は積み貨物1から引き離されて、巻取り
心棒19に設けられた切欠き内に移動させられる。このと
きに、吸込み装置14は、U字形の切断面もしくはU字形
の溶接線によって形成されたフィルム舌片2aの自由切断
縁部を連行する。次いで、巻取り心棒19は、巻取り心棒
19のクランプ装置のための、各吸込み装置14の間の自由
域を通じて到達可能となるフィルム舌片2aを収容する。
巻取り心棒19の円周は、この巻取り心棒19の全長にわ
たって延びる側壁19aの内方旋回によって変化させるこ
とができる。
これによって、巻取り心棒19の固定の側壁19bは吸込
み装置14の自由域に被さることができる。これにより、
巻取り心棒19の側壁19aの閉旋回後にフィルム舌片2aは
吸込み装置14の自由域において側壁19aと側壁19bとの間
に締付け固定することができるようになる。
このような構造に基づき、巻取り心棒19からシュリン
クフィルムフード2を簡単に除去することも可能とな
る。この場合、側壁19aが外方旋回させられ、ひいては
クランプが解離され、巻取り心棒19の円周が縮小される
ので、巻き取られたシュリンクフィルムフード2は巻取
り心棒19から自動的に滑脱することができる。この場
合、巻き取られたシュリンクフィルムフード2はたとえ
ば直接にホッパ形収容部23に落下し、たとえば互いに逆
向きで回転するように配置されたベルト24a,24bと変向
ローラ25とを備えた、後置されたローラ圧縮機24で圧縮
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク ミヒェルス ドイツ連邦共和国 D―47533 クレー ヴェ―マーターボルン ファーザネンヴ ェーク 36 (56)参考文献 特開 平3−98838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 69/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積み貨物(1)に被せられたフィルムフー
    ド(2)を除去するための方法であって、この場合、フ
    ィルムフード(2)を鉛直方向に切り開き、該フイルム
    フード(2)の縁部を把持し、巻取り心棒(19)に固定
    し、次いでフィルムを、固有の長手方向軸線を中心にし
    て回転する、つまり自転する巻取り心棒(19)に巻き取
    る形式のものにおいて、フイルムフード(2)を積み貨
    物(1)の片側で切り開き、切り開かれた切断縁部を把
    持して、鉛直方向に延びる長手方向軸線を有する巻取り
    心棒(19)に固定し、該巻取り心棒(19)を積み貨物
    (1)の周囲を巡るように案内することを特徴とする、
    積み貨物に被せられたフィルムフードを除去するための
    方法。
  2. 【請求項2】フィルムフード(2)を所定の範囲で積み
    貨物(1)から引き離し、次いで切り開く、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】巻取り心棒(19)と積み貨物(1)との間
    の不変の間隔を維持したまま巻取り心棒(19)を積み貨
    物(1)の周囲を巡るように案内する、請求項1または
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】固有の長手方向軸線を中心にして回転す
    る、つまり自転する巻取り心棒(19)がフィルムに沿っ
    て積み貨物(1)の周囲を自動的に巡る、請求項1から
    3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】フィルムフード(2)を巻取り前に少なく
    とも所定の範囲で加熱する、請求項1から4までのいず
    れか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】フィルムフード(2)を積み貨物(1)の
    側面の範囲で加熱する、請求項1から5までのいずれか
    1項記載の方法。
  7. 【請求項7】フィルムフード(2)を積み貨物(1)の
    載置部(パレット4)の範囲で加熱する、請求項1から
    6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】アンダシュリンク(3)を除去するために
    積み貨物(1)を持ち上げる、請求項1から7までのい
    ずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】積み貨物(1)に被せられたフィルムフー
    ド(2)を除去するための装置であって、フレーム
    (5)と、該フレーム(5)に鉛直な軸線を中心として
    回転可能に支承されかつ該軸線を中心として駆動可能な
    支持アーム(9)と、該支持アーム(9)に懸吊された
    巻取り心棒(19)とが設けられている形式のものにおい
    て、支持アーム(9)に、該支持アーム(9)の長手方
    向で移動可能なガイドキャリッジ(11)が配置されてお
    り、該ガイドキャリッジ(11)に巻取り心棒(19)と、
    該巻取り心棒(19)に対して平行に延びるガイドマスト
    (12)とが懸吊されており、該ガイドマスト(12)に、
    分離装置(15)を備えた、鉛直方向で移動可能な昇降キ
    ャリッジ(13)が案内されていることを特徴とする、積
    み貨物に被せられたフィルムフードを除去するための装
    置。
  10. 【請求項10】前記昇降キャリッジ(13)が、負圧装置
    に接続可能な吸込み装置(14)を有している、請求項9
    記載の装置。
  11. 【請求項11】前記分離装置(15)が、前記昇降キャリ
    ッジ(13)に沿って駆動装置によって運動可能なカッタ
    として形成されている、請求項9または10記載の装置。
  12. 【請求項12】前記分離装置(15)が、巻取り心棒(1
    9)に対して平行に延びる加熱線材として形成されてい
    る、請求項9または10記載の装置。
  13. 【請求項13】前記ガイドマスト(12)に、該ガイドマ
    スト(12)の長手方向で移動調節可能な加熱空気ノズル
    が配置されている、請求項9から12までのいずれか1項
    記載の装置。
  14. 【請求項14】前記ガイドマスト(12)の下端部に、吸
    込み装置(14)と分離装置(15)とが不動に配置されて
    いる、請求項10から13までのいずれか1項記載の装置。
  15. 【請求項15】フレーム(5)が押え(7)を備えてお
    り、該押え(7)が、フィルムフード(2)の上面に目
    標亀裂線を形成する目的で、上面の中央の範囲から配置
    された少なくとも1つの加熱線材(27)を備えている、
    請求項9から14までのいずれか1項記載の装置。
  16. 【請求項16】加熱線材(15,27,30)が、付着阻止性の
    被覆体を有している、請求項12から15までのいずれか1
    項記載の装置。
  17. 【請求項17】巻取り心棒(19)が半割シェル形の2つ
    の側壁(19a,19b)を有しており、一方の側壁(19a)が
    他方の側壁(19b)に対して旋回可能であって、最大巻
    取り心棒断面で両側壁(19a,19b)の間にフィルム舌片
    (2a)が締付け固定可能であり、最小巻取り心棒断面で
    フィルム巻き体が取出し可能である、請求項9から16ま
    でのいずれか1項記載の装置。
JP50957195A 1993-09-23 1994-09-23 積み貨物に被せられたフィルムフードを除去するための方法および装置 Expired - Lifetime JP3512416B2 (ja)

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DE4400661.6 1994-01-12
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