JP3512128B2 - アルカリ蓄電池およびその製造方法 - Google Patents

アルカリ蓄電池およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正極としてペースト式
ニッケル電極を用いるアルカリ蓄電池およびその製造方
法に関し、さらに詳しくは、特に高温トリクル充電特性
の良好なアルカリ蓄電池およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルカリ蓄電池の代表的電池であ
ったニッケル−カドミウム電池では、正極に焼結式ニッ
ケル電極が用いられていたが、最近は、高エネルギー密
度化への要請から、より高容量化が期待できるペースト
式ニッケル電極が開発されてきた。特に負極活物質とし
て水素吸蔵合金を用いるニッケル−水素吸蔵合金電池で
は、負極活物質の優れた特性をよりよく発揮させるとい
う観点から、正極にも高容量比が期待できるペースト式
ニッケル電極が多用されている。
【0003】しかしながら、正極としてペースト式ニッ
ケル電極を用いたアルカリ蓄電池は、高温充電をする
と、充電反応と酸素発生反応とが競争して生じるため、
充電効率が悪いという問題がある。そして、そのような
充電効率の悪さは、高温(ここでの高温とは、30〜6
0℃程度の常温より高い温度をいう)でのトリクル充電
になると特に顕著に現れる。このトリクル充電とは、自
己放電分を補うために、たとえば0.01〜0.1C程
度の微少電流で連続的に充電することをいう。
【0004】そこで、上記のような充電効率の悪さを改
善するために、正極中にカドミウム化合物を添加した
り、水酸化ニッケルにカドミウムを固溶させることが提
案されている(特開昭61−104565号公報)。し
かしながら、カドミウム化合物を用いることは、環境汚
染を引き起こすという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、正極と
してペースト式ニッケル電極を用いたアルカリ蓄電池
は、高温での充電特性、特に高温トリクル充電特性が悪
く、また、それを改善するための提案も環境汚染を引き
起こすという問題があった。
【0006】したがって、本発明は、正極としてペース
ト式ニッケル電極を用いるアルカリ蓄電池における上記
のような問題点を解決し、高温トリクル充電特性を向上
させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペースト式ニ
ッケル電極中に酸素発生過電圧を高めることができるジ
ルコニウム化合物を含有させることによって、上記目的
を達成し、高温トリクル充電特性の良好なアルカリ蓄電
池を提供したものである。
【0008】本発明において、高温トリクル充電特性を
向上させることができるようになる理由は、次のように
考えられる。
【0009】すなわち、正極としてペースト式ニッケル
電極を用いたアルカリ蓄電池の充電特性が悪くなるの
は、正極活物質の水酸化ニッケルなどが充電されてオキ
シ水酸化ニッケルになる際に、並行して酸素発生反応が
生じるため、オキシ水酸化ニッケルになる量が減少する
ことによるものと考えられる。特に高温でのトリクル充
電では、この酸素発生反応が生じる酸素発生過電圧が低
下し、酸素発生反応の割合が増加して、充電特性の低下
が著しくなるものと考えられる。
【0010】そこで、本発明では、正極として用いるペ
ースト式ニッケル電極中に酸素発生過電圧を高めること
ができるジルコニウム化合物を含有させることによっ
て、この酸素発生反応が生じるときの酸素発生過電圧を
高くさせ、高温トリクル充電での酸素発生反応の生成を
抑制し、高温トリクル充電特性の良好なアルカリ蓄電池
を提供することができるようになったのである。
【0011】本発明において、ペースト式ニッケル電極
中に含有させるジルコニウム化合物としては、たとえば
二酸化ジルコニウム(ZrO2 )、酢酸ジルコニウム
〔ZrO(CH3 COO)2 〕、ホウ化ジルコニウム
(ZrB2 )などが挙げられる。
【0012】このペースト式ニッケル電極中に含有させ
るジルコニウム化合物の量は、正極活物質の水酸化ニッ
ケルまたは酸化ニッケル100重量部に対して0.3〜
7重量部程度が好ましい。すなわち、ジルコニウム化合
物の量が上記範囲より少ない場合は、酸素発生過電圧を
充分に高めることができないため、アルカリ蓄電池の高
温トリクル充電特性を充分に改善することができず、ま
たジルコニウム化合物の量が上記範囲より多くなると、
これらの増量により正極活物質の充填量が低下して容量
低下を招くので、好ましくない。
【0013】本発明のアルカリ蓄電池において、正極と
して用いるペースト式ニッケル電極の正極活物質は水酸
化ニッケルまたは酸化ニッケルであり、この酸化ニッケ
ルとしては、たとえば一酸化ニッケル(NiO)、二酸
化ニッケル(NiO2 )などが挙げられるが、これらの
水酸化ニッケルや酸化ニッケルは正極が放電状態にある
場合であり、正極が充電状態にある場合には、上記水酸
化ニッケルや酸化ニッケルは別の化合物として存在す
る。
【0014】上記ジルコニウム化合物を含有させたペー
スト式ニッケル電極は、たとえば、次のようにして作製
される。
【0015】まず、導電性多孔質基板としては、たとえ
ばニッケル発泡体などの金属発泡体、ニッケル繊維の不
織布集合体である繊維状金属、ニッケル粉末をパンチン
グメタルに焼結させた多孔質焼結体などが用いられる。
【0016】そして、ジルコニウム化合物は、正極活物
質含有ペーストに含有させるか、またはアルカリ水溶液
による熟成処理をする際のアルカリ水溶液に含有させ
る。
【0017】正極活物質含有ペーストは、ジルコニウム
化合物を含有させることを除いては、特定のものに限ら
れず、従来と同様のものも用いることができ、たとえ
ば、正極活物質に必要に応じ、コバルト粉末、カルボキ
シメチルセルロースのナトリウム塩、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸のナトリウム塩などの増粘剤、ポ
リテトラフルオロエチレンなどの結着剤などを添加し、
水に分散または溶解させてペースト状にしたものが用い
られる。
【0018】この正極活物質含有ペーストにジルコニウ
ム化合物を含有させてペースト式ニッケル電極を作製す
る場合には、上記正極活物質含有ペーストの調製時また
は調製後にジルコニウム化合物を含有させる。
【0019】そして、この正極活物質含有ペーストを導
電性多孔質基板に充填し、乾燥、加圧し、要すれば、さ
らにアルカリ水溶液に接触または浸漬して熟成処理する
工程を経て、ジルコニウム化合物を含有するペースト式
ニッケル電極が作製される。
【0020】また、上記熟成処理に使用するアルカリ水
溶液にジルコニウム化合物を含有させ、この熟成処理を
経て、ジルコニウム化合物を含有するペースト式ニッケ
ル電極を作製する場合は、前記同様に正極活物質含有ペ
ーストを導電性多孔質基板に充填し、乾燥、加圧し、そ
の後、ジルコニウム化合物を含有するアルカリ水溶液に
接触また浸漬して熟成処理する工程を経て、ジルコニウ
ム化合物を含有するペースト式ニッケル電極が作製され
る。
【0021】上記熟成処理に使用するアルカリ水溶液と
しては、通常、濃度が5〜30重量%程度の水酸化カリ
ウム水溶液または水酸化ナトリウム水溶液が用いられ、
このアルカリ水溶液に浸漬して熟成処理する場合の浸漬
温度は20〜90℃で、浸漬時間は10〜240分間程
度が好ましい。この条件は従来のアルカリ水溶液による
熟成処理時の条件とほぼ同様である。そして、このアル
カリ水溶液にジルコニウム化合物を含有させる場合、そ
の含有量は水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウム10
0重量部に対して1〜10重量部の割合が好ましい。
【0022】なお、正極活物質含有ペーストにジルコニ
ウム化合物を含有させ、かつ熟成処理に使用するアルカ
リ水溶液にジルコニウム化合物を含有させて、ジルコニ
ウム化合物を含有するペースト式ニッケル電極を作製す
ることももちろん可能である。
【0023】本発明のアルカリ蓄電池において、負極に
は、たとえば水素吸蔵合金を負極活物質とする水素吸蔵
合金電極、亜鉛を負極活物質とする亜鉛電極などが用い
られ、電解液としては、たとえば水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属の水
酸化物の水溶液が用いられる。
【0024】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明は実施例に例示のものに限
定されることはない。なお、以下の実施例などにおい
て、濃度を示す%は重量%によるものである。
【0025】実施例1 水酸化ニッケル粉末とコバルト粉末と表1に示す各種添
加物とを重量比で100:8.9:Xの割合で混合し、
これに増粘剤水溶液とポリテトラフルオロエチレンディ
スパージョンを加えてペーストを調製した。上記の各種
添加物とは各種ジルコニウム化合物を意味し、この実施
例1で具体的に使用したものは表1に示す通りである。
また、上記のXはこの各種添加物の量比を示すが、その
具体的数値は表1に示す通りである。増粘剤としてはカ
ルボキシメチルセルロースのナトリウム塩を用いてお
り、ペーストの調製にあたっては、濃度2%の水溶液と
して使用し、該2%増粘剤水溶液の使用量は、水酸化ニ
ッケル100重量部に対して52重量部の割合である。
またポリテトラフルオロエチレンディスパージョンはポ
リテトラフルオロエチレンの濃度が60%のものであ
り、該ディスパージョンの使用量は水酸化ニッケル10
0重量部に対して6重量部の割合である。
【0026】導電性多孔質基板としては575g/m2
のニッケル発泡体を用い、このニッケル発泡体に上記の
ペーストを充填し、乾燥、加圧して、厚み0.58mm
のシート状にした後、30%水酸化カリウム水溶液に8
0℃で120分間浸漬して熟成処理し、その後、乾燥、
水洗、乾燥を繰り返して、ペースト式ニッケル電極を作
製し、所定の寸法に切断して、1100mAhの理論放
電容量を有する単3形アルカリ蓄電池用の正極とした。
【0027】負極には組成がMm(La0.32Ce0.48
0.15Pr0.04)Ni3.55Co0.75Mn0.4 Al0.3
0.04のAB5 系水素吸蔵合金を負極活物質とするペー
スト式水素吸蔵合金電極を用い、電解液には30%水酸
化カリウム水溶液を用い、セパレータにはナイロン不織
布を用いて、単3形アルカリ蓄電池を組み立てた。
【0028】上記組み立てにあたっては、まず、上記正
極と負極とをセパレータを介して渦巻状に巻回し、得ら
れた渦巻状電極体を電池缶に挿入し、前記の電解液を
1.7ml注入し、それ以外は常法にしたがって、図1
に示す構造の単3形アルカリ蓄電池を製造した。
【0029】ここで、図1に示す電池について説明する
と、1は正極、2は負極、3はセパレータ、4は渦巻状
電極体、5は電池缶、6は環状ガスケット、7は封口
蓋、8は端子板、9は封口板、10は金属バネ、11は
弁体、12は正極のリード体、13は絶縁体、14は絶
縁体である。
【0030】正極1は上記のようにペースト式で作製さ
れたペースト式ニッケル電極からなり、負極2は上記の
水素吸蔵合金電極からなり、セパレータ3はナイロン不
織布からなるものである。そして、上記正極1と負極2
はこのセパレータ3を介して重ね合わせられ、渦巻状に
巻回して渦巻状電極体4として電池缶5内に挿入され、
その上部には絶縁体14が配置されている。
【0031】環状ガスケット6はナイロン66で作製さ
れ、封口蓋7は端子板8と封口板9とで構成され、電池
缶5の開口部はこの封口蓋7と上記環状ガスケット6と
で封口されている。
【0032】つまり、電池缶5内に渦巻状電極体4など
を挿入した後、電池缶5の開口端近傍部分に底部が内周
側に突出した環状の溝5aを形成し、その溝5aの内周
側突出部で環状ガスケット6の下部を支えさせて環状ガ
スケット6と封口蓋7とを電池缶5の開口部に配置し、
電池缶5の溝5aから先の部分を内方に締め付けて電池
缶5の開口部を封口蓋7と環状ガスケット6とで封口し
ている。
【0033】上記端子板8にはガス排出孔8aが設けら
れ、封口板9にはガス検知孔9aが設けられ、端子板8
と封口板9との間には金属バネ10と弁体11とが配置
されている。そして、封口板9の外周部を折り曲げて端
子板8の外周部を挟み込んで端子板8と封口板9とを固
定している。
【0034】この電池は、通常の状況下では金属バネ1
0の押圧力により弁体11がガス検知孔9aを閉鎖して
いるので、電池内部は密閉状態に保たれているが、電池
内部にガスが発生して電池内圧が異常に上昇した場合に
は、金属バネ10が収縮して弁体11とガス検知孔9a
との間に隙間が生じ、電池内部のガスはガス検知孔9a
およびガス排出孔8aを通過して電池外部に放出され、
電池破裂が防止できるように構成されている。
【0035】上記のようにして製造した電池について、
20℃、40℃、50℃で、55mAで理論放電容量の
150%に相当する1650mAh(0.05Cで30
時間)の充電を行い、その後、20℃に戻して4時間放
置後、20℃、放電電流100mAで終止電圧1.0V
までの放電を行って放電容量を測定した。その結果を表
1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示す結果から明らかなように、Zr
2 (二酸化ジルコニウム)、ZrO(CH3 COO)
2 (酢酸ジルコニウム)、ZrB2 (ホウ化ジルコニウ
ム)などのジルコニウム化合物をペースト式ニッケル電
極に含有させた場合は、それらを含有させていない場合
に比べて、40℃や50℃で充電した時の放電容量が大
きく、高温トリクル充電特性が良好であることを示して
いた。
【0038】実施例2 水酸化ニッケル粉末とコバルト粉末とを重量比で10
0:8.9の割合で混合し、この混合物を用いた以外
は、実施例1と同様にペースト調製、ニッケル発泡体へ
の充填、乾燥、加圧工程までを行い、その後、表2に示
す添加物を含有させたアルカリ水溶液に浸漬して熟成処
理を行い、以後、実施例1と同様にして単3形のアルカ
リ蓄電池を製造した。上記のアルカリ水溶液は30%水
酸化カリウム水溶液からなり、これにジルコニウム化合
物からなる添加物を30%水酸化カリウム100重量部
に対して10重量部の割合で添加している。そして、熟
成処理のための浸漬は80℃で120分間の条件下で行
われ、これは実施例1の場合と同様である。
【0039】上記のようにして製造した電池について、
実施例1と同様の条件で充電し、かつ放電容量を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】表2に示す結果から明らかなように、Zr
O(CH3 COO)2 (酢酸ジルコニウム)をペースト
式ニッケル電極中に含有させた場合は、それを含有させ
ていない場合に比べて、40℃や50℃で充電した時の
放電容量が大きく、高温トリクル充電特性が良好である
ことを示していた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ペー
スト式ニッケル電極中に酸素発生過電圧を高めることが
できるジルコニウム化合物を含有させることによって、
ペースト式ニッケル電極を正極として用いるアルカリ蓄
電池の高温トリクル充電特性を向上させることができ
た。
【0043】また、高温トリクル充電特性が良好である
ことから、充放電サイクル特性も向上し、かつ高温トリ
クル充電特性が良好であるということは、酸素発生反応
が少ないことを示しており、その酸素発生反応の減少に
よって、負極活物質の水素吸蔵合金の劣化やセパレータ
の分解も少なくなり、また電池内圧の低下によって電解
液の減量も少なくなる。そして、それらが相乗的に働い
て、充放電サイクル後における大電流低温特性なども向
上するものと期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルカリ蓄電池の一実施例を模式的に
示す断面図である。
【符号の説明】
1 正極 2 負極 3 セパレータ
フロントページの続き (72)発明者 立石 昭一郎 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−179056(JP,A) 特開 平7−45282(JP,A) 特開 平8−22825(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/62 H01M 4/32 H01M 4/26 H01M 10/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化ニッケルまたは酸化ニッケルを正
    極活物質とする正極と、負極と、アルカリ水溶液からな
    る電解液を有するアルカリ蓄電池において、上記正極と
    して、導電性多孔質基板に上記正極活物質を含有するペ
    ーストを充填する工程を経て作製され、かつ正極活物質
    と酸素発生過電圧を高めることができるジルコニウム化
    合物を含有するペースト式ニッケル電極を用いたこと
    を特徴とするアルカリ蓄電池。
  2. 【請求項2】 ジルコニウム化合物が正極活物質の水酸
    化ニッケルまたは酸化ニッケル100重量部に対して
    0.3〜7重量部であることを特徴とする請求項1記載
    のアルカリ蓄電池。
  3. 【請求項3】 酸素発生過電圧を高めることができる
    ルコニウム化合物を正極活物質含有ペースト中に含有さ
    せ、該ペーストを導電性多孔質基板に充填し、乾燥、加
    圧する工程を経て正極を作製することを特徴とする請求
    項1または2記載のアルカリ蓄電池の製造方法。
  4. 【請求項4】 正極活物質含有ペーストを導電性多孔質
    基板に充填し、乾燥、加圧した後、酸素発生過電圧を高
    めることができるジルコニウム化合物を溶解または分散
    させたアルカリ水溶液に接触または浸漬して熟成処理を
    行う工程を経て正極を作製することを特徴とする請求項
    または2記載のアルカリ蓄電池の製造方法。
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