JP3511857B2 - 工具交換装置及び工具交換方法 - Google Patents

工具交換装置及び工具交換方法

Info

Publication number
JP3511857B2
JP3511857B2 JP22840297A JP22840297A JP3511857B2 JP 3511857 B2 JP3511857 B2 JP 3511857B2 JP 22840297 A JP22840297 A JP 22840297A JP 22840297 A JP22840297 A JP 22840297A JP 3511857 B2 JP3511857 B2 JP 3511857B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
arm
shaft
mounting portion
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22840297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1158167A (ja
Inventor
成彦 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP22840297A priority Critical patent/JP3511857B2/ja
Priority to US09/123,517 priority patent/US6007464A/en
Priority to CN98116682A priority patent/CN1091672C/zh
Publication of JPH1158167A publication Critical patent/JPH1158167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3511857B2 publication Critical patent/JP3511857B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械の主軸と工
具マガジンとにセットされた工具を交換するための工具
交換装置及び工具交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主軸と工具マガジンとの間で、工
具を交換可能な工作機械が知られている。これらの工作
機械は、工具交換実施用の工具交換装置を備え、その工
具交換装置を構成する工具交換アームの先端に設けられ
た把持部によって、主軸及び工具マガジンそれぞれにセ
ットされた工具を把持し、該工具交換アームの旋回軸周
りの旋回運動によって工具の位置を変え、該工具交換ア
ームの旋回軸方向の往復運動によって工具を主軸の工具
装着部に脱着することにより、工具交換を行うものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように工具交換アームを旋回させてから、該工具交換ア
ームを旋回軸方向に移動して、工具を主軸の工具装着部
に装着するため、旋回後の工具の位置が主軸の軸線に対
し、わずかでもずれている場合には問題が生ずる。すな
わち、このような状態で装着しようとすると、工具が工
具装着部に完全に装着される前に、工具と主軸の工具装
着部とが衝突して互いに干渉し、負荷がかかった状態で
強制的に装着されるため、最悪の場合には、工具又は主
軸が破損してしまうといった問題があった。このため、
上記工具交換アームの旋回後の位置決め精度を厳密に設
定する必要があり、この位置決め精度を実現するため
に、高精度のカム溝が形成された高価なローラギヤカム
等を使用する必要があった。
【0004】本発明は上記課題を解決し、簡易な機構に
よりスムーズに工具の装着が実現できる工具交換装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明の工具交換装置は、少なくとも
一端に工具を把持するための把持部が設けられ、旋回軸
の軸線周りに回動可能なアーム本体を備え、前記旋回軸
の回転運動と往復運動とを利用して、前記把持部に把持
された工具を、主軸の工具装着部に挿入嵌合し、あるい
は該工具装着部から抜き取る工具交換装置において、該
アーム本体を、前記旋回軸に対して一体的に固定するア
ームロック機構を機能させ、あるいは解除するアームロ
ック・解除手段と、前記旋回軸の軸線周りに前記旋回軸
の回動とは独立して回動可能な外軸ギアと、該アームロ
ック・解除手段は、前記工具が前記工具装着部に対し、
予め定められた挿入深さにまで挿入された状態におい
て、前記アームロック機構を解除させ、さらに奥まで、
前記工具が挿入して、前記外軸ギアと前記アーム本体と
を一体的に運動可能な上死点まで前記アーム本体を移動
させ、前記外軸ギアの回転運動を利用して、前記アーム
本体を前記旋回軸の軸線周りに回動することを特徴とす
る。
【0006】上記構成よれば、工具が上記予め定められ
た挿入深さにまで挿入された後は、アームロック機構が
解除されるため、先端に工具が把持されたアーム本体の
揺動が可能となる。この結果、工具はアームロック機構
が解除された後、旋回軸を中心とする所定の円周軌道上
を自由に移動することができる。すなわち、工具は上記
予め定められた深さまで挿入されて以降、工具位置が多
少ずれていても、アーム本体の旋回軸方向の移動ととも
に、主軸の工具装着部の装着面に沿って移動させられて
嵌合される。このとき、工具は主軸の工具装着面にガイ
ドされるかたちで挿入されるため、工具と工具装着部と
の間に負荷がかかることがない。
【0007】また、上記予め定められた挿入深さにおい
ては、工具の装着面と主軸の工具装着部の装着面との間
にある程度のクリアランスがあるため、逆にこのクリア
ランスの大きさだけ、旋回軸の旋回後の工具位置の位置
決め精度を落とすことが可能となる。従って、従来のよ
うに、旋回軸の旋回後の工具位置を厳密に設定するため
にローラギヤカム等を使用した高価な機構を設ける必要
がなく、上記クリアランス分の誤差を許容して設計する
ことが可能である。この結果、装置の製造コストの低減
をも図ることができる。
【0008】また、上記工具と上記工具装着部とは、各
々互いに係合するテーパ面を有し、上記工具は上記工具
装着部に該テーパ面に沿って挿入嵌合されることを特徴
とするものでもよい。このように構成すると、工具は、
上記予め定められた挿入深さにまで挿入された後、主軸
の軸線に対して僅かにずれていても、工具装着部のテー
パ面に沿って揺動しながら挿入勘合される。
【0009】また、本発明の工具交換方法は、少なくと
も一端に工具を把持するための把持部が設けられたアー
ム本体を、旋回軸の軸線周りに回動させ、あるいは該軸
方向に往復運動させることにより、上記把持部に把持さ
れた工具を、主軸の工具装着部に挿入嵌合し、あるいは
該工具装着部から抜き取る工具交換方法において、アー
ム本体を上記旋回軸に対して一体的に固定するためのア
ームロック機構を機能させる工程と、上記把持された工
具を、工具装着部に対し、予め定められた挿入深さにま
で挿入する工程と、上記工具が、上記予め定められた挿
入深さにまで挿入された時に、上記アーム本体が、上記
旋回軸に対して独立して回動できるように上記アームロ
ック機構を解除する工程と、該アーム本体の独立した回
動を利用して、上記工具を上記工具装着部に挿入嵌合す
る工程とを含むことを特徴とする。 上記方法は、本発
明に係る上記工具交換装置を利用可能な工具交換方法で
あり、アーム本体に把持された工具は、工具位置を入れ
替えて、主軸の工具装着部に対し予め定められた挿入深
さまで挿入されるまでは、旋回軸の位置精度に従うが、
これ以降アームロック機構が解除される。従って、それ
以降、上記工具は旋回軸の周りに揺動可能な状態で、工
具装着部の形状に従って挿入勘合される。
【0010】旋回後の工具の位置決め精度は、上記予め
定められた挿入深さにおける工具と主軸の工具装着部と
のクリアランスの大きさだけ誤差が許容されるため、従
来ほどの位置決め精度が要求されることなく、工具交換
が完了する。この結果、従来高精度を要するために使用
されていたローラギヤカム等を使用しなくてもよいた
め、装置の製造コストを低く抑えることができる。
【0011】また、上記工具交換方法において、上記工
具と上記工具装着部とは、各々互いに係合するテーパ面
を有し、上記工具は上記工具装着部にテーパ面に沿って
挿入嵌合されることを特徴とするものでもよい。このよ
うに構成すると、工具は、上記予め定められた挿入深さ
にまで挿入された後、主軸の軸線に対して微妙にずれて
いても、揺動しながら、工具装着部のテーパ面に沿って
挿入勘合される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を一層
明確にするため、本発明の好適な実施例を図面と共に説
明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に
何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属
する限り、種々の態様で実施できることはいうまでもな
い。
【0013】まず、本実施例の工具交換機TCが装着さ
れたマシニングセンタの全体を主に図1を参照して、概
説する。図1に示すように、このマシニングセンタで
は、基台1に直立して固定されたコラム2に主軸台3が
支持されている。主軸台3は、一対のリニアガイド4に
案内され、Z軸送りモータ5及び送りネジ6により上下
方向に移動される。基台1に設けられたテーブル7は水
平面方向に移動可能である。主軸台3には主軸モータ
8、主軸9及び回転型の工具マガジン10が搭載されて
いる。なお、主軸9と工具マガジン10は、特開昭63-1
23646号で開示したものと同様なものが使用されてい
る。
【0014】主軸9は、工具Tを着脱可能に保持しうる
工具装着部11と、この工具装着部11にドローバ(図
示せず)を介して連結し押し下げられることによって工
具Tを離脱させる工具リリースピン(図示せず)とを備
えている。工具マガジン10は、工具Tを着脱可能に保
持し通常水平の姿勢にある保持ポットを、回転盤の周辺
部に複数備えたものである。その最下位に位置した保持
ポットのみ90゜下方に回転して垂直な姿勢をとり、本
実施例の工具交換機TCによって工具交換可能な状態に
なる。工具Tの選択(最下位置への配置)は、マガジン
モータ14の回転により実施される。
【0015】また、主軸台3には、工具マガジン10と
主軸9との間で工具Tを交換する本実施例の工具交換機
TCが組み込まれている。この工具交換機TCは、工具
交換駆動モータ15や工具交換アームA等から構成され
ている。本実施例の工具交換アームAは、その旋回軸と
同一軸線上に延びるアーム中軸を有するアーム支持体1
6と、アーム中軸を中心にアーム支持体16に回動可能
に支持され、両端に工具を支持するための把持部17を
有するアーム本体12とから構成されており、主軸9と
工具マガジン10とにセットされた工具Tを、把持部1
7による把持と工具交換アームAの旋回と上下動とを利
用して交換するものである。
【0016】図2に工具交換アームAの動きを引き起こ
す上記工具交換機TC全体の構成を、図3に本発明の主
要部に相当する工具交換装置の下部の断面図を示す。図
2に示すように、工具交換機TCのATC駆動軸18は
工具交換駆動モータ15に結合されて鉛直方向を向いて
配置され、軸受19,20を介して主軸台3に回転自在
に軸支されている。ATC駆動軸18には4つのカム2
1,22,23,24が設けられている。
【0017】一方、ATC駆動軸18の側方には、旋回
軸25が鉛直向きに配置されている。この旋回軸25の
上部にはスプライン25aが、最下端にフランジ25b
が設けられ、該フランジ25bには、工具交換アームA
が固定されている。上記旋回軸25の上端には該旋回軸
25の軸中心に沿って所定の深さの段付孔32が開けら
れており、この段付孔32の内径より小さい外径を有す
る長軸状の支持部材31が、主軸台3の上部機械フレー
ム28に開けられた透孔28aに挿通されている。支持
部材31は上部機械フレーム28に固定され、上記段付
孔32の上段に配設されたブッシュ33を介し、上記段
付孔32に挿通され、旋回軸25の上部を軸支してい
る。
【0018】一方、図3に示すように、上記旋回軸25
の下端は、旋回軸25の径より大きい孔径を持つ略円筒
形状の外軸ギヤ29を貫通し、ブッシュ30と外軸ギヤ
29とをガイドとして中心軸周りの回動と軸方向の往復
運動が可能に支承されている。 主軸台3の下部機械フ
レーム26には孔26aが設けられており、上記外軸ギ
ヤ29が、ブッシュ27を介して該孔26aを貫通し、
上記旋回軸25の回動とは独立して、中心軸周りの回動
ができるように支承されている。
【0019】また、図2に示すように、旋回軸25は上
下方向中央近辺に固定された、円周溝をもつ円筒部材3
6を有し、該円筒部材36が上下されることによって、
該旋回軸25は鉛直方向に往復移動する。更に、旋回軸
25は、その上部のスプライン25aと嵌合したスプラ
イン副軸37の軸回りの回転に伴って回転する。なお、
スプライン副軸37の外周に形成されたフランジ部37
aの上下面には、カム21の従動子としての従動ローラ
38の軸が固定されている。
【0020】図3に示すように、外軸ギヤ29の上端部
外周には、ギヤ29aが刻まれており、そのギヤ29a
は側方のセグメントギヤ34に噛合している。このセグ
メントギヤ34には、揺動子35が固定されており、こ
れがカム24に従動する。また、円筒状の外軸ギヤ29
の下端部の互いに180゜離れた2ヶ所には、下方が開
いた凹部71a、71bが設けられ、該凹部を介して後
述する工具交換アームAのアーム回転軸と嵌合してい
る。
【0021】本実施例の工具交換アームAは、中心にア
ーム中軸62を有するアーム支持体16及び該アーム支
持体16にアーム中軸62を中心に回動可能に支持され
ているアーム本体12等から構成されている。上記アー
ム支持体16は、アーム中軸62の上端部に一体的に形
成され、半径方向外側に延在する上フランジ61と、ア
ーム中軸62の下端部に嵌合された円盤状の部材からな
る下フランジ63とを有し、該上フランジ61と下フラ
ンジ63との間にアーム本体12を回動可能に挟持して
いる。
【0022】アーム本体12は、アーム中軸62が貫通
する中空円筒形状のアーム回転軸51と、中央部が該ア
ーム回転軸51の下部に嵌合され、両端部が工具を把持
するための把持部17を有する旋回アーム52とから構
成されている。上記アーム回転軸51は上部にフランジ
51aを有し、その上端部において上記外軸ギヤ29の
下端に設けた凹部71a,71bに対向する2ヶ所に上
方に突出した凸部72a、72bが設けられている。ま
た、上記旋回アーム52は、その中央に凹部を有し、該
凹部の中央に貫通孔が設けられている。換言すれば、該
凹部側面から中心に向かうフランジ52aが一体的に形
成された形状を有する。アーム本体12は、その一部で
あるフランジ52aが上記フランジ51aに接合される
ことにより、フランジ51aと一体化して構成されてい
る。なお、上記アーム回転軸51と旋回アーム52とは
一体的に成形してもよい。
【0023】なお、外軸ギヤ29の下端に設けられた上
記各凹部71a、71bと、アーム本体12の上端に設
けられた上記各凸部72a、72bとが嵌合することに
より、外軸ギヤ29とアーム本体12とは、一体的に運
動することができる。図5に旋回アーム52の水平方向
の部分断面図を示すように、該旋回アーム52は、アー
ム中軸62を中心として対称に構成され、その両端には
把持部17,17が、互いに逆向き面した工具当接部5
6,56を有して設けられている。
【0024】また、旋回アーム52の中央部に設けられ
たフランジ52aの外側には中心に対して対称な位置に
2つの透孔55,55が設けられている。該各透孔55
には、後述するツールロックピン91及びアームロック
ピン92が鉛直方向に挿通され、該透孔内で所定角度回
動できるように形成されている。
【0025】また、アーム本体12の内部には、工具当
接部56が面した側の側面に近接して、上記透孔55と
把持部17との間に長手方向に延び、その中央よりも透
孔55側に小さくなる段部を有する段付挿通孔58が設
けられている。該段付挿通孔58には、工具当接部56
に当接した工具を押圧固定するためのローラ81を一端
に回転自在に軸支した係止部材としてのローラシャフト
80が挿通されている。該ローラシャフト80は、その
棒状円柱形状の中央に透孔55側に小さくなる段部を有
し、上記段付挿通孔58を摺動可能に貫通している。ま
た、上記ローラシャフト80の中央部には長円形のスロ
ット83が設けられており、旋回アーム52に固定され
た直交ピン59を該スロット83に挿通させることによ
って、ローラシャフト80の自軸回りの回転を防止して
いる。更に、上記段付挿通孔58の段部とローラシャフ
ト80の段部との間には、バネ85が弾力的に圧縮介挿
され、ローラシャフト80を把持部側に付勢している。
【0026】図4は、図3におけるB−B断面を示す図
である。図3及び図4から分かるように、旋回軸25と
アーム支持体16とを接続するフランジ25bは、図4
に示すように、円盤の相対する部分を平行に切り欠いた
形状をしていて、その上面の中央部が旋回軸25の下面
と結合されている。また、該フランジ25bの下面は2
ヶ所の円周部でアーム支持体16の上面にピン76を用
いて結合されている。上記凹部71a、71bと凸部7
2a、72bとの嵌合はフランジ25bの上面から上方
に少し離れた位置で行われる。後述するように、旋回軸
25とアーム支持体16との回転運動は、旋回軸25及
びアーム支持体16を下方に移動させて上記嵌合部の嵌
合を解除した状態で行われるが、外軸ギヤ29とアーム
回転軸51との回転運動は、旋回軸25及びアーム支持
体16が上方に引き上げられて、外軸ギヤ29とアーム
回転軸51とが上記嵌合部で嵌合した状態で行われる。
【0027】図8にアーム本体12が待機位置(2点鎖
線)にある時と工具交換位置(実線)にある時を示すよ
うに、上記凸部72a,72bは、アーム支持体16の
上フランジ61においてフランジ25bの側部に設けら
れた透孔73内を所定角度回転するだけであるので、フ
ランジ25bによりその回動が妨げられることはない。
図3に戻り、アーム支持体16には、上記ローラシャ
フト80の先端に設けられたローラを把持された工具に
押圧後固定するために、ローラシャフト80の摺動をロ
ックする一対のツールロック機構TRと、アーム本体1
2をアーム中軸62に対してロックあるいは解除するた
めの一対のアームロック機構ARとが各々軸対称に設け
られている。図3では、アーム中軸62を中心として、
右方にツールロック機構TRが、左方にアームロック機
構ARが配置されているように示されているが、図5に
示すように、ツールロック機構TRの一方とアームロッ
ク機構ARの一方とは互いに近接して設けられている。
【0028】まず、ツールロック機構TRについて説明
する。上記アーム支持体16の上フランジ61には、ア
ーム中軸62に対し対称な位置に貫通孔65,65が設
けられ(図4参照)、下フランジ63の上記貫通孔6
5,65に鉛直軸線上で対向する位置には、下方に小さ
くなる段付挿通孔68,68が設けられている。また、
上記貫通孔65及び段付挿通孔68を貫通するようにし
てツールロックピン91が設けられている。ツールロッ
クピン91は、長軸形状の略中央位置に上方に向かって
断面が小さくなるテーパを有するフランジ91aを有
し、その上端部が上記貫通孔65を貫通しており、下端
部が上記段付挿通孔68に挿通されている。そして、段
付挿通孔68の段部上面と上記フランジ91aの底面間
には、バネ93が弾力的に圧縮介挿され、ツールロック
ピン91を上方に付勢している。該ツールロックピン9
1が上昇したとき、フランジ91aのテーパ面が旋回ア
ーム52の透孔55に突き出たローラシャフト80の端
部を押圧することにより、ローラシャフト80の透孔5
5側への摺動をロックする。
【0029】次に、アームロック機構ARについて説明
する。上記アーム支持体16の上フランジ61には、ア
ーム中軸62に対し対称な位置に貫通孔67,67が設
けられ(図4参照)、下フランジ63の上記貫通孔6
7,67に鉛直軸線上で対向する位置には、下方に小さ
くなる段付挿通孔69,69が設けられている。また、
上記貫通孔67及び段付挿通孔69を貫通するようにし
てアームロックピン92が設けられている。アームロッ
クピン92は、長軸形状の略中央位置に上方に向かって
断面が小さくなるテーパを有するフランジ92aを有
し、その上端部が上記貫通孔67を貫通しており、下端
部が上記段付挿通孔69を挿通している。そして、段付
挿通孔69の段部上面と上記フランジ92aの底面間に
は、バネ95が弾力的に圧縮介挿され、アームロックピ
ン92を上方に付勢している。該アームロックピン92
が上昇したとき、そのテーパ面が上記アーム回転軸の側
面に設けられた丸溝51b(図5参照)に嵌合すること
により、アーム本体12のアーム支持体16に対する回
動をロックする。
【0030】以上工具交換機の全体構成が明らかとなっ
たところで、本実施例の工具交換機TCの動きを説明す
る。本発明の工具交換装置による工具交換機構は、旋回
により工具当接部56を工具Tに当接させた後に把持を
ロックさせるタイプのものである。工具交換工程は、工
具交換位置から旋回平面内において所定角度離れたアー
ム待機位置から該所定角度旋回して工具交換位置に移動
し、工具交換アームAの両端に設けられた把持部17が
それぞれ主軸9に装着された使用後の工具Tとマガジン
10とにセットされた新しい工具Tとを把持する工程
(図1参照)、把持が完了すると工具交換アームAが下
降して180゜旋回し、工具の位置を換える工程(図7
参照)、その後、上記工具交換アームAが上昇し、新し
い工具Tを主軸9に装着した後、工具Tの把持を解除
し、使用後の工具Tをマガジン10に収納する工程、収
納が完了した後、所定角度逆旋回し、アーム待機位置に
戻る工程から構成されている。 以下各工程の動作につ
いて詳細に説明する。
【0031】上述のように、工具交換アームAは、待機
位置から所定角度旋回して工具把持位置に移動して工具
を把持し、最終的に工具を交換した後、工具交換位置か
ら上記待機位置に逆旋回する機構が備えられている。こ
れは、本実施例の工具把持機構が、工具交換アームAの
工具当接部を工具に対し片側から当接させるタイプであ
るからである。この動きに係わるのは、ATC駆動軸1
8周囲の円筒部材39の下面の平面溝カム24である
(図2,3参照)。
【0032】図6に、図3のX−X断面図を示す。図示
するように、平面溝カム24の溝形状は、閉じたリング
状であって、カム軸を中心とする円弧状の大径部24a
と小径部24bとそれらを連結する連結部分24cとを
有する。揺動子35が、回転する平面溝カム24の大径
部24a、小径部24b、連結部24cのどこに組み付
くかによって、工具交換アームAは、待機位置、工具交
換位置、または旋回運動状態となる。
【0033】すなわち、ATC駆動軸18が回転して所
定の角度に達すると、平面溝カム24の大径部24aか
ら揺動子35が脱し、該揺動子35が大径部24aから
小径部24bに至るまでの連結部24cを通過する間、
該揺動子35はセグメントギヤ34の軸を中心として一
方向に揺動する。更に上記揺動子35が小径部24bを
脱し、該揺動子35が小径部24bから大径部24aに
至るまでの連結部24cを通過する間、該揺動子35は
上記と逆方向に揺動する。
【0034】上記揺動子35の揺動によって、該揺動子
35に従動するセグメントギヤ34が回動し、該セグメ
ントギヤ34にギヤ29aを介して噛合する外軸ギヤ2
9が回動する。この外軸ギヤの回動に伴って、該外軸ギ
ヤの下端にアーム回転軸の上端部で嵌合した工具交換ア
ームAが待機位置から工具交換位置へ、あるいは、工具
交換位置から待機位置へ旋回運動するのである。
【0035】また、工具交換アームAは、旋回軸25の
軸方向に往復移動する。これは、工具Tを主軸台9や工
具マガジン10から抜き取ったり、クランプするためで
ある。この動きに係わるのは、ATC駆動軸18回りの
円筒部材39の周面中央部に形成された円筒溝カム23
である(図2参照)。該円筒溝カム23には支持点44
を支点として揺動する揺動レバー40が、その中央付近
に設けられた係合子43を介して係合しており、該揺動
レバー40の先端に設けられた接触子41が、旋回軸2
5に固定された円筒部材36の円周溝に係合している。
このためATC駆動軸18が1回転すると、上記揺動レ
バー40が揺動し、旋回軸25及びこれに固定されてい
る工具交換アームAを、軸方向に1往復させる。図2で
は接触子41と円筒部材36との係合関係を概念的に示
している。
【0036】なお、図2に示すように、本実施例の工具
交換機TCは、使用後の工具Tを主軸9から抜き取るた
めの機構を有する。すなわち、ATC駆動軸18外側の
円筒部材39の周面上部には円筒溝カム22が形成され
ており、主軸9から工具Tを抜き取る際には、該円筒溝
カム22に従動して揺動される揺動部材42により主軸
9の工具脱着装置のドローバ(図示せず)に連結された
工具リリースピン(図示せず)を押圧して下げることに
より、離脱状態にすることが可能である。
【0037】更に、工具交換アームAは、水平方向に旋
回する。これは、主軸9と工具マガジン10との工具T
を交換するためである。この動きに係わるのは、ATC
駆動軸18の最上位に設けられたパラレルカム21であ
る。これによる動きに関しては、特開昭63-123646号公
報開示の装置の対応部と同様なので、簡略に説明する。
パラレルカム21は2枚の板カム21a,bからなる複
合カムであり、スプライン副軸37に設けられている従
動子としての従動ローラ38に当接している。この構成
に基づき、ATC駆動軸18の1回転の間に、スプライ
ン副軸37、旋回軸25、及び工具交換アームAが18
0゜回転する。
【0038】以下、図7に基づいて、本発明の工具交換
装置のアームロック・解除手段及びツールロック・解除
手段、及び、工具Tが主軸に装着されるときのタイミン
グについて説明する。なお、図においては、簡単のため
主軸の工具装着部に装着される側の工具のみ示し、工具
マガジンに収納される側の工具については省略した。
【0039】図7に示すように、本実施例における工具
装着は、テーパシャンクからなるアーバーTaを備え、
アーム本体12の把持部17に把持された工具Tを、該
アーバーTaの密着挿通を許容する裁頭円錐形状の開口
部を有する主軸9下端の工具装着部11に、公知のコレ
ット方式を採用して挿入固定することにより行ってい
る。
【0040】図7(a)は、工具交換アームAが下降し
た状態である。ツールロックピン91及びアームロック
ピン92の上端が開放されているため、バネ93,95
の付勢力により、上記ツールロックピン91及びアーム
ロックピン92が上方に押し上げられており、上記ツー
ルロック機構TR及びアームロック機構ARが機能して
いる。すなわち、上記ツールロックピン91が上昇し
て、ツールロックピン91のテーパ面が旋回アームの透
孔に突き出たローラシャフト80の端部を押圧すること
により、ローラシャフト80の透孔側への摺動をロック
し、一方、上記アームロックピン92が上昇して、アー
ムロックピン92のテーパ面が上記アーム回転軸の下面
に設けられた丸溝51b(図5参照)に嵌合することに
より、アーム本体12のアーム支持体16に対する回動
をロックしている。ツールロック機構TRにより、把持
された工具Tは把持部に強固に固定されており、アーム
ロック機構ARによりアーム本体12は、アーム支持体
16に対し、一体となった状態、すなわち、アーム本体
12が、旋回軸25に対して一体化した状態となってい
る。この状態で、工具交換アームAの180゜の旋回運
動が行われ、工具Tの位置が入れかわる。
【0041】そして、工具交換アームAが上昇し、図7
(b)に示すように、アームロックピン92及びツール
ロックピン91の上端面が、下部機械フレーム26の下
面に当接する。この当接するタイミング、すなわち、ア
ームロック機構AR及びツールロック機構TRが解除さ
れるタイミングは、工具Tの上記アーバーTaが、上記
工具装着部11に所定量挿入された位置に設定されてい
る。つまり、アーバーTaが、工具装着部に確実に固定
される以前にアームロック機構AR及びツールロック機
構TRは解除される。
【0042】つまり、下部機械フレーム26の下面によ
り、ツールロックピン91及びアームロックピン92の
上端が押圧され、バネ93,95の付勢力に抗して上記
ツールロックピン91及びアームロックピン92が下方
に押し下げられることにより、上記ツールロック機構T
R及びアームロック機構ARが解除される。すなわち、
上記ツールロックピン91が下降すると同時に、ツール
ロックピン91のテーパ面と旋回アームの透孔に突き出
たローラシャフト80の端部との係合が開放されること
により、ローラシャフト80の透孔側への摺動が可能と
なり、一方、上記アームロックピン92が下降すると同
時に、アームロックピン92のテーパ面と上記アーム回
転軸の下面に設けられた丸溝51b(図5参照)との嵌
合が開放されることにより、アーム本体12のアーム支
持体に対する回動が可能となる。
【0043】アームロック機構ARが解除されると、ア
ーム本体12は、旋回軸25とは独立して旋回軸25の
軸線周りに揺動可能な状態となり、工具TのアーバーT
aが主軸の工具装着部のテーパに沿って挿入されるとき
の工具Tの動きに従って揺動する。
【0044】図7(c)の状態においては、工具交換ア
ームAが上死点にあり、この状態で外軸ギヤ29が回動
することにより、アーム待機位置と工具交換位置までの
往復旋回運動が、旋回軸25の動きとは独立に行われ
る。本発明の工具交換装置は、工具交換アームAの上下
動に伴ってツールロック機構TR及びアームロック機構
ARを機能あるいは解除させることができ、また、駆動
軸の回転運動を平面溝カム24及び外軸ギヤ29を介し
て、アーム本体12のアーム待機位置と工具交換位置と
の間の往復旋回運動に変換する簡単な機構により工具交
換を可能にしている。更に、工具Tを工具装着部11に
挿入する際の位置決め精度が多少低くても、アーム本体
12の揺動によりこれを吸収できるため、工具T及び工
具装着部11に負荷をかけることなく、確実に装着する
ことが可能になる。この結果、この位置決め精度を高精
度で実現する高価なローラカムギヤ等を用いる必要がな
く、製造コストを低く抑えることができる。
【0045】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば本実施例では駆動源としてモータを用いてい
るが、ロータリシリンダやラック・ピニオン等を用いて
もよい。更に、本実施例では、外軸ギヤを動作させるも
のとしてカム機構で行われているが、他の駆動源、例え
ばエアシリンダあるいはATC駆動軸に直結しない別途
設置したモータ等によって動作させるようにしてもよ
い。
【0046】また、本実施例では、アームロック機構A
Rとツールロック機構TRとを同時に機能させるように
設定したが、アームロックピン92の長さとツールロッ
クピン91の長さとを相違させることにより(各上端面
の位置を相違させることにより)、アームロック機構A
Rが機能するタイミングとツールロック機構TRが機能
するタイミングとをずらして、所望のロックタイミング
を形成してもよい。
【0047】更に、本実施例のアーム本体には、いわゆ
るフック式のダブルアームを使用したが、把持部が片側
にしかないいわゆる片持ち式のアームや、工具を両側か
ら挟持するいわゆるフィンガー式のアームに同様のアー
ムロック機構を設けたものを使用してもよいことはもち
ろんである。
【0048】なお、本実施例においては、高価なローラ
ギヤカム等を使用せずに、簡易に実現できる工具交換装
置について説明したが、上記ローラギヤカム等が用いら
れた工具交換装置に上記のようなアームロック機構を搭
載し、本実施例で示すタイミングでアームロック機構を
解除する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の工具交換機の斜視図である。
【図2】 本実施例の工具交換機の鉛直方向断面図であ
る。
【図3】 本実施例の工具交換装置の下部の断面図であ
る。
【図4】 図3のB−B断面図である。
【図5】 本実施例のアーム本体の水平方向部分断面図
である。
【図6】 図3のX−X断面図である。
【図7】 本実施例のアームロック手段及びツールロッ
ク手段を説明する図である。
【図8】 本実施例の工具交換アームが待機位置と工具
把持位置との間での旋回運動を説明する図である。
【符号の説明】
3・・・主軸台、 9・・・主軸、 11・・・工具装
着部、 12・・・アーム本体、 16・・・アーム支持体、 17・・・把持部、 24・・・平面溝カム、 25・・・旋回軸、 26・・・下部機械フレーム、 29・・・外軸ギヤ、 51・・・アーム回転軸、 2・・・旋回アーム、 54・・・把持部、 55・・・透孔、 56・・・工
具当接部、 58・・・段付挿通孔、 59・・・直交ピン、 61・・・上フランジ、 62・・・アーム中軸、 63・・・下フランジ、 80・・・ローラシャフト、 91・・・アームロックピン、 92・・・ツールロッ
クピン、 A・・・工具交換アーム、 T・・・工具、 TC・・
・工具交換機、 AR・・・アームロック機構、 TR・・・ツールロッ
ク機構 Ta・・・アーバー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に工具を把持するための
    把持部が設けられ、旋回軸の軸線周りに回動可能なアー
    ム本体を備え、 前記旋回軸の回転運動と往復運動とを利用して、前記把
    持部に把持された工具を、主軸の工具装着部に挿入嵌合
    し、あるいは該工具装着部から抜き取る工具交換装置に
    おいて、 該アーム本体を、前記旋回軸に対して一体的に固定する
    アームロック機構を機能させ、あるいは解除するアーム
    ロック・解除手段と、 前記旋回軸の軸線周りに前記旋回軸の回動とは独立して
    回動可能な外軸ギアと、 該アームロック・解除手段は、前記工具が前記工具装着
    部に対し、予め定められた挿入深さにまで挿入された状
    態において、前記アームロック機構を解除させ さらに奥まで、前記工具が挿入して、前記外軸ギアと
    記アーム本体とを一体的に運動可能な上死点まで前記ア
    ーム本体を移動させ、前記外軸ギアの回転運動を利用し
    て、前記アーム本体を前記旋回軸の軸線周りに回動する
    ことを特徴とする工具交換装置。
  2. 【請求項2】 前記工具と前記工具装着部とは、各々互
    いに係合するテーパ面を有し、前記工具は前記工具装着
    部に該テーパ面に沿って挿入嵌合されることを特徴とす
    る請求項1記載の工具交換装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一端に工具を把持するための
    把持部が設けられたアーム本体を、旋回軸の軸線周りに
    回動させ、あるいは該軸線方向に往復運動させることに
    より、前記把持部に把持された工具を、主軸の工具装着
    部に挿入嵌合し、あるいは該工具装着部から抜き取る工
    具交換方法において、 アーム本体を前記旋回軸に対して一体的に固定するため
    のアームロック機構を機能させる工程と、 前記把持された工具を、工具装着部に対し、予め定めら
    れた挿入深さにまで挿入する工程と、 前記工具が、前記予め定められた挿入深さにまで挿入さ
    れた時に、前記アーム本体が、前記旋回軸に対して独立
    して回動できるように前記アームロック機構を解除する
    工程と、 該アーム本体の独立した回動を利用して、前記工具を前
    記工具装着部に挿入嵌合する工程と、 を含むことを特徴とする工具交換装置の工具交換方法。
  4. 【請求項4】 前記工具と前記工具装着部とは、各々互
    いに係合するテーパ面を有し、前記工具は前記工具装着
    部にテーパ面に沿って挿入嵌合されることを特徴とする
    請求項3記載の工具交換装置の工具交換方法。
JP22840297A 1997-07-30 1997-08-25 工具交換装置及び工具交換方法 Expired - Fee Related JP3511857B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22840297A JP3511857B2 (ja) 1997-08-25 1997-08-25 工具交換装置及び工具交換方法
US09/123,517 US6007464A (en) 1997-07-30 1998-07-28 Tool-changing apparatus and method for a machine tool
CN98116682A CN1091672C (zh) 1997-07-30 1998-07-30 换刀装置及用于机床的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22840297A JP3511857B2 (ja) 1997-08-25 1997-08-25 工具交換装置及び工具交換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1158167A JPH1158167A (ja) 1999-03-02
JP3511857B2 true JP3511857B2 (ja) 2004-03-29

Family

ID=16875912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22840297A Expired - Fee Related JP3511857B2 (ja) 1997-07-30 1997-08-25 工具交換装置及び工具交換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3511857B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103862314A (zh) * 2014-03-11 2014-06-18 上海三一精机有限公司 一种可扩展的换刀结构及加工中心

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5082591B2 (ja) * 2007-05-31 2012-11-28 ブラザー工業株式会社 工具交換装置
TW200902225A (en) * 2007-07-10 2009-01-16 Pascal Eng Corp Tool exchanging device
KR101401128B1 (ko) * 2007-10-01 2014-05-30 두산인프라코어 주식회사 자동 공구 교환 장치의 공구 파손 방지용 안전 장치
KR200462651Y1 (ko) 2011-01-28 2012-09-20 테 신 캄 컴패니 리미티드 전진식 도구 록킹 메카니즘을 가진 자동 툴 체인저
CN113245582A (zh) * 2021-07-01 2021-08-13 江苏益铨数控科技有限公司 一种五金件钻孔用钻床

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103862314A (zh) * 2014-03-11 2014-06-18 上海三一精机有限公司 一种可扩展的换刀结构及加工中心

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1158167A (ja) 1999-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6007464A (en) Tool-changing apparatus and method for a machine tool
JP5082591B2 (ja) 工具交換装置
KR930009403B1 (ko) 공구교환장치를 구비한 공작기계
JP3350375B2 (ja) 工具把持装置
US4817267A (en) Tool change apparatus for machining center and the like
JP3511857B2 (ja) 工具交換装置及び工具交換方法
JPH0911075A (ja) 工作機械の工具把持装置
JP3472091B2 (ja) 工具交換アーム及び該アームを備えた工具把持装置
JPH10151542A (ja) 工具交換機のフィンガ開閉機構
JP2002283165A (ja) 工具交換装置
JP3511660B2 (ja) 工具交換装置を備えた工作機械
JPH0392238A (ja) 工作機械の工具交換アーム
JPH0657536U (ja) 自動工具交換装置
JPH0513469Y2 (ja)
KR0177144B1 (ko) 공구교환암의 구동기구
JP2979630B2 (ja) 工作機械の自動工具交換装置
JPH0957564A (ja) ラインボーリングマシンの自動工具交換装置
CN220560993U (zh) 加工机的换刀机构
JPH07164214A (ja) 工具交換装置を備えた工作機械
JPH0475840A (ja) 工具交換装置
JP2971076B2 (ja) 工具交換装置の移送装置
KR20050059289A (ko) 공작 기계, 아암 장치 및 툴 매거진
JPS588407Y2 (ja) 工作物の加工装置
JPH1043984A (ja) 工作機械の自動工具交換装置
JPH0335054B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031229

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees