JPH07164214A - 工具交換装置を備えた工作機械 - Google Patents

工具交換装置を備えた工作機械

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JPH07164214A
JPH07164214A JP34170493A JP34170493A JPH07164214A JP H07164214 A JPH07164214 A JP H07164214A JP 34170493 A JP34170493 A JP 34170493A JP 34170493 A JP34170493 A JP 34170493A JP H07164214 A JPH07164214 A JP H07164214A
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JP
Japan
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tool
spindle
rod
collet
cam
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Application number
JP34170493A
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English (en)
Inventor
Masaru Nagashima
賢 長嶌
Nobuyuki Matsuoka
信之 松岡
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具クランプ機構を駆動するカムの作用とは
無関係に工具をクランプ及びアンクランプできる工具交
換装置を備えた工作機械を提供する。 【構成】 油圧シリンダ255がロッド52Bの端部に
推力を加え、ロッド52Bの該Y字部119にて工具リ
リースピン54を上方から押圧する。なおこの時、該ロ
ッド52Bの片持ち部118は、バネ256の付勢力に
対抗してもち上げられ、ロッド52Aとの係合が解かれ
る。これによりドローバー53が押し下げられ、コレッ
ト134が下降して、コレット134の各ボール136
はコレット室133下方のテーパ部137で径方向に逃
げ、プルスタッド131は自由にコレット134内を通
過することができるようになり工具13は主軸から抜き
取り可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工具交換装置を備えた工
作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種工具を着脱可能に保持するコ
レットを有する工具クランプ機構を内蔵する主軸と、そ
の主軸台を、該主軸に保持された工具と相対する被加工
物に対して相対的に、該主軸の回転軸線と同方向に往復
移動可能に支持するフレームと、その工具マガジンに保
持された工具の一つを選択して該主軸に装着された工具
と交換するための工具交換装置とを備えた工作機械にお
いて、該主軸と工具マガジンとの間に工具交換アームを
配置し、該工具交換アームによる工具の把持、主軸の回
転軸線と同方向への往復動及び該軸線を中心とした回動
運動により主軸と工具マガジン上の工具とを交換する工
具交換装置を備えた工作機械が、例えば特開平2−26
2936に知られている。
【0003】この工作機械においては、該工具クランプ
機構が、コレットを支持するドローバーと、該ドローバ
ーに被加工物とは反対方向の弾性力を付加して、該コレ
ットに工具をクランプさせる皿バネとを有している。更
に、該工具クランプ機構を駆動するためにモータによっ
て回転される工具クランプ機構駆動用カムと、該工具ク
ランプ機構駆動用カムによって作動され、該ドローバー
を被加工物方向に付勢してコレットに工具をアンクラン
プさせるリンクロッドとを備える構成を有している。そ
して、該工具クランプ機構駆動用カムが一回転すること
により、この回転に従動するリンクロッドがドローバー
を被加工物側に付勢しコレットをアンクランプさせ、そ
して、該被加工物方向への付勢を解くことによりコレッ
トをクランプさせていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成に係る工具交換装置においては、工具クランプ機構駆
動用カムの回転にリンクロッドを従動させ、これにより
ドローバーを駆動しているため、主軸に装着された工具
のクランプ及びアンクランプを該工具クランプ機構駆動
用カムの回動、即ち、この工具クランプ機構駆動用カム
を回動させる工具交換装置の動作と独立して行うことが
できなかった。
【0005】このため、工具が破損した場合に新しい工
具と交換するためには、工具交換装置により該破損した
工具を工具マガジンに入れ直し、その後、新たな工具を
主軸に装着しなければならないため復旧に時間がかかっ
た。また、該工具クランプ機構駆動用カムを駆動するモ
ータが故障した場合等には、主軸に装着された工具を、
該工具クランプ機構駆動用カムの駆動軸を手動により回
転させてアンクランプさせる必要があり大変手間がかか
った。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、工具クランプ機構を駆動するカム
の作用とは無関係に工具をクランプ及びアンクランプで
きる工具交換装置を備えた工作機械を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本発明においては、第1の態様においては、各種工
具を着脱可能に保持するコレットを有する工具クランプ
機構を内蔵する主軸と、前記主軸を回転可能に支持する
主軸台と、その主軸台を、前記主軸に保持された工具と
相対する被加工物に対して相対的に、前記主軸の回転軸
線と同方向に往復移動可能に支持するフレームと、複数
の各種工具を保持する工具マガジンと、その工具マガジ
ンに保持された工具の一つを選択して前記主軸に装着さ
れた工具と交換するための工具交換装置とを備えた工作
機械であって、前記工具クランプ機構が、前記コレット
を支持するドローバーと、該ドローバーに被加工物とは
反対方向の弾性力を付加して、該コレットに工具をクラ
ンプさせる弾性手段とを有し、前記工具クランプ機構を
駆動するためにモータによって回転される工具クランプ
機構駆動用カムと、該工具クランプ機構駆動用カムによ
って作動され、前記ドローバーを被加工物方向に付勢し
てコレットに工具をアンクランプさせるリンクロッドで
あって、ロッド間にリンクを解くリンク解除手段を有す
るリンクロッドと、該リンクロッドのドローバー側の端
部を押圧してドローバーを被加工物方向に付勢して、該
コレットに工具をアンクランプさせる付勢手段とを備え
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明においては、第2の態様にお
いては、各種工具を着脱可能に保持するコレットを有す
る工具クランプ機構を内蔵する主軸と、前記主軸を回転
可能に支持する主軸台と、その主軸台を、前記主軸に保
持された工具と相対する被加工物に対して相対的に、前
記主軸の回転軸線と同方向に往復移動可能に支持するフ
レームと、複数の各種工具を保持する工具マガジンと、
その工具マガジンに保持された工具の一つを選択して前
記主軸に装着された工具と交換するための工具交換装置
とを備えた工作機械であって、前記工具クランプ機構
が、前記コレットを支持するドローバーと、該ドローバ
ーに被加工物とは反対方向の弾性力を付加して、該コレ
ットに工具をクランプさせる弾性手段とを有し、前記工
具クランプ機構を駆動するためにモータによって回転さ
れる工具クランプ機構駆動用カムと、該工具クランプ機
構駆動用カムによって作動され、前記ドローバーを被加
工物方向に付勢してコレットに工具をアンクランプさせ
るロッドであって、前記工具クランプ機構駆動用カムと
の間の係合を解く係合解除手段を有するロッドと、該ロ
ッドのドローバー側の端部を押圧して該ドローバーを被
加工物方向に付勢して、該コレットに工具をアンクラン
プさせる付勢手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】このように本発明を構成したことにより、本発
明は第1の態様において、該付勢手段がドローバーを被
加工物方向に付勢すると、該ドローバを該工具クランプ
機構駆動用カムの作用により付勢するリンクロッド間の
リンク係合が、リンク解除手段によって解かれるため、
該工具クランプ機構駆動用カムの作用とは無関係に、上
記付勢手段はドローバーを被加工物方向に付勢して該コ
レットに工具をアンクランプさせることができる。ま
た、該付勢手段がドローバーの付勢を解くことにより、
弾性手段が該ドローバーへ被加工物とは反対方向の弾性
力を付加して、該コレットに工具をクランプさせること
ができる。
【0010】また、本発明の第2に態様においては、該
付勢手段がドローバーを被加工物方向に付勢すると、該
ドローバを該工具クランプ機構駆動用カムの作用により
付勢するロッドと、該工具クランプ機構駆動用カムとの
係合が、係合解除手段によって解かれるため、該工具ク
ランプ機構駆動用カムの作用とは無関係に、上記付勢手
段はドローバーを被加工物方向に付勢して該コレットに
工具をアンクランプさせることができる。また、該付勢
手段がドローバーの付勢を解くことにより、弾性手段が
該ドローバーへ被加工物とは反対方向の弾性力を付加し
て、該コレットに工具をクランプさせることができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例について図面に従って具体的
に説明する。図2は本発明に係る工具交換装が搭載され
たマシニングセンタを示す斜視図、図3は平面図であ
る。基台1に直立して固定されたコラム2に主軸台3が
支持されている。主軸台3はリニアガイド4に案内され
Z軸送りモータ5及び送りねじ6により上下方向に移動
される。テーブル7は水平面でX−Y方向に移動可能で
ある。主軸台3には主軸11及び主軸11に直線連結さ
れた主軸モータ10の他に、回転型の工具マガジン8が
搭載されている。工具マガジン8はマガジンモータ12
により回転され選択工具が割出される。また、主軸台3
には、工具マガジン8と主軸11との間で工具13を交
換する工具交換装置(ATC装置)が組込まれている。
両端に工具把持爪15を備えた旋回アーム16、工具交
換駆動モータ17(以下ATCモータ17と称す)等が
その部材である。
【0012】図1は本発明に係る工具交換装置の機構の
概要を示す模式図である。ATCモータ17の回転はウ
ォーム21及びウォーム歯車22により工具交換駆動軸
23(以下ATC駆動軸23と称する)に伝えられる。
ATC駆動軸は軸受24、25により主軸台に回転自在
に軸支されている。ATC駆動軸23には4つのカムが
設けられている。
【0013】一方、第1のスリーブ26が軸受27、2
8により主軸台3に回転自在に軸支されている。第1の
スリーブ26の内周面にはスプラインキー29が形成さ
れ、第2のスリーブ30のスプライン部31が係合す
る。第2のスリーブ30は第1のスリーブ26の内周面
及びメタル軸受32を介して主軸台3に支承され、第1
のスリーブ26と一体に回転されると共に軸方向に摺動
可能である。第2のスリーブ30の先端には旋回アーム
16が固定されている。第2のスリーブ30は旋回アー
ム軸をなす。旋回アーム16内には工具把持爪15を開
閉する開閉機構が内蔵されている。その開閉機構の駆動
部に、第2のスリーブ30に挿通され主軸台3に回転自
在に支持された回動ロッド33が係合し、回動ロッド3
3の回転により工具把持爪15を開閉する。そして、旋
回アーム16の回転及び軸方向への移動により主軸11
と工具マガジン8の工具ポット34との間で工具13を
交換する。
【0014】ATC駆動軸23に設けられた第1のカム
は2枚の板カム35、36からなる複合カムであり、い
わゆるパラレルカム37と称されるものである。2枚の
板カム35、36は、第1のスリーブ26と一体に構成
された従動子38の従節ローラ39、40に当接し、第
1のスリーブ26の回転位置を規制する。そして、AT
C駆動軸23の一回転の間に第1のスリーブ26を間欠
的に180°回転させる。
【0015】ATC駆動軸23に設けられた第2のカム
は円筒部材41の周面に形成された第1の円筒溝カム4
2である。第1の円筒溝カム42に従動して揺動される
揺動レバー43に設けられた接触子44が、第2のスリ
ーブ30の外周の円周溝45に係合し、第2のスリーブ
30の軸方向位置を規制する。ATC駆動軸23の一回
転の間に第2のスリーブ30は軸方向に間欠的に一往復
される。
【0016】ATC駆動軸23に設けられた第3のカム
は円板46の上面に形成された平面溝カム47である。
平面溝カム47に従動して往復動されるラック48が回
動ロッド33のピニオン49と係合し、回動ロッド33
の回動位置を規制する。回動ロッド33の回動位置に従
って工具把持爪15が開閉される。
【0017】ATC駆動軸23に設けられた第4のカム
は円筒部材41の上部に形成された第2の円筒溝カム5
1である。第2の円筒溝カム51にロッド52A及びロ
ッド52Bかなら成るリンクロッド52を従動させ、該
ロッド52Bにより工具着脱装置のドローバー53に連
結された工具リリースピン54を押圧し、主軸11の工
具13をアンクランプ状態とすることが可能である。他
方、該ロッド52Bの一方の端部の上部には、該ロッド
52Bに工具リリースピン54を押圧させて工具13を
アンクランプさせる推力を加えるための油圧シリンダ2
55が設けられている。該油圧シリンダ255は図示し
ないスイッチまたはNCデータ上の命令に基づき駆動さ
れる。また、該ロッド52Bの他方の端部の下方には、
該ロッド52Bとこれを連動させるロッド52Aとの係
合を保持するための引っ張りバネ256が配置されてい
る。
【0018】以下、上記の機構の詳細について説明す
る。図4は主軸台3の左側面を覆う工具マガジン8を取
外して見た図3のA−A線矢視図であり、図5は第2の
スリーブ30の縦断面図である。主軸台3の上部に円筒
形状のブラケット57が固定されている。その円筒状ブ
ラケット57及び主軸台3のリブ部58に軸受59、6
0を介して第1のスリーブ26が回転自在に支承されて
いる。第1のスリーブ26は、多数の従節ローラ39、
40を支承する上下3枚の円板からなるパラレルカム3
7の従動子38と一体に構成されている。また、その内
周面にはスプラインキー29が形成されている。
【0019】第2のスリーブ30の上部にはスプライン
31が形成され、そのスプライン31が第1のスリーブ
26のスプラインキー29と係合して第2のスリーブ3
0の上部を支承する。第2のスリーブ30の下部はメタ
ル軸受32により主軸台3に回転自在かつ軸方向に移動
自在に支承されている。第2のスリーブ30の中央部外
周にはリング部材61がねじ62により固定されてお
り、そのリング部材61の円周溝45に揺動レバー43
の接触子44が係合して第2のスリーブ30の軸方向位
置を規制し支持している。
【0020】第2のスリーブ30の内部には、工具把持
爪15を開閉するための回動ロッド33が挿通されてい
る。回動ロッド33は上端部を円筒状ブラケット57内
で軸受63により回転自在に支持されている。回動ロッ
ド33は軸方向には移動することができない。回動ロッ
ド33の上端に設けられたピニオン49は、円筒状ブラ
ケット57に摺動自在に支持され平面溝カム47に従動
して往復動されるラック48と係合する。
【0021】第2のスリーブ30を回転駆動するカムイ
ンデックス機構について図5及び図6を参照し説明す
る。図6は図4のB−B線断面図である。ATC駆動軸
23に固定された2枚の板カム35、36はそれぞれ真
円部35A、36Aと山部35B、36Bとからなるカ
ム輪郭を有し、2枚の板カム35、36の山部35B、
36Bは互いにずらして構成されている。第1のスリー
ブ26と一体に形成された3枚の円板(従動子)38の
間には、それぞれ4つの従節ローラ39、40が回転自
在に支持されパラレルカム37の従動子38を構成して
いる。上段の従節ローラ39と下段の従節ローラ40と
は互い違いに位置するように配設されている。2枚の板
カム35、36はそれぞれ4つの従節ローラ39、40
のいずれかに当接する。
【0022】ATC駆動軸23の回転に従い、板カム3
5、36の山部35B、36Bが一種のギアの様になっ
て従節ローラ39、40と噛み合い、従動子38即ち第
1のスリーブ26を回転させる。また、図6に示す様に
板カム35、36の真円部35A、36Aが従節ローラ
39、40に当接しているときは、上下段の互い違いの
従節ローラ39、40が板カム35、36の真円部35
A、36Aを挟んだ状態になり、板カム35、36の回
転にかかわらず従動子38即ち第1のスリーブ26は完
全にロックされた停止状態になる。板カム35、36の
カム輪郭は180°の回転で従動子38を180°回転
し、残りの180°の回転では従動子38を停止状態に
ロックするように形成されている。
【0023】第2のスリーブ30を軸方向に往復動させ
る軸送り機構について図4及び図7を参照し説明する。
図7は図4のC−C線断面図である。揺動レバー43が
主軸台3の隔壁65に設けられた軸66を支点として揺
動自在に支承されている。揺動レバー43の中央部には
側方に突出した円筒形状のカムフォロワー67が設けら
れ、先端部にはローラからなる接触子44が設けられて
いる。カムフォロワー67は第1の円筒溝カム42に係
合され、先端の接触子44は第2のスリーブ30に固定
されたリング部材61の円周溝45に係合されている。
ATC駆動軸23の回転に従い第2のスリーブ30が軸
方向に上下動される。
【0024】回動ロッド33を平面溝カム47に従動し
て回動する機構について図8及び図9を参照し説明す
る。図8は図4のD−D線階段断面図、図9は図8のE
−E線矢視図である。主軸台3の天井壁70に水平レバ
ー71が中央部を軸72に支承され、水平面内で揺動自
在に取付けられている。水平レバー71の一端には下方
に突出した円筒状のカムフォロワー73が設けられ、他
端には上方に突出した円筒状の接触子74が設けられて
いる。回動ロッド33の上端を支持する円筒状ブラケッ
ト57には水平方向に貫通する円形の案内孔75が形成
され、その案内孔75にラック48が摺動自在に挿通さ
れ案内されている。ラック48は回動ロッド33の上端
に設けられたピニオン49と噛合する。円筒状ブラケッ
ト57の側面から突出したラック48の後端部には係合
溝76が形成され、その係合溝76に水平レバー71の
接触子74が係合する。また、水平レバー71のカムフ
ォロワー73は平面溝カム47に係合する。ATC駆動
軸23の回転に従い、水平レバー71が揺動され、ラッ
ク48が前後に摺動されて回動ロッド33が回動され
る。
【0025】回動ロッド33の回動に従って工具把持爪
15を開閉する把持爪開閉機構について図5及び図10
を参照して説明する。図10は図5のK−K線断面図で
ある。回動ロッドの下端部には円筒形状をしたソケット
80がピン81により取付られている。ソケット80は
第2のスリーブ30の内周面に摺接し、回動ロッド33
の下端を第2のスリーブ30の回転中心軸線上に支持す
る。回動ロッド33の下端には、水平方向に突出して係
合ピン82が設けられている。一方、第2のスリーブ3
0の先端に固定された旋回アーム16の中心には、ピニ
オン軸83が軸受84、85を介して垂直に軸支されて
いる。ピニオン軸83の上端面には回動ロッド33の係
合ピン82と係合するためのU字溝86が形成されてい
る。図5に示す様に、第2のスリーブ30が上昇端に位
置したときに、係合ピン82がU字溝86に係合し回動
ロッド33の回動に従動してピニオン軸83が回動され
る。
【0026】旋回アーム16内には、ピニオン軸83の
ピニオンに噛合すラック部材88がケーシング89に案
内され左右に摺動自在に設けられている。ラック部材8
8は、その先端部90がケーシング89から突出し工具
ホルダの溝に係合するノッチを兼ねる部材である。ラッ
ク部材88の摺動面をなす側面には2つのV溝91、9
2が垂直に形成されている。ケーシング89の上記V溝
91、92に対応する位置に孔93が設けられ、その孔
93に、ねじ94によって圧縮されたバネ95により付
勢されたボール96が配設されている。ボール96はV
溝91、92に係合可能であり、ラック部材88を前進
位置又は後退位置に保持することができる。ラック部材
88の中央部には長孔状の透孔97が設けられ、その透
孔97を挿通して2本の固定ピン98、99が直立して
ケーシング89に固定されている。透孔97はラック部
材88の直線移動を逃すためのものである。
【0027】一方の工具把持爪15Aが2つのレバー1
01、102により固定ピン98、99に連結されてい
る。各レバー101、102はピン103、104によ
り工具把持爪15Aと連結されており、各レバー10
1、102は揺動自在である。一方の工具把持爪15A
を連結するレバー101、102はラック部材88の上
方で固定ピン98、99に連結し、対となる他方の工具
把持爪15Bを連結するレバー105、106はラック
部材88の下方で固定ピン98、99に連結する。各レ
バー101、102及び105、106の揺動を可能と
するスペースを空けるため、ラック部材88の透孔97
が設けられた附近は上下面が削られ板厚が薄くされてい
る。
【0028】ピニオン軸83が回転駆動されラック部材
88が前進すると、ラック部材88の後方の段部107
がレバー101の側端を押圧し、固定ピン98を中心に
レバー101が回転されて工具把持爪15Aを閉じる。
そして、ボール96がV溝91に係合した状態でラック
部材88が保持される。その後、第2のスリーブ30が
下降し回動ロッド33の係合ピン82とU字溝86との
係合が外れ、ピニオン軸83がフリーになった状態で
も、作用角の関係から工具把持爪15からの力によりラ
ック部材88が移動することはない。回動ロッド33に
よりピニオン軸83が逆方向に回転されラック部材88
が後退すると、ラック部材88の前方の段部108がレ
バー102の側端を押圧し、工具把持爪15Aを開く。
【0029】工具着脱装置駆動機構について図11、図
12及び図13を参照し説明する。図11は図4のF−
F線断面図、図12は図11のG−G線断面図、図13
は主軸の縦断面を示す図11のH−H線断面図である。
先ず、図11及び図12を参照し、主軸台3の側壁11
1には、上下方向に延びる突出部112が形成され、そ
の内側面には内面に円柱形状の空間を有するフランジ部
113が形成されている。主軸台3の隔壁65には、内
面に前記フランジ部113と略同一の空間を有するフラ
ンジ部114が形成されている。そして、前記フランジ
部113、114の空間には、すべり軸受121、12
2が夫々取付けられ、そのすべり軸受121、122に
は夫々支持棒123、124が上下方向に摺動可能に支
持されている。その各支持棒123、124の上部に
は、リンクロッド52の一方のロッド52Aがねじ12
6、127により夫々固定されている。ロッド52Aの
先端は主軸台3の隔壁65の窓128を挿通してATC
駆動軸23が配設された室に達するようにされている。
そのロッド52Aの先端にはカムフォロワー116が回
転自在に取付られ、第2の円筒溝カム51に係合する。
【0030】ロッド52Aとは垂直な方向に該ロッド5
2Aと係合するロッド52Bが配設される。ロッド52
Bは側壁111及び隔壁65に支持された水平軸117
に中央部を支承され上下方向に揺動自在である。ロッド
52Bの一端には、ロッド52Aの略中間部と係合する
片持ち部118が形成されていると共に(図13参
照)、その下方にピン257にて支持される引っ張りバ
ネ256が配置され、該バネ256で該片持ち部118
がロッド52Aに押圧されることにより、ロッド52B
とロッド52Aとのリンクが保たれている。ロッド52
Bの他端は水平方向にY字状に2つに岐れ、そのY字部
119が主軸11の側面に突出した工具リリースピン5
4を上方から押圧可能である。このロッド52Bの該他
端側の上部には、油圧シリンダ255が配置されてお
り、該端部に押圧することにより、上述したと同様にロ
ッド52BのY字部119にて主軸11の側面に突出し
た工具リリースピン54を上方から押圧できるようにな
っている。
【0031】第2の円筒溝カム51のカム高さが低いと
きはロッド52Aが低い位置を取ると共に、ロッド52
Bの片持ち部118がバネ257により引張られ、該ロ
ッド52Aとの係合が保たれて該ロッド52BのY字部
119は工具リリースピン54から離れる。他方、第2
の円筒溝カム51のカム高さが高いときはロッド52A
が高い位置を取ると共に、ロッド52Bの片持ち部11
8が押し上げられて該Y字部119にて工具リリースピ
ン54を上方から押圧する。この第2の円筒溝カム51
の動作とは別に、油圧シリンダ255がロッド52Bの
端部に押圧することにより、上述したと同様にロッド5
2BのY字部119にて工具リリースピン54を上方か
ら押圧することができる。
【0032】工具着脱装置について図13を参照し説明
する。この装置は、テーパー形状のアーパー130及び
プルスタッド131を備える工具13を着脱自在に装着
するものである。軸11の軸端面にはアーパー130が
密着しテーパー嵌合するテーパー孔132が設けられて
いる。テーパー孔132に連通する上方のコレット室1
33には円筒形状をしたコレット134が軸方向に摺動
自在に設けられている。コレット134の周上に設けら
れた複数の小さなテーパー孔135にボール136が配
設され、複数のボール136がプルスタッド131のネ
ック部を囲むように保持されている。コレット134が
上昇したときには、各ボール136はコレット室133
上部のテーパ部137に押圧されて中心方向に移動し、
複数のボール136がプルスタッド131を挟持して引
き上げる。一方、コレット134が下降したときは、コ
レット室133の側壁がやや拡がっているため各ボール
136は径方向に逃げることができ、プルスタッド13
1は自由にコレット134内を通過することができる。
【0033】コレット134にはドローバー53が固着
され、ドローバー53の上端には、ねじによりプラグ1
38が固定されている。プラグ138は主軸11の中空
部内を軸方向に摺動自在である。プラグ138と、主軸
11の中空部に形成された段部139との間に一群の皿
バネ140が弾力的に圧縮介挿されている。皿バネ14
0の強い圧縮力によりプラグ138は上方に付勢され、
ドローバー53及びコレット134が上方に付勢されて
いる。主軸11には長円形の長孔141が対向的に設け
られ、その長孔141からプラグ138に直交して挿通
固定された工具リリースピン54が突出している。ロッ
ド52BのY字部119により、工具リリースピン54
を皿バネ140の付勢力に抗して下方に押圧することに
より工具13をアンクランプ状態とすることができる。
【0034】以上の構成に基き通常の工具交換作動につ
いて以下説明する。加工が終了するとZ軸送りモータ5
が駆動され、工具13が被加工物と干渉しない位置まで
主軸台3が上昇される。同時に主軸11の定位置停止が
行なわれる。また、工具マガジン8のシリンダが上昇さ
れ割出された工具ポット34が90°回転され工具交換
が可能な姿勢にされる。
【0035】主軸定位置停止が確認されると直ちにAT
Cモータ17が駆動されATC駆動軸23が回転を始め
る。ATC駆動軸23が約20°回転したところから平
面溝カム47のカム高さが上昇を始め、回動ロッド33
を回転して工具把持爪15を閉じる。これにより、主軸
11及び工具マガジン8の工具13が旋回アーム16に
保持される。ATC駆動軸23が約35°回転すると第
2の円筒溝カム51のカム高さが上昇を始め、ロッド5
2Bにより工具リリースピン54を押し下げ、主軸11
に保持された工具13をアンクランプ状態にする。さら
にATC駆動軸23の回転が進み約65°の回転角に達
すると、第1の円筒溝カム42のカム高さが下降を始
め、第2のスリーブ30を下降させて工具13の抜取り
を開始する。
【0036】工具13の抜取りはATC駆動軸23の6
5°から115°の回転角の間に行なわれる。一方、A
TC駆動軸23が約90°の回転角に達するとパラレル
カム37の2枚の板カム35、36の山部35B、36
Bが従節ローラ39、40に当接し始め、第1のスリー
ブ26を回転させて旋回アーム16の回転が開始され
る。ここで、ATC駆動軸23の回転角が90°から1
15°の間には、第2のスリーブ30の下降による工具
13の抜取り動作と旋回アーム16の回転による工具1
3の交換動作が一部重複して行なわれる。このように、
動作を一部重複させることにより工具交換時間をより短
縮することができる。旋回アーム16はATC駆動軸2
3の90°から270°までの間に180°回転され工
具位置が交換される。
【0037】そして、ATC駆動軸23が約255°の
位置まで回転すると、第1の円筒溝カム42のカム高さ
が上昇を始め、第2のスリーブ30が上昇して新しい工
具13の挿入が開始される。ここでも、旋回アーム16
の回転と上昇とが一部重複して行なわれ、工具交換時間
の短縮が図られている。次に、ATC駆動軸23が約3
05°の位置まで回転すると、第2の円筒溝カム51の
カム高さが下降してロッド52Bが工具リリースピン5
4から離れ、皿バネ140の付勢力により工具13が主
軸11にクランプされる。そして、ATC駆動軸23の
回転が320°から350°の間に、平面溝カム47の
カム高さが下降し、回動ロッド33が逆回転されて工具
把持爪15が開かれて、工具13が旋回アーム16から
離脱する。
【0038】ATC駆動軸23が1回転し最初の状態に
戻ると、ATCモータ17が停止され、工具交換が終了
する。工具交換が終了すると直ちにZ軸送りモータ5及
び主軸モータ10が駆動され、次の加工作業に入る。一
方、工具マガジン8では、シリンダが下降し工具ポット
34が90°回転されて格納されマガジンモータ12が
駆動されて次に交換する工具の割出しが開始され、次の
工具交換に備える。
【0039】次に、上記工具交換動作から独立させて工
具13をアンクランプ及びクランプさせる動作について
図13を参照して説明する。図13は、前述したように
第2の円筒溝カム51のカム高さが高く、ロッド52A
が高い位置を取る(図中実線で示す)と共に、ロッド5
2Bがリリースピン54を押圧して、コレット134を
押し下げ工具13をアンクランプしている状態を示して
いる。他方、工具13が主軸に装着され加工可能な状態
においては、第2の円筒溝カム51のカム高さは低い状
態にあり、ロッド52Aが低い位置を取る(図中鎖線で
示す)と共に、ロッド52Bの片持ち部118がバネ2
56により引張られて圧接し、該ロッド52Bとロッド
52Aとの係合が保たれている。他方、該ロッド52B
のY字部119は工具リリースピン54から離れ、コレ
ット134が工具13を保持している。
【0040】このようにコレット134が工具13を保
持している、即ち、加工可能な状態において、工具13
に破損等が生じオペレータにより図示しないスイッチが
オンされ油圧シリンダ255が駆動されると、該油圧シ
リンダ255がロッド52Bの端部に推力を加え(図中
鎖線で示す)、ロッド52BのY字部119にて工具リ
リースピン54を上方から押圧する。なおこの時、該ロ
ッド52Bの片持ち部118は、バネ256の付勢力に
対抗して持ち上げられ、ロッド52A(図中鎖線で示
す)との係合が解かれる。これによりドローバー53が
押し下げられ、コレット134が下降して、コレット1
34の各ボール136はコレット室133下方のテーパ
部137で径方向に逃げ、プルスタッド131は自由に
コレット134内を通過することができるようになり工
具13は主軸から抜き取り可能となる。
【0041】一方、工具13の交換が完了し、オペレー
タによりスイッチがオフされると、該油圧シリンダ25
5によるロッド52Bの端部への推力が除かれる。工具
リリースピン54が、その下方に位置している一群の皿
バネ140の圧縮力により持ち上げられると同時に、ド
ローバー53も押し上げられ、コレット134が上昇し
て、各ボール136はコレット室133下方のテーパ部
137に押圧されて中心方向に移動し、複数のボール1
36がプルスタッド131を挟持して引き上げる。これ
により工具は、コレット134にクランプされる。なお
この時に、該ロッド52Bの片持ち部118は、バネ2
56によりロッド52Aに圧接され該ロッド52Bとロ
ッド52Aとの係合が回復する。この状態において、該
ロッド52BのY字部119は工具リリースピン54か
ら離れる。
【0042】なお、上記の説明においては、オペレータ
がスイッチがオンして油圧シリンダ255を駆動し工具
交換を行う例について説明したが、例えば、テーパー孔
132の測定を行う場合に、NCデータの指令によって
油圧シリンダ255を駆動し、工具を脱抜して該テーパ
ー孔132の測定を行い得るようにすることも可能であ
る。
【0043】次に本発明の第2実施例について、図14
を参照して説明する。図14に示す第2実施例の工具交
換装置の概要は、図1を参照して説明した第1実施例の
構成と略同様である。但し、工具着脱装置の工具リリー
スピン54を押圧するための第2のカムが、図1を参照
して前述した第1実施例では円筒溝カム51であったの
に対し、この第2実施例では上面が開放された円筒の端
面カム351から成っている。そして、第1実施例で
は、円筒溝カム51からの作動力を上記工具リリースピ
ン54へ伝達するのに一対のロッド52A、52Bから
成るリンクロッド52を用いたのに対して、この第2実
施例では、1本のロッド352によって、端面カム35
1からの作動力を上記工具リリースピン54へ伝達する
ようになっている。このロッド352は、軸353によ
って支承され、一方の端部が引っ張りバネ356により
端面カム351の上面に押し当てられ、そして、他方の
端部が該端部の上方に配置されたエアーシリンダ355
によって、工具リリースピン54側に押圧され得るよう
に配置されている。
【0044】この第2実施例の工具交換装置における工
具交換駆動軸23の回動に基づく工具交換動作は、図1
〜図13を参照して説明した第1実施例と略同様である
のでその説明は省略し、該工具交換動作から独立して工
具13をアンクランプ及びクランプさせる動作について
説明する。工具13に破損等が生じオペレータにより図
示しないスイッチがオンされエアーシリンダ355が駆
動されると、該エアーシリンダ355がロッド352の
端部に推力を加え、ロッド352のY字部にて工具リリ
ースピン54を上方から押圧する。なおこの時、該ロッ
ド352の反対の端部は、バネ356の付勢力に対抗し
て上昇し端面カム351のカム面から離れ、該ロッド3
52と端面カム351との係合が解かれる。これにより
ドローバー53が押し下げられ、コレットが下降して工
具13は主軸から脱抜可能となる。
【0045】一方、工具13の交換が完了し、オペレー
タによりスイッチがオフされると、該エアーシリンダ3
55によるロッド352の端部への推力が除かれる。工
具リリースピン54が、その下方に位置している一群の
皿バネの圧縮力により持ち上げられると同時に、ドロー
バー53が押し上げられ、コレットが上昇して工具をク
ランプする。なおこの時、該ロッド352の他方の端部
は、バネ356により端面カム351へ圧接され、該ロ
ッド352と端面カム351との係合が回復される。
【0046】なお、上述した第1実施例では、2本のロ
ッド52A、52Bからなるリンクロッド52を用いた
が、3本以上のロッドから成るリンクロッドも好適に用
いることができる。また、第1実施例において、ロッド
52A、52Bのリンクを保つために引っ張りバネ25
6を用い、また、第2実施例においては、端面カム35
1とロッド352との係合を保つために引っ張りバネ3
56を用いたが、引っ張りバネの代わりに反対方向に配
置された圧縮バネを用いることも可能である。そして、
このバネの代わりに種々の弾性付勢手段、例えばゴム等
を用いることもできる。また、第1実施例では、工具リ
リースピン54の押圧に油圧シリンダ255を用い、第
2実施例ではエアーシリンダ355を用いたが、この代
わりに種々の付勢手段、例えばソレノイド等を用いるこ
とも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、工
具クランプ機構駆動用のカムとコレットを保持するドロ
ーバーとの間のロッドによるリンク作動の解除を可能と
すると共に、該ドローバーを付勢する手段を設けたの
で、工具交換装置での工具クランプ機構駆動用のカムに
よるクランプ及びアンクランプ動作とは独立して、主軸
に装着された工具を着脱することが可能となる。このた
め、工具が破損した場合等に新しい工具と迅速に交換す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 工具交換装置の概要を示す模式図。
【図2】 工具交換装置の外観を示す斜視図。
【図3】 工具交換装置の平面図。
【図4】 図3のA−A線矢示図。
【図5】 第2のスリーブの断面図。
【図6】 パラレルカムを示す図4のB−B線断面図。
【図7】 第1の円筒溝カムを示す図4のC−C断面
図。
【図8】 平面溝カムを示す図4のD−D線階段断面
図。
【図9】 図8のE−E線矢示図。
【図10】 旋回アームを示す図5のK−K線断面図。
【図11】 第2の円筒溝カムを示す図4のF−F線断
面図。
【図12】 図11のG−G線断面図。
【図13】 主軸の縦断面を示す図11のH−H線断面
図。
【図14】 本発明の第2実施例に係る工具交換装置の
概要を示す模式図。
【符号の説明】
11 主軸 17 ATCモータ 51 円筒溝カム 52 リンクロッド 53 ドローバー 255 油圧シリンダ 351 端面カム 352 ロッド 355 エアーシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種工具を着脱可能に保持するコレット
    を有する工具クランプ機構を内蔵する主軸と、前記主軸
    を回転可能に支持する主軸台と、その主軸台を、前記主
    軸に保持された工具と相対する被加工物に対して相対的
    に、前記主軸の回転軸線と同方向に往復移動可能に支持
    するフレームと、複数の各種工具を保持する工具マガジ
    ンと、その工具マガジンに保持された工具の一つを選択
    して前記主軸に装着された工具と交換するための工具交
    換装置とを備えた工作機械であって、前記工具クランプ
    機構が、 前記コレットを支持するドローバーと、 該ドローバーに被加工物とは反対方向の弾性力を付加し
    て、該コレットに工具をクランプさせる弾性手段とを有
    し、 前記工具クランプ機構を駆動するためにモータによって
    回転される工具クランプ機構駆動用カムと、 該工具クランプ機構駆動用カムによって作動され、前記
    ドローバーを被加工物方向に付勢してコレットに工具を
    アンクランプさせるリンクロッドであって、ロッド間に
    リンクを解くリンク解除手段を有するリンクロッドと、 該リンクロッドのドローバー側の端部を押圧してドロー
    バーを被加工物方向に付勢して、該コレットに工具をア
    ンクランプさせる付勢手段と、 を備えることを特徴とする工具交換装置を備えた工作機
    械。
  2. 【請求項2】 各種工具を着脱可能に保持するコレット
    を有する工具クランプ機構を内蔵する主軸と、前記主軸
    を回転可能に支持する主軸台と、その主軸台を、前記主
    軸に保持された工具と相対する被加工物に対して相対的
    に、前記主軸の回転軸線と同方向に往復移動可能に支持
    するフレームと、複数の各種工具を保持する工具マガジ
    ンと、その工具マガジンに保持された工具の一つを選択
    して前記主軸に装着された工具と交換するための工具交
    換装置とを備えた工作機械であって、前記工具クランプ
    機構が、 前記コレットを支持するドローバーと、 該ドローバーに被加工物とは反対方向の弾性力を付加し
    て、該コレットに工具をクランプさせる弾性手段とを有
    し、 前記工具クランプ機構を駆動するためにモータによって
    回転される工具クランプ機構駆動用カムと、 該工具クランプ機構駆動用カムによって作動され、前記
    ドローバーを被加工物方向に付勢してコレットに工具を
    アンクランプさせるロッドであって、前記工具クランプ
    機構駆動用カムとの間の係合を解く係合解除手段を有す
    るロッドと、 該ロッドのドローバー側の端部を押圧して該ドローバー
    を被加工物方向に付勢して、該コレットに工具をアンク
    ランプさせる付勢手段と、 を備えることを特徴とする工具交換装置を備えた工作機
    械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109514319A (zh) * 2018-11-12 2019-03-26 深圳九福科技股份有限公司 自动换刀主轴电机
JP7235937B1 (ja) * 2022-09-01 2023-03-08 ヤマザキマザック株式会社 ドローチューブ駆動機構、主軸ユニット、および、工作機械

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