JP4324949B2 - 自動工具交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工作機械の自動工具交換装置(ATC)に関し、特に主軸と工具マガジンとの相対移動により、主軸の工具ホルダと工具マガジンの工具ホルダとを交換する自動工具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動工具交換装置は、主軸に工具ホルダを把持するクイックチェンジホルダと、主軸と正対可能な工具マガジンと、クイックチェンジホルダをクランプ状態とアンクランプ状態に操作する操作手段とを含み、工具交換時には、主軸と工具マガジンとが正対して主軸と工具マガジンとが相対的に移動し、その相対移動により操作手段がクイックチェンジホルダをアンクランプ状態に操作して主軸と工具マガジンの工具ホルダを交換していた。
【0003】
このような自動工具交換装置として例えば特開昭55−11716号に開示のものがある。工具マガジンを工作機械のX−Yテーブルに設け、その工具マガジンは複数のツールアダプタ(工具ホルダ)を装着できるツールポットと、工具交換時に主軸のクイックチェンジホルダを操作するツールアダプタ全体に渡り各ツールアダプタに対応した位置に夫々爪部を有する工具交換用爪板と、シリンダ装置とを備えていた。工具交換の際には、工具マガジンを主軸の真下に移動した後、主軸を降下し、そして主軸に向けてシリンダ装置により工具交換用爪板を上昇し、クイックチェンジホルダのフランジを持上げて主軸からツールアダプタを開放して、工具マガジンと主軸間でツールアダプタを交換していた。
【0004】
また、実開昭57−118138号に開示のものでは、テーブル上に工具マガジンを設け、その工具マガジンには所定の間隔でコレット(工具ホルダ)を把持する1対のクランプ爪が複数設けられている。工具マガジンには各クランプ爪に対応して夫々工具交換用アームが設けられており、これらの工具交換用アームはアーム回転用シリンダにより回動するようになっている。工具交換時には、主軸を工具マガジンと正対し、シリンダにより工具交換用アームを主軸に向けて回動すると共に主軸を前進することで主軸のクイックチェンジホルダのスライダを後退させてコレットを開放した後、工具マガジンと主軸間でコレットを交換し、工具交換用アームをクランプ爪側に回動して他のコレットを把持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記の従来のものでは、工具マガジンの複数の工具保持部(夫々のツールポットやクランプ爪)の夫々に対応して爪部を有する工具交換用爪板や工具交換用アーム等のアンクランプ手段を備えており、部品数が多く工具マガジンが複雑になり好ましくなかった。
本願発明の課題は、複数のアンクランプ手段を必要としない構成簡易な自動工具交換装置を提供することである。更に本願発明の他の課題は、構造が簡単で安価な工具マガジンを有する上記自動工具交換装置を提供することである。
【0006】
工作機械の主軸ヘッドに回転可能に軸支された主軸の先端に工具ホルダを着脱可能なクイックチェンジホルダを備え、また、工作機械に複数の工具ホルダを保持可能な工具マガジンを設け、工具交換時にクイックチェンジホルダを工具ホルダのアンクランプ状態とクランプ状態とにアンクランプ手段により操作して、主軸と工具マガジン間で工具ホルダを交換可能な自動工具交換装置において、工作機械のベース上に移動テーブルを水平左右方向に移動可能に設け、移動テーブルの上面に移動コラムを水平左右方向と直交する水平前後方向に移動可能に設け、移動コラムの前端に主軸ヘッドを上下方向に昇降可能に設け、アンクランプ手段を主軸ヘッドに設け、そのアンクランプ手段と係脱する操作部材を工具マガジンに設け、工具交換時に主軸ヘッドと工具マガジンの相対的な移動により、アンクランプ手段と操作部材とが係合したときアンクランプ手段がクイックチェンジホルダをアンクランプ状態とし、アンクランプ手段と操作部材とが離反したときクイックチェンジホルダをクランプ状態とするように構成する一方、工具マガジンの断面を略L字形状に形成し、主軸と平行な垂直壁部に水平前後方向に延びる操作部材を設け、水平壁部には工具ホルダを主軸と平行に保持する工具保持部を水平前後方向に複数設け、前記移動コラムの移動で主軸を工具マガジンの工具保持部に対して所定の相対位置に位置決めし、主軸から所定の距離離間した待機位置と前記工具ホルダの受入位置との間を、前記移動テーブル上に備えた駆動装置によって工具マガジンを水平左右方向に移動し、主軸への工具ホルダの抜き差しを主軸の昇降により行うようにしたことを特徴とする(請求項1)。
【0007】
前記アンクランプ手段は、主軸を挟んで主軸半径方向に対向し、主軸ヘッドに主軸軸線方向に揺動可能に設けられた1対のアンクランプアームと、アンクランプアームの後端部に設けられて操作部材に押圧される押圧部と、アンクランプアームの先端に設けられてクイックチェンジホルダをアンクランプ状態に操作する操作部と、操作部を常にクイックチェンジホルダから離間する方向に付勢する操作部離間用付勢部材とを備えて成ることを特徴とする(請求項2)。
【0008】
また、前記押圧部には工具マガジンの操作部材と圧接する圧接ローラが設けられていることを特徴とする(請求項3)。
【0009】
また、前記操作部はクイックチェンジホルダのクランプスリーブを押圧する押圧ローラであることを特徴とする(請求項4)。
【0010】
また、工具保持部には工具ホルダを挟む両側に工具ホルダのフランジを主軸軸線方向の移動を規制して保持する一対のフランジ受入部を設け、一方側のフランジ受入部には工具ホルダを他方側のフランジ受入部に押し付ける押し付けバネを設けたことを特徴とする(請求項5)。
【0011】
具体的には、押し付けバネは、バネ鋼から成る線材の先端を工具ホルダの係合凹部に係合する略く字形状の係合突起部に形成して成り、後端を工具保持部に片持ち支持してあることを特徴とする(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】
本願発明の実施の形態について図1から図7に基づいて説明する。図1に示す平面図において、工作機械1のベース2にはガイドレール3が水平左右方向(X軸方向)に配設されており、このガイドレール3に移動テーブル5がX軸方向に移動可能に案内されている。移動テーブル5の上面には図示しないガイドレールを介してX軸方向と直交する水平前後方向(Y軸方向)に移動コラム8が案内されている。移動コラム8の前端には上下方向(Z軸方向)のガイドレール9により主軸ヘッド11が昇降可能に案内されている。これら移動テーブル5と移動コラム8と主軸ヘッド11は夫々図示しないサーボモータ等からなる駆動装置により駆動される。
【0013】
図2、図3に示すように主軸ヘッド11には主軸12が回転可能に軸支されている。主軸12の先端にはクイックチェンジホルダ13が設けられている。主軸12先端部の外周面には図3に示すように、主軸軸線方向に摺動可能に摺動部材14が嵌合され、摺動部材14に一体的にクランプスリーブ15が螺着されている。主軸12に設けた止め環12aと摺動部材14の間には圧縮バネ16が介装されており、クランプスリーブ15を常時上方へ付勢している。また、主軸12の先端部分には工具ホルダ17のテーパ部18が嵌合するテーパ孔19が形成され、また、主軸12の先端部分には円周方向等間隔にクランプボール(鋼球)20が半径方向移動可能に挿入されている。このクランプボール20は、前記クランプスリーブ15の先端内周に形成されたテーパ面21と係脱によりテーパ孔19内に出没可能となっており、テーパ孔19内へ突出したとき、工具ホルダ17の把持溝60と係合して工具ホルダ17をホルダ13にクランプする。また、テーパ孔19内には工具ホルダ17の後端の凹部22に嵌合し、主軸12の回転を工具ホルダ17に伝達する嵌合キー(嵌合ピン)23が一体に横架されている。
【0014】
また、主軸ヘッド11の先端部分には自動工具交換装置を後述の工具マガジン24と共に構成するアンクランプ手段25が設けられている。アンクランプ手段25は、アンクランプアーム26と押圧部27と操作部離間用付勢部材(アーム付勢バネ)28とからなっている。主軸ヘッド11に固着されたアーム取付部材29に1対のアンクランプアーム26が主軸12を挟んで主軸半径方向に対向し、主軸軸線方向に揺動可能にピン29aで軸支されている。一対のアンクランプアーム26の後端は、挟着部材31を挟んでボルト31aで連結されている。
【0015】
アンクランプアーム26の先端には操作部30が設けられており、操作部30は回転自在に設けられた押圧ローラであり、前記クイックチェンジホルダ13の摺動部材14の上面を工具ホルダ17のアンクランプの際に押圧する。アンクランプアーム26の後端には、押圧部27が設けられている。押圧部27は以下のように構成されている。支持部材32はクランプアーム26間に架設された挟着部材31にローラ支持部材32の下端部が貫挿され、その先端に螺合されたナットとにより挟着部材31に挟着されている。このローラ支持部材32の上端部分にはピン33が設けてあり、ピン33には圧接ローラ34が回転自在に軸支されている。また、アーム取付部材29とローラ支持部材32間にアーム付勢バネ28が介装されている。このアーム付勢バネ28は、アンクランプアーム26の押圧ローラ30をクイックチェンジホルダ13から離れる方向(図2,3で上方)に常に付勢している。
【0016】
また、前記移動テーブル5上には、図1に示すように周知のロッドレスシリンダ35が載置されている。シリンダ35のピストンマウント(外側移動体)36には、マガジン取付腕37の一端が取付けられており、マガジン取付腕37の他端には工具マガジン24が取付けられ、ピストンマウント36の移動によってその工具マガジン24はX軸方向に移動可能となっている。工具マガジン24は図6のように断面が略L字形状をしており、L字形状部材38の主軸12と平行(Z軸方向)に延びる垂直壁部39の上端部には図4から図6に示すようにY軸方向に延びる操作部材40が固着されている。操作部材40は主軸ヘッド11に設けたアンクランプ手段25を操作するもので、主軸ヘッド11の昇降動作時に圧接ローラ34に圧接してアンクランプアーム26をクイックチェンジホルダ13に対して揺動させる傾斜面41と、この傾斜面41と連続しアンクランプアーム26をクイックチェンジホルダ13に対して押圧状態に保つ垂直面42とが形成されている。
【0017】
L字形状部材38のX軸方向主軸に向けて延びる水平壁部43には、Y軸方向に工具保持部44が複数設けられている。各工具保持部44は、工具ホルダ17を挟んで両側位置となる一対のフランジ受入部45を備えている。フランジ受入部45は、水平壁面43の上面に取付けられた下マガジンプレート46に、X軸方向で主軸12に向けて突出すると共にY軸方向に等間隔に複数形成された下突出片47と、下マガジンプレート46に取付けられた上マガジンプレート48にX軸方向で主軸12に向けて突出すると共に、下突出片47と同一間隔で複数形成された上突出片49とから成っている。下突出片47は、図4、図5に示すように工具ホルダ17のフランジ50に形成された平面部50a,50a間の幅寸法より僅かに広い幅L1の幅広部51と、平面部50a,50a間の幅寸法より狭い幅L2の幅狭部52とを備えた段付形状となっている。一対の上突出片49間の幅も、平面部50a,50a間の巾寸法より狭い幅L3になっており、フランジ受入部45の下突出片47と上突出片49間に工具ホルダ17のフランジ50を受け入れた状態では、工具ホルダ17の主軸軸線方向の移動がフランジ50と上下突出片47,49とにより規制され、かつ、工具ホルダ17が垂直に保持される。
【0018】
一対のフランジ受入部45の一方には押し付けバネ53が設けられている。押し付けバネ53は、バネ鋼から成る直線状の線材の先端を折り曲げて、工具ホルダ17のフランジ50に設けられた係合凹部54と係合できる略く字形状の係合突起部55に形成してある。押し付けバネ53は、その後端がバネ挟持ネジ56により挟持され、上マガジンプレート48のバネ挿通空間57を通って上、下突出片47,49間に片持ち状態で位置している。工具保持部44に工具ホルダ17が保持された状態では、図4、図5において押し付けバネ53は工具ホルダ17の右側の係合凹部54に係合して工具ホルダ17の左側の外面50aを左側の下突出片47の幅広部51に押し付けている。
【0019】
次に、自動工具交換装置による工具交換動作について説明する。テーブル5のX軸移動とコラム8のY軸移動及び主軸11のZ軸移動でワークに対して、主軸12のクイックチェンジホルダ13にクランプされている工具ホルダ17の工具により同一工具で行なうべき加工を次々と行なう。このとき工具マガジン24は、移動テーブル5上のシリンダ35により図1、図6の如く主軸から離れた待機位置に位置された状態で主軸12のX軸方向移動により一緒に移動する。加工が終了すると主軸12はオリエンテーション(定位置停止)によって、工具マガジン24の工具ホルダ17の凹部22と主軸12の工具ホルダ17の凹部22とが同一方向を向くように停止される。そして、図7の(a)のように主軸ヘッド11は、主軸12の工具ホルダ17が工具マガジン24の、工具ホルダを保持していない工具保持部44と対向する位置に移動する。
【0020】
次に図7の(b)に示すようにシリンダ35により工具マガジン24が主軸12に向けて工具保持部44に主軸12の工具ホルダ17が受け入れられる位置まで移動する。すると、工具ホルダ17のフランジ50が押し付けバネ53をY軸方向にたわませながらフランジ受入部45に挿入され、その工具ホルダ17の係合凹部54に押し付けバネ53の係合突起部55が係合し工具ホルダ17が工具保持部44に保持される。この時、操作部材40の垂直面42が圧接ローラ34を押圧し、アーム付勢バネ28に抗してアンクランプアーム26を下方へ揺動し、押圧ローラ30がクイックチェンジホルダ13の上面を押してクランプスリーブ15を圧縮バネ16のバネ力に抗して押し下げ、クランプボール20とテーパ面21の係合を解除してクランプボール20を主軸半径方向外側に移動可能とし、クイックチェンジホルダ13をアンクランプ状態とする。
【0021】
次に、図7の(c)に示すように主軸12を上昇すると、クランプボール20が把持溝60から半径方向外方へ押出されて主軸12から工具ホルダ17が抜き取られる。このとき、上昇に共なって操作部材40と圧接ローラ34とは離間してアンクランプアーム26が上方へ揺動し、圧縮バネ16によりクランプスリーブ15が上昇して再びクランプボール20が工具ホルダ17を把握する方向に移動するが、垂直面42と圧接ローラ34との圧接状態は、クランプボール20が工具ホルダ17の把持溝60からはずれた状態となるまで保たれる。
【0022】
次に、主軸12は新たな工具ホルダ17の直上へ移動し、図7の(b)に示すように、新たな工具ホルダ17に向けて降下して操作部材40と圧接ローラ34との圧接によりクイックチェンジホルダ13をアンクランプ状態とし、クイックチェンジホルダ13に工具ホルダ17が挿入される。
【0023】
そして、図7の(a)に示すようにロッドレスシリンダ35の動作で工具マガジン24が主軸12から離れて再び待機位置に移動すると、操作部材40と圧接ローラ34とが離れ、アーム付勢バネ28によりクイックチェンジホルダ13上面から押圧ローラ30が離れ、クランプスリーブ15がばね力で上昇してクランプボール20が工具ホルダ17の保持溝60に入り込んでクイックチェンジホルダ13により新たな工具ホルダ17がクランプ状態となると共に、押し付けバネ53と係合凹部54との係合が外れて工具マガジン24から工具ホルダ17が抜き取られて、主軸12に工具ホルダ17が保持され、工具交換動作が完了する。
【0024】
このように工具ホルダ17の交換の際には、クイックチェンジホルダ13が主軸ヘッド11に設けたアンクランプ手段25と工具マガジン24の操作部材40とによりクランプ、アンクランプ状態にされるので、工具マガジンの複数の工具保持部夫々にアンクランプ手段を設けたものに比べて部品数を少なくすることができ、構成が簡単となる。また、片持ちはり状の押し付けバネ53によって工具マガジン24に工具ホルダ17を保持するので、開閉する爪により工具ホルダを保持するものに比べ、構造が簡単になる。
【0025】
本願実施の形態では、工具マガジン24を主軸12と一緒に移動テーブル5上に設けて主軸12と一体的に移動可能とし、工具マガジン24の待機位置と工具ホルダ17の受入位置との間を一定(最小距離)としているので、工具交換時の主軸12と工具マガジン24との相対的な移動距離が短く、工具交換時間を短くできて好適である
【0026】
以上のように本願発明では、主軸に1つのアンクランプ手段を設けて、主軸と工具マガジンとの相対的な移動によって工具交換を行なうので、従来の自動工具交換装置のように工具マガジンに各工具保持部に対応してクイックチェンジホルダを操作するアンクランプ手段を複数設けることが不要になり、構造が簡単となって安価になる。また、工具マガジンの工具保持部は、工具ホルダのフランジを主軸軸線方向への移動を規制して保持するフランジ受入部とフランジをフランジ受入部に押し付ける押し付けバネとからなるので、従来の工具マガジンのように開閉する一対のクランプ爪で保持するものに比べ、構造簡易となる。
さらに、工具交換時の主軸と工具マガジンとの相対的な移動距離が短く、工具交換時間を短くできて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械の概要を示す平面図である。
【図2】主軸の側面図である。
【図3】主軸の一部を断面にした正面図である。
【図4】工具マガジンの平面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】工具ホルダの交換を示す動作説明図である。
【符号の説明】
2 ベース
5 移動テーブル
8 移動コラム
11 主軸ヘッド
12 主軸
13 クイックチェンジホルダ
17 工具ホルダ
24 工具マガジン
25 アンクランプ手段
26 アンクランプアーム
28 アーム付勢バネ(操作部離間用付勢部材)
30 押圧ローラ
34 圧接ローラ
35 ロッドレスシリンダ(駆動装置)
39 垂直壁部
40 操作部材
43 水平壁部
44 工具保持部
45 フランジ受入部
50 フランジ
53 押し付けバネ
54 係合凹部
55 係合突起部

Claims (6)

  1. 工作機械の主軸ヘッドに回転可能に軸支された主軸の先端に工具ホルダを着脱可能なクイックチェンジホルダを備え、また、工作機械に複数の工具ホルダを保持可能な工具マガジンを設け、工具交換時にクイックチェンジホルダを工具ホルダのアンクランプ状態とクランプ状態とにアンクランプ手段により操作して、主軸と工具マガジン間で工具ホルダを交換可能な自動工具交換装置において、工作機械のベース上に移動テーブルを水平左右方向に移動可能に設け、移動テーブルの上面に移動コラムを水平左右方向と直交する水平前後方向に移動可能に設け、移動コラムの前端に主軸ヘッドを上下方向に昇降可能に設け、アンクランプ手段を主軸ヘッドに設け、そのアンクランプ手段と係脱する操作部材を工具マガジンに設け、工具交換時に主軸ヘッドと工具マガジンの相対的な移動により、アンクランプ手段と操作部材とが係合したときアンクランプ手段がクイックチェンジホルダをアンクランプ状態とし、アンクランプ手段と操作部材とが離反したときクイックチェンジホルダをクランプ状態とするように構成する一方、工具マガジンの断面を略L字形状に形成し、主軸と平行な垂直壁部に水平前後方向に延びる操作部材を設け、水平壁部には工具ホルダを主軸と平行に保持する工具保持部を水平前後方向に複数設け、前記移動コラムの移動で主軸を工具マガジンの工具保持部に対して所定の相対位置に位置決めし、主軸から所定の距離離間した待機位置と前記工具ホルダの受入位置との間を、前記移動テーブル上に備えた駆動装置によって工具マガジンを水平左右方向に移動し、主軸への工具ホルダの抜き差しを主軸の昇降により行うようにしたことを特徴とする自動工具交換装置。
  2. アンクランプ手段は、主軸を挟んで主軸半径方向に対向し、主軸ヘッドに主軸軸線方向に揺動可能に設けられた1対のアンクランプアームと、アンクランプアームの後端部に設けられて操作部材に押圧される押圧部と、アンクランプアームの先端に設けられてクイックチェンジホルダをアンクランプ状態に操作する操作部と、操作部を常にクイックチェンジホルダから離間する方向に付勢する操作部離間用付勢部材とを備えて成ることを特徴とする請求項1記載の自動工具交換装置。
  3. 押圧部には工具マガジンの操作部材と圧接する圧接ローラが設けられていることを特徴とする請求項2記載の自動工具交換装置。
  4. 操作部はクイックチェンジホルダのクランプスリーブを押圧する押圧ローラであることを特徴とする請求項2又は3記載の自動工具交換装置。
  5. 具保持部には工具ホルダを挟む両側に工具ホルダのフランジを主軸軸線方向の移動を規制して保持する一対のフランジ受入部を設け、一方側のフランジ受入部には工具ホルダを他方側のフランジ受入部に押し付ける押し付けバネを設けたことを特徴とする請求項1から4何れか1項記載の自動工具交換装置。
  6. 押し付けバネは、バネ鋼から成る線材の先端を工具ホルダの係合凹部に係合する略く字形状の係合突起部に形成して成り、後端を工具保持部に片持ち支持してあることを特徴とする請求項5記載の自動工具交換装置。
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