JP3511853B2 - 4輪駆動車のトランスファ装置 - Google Patents
4輪駆動車のトランスファ装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は4輪駆動車、とりわ
け、フロントエンジン−リヤドライブタイプの4輪駆動
車のトランスファ装置に関する。
け、フロントエンジン−リヤドライブタイプの4輪駆動
車のトランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロントエンジン−リヤドライブタイプ
の4輪駆動車のトランスファ装置としては、例えば平成
7年9月 日産自動車(株)発行の新型車解説書 R5
0型系車の紹介 C−26〜C−29頁に示されている
ように、トランスファセレクトレバーと該トランスファ
セレクトレバーによって作動される切替機構とを備え、
トランスファセレクトレバーの高速ポジションから低速
ポジションへの操作によって切替機構を低速側へ作動さ
せて、トランスミッションの出力軸の回転を遊星歯車機
構を介して後輪側と前輪側とにそれぞれ減速して駆動伝
達するようにしたものが知られている。
の4輪駆動車のトランスファ装置としては、例えば平成
7年9月 日産自動車(株)発行の新型車解説書 R5
0型系車の紹介 C−26〜C−29頁に示されている
ように、トランスファセレクトレバーと該トランスファ
セレクトレバーによって作動される切替機構とを備え、
トランスファセレクトレバーの高速ポジションから低速
ポジションへの操作によって切替機構を低速側へ作動さ
せて、トランスミッションの出力軸の回転を遊星歯車機
構を介して後輪側と前輪側とにそれぞれ減速して駆動伝
達するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トランスファセレクト
レバーを低速ポジションにして走行した場合、この低速
ポジション走行時にはそれ程大きな駆動トルクが要求さ
れないにも拘らず、該伝達トルクが高速ポジションで走
行した時の2〜3倍となることから、トランスファ各部
の強度,剛性をこの低速ポジション走行時の条件で設定
する必要があって、該トランスファ各部の肉厚や軸径が
大きくなり、トランスファが大型化してしまうことは否
めない。
レバーを低速ポジションにして走行した場合、この低速
ポジション走行時にはそれ程大きな駆動トルクが要求さ
れないにも拘らず、該伝達トルクが高速ポジションで走
行した時の2〜3倍となることから、トランスファ各部
の強度,剛性をこの低速ポジション走行時の条件で設定
する必要があって、該トランスファ各部の肉厚や軸径が
大きくなり、トランスファが大型化してしまうことは否
めない。
【0004】そこで、本発明は低速ポジション走行時の
伝達トルクのピークトルク値を小さく抑えることができ
て、トランスファのスリム化を図ることができる4輪駆
動車のトランスファ装置を提供するものである。
伝達トルクのピークトルク値を小さく抑えることができ
て、トランスファのスリム化を図ることができる4輪駆
動車のトランスファ装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、ト
ランスファの2輪駆動−4輪駆動のモード切替制御にも
とづいて作動制御されてフロントプロペラシャフトとリ
ヤプロペラシャフトとを接・離するクラッチと、トラン
スファセレクトレバーの高速ポジションから低速ポジシ
ョンへの操作によって、トランスミッションの出力軸の
回転を遊星歯車機構を介して減速して前記フロントプロ
ペラシャフトまたはリヤプロペラシャフトに駆動伝達す
る切替機構と、前記遊星歯車機構と切替機構との間の駆
動伝達系に配置され、前記切替機構を低速側へ作動した
ときに駆動ピークトルクを抑制するトルクリミッター装
置と、を備えたことを特徴としている。
ランスファの2輪駆動−4輪駆動のモード切替制御にも
とづいて作動制御されてフロントプロペラシャフトとリ
ヤプロペラシャフトとを接・離するクラッチと、トラン
スファセレクトレバーの高速ポジションから低速ポジシ
ョンへの操作によって、トランスミッションの出力軸の
回転を遊星歯車機構を介して減速して前記フロントプロ
ペラシャフトまたはリヤプロペラシャフトに駆動伝達す
る切替機構と、前記遊星歯車機構と切替機構との間の駆
動伝達系に配置され、前記切替機構を低速側へ作動した
ときに駆動ピークトルクを抑制するトルクリミッター装
置と、を備えたことを特徴としている。
【0006】請求項2にあっては、請求項1に記載のト
ランスファの2輪駆動−4輪駆動のモード切替制御にも
とづいて作動制御されてフロントプロペラシャフトとリ
ヤプロペラシャフトとを接・離するクラッチとして、油
圧ユニットによる押付け圧に応じてトルクが制御される
湿式多板クラッチが用いられ、該湿式多板クラッチは2
輪駆動時にオフ作動してトルクカットし、4輪駆動時に
オン作動してトルク伝達するようにしたことを特徴とし
ている。
ランスファの2輪駆動−4輪駆動のモード切替制御にも
とづいて作動制御されてフロントプロペラシャフトとリ
ヤプロペラシャフトとを接・離するクラッチとして、油
圧ユニットによる押付け圧に応じてトルクが制御される
湿式多板クラッチが用いられ、該湿式多板クラッチは2
輪駆動時にオフ作動してトルクカットし、4輪駆動時に
オン作動してトルク伝達するようにしたことを特徴とし
ている。
【0007】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のトルクリミッター装置として、油圧ユニットよる押付
け圧に応じてトルクが制御される湿式多板クラッチを用
いたことを特徴としている。
のトルクリミッター装置として、油圧ユニットよる押付
け圧に応じてトルクが制御される湿式多板クラッチを用
いたことを特徴としている。
【0008】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
の切替機構として、油圧ユニットによる押付け圧に応じ
てトルクが制御される湿式多板クラッチが用いられ、該
湿式多板クラッチはトランスファセレクトレバーが高速
ポジションでオン作動してトルク伝達し、低速ポジショ
ンでオフ作動してトルクカットするようにしたことを特
徴としている。
の切替機構として、油圧ユニットによる押付け圧に応じ
てトルクが制御される湿式多板クラッチが用いられ、該
湿式多板クラッチはトランスファセレクトレバーが高速
ポジションでオン作動してトルク伝達し、低速ポジショ
ンでオフ作動してトルクカットするようにしたことを特
徴としている。
【0009】請求項5にあっては、請求項4に記載のク
ラッチ、トルクリミッター装置、および切替機構をそれ
ぞれ構成する湿式多板クラッチは、ABS作動時に何れ
もオフ作動してトルクカットするようにしたことを特徴
としている。
ラッチ、トルクリミッター装置、および切替機構をそれ
ぞれ構成する湿式多板クラッチは、ABS作動時に何れ
もオフ作動してトルクカットするようにしたことを特徴
としている。
【0010】請求項6にあっては、請求項1〜5に記載
のトルクリミッター装置が、エンジン回転センサの検出
作用にもとづいて、エンジン回転が所定値以上の時には
オフ作動によりトルクカットして後輪側および前輪側へ
駆動力を伝達しないようにしたことを特徴としている。
のトルクリミッター装置が、エンジン回転センサの検出
作用にもとづいて、エンジン回転が所定値以上の時には
オフ作動によりトルクカットして後輪側および前輪側へ
駆動力を伝達しないようにしたことを特徴としている。
【0011】請求項7にあっては、請求項1〜6に記載
のトルクリミッター装置が、車速センサの検出作用にも
とづいて、車速が所定値以上の時にはオフ作動によりト
ルクカットして後輪側および前輪側へ駆動力を伝達しな
いようにしたことを特徴としている。
のトルクリミッター装置が、車速センサの検出作用にも
とづいて、車速が所定値以上の時にはオフ作動によりト
ルクカットして後輪側および前輪側へ駆動力を伝達しな
いようにしたことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1によれば、トランスファセレク
トレバーを低速ポジションへ操作した低速ポジション走
行時には、トルクリミッター装置が作動して伝達トルク
のピーク値が小さく抑えられるため、トランスファ各部
の強度,剛性を高速ポジション走行時の条件で設定する
ことができて、該トランスファ各部の肉厚や軸径等を極
力小さくしてトランスファ全体のスリム化を図ることが
できる。
トレバーを低速ポジションへ操作した低速ポジション走
行時には、トルクリミッター装置が作動して伝達トルク
のピーク値が小さく抑えられるため、トランスファ各部
の強度,剛性を高速ポジション走行時の条件で設定する
ことができて、該トランスファ各部の肉厚や軸径等を極
力小さくしてトランスファ全体のスリム化を図ることが
できる。
【0013】この結果、トランスファの配設レイアウト
の自由度を拡大できると共に車体の軽量化に寄与するこ
とができる。
の自由度を拡大できると共に車体の軽量化に寄与するこ
とができる。
【0014】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、クラッチとして油圧ユニットによる押付け圧に応じ
てトルクが制御され、かつ、2輪駆動時にはオフ作動し
てトルクカットし、4輪駆動時にはオン作動してトルク
伝達する湿式多板クラッチを用いているため、2輪駆動
−4輪駆動の間でトルク配分を適正に制御することが可
能となり、オンロードでは2輪駆動車と同等の走行性と
燃費の向上とを図ることができると共に、オフロードで
は固定4輪駆動車と同等の走破性を発揮させることがで
き、また、突然の路面状況の変化に対しても瞬時に最適
なトルク配分に制御することができる。
て、クラッチとして油圧ユニットによる押付け圧に応じ
てトルクが制御され、かつ、2輪駆動時にはオフ作動し
てトルクカットし、4輪駆動時にはオン作動してトルク
伝達する湿式多板クラッチを用いているため、2輪駆動
−4輪駆動の間でトルク配分を適正に制御することが可
能となり、オンロードでは2輪駆動車と同等の走行性と
燃費の向上とを図ることができると共に、オフロードで
は固定4輪駆動車と同等の走破性を発揮させることがで
き、また、突然の路面状況の変化に対しても瞬時に最適
なトルク配分に制御することができる。
【0015】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、トルクリミッター装置として油圧ユニットによ
る押付け圧に応じてトルクが制御される湿式多板クラッ
チを用いているため、伝達トルクをエンジン回転や車速
等の運転条件に応じてリニアに制御することができて走
行安定性を向上することができる。
加えて、トルクリミッター装置として油圧ユニットによ
る押付け圧に応じてトルクが制御される湿式多板クラッ
チを用いているため、伝達トルクをエンジン回転や車速
等の運転条件に応じてリニアに制御することができて走
行安定性を向上することができる。
【0016】請求項4によれば、請求項1〜3の効果に
加えて、切替機構として油圧ユニットによる押付け圧力
に応じてトルクが制御され、かつ、トランスファセレク
トレバーが高速ポジションでオン作動してトルク伝達
し、低速ポジションでオフ作動してトルクカットする湿
式多板クラッチを用いているため、油圧により低速側と
高速側との切替作動をスムーズに行わせることができ、
かつ、ポジションセンサ等の電気的信号にもとづいて油
圧ユニットを作動制御できるため、トランスファセレク
トレバーの操作力を軽くすることができて、切替操作性
を向上することができ、また、操作形態をボタン操作に
することもできるから操作系の設計の自由度を拡大する
ことができる。
加えて、切替機構として油圧ユニットによる押付け圧力
に応じてトルクが制御され、かつ、トランスファセレク
トレバーが高速ポジションでオン作動してトルク伝達
し、低速ポジションでオフ作動してトルクカットする湿
式多板クラッチを用いているため、油圧により低速側と
高速側との切替作動をスムーズに行わせることができ、
かつ、ポジションセンサ等の電気的信号にもとづいて油
圧ユニットを作動制御できるため、トランスファセレク
トレバーの操作力を軽くすることができて、切替操作性
を向上することができ、また、操作形態をボタン操作に
することもできるから操作系の設計の自由度を拡大する
ことができる。
【0017】請求項5によれば、請求項4の効果に加え
て、ABS作動時にはトランスファのクラッチ、トルク
リミッター装置、および切替機構をそれぞれ構成する湿
式多板クラッチを何れもオフ作動してトルクカットする
ため、エンジントルクおよび前後輪のトルク干渉の影響
を全く受けることなくABS制御を適正に行わせること
ができる。
て、ABS作動時にはトランスファのクラッチ、トルク
リミッター装置、および切替機構をそれぞれ構成する湿
式多板クラッチを何れもオフ作動してトルクカットする
ため、エンジントルクおよび前後輪のトルク干渉の影響
を全く受けることなくABS制御を適正に行わせること
ができる。
【0018】請求項6によれば、請求項1〜5の効果に
加えて、トルクリミッター装置はエンジン回転が所定値
以上の時にはオフ作動してトルクカットし、後輪側およ
び前輪側へ駆動力を伝達しないようにしてあるから、エ
ンジン回転が高い状態の時に誤操作によりトランスファ
セレクトレバーを低速ポジションへ操作した場合のフェ
ールセーフ機能を発揮することができる。
加えて、トルクリミッター装置はエンジン回転が所定値
以上の時にはオフ作動してトルクカットし、後輪側およ
び前輪側へ駆動力を伝達しないようにしてあるから、エ
ンジン回転が高い状態の時に誤操作によりトランスファ
セレクトレバーを低速ポジションへ操作した場合のフェ
ールセーフ機能を発揮することができる。
【0019】請求項7によれば、請求項1〜6の効果に
加えて、トルクリミッター装置は車速が所定値以上の時
にはオフ作動してトルクカットし、後輪側および前輪側
へ駆動力を伝達しないようにしてあるから、車速が高い
状態の時に誤操作によりトランスファセレクトレバーを
低速ポジションへ操作した場合のフェールセーフ機能を
発揮することができる。
加えて、トルクリミッター装置は車速が所定値以上の時
にはオフ作動してトルクカットし、後輪側および前輪側
へ駆動力を伝達しないようにしてあるから、車速が高い
状態の時に誤操作によりトランスファセレクトレバーを
低速ポジションへ操作した場合のフェールセーフ機能を
発揮することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
と共に詳述する。
【0021】図1,2において、エンジン1とトランス
ミッション2およびトランスファ3は直列に配置してあ
り、エンジン1の駆動力はこれらトランスミッション
2,トランスファ3を経由し、リヤプロペラシャフト4
からリヤファイナルドライブ5により左右の後輪6に分
配される一方、フロントプロペラシャフト7からフロン
トファイナルドライブ8により左右の前輪9に分配され
るようになっている。
ミッション2およびトランスファ3は直列に配置してあ
り、エンジン1の駆動力はこれらトランスミッション
2,トランスファ3を経由し、リヤプロペラシャフト4
からリヤファイナルドライブ5により左右の後輪6に分
配される一方、フロントプロペラシャフト7からフロン
トファイナルドライブ8により左右の前輪9に分配され
るようになっている。
【0022】トランスファ3は、モード切替スイッチ1
0のスイッチ信号にもとづいて電子制御装置11により
作動制御されるクラッチ12と、遊星歯車機構13と、
トランスファセレクトレバー14の操作によって高速側
と低速側とに切替作動される切替機構15とを備えてい
る。
0のスイッチ信号にもとづいて電子制御装置11により
作動制御されるクラッチ12と、遊星歯車機構13と、
トランスファセレクトレバー14の操作によって高速側
と低速側とに切替作動される切替機構15とを備えてい
る。
【0023】クラッチ12はリヤプロペラシャフト4に
接続したメインシャフト16に配設してある。
接続したメインシャフト16に配設してある。
【0024】クラッチ12として電子制御装置11によ
って作動制御される油圧ユニット17からの押付け圧に
応じてトルク伝達を行う湿式多板クラッチが用いられ、
クラッチドラム12aの駆動力をチェーン機構18を介
して、前記フロントプロペラシャフト7に接続したフロ
ントドライブシャフト19に伝達するようにしてある。
って作動制御される油圧ユニット17からの押付け圧に
応じてトルク伝達を行う湿式多板クラッチが用いられ、
クラッチドラム12aの駆動力をチェーン機構18を介
して、前記フロントプロペラシャフト7に接続したフロ
ントドライブシャフト19に伝達するようにしてある。
【0025】この油圧ユニット17はモード切替スイッ
チ10,トランスファセレクトレバー14の低速ポジシ
ョン4Lを検出するポジションセンサ29,エンジン回
転数を検出するエンジン回転センサ30,および車速を
検出する車速センサ31の各検出信号に基づいて、電子
制御装置11の出力信号によりコントロールバルブ17
aの開度を制御するようになっていて、湿式多板クラッ
チ12はこの油圧ユニット17の作動によって2輪駆動
時にはオフ作動してトルクカットし、4輪駆動時にはオ
ン作動してトルク伝達するようにしてある。
チ10,トランスファセレクトレバー14の低速ポジシ
ョン4Lを検出するポジションセンサ29,エンジン回
転数を検出するエンジン回転センサ30,および車速を
検出する車速センサ31の各検出信号に基づいて、電子
制御装置11の出力信号によりコントロールバルブ17
aの開度を制御するようになっていて、湿式多板クラッ
チ12はこの油圧ユニット17の作動によって2輪駆動
時にはオフ作動してトルクカットし、4輪駆動時にはオ
ン作動してトルク伝達するようにしてある。
【0026】遊星歯車機構13はトランスミッション2
の出力軸20に接続した入力軸21に固設したサンギヤ
22と、サンギヤ22とインターナルギヤ23とに噛合
した複数個のプラネタリーギヤ24と、プラネタリーギ
ヤ24を支承するプラネタリーキャリヤ25とを備えて
いる。
の出力軸20に接続した入力軸21に固設したサンギヤ
22と、サンギヤ22とインターナルギヤ23とに噛合
した複数個のプラネタリーギヤ24と、プラネタリーギ
ヤ24を支承するプラネタリーキャリヤ25とを備えて
いる。
【0027】切替機構15はトランスファセレクトレバ
ー14を高速ポジションHに操作すると、スリーブ26
を図1,2の実線位置に作動して入力軸21とメインシ
ャフト16とを接続し、トランスファセレクトレバー1
4を低速ポジション4Lに操作すると、スリーブ26を
図1,2の実線位置から破線位置へ作動して入力軸21
とメインシャフト16とを切り離すと共に、プラネタリ
ーキャリヤ25とメインシャフト16およびクラッチド
ラム12aとを接続するようにしてある。
ー14を高速ポジションHに操作すると、スリーブ26
を図1,2の実線位置に作動して入力軸21とメインシ
ャフト16とを接続し、トランスファセレクトレバー1
4を低速ポジション4Lに操作すると、スリーブ26を
図1,2の実線位置から破線位置へ作動して入力軸21
とメインシャフト16とを切り離すと共に、プラネタリ
ーキャリヤ25とメインシャフト16およびクラッチド
ラム12aとを接続するようにしてある。
【0028】即ち、このトランスファ装置にあっては2
輪駆動時(モード切替スイッチ10が2WD位置または
AUTO位置)は、トランスミッション2の出力軸20
から入力軸21,メインシャフト16およびリヤプロペ
ラシャフト4を経由して後輪6に駆動力が伝達され、4
輪駆動時(モード切替スイッチ10がLOCK位置又は
AUTO位置)は、前記後輪6側への駆動力伝達と同時
に、電子制御装置11の出力信号によってクラッチ12
の油圧ユニット17のコントロールバルブ17aが開度
制御され、該油圧ユニット17からの押付け圧に応じた
トルクがクラッチドラム12a,チェーン機構18、フ
ロントドライブシャフト19およびフロントプロペラシ
ャフト7を経由して前輪9に伝達される。
輪駆動時(モード切替スイッチ10が2WD位置または
AUTO位置)は、トランスミッション2の出力軸20
から入力軸21,メインシャフト16およびリヤプロペ
ラシャフト4を経由して後輪6に駆動力が伝達され、4
輪駆動時(モード切替スイッチ10がLOCK位置又は
AUTO位置)は、前記後輪6側への駆動力伝達と同時
に、電子制御装置11の出力信号によってクラッチ12
の油圧ユニット17のコントロールバルブ17aが開度
制御され、該油圧ユニット17からの押付け圧に応じた
トルクがクラッチドラム12a,チェーン機構18、フ
ロントドライブシャフト19およびフロントプロペラシ
ャフト7を経由して前輪9に伝達される。
【0029】また、トランスファセレクトレバー14を
高速ポジションHから低速ポジション4Lに操作する
と、前述のように切換機構15のスリーブ26が低速側
(図1,2の破線位置)へ切替わり、トランスミッショ
ン2の出力軸20の回転を遊星歯車機構1を介して前記
後輪6側と前輪9側とにそれぞれ減速して駆動伝達す
る。
高速ポジションHから低速ポジション4Lに操作する
と、前述のように切換機構15のスリーブ26が低速側
(図1,2の破線位置)へ切替わり、トランスミッショ
ン2の出力軸20の回転を遊星歯車機構1を介して前記
後輪6側と前輪9側とにそれぞれ減速して駆動伝達す
る。
【0030】ここで、前述の遊星歯車機構13と切替機
構15との間の駆動伝達系には、前記トランスファセレ
クトレバー14の高速ポジションHから低速ポジション
4Lへの操作によって切替機構15を低速側へ作動した
際に、後輪6側と前輪9側とに伝達される駆動トルクの
ピーク値を抑制するトルクリミッター装置27を設けて
ある。
構15との間の駆動伝達系には、前記トランスファセレ
クトレバー14の高速ポジションHから低速ポジション
4Lへの操作によって切替機構15を低速側へ作動した
際に、後輪6側と前輪9側とに伝達される駆動トルクの
ピーク値を抑制するトルクリミッター装置27を設けて
ある。
【0031】この実施形態では、遊星歯車機構13のプ
ラネタリーキャリヤ25に、トルクリミッター装置27
として前記クラッチ12と同様の油圧ユニット28によ
りトルク制御される湿式多板クラッチを設けてある。
ラネタリーキャリヤ25に、トルクリミッター装置27
として前記クラッチ12と同様の油圧ユニット28によ
りトルク制御される湿式多板クラッチを設けてある。
【0032】油圧ユニット28はトランスファセレクト
レバー14の低速ポジション4Lを検出するポジション
センサ29,エンジン回転数を検出するエンジン回転セ
ンサ30,および車速を検出する車速センサ31の各検
出信号にもとずいて、電子制御装置11の出力信号によ
りコントロールバルブ28aの開度を制御するようにし
てある。
レバー14の低速ポジション4Lを検出するポジション
センサ29,エンジン回転数を検出するエンジン回転セ
ンサ30,および車速を検出する車速センサ31の各検
出信号にもとずいて、電子制御装置11の出力信号によ
りコントロールバルブ28aの開度を制御するようにし
てある。
【0033】また、このトルクリミッター装置27は前
記エンジン回転センサ30および車速センサ31の検出
作用にもとづいて、エンジン回転が所定値以上の時や車
速が所定値以上の時には、トランスファセレクトレバー
14を低速ポジション4Lに操作しても前記油圧ユニッ
ト28がオフ作動(コントロールバルブ28aを全閉)
してトルクカットし、トランスファ3から後輪6側と前
輪9側とに駆動力を伝達しないようにしてある。
記エンジン回転センサ30および車速センサ31の検出
作用にもとづいて、エンジン回転が所定値以上の時や車
速が所定値以上の時には、トランスファセレクトレバー
14を低速ポジション4Lに操作しても前記油圧ユニッ
ト28がオフ作動(コントロールバルブ28aを全閉)
してトルクカットし、トランスファ3から後輪6側と前
輪9側とに駆動力を伝達しないようにしてある。
【0034】以上の実施形態の構造によれば、トランス
ファセレクトレバー14を低速ポジション4Lへ操作し
た低速ポジション走行時には、トルクリミッター装置2
7が作動して伝達トルクのピーク値を小さく抑えること
ができるため、トランスファ3の各部の強度,剛性を高
速ポジション走行時の条件で設定することができ、従っ
て、トランスファ3の各部の肉厚や軸径等を極力小さく
してトランスファ3全体のスリム化を図ることができ
る。
ファセレクトレバー14を低速ポジション4Lへ操作し
た低速ポジション走行時には、トルクリミッター装置2
7が作動して伝達トルクのピーク値を小さく抑えること
ができるため、トランスファ3の各部の強度,剛性を高
速ポジション走行時の条件で設定することができ、従っ
て、トランスファ3の各部の肉厚や軸径等を極力小さく
してトランスファ3全体のスリム化を図ることができ
る。
【0035】この結果、トランスファ3の配設レイアウ
トの自由度を拡大できると共に車体の軽量化に寄与する
ことができる。
トの自由度を拡大できると共に車体の軽量化に寄与する
ことができる。
【0036】特に、本実施形態では前述のトルクリミッ
ター装置27として、油圧ユニット28による押付け圧
に応じたトルク制御が行われる湿式多板クラッチを用い
ているため、伝達トルクをエンジン回転や車速等の運転
条件に応じてリニアに制御することができて走行安定性
を向上することができる。
ター装置27として、油圧ユニット28による押付け圧
に応じたトルク制御が行われる湿式多板クラッチを用い
ているため、伝達トルクをエンジン回転や車速等の運転
条件に応じてリニアに制御することができて走行安定性
を向上することができる。
【0037】また、このトルクリミッター装置27はエ
ンジン回転センサ30および車速センサ31の検出作用
にもとづいて、エンジン回転が所定値以上の時や車速が
所定値以上の時にはオフ作動してトルクカットし、後輪
6側および前輪9側に駆動力を伝達しないようにしてあ
るから、エンジン回転が高い状態の時や車速が高い状態
の時に誤ってトランスファセレクトレバー14を低速ポ
ジション4Lへ操作した場合のフェールセーフ機能を発
揮することができる。
ンジン回転センサ30および車速センサ31の検出作用
にもとづいて、エンジン回転が所定値以上の時や車速が
所定値以上の時にはオフ作動してトルクカットし、後輪
6側および前輪9側に駆動力を伝達しないようにしてあ
るから、エンジン回転が高い状態の時や車速が高い状態
の時に誤ってトランスファセレクトレバー14を低速ポ
ジション4Lへ操作した場合のフェールセーフ機能を発
揮することができる。
【0038】更に、この実施形態ではトランスファ3の
クラッチ12として、電子制御装置11によって作動制
御される湿式多板クラッチを用いているため、2輪駆動
−4輪駆動の間でトルク配分を自動的に適正に制御する
ことができ、オンロードでは2輪駆動車と同等の走行性
と燃費の向上とを図ることができると共に、オフロード
では固定4輪駆動車と同等の走破性を発揮させることが
でき、また、突然の路面状況の変化に対しても瞬時に最
適なトルク配分に制御することができる。
クラッチ12として、電子制御装置11によって作動制
御される湿式多板クラッチを用いているため、2輪駆動
−4輪駆動の間でトルク配分を自動的に適正に制御する
ことができ、オンロードでは2輪駆動車と同等の走行性
と燃費の向上とを図ることができると共に、オフロード
では固定4輪駆動車と同等の走破性を発揮させることが
でき、また、突然の路面状況の変化に対しても瞬時に最
適なトルク配分に制御することができる。
【0039】図3,4は本発明の第2実施形態を示すも
ので、この実施形態にあっては図1,2に示した前記第
1実施形態における切替機構15として、クラッチ12
およびトルクリミッター装置27と同様の油圧ユニット
32によりトルク制御される湿式多板クラッチを用いて
いる。
ので、この実施形態にあっては図1,2に示した前記第
1実施形態における切替機構15として、クラッチ12
およびトルクリミッター装置27と同様の油圧ユニット
32によりトルク制御される湿式多板クラッチを用いて
いる。
【0040】油圧ユニット32はトランスファセレクト
レバー14の低速ポジション4Lを検出するポジション
センサ29の検出信号にもとづいて、電子制御装置11
の出力信号によりコントロールバルブ28aを開(オ
ン),閉(オフ)制御するようにしてあって、湿式多板
クラッチ15はこの油圧ユニット32の作動によってト
ランスファセレクトレバー14を高速ポジションHに操
作するとオン作動(コントロールバルブ28aが開)し
て入力軸21からメインシャフト16へのトルク伝達を
行わせ、トランスファセレクトレバー14を低速ポジシ
ョン4Lへ操作するとオフ作動(コントロールバルブ2
8aが閉)して入力軸21とメインシャフト16との間
のトルクカットを行い、入力軸21の駆動トルクは遊星
歯車機構13,トルクリミッター装置27を経由してメ
インシャフト16に伝達するようにしてある。
レバー14の低速ポジション4Lを検出するポジション
センサ29の検出信号にもとづいて、電子制御装置11
の出力信号によりコントロールバルブ28aを開(オ
ン),閉(オフ)制御するようにしてあって、湿式多板
クラッチ15はこの油圧ユニット32の作動によってト
ランスファセレクトレバー14を高速ポジションHに操
作するとオン作動(コントロールバルブ28aが開)し
て入力軸21からメインシャフト16へのトルク伝達を
行わせ、トランスファセレクトレバー14を低速ポジシ
ョン4Lへ操作するとオフ作動(コントロールバルブ2
8aが閉)して入力軸21とメインシャフト16との間
のトルクカットを行い、入力軸21の駆動トルクは遊星
歯車機構13,トルクリミッター装置27を経由してメ
インシャフト16に伝達するようにしてある。
【0041】また、これらクラッチ、トルクリミッター
装置、および切替機構を構成する湿式多板クラッチ1
2,27,15は、電子制御装置11がABSコントロ
ールユニット33からABS作動信号を入力すると何れ
もオフ作動してトルクカットするようにしている。
装置、および切替機構を構成する湿式多板クラッチ1
2,27,15は、電子制御装置11がABSコントロ
ールユニット33からABS作動信号を入力すると何れ
もオフ作動してトルクカットするようにしている。
【0042】この実施形態における前記各湿式多板クラ
ッチ12,27,15の作動パターンを表1に示す。
ッチ12,27,15の作動パターンを表1に示す。
【0043】
【表1】
従って、この実施形態の構造によれば、切替機構15と
してトランスファセレクトレバー14が高速ポジション
Hでオン作動してトルク伝達し、低速ポジション4Lで
オフ作動してトルクカットする湿式多板クラッチを用い
ているため、油圧により低速側と高速側との切替作動を
スムーズに行わせることができる。
してトランスファセレクトレバー14が高速ポジション
Hでオン作動してトルク伝達し、低速ポジション4Lで
オフ作動してトルクカットする湿式多板クラッチを用い
ているため、油圧により低速側と高速側との切替作動を
スムーズに行わせることができる。
【0044】また、この切替機構を構成する湿式多板ク
ラッチ15は、トランスファセレクトレバー14に付設
したポジションセンサ29の検出信号にもとづいて電子
制御装置11により作動制御されるため、トランスファ
セレクトレバー14の操作力を軽くすることができて切
替操作性を向上することができ、しかも、操作形態は前
述のトランスファセレクトレバー14によるレバー操作
に替えてボタン操作にすることもできるから、操作系の
設計の自由度を拡大することができる。
ラッチ15は、トランスファセレクトレバー14に付設
したポジションセンサ29の検出信号にもとづいて電子
制御装置11により作動制御されるため、トランスファ
セレクトレバー14の操作力を軽くすることができて切
替操作性を向上することができ、しかも、操作形態は前
述のトランスファセレクトレバー14によるレバー操作
に替えてボタン操作にすることもできるから、操作系の
設計の自由度を拡大することができる。
【0045】さらに、この実施形態では前述のクラッ
チ、トルクリミッター装置、および切替機構をそれぞれ
構成する各湿式多板クラッチ12,27,15は、何れ
もABS作動時にオフ作動してトルクカットするように
してあるため、2輪駆動時および4輪駆動時の何れであ
ってもABS作動時にはエンジントルクおよび前後輪の
トルク干渉の影響を全く受けることなくABS制御を適
正に行わせることができる。
チ、トルクリミッター装置、および切替機構をそれぞれ
構成する各湿式多板クラッチ12,27,15は、何れ
もABS作動時にオフ作動してトルクカットするように
してあるため、2輪駆動時および4輪駆動時の何れであ
ってもABS作動時にはエンジントルクおよび前後輪の
トルク干渉の影響を全く受けることなくABS制御を適
正に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体構成を示す略示的説
明図。
明図。
【図2】同実施形態のトランスファを示す略示的説明
図。
図。
【図3】本発明の第2実施形態の全体構成を示す略示的
説明図。
説明図。
【図4】同実施形態のトランスファを示す略示的説明
図。
図。
1 エンジン
2 トランスミッション
3 トランスファ
6 後輪
9 前輪
12 クラッチ
13 遊星歯車機構
14 トランスファセレクトレバー
15 切替機構
27 トルクリミッター装置
28 油圧ユニット
30 エンジン回転センサ
31 車速センサ
H 高速ポジション
4L 低速ポジション
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭56−75220(JP,A)
特開 平1−115728(JP,A)
特開 平1−314626(JP,A)
特開 平9−72393(JP,A)
特開 昭60−30845(JP,A)
特開 昭59−151650(JP,A)
特開 平7−139610(JP,A)
特開 平5−180301(JP,A)
特開 平9−42389(JP,A)
実開 平5−45298(JP,U)
実開 平2−19479(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60K 17/34 - 17/35
B60K 23/08
F16H 3/00 - 3/78
F16H 1/28
F16D 41/00 - 47/06
Claims (7)
- 【請求項1】 トランスファの2輪駆動−4輪駆動のモ
ード切替制御にもとづいて作動制御されてフロントプロ
ペラシャフトとリヤプロペラシャフトとを接・離するク
ラッチと、 トランスファセレクトレバーの高速ポジションから低速
ポジションへの操作によって、トランスミッションの出
力軸の回転を遊星歯車機構を介して減速して前記フロン
トプロペラシャフトまたはリヤプロペラシャフトに駆動
伝達する切替機構と、 前記遊星歯車機構と切替機構との間の駆動伝達系に配置
され、前記切替機構を低速側へ作動したときに駆動ピー
クトルクを抑制するトルクリミッター装置と、を備えた
ことを特徴する4輪駆動車のトランスファ装置。 - 【請求項2】 トランスファの2輪駆動−4輪駆動のモ
ード切替制御にもとづいて作動制御されてフロントプロ
ペラシャフトとリヤプロペラシャフトとを接・離するク
ラッチとして、油圧ユニットによる押付け圧に応じてト
ルクが制御される湿式多板クラッチが用いられ、該湿式
多板クラッチは2輪駆動時にオフ作動してトルクカット
し、4輪駆動時にオン作動してトルク伝達するようにし
たことを特徴とする請求項1記載の4輪駆動車のトラン
スファ装置。 - 【請求項3】 トルクリミッター装置として、油圧ユニ
ットによる押付け圧に応じてトルクが制御される湿式多
板クラッチを用いたことを特徴とする請求項1,2記載
の4輪駆動車のトランスファ装置。 - 【請求項4】 切替機構として、油圧ユニットによる押
付け圧に応じてトルクが制御される湿式多板クラッチが
用いられ、該湿式多板クラッチはトランスファセレクト
レバーが高速ポジションでオン作動してトルク伝達し、
低速ポジションでオフ作動してトルクカットするように
したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の4
輪駆動車のトランスファ装置。 - 【請求項5】 クラッチ、トルクリミッター装置、およ
び切替機構をそれぞれ構成する湿式多板クラッチは、A
BS作動時に何れもオフ作動してトルクカットするよう
にしたことを特徴とする請求項4記載の4輪駆動車のト
ランスファ装置。 - 【請求項6】 トルクリミッター装置が、エンジン回転
センサの検出作用にもとづいて、エンジン回転が所定値
以上の時にはオフ作動によりトルクカットして後輪側お
よび前輪側へ駆動力を伝達しないようにしたことを特徴
とする請求項1〜5の何れかに記載の4輪駆動車のトラ
ンスファ装置。 - 【請求項7】 トルクリミッター装置が、車速センサの
検出作用にもとづいて、車速が所定値以上の時にはオフ
作動によりトルクカットして後輪側および前輪側へ駆動
力を伝達しないようにしたことを特徴とする請求項1〜
6の何れかに記載の4輪駆動車のトランスファ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17431997A JP3511853B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-06-30 | 4輪駆動車のトランスファ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP164997 | 1997-01-08 | ||
JP9-1649 | 1997-01-08 | ||
JP17431997A JP3511853B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-06-30 | 4輪駆動車のトランスファ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250395A JPH10250395A (ja) | 1998-09-22 |
JP3511853B2 true JP3511853B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=26334921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17431997A Expired - Fee Related JP3511853B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-06-30 | 4輪駆動車のトランスファ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3511853B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4515990B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2010-08-04 | 富士重工業株式会社 | 4輪駆動車の前後輪駆動力配分装置 |
JP4297948B2 (ja) | 2007-04-13 | 2009-07-15 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド駆動装置およびその制御方法 |
CN114688241B (zh) * | 2020-12-28 | 2023-07-18 | 长城汽车股份有限公司 | 控制方法、装置及车辆 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP17431997A patent/JP3511853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10250395A (ja) | 1998-09-22 |
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---|---|---|---|
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