JP3098904B2 - 内燃車の変速制御装置 - Google Patents

内燃車の変速制御装置

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JP3098904B2 JP2526794A JP2526794A JP3098904B2 JP 3098904 B2 JP3098904 B2 JP 3098904B2 JP 2526794 A JP2526794 A JP 2526794A JP 2526794 A JP2526794 A JP 2526794A JP 3098904 B2 JP3098904 B2 JP 3098904B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃車の変速機の変速
状態を切り替える内燃車の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関車,内燃動車などの内燃
車では、内燃機関が発生するトルクを有効に引き出すた
めに、内燃機関の出力を車速,負荷などに応じた力行状
態で変速し、駆動輪を回転させることが行われている。
例えば、ディーゼル動車では、車両の発進時には流体ク
ラッチを介して駆動輪を回転させ、車速が増加して流体
クラッチのトルク伝達効率が低下すると、ディーゼル機
関の出力軸を第1速の変速ギアに直結している。そし
て、更に車速が増加すると、その出力軸を第2速の変速
ギアに直結することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の内
燃車では、列車に搭載された全ての変速機の変速状態を
ほぼ同時に切り替えている。また、変速状態の切り替え
時には変速機が一時的に中立状態となり、内燃機関がア
イドリング状態となって、駆動輪にはトルクが伝達され
なくなる。従って、変速状態切り替え時に一時的に全て
の駆動輪にトルクが伝達されなくなり、空気抵抗などの
走行抵抗による制動力のみが内燃車に急激に加わった
り、また、切替終了後に急激な加速力が加わる可能性も
あった。この制動力または加速力によるショックは内燃
車の乗り心地を悪化させてしまう。
【0004】そこで、本発明は、変速状態の切り替えに
伴うショックを良好に低減することのできる内燃車の変
速制御装置を提供することを目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた請求項1記載の発明は、図1に例示するよう
に、複数の内燃機関と、該各内燃機関に個々に接続され
た複数の変速機と、該各変速機を介して、上記各内燃機
関により個々に駆動される複数組の駆動輪と、上記各変
速機の変速状態を個々に制御する変速制御手段と、を備
えた内燃車の変速制御装置において、上記変速制御手段
が、少なくとも一つの上記変速機の力行状態を保持した
まま他の上記変速機の変速状態を切り替える第1切り替
え手段と、該第1切り替え手段による切り替え動作が終
了したか否かを判断する切り替え判断手段と、該切り替
え判断手段が上記切り替え動作の終了を判断したとき、
上記力行状態が保持された変速機の変速状態を切り替え
る第2切り替え手段と、を備えたことを特徴とする内燃
車の変速制御装置を要旨としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、上記第1切
り替え手段により変速状態が切り替えられる変速機に接
続された上記駆動輪の組と、上記第2切替手段により変
速状態が切り替えられる変速機に接続された上記駆動輪
の組とが、隣接して配設されたことを特徴とする請求項
1記載の内燃車の変速制御装置を要旨としている。
【0007】
【作用】このように構成された請求項1記載の発明で
は、第1切替手段は、少なくとも一つの上記変速機の力
行状態を保持したまま他の上記変速機の変速状態を切り
替える。続いて、切替判断手段は第1切り替え手段によ
る切り替え動作が終了したか否かを判断し、その切替動
作の終了が判断されたとき、第2切替手段は上記力行状
態が保持された変速機の変速状態を切り替える。
【0008】このため、各変速機の変速状態を切り替え
る際に、少なくともいずれか一つの変速機は力行状態を
保持している。従って、全ての変速機の力行状態が同時
に中立状態となることがなく、常時いずれか一組の駆動
輪にはトルクが伝達される。このため、変速状態の切り
替えに伴う駆動トルクの変化が分散され、走行抵抗によ
る急激な制動力や切替終了後の急激な加速力が加わるの
が防止される。
【0009】更に、請求項2記載の発明では、第1切り
替え手段により変速状態が切り替えられる変速機に接続
された駆動輪の組と、第2切替手段により変速状態が切
り替えられる変速機に接続された駆動輪の組とを、隣接
して配設している。このため、隣接する二組の駆動輪の
内、いずれか一方に接続された変速機の力行状態は保持
される。従って、変速状態の切り替えに伴う駆動トルク
の変化がより良好に分散される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図2は、実施例のディーゼル動車1を表す概略構成
図である。本実施例のディーゼル動車1は、それぞれ2
軸4輪に構成された二組の駆動輪3a,3bを前後に有
し、各駆動輪3a,3bは、変速機5a,5bを介して
ディーゼル機関7a,7bに接続されている。
【0011】図3は変速機5aおよびその制御系を表す
概略構成図である。なお、変速機5bも変速機5aとほ
ぼ同様に構成されている。図に示すように、ディーゼル
機関7aの出力軸9aは、弾性継手51を介して変速機
5aの入力軸53に接続されている。また、入力軸53
は変速クラッチ55を介して流体クラッチ57の円筒状
の入力軸57aに接続されている。
【0012】流体クラッチ57は、大きな出力トルクが
得られるように、3段のタービン羽根車57bと2段の
案内羽根車57cとを有しており、更に、入力軸57a
に接続されたポンプ羽根車57d、およびタービン羽根
車57bに接続された円筒状の出力軸57eを有してい
る。出力軸57eは入力軸53と同軸に設けられた円筒
状の変速軸61に、フリーホイール63を介して接続さ
れている。このフリーホイール63は、出力軸57eか
ら変速軸61へは回転を伝達するが、変速軸61から出
力軸57eへは回転を伝達しない周知のものである。ま
た、変速軸61は2速段クラッチ65を介して入力軸5
3に接続されている。
【0013】変速軸61には変速出力歯車67が、入力
軸53には1速駆動歯車69が、それぞれ一体に取り付
けられ、各歯車67および69は、入力軸53と平行に
設けた1速軸71に回転自在に軸支され1速段クラッチ
75を介して互いに接続された1速出力歯車77および
1速被動歯車79と、それぞれ噛合している。ここで、
1速被動歯車79は1速駆動歯車69に対して大径に形
成され、入力軸53の回転が所定の減速比で伝達され
る。
【0014】変速機5aには、更に、入力軸53と平行
に、出力軸81および正転軸83が設けられている。出
力軸81には、同軸に設けられた逆転入力歯車84が逆
転クラッチ85を介して接続されると共に、正転被動歯
車87が一体に取り付けられている。また、正転軸83
には、同軸に設けられた正転入力歯車91が正転クラッ
チ95を介して接続されると共に、正転駆動歯車97が
一体に取り付けられている。そして、前述の変速出力歯
車67は逆転入力歯車84および正転入力歯車91と噛
合し、正転被動歯車87は正転駆動歯車97と噛合して
いる。
【0015】なお、各クラッチ55,65,75,8
5,95は、駆動回路を備えた変速制御手段としての電
子制御回路(ECU)98からの駆動信号に基づき、図
示しない油圧アクチュエータを駆動して係脱を制御する
周知の多板式摩擦クラッチである。また、電子制御回路
98は、ディーゼル動車1の車速を検出する周知の車速
センサから検出信号を入力されると共に、変速機5bの
各クラッチへも駆動信号を出力している。
【0016】このように構成された変速機5aでは、デ
ィーゼル動車1の走行時に、電子制御回路98が次のよ
うに各クラッチ55,65,75,85,95の係脱を
制御する。先ず、ディーゼル動車1の発車時には変速ク
ラッチ55,2速段クラッチ65,1速段クラッチ75
を脱にしてディーゼル機関7aをアイドリング状態と
し、車両の進行方向に応じて正転クラッチ95または逆
転クラッチ85のいずれか一方を係合させる。続いて変
速クラッチ55を係合させると、ディーゼル機関7aの
出力軸9aの回転は、入力軸53,変速クラッチ55,
流体クラッチ57,フリーホイール63,変速軸61お
よび変速出力歯車67を介して正転入力歯車91および
逆転入力歯車84へ伝達される。ここで、正転クラッチ
95が係合している場合は、正転入力歯車91の回転が
正転クラッチ95,正転駆動歯車97,正転被動歯車8
7を介して出力軸81へ伝達される。また、逆転クラッ
チ85が係合している場合は、逆転入力歯車84の回転
が逆転クラッチ85を介して出力軸81へ伝達される。
このときの出力軸81の回転は、正転クラッチ95が係
合している場合と逆方向となる。続いて、出力軸81の
回転が図示しない最終減速装置を介して駆動輪3aへ伝
達される。このように、発車時には流体クラッチ57を
用いた変速運転を行うことにより、駆動トルクを車速に
応じて滑らかに変化させることができる。
【0017】続いて、車速が増加すると流体クラッチ5
7のトルク伝達効率が徐々に低下する。そこで、上記変
速運転の元で車速センサ99を介して検出した車速が所
定値(例えば60km/h)を超えると、変速クラッチ55
を脱にしてディーゼル機関7aをアイドリング状態と
し、続いて1速段クラッチ75を係合させる。すると、
ディーゼル機関7aの出力軸9aの回転は、入力軸5
3,1速駆動歯車69,1速被動歯車79,1速段クラ
ッチ75,および1速出力歯車77,を介して変速出力
歯車67へ伝達される。このとき、変速出力歯車67へ
は、出力軸9aの回転が1速駆動歯車69と1速被動歯
車79との減速比に応じて減速されて伝達される。こう
して減速された直結1速運転の回転は、前述のように正
転クラッチ95または逆転クラッチ85を介して出力軸
81へ伝達される。こうすることにより、ディーゼル機
関7aの出力軸9aの回転を、流体クラッチ57を介し
て伝達するよりも効率よく出力軸81へ伝達することが
できる。
【0018】更に、この直結1速の元で車速が所定値
(例えば80km/h)を超えると、1速段クラッチ75を
脱にしてディーゼル機関7aをアイドリング状態とし、
続いて2速段クラッチ65を係合させる。すると、ディ
ーゼル機関7aの出力軸9aの回転は、入力軸53およ
び2速段クラッチ65を介して変速出力歯車67へ伝達
される。このとき変速出力歯車67は出力軸9aと一体
に回転し、この直結2速の回転は、前述のように正転ク
ラッチ95または逆転クラッチ85を介して出力軸81
へ伝達される。高速域では、こうすることによりディー
ゼル機関7aの出力軸9aの回転を一層効率よく出力軸
81へ伝達することができる。
【0019】このように、電子制御回路98は、車速の
増加に応じて変速機5aの変速状態を、変速,直結1
速,直結2速と順次切り替えており、これによって高い
トルク伝達効率を実現することができる。また、減速の
場合は逆に、直結2速,直結1速,変速と順次変速状態
を切り替え、同様に高いトルク伝達効率を実現してい
る。但し、減速の場合は、変速状態を切り替える基準と
なる所定車速を、加速の場合に比べて7〜8km/h低く設
定して、いわゆるヒステリシスを設けている。このた
め、車速が上記所定車速近傍で増減した場合に変速状態
が頻繁に切り替えられるいわゆるハンチングを防止する
ことができる。
【0020】ところが、この種の変速状態の切り替えを
変速機5a,5bで同時に実行すると、次のような問題
が生じる。すなわち、ディーゼル機関7a,7bが同時
にアイドリング状態となることがあり、この場合、全て
の駆動輪3a,3bにトルクが伝達されなくなる。する
と、ディーゼル動車1が受けている空気抵抗などの走行
抵抗による制動力のみが、ディーゼル動車1に急激に加
わる可能性がある。この制動力によるショックはディー
ゼル動車1の乗り心地を悪化させてしまう。そこで、電
子制御回路98は、次のようにして変速機5a,5bの
変速状態を切り替える変速制御処理を実行している。以
下、本発明の主要部であるこの変速制御処理について説
明する。
【0021】図4は、電子制御回路98が実行する変速
制御処理を表すフローチャートである。なお、電子制御
回路98は、運転席よりディーゼル動車1の発車が指示
されるとこの処理を開始する。処理を開始すると、先
ず、ステップ101にて車速センサ99を介して車速を
読み込む。続くステップ103では、読み込んだ車速
が、変速状態を切り替える基準の所定速度を超えたか否
かによって、変速状態の切り替えの要否を判断する。変
速状態の切り替えが不要な場合は否定判断してステップ
101へ復帰し、再び車速を読み込む。
【0022】また、変速状態の切り替えが必要と判断す
ると(ステップ103:YES)、ステップ105へ移
行し、変速機5aの変速状態の切り替え制御を開始す
る。続くステップ107では、その切り替え制御が終了
するまで待機し、終了すると(ステップ107:YE
S)ステップ109へ移行する。ステップ109では変
速機5bの変速状態の切り替え制御を開始し、続くステ
ップ111では、その切り替え制御が終了するまで待機
する。変速機5bの切り替え制御も終了すると(ステッ
プ111:YES)、ステップ101へ復帰して上記処
理を繰り返す。
【0023】この処理により、各変速機5a,5bの変
速状態を切り替える際に、各変速機5a,5bに同時に
切り替え制御がなされることはなく、少なくともいずれ
か一方の変速機5aまたは5bは力行状態を保持してい
る。そして、この力行状態を保持している変速機5aま
たは5bに接続された駆動輪3aまたは3bにはトルク
が伝達されている。このため、変速状態の切り替えに伴
って一方の駆動輪3bまたは3aにトルクが伝達されな
くなっても、その駆動トルクの変化を分散させて、走行
抵抗による急激な制動力や切替終了後の急激な加速力が
加わるのを良好に防止することができる。従って、本実
施例のディーゼル動車1では、変速状態切り替え時のシ
ョックを良好に低減して車両の乗り心地を向上させるこ
とができる。
【0024】また、本実施例では、同時に切り替え制御
がなされない変速機5a,5bに接続された駆動輪3
a,3bが互いに隣接している。そして、前述のように
この隣接する駆動輪3a,3bの少なくともいずれか一
方にトルクが伝達される。従って、変速状態の切り替え
に伴う駆動トルクの変化をきわめて良好に分散させるこ
とができるので、変速状態切り替え時のショックをきわ
めて良好に低減して、乗り心地を大幅に向上させること
ができる。
【0025】なお、上記変速制御処理において、ステッ
プ105は第1切り替え手段に、ステップ107は切り
替え判断手段に、ステップ109は第2切り替え手段
に、それぞれ相当する処理である。また、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の態様で実施することができる。例え
ば、本発明は、ガソリン機関を搭載したガソリン動車
や、流体クラッチ57を有さない内燃車にも適用するこ
とができる。
【0026】更に、上記実施例では、1台の車両に複数
のディーゼル機関7a,7bを設けているが、連結され
た複数の車両に内燃機関をそれぞれ一つづつ設けてもよ
い。例えば、図5に例示するディーゼル動車201は、
互いに連結された2台の車両201a,201bによっ
て構成されている。車両201aは、2軸4輪に構成さ
れた一組の駆動輪203aと、同じく2軸4輪に構成さ
れた従動輪204aとを前後に有し、駆動輪203aは
変速機205aを介してディーゼル機関207aに接続
されている。201bも同様に、駆動輪203b,従動
輪204bを有し、駆動輪203bは変速機205bを
介してディーゼル機関207bに接続されている。この
ように構成されたディーゼル動車201でも、変速機2
05a,205bを上記実施例の変速機5a,5bと同
様に制御することにより、上記実施例と同様、変速状態
切り替え時のショックを良好に低減して車両の乗り心地
を向上させることができる。
【0027】なお、ディーゼル動車1では1台の車両に
二つのディーゼル機関7a,7bを設け、二組の駆動輪
3a,3bを個々に駆動しているので、駆動輪3a,3
bの間に、車両間の連結器による緩衝作用が働かず、き
わめて良好に上記ショックを低減することができる。ま
た、ディーゼル動車201では2台の車両201a,2
01bにディーゼル機関207a,207bを個々に設
け、各車両201a,201bに個々に設けた駆動輪2
03a,203bをそれぞれ駆動しているので、駆動輪
203a,203bの間に、車両間の連結器による緩衝
作用が働き、若干上記ショックの低減効果が阻害される
が、それでもなお、変速状態切替時のショックを良好に
低減して充分な乗り心地を確保することができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の内
燃車の変速制御装置では、全ての変速機の変速状態が同
時に中立状態となることがなく、常時少なくともいずれ
か一組の駆動輪にトルクを伝達することができる。この
ため、変速状態の切り替えに伴う駆動トルクの変化を分
散させて、走行抵抗による急激な制動力や切替完了後の
急激な加速力が加わるのを良好に防止することができ
る。従って、変速状態切り替え時のショックを良好に低
減して乗り心地を向上させることができる。
【0029】更に、請求項2記載の内燃車の変速制御装
置では、第1切り替え手段により変速状態が切り替えら
れる変速機に接続された駆動輪の組と、第2切替手段に
より変速状態が切り替えられる変速機に接続された駆動
輪の組とを、隣接して配設している。このため、隣接す
る二組の駆動輪の内、いずれか一方に接続された変速機
の力行状態は保持される。従って、変速状態の切り替え
に伴う駆動トルクの変化をより良好に分散させることが
できるので、変速状態切り替え時のショックを一層良好
に低減して、乗り心地を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例示図である。
【図2】実施例のディーゼル動車を表す概略構成図であ
る。
【図3】実施例のディーゼル動車の変速機およびその制
御系を表す概略構成図である。
【図4】実施例の変速制御処理を表すフローチャートで
ある。
【図5】他の実施例のディーゼル動車を表す概略構成図
である。
【符号の説明】
1…ディーゼル動車 3a,3b…駆動輪
5a,5b…変速機 7a,7b…ディーゼル機関 55…変速クラッチ
57…流体クラッチ 65…2速段クラッチ 75…1速段クラッチ
85…逆転クラッチ 95…正転クラッチ 98…電子制御回路
99…車速センサ
フロントページの続き (72)発明者 北山 茂 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 関島 康直 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 小林 和彦 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 鰐部 一男 愛知県豊川市穂ノ原二丁目20番 日車エ ンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−9763(JP,A) 特開 平5−203027(JP,A) 実開 昭62−8454(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/00 - 61/28 B61C 9/32 B61C 17/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の内燃機関と、 該各内燃機関に個々に接続された複数の変速機と、 該各変速機を介して、上記各内燃機関により個々に駆動
    される複数組の駆動輪と、 上記各変速機の変速状態を個々に制御する変速制御手段
    と、 を備えた内燃車の変速制御装置において、 上記変速制御手段が、少なくとも一つの上記変速機の力
    行状態を保持したまま他の上記変速機の変速 状態を切り替える第1切り替え手段と、 該第1切り替え手段による切り替え動作が終了したか否
    かを判断する切り替え判断手段と、 該切り替え判断手段が上記切り替え動作の終了を判断し
    たとき、上記力行状態が保持された変速機の変速状態を
    切り替える第2切り替え手段と、 を備えたことを特徴とする内燃車の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 上記第1切り替え手段により変速状態が
    切り替えられる変速機に接続された上記駆動輪の組と、
    上記第2切替手段により変速状態が切り替えられる変速
    機に接続された上記駆動輪の組とが、隣接して配設され
    たことを特徴とする請求項1記載の内燃車の変速制御装
    置。
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