JP3511767B2 - 艶消し塗被紙の製造方法 - Google Patents

艶消し塗被紙の製造方法

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JP3511767B2 JP31305695A JP31305695A JP3511767B2 JP 3511767 B2 JP3511767 B2 JP 3511767B2 JP 31305695 A JP31305695 A JP 31305695A JP 31305695 A JP31305695 A JP 31305695A JP 3511767 B2 JP3511767 B2 JP 3511767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、艶消し塗被紙の製
造方法に関し、特に原紙に非木材繊維を使用した原紙を
用いて塗被紙を製造し、かつ得られる塗被紙の印刷強度
が強く、さらに印刷モトルの解消された艶消し塗被紙の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保全という大きな流れが地球
規模で問題提起されている。特に、地球の温暖化現象や
砂漠化、あるいは風水害対策を前提とした森林資源の保
全が大きな問題となっている。このような中で、木材パ
ルプを得るために、世界の各地で多くの木材が伐採され
ている。他方で、それらの保全対策の一環として、植林
事業や木材以外のパルプ繊維を使用する製紙化の検討が
進められている。
【0003】印刷用塗被紙の分野でも、非木材繊維(パ
ルプ)を使用した原紙の検討が進められているが、木材
パルプと比較して、バルキーであること、強度が劣るこ
と、吸水性が大きいこと等のために塗被時に浸透ムラや
乾燥ムラが発生し、結果的に印刷モトル(ムラ)を誘発
し易いといった難点を抱えている。
【0004】ところで、印刷用塗被紙として多くの種類
の塗被紙が市場に出ているが、それらのなかには表面光
沢を意図的に低く抑えた、所謂艶消し塗被紙がある。艶
消し塗被紙はその表面光沢が抑えられているために、白
紙光沢を有する通常の光沢塗被紙と比較し、視覚的に上
品なイメージを与えると同時に、印刷物にすると疲労感
を与えることなく落ち着いた感覚で眺めることができ
る。上記の如き理由により、艶消し塗被紙は高級な美術
印刷やカタログ、パンフレット、カレンダー、あるいは
一般商業印刷等に亘って幅広く利用されている。
【0005】一般に、艶消し塗被紙には2つのタイプが
ある。その1つはマット−グロス型と呼ばれる、所謂白
紙光沢は低いが、印刷すると高いインキ光沢を呈するダ
ル調の艶消し塗被紙であり、他の1つはマット−マット
型と呼ばれ、所謂白紙光沢、インキ光沢ともに低調なマ
ット調の艶消し塗被紙である。前者のダル調の艶消し塗
被紙、および後者のマット調の艶消し塗被紙ともに、そ
の白紙面光沢を低調にするために、通常塗被層の顔料と
して重質炭酸カルシウムや軽質炭酸カルシウムが主顔料
として使用される。そして、ダル調の艶消し塗被紙の場
合には、印刷光沢(インキ光沢)を発現させるべく、カ
オリン、サチンホワイト等の微粒子顔料が併用され、他
方マット調の艶消し塗被紙の場合には、印刷光沢を抑え
るべく、粗粒子の重質炭酸カルシウムが多くの場合使用
される。
【0006】なお、これらの重質炭酸カルシウムや軽質
炭酸カルシウムが主顔料である水性塗被組成物は低粘度
であることが多く、原紙に塗被した場合、原紙内部への
水浸透が早く、かつ原紙が通常不均一な層構成を取るた
めに、浸透ムラとなり易く、結果として印刷モトルとな
り易い傾向にある。
【0007】一方、非木材繊維を使用した原紙は、前述
したように、吸水性が大きいために、そのような原紙上
に上記の如き炭酸カルシウムを主顔料とする水性塗被組
成物を塗被すると浸透ムラが助長され、結果的に印刷モ
トルはより一層ひどくなる。さらには、吸水性が大きい
ために、塗被時および乾燥に際し原紙内部への水浸透が
早いという特性は、結果として水性塗被組成物中のバイ
ンダー本来の接着能(顔料と原紙との結合力)を低下さ
せ、印刷強度の低下を誘発することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、森林保護対
策上、木材パルプをせず、その成育サイクルの早い非木
材繊維を主成分とする原紙を使用してなる艶消し塗被紙
であって、特に印刷強度が強く、かつ印刷モトル(ム
ラ)が効果的に解消された艶消し塗被紙の製造方法を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、原紙上に、顔
料および接着剤を主成分とする水性塗被組成物を塗被、
乾燥後、キャレンダー仕上げする艶消し塗被紙の製造方
法において、該原紙として、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルの0.25重量%水溶液を使用したコッブ法
による吸水量(30秒値)が5〜100g/m2 である
非木材繊維を含有せしめた原紙を使用し、さらに水性塗
被組成物の原紙への乾燥塗被量として塗被量/製品に対
する重量比率で8〜30重量%となるように塗被、乾燥
せしめ、かつ仕上り製品の緊度が0.95g/cm3
下となるようにキャレンダー仕上げすることを特徴とす
る艶消し塗被紙の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】前述したように、本発明者等は非
木材繊維からなる原紙を使用して、印刷強度が良好で、
かつ印刷モトルの発生し難い艶消し塗被紙を得るべく、
鋭意研究、検討を重ねた。その結果、特定の吸水量を有
する非木材繊維からなる原紙上に、顔料、(特に重質炭
酸カルシウム)および接着剤を主成分とする水性塗被組
成物(以後、単に塗料と称す)を特定量塗被、乾燥せし
めるに際し、好ましい態様としてその粘度が100〜1
000cpsである塗料を用いて塗被、乾燥した後、製
品の緊度が0.95g/cm3 以下となるようにキャレ
ンダー仕上げすることにより、印刷強度が良好で、かつ
印刷モトルの発生し難い艶消し塗被紙が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】而して、本発明では、先ず使用する原紙と
して非木材繊維を使用する点に特徴を有するものであ
る。この場合の非木材繊維としては、例えばケナフ、バ
ガス、黄麻、竹、エスパルト草等から得られる繊維が例
示される。なかでも、ケナフが木材繊維(パルプ)に匹
敵する紙力強度を有し、大量栽培と数カ月での栽培(成
育)が可能という点で、最も注目されている。
【0012】本発明においては、非木材繊維と通常の木
材繊維パルプ(LBKPやNBKP等)とを混合使用す
ることは勿論可能ではあるが、非木材繊維の風合い(肌
合い)、嵩高等の特徴を活かす上で、非木材繊維として
原紙を構成する全繊維中に少なくとも60重量%以上含
まれることが望ましい。
【0013】これら、非木材繊維を使用した原紙のサイ
ズ度についても通常の木材繊維パルプ100%使用の原
紙の場合と同様に、内添紙力剤、表面サイズとなる澱粉
やサイズ剤等により、サイズ度が適宜調整され、原紙の
吸水度は通常、製紙業界で公知のステキヒトサイズ度や
コッブ(サイズ度)法等により評価される。前記のサイ
ズ度の評価法は、いずれも正式には水を媒体として測定
されるものである。
【0014】ところで、実際に原紙へ塗被される塗料中
には各種の分散剤や共重合体ラテックス等が含有されて
おり、それらの中には、分散剤等として通常界面活性剤
が含有されているために、塗料の媒体となる水の性質と
しては通常の水の場合とその挙動が大きく異なってお
り、塗被紙品質に多大な影響を及ぼすものである。した
がって、(水性)塗料中の水分移動量を、前記した、水
を媒体とする通常のサイズ度測定法で評価するのは正確
な評価をしていることにはならない。
【0015】即ち、塗料中の水分の原紙内部への浸透量
が多くなると、水分の移動に伴って水溶性成分や微粒子
顔料、微粒子エマルジョン等の移動が同時に起こる。因
みに、水分と一緒に移動し易い他の成分としては、例え
ばバインダーとしての澱粉、共重合体ラテックスの一
部、さらには0.1μm以下の微粒子顔料等が挙げられ
る。
【0016】なお、澱粉、共重合体ラテックス等の接着
剤が原紙内部へ浸透し過ぎると、塗被層の接着強度の低
下、あるいは印刷光沢の低下等が懸念される。さらに
は、原紙層の不均一性からくる、澱粉、共重合体ラテッ
クス等の不均一分布を誘発し、結果として印刷モトルが
発生し易くなる等、諸々の難点を抱えている。このよう
に、塗料中の水分の原紙への移動は塗被紙品質に大きく
影響するために塗料を原紙へ塗被するに際し、原紙への
水分移動(サイズ性)は塗被紙の品質設計上重要な因子
となる。このような観点から、非木材繊維をベースとす
る原紙について検討を行った結果、特に従来の木材繊維
(パルプ)と比較して吸水量が多く、結果的に印刷強度
が低下したり、あるいは印刷ムラが発現され易いことが
分かった。
【0017】ところで、通常の水を媒体とするサイズ性
評価法(例えば、ステキヒト法やコッブ法等)で吸水性
〜吸水量を測定した場合、結果として通常の木材繊維を
使用した原紙よりも非木材繊維をベースとする原紙を使
用した場合の方が吸水量が少ないことが分かった。一
方、印刷強度や印刷ムラに関しては、非木材繊維をベー
スとする原紙を用いた場合の方がより悪化していること
が分かった。
【0018】このことは、明らかに吸水量の多いもの
程、印刷強度の低下が大きく、かつ印刷モトルもその分
悪化するとする当初の思考と相反するものである。そこ
で、非木材繊維をベースとする原紙に対する塗料中の水
分の正確な移動量(浸透)を評価するべく種々検討を重
ねた。その結果、特定の界面活性剤を添加した水を用い
て測定したコッブ吸水法による、30秒値(吸水量:g
/m2 )が印刷強度や印刷モトルの発生と極めて相関性
の強いことを見出した。
【0019】即ち、界面活性剤としてポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルを使用し、その0.25重量%水溶
液を使用したコッブ吸水度の30秒値が5〜100g/
2の範囲にある非木材繊維をベースとする原紙を使用
した場合に、極めて優れた効果が得られるものである。
また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの0.25
重量%水溶液は市販のマイペット(花王製−8%液)を
用いて簡単に調製することができる。因みに、上記コッ
ブ吸水度の30秒値が5g/m2 未満の場合には、原紙
と塗被層との接着強度が低下し印刷強度が劣り、かつイ
ンキ光沢が発現され易いといった難点があり、他方10
0g/m2 を越えると、印刷強度および印刷モトルが悪
化し、満足な製品が得られない。
【0020】なお、上記の如き特定のコッブ法による原
紙の吸水量の調整方法としては、通常の木材繊維パルプ
の原紙の場合と同様に、内添および外添(表面)サイズ
剤の種類や塗被量を適宜選択、あるいは調節することに
より、調整できる。因みに、内添サイズ剤としては、各
種サイズ剤、例えばアルキルケテンダイマー系、アルケ
ニル無水琥珀酸系、スチレン−アクリル系、高級脂肪酸
系、石油樹脂系サイズ剤、あるいはロジン系サイズ剤等
を例示でき、原紙の抄造に際し、その量を適宜調整する
ことにより、所望のコッブ吸水量を得ることができる。
また、表面サイズ剤としては、例えば澱粉、各種の加工
澱粉、水溶性セルロース、各種ポリビニルアルコール、
ポリアクリルアミド、共重合体ラテックス、アルキルケ
テンダイマー、スチレン−アクリル系、オレフィン−無
水マレイン酸系、あるいは高級脂肪酸系の各種表面サイ
ズ剤が例示され、それらのサイズ剤を適宜原紙上にサイ
ズプレスコーティング等の方法により塗被することで調
整される。
【0021】勿論、上記の内添サイズ剤および表面サイ
ズ剤を適宜組み合わせて対応することも可能である。
【0022】次に、本発明において、第2番目の特徴と
なる塗料の塗被量の特定、さらに好ましくは塗料の粘度
特定について以下に述べる。本発明で使用される塗料は
顔料と接着剤を主成分とする水性組成物であり、特に顔
料として重質炭酸カルシウムが塗料中の全顔料に対し3
0〜100重量%含有せしめられることにより、白紙光
沢を低く抑えた艶消し塗被紙が効果的に得られるので好
ましい態様である。
【0023】例えば、ダル調の艶消し塗被紙の場合に
は、平均粒子径が0.5〜15μmの軽質炭酸カルシウ
ム、および重質炭酸カルシウムが30〜80重量%使用
され、マット調の艶消し塗被紙の場合には平均粒子径が
1〜20μmの軽質炭酸カルシウム、および重質炭酸カ
ルシウムが30〜100重量%使用される。因みに、重
質炭酸カルシウムが30重量%未満の場合には、塗被紙
表面の白紙光沢を低く抑えることが難しくなるおそれが
ある。
【0024】塗料の粘度としてはB型粘度計で測定した
値(25℃での測定)が100〜1000cps、より
好ましくは300〜800cpsとなるように塗料粘度
を調整し、さらにその塗料を所要の原紙上に塗被量/製
品×100(乾燥重量対比)=8〜30(%)となるよ
うに塗被することにより、印刷モトル(ムラ)が発生せ
ず、かつ塗工、操業性に優れた艶消し塗被紙が得られ
る。前述したように、非木材繊維を使用した原紙は、吸
水性が大きいために塗料中の水分を吸水し易く、前記し
た塗被量の特定、さらに好ましくは塗料粘度の特定が重
要な意味を有するものである。
【0025】因みに、塗被量として、塗被量/製品(乾
燥重量)の比率が8%未満の場合には、塗料による原紙
の被覆が不十分となり、インキ着肉性が劣り、一方、3
0%を越えると、原紙に対する塗料中の水分の絶対量が
増え、水分や接着剤の一部が原紙へ不均一な浸透をする
ようになり、結果的に印刷モトルがひどく発現されるよ
うになり、好ましくない。
【0026】また、塗料粘度が100cps(25℃で
測定)未満の場合には、印刷ムラ(印刷モトルともい
う)が発生し易く、他方1000cpsを越えると、ス
トリーク等の発生があり、塗工適性や作業性が悪化し、
優れた塗被面を得るのが難しくなるおそれがある。
【0027】ここに、塗料の粘度を調整するには、種々
の方法があり、例えば塗料の固形分濃度の調節、接着剤
としての澱粉/共重合体ラテックスの比率の調整、ある
いは流動変性剤、例えばアルギン酸ソーダ、カルボキシ
メチルセルロース、アクリル酸エステル等が塗料の粘度
調節剤として使用される。塗料粘度が所望の範囲にあれ
ば、特にその手段を限定するものではないが、ブレード
塗工を行なう場合には、操業性の観点から、天然接着剤
と合成接着剤(例えば、酸化澱粉と共重合体ラテックス
等)との配合比率の調節により調整することが望まし
い。一方、塗料の固形分濃度としては、通常50〜75
重量%程度で調整される。
【0028】なお、顔料としては、特に限定するもので
はないが、炭酸カルシウムを主体に使用することが好ま
しい態様である。その他に、通常の塗被紙製造分野で使
用される公知の顔料、例えばカオリン、タルク、水酸化
アルミニウム、サチンホワイト、二酸化チタンや有機顔
料等が適宜併用される。顔料と一緒に使用される接着剤
としては、例えば酸化澱粉、酵素変性澱粉、熱化学変性
澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉等の各種澱粉、
カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白類、スチレン−
ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテック
ス、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エ
ステル重合体または共重合体等のアクリル系重合体ラテ
ックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体ラテックス、あ
るいはこれらの各種共重合体ラテックスをカルボキシル
基等の官能基で変性した各種の共重合体ラテックスの1
種以上が適宜使用される。
【0029】上記の如き材料より配合された塗料は、好
ましくはその粘度が100〜1000cpsに調節され
た上で先に特定した原紙上に、塗被量として、塗被量/
製品米坪の比率が8〜30重量%となるように塗被せし
めて、本発明が所望とする艶消し塗被紙を得るものであ
る。なお、塗料を原紙へ塗被するに際しては、通常の塗
被紙製造分野で使用される塗被装置、例えばエアーナイ
フコーター、各種のブレードコーター、チャンプレック
スコーター等が適宜使用でき、特に限定されるものでは
ないが、高固形分の塗料(高濃度)を使用できる点でブ
レードコーターによる塗被が、特に好ましい態様であ
る。
【0030】かくして得られた塗被紙は、各種公知公用
のキャレンダー装置、例えばスーパーキャレンダー、グ
ロスキャレンダー、ソフトコンパクトキャレンダー等に
通紙して製品に仕上げられるが、この場合、仕上げ緊度
が0.95g/cm3 を越えないように加圧処理するこ
とが重要である。因みに、0.95g/cm3 を越える
ように加圧処理すると、白紙光沢が発現され、所望の艶
消し塗被紙を得ることができなくなる。
【0031】また、ケナフの繊維100重量%使用し、
通常の長網抄紙機で抄紙した原紙の場合の原紙緊度は概
略0.5g/cm3 (これより低くなることは殆どな
い)であり、原紙へ塗料を塗被、乾燥後の仕上げ緊度と
しては0.6g/cm3 以上、好ましくは0.85g/
cm3 以上、0.95g/cm3 以下に抑えるように仕
上げられる。因みに、0.6g/cm3 未満の場合に
は、塗被層表面の平滑性が低下し、優れた印刷効果が得
られないおそれがある。
【0032】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、勿論、本発明はそれらに限定されるものでは
ない。なお、特に断らない限り、例中の部および%は、
それぞれ固形分換算での「重量部」および「重量%」を
示す。
【0033】実施例1 ケナフ100%使用の105g/m2 原紙〔三島製紙K
K製、ポリオキシエチレンアルキルエーテル0.25%
水溶液を使用したコッブ法(30秒値)による吸水量は
180g/m2 であった〕の表面(両面) に酸化澱粉
(商品名:エ−スA/王子コンススターチ社)7%水溶
液に表面サイズ剤として1−アルケン・無水マレイン酸
共重合物のアンモニウム塩(商品名:ハマコートAK−
400/ミサワセラミックケミカル株式会社)を澱粉に
対し20%を添加、混合して得られる水性液を両面で3
0cc/m2 になるように2ロールサイズプレステスタ
ーを用いて塗被、乾燥して塗被原紙を得た。
【0034】なお、上記の塗被原紙のポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル0.25%水溶液を使用したコッブ
法(30秒値)による吸水量は70g/m2 であった。
因みに、水を使用したコッブ法(30秒値)による原紙
および塗被原紙の吸水量は、それぞれ25g/m2 であ
った。このようにして得られた塗被原紙上に下記内容の
塗料を乾燥重量で片面あたり11.5g/m2 (塗被量
/製品比率は概略18%)となるようにブレードコータ
ーを用いて両面に塗被、乾燥した後、仕上がり緊度が
0.90g/cm3 となるようにスーパーキャレンダー
掛けして艶消し塗被紙を得た。
【0035】〔塗料の調製〕1ミクロンの平均粒子径を
有する重質炭酸カルシウム40部、1.2ミクロンの平
均粒子径を有する軽質炭酸カルシウム30部、およびカ
オリン30部(計100部)、および接着剤として酸化
澱粉3部とスチレンブタジエン共重合体ラテックス11
部、さらに粘度調整剤としてのカルボキシメチルセルロ
ースナトリウム(商品名:AGガムHE No.2/第
1工業製薬)0.3部を混合、攪拌して濃度65%、粘
度600cps(25℃/B型粘度計)の塗料を調製し
た。かくして得られた艶消し塗被紙について、原紙の吸
水度や塗料の塗被量等については表1に、また下記に示
す如き品質評価を行い、得られた結果を表2に示した。
【0036】実施例2 ケナフ100%使用の156g/m2 原紙〔三島製紙K
K製、ポリオキシエチレンアルキルエーテル0.25%
水溶液を使用したコッブ法(30秒値)による吸水量は
140g/m2 であった〕の表面(両面) に酸化澱粉
(商品名:エ−スA/王子コンスターチ社)7%水溶液
に、表面サイズ剤として1−アルケン・無水マレイン酸
共重合物のアンモニウム塩(商品名:ハマコートAK−
400/ミサワセラミックケミカル株式会社)を澱粉に
対し30%を添加、混合した水性液を両面で40cc/
2 になるように2ロールサイズプレステスターを用い
て塗被、乾燥して塗被原紙を得た。
【0037】この塗被原紙のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル0.25%水溶液を使用したコッブ法(30
秒値)による吸水量は50g/m2 であった。因みに、
水を使用したコッブ法(30秒値)による原紙および塗
被原紙の吸水量は、それぞれ23g/m2 であった。こ
のようにして得られた塗被原紙上に、実施例1と同様の
塗料を乾燥後の塗被量が片面あたり10.0g/m
2 (塗被量/製品比率は概略11%)になるようにブレ
ードコーターにて塗被、乾燥した後、仕上がり緊度が
0.85g/cm3となるようにスーパーキャレンダー
掛けして艶消し塗被紙を得た。かくして得られた艶消し
塗被紙について、その原紙の吸水度や品質評価結果をそ
れぞれ表1および表2に示した。
【0038】実施例3 実施例1と同じように吸水量を調整された原紙上に、下
記内容の塗料を乾燥後の塗被量が片面あたり17.5g
/m2 (塗被量/製品比率は25%)になるようにブレ
ードコーターにて両面に塗被、乾燥した後、スーパーキ
ャレンダー掛けして仕上げ緊度が0.90g/cm3
艶消し塗被紙を得た。
【0039】〔塗料の調製〕5.5ミクロンの平均粒子
径を有する重質炭酸カルシウム30部、1.2ミクロン
の平均粒子径を有する軽質炭酸カルシウム10部、カオ
リン60部(計100部)、および接着剤として酸化澱
粉2部、およびスチレンブタジエン共重合体ラテックス
11部を混合、攪拌して濃度65%、粘度500cps
の塗料を調製した。かくして得られた艶消し塗被紙につ
いて、品質結果等を表1および表2に示した。
【0040】実施例4 黄麻(バングラデイシュ産)をアルカリ蒸解、ハイポ1
段処理による漂白した後、叩解処理により600ml
(CSF)に調製した非木材繊維に、繊維の固形分に対
して、8%の重質炭酸カルシウム、硫酸バンド0.1
%、内添サイズ剤としてアルキルケテンダイマー0.3
%、および紙力補強剤として両性ポリアクリルアミド
(商品名:PS−460/荒川化学KK製)0.6%を
順次添加した後、角形手抄き機にて角形シートを抄き、
105g/m2 の原紙を得た。この原紙の表面(両面)
に実施例1と同様にして2ロールサイズプレステスター
を使用して表面サイズプレスを行い、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル0.25%水溶液を使用したコッブ
法(30秒値)による吸水量が90g/m2 であること
を確認した。このようにして得られた原紙を使用したこ
と以外は実施例1と同様にして艶消し塗被紙を得た。か
くして得られた艶消し塗被紙について、品質結果等を表
1および表2に示した。
【0041】実施例5 実施例1において、実施例1で使用した原紙と同様の原
紙表面(両面) に、酸化澱粉(商品名:エ−スA/王子
コンススターチ社)9%水溶液に表面サイズ剤として1
−アルケン・無水マレイン酸共重合物のアンモニウム塩
(商品名:ハマコートAK−400/ミサワセラミック
ケミカル株式会社)を澱粉に対し70%を添加、混合し
て得られる水性液を両面で30cc/m2 になるように
2ロールサイズプレステスターを用いて塗被、乾燥して
塗被原紙を得た。
【0042】この塗被原紙のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル0.25%水溶液を使用したコッブ法(30
秒値)による吸水量は12g/m2 であった。この原紙
を使用したこと以外は、実施例1と同様にして艶消し塗
被紙を得た。かくして得られた艶消し塗被紙について、
品質結果等を表1および表2に示した。
【0043】比較例1 実施例1において、実施例1で使用した原紙と同様の原
紙表面(両面) に、酸化澱粉(商品名:エ−スA/王子
コンススターチ社)2%水溶液に表面サイズ剤として1
−アルケン・無水マレイン酸共重合物のアンモニウム塩
(商品名:ハマコートAK−400/ミサワセラミック
ケミカル株式会社)を澱粉に対し5%を添加、混合して
得られる水性液を両面で20cc/m2 になるように2
ロールサイズプレステスターを用いて塗被、乾燥して塗
被原紙を得た。
【0044】この塗被原紙のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル0.25%水溶液を使用したコッブ法(30
秒値)による吸水量は120g/m2 であった。この原
紙を使用したこと以外は、実施例1と同様にして艶消し
塗被紙を得た。かくして得られた艶消し塗被紙につい
て、品質結果等を表1および表2に示した。
【0045】比較例2 実施例1において、ケナフ100%使用の105g/m
2 原紙〔三島製紙KK製、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル0.25%水溶液を使用したコッブ法(30秒
値)による吸水量は180g/m2 であった〕の表面
(両面) に酸化澱粉(商品名:エースA/王子コンスタ
ーチ社)9%水溶液に、表面サイズ剤として1−アルケ
ン・無水マレイン酸共重合物のアンモニウム塩(商品
名:ハマコ−トAK−400/ミサワセラミックケミカ
ル株式会社)を澱粉の固形分に対して100%を添加、
混合した水性液を使用したこと以外は、実施例1と同様
にして艶消し塗被紙を得た。
【0046】なお、この吸水量を調整された原紙のポリ
オキシエチレンアルキルエーテル0.25%水溶液を使
用したコッブ法(30秒値)による吸水量は3g/m2
であった。かくして得られた艶消し塗被紙について、品
質結果等を表1および表2に示した。
【0047】比較例3 下記内容の塗料を使用すること以外は、実施例1と同様
にして艶消し塗被紙を得た。
【0048】〔塗料の調製〕5.5ミクロンの平均粒子
径を有する重質炭酸カルシウム20部、カオリン80部
(計100部)、および接着剤として酸化澱粉2部、お
よびスチレンブタジエン共重合体ラテックス11部から
なる濃度65%、粘度800cpsの塗料(塗被液)を
調製した。かくして得られた艶消し塗被紙について、品
質結果等を表1および表2に示した。
【0049】比較例4 下記内容の塗料を使用すること以外は、実施例1と同様
にして艶消し塗被紙を得た。
【0050】〔塗料の調製〕酸化澱粉0.5部使用し、
粘度調整剤としてカルボキシメチルセルロ−スナトリウ
ム(商品名:AGガムHE No.2/第1工業製薬
製)を使用しなかった以外は実施例1の塗料の調製法通
りに行い、濃度58%、粘度80cps の塗料を調製し
た。かくして得られた艶消し塗被紙について、品質結果
等を表1および表2に示した。
【0051】比較例5 下記内容の水性塗被液を使用したこと以外は、実施例1
と同様にして艶消し塗被紙を得た。
【0052】〔塗料の調製〕実施例1において、酸化澱
粉4部を使用し、粘度調整剤としてのカルボキシメチル
セルロ−スナトリウム(商品名:AGガムHE No.
2/第1工業製薬製)0.5部を使用したこと以外は、
実施例1と同様にして塗料を調製し、濃度65%、粘度
1200cpsの塗料を調製した。かくして得られた艶
消し塗被紙について、品質結果等を表1および表2に示
した。
【0053】比較例6 実施例1において、実施例1と同様の塗被原紙上に、実
施例1と同様の水性塗被液を乾燥後の塗被量が片面あた
り4g/m2 (塗被量/製品比率は概略7%)塗被した
こと以外は、実施例1と同様にして艶消し塗被紙を得
た。かくして得られた艶消し塗被紙について、品質結果
等を表1および表2に示した。
【0054】比較例7 実施例1において、実施例1と同様の塗被原紙上に、実
施例1と同様の塗料を乾燥後の塗被量が、片面あたり2
7.5g/m2 (塗被量/製品比率は概略34%)塗被
したこと以外は、実施例1と同様にして艶消し塗被紙を
得た。かくして得られた艶消し塗被紙について、品質結
果等を表1および表2に示した。
【0055】比較例8 実施例1において、スーパーキャレンダーで緊度が1.
00g/cm3 となるようにキャレンダー仕上げした以
外は、実施例1と同様にして艶消し塗被紙を得た。かく
して得られた艶消し塗被紙について、品質結果等を表1
および表2に示した。
【0056】なお、得られた艶消し塗被紙の物性測定お
よび品質評価等は下記の方法により行なった。
【0057】〔測定項目および評価方法〕 (原紙緊度)JIS−P−8119法に準拠して米坪測
定を行い、ついでJIS−P−8118法に準拠して紙
厚測定を行い、米坪を紙厚で割り、緊度(単位:g/c
3)とした。
【0058】(原紙の吸水量測定)JIS−P−812
2法に準拠して水のかわりに、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル0.25%水溶液を使用し、30秒の値を
吸水量(単位:g/m2 )とした。
【0059】(顔料の平均粒子径)重力沈降法(測定
器:セデイグラフ 5000−1/島津製作所)により
粒度分布測定を行い、蓄積重量50%の値を平均粒子径
とした。
【0060】(白紙光沢)得られた塗被紙の塗被面を下
記段階で目視評価を行った。 ◎ :塗被面の光沢が沈んでおり、マット系である。 ○ :塗被面の光沢がやや沈んでおり、低調なマット系
である。 △ :塗被面の光沢がやや発現されており、ややグロス
系である。 × :塗被面の光沢が発現されており、グロス系であ
る。
【0061】(印刷強度)得られた塗被紙をRI印刷機
(RI−1型/明製作所製)にてTOKA Co,LT
D製の赤インキ(タック13)0.4ccを用いて印刷
し塗被層表面の剥離状態を下記の基準で目視評価を行っ
た。 ◎ :剥離は発生せず、全く問題のないレベル。 ○ :剥離がやや散見されるが、実用上問題のないレベ
ル。 △ :剥離が発生しており、実用上問題となるレベル。 × :剥離が多発しており、問題である。
【0062】(印刷ムラ)得られた塗被紙をRI印刷機
(明製作所製、RI−1型))にて東洋インキKK製藍
インキ0.4cc、TOKA Co,LTD製 赤イン
キ(タック13)0.4cc2色重ね刷り印刷を行い、
その印刷ムラの状態を下記段階で目視評価を行った。 ◎ :ムラは全く発生せず。 ○ :ムラが僅かに発生しているが、実用上問題のない
レベル △ :ムラが発生しており、実用上問題となるレベル × :ムラが多発しており、問題である。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】表2より明らかなように、本発明の実施
例(方法)により得られた艶消し塗被紙は、白紙光沢、
および印刷強度に優れ、かつ印刷(モトル)ムラが殆ど
発生しなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−73686(JP,A) 特開 平7−238495(JP,A) 特開 平7−189184(JP,A) 特開 平2−264100(JP,A) 特開 平6−167000(JP,A) 特開 昭55−107600(JP,A) 特開 平3−69693(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 11/00 - 27/42 D21G 1/00 - 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原紙上に、顔料および接着剤を主成分とす
    る水性塗被組成物を塗被、乾燥後、キャレンダー仕上げ
    する艶消し塗被紙の製造方法において、該原紙として、
    ポリオキシエチレンアルキルエーテルの0.25重量%
    水溶液を使用したコッブ法による吸水量(30秒値)が
    5〜100g/m2 である非木材繊維を含有せしめた原
    紙を使用し、さらに水性塗被組成物の原紙への乾燥塗被
    量として塗被量/製品に対する重量比率で8〜30重量
    %となるように塗被、乾燥せしめ、かつ仕上り製品の緊
    度が0.95g/cm3 以下となるようにキャレンダー
    仕上げすることを特徴とする艶消し塗被紙の製造方法。
  2. 【請求項2】非木材繊維として、少なくとも原紙を構成
    する全パルプ繊維の60重量%以上含有せしめられる請
    求項1記載の艶消し塗被紙の製造方法。
  3. 【請求項3】原紙への塗被時の水性塗被組成物の粘度が
    100〜1000cpsである請求項1または請求項2
    記載の艶消し塗被紙の製造方法。
  4. 【請求項4】水性塗被組成物中の顔料として、重質炭酸
    カルシウムが全顔料に対し30重量%以上含有せしめら
    れた請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の艶消し
    塗被紙の製造方法。
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