JP3510969B2 - 車両のブレーキ制御システム - Google Patents

車両のブレーキ制御システム

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JP3510969B2
JP3510969B2 JP29713897A JP29713897A JP3510969B2 JP 3510969 B2 JP3510969 B2 JP 3510969B2 JP 29713897 A JP29713897 A JP 29713897A JP 29713897 A JP29713897 A JP 29713897A JP 3510969 B2 JP3510969 B2 JP 3510969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に一般道路を
走行するための車両に使用されるブレーキの自動制御シ
ステムに関し、特にこの車両が渋滞路を走行するときに
ドライバーの疲労を軽減することが可能な前記システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車等の自動車のドライバーが
渋滞路で発進・停止を繰り返したり、車速を低速で制御
したりするには、ブレーキやアクセルペダル等を頻繁に
操作しなければならず、その操作はドライバーが疲労す
る大きな原因になっていた。
【0003】このような問題点を解決する手段として、
特開平2−179550号公報には、前方の自動車との
車間距離を検出して、その距離が指定値以下でアクセル
ペダルが踏まれていないときに、自動的にブレーキを制
御する機構が示されている。
【0004】また、特公平6−13263号公報には、
緩速モード時にアクセルペダルが踏まれると定められた
速度以下で走行し、アクセルペダルが戻るとブレーキが
かかる機構が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記2つの
公知技術では、いずれもアクセルペダルが戻されている
ときにのみブレーキが自動制御され、しかもブレーキの
動作はON−OFF的であって、自動車の減速の程度
は、ドライバーの意思で制御することが困難であるか、
または不可能であった。それゆえ、これらの技術でドラ
イバーの疲労を軽減することは、必ずしも容易ではな
い。
【0006】そこで、この発明は、自動車が渋滞路を走
行するときに、ドライバーの疲労を比較的容易に軽減す
ることが可能なブレーキ制御システムの提供を課題にし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が前提とするのは、道路走行用車両の車速
制御に使用するブレーキ制御システムである。
【0008】かかる前提において、この発明のうちの第
1発明が特徴とするところは、アクセルペダルと、アク
セルペダル位置検出器と、前記車両の車速を検出し車速
信号を出力する車速検出器と、ブレーキの制動力を制御
するブレーキ制御器と、前記車速信号を入力し、前記車
速があらかじめ設定した指定車速(第1指定車速)以下
であって前記アクセルペダルの位置xが完全に戻ってい
るときの位置と完全に踏み込まれた位置との間における
指定値X1以下であるときに前記車速に対応した前記制
動力を発生させるための作動信号を前記ブレーキ制御器
に出力可能な制御装置とを備えていること、にある。
【0009】この発明のうちの第2発明が特徴とすると
ころは、アクセルペダルと、アクセルペダル位置検出器
と、ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器と、ア
クセルペダルの操作速度を検出し操作速度信号を出力す
るアクセルペダル操作速度検出器およびアクセルペダル
の位置を検出し位置信号を出力するアクセルペダル位置
検出器のうちいずれかと、前記操作速度信号および前記
位置信号のうちのいずれかを入力して、前記操作速度信
号および前記アクセルペダル位置信号のうちのいずれか
を、サンプリングの1周期におけるアクセルペダル操作
移動量およびアクセルペダル操作速度のいずれかに変
換し、前記アクセルペダルの位置xが完全に戻っている
ときの位置と完全に踏み込まれた位置との間における指
定値X1以下であるか、又はアクセルペダルの操作移動
量△xが設定値△X1以下であるときに、前記アクセル
ペダル操作移動量および前記アクセルペダル操作速度の
いずれかに対応した前記制動力を発生させるための作動
信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な制御装置とを備
えていること、にある。
【0010】この発明のうちの第3発明が特徴とすると
ころは、アクセルペダルと、アクセルペダル位置検出器
と、前記車両の車速を検出し車速信号を出力する車速検
出器と、ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器
と、アクセルペダルの操作速度を検出し操作速度信号を
出力するアクセルペダル操作速度検出器およびアクセル
ペダルの位置を検出し位置信号を出力するアクセルペダ
ル位置検出器のうちのいずれかと、前記操作速度信号お
よび前記位置信号のうちのいずれかを入力して、前記操
作速度信号および前記アクセルペダル位置信号のうちの
いずれかを、サンプリングの1周期におけるアクセルペ
ダル操作移動量およびアクセルペダル操作速度のいず
れかに変換するとともに、前記車速信号を入力して、前
記アクセルペダルの位置xが完全に戻っているときの位
置と完全に踏み込まれた位置との間における指定値X1
以下であるか、又はアクセルペダルの操作移動量△xが
設定値△X1以下であるときに、前記車速と前記アクセ
ルペダル操作速度とのデータ、および前記車速と前記ア
クセルペダル操作速度とのデータのいずれかに対応した
前記制動力を発生させるための作動信号を前記ブレーキ
制御器に出力可能な制御装置とを備えていること、にあ
る。
【0011】この発明のうちの第4発明が特徴とすると
ころは、ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器
と、アクセルペダルの位置を検出し位置信号を出力する
アクセルペダル位置検出器と、前記位置信号を入力し、
前記アクセルペダル位置に対応する制動力のサンプリン
グ1周期における積分値に基づいた制動力を発生させる
ための作動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な制御
装置とを備えていること、にある。
【0012】この発明のうちの第5発明が特徴とすると
ころは、ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器
と、アクセルペダルの位置を検出し位置信号を出力する
アクセルペダル位置検出器と、前記位置信号を入力し、
前記アクセルペダルの位置があらかじめ指定されている
位置よりも減速側にあるときに前記ブレーキを作動さ
せ、前記アクセルペダルの位置に対応した制動力を発生
させるための作動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能
な制御装置とを備えていること、にある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るシステムは、前記段
落0008〜0012に記載のとおり、車速に対応した
制動力を発生させるための制御装置、アクセルペダル操
作移動量およびアクセルペダル操作速度のいずれかに対
応した制動力を発生させるための制御装置、車速とアク
セルペダル操作移動量および車速とアクセルペダル操作
速度のいずれかに対応した制動力を発生させるための制
御装置、アクセルペダル位置に対応する制動力の積分値
に基づいた制動力を発生させるための制御装置、および
アクセルペダルの位置が指示されているよりも減速側に
あるときにアクセルペダルの位置に対応した制動力を発
生させる制御装置のいずれかを備えるものであり、これ
らの制動力の組み合わせ例を示す添付の図面を参照して
この発明に係る車両のブレーキ制御システムの詳細を説
明すると以下の通りである。
【0014】図1は、この発明が対象とする車両の一例
である乗用車の速度制御をするためのブロック図であっ
て、この発明に係るブレーキ制御システムの一例を含ん
でいる。図1の構成は次の通りである。
【0015】1は、エンジン、2は、変速機、3は、差
動機、5は、タイヤ、4は、ブレーキで、後記ブレーキ
制御器7からの油圧、電気または機械式の信号によって
乗用車を制動するための信号制御ブレーキと、フットブ
レーキとを兼ねており、これら両ブレーキの制動力のう
ちの大きな方を優先するように構成されている。この図
では、ブレーキ4が駆動タイヤと差動機3との間に位置
しているが、その位置は乗用車を制動できるならばどこ
でもよく、また個数は、図示の2個に限定されない。信
号制御ブレーキは、フットブレーキと連動することな
く、独立に作動してもよい。
【0016】8は、変速機の出力軸回転速度を検出し、
回転速度信号を発生する車速検出器である。図では、こ
の検出器が変速機の出力軸の回転速度を検出している
が、回転速度以外の車速相当の信号を測定対象にするこ
ともできる。この検出器において、検出対象とする信号
の検出場所および信号の種類には、特別の限定がない。
【0017】9は、車体の前後方向の主に重力加速度を
検出し、加速度信号を出力する加速度検出器である。
【0018】10は、アクセルペダル位置を検出し、ア
クセルペダル位置信号を発生するアクセルペダル位置検
出器である。アクセルペダル位置信号は、制御装置6に
入力されてそのままアクセルペダル位置として使用され
る場合と、アクセルペダル操作速度に変換されて使用さ
れる場合とのいずれかがある。また、アクセルペダル位
置検出器の代わりに、アクセルペダル操作速度を検出す
るアクセスペダル操作速度検出器が採用されて、操作速
度信号が制御装置6に入力されてそのまま操作速度とし
て使用される場合と、アクセルペダル移動量に変換され
る場合とのいずれかがある。
【0019】11は、普通走行モードと渋滞路走行モー
ドとの制御モードを切り替えるための切り替えスイッチ
である。
【0020】6は、車速検出器8、加速度検出器9、ア
クセルペダル位置検出器10および切り替えスイッチ1
1からの信号が入力され、演算および判断を行い、前記
信号制御ブレーキの作動と解除の信号をブレーキ制御器
7に出力し、また渋滞路走行モードである信号を表示器
12に出力する制御装置である。
【0021】7は、制御装置6からの信号により、ブレ
ーキ4のうちの信号制御ブレーキを作動させるブレーキ
制御器である。
【0022】12は、制御装置6からの信号により、渋
滞路走行モード中であることを表示する表示器である。
【0023】13は、駐車ブレーキレバー、ブレーキペ
ダルまたはブレーキペダル位置を検出し、ブレーキペダ
ル位置信号を出力するブレーキペダル位置検出器付きの
ブレーキペダルのいずれかである。
【0024】14は、ブレーキ制御器7からの信号と、
ブレーキペダルまたは駐車ブレーキレバー13からの信
号とを比較して、優先させるべき方の信号をブレーキ4
に出力する大ブレーキ優先回路、またはブレーキ制御器
7からの信号とブレーキペダルまたは駐車ブレーキレバ
ーからの信号とを合計して出力するブレーキ力合成回路
である。
【0025】図2は、図1と同様なブロック図であっ
て、この発明に係るブレーキ制御システムの他の一例を
含んでいる。図2の構成が図1のそれと異なるのは、エ
ンジンスロットル制御器15が追加されていることであ
る。エンジンスロットル制御器15は、制御装置6から
のアクセル信号により、エンジン1への燃料供給量を制
御する。
【0026】図3は、図1のブロック図にディジタルコ
ンピュータを使用した制御装置6を適用するときのフロ
ーチャートである。このフローチャートの各符号および
各ステップ(S)の意味するところは、以下の通りであ
る。なお、ディジタルコンピュータでは、一定の周期で
データのサンプリングと演算と出力とを繰り返してお
り、以下の説明で前回値というときには、1周期前の値
を意味し、その値には「’」がつけられている。
【0027】このフローチャートには、下記車速(V
6,V7は図示せず)が援用される。 V1:ブレーキを作動させる閾値となる車速(第1指定
車速)。 V2:渋滞路走行モードをONにする閾値となる車速
(第2指定車速)。 V3:V2と同じ、ただし、V2の値と同じであるか、
またはそれよりも大きい値(第3指定速度)。 V4:渋滞路モードをOFFにする閾値となる車速であ
って、V2以上でV5以下の値(第4指定速度)。 V5:V4に同じ、ただし、V4の値よりも大きい値
(第5指定速度)。 V6:V1以下の車速で、V1から該車速までの車速の
ときに車速の低下に従いブレーキ制動力を増加させる閾
値となる車速(第6指定速度)。 V7:V6以下の車速で、該車速以下のときに車速の低
下に従いブレーキ制動力を低下させる閾値となる車速
(第7指定速度)。
【0028】フローチャートにおける各符号の簡単な説
明は、次のとおりである。 F1:第1指定車速V1以下の車速vに対応して定めら
れるブレーキ制動力。 ΔF1:F1が強くなるときの、1周期後に強くなる程
度の上限設定値。 F2:乗用車の前後方向加速度aに対応して定められる
ブレーキ制動力。乗用車が上り勾配にあるときにF1の
ブレーキ制動力を弱め、下り勾配にあるときにF1の制
動力を強めるように作用する。 F3:アクセルペダルの移動量Δxに対応して定められ
るブレーキ制動力。アクセルペダルを踏み込んだときに
F1のブレーキ制動力を弱め、ペダルを戻したときにF
1の制動力を強めるように作用する。 ΔF6:アクセルペダル位置xに対応して増加または減
少させるブレーキ制動力。 F6:ΔF6の積分値。 F:F1,F2,F3,F6の合計で定まる総合ブレー
キ制動力。
【0029】S1(ステップ1):手動の切り替えスイ
ッチ(SW)である渋滞路走行モードスイッチの状態、
車速v、加速度a、アクセルペダル位置x、ブレーキペ
ダル位置のデータを取り込む。
【0030】S2:アクセルペダル位置xが指定値X1
以下か、またはアクセルペダル位置x(アクセルペダル
が戻りきっている位置でx=0、踏み込み側でプラスの
値とする)の1周期における移動量Δx=x−x′(位
置データのサンプリングタイムを考慮するとアクセルペ
ダル操作速度の意味を持つ)が設定値ΔX1以下か否か
を判定する。YesのときS3に進み、Noのときは渋
滞路走行によるブレーキ制動力を発生させない状態であ
り、S20に進む。
【0031】S3:次の(1)〜(5)のいずれかの条
件に該当するときに、コンピュータ内で自動的に切り替
わる渋滞路フラグをONにし、制御装置6を介してブレ
ーキを制御する状態である渋滞路走行モードとする。こ
こで、渋滞路フラグとは、渋滞路走行モードの採否を指
示するためのコンピュータ内部でON,OFFに切り替
わる信号である。 (1)車速vが0<v<V2(V2は、第2指定車速)
である時間が設定時間T2を超えたとき。 (2)車速vが0<v<V3(V3は、第3指定車速
で、第2指定車速と同じであるか、またはそれ以上の車
速)で設定時間内に加速・減速の繰り返し回数が設定値
を超えたとき。 (3)設定時間内にアクセスペダル位置を設定位置より
踏み込み側から戻し側へ戻した回数が設定値を超えたと
き。 (4)設定時間内にブレーキペダル位置を設定位置より
戻し側から踏み込み側へ踏み込んだ回数が設定値を超え
たとき。 (5)設定時間内にアクセルペダル位置を設定位置より
踏み込み側から戻し側へ戻した回数とブレーキペダル位
置を設定位置より戻し側から踏み込み側へ踏み込んだ回
数との合計回数が設定値を超えたとき。
【0032】このように、渋滞路走行モードの採否は、
渋滞路において特有の現象に基づいて判断される。すな
わち、車速の増減頻度や車速制御の操作頻度等が多いと
いう現象であり、より具体的には低車速域の時間が長い
こと、低車速域での単位時間当たりの加速・減速の繰り
返し回数が多いこと、単位時間当たりのアクセルペダル
を戻し側へ戻す回数が多いこと、単位時間当たりのブレ
ーキペダルを踏む回数が多いこと等である。
【0033】S4:車速vが第1指定車速V1以下であ
るか否かを判定する。YesのときS5へ進み、Noの
ときS21に進む。 S5:渋滞路走行モードSWおよび渋滞路フラグONか
否かを判定する。少なくともいずれかがYesのときS
6へ進み、NoのときS18に進む。
【0034】S6:車速vに対応するブレーキ制動力F
1=f1(v)を演算し、 F1−F1’>ΔF1のときはF1=F1’+ΔF1 F1−F1’≦ΔF1のときはF1=F1とする。すな
わち、F1の増加量の上限値をΔF1に押さえ、渋滞路
走行モードに入ったときの急激なブレーキ制動力の増加
を防止している。なお、上限値ΔF1を設定する代わり
にF1が強くなるときには、F1の上昇量にフィルター
をかける下記の演算を採用することもできる。 F1=F1’+k×(F1−F1’)=k×F1+(1
−k)×F1’ ここで、kの値は0<k<1である。また、加速度aに
対応するブレーキ制動力 F2=f2(a)、アクセル
ペダルの位置x(アクセルペダル戻しきった位置でx=
0、踏み込み側でプラスの値とする)からの移動量Δx
(=x−x’)に対応するブレーキ制動力F3=f3
(Δx)、アクセルペダルの位置xに対応するブレーキ
制動力の増加量ΔF6=f6(x)、およびブレーキ制
動力の増加量ΔF6の積分値F6=F6’+ΔF6を演
算する。なお、F6の値が上限値F6max以上のとき
にはF6=F6maxとする。
【0035】S7:アクセルペダルの移動量Δxが負、
すなわち戻し側に移動しているか否かを判定する。Ye
sのときS8に進み、NoのときにS11に進む。 S8:アクセルペダルの移動量Δxに対応するブレーキ
制動力F3が前回出力のブレーキ制動力F3’よりも大
きいか否かを判定する。YesのときS9に進み、No
のときにS10に進む。 S9:アクセルペダルの移動量Δxに対応するブレーキ
制動力F3をF3=F3とする。 S10:アクセルペダルの移動量Δxに対応するブレー
キ制動力F3を前回出力値と同一の値、すなわちF3=
F3’とする。S9とS10とによって、Δx<0であ
るときには、Δx<0である間のF3の最大値が維持さ
れる。 S11:アクセルペダルの移動量Δxが0か否かを判定
する。YesのときS12に進み、NoのときにS13
に進む。
【0036】S12:アクセルペダルの移動量Δxに対
応するブレーキ制動力F3を前回出力値F3’と同一の
値、すなわちF3=F3’とする。S12によって、ア
クセルペダルの移動量Δxが0のときには、ブレーキ制
動力F3がF3’に維持される。 S13:アクセルペダルの移動量Δxに対応するブレー
キ制動力F3が前回出力のブレーキ制動力F3’より小
さいか否かを判定する。YesのときS14に進み、N
oのときにS15に進む。 S14:アクセルペダルの移動量Δxに対応するブレー
キ制動力F3をF3=F3とする。 S15:アクセルペダルの移動量Δxに対応するブレー
キ制動力F3を前回出力値F3’と同一の値、すなわち
F3=F3’とする。S14とS15とによって、Δx
>0であるときには、Δx>0である間のF3の最小値
が維持される。以上S7〜S15によって、アクセルペ
ダルを急に戻せばその後その位置を保っても大きなブレ
ーキ制動力を保ち、また逆にアクセルペダルを急に踏め
ばその後その位置を保ってもブレーキ制動力が小さく、
場合によってはブレーキ制動力0を保ち、アクセルペダ
ルのわずかな操作だけで車両の加速・減速制御ができ
る。
【0037】S16:総合ブレーキ制動力Fの値、すな
わちF=F1+F2+F3+F6を演算する。 S17:総合ブレーキ制動力Fの値が正か否かを判定す
る。YesのときS25に進み、NoのときにS19に
進む。 S18:アクセルペダルの移動量Δxに対応するブレー
キ制動力F3=0およびアクセルペダル位置xに対応す
るブレーキ制動力の増加量ΔF6の積分値F6=0とす
る。 S19:総合ブレーキ制動力F=0とする。 S20:渋滞路フラグをOFFにする。 S21:渋滞路フラグがONであるか否かを判定する。
YesのときS22に進み、NoのときにS18に進
む。 S22:車速vが第5指定車速V5より小さいか否かを
判定する。YesのときS23に進み、NoのときにS
24に進む。 S23:車速vが第4指定車速V4(V4は、第2指定
車速V2以上で、且つ第5指定車速V5以下の車速)を
超える時間が設定時間T4以上連続したか否かを判定す
る。YesのときS24に進み、NoのときにS18に
進む。 S24:渋滞路フラグをOFFにする。 S25:ブレーキ制動力Fと表示器への渋滞路フラグの
ON−OFF状態(ONのときにはブレーキを制御する
状態であることを、またOFFのときにはブレーキを制
御しない状態であることを表す)を出力する。
【0038】図4は、図1のブロック図にディジタルコ
ンピュータを使用した制御装置6を適用するときの、図
3とは異なる態様のフローチャートである。このフロー
チャートにおいて、 F7:車速vとアクセルペダルの移動量Δxとからなる
複合条件に対応して定められるブレーキ制動力。
【0039】図4のフローチャートが図3のそれと異な
るのは、車速v、加速度a、アクセルペダル位置xおよ
びペダル移動量Δxの各値に対応して決まるブレーキ制
動力ではなくて、車速vとアクセルペダルの移動量Δx
とからなる複合条件に対応してブレーキ制動力F7が決
まる点である。
【0040】S31:アクセルペダルの移動量Δxが
負、すなわち戻し側に移動しているか否かを判定する。
YesのときS32に進み、NoのときS35に進む。 S32:アクセルペダルの移動量Δxが前回のアクセル
ペダルの移動量Δx’よりも小さいか否かを判定する。
YesのときS33に進み、NoのときS34に進む。 S33:アクセルペダルの移動量ΔxをΔx=Δxとす
る。 S34:アクセルペダルの移動量Δxを前回値と同一の
値、すなわちΔx=Δx’とする。S33とS34とに
よって、Δx<0であるときには、その間のΔxの最小
値が維持される。 S35:アクセルペダルの移動量Δxが0か否かを判定
する。YesのときS36に進み、NoのときS37に
進む。 S36:アクセルペダルの移動量Δxを前回値と同一の
値、すなわちΔx=Δx’とする。S36によって、ア
クセルペダルの移動量Δxが0のときには、Δx=Δ
x’に維持される。 S37:アクセルペダルの移動量Δxが前回のアクセル
ペダルの移動量Δx’よりも大きいか否かを判定する。
YesのときS38に進み、NoのときS39に進む。 S38:アクセルペダルの移動量ΔxをΔx=Δxとす
る。 S39:アクセルペダルの移動量Δxを前回値と同一の
値、すなわちΔx=Δx’とする。S38とS39によ
って、Δx>0であるときには、Δx>0である間のΔ
xの最大値が維持される。
【0041】S31〜S39によって、アクセルペダル
を急に戻せばその後その位置を保ってもアクセルペダル
を急に戻した効果を保ち、また逆にアクセルペダルを急
に踏めばその後その位置を保ってもアクセルペダルを急
に踏み込んだ効果を保ち、アクセルペダルのわずかな操
作だけで車両の加速・減速制御ができる。
【0042】S40:加速度aに対応するブレーキ制動
力 F2=f2(a)を演算する。また、車速vおよび
アクセルペダルの移動量Δxに基づいてファジィ制御を
行い、ブレーキ制動力F7を演算する。 S41:総合ブレーキ制動力Fの値、すなわちF=F2
+F7を演算する。
【0043】図5は、図2のブロック図にディジタルコ
ンピュータを使用した制御装置6を適用するときの図
3、図4とは異なる態様のフローチャートである。この
フローチャートにおいて、 F4:アクセルペダル位置xに対応して定められるブレ
ーキ制動力。ペダルがあらかじめ設定された指定位置
(図10,11参照)X2から減速側へ移動するにつれ
てブレーキ制動力を強めるように作用する。 F:F4,F2の合計で定まる総合ブレーキ制動力。 A:アクセルペダル位置xに対応してエンジンの燃料供
給量を制御するためのアクセル信号。例えば、この信号
によってスロットルの開度を制御する。A=0のときに
スロットルは最も絞られた状態となり、A=1のときに
最も広く開いた状態となる。
【0044】図5のフローチャートが図3のそれと異な
るのは、車速v、加速度a、アクセルペダル位置xおよ
びペダル移動量Δxではなくて、アクセルペダル位置
x、加速度aに対応するブレーキ制動力Fと、エンジン
スロットルを開閉するアクセル信号Aとによって速度を
制御する点である。
【0045】S29:手動の切り替えSWである渋滞路
走行モードSWの状態、車速v、アクセルペダル位置
x、ブレーキペダル位置のデータを取り込む。 S26:アクセルペダル位置xに対応したブレーキ制動
力 F4=f4(x)と加速度aに対応したブレーキ制
動力 F2=f2(a)を演算し、総合ブレーキ制動力
F=F4+F2を演算する。また、アクセル信号A=
f5(x)を演算する。 S27:総合ブレーキ制動力をF=0とし、アクセル信
号をアクセルペダル位置xに対応してA=xとする。渋
滞路フラグがOFFであるときには、S27によって、
アクセルペダルは普通のアクセルペダルとして作用す
る。 S28:ブレーキ制動力と、アクセル信号と、表示器へ
の渋滞路フラグのON−OFF状態(ONのときブレー
キを制御する状態であることを、またOFFのときブレ
ーキを制御しない状態であることを表す)とを出力す
る。
【0046】図6の(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7)は、図3のフローチャートの車
速vに対応するブレーキ制動力F1の態様を例示してい
る。
【0047】図6の(1)は、車速vが第1指定車速V
1以下にあるときに、一定のブレーキ制動力F1=Cを
出力する例を示す。この態様によると、車速によらず一
定の減速度が得られる効果がある。
【0048】図6の(2)は、車速vが第1指定車速V
1以下にあるときに、車速が低下するにつれてブレーキ
制動力F1が大きくなる例を示す。この態様によると、
アクセルペダルを踏んで車速が上昇したときにブレーキ
制動力を弱め、加速の妨げを減少させる効果がある。
【0049】図6の(3)は、車速vが第1指定車速V
1以下にあるときに、車速が低下するにつれてブレーキ
制動力F1が大きくなり、やがて第6車速V6で一定値
Cとなる例を示す。この態様によると、低速域において
ブレーキ制動力の上昇が必要以上に大きくならない効果
がある。
【0050】図6の(4)は、車速vが第1指定車速V
1以下にあるときに、車速が低下するにつれてブレーキ
制動力が小さくなる例を示す。この態様によると、車速
が低下すると減速度が小さくなる効果がある。
【0051】図6の(5)は、車速vが第1指定車速V
1から第7指定車速V7の間にあるときに、一定のブレ
ーキ制動力F1であり、第7指定車速V7以下では車速
が低下するにつれてブレーキ制動力F1が小さくなる例
を示す。この態様によると、車速が第1指定車速から第
7指定車速の間では減速度が一定で、第7指定車速以下
では車速が低下すると減速度が小さくなり停止するとき
に緩やかに停止する効果がある。
【0052】図6の(6)は、車速vが第1指定車速V
1以下にあるときに、車速が低下するにつれてブレーキ
制動力F1が大きくなり、第7指定車速V7以下で逆に
車速が低下するにつれてブレーキ制動力F1が小さくな
る例を示す。この態様によると、車両が停止するときに
は緩やかに停止する効果がある。
【0053】図6の(7)は、(3)と(6)の効果を
合わせ持つ例を示す。
【0054】図7は、図3のフローチャートの加速度a
に対応するブレーキ制動力F2の態様を例示している。
加速度検出器により測定される加速度aの方向は、車体
が前上りにあるとき、すなわち、前進の登坂状態にある
ときの方向、および車体が前進方向に加速しているとき
の方向のいずれかであるときに、加速度aを正とする。
加速度aが正のとき、ブレーキ制動力F2=f2(a)
を負の値とするように加速度aに比例した値にする。
【0055】ここで、加速度は、おおよその路面勾配を
表しており、勾配による重力の影響を打ち消して、平地
と同等の車速制御ができるようにする値である。加速度
から車速の微分値を引いた路面勾配の値を使用してブレ
ーキ制動力を演算してもよい。
【0056】図7において、加速度aが正のときにブレ
ーキ制動力F2を負の値にするということは、ブレーキ
制動力F1の作用(ブレーキの効き目)をF2によって
弱めることを意味する。
【0057】図8は、アクセルペダルの移動量Δxに対
応するブレーキ制動力F3の態様を例示している。アク
セルペダルが完全に戻っているときの位置をx=0と
し、アクセルペダルが踏まれたときに動く方向を正とし
て、完全に踏み込まれたときの位置をx=1としたとき
に、アクセルペダル位置xの移動量Δx(=x−x’)
が正のときに、ブレーキ制動力F3を負の値とし、移動
量Δxが大きくなるにつれてブレーキ制動力F3が負の
方向に大きくなるようにする。
【0058】移動量Δxが負のときには、ブレーキ制動
力F3を正の値とし、移動量Δxが負の方向へ大きくな
るにつれてブレーキ制動力F3が正の方向に大きくなる
ようにする。ただし、一定値以上には大きくならないよ
うにする。F3が一定値以上に大きくならないことによ
って、ブレーキ制動力F3の効き過ぎが防がれる。
【0059】このF3は、アクセルペダル踏み込み時は
車両を加速させようという操作であるからブレーキ制動
力を弱め、アクセルペダル戻し時は車両を減速させよう
という操作であるからブレーキ制動力を強め、アクセル
ペダルの操作による車速制御の効果を大きくするという
効果を奏する。
【0060】図9は、アクセルペダル位置xに対応する
ブレーキ制動力の増加量ΔF6の態様を例示している。
アクセルペダル位置検出器により検出されるアクセルペ
ダル位置xが設定位置X3より小さいときには、ブレー
キ制動力の増加量ΔF6=f6(x)は正の値で、ΔF
6の積分値F6=F6’+ΔF6が前回値より増加して
ブレーキ制動力を増加させ、アクセルペダル位置xが設
定位置X3より大きいときには、ブレーキ制動力の増加
量ΔF6=f6(x)は負の値で、ΔF6の積分値F6
=F6’+ΔF6が前回値より減少しブレーキ制動力を
減少させる。
【0061】このようにアクセルペダル位置xが設定位
置X3より小さいときには徐々にブレーキ制動力が増加
し、F6の値は上限値F6maxまで増加する。またア
クセルペダル位置xが設定位置X3より大きいときには
徐々にブレーキ制動力が減少する。
【表1】
【0062】表1は、図4の場合において車速vとアク
セルペダルの移動量Δxに基づいてブレーキ制動力F7
を演算するファジィ制御の制御ルールを示す表である。
表に示すように、車速vのラベル数を5個とし、アクセ
ルペダルの移動量Δxのラベル数を5個として25個の
制御ルールを形成していて、車速vおよびアクセルペダ
ルの移動量Δxを入力するとともに、4段階に分けられ
たブレーキ制動力F7を出力している。
【0063】ファジィ制御の計算は、min−加算−重
心法によって行われる。すなわち、各制御ルールごとに
車速vのメンバーシップ関数とアクセルペダル移動量Δ
xのメンバーシップ関数に基づいて、制御ルールごとの
ブレーキ制動力の最小値が求められ、それら最小値を加
算して重心を求めるようにしている。
【0064】図10、11には、アクセルペダル位置x
に対応するブレーキ制動力F4とアクセル信号Aとの態
様を例示している。図2のブロック図の場合では、アク
セルペダル位置xがあらかじめ設定された指定位置X2
よりも減速側(戻し側)にあって、減速する方向へ移動
するにつれてブレーキ制動力F4を大きくするが、アク
セル信号Aは、アクセルペダルの移動量に関係なくA=
f5(x)=0を出力する。
【0065】また、アクセルペダル位置xが指定位置X
2よりも加速側(踏み込み側)にあるときは、アクセル
ペダルの移動に関係なくブレーキ制動力F4=f4
(x)=0を出力する。アクセルペダルが加速側へ移動
するにつれて大きくなるようにする。
【0066】図11には、乗用車が渋滞路走行モードで
はなくて、普通走行モードにあるときのアクセルペダル
位置xとアクセル信号Aとの関係が鎖線で示されてい
る。
【0067】図12には、大ブレーキ優先回路14の一
例を示す。
【0068】21はマスタシリンダで、ブレーキペダル
13を踏むことにより圧油が回路22に押し出される。
22はマスタシリンダ21からの圧油の回路で、大油圧
優先弁27の弁室31に導かれている。23はポンプで
ある。24はポンプ23からの過剰な圧力を逃がすリリ
ーフ弁である。25は電磁比例制御弁で、ポンプ23か
らの圧油をブレーキ制御器7からの信号電流に比例した
圧力に減圧して回路26に圧油を送る。26は、電磁比
例制御弁25からの圧油の回路で、大油圧優先弁27の
弁室32に導かれている。
【0069】27は大油圧優先弁で、弁室31に回路2
2からの圧油が導かれ、弁室32に回路26からの圧油
が導かれている。ピストン28は、弁室31と弁室33
の圧力およびバネ30からの力を受けている。ピストン
29は、弁室32と弁室33の圧力およびバネ30から
の力を受けている。ピストン28と29は、弁室31と
32のうち圧力の高い方により押されて動き、弁室33
の圧力が弁室31と32のうちの高い方の圧力と同一に
なり、ブレーキシリンダへ圧油を送り出す。バネ30
は、弁室31と32の圧力がともに下がったときにピス
トン28と29とを押し戻し、ブレーキシリンダの油が
戻ってくる。
【0070】34は切換弁で、回路26の圧力が上がっ
たときには大油圧優先弁27の弁室33とリザーバ36
とをつなぐ回路を閉じ、回路26の圧力が下がったとき
に弁室33とリザーバ36とをつなぐ回路を開く。
【0071】35は切換弁で、回路22の圧力が上がっ
たときには大油圧優先弁27の弁室33とリザーバ36
とをつなぐ回路を閉じ、回路22の圧力が下がったとき
に弁室33とリザーバ36とをつなぐ回路を開く。
【0072】36はリザーバで、大油圧優先弁27の弁
室33の圧力の解放と油の供給を行う。以上によりブレ
ーキペダル13による回路22の圧力と電磁比例制御弁
25による回路26の圧力の高い方の圧油がブレーキシ
リンダへ導かれる。
【0073】図13には、ブレーキ力合成回路14の一
例を示す。13はブレーキペダルで、上部には歯車41
が切ってある。
【0074】42はモータで、先端には小歯車43が付
いており、歯車41に噛み合っている。ブレーキ制御器
7からの信号電流により、モータ42が駆動されてブレ
ーキペダル13を回転させ、マスタシリンダ21を押し
て圧油がブレーキシリンダに送り出される。またブレー
キ制御器7からの信号電流が0のときはモータのトルク
が0で、ブレーキペダル13はバネ44により戻され
る。ブレーキペダル13には足の力も加えられるので、
マスタシリンダ21を押す力はモータ42と足の力の合
計が働く。
【0075】図14には、ブレーキ力合成回路14の他
の一例を示す。51はモータで、先端には小歯車52が
付いており、レバー53の端部に切った歯車54に噛み
合っている。レバー53は駐車ブレーキにつながってお
り、ブレーキ制御器7からの制御電流により、モータ5
1が駆動されてレバー53を回転させ、駐車ブレーキを
作動させる。またブレーキ制御器7からの制御電流が0
のときはモータトルクが0で、レバー53はバネ56に
より戻される。
【0076】13は駐車ブレーキレバーで、レバーを引
くとロッド55が引かれ、ロッド55はレバー53を回
転させる。
【0077】レバー53は、モータ51と駐車ブレーキ
レバー13との両方により回転されるが、モータ51に
より回転されたときには、レバー53の溝部によりロッ
ド55は動かされずに駐車ブレーキのみが引かれる。
【0078】このようなブレーキ制御システムが採用さ
れる図1のブロック図と図3のフローチャートとによっ
て構成される乗用車が渋滞路走行モードにあるときに、
車速が第1指定車速V1以下であれば、車速、車体の傾
斜角度、加速度、アクセルペダルの操作移動量およびア
クセルペダル位置によってブレーキ制動力が決まり、ア
クセルペダルの位置によって牽引力が決まる。そして、
アクセルペダルの操作による制動力と牽引力の合計の変
化は、ドライバーの意思を大きく反映して変化する。そ
れゆえ、ドライバーは、アクセルペダルの操作だけでそ
れらブレーキ制動力と牽引力とを調整し、車速を制御す
ることができる。
【0079】また、図2のブロック図と図5のフローチ
ャートとによって構成される乗用車が渋滞路走行モード
にあるときに、乗用車のアクセルペダル位置xを指定位
置X2よりも減速側へ移動させればブレーキが効き、エ
ンジン制御へのアクセル信号は0になる。また、アクセ
ルペダル位置xを指定位置X2よりも加速側へ移動させ
ればブレーキ制動力が0になり、エンジンを作動させる
アクセル信号が出力される。それゆえ、図2と図5との
構成の場合にも、アクセルペダルの操作だけで車速を制
御することができる。
【0080】このようなブレーキ制御システムによる車
速制御は、平坦路、登坂路および降坂路のいずれにおけ
る渋滞路でも可能である。また、平坦路では、乗用車が
停止しているときに自動ブレーキが作動しているから、
万一ブレーキペダルを踏んでいないとか、ハンドブレー
キをかけていないということがあっても、車は徒に動く
ことがない。この発明に係るブレーキ制御システムは、
例示の乗用車に限らず一般の道路を走行する車両に広く
使用することができる。
【0081】
【発明の効果】この発明に係るブレーキ制御システムを
使用すれば、渋滞路を走行する車両の車速をアクセルペ
ダルの操作だけで制御することが可能で、ブレーキペダ
ルを操作する必要がないから、ペダル操作が簡単にな
り、ドライバーにとって走行時の疲労が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るブレーキ制御システムが使用さ
れる車速制御のブロック図。
【図2】この発明に係るブレーキ制御システムが使用さ
れる図1とは異なる態様の車速制御のブロック図。
【図3】図1のブロック図に適用される制御フローチャ
ート。
【図4】図1のブロック図に適用される図3とは異なる
態様の制御フローチャート。
【図5】図2のブロック図に適用される制御フローチャ
ート。
【図6】図3のS(ステップ)6における車速vに対応
したブレーキ制動力F1の各種演算例を(1)〜(7)
によって示す図面。
【図7】図3のS6における加速度aに対応したブレー
キ制動力F2の演算例を示す図面。
【図8】図3のS6におけるアクセルペダル移動量Δx
に対応したブレーキ制動力F3の演算例を示す図面。
【図9】図3のS6におけるアクセルペダル位置xに対
応したブレーキ制動力の増加量ΔF6の演算例を示す図
面。
【図10】図5のS26におけるアクセルペダル位置x
に対応した総合ブレーキ制動力Fの演算例を示す図面。
【図11】図5のS26におけるアクセルペダル位置x
に対応したアクセル信号Aの演算例を示す図面。
【図12】大ブレーキ優先回路の一例を示す図面。
【図13】ブレーキ力合成回路の一例を示す図面。
【図14】ブレーキ力合成回路の他の一例を示す図面。
【符号の説明】
6 制御装置 7 ブレーキ制御器 8 車速検出器 9 加速度検出器 10 アクセルペダル位置検出器 11 切り替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−127156(JP,A) 特開 平2−127133(JP,A) 特公 平6−13263(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/32 B60T 7/12 B60T 8/24

Claims (31)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路走行用車両の車速制御に使用するブ
    レーキ制御システムにおいて、アクセルペダルと、 アクセルペダル位置検出器と、 前記車両の車速を検出し車速信号を出力する車速検出器
    と、 ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器と、 前記車速信号を入力し、前記車速があらかじめ設定した
    指定車速(第1指定車速)以下であって前記アクセルペ
    ダルの位置xが完全に戻っているときの位置と完全に踏
    み込まれた位置との間における指定値X1以下であると
    きに前記車速に対応した前記制動力を発生させるための
    作動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な制御装置と
    を備えていることを特徴とするブレーキ制御システム。
  2. 【請求項2】 前記制動力が、前記車速の低下に従い大
    きくなる制動力、前記車速の低下に従い小さくなる制動
    力および前記車速の低下度合いに関係のない一定の制動
    力のいずれか1つである請求項1記載のブレーキ制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記車速が前記第1指
    定車速から前記第1指定車速より遅いあらかじめ設定し
    た第6指定車速までの間のときに車速の低下に従い大き
    くなる制動力と、前記第6指定車速以下のときに車速に
    関係のない一定の大きさの前記制動力とを発生させるた
    めの作動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な請求項
    1記載のブレーキ制御システム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記車速が前記第1指
    定車速から前記第1指定車速より遅いあらかじめ設定し
    た第7指定車速までの間のときに一定の大きさの前記制
    動力と、前記第7指定車速以下のときに車速の低下に従
    い小さくなる前記制動力とを発生させるための作動信号
    を前記ブレーキ制御器に出力可能な請求項1記載のブレ
    ーキ制御システム。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記車速が前記第1指
    定車速から前記第1指定車速より遅いあらかじめ設定し
    た前記第7指定車速までの間のときに車速の低下に従い
    大きくなる前記制動力と、前記第7指定車速以下のとき
    に車速の低下に従い小さくなる前記制動力とを発生させ
    るための作動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な請
    求項1記載のブレーキ制御システム。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、前記車速が前記第1指
    定車速から前記第1指定車速より遅いあらかじめ設定し
    た前記第6指定車速までの間のときに車速の低下に従い
    大きくなる前記制動力と、前記第6指定車速から前記第
    6指定車速より遅いあらかじめ設定した前記第7指定車
    速までの間のときに一定の大きさの前記制動力と、前記
    第7指定車速以下のときに車速の低下に従い小さくなる
    前記制動力とを発生させる作動信号を前記ブレーキ制御
    器に出力可能な請求項1記載のブレーキ制御システム。
  7. 【請求項7】 道路走行用車両の車速制御に使用するブ
    レーキ制御システムにおいて、 アクセルペダルと、 アクセルペダル位置検出器と、 ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器と、 アクセルペダルの操作速度を検出し操作速度信号を出力
    するアクセルペダル操作速度検出器およびアクセルペダ
    ルの位置を検出し位置信号を出力するアクセルペダル位
    置検出器のうちいずれかと、 前記操作速度信号および前記位置信号のうちのいずれか
    を入力して、前記操作速度信号および前記アクセルペダ
    ル位置信号のうちのいずれかを、サンプリングの1周期
    におけるアクセルペダル操作移動量およびアクセルペ
    ダル操作速度のいずれかに変換し、前記アクセルペダル
    の位置xが完全に戻っているときの位置と完全に踏み込
    まれた位置との間における指定値X1以下であるか、又
    はアクセルペダルの操作移動量△xが設定値△X1以下
    であるときに、前記アクセルペダル操作移動量および前
    記アクセルペダル操作速度のいずれかに対応した前記制
    動力を発生させるための作動信号を前記ブレーキ制御器
    に出力可能な制御装置とを備えていることを特徴とする
    ブレーキ制御システム。
  8. 【請求項8】 道路走行用車両の車速制御に使用するブ
    レーキ制御システムにおいて、 アクセルペダルと、 アクセルペダル位置検出器と、 前記車両の車速を検出し車速信号を出力する車速検出器
    と、 ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器と、 アクセルペダルの操作速度を検出し操作速度信号を出力
    するアクセルペダル操作速度検出器およびアクセルペダ
    ルの位置を検出し位置信号を出力するアクセルペダル位
    置検出器のうちのいずれかと、前記操作速度信号および
    前記位置信号のうちのいずれかを入力して、前記操作速
    度信号および前記アクセルペダル位置信号のうちのいず
    れかを、サンプリングの1周期におけるアクセルペダル
    操作移動量およびアクセルペダル操作速度のいずれか
    に変換するとともに、前記車速信号を入力して、前記ア
    クセルペダルの位置xが完全に戻っているときの位置と
    完全に踏み込まれた位置との間における指定値X1以下
    であるか、又はアクセルペダルの操作移動量△xが設定
    値△X1以下であるときに、前記車速と前記アクセルペ
    ダル操作速度とのデータ、および前記車速と前記アクセ
    ルペダル操作速度とのデータのいずれかに対応した前記
    制動力を発生させるための作動信号を前記ブレーキ制御
    器に出力可能な制御装置とを備えていることを特徴とす
    るブレーキ制御システム。
  9. 【請求項9】 前記制御装置が、前記車速に対応した制
    動力に、サンプリング1周期におけるアクセルペダル操
    作移動量およびアクセルペダル操作速度のいずれかに
    対応した制動力を加算した制動力を発生させるための作
    動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な請求項1記載
    のブレーキ制御システム。
  10. 【請求項10】 道路走行用車両の車速制御に使用する
    ブレーキ制御システムにおいて、 ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器と、 アクセルペダルの位置を検出し位置信号を出力するアク
    セルペダル位置検出器と、 前記位置信号を入力し、前記アクセルペダル位置に対応
    する制動力のサンプリング1周期における積分値に基づ
    いた制動力を発生させるための作動信号を前記ブレーキ
    制御器に出力可能な制御装置とを備えていることを特徴
    とするブレーキ制御システム。
  11. 【請求項11】 前記制御装置が、前記積分値に基づい
    た前記制動力を請求項1、7、8、9のいずれかに記載
    の制動力に加算した制動力を発生させるための作動信号
    を前記ブレーキ制御器に出力可能な請求項1、7、8、
    9いずれかに記載のブレーキ制御システム。
  12. 【請求項12】 前記制御装置は、前記アクセルペダル
    が加速側への踏み込みを挟まない戻し中または停止中の
    ときに、サンプリング1周期における前記アクセルペダ
    ル操作移動量または前記アクセルペダル操作速度に対
    応する前記制動力をその間の最大値で発生させるための
    作動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な請求項7、
    9、11いずれかに記載のブレーキ制御システム。
  13. 【請求項13】 前記制御装置は、前記アクセルペダル
    が加速側への踏み込みを挟まない戻し中または停止中の
    ときに、サンプリング1周期における前記アクセルペダ
    ル操作移動量または前記アクセルペダル操作速度をそ
    の間の戻し移動量または戻し速度の最大値に保持すると
    ともに、その最大値により制動力を演算して演算結果に
    基づく制動力を発生させるための作動信号を前記ブレー
    キ制御器に出力可能な請求項8記載のブレーキ制御シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記制御装置は、前記アクセルペダル
    位置またはアクセルペダル操作速度が減速側への戻しを
    挟まない踏み込み中または停止中のときに、サンプリン
    グ1周期における前記アクセルペダル操作移動量また
    は前記アクセルペダル操作速度に対応する制動力をその
    間の最小値で発生させるための作動信号を前記ブレーキ
    制御器に出力可能な請求項7、9、11いずれかに記載
    のブレーキ制御システム。
  15. 【請求項15】 前記制御装置は、前記アクセルペダル
    位置またはアクセルペダル操作速度が減速側への戻しを
    挟まない踏み込み中または停止中のときに、サンプリン
    グ1周期における前記アクセルペダル操作移動量また
    は前記アクセルペダル操作速度をその間の踏み込み移動
    量または踏み込み速度の最大値に保持し、その最大値に
    より制動力を演算して演算結果に基づく制動力を発生さ
    せるための作動信号を前記ブレーキ制御器に出力可能な
    請求項8記載のブレーキ制御システム。
  16. 【請求項16】 前記制御装置は、前記車速検出器から
    車速信号を入力し、前記車速に対応した制動力の上昇速
    度があらかじめ設定した値以上にならないように制限し
    て前記制動力を発生させるための作動信号を前記ブレー
    キ制御器に出力可能な請求項1、9、11いずれかに記
    載のブレーキ制御システム。
  17. 【請求項17】 前記制御装置は、前記車速検出器から
    車速信号を入力し、前記車速に対応した制動力の演算値
    が現に出力中の制動力に比べて大きいときに、前記演算
    値による制動力と出力中の制動力との差の大きさに対
    し、その大きさが小さくなる演算をした結果の値を、前
    記出力中の制動力に加えて新たな制動力とし、この新た
    な制動力を発生させるための作動信号を前記ブレーキ制
    御器に出力可能な請求項1、9、11いずれかに記載の
    ブレーキ制御システム。
  18. 【請求項18】 道路走行用車両の車速制御に使用する
    ブレーキ制御システムにおいて、 ブレーキの制動力を制御するブレーキ制御器と、 アクセルペダルの位置を検出し位置信号を出力するアク
    セルペダル位置検出器と、 前記位置信号を入力し、前記アクセルペダルの位置があ
    らかじめ指定されている位置よりも減速側にあるときに
    前記ブレーキを作動させ、前記アクセルペダルの位置に
    対応した制動力を発生させるための作動信号を前記ブレ
    ーキ制御器に出力可能な制御装置とを備えていることを
    特徴とするブレーキ制御システム。
  19. 【請求項19】 前記車両の前後方向加速度を検出し加
    速度信号を出力する加速度検出器を備え、 前記制御装置が、前記加速度信号を入力し、前記加速度
    に対応した制動力に請求項1、7、8、9、10、1
    1、12、13、16、17、18のいずれかに記載の
    制動力を加算して制動力を発生させるための作動信号を
    前記ブレーキ制御器に出力可能な請求項1、7、8、
    9、10、11、12、13、16、17、18いずれ
    かに記載のブレーキ制御システム。
  20. 【請求項20】 前記車両の前後方向加速度を検出し加
    速度信号を出力する加速度検出器を備え、 前記制御装置が、前記車速信号および加速度信号を入力
    して路面勾配を演算し、前記路面勾配の大きさに対応し
    た制動力に請求項1、7、8、9、10、11、12、
    13、16、17、18のいずれかに記載の制動力を加
    算した制動力を発生させるための作動信号を前記ブレー
    キ制御器に出力可能な請求項1、7、8、9、10、1
    1、12、13、16、17、18いずれかに記載のブ
    レーキ制御システム。
  21. 【請求項21】 前記車両が普通走行モードおよび渋滞
    路走行モードに切り替えられる切り替えスイッチを備
    え、該スイッチが渋滞路走行モードにあるときに前記制
    御装置が制御可能となる請求項1ないし請求項20いず
    れかに記載のブレーキ制御システム。
  22. 【請求項22】 前記制御装置が、前記車速信号、前記
    アクセルペダル位置信号およびブレーキペダルの位置を
    検出しブレーキペダル位置信号を出力するブレーキペダ
    ル位置検出器からのブレーキペダル位置信号の少なくと
    も1つを入力し、車速増減の時間当たりの反復回数およ
    び車速制御の時間当たりの操作回数から自動的に前記渋
    滞路走行モードとなる請求項1ないし請求項20いずれ
    かに記載のブレーキ制御システム。
  23. 【請求項23】 前記制御装置が、前記車速信号を入力
    し、前記車両の車速があらかじめ設定した第2指定車速
    以下であって、あらかじめ設定した時間よりも長く継続
    すると、自動的に前記渋滞路走行モードとなる請求項1
    ないし請求項20いずれかに記載のブレーキ制御システ
    ム。
  24. 【請求項24】 前記制御装置が、前記車速信号を入力
    し、前記車両の車速があらかじめ設定した第3指定車速
    以下で継続し、かつ、単位時間当たりの加速と減速との
    繰り返し回数が設定値以上になると、自動的に前記渋滞
    路走行モードとなる請求項1ないし請求項20いずれか
    に記載のブレーキ制御システム。
  25. 【請求項25】 前記制御装置が、前記アクセルペダル
    位置信号を入力し、設定時間内に前記アクセルペダル位
    置を設定位置より踏み込み側から戻し側に戻した回数が
    設定値以上になると、自動的に前記渋滞路走行モードと
    なる請求項1ないし請求項20いずれかに記載のブレー
    キ制御システム。
  26. 【請求項26】 前記制御装置が、前記ブレーキペダル
    位置信号を入力し、設定時間内に前記ブレーキペダル位
    置を設定位置より戻し側から踏み込み側に踏んだ回数が
    設定値以上になると、自動的に前記渋滞路走行モードと
    なる請求項1ないし請求項20いずれかに記載のブレー
    キ制御システム。
  27. 【請求項27】 前記制御装置が、前記アクセルペダル
    位置信号および前記ブレーキペダル位置信号を入力し、
    設定時間内に前記アクセルペダル位置を設定位置より踏
    み込み側から戻し側に戻した回数と前記ブレーキペダル
    位置を設定位置より戻し側から踏み込み側に踏んだ回数
    との合計回数が設定値以上になると、自動的に前記渋滞
    路走行モードとなる請求項1ないし請求項20いずれか
    に記載のブレーキ制御システム。
  28. 【請求項28】 前記制御装置が、前記車速信号を入力
    し、前記車両の車速が第4指定車速以上にあって、あら
    かじめ設定した時間より長く継続すると、前記渋滞路走
    行モードが解除される請求項22ないし請求項27いず
    れかに記載のブレーキ制御システム。
  29. 【請求項29】 前記制御装置が、前記車速信号を入力
    し、前記車両の車速が第5指定車速以上になると、前記
    渋滞路走行モードが解除される請求項22ないし請求項
    27いずれかに記載のブレーキ制御システム。
  30. 【請求項30】 前記制御装置が、前記アクセルペダル
    位置信号を入力し、前記アクセルペダルの位置があらか
    じめ指定されている位置よりも加速側にあると、前記渋
    滞路走行モードが解除される請求項22ないし請求項2
    7いずれかに記載のブレーキ制御システム。
  31. 【請求項31】 前記制御装置が、前記アクセルペダル
    位置信号を入力し、前記アクセルペダル位置の単位時間
    当たりの踏み込み側への移動量が設定値以上のときに、
    前記渋滞路走行モードが解除される請求項22ないし請
    求項27いずれかに記載のブレーキ制御システム。
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