JP3510703B2 - ポリゴンミラーモータ - Google Patents
ポリゴンミラーモータInfo
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- JP3510703B2 JP3510703B2 JP11040895A JP11040895A JP3510703B2 JP 3510703 B2 JP3510703 B2 JP 3510703B2 JP 11040895 A JP11040895 A JP 11040895A JP 11040895 A JP11040895 A JP 11040895A JP 3510703 B2 JP3510703 B2 JP 3510703B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を用いてバー
コードを読み取るバーコード読取装置に使用されるポリ
ゴンミラーモータに関するものである。
コードを読み取るバーコード読取装置に使用されるポリ
ゴンミラーモータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、レーザ光を用いてバーコード
を読み取るバーコード読取装置がＰＯＳ（ポイント オ
ブ システム）装置の普及に伴い多く使用されている
が、この種のバーコード読取装置においてレジテーブル
に設置されるタイプには、ポリゴンミラーモータが使用
される。
を読み取るバーコード読取装置がＰＯＳ（ポイント オ
ブ システム）装置の普及に伴い多く使用されている
が、この種のバーコード読取装置においてレジテーブル
に設置されるタイプには、ポリゴンミラーモータが使用
される。
【０００３】このポリゴンミラーモータは、バーコード
読取装置に接続されたレーザ発振器から一方向に連続発
射されるレーザ光を商品の外装面に予め印刷等されてい
るバーコードの寸法以上の範囲に反射させるために使用
されるものであって、その代表的なものは略四角錘形状
体の側面部位の４面に鏡を貼り付けた反射面を形成した
ポリゴンミラー体を高速連続回転しておき、一方向から
連続発射されるレーザ光を反射面に対して照射してバー
コードの外形寸法以上の範囲に反射させるものが主に実
用化されている。
読取装置に接続されたレーザ発振器から一方向に連続発
射されるレーザ光を商品の外装面に予め印刷等されてい
るバーコードの寸法以上の範囲に反射させるために使用
されるものであって、その代表的なものは略四角錘形状
体の側面部位の４面に鏡を貼り付けた反射面を形成した
ポリゴンミラー体を高速連続回転しておき、一方向から
連続発射されるレーザ光を反射面に対して照射してバー
コードの外形寸法以上の範囲に反射させるものが主に実
用化されている。
【０００４】このようにしてレーザ光をポリゴンミラー
モータの反射面に対して照射してバーコードの外形寸法
以上の範囲に反射させる際に、各反射面の継ぎ目を含む
全ての反射光の情報をバーコード読取装置側に入力して
から、４面の反射面の内のどの面でのレーザ反射光によ
る正確な読取りが行われたのかをソフト的に処理して判
断する技術が実用化されている。
モータの反射面に対して照射してバーコードの外形寸法
以上の範囲に反射させる際に、各反射面の継ぎ目を含む
全ての反射光の情報をバーコード読取装置側に入力して
から、４面の反射面の内のどの面でのレーザ反射光によ
る正確な読取りが行われたのかをソフト的に処理して判
断する技術が実用化されている。
【０００５】しかし、この方法によれば、各反射面の継
ぎ目で発生する乱反射光までも同時に入力してしまうの
で、継ぎ目を無反射にする黒色塗装を施すなどして対応
していたが、いずれにせよソフト的な処理の負担が多く
なる。
ぎ目で発生する乱反射光までも同時に入力してしまうの
で、継ぎ目を無反射にする黒色塗装を施すなどして対応
していたが、いずれにせよソフト的な処理の負担が多く
なる。
【０００６】そこで、近年になり、ポリゴンミラー体の
各反射面の位置検出のためのエンコーダ、スリット板等
をポリゴンミラー体の反射面との位置合わせを行ってか
ら取り付けることで、少なくとも上記乱反射光の情報を
カットし、かつ４面の反射面の内のどの面でのレーザ反
射光による正確な読取りが行われたのかをソフト的に処
理して判断する技術が主流となりつつある。
各反射面の位置検出のためのエンコーダ、スリット板等
をポリゴンミラー体の反射面との位置合わせを行ってか
ら取り付けることで、少なくとも上記乱反射光の情報を
カットし、かつ４面の反射面の内のどの面でのレーザ反
射光による正確な読取りが行われたのかをソフト的に処
理して判断する技術が主流となりつつある。
【０００７】このためにポリゴンミラーモータのポリゴ
ンミラー体の各反射面に対応した電気信号を発生するた
めのエンコーダ、スリット板等から構成されるコード発
生部を設けたポリゴンミラーモータが一部実用化されて
いる。
ンミラー体の各反射面に対応した電気信号を発生するた
めのエンコーダ、スリット板等から構成されるコード発
生部を設けたポリゴンミラーモータが一部実用化されて
いる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ポリゴンミラーモータのポリゴンミラー体の各反射面に
対応した電気信号を発生するためのエンコーダ、スリッ
ト板等から構成されるコード発生部はポリゴンミラー体
とは別体で構成されることから、実際にレーザ光を反射
面に対して照射してバーコードの外形寸法以上の範囲に
反射させる等の調整作業が必ず必要となるものであっ
た。また、ポリゴンミラー体は４枚分のミラーを予め準
備しておき、ポリゴンミラー体の各側面に貼り付けてか
ら、各継ぎ目を無反射にする黒色塗装を施すなどしてお
り、工数的にもかなりのコスト高を招くものであった。
ポリゴンミラーモータのポリゴンミラー体の各反射面に
対応した電気信号を発生するためのエンコーダ、スリッ
ト板等から構成されるコード発生部はポリゴンミラー体
とは別体で構成されることから、実際にレーザ光を反射
面に対して照射してバーコードの外形寸法以上の範囲に
反射させる等の調整作業が必ず必要となるものであっ
た。また、ポリゴンミラー体は４枚分のミラーを予め準
備しておき、ポリゴンミラー体の各側面に貼り付けてか
ら、各継ぎ目を無反射にする黒色塗装を施すなどしてお
り、工数的にもかなりのコスト高を招くものであった。
【０００９】したがって、本発明は上述の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、ポリ
ゴンミラーモータのポリゴンミラー体の各反射面に対応
した電気信号を発生するためのコード発生部のポリゴン
ミラー体に対する相対位置決め調整作業を省略すること
ができるポリゴンミラーモータの提供にある。
てなされたものであり、その目的とするところは、ポリ
ゴンミラーモータのポリゴンミラー体の各反射面に対応
した電気信号を発生するためのコード発生部のポリゴン
ミラー体に対する相対位置決め調整作業を省略すること
ができるポリゴンミラーモータの提供にある。
【００１０】また、ポリゴンミラー体を安価に製造でき
るポリゴンミラーモータの提供を目的としている。
るポリゴンミラーモータの提供を目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のポリゴンミラーモータ
は、レーザ光を用いてバーコードを読み取るバーコード
読取装置に使用されるポリゴンミラーモータであって、
一方向から連続発射されるレーザ光をバーコードの外形
寸法以上の範囲に反射させるために多角形状体の側面部
位に形成された複数の反射面と、該反射面に対応した電
気信号を発生するためのコード発生部とを一体形成した
ポリゴンミラー体と、該ポリゴンミラー体を連続高速回
転するための高速回転駆動手段と、前記コード発生部を
非接触で検出して発生した前記電気信号を前記バーコー
ド読取装置に対して出力する検出手段とを具備すること
を特徴としている。
的を達成するために、本発明のポリゴンミラーモータ
は、レーザ光を用いてバーコードを読み取るバーコード
読取装置に使用されるポリゴンミラーモータであって、
一方向から連続発射されるレーザ光をバーコードの外形
寸法以上の範囲に反射させるために多角形状体の側面部
位に形成された複数の反射面と、該反射面に対応した電
気信号を発生するためのコード発生部とを一体形成した
ポリゴンミラー体と、該ポリゴンミラー体を連続高速回
転するための高速回転駆動手段と、前記コード発生部を
非接触で検出して発生した前記電気信号を前記バーコー
ド読取装置に対して出力する検出手段とを具備すること
を特徴としている。
【００１２】また、レーザ光を用いてバーコードを読み
取るバーコード読取装置に使用されるポリゴンミラーモ
ータであって、一方向から連続発射されるレーザ光をバ
ーコードの外形寸法以上の範囲に反射させるために略四
角錘形状体の側面部位に形成された４面の反射面と、該
反射面に対応した電気信号を発生するためのコード発生
部とを樹脂一体成形してなるポリゴンミラー体と、該ポ
リゴンミラー体を連続高速回転するための高速回転駆動
手段と、前記コード発生部を非接触で検出して発生した
電気信号を前記バーコード読取装置に対して出力する検
出手段とを具備することを特徴としている。
取るバーコード読取装置に使用されるポリゴンミラーモ
ータであって、一方向から連続発射されるレーザ光をバ
ーコードの外形寸法以上の範囲に反射させるために略四
角錘形状体の側面部位に形成された４面の反射面と、該
反射面に対応した電気信号を発生するためのコード発生
部とを樹脂一体成形してなるポリゴンミラー体と、該ポ
リゴンミラー体を連続高速回転するための高速回転駆動
手段と、前記コード発生部を非接触で検出して発生した
電気信号を前記バーコード読取装置に対して出力する検
出手段とを具備することを特徴としている。
【００１３】また、前記高速回転駆動手段と前記検出手
段は共通の部品実装用の基板上に配設されることを特徴
としている。
段は共通の部品実装用の基板上に配設されることを特徴
としている。
【００１４】また、前記検出手段は光透過または光反射
式であって、前記コード発生部に形成された切り欠部、
凹部、反射部を非接触で検出することを特徴としてい
る。
式であって、前記コード発生部に形成された切り欠部、
凹部、反射部を非接触で検出することを特徴としてい
る。
【００１５】
【作用】上記構成により、多角形状体の側面部位に形成
された複数の反射面と、これらに対応する電気信号を発
生するためのコード発生部とを一体形成したポリゴンミ
ラー体を高速回転駆動手段により連続高速回転し、また
コード発生部を検出手段により非接触で検出して発生し
た電気信号をバーコード読取装置に対して出力するよう
にして、バーコード読取りのためのデータメモリの効率
的な使用を可能にするように働く。
された複数の反射面と、これらに対応する電気信号を発
生するためのコード発生部とを一体形成したポリゴンミ
ラー体を高速回転駆動手段により連続高速回転し、また
コード発生部を検出手段により非接触で検出して発生し
た電気信号をバーコード読取装置に対して出力するよう
にして、バーコード読取りのためのデータメモリの効率
的な使用を可能にするように働く。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１は各実施例に略共通するポリゴンミラーモータの中心
断面図である。本図において、ガラス入りエポキシ樹脂
等から構成される回路基板４の略中央部位にはブッシュ
６が図示のように嵌合固定されており、このブッシュ６
に圧入されている軸体７を回路基板４に直交するように
保持している。また、回路基板４には軸体７を中心にし
てコイル５がラジアル方向に実装されており、不図示の
電気回路部品からの電力供給を受けて回転磁界を発生す
るステータ部を構成している。また、この回路基板４上
には図示されている光透過式のセンサ３または後述する
光反射式のセンサ３１が所定位置に実装されており、後
述するポリンゴンミラー体１に一体形成されるコード発
生部２のスリット部２ａを検出するように構成されてい
る。
１は各実施例に略共通するポリゴンミラーモータの中心
断面図である。本図において、ガラス入りエポキシ樹脂
等から構成される回路基板４の略中央部位にはブッシュ
６が図示のように嵌合固定されており、このブッシュ６
に圧入されている軸体７を回路基板４に直交するように
保持している。また、回路基板４には軸体７を中心にし
てコイル５がラジアル方向に実装されており、不図示の
電気回路部品からの電力供給を受けて回転磁界を発生す
るステータ部を構成している。また、この回路基板４上
には図示されている光透過式のセンサ３または後述する
光反射式のセンサ３１が所定位置に実装されており、後
述するポリンゴンミラー体１に一体形成されるコード発
生部２のスリット部２ａを検出するように構成されてい
る。
【００１７】一方、軸体７により高速回転（例えば６０
００rpm）できるようにポリンゴンミラー体１を支持す
るために、軸体７の上下部位には一対のラジアル玉軸受
９のインナーレース側が圧入されるとともに、各軸受９
のアウターレース側が主ハブ体８の内側の貫通孔部の段
部において図示のように圧入された状態で、バネ付きワ
ッシャー１３とネジ１４により保持されている。また、
この主ハブ体８の上端部にはハブ体１２が固定されてお
り、このハブ体１２の上にＯ−リング１５を挟んでバラ
ンサーデスク１７をネジ１６を用いてポリンゴンミラー
体１を図示のように共締めした状態で支持するようにし
ている。
００rpm）できるようにポリンゴンミラー体１を支持す
るために、軸体７の上下部位には一対のラジアル玉軸受
９のインナーレース側が圧入されるとともに、各軸受９
のアウターレース側が主ハブ体８の内側の貫通孔部の段
部において図示のように圧入された状態で、バネ付きワ
ッシャー１３とネジ１４により保持されている。また、
この主ハブ体８の上端部にはハブ体１２が固定されてお
り、このハブ体１２の上にＯ−リング１５を挟んでバラ
ンサーデスク１７をネジ１６を用いてポリンゴンミラー
体１を図示のように共締めした状態で支持するようにし
ている。
【００１８】また、主ハブ体８にはフランジ部８ｆが図
示のように一体形成されており、このフランジ部８ｆに
おいてローラフランジ１０を固定しておき、この下方に
おいて多極着磁された円環状の永久磁石１１を上記のコ
イル５に対向する位置関係で固定しておき、モータのロ
ータ部が構成されている。
示のように一体形成されており、このフランジ部８ｆに
おいてローラフランジ１０を固定しておき、この下方に
おいて多極着磁された円環状の永久磁石１１を上記のコ
イル５に対向する位置関係で固定しておき、モータのロ
ータ部が構成されている。
【００１９】また、バーコード読取装置のレーザ発振器
から一方向に連続発射されるレーザ光をバーコードの外
形寸法以上の範囲に反射させるために、図示の略四角錘
形状体の側面部位において反射面１ａ〜１ｄを形成した
ポリゴンミラー体１は、各反射面の傾斜角度が一様では
ないために、各部品を図示のように組み立てただけで
は、ダイナミックバランスを得ることができない。そこ
で、図示の完成品を得た後に、ダイナミックバランサー
にセットして、振動発生源を特定してからローラフラン
ジ１０の縁部の一部と、バランサーデスク１７の一部に
比較的に重い樹脂材料からなる重量バランスＷ１とＷ２
を夫々接着して高速回転時のバランスを確保するように
している。
から一方向に連続発射されるレーザ光をバーコードの外
形寸法以上の範囲に反射させるために、図示の略四角錘
形状体の側面部位において反射面１ａ〜１ｄを形成した
ポリゴンミラー体１は、各反射面の傾斜角度が一様では
ないために、各部品を図示のように組み立てただけで
は、ダイナミックバランスを得ることができない。そこ
で、図示の完成品を得た後に、ダイナミックバランサー
にセットして、振動発生源を特定してからローラフラン
ジ１０の縁部の一部と、バランサーデスク１７の一部に
比較的に重い樹脂材料からなる重量バランスＷ１とＷ２
を夫々接着して高速回転時のバランスを確保するように
している。
【００２０】一方、ポリンゴンミラー体１は上記のスリ
ット部２ａを有するコード発生部２と一体的になるよう
に、例えば射出樹脂成形された後に、アルミ膜をスパッ
タリングする装置において鏡面が形成されて、反射面１
ａ〜１ｄを形成する。
ット部２ａを有するコード発生部２と一体的になるよう
に、例えば射出樹脂成形された後に、アルミ膜をスパッ
タリングする装置において鏡面が形成されて、反射面１
ａ〜１ｄを形成する。
【００２１】図２（ａ）は図１の外観斜視図であって第
１実施例にかかる図であり、また図２（ｂ）はセンサ３
の出力波形図である。本図において、ポリンゴンミラー
体１が図中の矢印方向に高速回転されると、センサ３に
コード発生部２の１個、２個、３個、４個のスリット２
ａが通過したときに、「ハイ」となる電気信号が得ら
れ、それ以外のときは「ロー」の信号が得られることに
なる。
１実施例にかかる図であり、また図２（ｂ）はセンサ３
の出力波形図である。本図において、ポリンゴンミラー
体１が図中の矢印方向に高速回転されると、センサ３に
コード発生部２の１個、２個、３個、４個のスリット２
ａが通過したときに、「ハイ」となる電気信号が得ら
れ、それ以外のときは「ロー」の信号が得られることに
なる。
【００２２】したがって、上述のように各反射面１ａ〜
１ｄに応じてスタートビットとエンドビットに対応した
センサ出力が（ｂ）に示したように得ることができるの
で、この電気信号をバーコード装置側に入力してソフト
的な処理の負担を軽減させるようにして、４面の反射面
の内のどの面でのレーザ反射光による正確な読取りが行
われたのかをソフト的に処理できるようにする。
１ｄに応じてスタートビットとエンドビットに対応した
センサ出力が（ｂ）に示したように得ることができるの
で、この電気信号をバーコード装置側に入力してソフト
的な処理の負担を軽減させるようにして、４面の反射面
の内のどの面でのレーザ反射光による正確な読取りが行
われたのかをソフト的に処理できるようにする。
【００２３】次に、図３（ａ）は第２実施例になるポリ
ンゴンミラーモータにおいてコード発生部２に沿う面で
破断して示した平面図であり、また図３（ｂ）はセンサ
３１からの出力波形図である。
ンゴンミラーモータにおいてコード発生部２に沿う面で
破断して示した平面図であり、また図３（ｂ）はセンサ
３１からの出力波形図である。
【００２４】本図において、既に説明済みの各構成には
同一の符号を付して説明を割愛して相違部分についての
み述べると、図中の一点鎖線で示されるセンサ３１は反
射式センサである。また、ポリンゴンミラー体１のコー
ド発生部２の外周面はセンサ３１からの出力光を反射す
るようにした鏡面仕上げが施されている。また、このコ
ード発生部２には上記の反射面１ａ〜１ｄに対応した位
置において１個、２個、３個、４個の各凹部２ｂが夫々
形成されているが、これらの凹部２ｂに対してセンサ３
１からの出力光が到達すると正常に反射することができ
ず、センサ３１の出力波形が「ロー」になることから、
図３（ｂ）に示したセンサ３１からの出力波形を得るこ
とができるものである。
同一の符号を付して説明を割愛して相違部分についての
み述べると、図中の一点鎖線で示されるセンサ３１は反
射式センサである。また、ポリンゴンミラー体１のコー
ド発生部２の外周面はセンサ３１からの出力光を反射す
るようにした鏡面仕上げが施されている。また、このコ
ード発生部２には上記の反射面１ａ〜１ｄに対応した位
置において１個、２個、３個、４個の各凹部２ｂが夫々
形成されているが、これらの凹部２ｂに対してセンサ３
１からの出力光が到達すると正常に反射することができ
ず、センサ３１の出力波形が「ロー」になることから、
図３（ｂ）に示したセンサ３１からの出力波形を得るこ
とができるものである。
【００２５】このようにして得られたスタートビットと
エンドビットに対応したセンサ出力をバーコード装置側
に入力してソフト的な処理の負担を軽減させるようにし
て、４面の反射面の内のどの面でのレーザ反射光による
正確な読取りが行われたのかをソフト的に処理できるよ
うになる。
エンドビットに対応したセンサ出力をバーコード装置側
に入力してソフト的な処理の負担を軽減させるようにし
て、４面の反射面の内のどの面でのレーザ反射光による
正確な読取りが行われたのかをソフト的に処理できるよ
うになる。
【００２６】最後に、図４は第３実施例になるポリンゴ
ンミラーモータとバーコード読取装置の概略構成図であ
る。本図において、コード発生部２は反射面２ｃを帯状
の黒地上に印刷したものを張り付けるように構成してい
る。
ンミラーモータとバーコード読取装置の概略構成図であ
る。本図において、コード発生部２は反射面２ｃを帯状
の黒地上に印刷したものを張り付けるように構成してい
る。
【００２７】この構成により、図２（ｂ）に示した出力
波形と略同様の出力を得て本体１００に送る一方、バー
コードＢの幅寸法以上の範囲の範囲Ｒに照射されるよう
に反射面１ａ〜１ｄにより反射された反射光Ｌ１からＬ
４の内、どの反射面において正常な読取りが行われたか
どうかをセンサ３１からの信号により判断するようにし
て正確なバーコード読み取りを行うようにしている。
波形と略同様の出力を得て本体１００に送る一方、バー
コードＢの幅寸法以上の範囲の範囲Ｒに照射されるよう
に反射面１ａ〜１ｄにより反射された反射光Ｌ１からＬ
４の内、どの反射面において正常な読取りが行われたか
どうかをセンサ３１からの信号により判断するようにし
て正確なバーコード読み取りを行うようにしている。
【００２８】尚、以上説明したポリゴンミラー体は上記
の四角錐体に限定されず、三角錐、五角錐等から構成で
きる。また、上記説明によればポリゴンミラー体１の内
部にモータを略内蔵する構成についてのみ述べたが、こ
れに限定されず一般形状のモータの出力軸に直接ポリゴ
ンミラー体を固定しても良い。
の四角錐体に限定されず、三角錐、五角錐等から構成で
きる。また、上記説明によればポリゴンミラー体１の内
部にモータを略内蔵する構成についてのみ述べたが、こ
れに限定されず一般形状のモータの出力軸に直接ポリゴ
ンミラー体を固定しても良い。
【００２９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ポ
リゴンミラーモータのポリゴンミラー体の各反射面に対
応した電気信号を発生するためのコード発生部のポリゴ
ンミラー体に対する相対位置決め調整作業をなくすこと
ができるポリゴンミラーモータを提供することができ
る。
リゴンミラーモータのポリゴンミラー体の各反射面に対
応した電気信号を発生するためのコード発生部のポリゴ
ンミラー体に対する相対位置決め調整作業をなくすこと
ができるポリゴンミラーモータを提供することができ
る。
【００３０】また、ポリゴンミラー体を安価に製造でき
るポリゴンミラーモータを提供することができる。
るポリゴンミラーモータを提供することができる。
【００３１】
【図１】各実施例に略共通するポリゴンミラーモータの
中心断面図である。
中心断面図である。
【図２】（ａ）は図１の外観斜視図であって、第１実施
例にかかる図である。（ｂ）はセンサ３の出力波形図で
ある
例にかかる図である。（ｂ）はセンサ３の出力波形図で
ある
【図３】（ａ）は第２実施例になるポリンゴンミラーモ
ータにおいてコード発生部２に沿う面で破断して示した
平面図である。（ｂ）はセンサ３１からの出力波形図で
ある。
ータにおいてコード発生部２に沿う面で破断して示した
平面図である。（ｂ）はセンサ３１からの出力波形図で
ある。
【図４】第３実施例になるポリンゴンミラーモータとバ
ーコード読取装置の概略構成図である。
ーコード読取装置の概略構成図である。
１ ポリゴンミラー体
２ コード発生部
３ センサ
４ 回路基板
５ コイル
７ 軸体
１１永久磁石
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平５−46800（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−27713（ＪＰ，Ａ)
特開 昭59−151124（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G06K 7/10
G02B 26/10 102
G06K 9/20 320
Claims (4)
- 【請求項１】 レーザ光を用いてバーコードを読み取る
バーコード読取装置に使用されるポリゴンミラーモータ
であって、 一方向から連続発射されるレーザ光をバーコードの外形
寸法以上の範囲に反射させるために多角形状体の側面部
位に形成された複数の反射面と、該反射面に対応した電
気信号を発生するためのコード発生部とを一体形成した
ポリゴンミラー体と、 該ポリゴンミラー体を連続高速回転するための高速回転
駆動手段と、 前記コード発生部を非接触で検出して発生した前記電気
信号を前記バーコード読取装置に対して出力する検出手
段と、 を具備することを特徴とするポリゴンミラーモータ。 - 【請求項２】 レーザ光を用いてバーコードを読み取る
バーコード読取装置に使用されるポリゴンミラーモータ
であって、 一方向から連続発射されるレーザ光をバーコードの外形
寸法以上の範囲に反射させるために略四角錘形状体の側
面部位に形成された４面の反射面と、該反射面に対応し
た電気信号を発生するためのコード発生部とを樹脂一体
成形してなるポリゴンミラー体と、 該ポリゴンミラー体を連続高速回転するための高速回転
駆動手段と、 前記コード発生部を非接触で検出して発生した電気信号
を前記バーコード読取装置に対して出力する検出手段
と、 を具備することを特徴とするポリゴンミラーモータ。 - 【請求項３】 前記高速回転駆動手段と前記検出手段は
共通の部品実装用の基板上に配設されることを特徴とす
る請求項２に記載のポリゴンミラーモータ。 - 【請求項４】 前記検出手段は光透過または光反射式で
あって、前記コード発生部に形成された切り欠部、凹
部、反射部を非接触で検出することを特徴とする請求項
２または請求項３に記載のポリゴンミラーモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11040895A JP3510703B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ポリゴンミラーモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11040895A JP3510703B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ポリゴンミラーモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08305787A JPH08305787A (ja) | 1996-11-22 |
| JP3510703B2 true JP3510703B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=14535033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11040895A Expired - Fee Related JP3510703B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ポリゴンミラーモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3510703B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6362027B2 (ja) * | 2014-05-13 | 2018-07-25 | 株式会社リコー | 物体検出装置及びセンシング装置 |
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1995
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