JP3508557B2 - ローラー装置 - Google Patents
ローラー装置Info
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- JP3508557B2 JP3508557B2 JP19908698A JP19908698A JP3508557B2 JP 3508557 B2 JP3508557 B2 JP 3508557B2 JP 19908698 A JP19908698 A JP 19908698A JP 19908698 A JP19908698 A JP 19908698A JP 3508557 B2 JP3508557 B2 JP 3508557B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
のロッカーアーム用のカムフォロアなどに用いて好適
の、ローラー装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車用エンジンのロッカーアー
ム用のカムフォロアに使用されるローラー装置として、
特開平7−102913号公報に開示されているものが
ある。当該公報に記載されているローラー装置は、ロー
ラーの内側にセラミックス製の筒部材を嵌合させるとと
もに、このセラミックス製の筒部材の内側にシャフトを
挿入して、このセラミックス製の筒部材とシャフトとを
滑り接触させるものであり、ニードルベアリングなどの
部品点数が削減されるとともに、耐摩耗性に優れ、さら
にセラミックスを使用することにより軽量化を図ること
ができるものである。 【0003】また当該公報における従来技術として、ロ
ーラーとシャフトとの間にニードルベアリングを介在さ
せて、シャフトとローラーとを転がり接触としたローラ
ー装置が開示されている。この従来技術におけるローラ
ー装置は、前者、即ちローラーとシャフトとの間にセラ
ミックス製の筒部材を介在させたローラー装置に対して
低フリクションであり、潤滑油の給油量も少なくてすみ
耐摩耗性が向上されるものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のローラー装置において、前者は、セラミックスが
高価であるため、ローラーとシャフトとの間にセラミッ
クス製の筒部材を介装させると、多大なコストアップと
なるといった問題があり、後者は、摺動面圧が高くなる
とシャフトに摩耗が発生するなどといった問題がある。 【0005】また、上述した従来技術とは別に、シャフ
ト自体をセラミックスで形成して、シャフトの耐摩耗性
を向上させることも考えられるが、この場合セラミック
ス製のシャフトには、ハウジングに対する抜け止め加工
を施すことができないといった問題がある。つまり、従
来シャフトはハウジングに対して、かしめ止めや溶着な
どにより抜け止め加工が施されるが、セラミックス製の
シャフトにかしめ加工を施すと、シャフトが破損し易く
なり耐衝撃性が低下し、またセラミックスには溶接加工
はできないので抜け止めができないといった問題があ
る。また、セラミックスは金属に対して熱膨張率が低い
ため、セラミックス製のシャフトをハウジングのシャフ
ト孔に圧入させても、ハウジングが熱膨張してシャフト
孔が拡開し、シャフトが抜けてしまうといった問題があ
る。 【0006】このため、本発明は、コストアップを最小
限に抑え、且つ耐摩耗性及び耐衝撃性が高いローラー装
置を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、円筒状のローラーと、該ローラーを挿通
するシャフトと、平行に延出し上記シャフトの両端部が
それぞれ嵌合される一対のアームを有するハウジングと
を備えたローラー装置において、上記シャフトの上記ア
ームに嵌合する両端部の少なくとも一部及び同両端部を
連結する部分を鋼材によって形成するとともに、上記ロ
ーラーを介して外的負荷を受ける部分の少なくとも一部
分をセラミックスで構成したことを特徴とする。 【0008】従って、シャフトのアームに嵌合する両端
部の少なくとも一部及び同両端部を連結する部分が鋼材
により構成されるので、両端部が容易に且つ確実にアー
ムに固設され、且つシャフトの強度を高くものとするこ
とができる。また、シャフトのローラーを介して外的負
荷を受ける部分にはセラミックス製の負荷受け部が配設
されるので、シャフトの摩耗が低減されるとともに、高
価であるセラミックス部材の使用を最小限に抑えてコス
トアップを最小限に抑えることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明すると、図1はその
構成を示す模式図であって、(a)は自動車エンジン用
のロッカーアームのカムフォロアの断面図、(b)は該
カムフォロアに使用されるシャフトの外観斜視図であ
る。 【0010】1はハウジングであって、このハウジング
1には、平行に延出する一対のアーム1aが形成されて
おり、この一対のアーム1aにはシャフト孔1bが形成
されている。このシャフト孔1bには円筒状のシャフト
2が挿入され、このシャフト2は、両端部がシャフト孔
1bにそれぞれ圧入されるとともに、両端面がハウジン
グ1にかしめ止めされて、抜け止めされている。両端面
をハウジング1にかしめ止めして固設する方法以外に、
シャフト2の両端部をハウジング1に溶着して固設して
もよい。 【0011】このシャフト2は、一対のアーム1a,1
a間に介在される円筒状のローラー3に挿通している。
このローラー3は、SCr420H(クロム鋼)製であ
り、浸炭焼入処理が施されるとともに、外周面3aには
クラウニングCが施されている。また、ローラー3の内
周面とシャフト2の外周面との間には、複数のニードル
4がシャフト2の外周上に配設されている。 【0012】このように構成されたローラー装置は、エ
ンジンにより回転されるカムシャフトに設けられたカム
の回転に応じたカムリフトの変化を、カムと常時当接す
るローラー3、シャフト2及びハウジング1を介して、
吸気又は排気バルブをリフトさせる図示しないプッシュ
ロッドやロッカーアームに伝動する構造となっている。 【0013】本実施形態におけるシャフト2は、ローラ
ー3、ニードル4を介してカムからの負荷を受ける部分
に、セラミックスで形成された負荷受け部2aを備えて
いる。具体的には、SUJ2鋼などの軸受鋼で構成され
た略円柱状のシャフト本体2bの中央のカムが位置する
側には、略半円柱状の溝2cが形成され、この溝2cに
は、該溝2cと同等の半円柱状に形成されセラミックス
で構成された負荷受け部2aが嵌合されている。このよ
うにシャフト2に外的負荷を受ける部分にセラミックス
製の負荷受け部2aを設けたので、摺動面圧が高くなる
ことにより発生するシャフト2の摩耗を抑制することが
できる。 【0014】シャフト2の両端部は、図2に示されるよ
うに、軸受鋼で構成されるとともに、ハウジング1のシ
ャフト孔1bに圧入され、またアーム1aに溶接または
かしめ止めされており、シャフト2がハウジング1から
抜けたり回転したりしないように構成されている。この
ように、シャフト2の両端部が軸受鋼で構成されている
ので、シャフト孔1bへの圧入も容易に行うことがで
き、溶接やかしめ加工も問題なく行うことができるとと
もに、熱膨張によりシャフト孔1bが拡開したとしても
シャフト2自体もアーム1aと同様な膨張率で熱膨張す
ることにより、圧入するだけでも抜け落ちることを防止
することができる。 【0015】よって、シャフト2の回転及び移動が完全
に規制されているので、ローラー3は安定した回転を行
うことができるとともに、シャフト2の破損を確実に防
止することができる。シャフト2の中央部分のカムから
の外的負荷を受ける側に設けられる負荷受け部2aは、
図2に示されるように、軸方向端面がシャフト本体2b
に形成された溝2cの端面と当接するとともに接着され
ており、また軸方向端部がアーム1aに圧入されるよう
に配設されているので、負荷受け部2aは、軸方向への
移動及びシャフト2からの離脱が防止されるように構成
されている。 【0016】よって、負荷受け部2aの移動が完全に規
制されているので、ローラー3は安定した回転を行うこ
とができ、シャフト2は負荷受け部2aにより摩耗が確
実に抑制されて優れた摺動特性を得ることができる。上
述した実施形態では、シャフト2に設けられる負荷受け
部2aを図2に示すように、軸方向端部がアーム1aに
圧入されるところまで配設するように構成したが、これ
に限定されるものではなく、図2の破線で示されるよう
に、負荷受け部2aの軸方向端部をニードル4の軸方向
端部よりも中央側に位置するように配設してもよい。シ
ャフト2がローラー3、ニードル4を介して受けるカム
からの負荷は、ニードル4の両端部の方が中央部に対し
て大きいという特性を有するため、図2に実線で示され
るようにニードル4の軸方向両端部よりも軸方向外側ま
でセラミックス製の負荷受け部2aが配置されている
と、耐摩耗性は向上されるが、ニードル4の両端部から
受ける応力が大きいため耐衝撃性が小さいセラミックス
が破損する虞がある。 【0017】一方、図2の破線で示すように、負荷受け
部2aの軸方向両端部を、ニードル4の軸方向端部より
も中央側に位置するように配設した場合には、シャフト
2が最も大きい負荷を受ける部分、つまりニードル4の
両端部に対向した部分が、軸受鋼で形成されるので、耐
摩耗性は劣るものの、耐衝撃性はセラミックより優れる
ので、シャフト2の耐衝撃性が向上するものである。 【0018】この場合、シャフト2の中央部にはセラミ
ックス製の負荷受け部2aが配置されているので、耐摩
耗性は図1に実線で示される構成のものに対して若干の
低下に抑えることができ、従来の構造に対して格段に向
上されるものとなり、優れた摺動特性を得ることができ
る。また、負荷受け部2aは、シャフト2に形成された
溝2cに接着などにより固定されるとともに、ニードル
4からの押圧により、シャフト2から離脱することがな
いように構成されている。 【0019】図3に、本願発明の一実施形態におけるロ
ーラー装置の変形例を示す。この変形例によるローラー
装置は、図3(a)に示されるように、セラミックス製
の負荷受け部2dをシャフト2の軸方向端部まで配置さ
せた点で図1に示す構成と異なる。つまり、シャフト2
は、図3(b)に示されるように、カムからの負荷を受
ける側が半円柱状に形成されるセラミックス製の負荷受
け部2dで構成され、カムからの負荷を受けない側が半
円柱状に軸受鋼で形成されるシャフト本体2bで構成さ
れる。 【0020】この半円柱状の負荷受け部2dと半円柱状
のシャフト本体2bとの一方には、他方に向かって突出
するピン2eが形成され、他方には該ピン2eと係合す
る凹部が形成されており、このピン2eと凹部とが係合
することにより、互いが軸方向にずれることが防止され
ている。そして、このように構成されたシャフト2の両
端部が、アーム1aのシャフト孔1bに嵌挿される。熱
膨張によりアーム1aのシャフト孔1bが拡開すると、
セラミックス製の負荷受け部2dは熱膨張率が小さいた
めシャフト孔1bと負荷受け部2dとの間に隙間が生じ
て負荷受け部2dが軸方向に移動して抜けやすくなる
が、半円柱状のシャフト本体2bがアーム1aに溶着又
はかしめ止めなどにより固設されており、さらにアーム
1aと同様に熱膨張することにより、この半円柱状のシ
ャフト本体2bがアーム1aに保持されて、このシャフ
ト本体2bに係合している負荷受け部2dが軸方向にず
れて抜けることは防止される。 【0021】この変形例においても、上述した実施形態
と同様に、ニードル4からの負荷を受ける部分にセラミ
ック製の負荷受け部2dが配置されているので、シャフ
ト2の耐摩耗性が向上されて、優れた摺動特性を得るこ
とができる。また、セラミックスの使用によりシャフト
2の軽量化が図られるとともに、セラミックスをシャフ
ト2の一部にのみ配置させるので、コストアップを抑制
することができる。 【0022】図4に、本願発明の一実施形態におけるロ
ーラー装置の更なる他の変形例を示す。この変形例によ
るローラー装置は、図4(a)に示されるように、セラ
ミックス製の負荷受け部2fが、円筒状に形成され、軸
受鋼で円柱状に形成されるシャフト本体2bに嵌挿され
る点で上述したものと異なる。またシャフト2は、図4
(b)に示されるように、円柱状に軸受鋼で形成され、
一端部の外径が他端部の外径よりも大きくなるように構
成されるシャフト本体2bと、外径がシャフト本体2b
の一端部と同径で内径がシャフト本体2bの他端部と同
径の円筒状に形成され、シャフト本体2bの円柱部分に
嵌挿されるセラミックス製の負荷受け部2fとにより構
成されている。 【0023】軸受鋼で構成されているシャフト本体2b
の両端部が、それぞれアーム1aに圧入されるととも
に、かしめ止めされており、シャフト2がアーム1aか
ら抜けることがないように構成されている。また、負荷
受け部材2fは、シャフト本体2bの小径側における端
面がアーム1aの内側端面に当接し、シャフト本体2b
の大径側における端面がシャフト本体2bの大径側端部
の内側端面に当接するように配置されているので、軸方
向に移動することがないように構成されている。 【0024】本変形例においても、シャフト2には、カ
ムからの負荷を受ける部分にセラミックス製の負荷受け
部2fが配設されているので、シャフト2の耐摩耗性が
向上し、優れた摺動特性を得ることができる。また、セ
ラミックスの使用によりシャフト2の軽量化が図られる
とともに、セラミックスをシャフト2の一部にのみ配置
させるので、コストアップを抑制することができる。 【0025】本発明におけるローラー装置は、上述した
実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した
実施形態では、負荷受け部2a,2d,2fがカムから
負荷を受ける部分にニードル4と同等又はそれ以上の軸
方向長さで配設されているが、この負荷受け部をニード
ル4の軸方向端部部分にのみ配設するようにしてもよ
い。この場合、上述した実施形態のように、負荷受け部
がニードル4と同等以上の範囲全域にわたって配設され
ているものに対して、シャフト2の耐摩耗性が劣るが、
シャフト2がカムから受ける負荷はニードル4の軸方向
端部部分が最も大きいため、このカムから受ける負荷が
最も大きいニードル4の軸端部部分にのみ負荷受け部を
配設しても、従来のローラー装置に対して、シャフト2
の耐摩耗性は大幅に向上されるものとなる。また、上述
した実施形態に対して、セラミックスの使用が最小限に
押さえられるので、さらにコストアップを抑制すること
ができる。また、ニードル4は軸方向へ移動が許容され
ているため、負荷受け部をニードル4の軸端部近傍に、
ある程度の範囲を持って配設させるようにすればよい。 【0026】また、上述した実施形態では、ローラー3
とシャフト2との間にニードル4が介在するローラー装
置について説明したが、本願発明は、ニードル4を有す
るローラー機構に限定されるものではなく、ニードル4
が介在せずにローラー3とシャフト2とが滑り接触する
ものにも適用可能である。すなわち、ローラー3の内周
面とシャフト2の外周面とが直に接触して滑り摺動する
ローラー装置において、シャフト2に図1(b)、図3
(b)及び図4(b)に示されるようにカムからの負荷
を受ける部分にのみセラミックス製の負荷受け部2a,
2d,2fを配設するように構成してもよい。 【0027】以上のように、本発明におけるローラー装
置は、シャフト2の両端部が連設して軸受鋼で構成され
るので、シャフト2端部をアーム1aに容易に且つ確実
に固設することができるとともに、シャフト2の軸方向
全長にわたって軸受鋼が配設されるので、シャフト2の
剛性を従来同様に高いものとすることができる。またシ
ャフト2のカムから負荷を受ける部分にはセラミック製
の負荷受け部材2a,2d,2fが配設されているの
で、シャフト2の耐摩耗性を向上させることができ、優
れた摺動特性を得ることができる。また、これにより、
シャフト2の摩耗によりシャフト2にがたが発生するこ
とが抑制されて、シャフト2の破損を防止することがで
きるとともに、ローラー3の回転を円滑に行うことがで
き、動力損失の低減を図ることができる。 【0028】また、自動車エンジン用のロッカーアーム
のカムフォロアに本発明を適用した実施形態について説
明したが、本発明はこの分野に限定されるものではな
い。 【0029】 【発明の効果】本発明によれば、シャフトのアームに嵌
合する両端部の少なくとも一部及び同両端部を連結する
部分が鋼材により構成されるので、両端部をアームへ容
易に且つ確実に固設することができ、シャフトの移動が
確実に規制されてローラーの円滑な回転を助長すること
ができるとともに、シャフトの強度を高いものとするこ
とができる。さらに、シャフトのローラーを介して外的
負荷を受ける部分にはセラミックス製の負荷受け部が配
設されるので、シャフトの摩耗が低減されて、ローラー
の円滑な回転がさらに助長されて動力損失の低減が図ら
れる。また、セラミックス製の負荷受け部が、外的負荷
を受ける部分に配設されるので、高価であるセラミック
ス部材の使用を最小限に抑えてコストアップを最小限に
抑えることができる。
のロッカーアーム用のカムフォロアなどに用いて好適
の、ローラー装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車用エンジンのロッカーアー
ム用のカムフォロアに使用されるローラー装置として、
特開平7−102913号公報に開示されているものが
ある。当該公報に記載されているローラー装置は、ロー
ラーの内側にセラミックス製の筒部材を嵌合させるとと
もに、このセラミックス製の筒部材の内側にシャフトを
挿入して、このセラミックス製の筒部材とシャフトとを
滑り接触させるものであり、ニードルベアリングなどの
部品点数が削減されるとともに、耐摩耗性に優れ、さら
にセラミックスを使用することにより軽量化を図ること
ができるものである。 【0003】また当該公報における従来技術として、ロ
ーラーとシャフトとの間にニードルベアリングを介在さ
せて、シャフトとローラーとを転がり接触としたローラ
ー装置が開示されている。この従来技術におけるローラ
ー装置は、前者、即ちローラーとシャフトとの間にセラ
ミックス製の筒部材を介在させたローラー装置に対して
低フリクションであり、潤滑油の給油量も少なくてすみ
耐摩耗性が向上されるものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のローラー装置において、前者は、セラミックスが
高価であるため、ローラーとシャフトとの間にセラミッ
クス製の筒部材を介装させると、多大なコストアップと
なるといった問題があり、後者は、摺動面圧が高くなる
とシャフトに摩耗が発生するなどといった問題がある。 【0005】また、上述した従来技術とは別に、シャフ
ト自体をセラミックスで形成して、シャフトの耐摩耗性
を向上させることも考えられるが、この場合セラミック
ス製のシャフトには、ハウジングに対する抜け止め加工
を施すことができないといった問題がある。つまり、従
来シャフトはハウジングに対して、かしめ止めや溶着な
どにより抜け止め加工が施されるが、セラミックス製の
シャフトにかしめ加工を施すと、シャフトが破損し易く
なり耐衝撃性が低下し、またセラミックスには溶接加工
はできないので抜け止めができないといった問題があ
る。また、セラミックスは金属に対して熱膨張率が低い
ため、セラミックス製のシャフトをハウジングのシャフ
ト孔に圧入させても、ハウジングが熱膨張してシャフト
孔が拡開し、シャフトが抜けてしまうといった問題があ
る。 【0006】このため、本発明は、コストアップを最小
限に抑え、且つ耐摩耗性及び耐衝撃性が高いローラー装
置を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、円筒状のローラーと、該ローラーを挿通
するシャフトと、平行に延出し上記シャフトの両端部が
それぞれ嵌合される一対のアームを有するハウジングと
を備えたローラー装置において、上記シャフトの上記ア
ームに嵌合する両端部の少なくとも一部及び同両端部を
連結する部分を鋼材によって形成するとともに、上記ロ
ーラーを介して外的負荷を受ける部分の少なくとも一部
分をセラミックスで構成したことを特徴とする。 【0008】従って、シャフトのアームに嵌合する両端
部の少なくとも一部及び同両端部を連結する部分が鋼材
により構成されるので、両端部が容易に且つ確実にアー
ムに固設され、且つシャフトの強度を高くものとするこ
とができる。また、シャフトのローラーを介して外的負
荷を受ける部分にはセラミックス製の負荷受け部が配設
されるので、シャフトの摩耗が低減されるとともに、高
価であるセラミックス部材の使用を最小限に抑えてコス
トアップを最小限に抑えることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明すると、図1はその
構成を示す模式図であって、(a)は自動車エンジン用
のロッカーアームのカムフォロアの断面図、(b)は該
カムフォロアに使用されるシャフトの外観斜視図であ
る。 【0010】1はハウジングであって、このハウジング
1には、平行に延出する一対のアーム1aが形成されて
おり、この一対のアーム1aにはシャフト孔1bが形成
されている。このシャフト孔1bには円筒状のシャフト
2が挿入され、このシャフト2は、両端部がシャフト孔
1bにそれぞれ圧入されるとともに、両端面がハウジン
グ1にかしめ止めされて、抜け止めされている。両端面
をハウジング1にかしめ止めして固設する方法以外に、
シャフト2の両端部をハウジング1に溶着して固設して
もよい。 【0011】このシャフト2は、一対のアーム1a,1
a間に介在される円筒状のローラー3に挿通している。
このローラー3は、SCr420H(クロム鋼)製であ
り、浸炭焼入処理が施されるとともに、外周面3aには
クラウニングCが施されている。また、ローラー3の内
周面とシャフト2の外周面との間には、複数のニードル
4がシャフト2の外周上に配設されている。 【0012】このように構成されたローラー装置は、エ
ンジンにより回転されるカムシャフトに設けられたカム
の回転に応じたカムリフトの変化を、カムと常時当接す
るローラー3、シャフト2及びハウジング1を介して、
吸気又は排気バルブをリフトさせる図示しないプッシュ
ロッドやロッカーアームに伝動する構造となっている。 【0013】本実施形態におけるシャフト2は、ローラ
ー3、ニードル4を介してカムからの負荷を受ける部分
に、セラミックスで形成された負荷受け部2aを備えて
いる。具体的には、SUJ2鋼などの軸受鋼で構成され
た略円柱状のシャフト本体2bの中央のカムが位置する
側には、略半円柱状の溝2cが形成され、この溝2cに
は、該溝2cと同等の半円柱状に形成されセラミックス
で構成された負荷受け部2aが嵌合されている。このよ
うにシャフト2に外的負荷を受ける部分にセラミックス
製の負荷受け部2aを設けたので、摺動面圧が高くなる
ことにより発生するシャフト2の摩耗を抑制することが
できる。 【0014】シャフト2の両端部は、図2に示されるよ
うに、軸受鋼で構成されるとともに、ハウジング1のシ
ャフト孔1bに圧入され、またアーム1aに溶接または
かしめ止めされており、シャフト2がハウジング1から
抜けたり回転したりしないように構成されている。この
ように、シャフト2の両端部が軸受鋼で構成されている
ので、シャフト孔1bへの圧入も容易に行うことがで
き、溶接やかしめ加工も問題なく行うことができるとと
もに、熱膨張によりシャフト孔1bが拡開したとしても
シャフト2自体もアーム1aと同様な膨張率で熱膨張す
ることにより、圧入するだけでも抜け落ちることを防止
することができる。 【0015】よって、シャフト2の回転及び移動が完全
に規制されているので、ローラー3は安定した回転を行
うことができるとともに、シャフト2の破損を確実に防
止することができる。シャフト2の中央部分のカムから
の外的負荷を受ける側に設けられる負荷受け部2aは、
図2に示されるように、軸方向端面がシャフト本体2b
に形成された溝2cの端面と当接するとともに接着され
ており、また軸方向端部がアーム1aに圧入されるよう
に配設されているので、負荷受け部2aは、軸方向への
移動及びシャフト2からの離脱が防止されるように構成
されている。 【0016】よって、負荷受け部2aの移動が完全に規
制されているので、ローラー3は安定した回転を行うこ
とができ、シャフト2は負荷受け部2aにより摩耗が確
実に抑制されて優れた摺動特性を得ることができる。上
述した実施形態では、シャフト2に設けられる負荷受け
部2aを図2に示すように、軸方向端部がアーム1aに
圧入されるところまで配設するように構成したが、これ
に限定されるものではなく、図2の破線で示されるよう
に、負荷受け部2aの軸方向端部をニードル4の軸方向
端部よりも中央側に位置するように配設してもよい。シ
ャフト2がローラー3、ニードル4を介して受けるカム
からの負荷は、ニードル4の両端部の方が中央部に対し
て大きいという特性を有するため、図2に実線で示され
るようにニードル4の軸方向両端部よりも軸方向外側ま
でセラミックス製の負荷受け部2aが配置されている
と、耐摩耗性は向上されるが、ニードル4の両端部から
受ける応力が大きいため耐衝撃性が小さいセラミックス
が破損する虞がある。 【0017】一方、図2の破線で示すように、負荷受け
部2aの軸方向両端部を、ニードル4の軸方向端部より
も中央側に位置するように配設した場合には、シャフト
2が最も大きい負荷を受ける部分、つまりニードル4の
両端部に対向した部分が、軸受鋼で形成されるので、耐
摩耗性は劣るものの、耐衝撃性はセラミックより優れる
ので、シャフト2の耐衝撃性が向上するものである。 【0018】この場合、シャフト2の中央部にはセラミ
ックス製の負荷受け部2aが配置されているので、耐摩
耗性は図1に実線で示される構成のものに対して若干の
低下に抑えることができ、従来の構造に対して格段に向
上されるものとなり、優れた摺動特性を得ることができ
る。また、負荷受け部2aは、シャフト2に形成された
溝2cに接着などにより固定されるとともに、ニードル
4からの押圧により、シャフト2から離脱することがな
いように構成されている。 【0019】図3に、本願発明の一実施形態におけるロ
ーラー装置の変形例を示す。この変形例によるローラー
装置は、図3(a)に示されるように、セラミックス製
の負荷受け部2dをシャフト2の軸方向端部まで配置さ
せた点で図1に示す構成と異なる。つまり、シャフト2
は、図3(b)に示されるように、カムからの負荷を受
ける側が半円柱状に形成されるセラミックス製の負荷受
け部2dで構成され、カムからの負荷を受けない側が半
円柱状に軸受鋼で形成されるシャフト本体2bで構成さ
れる。 【0020】この半円柱状の負荷受け部2dと半円柱状
のシャフト本体2bとの一方には、他方に向かって突出
するピン2eが形成され、他方には該ピン2eと係合す
る凹部が形成されており、このピン2eと凹部とが係合
することにより、互いが軸方向にずれることが防止され
ている。そして、このように構成されたシャフト2の両
端部が、アーム1aのシャフト孔1bに嵌挿される。熱
膨張によりアーム1aのシャフト孔1bが拡開すると、
セラミックス製の負荷受け部2dは熱膨張率が小さいた
めシャフト孔1bと負荷受け部2dとの間に隙間が生じ
て負荷受け部2dが軸方向に移動して抜けやすくなる
が、半円柱状のシャフト本体2bがアーム1aに溶着又
はかしめ止めなどにより固設されており、さらにアーム
1aと同様に熱膨張することにより、この半円柱状のシ
ャフト本体2bがアーム1aに保持されて、このシャフ
ト本体2bに係合している負荷受け部2dが軸方向にず
れて抜けることは防止される。 【0021】この変形例においても、上述した実施形態
と同様に、ニードル4からの負荷を受ける部分にセラミ
ック製の負荷受け部2dが配置されているので、シャフ
ト2の耐摩耗性が向上されて、優れた摺動特性を得るこ
とができる。また、セラミックスの使用によりシャフト
2の軽量化が図られるとともに、セラミックスをシャフ
ト2の一部にのみ配置させるので、コストアップを抑制
することができる。 【0022】図4に、本願発明の一実施形態におけるロ
ーラー装置の更なる他の変形例を示す。この変形例によ
るローラー装置は、図4(a)に示されるように、セラ
ミックス製の負荷受け部2fが、円筒状に形成され、軸
受鋼で円柱状に形成されるシャフト本体2bに嵌挿され
る点で上述したものと異なる。またシャフト2は、図4
(b)に示されるように、円柱状に軸受鋼で形成され、
一端部の外径が他端部の外径よりも大きくなるように構
成されるシャフト本体2bと、外径がシャフト本体2b
の一端部と同径で内径がシャフト本体2bの他端部と同
径の円筒状に形成され、シャフト本体2bの円柱部分に
嵌挿されるセラミックス製の負荷受け部2fとにより構
成されている。 【0023】軸受鋼で構成されているシャフト本体2b
の両端部が、それぞれアーム1aに圧入されるととも
に、かしめ止めされており、シャフト2がアーム1aか
ら抜けることがないように構成されている。また、負荷
受け部材2fは、シャフト本体2bの小径側における端
面がアーム1aの内側端面に当接し、シャフト本体2b
の大径側における端面がシャフト本体2bの大径側端部
の内側端面に当接するように配置されているので、軸方
向に移動することがないように構成されている。 【0024】本変形例においても、シャフト2には、カ
ムからの負荷を受ける部分にセラミックス製の負荷受け
部2fが配設されているので、シャフト2の耐摩耗性が
向上し、優れた摺動特性を得ることができる。また、セ
ラミックスの使用によりシャフト2の軽量化が図られる
とともに、セラミックスをシャフト2の一部にのみ配置
させるので、コストアップを抑制することができる。 【0025】本発明におけるローラー装置は、上述した
実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した
実施形態では、負荷受け部2a,2d,2fがカムから
負荷を受ける部分にニードル4と同等又はそれ以上の軸
方向長さで配設されているが、この負荷受け部をニード
ル4の軸方向端部部分にのみ配設するようにしてもよ
い。この場合、上述した実施形態のように、負荷受け部
がニードル4と同等以上の範囲全域にわたって配設され
ているものに対して、シャフト2の耐摩耗性が劣るが、
シャフト2がカムから受ける負荷はニードル4の軸方向
端部部分が最も大きいため、このカムから受ける負荷が
最も大きいニードル4の軸端部部分にのみ負荷受け部を
配設しても、従来のローラー装置に対して、シャフト2
の耐摩耗性は大幅に向上されるものとなる。また、上述
した実施形態に対して、セラミックスの使用が最小限に
押さえられるので、さらにコストアップを抑制すること
ができる。また、ニードル4は軸方向へ移動が許容され
ているため、負荷受け部をニードル4の軸端部近傍に、
ある程度の範囲を持って配設させるようにすればよい。 【0026】また、上述した実施形態では、ローラー3
とシャフト2との間にニードル4が介在するローラー装
置について説明したが、本願発明は、ニードル4を有す
るローラー機構に限定されるものではなく、ニードル4
が介在せずにローラー3とシャフト2とが滑り接触する
ものにも適用可能である。すなわち、ローラー3の内周
面とシャフト2の外周面とが直に接触して滑り摺動する
ローラー装置において、シャフト2に図1(b)、図3
(b)及び図4(b)に示されるようにカムからの負荷
を受ける部分にのみセラミックス製の負荷受け部2a,
2d,2fを配設するように構成してもよい。 【0027】以上のように、本発明におけるローラー装
置は、シャフト2の両端部が連設して軸受鋼で構成され
るので、シャフト2端部をアーム1aに容易に且つ確実
に固設することができるとともに、シャフト2の軸方向
全長にわたって軸受鋼が配設されるので、シャフト2の
剛性を従来同様に高いものとすることができる。またシ
ャフト2のカムから負荷を受ける部分にはセラミック製
の負荷受け部材2a,2d,2fが配設されているの
で、シャフト2の耐摩耗性を向上させることができ、優
れた摺動特性を得ることができる。また、これにより、
シャフト2の摩耗によりシャフト2にがたが発生するこ
とが抑制されて、シャフト2の破損を防止することがで
きるとともに、ローラー3の回転を円滑に行うことがで
き、動力損失の低減を図ることができる。 【0028】また、自動車エンジン用のロッカーアーム
のカムフォロアに本発明を適用した実施形態について説
明したが、本発明はこの分野に限定されるものではな
い。 【0029】 【発明の効果】本発明によれば、シャフトのアームに嵌
合する両端部の少なくとも一部及び同両端部を連結する
部分が鋼材により構成されるので、両端部をアームへ容
易に且つ確実に固設することができ、シャフトの移動が
確実に規制されてローラーの円滑な回転を助長すること
ができるとともに、シャフトの強度を高いものとするこ
とができる。さらに、シャフトのローラーを介して外的
負荷を受ける部分にはセラミックス製の負荷受け部が配
設されるので、シャフトの摩耗が低減されて、ローラー
の円滑な回転がさらに助長されて動力損失の低減が図ら
れる。また、セラミックス製の負荷受け部が、外的負荷
を受ける部分に配設されるので、高価であるセラミック
ス部材の使用を最小限に抑えてコストアップを最小限に
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態によるローラー装
置を示す断面図、(b)は本発明の一実施形態によるシ
ャフトの斜視図である。 【図2】本発明の一実施形態によるローラー装置の要部
拡大断面図である。 【図3】(a)は本発明の一実施形態の変形例によるロ
ーラー装置を示す断面図、(b)は本発明の変形例によ
るシャフトの斜視図である。 【図4】(a)は本発明の一実施形態の他の変形例によ
るローラー装置を示す断面図、(b)は本発明の他の変
形例によるシャフトの斜視図である。 【符号の説明】 1 ハウジング 1a アーム 2 シャフト 2b シャフト本体 2a,2d,2f 負荷受け部 3 ローラー 4 ニードル
置を示す断面図、(b)は本発明の一実施形態によるシ
ャフトの斜視図である。 【図2】本発明の一実施形態によるローラー装置の要部
拡大断面図である。 【図3】(a)は本発明の一実施形態の変形例によるロ
ーラー装置を示す断面図、(b)は本発明の変形例によ
るシャフトの斜視図である。 【図4】(a)は本発明の一実施形態の他の変形例によ
るローラー装置を示す断面図、(b)は本発明の他の変
形例によるシャフトの斜視図である。 【符号の説明】 1 ハウジング 1a アーム 2 シャフト 2b シャフト本体 2a,2d,2f 負荷受け部 3 ローラー 4 ニードル
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16H 51/00 - 55/30
F01L 1/00 - 1/46
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 円筒状のローラーと、該ローラーを挿通
するシャフトと、平行に延出し上記シャフトの両端部が
それぞれ嵌合される一対のアームを有するハウジングと
を備えたローラー装置において、 上記シャフトの上記アームに嵌合する両端部の少なくと
も一部及び同両端部を連結する部分を鋼材によって形成
するとともに、上記ローラーを介して外的負荷を受ける
部分の少なくとも一部分をセラミックスで構成したこと
を特徴とする、ローラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19908698A JP3508557B2 (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ローラー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19908698A JP3508557B2 (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ローラー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000027978A JP2000027978A (ja) | 2000-01-25 |
JP3508557B2 true JP3508557B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=16401878
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19908698A Expired - Fee Related JP3508557B2 (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ローラー装置 |
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JP (1) | JP3508557B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1645728A2 (en) | 2004-10-07 | 2006-04-12 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Bearing device and supporting shaft for bearing device |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008208871A (ja) | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Jtekt Corp | ロッカーアーム用軸受の製造方法 |
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1998
- 1998-07-14 JP JP19908698A patent/JP3508557B2/ja not_active Expired - Fee Related
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