JP3508332B2 - キャスト塗工紙の製造方法 - Google Patents

キャスト塗工紙の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤としてカゼ
インを使用しないで、ドラムからの離型性とキャスト面
の光沢度に優れるキャスト塗工紙の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】キャスト紙と呼ばれるJIS P 81
42(75度法)による光沢度として85〜95を有す
る強光沢塗工紙の製造方法として、主成分が顔料、水性
接着剤及び助剤からなる塗工組成物を原紙の表面に塗
工、乾燥後、乾燥された塗工層を湿潤剤溶液により再湿
潤して可塑化し、加熱された鏡面仕上げされたドラム表
面に圧接させながら乾燥する再湿法によるキャスト塗工
紙の製造方法(例えば、特公昭32ー7604号公報)
では、乾燥後にキャストドラム面からの塗工紙の離型性
を良好にするため、塩膠化性があり、しかも熱によって
容易に可変性のゲルとなるカゼインが使用されている。
【0003】しかしながら、カゼインは供給や価格の面
で不安定であるばかりでなく、動物性蛋白質であるため
特有の臭気が発生する。特に塗工液を製造する際のカゼ
インの腐敗による臭気や塗工紙の高速印刷の場合に、イ
ンキの乾燥のために加熱処理を施す際に出る臭気は公害
問題となっている。このため印刷工場では、印刷後の加
熱処理により発生するカゼインに起因する臭気を消滅さ
せるために、脱臭装置において白金触媒を用いて臭気ガ
スを燃焼しているが、カゼイン中に含有されるリン成分
によって高価な白金触媒の寿命がカゼインを使用してい
ない塗工紙の場合の臭気ガスと比較して1/5程度に短
いものとなっている。
【0004】特開平3ー252473号公報には、カゼ
インのような水溶性高分子化合物の代わりにウレタン樹
脂をエマルジョン、コロイダルディスパージョン、水溶
液等の形態で水中で安定に存在し得る水性ウレタン樹脂
を用いた塗料組成物及びこの組成物を塗工して得られる
強光沢紙が開示されている。この強光沢紙は、顔料の接
着剤としてカゼイン、酸化澱粉、カルボキシメチルセル
ロース等を使用する限りは得られない程高い光沢度、例
えば白紙光沢度が98〜100を有するというものであ
る。
【0005】特開平5ー44193号公報には、カゼイ
ンの代わりにエポキシ樹脂変性水性ウレタン樹脂又はア
クリル樹脂変性水性ウレタン樹脂をアルカリ金属水酸化
物で中和した変性水性ウレタン樹脂を用い、ピンホー
ル、フクレ及びドラムピック等の欠陥を発生させずに、
高光沢で、表面強度と均一性に優れたキャスト面を可能
とするキャストコート紙用組成物及びそれを用いたキャ
ストコート紙の製造方法が開示されている。この方法で
はカゼインを使用しないのでカゼインに含まれているリ
ン成分に起因する、廃溶剤燃焼時の触媒劣化という問題
も解消できるというものである。
【0006】特開平6ー2299号公報には、顔料の接
着剤としてオレフィン系モノマーの単独或いは二種以上
を共重合して成る変性水性ウレタン樹脂と脂肪族共役ジ
オレフィン系モノマーと、オレフィン系モノマーを単独
或いは二種以上使用し、乳化重合して得られる粒子径が
150〜300nm、ゲル分含有率が70重量%以上の
ラテックスとを併用して、光沢、乾燥及び湿潤状態の表
面強度及び耐ブリスター性に優れたキャスト面を可能と
する、オフセット輪転印刷に好適なキャストコート紙用
塗料組成物及びそれを用いたキャスト塗工紙の製造方法
が開示されている。
【0007】更に、前記の水性ウレタン樹脂や変性水性
ウレタン樹脂を使用すると、顔料としてはクレー、軽質
炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、酸化チタン、水
酸化アルミニウム、サチンホワイト、硫酸バリウム、酸
化マグネシウム、タルク、コロイダルシリカ等の無機顔
料及びプラスチックピグメント、白色尿素樹脂顔料等の
有機顔料はすべて使用することができるという利点を有
するが、前記の水性ウレタン樹脂は、極めて高価である
という致命的な欠点を有する。そこで、カゼインは無論
のこと、水性ウレタン樹脂のように高価なものを顔料の
接着剤として使用しないでもキャストドラム面からの離
型性に優れ、ドラム面の汚れもなく、高い光沢度のキャ
スト塗工面を有する再湿法によるキャスト塗工紙の製造
方法の具現化が強く望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
現状に鑑み、再湿法による優れたキャスト面を有するキ
ャスト塗工紙を得るため顔料と助剤の組合せについて鋭
意研究した結果、塗工層に顔料としてクレーとサチンホ
ワイトを含有させ、これに助剤として特定のカチオン性
樹脂を併用し、その組成物の塗工液が加熱により流動性
を失い、ゲル化する時の温度を示す熱凝固温度が40〜
80℃の範囲としたものは、接着剤としてカゼインを使
用しなくてもキャストドラム表面からの離型性に優れ、
ドラム表面の汚れも少なく、優れた光沢度を紙基材に付
与し、優れた特性を有するキャスト塗工紙が得られるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至った。本発明の目
的は、接着剤としてカゼインと水性ウレタン樹脂を使用
しないで、キャストドラム表面からの離型性に優れ、ド
ラム表面の汚れが少なく、光沢度の優れた再湿法による
キャスト塗工紙の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、顔料、
水性接着剤及び助剤からなる塗工組成物の塗工液を原紙
表面に塗工、乾燥後、再湿潤液により乾燥塗工表面を再
湿潤して鏡面光沢を有するキャストドラムに圧接し、乾
燥することからなる再湿法によるキャスト塗工紙の製造
方法において、該塗工組成物が顔料として少なくともカ
オリナイトクレーを全顔料重量当り30〜98重量%と
サチンホワイトを2〜30重量%含有し、更に助剤とし
てカチオン性樹脂を全顔料重量当り0.2〜6重量%含
有し、接着剤としてカゼインを使用しないことを特徴と
するキャスト塗工紙の製造方法である。本発明の第二
は、カチオン性樹脂が尿素系樹脂、ポリアミド尿素系樹
脂、メラミン系樹脂及びそれらの誘導体の中から選ばれ
た少なくとも一種であることを特徴とする本発明第一に
記載のキャスト塗工紙の製造方法である。本発明の第三
は、前記塗工組成物の塗工液が加熱により流動性を失
い、ゲル化する時の熱凝固温度が40〜80℃の範囲で
あることを特徴とする本発明第一又は第二に記載のキャ
スト塗工紙の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では前記塗工組成物を、原
紙の上に、又はこの原紙の上に顔料と接着剤を主成分と
する塗工組成物からなる下塗り層を設けた基紙(本明細
書では、これらの原紙及び基紙を総称して「紙基材」と
いう)の上に塗工し、キャスト塗工層を形成した後、公
知の再湿法によるキャスト仕上げ方法が適用される。本
発明において使用されるクレーは、公知のカオリナイト
クレー(別名カオリン)で、これはカオリナイト、ハロ
イサイト等を含めたカオリン鉱物の総称であるが、本発
明では塗工用として広汎に用いられているカオリナイト
が使用される。カオリナイトは、化学的にはAl23
2Si02・2H20が主成分で、通常六角板状の結晶
で、白色度や2μm以下の粒子の含有量により各種の等
級のクレーが塗工紙用として市販されているが、これら
はいずれも本発明のために使用できる。更に、前記クレ
ーを加熱処理した、いわゆる焼成クレーも使用できる。
【0011】本発明において、クレーの含有率は塗工組
成物中の絶乾全顔料重量当り30〜98重量%、好まし
くは40〜90重量%である。クレーの含有率が前記範
囲を外れ、30重量%未満或いは98重量%を超える
と、キャスト塗工紙の塗工面の光沢が高くならず、キャ
ストドラム表面からの離型性が悪くなり、更にドラム表
面の汚れを少なくする効果が十分でなくなる。
【0012】本発明において使用されるサチンホワイト
は、化学名がスルホアルミン酸カルシウムで、化学式が
3CaO・Al23・3CaSO4・31〜32H20に
対する通称名であって、柱状乃至針状の結晶系を有する
白色の顔料である。その製造方法は、特開昭54ー34
407号公報に開示されているように、生石灰或いは消
石灰の水性懸濁液を硫酸アルミニウム、Al2(SO4
3・18H20(通称名:硫酸バンド)或いは明ばんと反
応させて反応生成物として得られる。反応時のとりわけ
重要な条件としては、反応時の液の濃度、撹拌力、硫酸
バンドの添加速度、反応温度等を挙げることができる。
【0013】サチンホワイトの含有率は、塗工組成物中
の絶乾全顔料重量当り2〜30重量%、好ましくは5〜
25重量%である。サチンホワイトの含有率が2重量%
未満の時は、クレーの場合と同様、キャスト塗工紙の塗
工面の光沢度が高くならず、キャストドラム表面からの
離型性が悪くなり、更にドラム表面の汚れを少なくする
効果が十分でなくなる。逆に、含有率が30重量%を超
える時は、塗工液の流動性が悪くなり、塗工むらが出易
くなるので適さない。
【0014】本発明におけるカチオン性樹脂は、公知の
ものが使用でき、例えばカチオン化澱粉及びその誘導体
(特開昭51ー123304号公報)、カチオン化ポリ
ビニルアルコール、カチオン化グアーガム等(特開昭6
1ー138798号公報)、第4級アンモニウム系、第
3級アミン系、第2級アミン系のもの(特公昭62ー2
4560号公報)等を挙げることができる。特に第3級
アミン系の例としてジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレート、ビニルピリミジン等とアクリルアミドの
共重合物及びこれらの共重合物と更に重合可能なビニル
モノマーとの水溶性共重合物や、アクリルアミド、メタ
クリルアミドの単独重合物及びこれらと共重合可能なビ
ニルモノマーとの水溶性共重合物のマンニッヒ化合物等
を挙げることができる。更に、ポリアミドポリアミン樹
脂、ポリエチレンイミン、ポリエチレンイミンーエピク
ロルヒドリン付加物、アクリルアミドとメタクリル酸ジ
メチルアミノエチルとの共重合体、カチオン性アクリル
アミド系樹脂等も使用できる。
【0015】特に、尿素系樹脂、ポリアミド尿素系樹
脂、メラミン系樹脂及びその誘導体の中から選ばれた少
なくとも一種のカチオン性樹脂(最新紙加工便覧、テッ
クタイムス社、昭和63年発行、586〜587頁)が
本発明のために好適に使用できる。これらのうちポリア
ミド尿素系樹脂については各種のものが知られており、
例えば「紙パ技協紙(Vol.45,No.6,656
頁,1991)」に開示されている。又、尿素とポリア
ルキレンポリアミンを脱アンモニア反応させ、次いで二
塩基性カルボン酸と脱水縮合させ、更に尿素と脱アンモ
ニア反応させて得られるアミドポリ尿素、或いはポリア
ルキレンポリアミンと塩基性カルボン酸とを脱水縮合さ
せ、次いで尿素と脱アンモニア反応させて得られるポリ
アミドポリ尿素(特公平3ー16438号公報)、或い
は、このポリアミドポリ尿素を水溶液中でホルムアルデ
ヒドと反応させ、次いでエピハロヒドリンを反応させて
得られる生成物(特公平3ー23679号公報)等が挙
げられる。
【0016】本発明におけるカチオン性樹脂の含有率
は、塗工液中の顔料固形分重量当り0.2〜6重量%、
好ましくは1〜4重量%である。カチオン性樹脂の含有
率が0.2重量%未満の時は、キャスト塗工紙の光沢度
が高くならず、しかもドラム面からの離型性をよくし、
ドラム表面の汚れを減少する効果が十分でなく、逆に、
含有率が6重量%を超える時は、塗料の流動性が悪くな
り、塗工ムラが出易くなるので適さない。本発明におい
ては、前記したごとき各種のカチオン性樹脂がいずれも
使用でき、特に、尿素系樹脂、ポリアミド尿素系樹脂、
メラミン系樹脂及びその誘導体の中から選ばれた少なく
とも一種のカチオン性樹脂が好適に使用できる。これら
のカチオン性樹脂が本発明において効果を示す作用機構
は、詳細にはまだ明らかでないが、カチオン性樹脂が塗
工液中のアニオン性の顔料粒子に吸着し、顔料同士の密
着を妨げ、塗膜全体が均一に、且つ容易にゲル化し易く
するためと考えられる。
【0017】本発明における塗工組成物は、公知のキャ
スト塗工組成物と同様に顔料、接着剤及び助剤を主成分
とするものであり、顔料としては前記必須成分のクレー
及びサチンホワイトの他に水酸化アルミニウム、軽質炭
酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫
酸バリウム、酸化亜鉛、プラスチックピグメント等のご
とき公知の塗工用顔料の一種以上が適宜選択されて用い
られてもよい。接着剤としては、酸化澱粉、酵素変性澱
粉等の澱粉類、ポリビニルアルコール、オレフィン無水
マレイン酸樹脂、メラミン樹脂等の合成樹脂系接着剤、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、スチレンーブタジエン共重
合体、メチルメタクリレートーブタジエン共重合体等の
共役ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステル及
び/又はアクリル酸エステルの重合体又は共重合体等の
アクリル系重合体ラテックス、エチレンー酢酸ビニル共
重合体のようなビニル系重合体ラテックス、或いはこれ
らの各種重合体ラテックスをカルボキシル基のような官
能基を含有する単量体で変性したアルカリ溶解性或いは
アルカリ非溶解性の重合体等を挙げることができ、適宜
選択されて用いられる。本発明では接着剤としてカゼイ
ンと水性ウレタン樹脂は一切使用しない。前記顔料と接
着剤の使用割合は、顔料:接着剤が絶乾重量比で95:
5〜70:30、好ましくは90:10〜75:25の
範囲である。
【0018】前記した顔料、接着剤及びカチオン性樹脂
に加えて、本発明の塗工組成物中には必要に応じ消泡
剤、着色剤、離型剤、流動変性剤等の各種の助剤を適宜
配合して用いることができる。本発明では、以上に詳細
に説明したごとく、接着剤としてカゼインと水性ウレタ
ン樹脂を用いることなく、優れたキャスト塗工特性とキ
ャスト紙表面を得ることができるが、このような優れた
加工的が得られ、優れた特性を紙基材に付与し得る塗工
組成物の塗工液は、その塗工液を室温(20〜25℃)
から徐々に昇温し、塗工液が流動性を失いゲル化する状
態を目視で確認し、その時の温度、即ち熱凝固温度が4
0〜80℃、好ましくは45〜70℃の範囲にある。熱
凝固温度が40℃未満では操業中に塗工液の流動性が悪
くなる危険があり、熱凝固温度が80℃を超える高い凝
固温度を有する塗工液、或いは熱を加えても凝固しない
ものは良好なキャスト塗工面が得られない。
【0019】本発明では、前記のような塗工組成物の塗
工液を紙基材上へ塗工するには公知のコーター、例えば
ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコー
ター、リバースロールコーター、バーコーター、カーテ
ンコーター、ダイスロットコーター、グラビアコータ
ー、チャンプレックスコーター等から選ばれたコーター
を用いて、一層或いは多層に分けて塗工される。その際
の塗工液の固形分濃度は、40〜70重量%であるが、
コーターの種類や塗工速度によって適宜調節される。紙
基材としては広葉樹材或いは針葉樹材を蒸解して得られ
る未晒或いは晒化学パルプ、GP、RGP、サーモメカ
ニカルパルプ等の機械パルプ、脱墨古紙パルプから選ば
れたパルプを単独で或いは混合し、公知の湿式抄紙機に
おいて単層で或いは多層で抄紙された坪量が30〜40
0g/m2の紙或いは板紙が用いられる。抄紙方法は、
特に限定されず、酸性紙、中性紙或いはアルカリ性紙の
いずれであってもよい。又、前記の紙や板紙からなる紙
基材の上に公知の澱粉、ポリビニルアルコール、外添用
サイズ剤、合成樹脂等から選ばれたサイズ剤をサイズプ
レスやロールコーターで塗布したもの、更には顔料塗工
組成物を下塗り層として塗工したものや、キャスト塗工
層の裏面に前記顔料塗工組成物を塗工した塗工紙、裏面
をキャスト法によって光沢仕上げしたキャスト塗工紙等
も本発明のための紙基材として使用できる。
【0020】本発明のキャスト紙を得るために前記紙基
材の上には塗工組成物が10〜50g/m2、好ましく
は15〜35g/m2の範囲で塗工される。塗工量がこ
の範囲を外れるとキャスト紙として適したものが得られ
ない。キャスト仕上げの方法としては、公知の直接法、
再湿法或いは凝固法のいずれでもよい。再湿法では紙基
材上に塗工した塗工層を一旦乾燥して、その後再湿潤さ
れるが、この時の乾燥には、熱風ドライヤー、エアーホ
BR>イルドライヤー、エアーキャップドライヤー、シリ
ンダードライヤー、赤外線ドライヤー、電子線ドライヤ
ー等の塗工紙用乾燥装置が使用される。塗工紙の乾燥の
程度は、水分が塗工紙の全重量当り4〜8重量%となる
ようにする。乾燥後の塗工紙は、必要に応じてマシンキ
ャレンダー、スーパーキャレンダー等により平滑化処理
が行われるが、キャスト紙の特長である嵩高さや剛度を
著しく損なうような過度の処理は避ける必要がある。
【0021】再湿法の場合は、前記したように乾燥後の
塗工層を再湿潤し、加熱された鏡面(キャスト)ドラム
に圧接して強光沢仕上げされる。この場合の再湿潤液
は、特に限定されず、例えば清水、温水、熱水、或いは
離型剤、クエン酸ナトリウム、硫酸亜鉛、ジシアンジア
ミド、尿素等の中から選ばれたものを含有する水溶液が
挙げられる。
【0022】本発明において、カゼインや水性ウレタン
樹脂を用いなくても、クレー、サチンホワイト及びカチ
オン性樹脂を組み合わせ、塗工液の熱凝固温度を40〜
80℃の範囲とすることによって、キャストドラムから
の離型性に優れ、ドラム面の汚れも減少し、キャスト面
の光沢度に優れたキャスト紙が得られるが、その作用機
構は、十分解明されていないが、クレーが板状結晶であ
るのに対し、サチンホワイトは針状結晶であり、両者を
混合することにより、クレー粒子同士の密着が妨げら
れ、そこにカチオン性樹脂を添加して存在させると、前
記したごとくカチオン性樹脂がアニオン性の顔料粒子に
吸着し、顔料同士の密着を妨げ、塗膜全体が均一にな
り、これらの相乗効果により特定の温度の範囲内でゲル
化し易くなるからであると考えられる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。実施例及び比較例中の%は、特に断
わらない限り重量%を示し、塗工量はすべて絶乾重量で
ある。
【0024】実施例1 広葉樹晒クラフトパルプ90%と針葉樹晒クラフトパル
プ10%からなる混合パルプを用いて公知の長網抄紙機
で坪量95g/m2の紙を抄紙した。この原紙の両面
に、下記組成の下塗り用水性塗工液を片面当り8g/m
2ずつブレードコーターで塗工して下塗り層を設け、そ
の後乾燥してスーパーカレンダー処理(水分5.5%、
ニップ圧180kg/cm)して紙基材を製造した。下塗り用水性塗工液 カオリン(UW−90、米国EMC社製) 30% 重質炭酸カルシウム(粒子径1〜4μm、自社製) 70% 顔料重量当り 酸化澱粉(王子エースA、王子コンスターチ社製) 2% ラテックス(Lー1537、旭化成工業社製) 14% 分散剤(ポリアクリル酸ソーダ) 0.3% 潤滑剤(ステアリン酸カルシウム) 0.5% 蛍光染料 0.2% 顔料と分散剤を固形分濃度70%においてデリッター
(セリエ社製)で分散させ、次いで撹拌しながら接着剤
と他の助剤を添加して十分混合分散した後、固形分濃度
を60%とし、25%アンモニア水溶液を用いて、塗工
液のpHをアルカリ性に調節した。
【0025】次に、下記組成のキャスト塗工用水性塗工
液を前記紙基材の片面に、エアーナイフコーターで20
g/m2塗工した後、紙水分が6%になるまで熱風式ド
ライヤーで乾燥した。キャスト塗工用水性塗工液 カオリン(UWー90) 65% 軽質炭酸カルシウム(タマパール123ーSF、 20% 奥多摩工業社製) サチンホワイト(自社製) 15% 顔料重量当り 分散剤(ポリアクリル酸ソーダ、東亜合成社製) 0.4% 酸化澱粉(王子エースA) 3% ラテックス(L−1537) 15% カチオン性樹脂(ポリアミド尿素系樹脂、 PAー620、日本PMC社製) 3% 離型剤(ワックスエマルジョン、サンノプコ社製) 1% 蛍光染料 0.2% 非燐系消泡剤 0.1% 顔料と分散剤を固形分濃度65%においてデリッター
(セリエ社製)で分散させ、次いで撹拌しながら接着剤
と他の助剤を順次添加して十分混合分散した後、固形分
濃度を40%とし、25%アンモニア水溶液を用いて、
塗工液のpHをアルカリ性に調節してキャスト塗工用水
性塗工液を得た。
【0026】その後、得られた塗工紙のキャスト塗工面
に0.5%濃度のクエン酸ナトリウム水溶液を塗布量が
10g/m2となるように塗布し、この面を直ちに11
0℃の表面温度を有するキャストドラムにプレスロール
で圧接して乾燥した後、テークオフロールでキャストド
ラムから剥離し、「再湿法」によりキャスト紙を得た。
この時の巻取り速度は100m/分で行った。得られた
キャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造する際の
操業性を評価するため下記の試験法及び評価法を用い
た。試験法及び評価法 (1)キャスト面の光沢度 JIS P 8142(75度法)により測定。 (2)離型性 キャストドラムからキャスト面が離れる時の状態を目視
で観察し、その評価を次のように行った。 ○:キャスト面がドラムから全く抵抗なく離れる。 △:キャスト面がドラムにわずかに付着しており、やや
離れ難い。 □:キャスト面がドラムに付着しており、離れ難い。
【0027】(3)ドラム表面の汚れ 連続的に圧接処理を5000m行った後のキャストドラ
ム表面を目視で観察し、その評価を次のように行った。 ○:清浄であり、さらに連続操業が可能。 △:白く薄い汚れが若干付着しているが、もう少し連続
操業は可能。 □:汚れが多く、操業を停止してドラム表面を拭き直す
必要がある。 (4)塗工液の流動性 塗工液がエアーナイフで紙基材上に塗工された直後の塗
工面を目視で観察し、その評価を次のように行った。 ○:塗工面に塗りムラが全くなく、均一で良好。 △:塗工面に塗りムラが時々現れる。 □:塗工面に塗りムラが多い。 (5)塗工液の熱凝固温度 キャスト塗工用水性塗工液20gを100ml容の三角
フラスコに入れ、温浴上で内容物をかき混ぜながら5±
1℃/分の割合で昇温し、塗工液が増粘し、凝固(塗工
液が流動性を失い、ゲル化)した温度を以って熱凝固温
度とした。
【0028】実施例2 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー カオリン(UW−90) 97% サチンホワイト(自社製) 3% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0029】実施例3 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー カオリン(UW−90) 32% 軽質炭酸カルシウム(タマパール123ーSF) 53% サチンホワイト(自社製) 15% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0030】実施例4 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー カオリン(UW−90) 40% 軽質炭酸カルシウム(タマパール123ーSF) 32% サチンホワイト(自社製) 28% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0031】実施例5 キャスト塗工液用水性塗工液の組成中、カチオン性樹脂
としてポリアミド尿素系樹脂(PAー620、日本PM
C社製)の量を顔料重量当り0.3%とした他は、実施
例1と同様にしてキャスト塗工紙を製造した。得られた
キャスト塗工紙の品質評価並びにキャスト紙を製造する
際の操業性を評価した。
【0032】実施例6 キャスト塗工液用水性塗工液の組成中、カチオン性樹脂
(PAー620、日本CMC社製)の量を顔料重量当り
5%とした他は、実施例1と同様にしてキャスト塗工紙
を製造した。得られたキャスト塗工紙の品質評価並びに
キャスト紙を製造する際の操業性を評価した。
【0033】実施例7 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー カオリン(アルファコート、アングロ・アメリカ社製) 65% 軽質炭酸カルシウム(タマパール123ーSF) 20% サチンホワイト(自社製) 15% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0034】実施例8 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー 焼成クレー(アンシレックス93、米国EMC社製) 65% 軽質炭酸カルシウム(タマパール123ーSF) 20% サチンホワイト(自社製) 15% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0035】実施例9 キャスト塗工液用水性塗工液の組成中、カチオン性樹脂
を別のポリアミド尿素系樹脂(スミレーズレジン63
9、住友化学工業社製)とした他は、実施例1と同様に
してキャスト塗工紙を製造した。得られたキャスト塗工
紙の品質評価並びにキャスト紙を製造する際の操業性を
評価した。
【0036】実施例10 キャスト塗工液用水性塗工液の組成中、カチオン性樹脂
を別のポリアミド尿素系樹脂(スミレーズレジン70
3、住友化学工業社製)とした他は、実施例1と同様に
してキャスト塗工紙を製造した。得られたキャスト塗工
紙の品質評価並びにキャスト紙を製造する際の操業性を
評価した。
【0037】比較例1 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー カオリン(UWー90) 99% サチンホワイト(自社製) 1% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0038】比較例2 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー カオリン(UWー90) 27% 軽質炭酸カルシウム(タマパール123ーSF) 58% サチンホワイト(自社製) 15% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0039】比較例3 キャスト塗工用水性塗工液のための顔料スラリーの組成
を次のように代えた他は、実施例1と同様にしてキャス
ト紙を製造した。 顔料スラリー カオリン(UWー90) 40% 軽質炭酸カルシウム(タマパール123ーSF) 27% サチンホワイト(自社製) 33% 顔料重量当り ポリアクリル酸ソーダ 0.4% 得られたキャスト紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0040】比較例4 キャスト塗工液用水性塗工液の組成中、カチオン性樹脂
(PAー620)の量を顔料重量当り0.1%とした他
は、実施例1と同様にしてキャスト塗工紙を製造した。
得られたキャスト塗工紙の品質評価並びにキャスト紙を
製造する際の操業性を評価した。
【0041】比較例5 キャスト塗工液用水性塗工液の組成中、カチオン性樹脂
(PAー620)の量を顔料重量当り7%とした他は、
実施例1と同様にしてキャスト塗工紙を製造した。得ら
れたキャスト塗工紙の品質評価並びにキャスト紙を製造
する際の操業性を評価した。
【0042】実施例1〜10及び比較例1〜5で得られ
た結果を表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】表1から分かるように、本発明法による塗
工液は流動性が優れ、熱凝固温度は46〜63℃の範囲
内にあり、キャスト紙の光沢度は88%以上で優れてお
り、更にキャスト紙を製造する際にキャスト紙はキャス
トドラムからの離型性に優れ、ドラム表面の汚れがな
い。これに対して、キャスト塗工紙用水性塗工液の組成
中にサチンホワイト或いはクレーの含有量が少ない場
合、キャスト紙のドラムからの離型性が悪くなり、ドラ
ム表面の汚れも大きくなり、キャスト紙の光沢度も低く
実用に適さない(比較例1及び2)。同様に、前記組成
中にサチンホワイトの含有量が多い場合、熱凝固温度が
低くなり、塗工液の流動性が悪くなって、操業上問題が
生じる(比較例3)。一方、前記組成中にカチオン性樹
脂が少ない場合、キャスト面のドラムからの離型性が悪
くなり、ドラム表面も汚れがひどくなり、しかもキャス
ト紙の光沢度が著しく劣ったものとなる。逆に、カチオ
ン性樹脂の含有量が多いと、塗工液の流動性が悪くなり
操業性に劣るので適さない。
【0045】
【発明の効果】本発明は、接着剤としてカゼインを使用
しなくても、塗工液の流動性が良好で、得られるキャス
ト紙の光沢度に優れ、製造中のキャスト紙のキャスト面
からの離型性にも優れ、しかもドラム表面の汚れが少な
いキャスト紙の製造方法を提供するという効果を奏す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−247889(JP,A) 特開 昭51−40410(JP,A) 特開 昭54−125712(JP,A) 特開 平4−246000(JP,A) 特開 昭59−192797(JP,A) 特開 平3−889(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 11/00 - 27/42 C09D 1/00 - 201/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料、水性接着剤及び助剤からなる塗工
    組成物の塗工液を原紙表面に塗工、乾燥後、再湿潤液に
    より乾燥塗工表面を再湿潤して鏡面光沢を有するキャス
    トドラムに圧接し、乾燥することからなる再湿法による
    キャスト塗工紙の製造方法において、該塗工組成物が顔
    料として少なくともカオリナイトクレーを全顔料重量当
    り30〜98重量%とサチンホワイトを2〜30重量%
    含有し、更に助剤としてカチオン性樹脂を全顔料重量当
    り0.2〜6重量%含有し、接着剤としてカゼインを使
    用しないことを特徴とするキャスト塗工紙の製造方法。
  2. 【請求項2】 カチオン性樹脂が尿素系樹脂、ポリアミ
    ド尿素系樹脂、メラミン系樹脂及びそれらの誘導体の中
    から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請
    求項1記載のキャスト塗工紙の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記塗工組成物の塗工液が加熱により流
    動性を失い、ゲル化する時の熱凝固温度が40〜80℃
    の範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載のキ
    ャスト塗工紙の製造方法。
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