JP2725687B2 - キャスト紙用塗工液組成物 - Google Patents
キャスト紙用塗工液組成物Info
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- JP2725687B2 JP2725687B2 JP4048552A JP4855292A JP2725687B2 JP 2725687 B2 JP2725687 B2 JP 2725687B2 JP 4048552 A JP4048552 A JP 4048552A JP 4855292 A JP4855292 A JP 4855292A JP 2725687 B2 JP2725687 B2 JP 2725687B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なキャスト紙用塗工
液組成物に関するものである。更に詳しく述べれば、従
来から必須成分として使用されていたカゼインを含有さ
せなくても、キャストドラムからの離型性が良く、しか
もキャスト面光沢度の良いキャスト紙を得ることができ
るキャスト紙用塗工液組成物に関する。
液組成物に関するものである。更に詳しく述べれば、従
来から必須成分として使用されていたカゼインを含有さ
せなくても、キャストドラムからの離型性が良く、しか
もキャスト面光沢度の良いキャスト紙を得ることができ
るキャスト紙用塗工液組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】キャスト紙と呼ばれる強光沢塗工紙の製
造方法としては、主成分が顔料、水性接着剤及び助剤か
らなる塗工液を原紙表面に塗布後、直ちに加熱された鏡
面仕上げ表面に接触させながら乾燥する直接法(例えば
特公昭38−25160号公報参照)、主成分が顔料、
水性接着剤及び助剤からなる塗工液を原紙表面に塗布、
乾燥後、塗工層を湿潤剤溶液により再湿潤可塑化し、加
熱された鏡面仕上げ表面に接触させながら乾燥する再湿
法(例えば特公昭32−7604号公報参照)、主成分
が顔料、水性接着剤及び助剤からなる塗工液を原紙表面
に塗布後、凝固液溶液と接触させて塗工層をゲル化させ
た後、加熱された鏡面仕上げ表面に接触させながら乾燥
する凝固法(例えば特公昭38−15751号公報、特
公昭40−7207号公報、特開昭47−7555号公
報参照)などが知られている。
造方法としては、主成分が顔料、水性接着剤及び助剤か
らなる塗工液を原紙表面に塗布後、直ちに加熱された鏡
面仕上げ表面に接触させながら乾燥する直接法(例えば
特公昭38−25160号公報参照)、主成分が顔料、
水性接着剤及び助剤からなる塗工液を原紙表面に塗布、
乾燥後、塗工層を湿潤剤溶液により再湿潤可塑化し、加
熱された鏡面仕上げ表面に接触させながら乾燥する再湿
法(例えば特公昭32−7604号公報参照)、主成分
が顔料、水性接着剤及び助剤からなる塗工液を原紙表面
に塗布後、凝固液溶液と接触させて塗工層をゲル化させ
た後、加熱された鏡面仕上げ表面に接触させながら乾燥
する凝固法(例えば特公昭38−15751号公報、特
公昭40−7207号公報、特開昭47−7555号公
報参照)などが知られている。
【0003】これらのキャスト仕上げ方法はいずれも、
可塑状態にある塗工層を加熱鏡面ドラム面に圧接乾燥
し、離型させる点で共通している。又キャスト紙用塗工
液中の接着剤は、キャスト塗工が開発された初期におい
ては殆んど例外なく各種のデンプン類、カゼインその他
の蛋白類等の天然接着剤であったが、実際には何らかの
形でのカゼインしか使用されていなかった。近年スチレ
ンーブタジエンラテックスが工業化されると、上記3つ
のキャスト仕上げ方法のいずれにおいてもカゼインとラ
テックスの併用が行われるようになった。いずれのキャ
スト仕上げ方法にも共通して使用されるカゼインは、蛋
白質のうち特にリン蛋白質に属するものであって、塩膠
化や熱によって容易に可変性のゲルとなるため、乾燥後
キャストドラム面から離型させる際の離型性を良好にす
るものである。このような理由から今日までカゼインが
キャスト紙用塗工液の必須成分として使用されてきたも
のと考えられる。
可塑状態にある塗工層を加熱鏡面ドラム面に圧接乾燥
し、離型させる点で共通している。又キャスト紙用塗工
液中の接着剤は、キャスト塗工が開発された初期におい
ては殆んど例外なく各種のデンプン類、カゼインその他
の蛋白類等の天然接着剤であったが、実際には何らかの
形でのカゼインしか使用されていなかった。近年スチレ
ンーブタジエンラテックスが工業化されると、上記3つ
のキャスト仕上げ方法のいずれにおいてもカゼインとラ
テックスの併用が行われるようになった。いずれのキャ
スト仕上げ方法にも共通して使用されるカゼインは、蛋
白質のうち特にリン蛋白質に属するものであって、塩膠
化や熱によって容易に可変性のゲルとなるため、乾燥後
キャストドラム面から離型させる際の離型性を良好にす
るものである。このような理由から今日までカゼインが
キャスト紙用塗工液の必須成分として使用されてきたも
のと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、キャスト紙用塗
工液の成分として使用されているカゼインは天然接着剤
であるため供給や価格の面で不安定であるだけでなく、
動物性蛋白質であるため特有の臭気が発生する。特に塗
工液製造時の腐敗による臭気や、オフセット輪転印刷の
様な高速印刷の場合にインキの乾燥を行うため200〜
300℃のドライヤー内を通過させ加熱処理をするとき
の臭気が公害となり問題となっている。このためオフセ
ット輪転印刷の場合、ドライヤー内の排気ガスをアフタ
ーバーナーによって燃焼脱臭処理を行っている。しかし
ながら燃焼脱臭処理に必要となる白金触媒は1g当たり
1600円前後と高価である上、カゼイン中に含まれる
燐成分により劣化しやすいため触媒の寿命が1/5以下
となってしまい、経済的にも大きな損失となっている。
工液の成分として使用されているカゼインは天然接着剤
であるため供給や価格の面で不安定であるだけでなく、
動物性蛋白質であるため特有の臭気が発生する。特に塗
工液製造時の腐敗による臭気や、オフセット輪転印刷の
様な高速印刷の場合にインキの乾燥を行うため200〜
300℃のドライヤー内を通過させ加熱処理をするとき
の臭気が公害となり問題となっている。このためオフセ
ット輪転印刷の場合、ドライヤー内の排気ガスをアフタ
ーバーナーによって燃焼脱臭処理を行っている。しかし
ながら燃焼脱臭処理に必要となる白金触媒は1g当たり
1600円前後と高価である上、カゼイン中に含まれる
燐成分により劣化しやすいため触媒の寿命が1/5以下
となってしまい、経済的にも大きな損失となっている。
【0005】このためカゼインを使用しないキャスト紙
塗工液の開発が大きな課題となっているが、カゼイン以
外の接着剤をどの様に組合わせても、カゼイン含有の場
合に匹敵する光沢度の優れたキャスト面はこれまで得ら
れていないのが現状である。
塗工液の開発が大きな課題となっているが、カゼイン以
外の接着剤をどの様に組合わせても、カゼイン含有の場
合に匹敵する光沢度の優れたキャスト面はこれまで得ら
れていないのが現状である。
【0006】従って本発明の目的は、上述したごとき従
来技術の欠点を解消し、カゼインを使用しないために臭
気等の有害成分の発生をなくし、しかもカゼインを使用
しなくてもキャストドラムからの離型性が良好でかつ優
れた光沢度を有するキャスト紙を得ることのできるキャ
スト紙用塗工液組成物を提供することにある。
来技術の欠点を解消し、カゼインを使用しないために臭
気等の有害成分の発生をなくし、しかもカゼインを使用
しなくてもキャストドラムからの離型性が良好でかつ優
れた光沢度を有するキャスト紙を得ることのできるキャ
スト紙用塗工液組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる現状
に鑑み、キャスト紙用塗工液中の接着剤と助剤の組合わ
せについて鋭意研究した結果、接着剤の少なくとも1種
として水性ウレタン樹脂、および助剤の少なくとも1種
としてカチオン性樹脂をそれぞれ使用することによっ
て、カゼインを用いないでもキャストドラムからの離型
性が良好でしかも光沢度の優れたキャスト紙が得られる
ことを見出し本発明を完成させるに至ったものである。
に鑑み、キャスト紙用塗工液中の接着剤と助剤の組合わ
せについて鋭意研究した結果、接着剤の少なくとも1種
として水性ウレタン樹脂、および助剤の少なくとも1種
としてカチオン性樹脂をそれぞれ使用することによっ
て、カゼインを用いないでもキャストドラムからの離型
性が良好でしかも光沢度の優れたキャスト紙が得られる
ことを見出し本発明を完成させるに至ったものである。
【0008】すなわち本発明は、主成分が顔料、水性接
着剤及び助剤よりなるカゼインを含まないキャスト紙用
塗工液組成物において、(1) 該接着剤の少なくとも1種
として水性ウレタン樹脂を塗工液の固形分重量当たり1
〜30重量%含有し、かつ(2) 該助剤の少なくとも1種
としてカチオン性樹脂を塗工液の固形分重量当たり0.
05〜3重量%含有することを特徴とするキャスト紙用
塗工液組成物である。
着剤及び助剤よりなるカゼインを含まないキャスト紙用
塗工液組成物において、(1) 該接着剤の少なくとも1種
として水性ウレタン樹脂を塗工液の固形分重量当たり1
〜30重量%含有し、かつ(2) 該助剤の少なくとも1種
としてカチオン性樹脂を塗工液の固形分重量当たり0.
05〜3重量%含有することを特徴とするキャスト紙用
塗工液組成物である。
【0009】本発明の塗工液組成物を用いてキャスト紙
を製造するには、原紙上、またはこの原紙上に顔料や接
着剤を主成分とする下塗り層を設けた基紙上(本明細書
中ではこれらの原紙および基紙を総称して“原紙”と称
す)に本発明の塗工液組成物を塗布してキャスト塗工層
を形成した後、直接法、再湿法、凝固法といった従来と
同様なキャスト仕上げ方法を採用すればよい。
を製造するには、原紙上、またはこの原紙上に顔料や接
着剤を主成分とする下塗り層を設けた基紙上(本明細書
中ではこれらの原紙および基紙を総称して“原紙”と称
す)に本発明の塗工液組成物を塗布してキャスト塗工層
を形成した後、直接法、再湿法、凝固法といった従来と
同様なキャスト仕上げ方法を採用すればよい。
【0010】本発明においては、ウレタン樹脂のうち特
に水性ウレタン樹脂を使用する。ウレタン樹脂は、分子
中にウレタン結合(−OOCHN−)を持つポリマーで
あり、一般に2個以上のOH基を持つ飽和ポリオール
(HO−PE−OH)とポリシアネート(OCN−Ar
−NCO)の反応によって生成される。特に水性ウレタ
ン樹脂に使用されるポリオールとしては、一般的にジオ
ールあるいはトリオールが使用されている。ジオールの
例としてネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサジオールなどの通常のグリコール
の他に、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコールに代表されるポ
リエーテルグリコール、更にポリエステルポリオール、
アクリルポリオール、エポキシポリオール、ポリカーボ
ネートポリオール等が挙げられる。また、N−メチルジ
エタノールアミン等の三級アミンを有するジオールや、
ジメチロールプロピオニックアシッドのようなカルボキ
シル基を有するジオール等も挙げられる。
に水性ウレタン樹脂を使用する。ウレタン樹脂は、分子
中にウレタン結合(−OOCHN−)を持つポリマーで
あり、一般に2個以上のOH基を持つ飽和ポリオール
(HO−PE−OH)とポリシアネート(OCN−Ar
−NCO)の反応によって生成される。特に水性ウレタ
ン樹脂に使用されるポリオールとしては、一般的にジオ
ールあるいはトリオールが使用されている。ジオールの
例としてネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサジオールなどの通常のグリコール
の他に、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコールに代表されるポ
リエーテルグリコール、更にポリエステルポリオール、
アクリルポリオール、エポキシポリオール、ポリカーボ
ネートポリオール等が挙げられる。また、N−メチルジ
エタノールアミン等の三級アミンを有するジオールや、
ジメチロールプロピオニックアシッドのようなカルボキ
シル基を有するジオール等も挙げられる。
【0011】一方、水性ウレタン樹脂に使用されるイソ
シアネートは、トルエンジイソシアネート、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、キシレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジ
イソシアネート、4,4’−シクロヘキシルイソシアネ
ート、メチルシクロヘキサン−2,4(2,6)−ジイ
ソシアネート、1,3−シクロヘキサン、イソホロンジ
イソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート、ダイマー酸ジイソシアネート等が挙げられる。
シアネートは、トルエンジイソシアネート、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、キシレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジ
イソシアネート、4,4’−シクロヘキシルイソシアネ
ート、メチルシクロヘキサン−2,4(2,6)−ジイ
ソシアネート、1,3−シクロヘキサン、イソホロンジ
イソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート、ダイマー酸ジイソシアネート等が挙げられる。
【0012】更に、特開平3−167386号公報に示
されているように、トリエチルアミン、ジメチルエタノ
ールアミン等のごときアミン類を用いて高分子化した
り、あるいは、メチル化メラミン樹脂等の水溶性アミノ
樹脂、アジリジン、エポキシ樹脂、亜鉛錯体等を使用し
て架橋して得られた水性ポリウレタン樹脂を使用するこ
ともできる。
されているように、トリエチルアミン、ジメチルエタノ
ールアミン等のごときアミン類を用いて高分子化した
り、あるいは、メチル化メラミン樹脂等の水溶性アミノ
樹脂、アジリジン、エポキシ樹脂、亜鉛錯体等を使用し
て架橋して得られた水性ポリウレタン樹脂を使用するこ
ともできる。
【0013】このようにして得られた水性ウレタン樹脂
は、水溶性の状態あるいはエマルジョンないしコロイダ
ルディスパージョンの状態で本発明に使用される。
は、水溶性の状態あるいはエマルジョンないしコロイダ
ルディスパージョンの状態で本発明に使用される。
【0014】なお、水性ウレタン樹脂をキャスト紙用塗
工液に用いることは前述の特開平3−167386号公
報に示されている。しかしこの公報には水性ウレタン樹
脂をカチオン性樹脂と組合わせて使用することは示され
ておらず、またその実施例に示されるとおり水性ウレタ
ン樹脂とともにカゼインを併用している。また、特開平
3−252473号公報には水性ウレタン樹脂を使用
し、カゼイン等の水溶性高分子を使用しない塗料組成
物、およびこれを塗工して得られる強光沢紙が示されて
いるが、この公報には水性ウレタン樹脂とカチオン性樹
脂とを組合わせて使用することは示されていない。従っ
て水性ウレタン樹脂の使用態様は本発明とは全く異なる
ものである。
工液に用いることは前述の特開平3−167386号公
報に示されている。しかしこの公報には水性ウレタン樹
脂をカチオン性樹脂と組合わせて使用することは示され
ておらず、またその実施例に示されるとおり水性ウレタ
ン樹脂とともにカゼインを併用している。また、特開平
3−252473号公報には水性ウレタン樹脂を使用
し、カゼイン等の水溶性高分子を使用しない塗料組成
物、およびこれを塗工して得られる強光沢紙が示されて
いるが、この公報には水性ウレタン樹脂とカチオン性樹
脂とを組合わせて使用することは示されていない。従っ
て水性ウレタン樹脂の使用態様は本発明とは全く異なる
ものである。
【0015】本発明の塗工液組成物における水性ウレタ
ン樹脂の配合量は、塗工液の固形分量当たり1〜30重
量%、好ましくは3〜20重量%配合される。水性ウレ
タン樹脂の配合量が1重量%未満のときは得られたキャ
スト紙におけるキャスト面の十分な光沢度が得られず、
逆に30重量%を超えるときはキャスト面の光沢度はあ
る程度以上に向上せず、コスト高になるだけなので好ま
しくない。
ン樹脂の配合量は、塗工液の固形分量当たり1〜30重
量%、好ましくは3〜20重量%配合される。水性ウレ
タン樹脂の配合量が1重量%未満のときは得られたキャ
スト紙におけるキャスト面の十分な光沢度が得られず、
逆に30重量%を超えるときはキャスト面の光沢度はあ
る程度以上に向上せず、コスト高になるだけなので好ま
しくない。
【0016】一方カチオン性樹脂としては、特開昭51
−123304号公報にはカチオン化澱粉及びその誘導
体が例示されている。また、特開昭61−138798
号公報には、カチオン化澱粉のほかカチオン化ポリビニ
ルアルコール、カチオン化グアーガム等も例示されてい
る。
−123304号公報にはカチオン化澱粉及びその誘導
体が例示されている。また、特開昭61−138798
号公報には、カチオン化澱粉のほかカチオン化ポリビニ
ルアルコール、カチオン化グアーガム等も例示されてい
る。
【0017】また特公昭62−24560号公報には第
4級アンモニウム系、第3級アミン系、第2級アミン系
等が例示されている。特に第3級アミン系の例としてジ
アルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、ビニル
ピリミジン等とアクリルアミドの共重合物及びこれらの
共重合物と更に共重合可能なビニルモノマーとの水溶性
共重合物や、アクリルアミド、メタクリルアミドの単独
重合物及びこれらと共重合可能なビニルモノマーとの水
溶性共重合物のマンニッヒ化合物等が例示されている。
また同号公報にはポリアミドポリアミン樹脂、ポリエチ
レンイミン、ポリエチレンイミン−エピクロルヒドリン
付加物、アクリルアミドとメタクリル酸ジメチルアミノ
エチルとの共重合体、カチオン性アクリルアミド系樹脂
等も例示されている。
4級アンモニウム系、第3級アミン系、第2級アミン系
等が例示されている。特に第3級アミン系の例としてジ
アルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、ビニル
ピリミジン等とアクリルアミドの共重合物及びこれらの
共重合物と更に共重合可能なビニルモノマーとの水溶性
共重合物や、アクリルアミド、メタクリルアミドの単独
重合物及びこれらと共重合可能なビニルモノマーとの水
溶性共重合物のマンニッヒ化合物等が例示されている。
また同号公報にはポリアミドポリアミン樹脂、ポリエチ
レンイミン、ポリエチレンイミン−エピクロルヒドリン
付加物、アクリルアミドとメタクリル酸ジメチルアミノ
エチルとの共重合体、カチオン性アクリルアミド系樹脂
等も例示されている。
【0018】また、「最新紙加工便覧」(テックタイム
ス社 昭和63年発行,p586〜587)には、カチオン性
樹脂として尿素系樹脂、ポリアミド尿素系樹脂、メラミ
ン系樹脂等が例示されている。
ス社 昭和63年発行,p586〜587)には、カチオン性
樹脂として尿素系樹脂、ポリアミド尿素系樹脂、メラミ
ン系樹脂等が例示されている。
【0019】これらのうちポリアミド尿素系樹脂につい
ては各種のものが知られており、例えば「紙パ技協誌」
(Vol.45,No.6,p656 (1991) )に示されている。ま
た、尿素とポリアルキレンポリアミンを脱アンモニア反
応させ、次いで二塩基性カルボン酸と脱水縮合させ、更
に尿素と脱アンモニア反応させて得られるアミドポリ尿
素、あるいはポリアルキレンポリアミンと塩基性カルボ
ン酸とを脱水縮合させ、次いで尿素と脱アンモニア反応
させて得られるポリアミドポリ尿素(特公平3−164
38号公報参照)、あるいは、このポリアミドポリ尿素
を水溶液中でホルムアルデヒドと反応させ、次いでエピ
ハロヒドリンを反応させて得られる生成物(特公平3−
23679号公報参照)等が挙げられる。
ては各種のものが知られており、例えば「紙パ技協誌」
(Vol.45,No.6,p656 (1991) )に示されている。ま
た、尿素とポリアルキレンポリアミンを脱アンモニア反
応させ、次いで二塩基性カルボン酸と脱水縮合させ、更
に尿素と脱アンモニア反応させて得られるアミドポリ尿
素、あるいはポリアルキレンポリアミンと塩基性カルボ
ン酸とを脱水縮合させ、次いで尿素と脱アンモニア反応
させて得られるポリアミドポリ尿素(特公平3−164
38号公報参照)、あるいは、このポリアミドポリ尿素
を水溶液中でホルムアルデヒドと反応させ、次いでエピ
ハロヒドリンを反応させて得られる生成物(特公平3−
23679号公報参照)等が挙げられる。
【0020】本発明においては上記したごとき各種のカ
チオン性樹脂がいずれも使用できる。これらカチオン性
樹脂が本発明において効果を表す作用機構は特に明らか
ではないが、カチオン性樹脂が塗工液中のアニオン性の
顔料粒子に吸着し、顔料同士の密着を妨げ、塗膜全体が
均一にかつ容易にゲル化しやすくするためと考えられ
る。
チオン性樹脂がいずれも使用できる。これらカチオン性
樹脂が本発明において効果を表す作用機構は特に明らか
ではないが、カチオン性樹脂が塗工液中のアニオン性の
顔料粒子に吸着し、顔料同士の密着を妨げ、塗膜全体が
均一にかつ容易にゲル化しやすくするためと考えられ
る。
【0021】本発明におけるカチオン性樹脂の配合量
は、塗工液の固形分量当たり0.05〜3重量%の範
囲、更に好ましくは0.1〜2重量%の範囲で配合され
る。カチオン性樹脂の配合量が0.05重量%未満のと
きは得られたキャスト紙におけるキャスト面の光沢発現
性が不十分となり、逆に3重量%を超えるときは塗工液
粘度が高くなり、塗工ムラ等の欠陥が出やすくなり、ま
たエアナイフ等では塗工しにくくなるなどの問題が発生
する。
は、塗工液の固形分量当たり0.05〜3重量%の範
囲、更に好ましくは0.1〜2重量%の範囲で配合され
る。カチオン性樹脂の配合量が0.05重量%未満のと
きは得られたキャスト紙におけるキャスト面の光沢発現
性が不十分となり、逆に3重量%を超えるときは塗工液
粘度が高くなり、塗工ムラ等の欠陥が出やすくなり、ま
たエアナイフ等では塗工しにくくなるなどの問題が発生
する。
【0022】本発明の塗工液組成物は、従来のキャスト
塗工液組成物と同様に顔料、接着剤及び助剤を主成分と
するものである。顔料としては、例えばクレー、カオリ
ン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、プラス
チックピグメント等のごとき通常の塗工紙用顔料の一種
以上が適宜選択して使用される。
塗工液組成物と同様に顔料、接着剤及び助剤を主成分と
するものである。顔料としては、例えばクレー、カオリ
ン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、プラス
チックピグメント等のごとき通常の塗工紙用顔料の一種
以上が適宜選択して使用される。
【0023】本発明の塗工液組成物においては、接着剤
成分の少なくとも1種として水性ウレタン樹脂を含有さ
せることが必須の条件である。水性ウレタン樹脂以外の
接着剤としては、例えばスチレン−ブタジエン共重合
体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共
役ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステル及び
/又はメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等の
アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれら
の各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基含
有単量体で変性したアルカリ溶解性あるいはアルカリ非
溶解性の重合体ラテックス:ポリビニルアルコール、オ
レフィン無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂等の合成樹
脂系接着剤:酸化澱粉等の澱粉類:カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース
誘導体等のごとき通常の塗工紙用接着剤を挙げることが
でき、これらの接着剤の一種以上を水性ウレタン樹脂と
適宜併用して使用することができる。なお、一般に顔料
と接着剤の重量比は固形分で95:5〜70:30の範
囲、好ましくは90:10〜75:25程度の範囲内で
調節される。
成分の少なくとも1種として水性ウレタン樹脂を含有さ
せることが必須の条件である。水性ウレタン樹脂以外の
接着剤としては、例えばスチレン−ブタジエン共重合
体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共
役ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステル及び
/又はメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等の
アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれら
の各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基含
有単量体で変性したアルカリ溶解性あるいはアルカリ非
溶解性の重合体ラテックス:ポリビニルアルコール、オ
レフィン無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂等の合成樹
脂系接着剤:酸化澱粉等の澱粉類:カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース
誘導体等のごとき通常の塗工紙用接着剤を挙げることが
でき、これらの接着剤の一種以上を水性ウレタン樹脂と
適宜併用して使用することができる。なお、一般に顔料
と接着剤の重量比は固形分で95:5〜70:30の範
囲、好ましくは90:10〜75:25程度の範囲内で
調節される。
【0024】上記した接着剤、カチオン性樹脂及び顔料
成分に加えて、本発明の塗工液組成物中には必要に応じ
て消泡剤、着色剤、離型剤、流動変性剤、凝固剤等の各
種助剤を適宜配合することができる。例えば凝固剤とし
ては、ギ酸、クロトン酸、イタコン酸等の有機酸や、ギ
酸カルシウム、塩化カルシウム等の電解質等のごとき、
塗膜の接着剤成分を凝固させるいかなる凝固剤でも使用
できる。
成分に加えて、本発明の塗工液組成物中には必要に応じ
て消泡剤、着色剤、離型剤、流動変性剤、凝固剤等の各
種助剤を適宜配合することができる。例えば凝固剤とし
ては、ギ酸、クロトン酸、イタコン酸等の有機酸や、ギ
酸カルシウム、塩化カルシウム等の電解質等のごとき、
塗膜の接着剤成分を凝固させるいかなる凝固剤でも使用
できる。
【0025】塗工液組成物を原紙上へ塗工するに際して
は、一般の塗工紙製造に慣用されているコーター、例え
ばブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコ
ーター、リバースロールコーター、バーコーター、カー
テンコーター、ダイスロットコーター、グラビアコータ
ー、チャンプレックスコーター等の塗工装置を設けたコ
ーターを用いて、一層或いは多層に分けて塗工される。
その際の塗工液の固形分濃度は、一般に40〜70重量
%程度であるが、コーターの種類やスピードによって適
宜調節される。
は、一般の塗工紙製造に慣用されているコーター、例え
ばブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコ
ーター、リバースロールコーター、バーコーター、カー
テンコーター、ダイスロットコーター、グラビアコータ
ー、チャンプレックスコーター等の塗工装置を設けたコ
ーターを用いて、一層或いは多層に分けて塗工される。
その際の塗工液の固形分濃度は、一般に40〜70重量
%程度であるが、コーターの種類やスピードによって適
宜調節される。
【0026】原紙としては、一般の印刷用塗工紙やキャ
スト塗工紙に用いられる坪量30〜400g/m2 程度
のペーパーベース或いはボードベースの原紙が用いられ
るが、抄紙方法については特に限定されず、酸性抄紙、
アルカリ性抄紙いずれであっても良く、勿論、高歩留パ
ルプを約10重量%以上含む中質原紙も使用できる。ま
た、下塗り塗工したものや、キャスト塗工層の裏面に一
般の顔料コーテイングを施したような塗工紙あるいは片
面(裏面)をキャスト法によって光沢仕上げしたキャス
ト塗工紙等も原紙として使用できる。
スト塗工紙に用いられる坪量30〜400g/m2 程度
のペーパーベース或いはボードベースの原紙が用いられ
るが、抄紙方法については特に限定されず、酸性抄紙、
アルカリ性抄紙いずれであっても良く、勿論、高歩留パ
ルプを約10重量%以上含む中質原紙も使用できる。ま
た、下塗り塗工したものや、キャスト塗工層の裏面に一
般の顔料コーテイングを施したような塗工紙あるいは片
面(裏面)をキャスト法によって光沢仕上げしたキャス
ト塗工紙等も原紙として使用できる。
【0027】原紙への塗工液組成物の塗工量は、一般に
乾燥重量で10〜50g/m2 程度であるが、得られる
キャスト塗工紙の白紙品質、キャスト塗工速度の向上効
果の点で15〜35g/m2 程度の範囲で調節するのが
望ましい。
乾燥重量で10〜50g/m2 程度であるが、得られる
キャスト塗工紙の白紙品質、キャスト塗工速度の向上効
果の点で15〜35g/m2 程度の範囲で調節するのが
望ましい。
【0028】キャスト仕上げ方法としては、従来の直接
法、再湿法あるいは凝固法のいずれの方法も採用するこ
とができる。再湿法においては、原紙上に塗工した塗工
層を一旦乾燥するが、その乾燥には、熱風ドライヤー、
エアーホイルドライヤー、エアーキャップドライヤー、
シリンダードライヤー、赤外線ドライヤー、電子線ドラ
イヤー等通常の塗工紙用乾燥装置が使用される。塗工紙
の乾燥程度は原紙の顔料や塗工液組成物の種類等によっ
て異なるが、一般に紙水分として2〜10%程度、より
好ましくは4〜8%程度の範囲に乾燥される。
法、再湿法あるいは凝固法のいずれの方法も採用するこ
とができる。再湿法においては、原紙上に塗工した塗工
層を一旦乾燥するが、その乾燥には、熱風ドライヤー、
エアーホイルドライヤー、エアーキャップドライヤー、
シリンダードライヤー、赤外線ドライヤー、電子線ドラ
イヤー等通常の塗工紙用乾燥装置が使用される。塗工紙
の乾燥程度は原紙の顔料や塗工液組成物の種類等によっ
て異なるが、一般に紙水分として2〜10%程度、より
好ましくは4〜8%程度の範囲に乾燥される。
【0029】乾燥後の塗工紙は、必要に応じてマシンキ
ャレンダー、スーパーキャレンダー等の平滑化処理が行
われるが、キャスト紙の特徴である嵩高さや剛度を著し
く損なうような過度の処理は当然避ける必要がある。そ
して、通常の再湿法の場合は、塗工層を再湿潤し、加熱
された鏡面ドラムに圧接して強光沢仕上げされる。尚、
再湿潤液については特に限定されるものではなく、例え
ば、清水、温水、熱水、離型剤を含有した水溶液、クエ
ン酸ソーダ、硫酸亜鉛、あるいはジシアンジアミド尿素
等アミン類を含有した水溶液等通常の再湿潤液が用いら
れる。
ャレンダー、スーパーキャレンダー等の平滑化処理が行
われるが、キャスト紙の特徴である嵩高さや剛度を著し
く損なうような過度の処理は当然避ける必要がある。そ
して、通常の再湿法の場合は、塗工層を再湿潤し、加熱
された鏡面ドラムに圧接して強光沢仕上げされる。尚、
再湿潤液については特に限定されるものではなく、例え
ば、清水、温水、熱水、離型剤を含有した水溶液、クエ
ン酸ソーダ、硫酸亜鉛、あるいはジシアンジアミド尿素
等アミン類を含有した水溶液等通常の再湿潤液が用いら
れる。
【0030】なお、凝固法において予備乾燥を行う方法
を適用する場合は、いかなる乾燥方法でも採用できる
が、好適には熱風乾燥、赤外線乾燥、高周波乾燥などの
方法が用いられる。
を適用する場合は、いかなる乾燥方法でも採用できる
が、好適には熱風乾燥、赤外線乾燥、高周波乾燥などの
方法が用いられる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。なお特に断らない限り、実施例およ
び比較例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示
す。又塗工量は全て絶乾重量で表示する。
説明するが、勿論本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。なお特に断らない限り、実施例およ
び比較例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示
す。又塗工量は全て絶乾重量で表示する。
【0032】実施例1 カオリン(“UW−90”米国EMC社製)80部、軽
質炭酸カルシウム(“タマパール123−SF”奥多摩
工業社製)20部、ポリアクリル酸ソーダ0.4部をデ
リッター(セリエ社製)を用いて水に分散させ、固形分
濃度65%の顔料スラリーを調製した。次いでこの顔料
スラリーを用いて次のような配合で塗工液を調製した。 顔料スラリー(上記) 80部 水性ウレタン樹脂(“オレスターUD100N”三井東圧社製) 10部 ラテックス(“L−1537”旭化成社製) 8部 ポリアミド尿素系樹脂(“スミレッツ636”住友化学社製) 1部 離型剤(“ワックスエマルジョン”サンノプコ社製) 1部 これに螢光染料0.2部、非リン系消泡剤0.1部、水
を順次添加し、よく撹拌したのち25%アンモニア水を
用いてpHをアルカリ性にし、固形分濃度40%の水性
塗工液を得た。
質炭酸カルシウム(“タマパール123−SF”奥多摩
工業社製)20部、ポリアクリル酸ソーダ0.4部をデ
リッター(セリエ社製)を用いて水に分散させ、固形分
濃度65%の顔料スラリーを調製した。次いでこの顔料
スラリーを用いて次のような配合で塗工液を調製した。 顔料スラリー(上記) 80部 水性ウレタン樹脂(“オレスターUD100N”三井東圧社製) 10部 ラテックス(“L−1537”旭化成社製) 8部 ポリアミド尿素系樹脂(“スミレッツ636”住友化学社製) 1部 離型剤(“ワックスエマルジョン”サンノプコ社製) 1部 これに螢光染料0.2部、非リン系消泡剤0.1部、水
を順次添加し、よく撹拌したのち25%アンモニア水を
用いてpHをアルカリ性にし、固形分濃度40%の水性
塗工液を得た。
【0033】この塗工液を、広葉樹晒クラフトパルプ9
0部、針葉樹晒クラフトパルプ10部のパルプ混合物を
用いて通常の抄紙機で抄造した坪量90g/m2 の原紙
の片面に、図1に示したキャストコーターで塗工してキ
ャスト紙を製造した。塗工液の塗工は次のようにして行
った。すなわち図1において、原紙1に、ロールコータ
ー2で乾燥重量が15g/m2 となるように塗工した。
この実施例においては乾燥機3及びノズル7は使用せ
ず、直ちに90℃の表面温度を有するキャストドラム5
にプレスロール4で圧接し、乾燥後テークオフロール8
でキャストドラムより剥離し、キャスト紙9を得た。こ
の時の巻取スピードは40m/分で行った。なお、この
キャスト方式は一般に「直接法」と称されているもので
ある。得られたキャスト紙の品質評価はつぎのようにし
て行った。結果を表1に示す。
0部、針葉樹晒クラフトパルプ10部のパルプ混合物を
用いて通常の抄紙機で抄造した坪量90g/m2 の原紙
の片面に、図1に示したキャストコーターで塗工してキ
ャスト紙を製造した。塗工液の塗工は次のようにして行
った。すなわち図1において、原紙1に、ロールコータ
ー2で乾燥重量が15g/m2 となるように塗工した。
この実施例においては乾燥機3及びノズル7は使用せ
ず、直ちに90℃の表面温度を有するキャストドラム5
にプレスロール4で圧接し、乾燥後テークオフロール8
でキャストドラムより剥離し、キャスト紙9を得た。こ
の時の巻取スピードは40m/分で行った。なお、この
キャスト方式は一般に「直接法」と称されているもので
ある。得られたキャスト紙の品質評価はつぎのようにし
て行った。結果を表1に示す。
【0034】(1) 離型性 キャストドラムからキャスト面が離れるときの状態を目
視してつぎのように表した。 〇:キャスト面がドラムから全く抵抗なく離れる。 △:キャスト面がドラムにわずかに付着しており、やや
離れにくい。 □:キャスト面がドラムに付着しており、離れにくい。 〇〜△、△〜□はそれぞれの中間程度を示す。
視してつぎのように表した。 〇:キャスト面がドラムから全く抵抗なく離れる。 △:キャスト面がドラムにわずかに付着しており、やや
離れにくい。 □:キャスト面がドラムに付着しており、離れにくい。 〇〜△、△〜□はそれぞれの中間程度を示す。
【0035】(2) 斑点状光沢ムラ 得られたキャスト面を目視してつぎのように評価した。 〇:均一な光沢面になっており、低光沢部分が全くな
い。 △:光沢部の中に斑点状の低光沢部がわずかに混在して
いる。 □;低光沢部が多く不可。 〇〜△、△〜□はそれぞれの中間程度を示す。
い。 △:光沢部の中に斑点状の低光沢部がわずかに混在して
いる。 □;低光沢部が多く不可。 〇〜△、△〜□はそれぞれの中間程度を示す。
【0036】(3) キャスト面光沢度 JIS P8142(75°法)によって測定した。
【0037】実施例2 実施例1と同一の原紙と塗工液を用い、図1に示したキ
ャストコーターによって、原紙1にロールコーター2で
乾燥重量が18g/m2 となるように塗工し、乾燥機3
で塗膜中の固形分濃度が55〜60%となる様に予備乾
燥し、110℃の表面温度を有するキャストドラム5に
プレスロール4で圧接し、この時プレスニップ6にノズ
ル7より0.5%ギ酸カルシウムの凝固液を塗布した。
乾燥後テークオフロール8でキャストドラムより剥離
し、キャスト紙9を得た。この時の巻取スピードは60
m/分で行った。これのキャスト方式は一般に「凝固
法」と称されるものである。得られたキャスト紙の品質
評価を行った結果を表1に示す。
ャストコーターによって、原紙1にロールコーター2で
乾燥重量が18g/m2 となるように塗工し、乾燥機3
で塗膜中の固形分濃度が55〜60%となる様に予備乾
燥し、110℃の表面温度を有するキャストドラム5に
プレスロール4で圧接し、この時プレスニップ6にノズ
ル7より0.5%ギ酸カルシウムの凝固液を塗布した。
乾燥後テークオフロール8でキャストドラムより剥離
し、キャスト紙9を得た。この時の巻取スピードは60
m/分で行った。これのキャスト方式は一般に「凝固
法」と称されるものである。得られたキャスト紙の品質
評価を行った結果を表1に示す。
【0038】実施例3 坪量を104g/m2 としたほかは実施例1と同様にし
て抄紙した原紙と実施例1と同一の塗工液を用い、図2
に示したキャストコーターによってキャスト紙を製造し
た。すなわち、原紙10にエアーナイフコーター11で
乾燥重量が23g/m2 になる様に塗工紙、乾燥機12
で水分が6%になる様に乾燥した。その後、硫酸亜鉛水
溶液噴霧器13で塗工層へ0.3%硫酸亜鉛水溶液を噴
霧し、直ちに110℃の表面温度を有するキャストドラ
ム15にプレスロール14で圧接し、乾燥後テークオフ
ロール16でキャストドラムより剥離し、キャスト紙1
7を得た。この時の巻取スピードは100m/分で行っ
た。これの方式は一般に「再湿法」と称されるものであ
る。得られたキャスト紙の品質評価を行った結果を表1
に示す。
て抄紙した原紙と実施例1と同一の塗工液を用い、図2
に示したキャストコーターによってキャスト紙を製造し
た。すなわち、原紙10にエアーナイフコーター11で
乾燥重量が23g/m2 になる様に塗工紙、乾燥機12
で水分が6%になる様に乾燥した。その後、硫酸亜鉛水
溶液噴霧器13で塗工層へ0.3%硫酸亜鉛水溶液を噴
霧し、直ちに110℃の表面温度を有するキャストドラ
ム15にプレスロール14で圧接し、乾燥後テークオフ
ロール16でキャストドラムより剥離し、キャスト紙1
7を得た。この時の巻取スピードは100m/分で行っ
た。これの方式は一般に「再湿法」と称されるものであ
る。得られたキャスト紙の品質評価を行った結果を表1
に示す。
【0039】実施例4 水性塗工液の組成をつぎのように代えたほかは実施例3
と同様にしてキャスト紙を製造し、品質評価を行った結
果を表1に示す。 顔料スラリー(実施例1) 75部 水性ウレタン樹脂(“オレスターUD100N”) 20部 ラテックス(“L−1537”) 2部 ポリアミド尿素系樹脂(“スミレッツ636”) 2部 離型剤(“ワックスエマルジョン”) 1部実施例5 水性ウレタン樹脂を“オレスターXUD2120”(三
井東圧社製)に代えたほかは実施例3と同様にしてキャ
スト紙を製造し、品質評価を行った結果を表1に示す。
と同様にしてキャスト紙を製造し、品質評価を行った結
果を表1に示す。 顔料スラリー(実施例1) 75部 水性ウレタン樹脂(“オレスターUD100N”) 20部 ラテックス(“L−1537”) 2部 ポリアミド尿素系樹脂(“スミレッツ636”) 2部 離型剤(“ワックスエマルジョン”) 1部実施例5 水性ウレタン樹脂を“オレスターXUD2120”(三
井東圧社製)に代えたほかは実施例3と同様にしてキャ
スト紙を製造し、品質評価を行った結果を表1に示す。
【0040】実施例6 水性ウレタン樹脂を、“KA8066”(住友バイエル
ウレタン社製)に代えたほかは実施例3と同様にしてキ
ャスト紙を製造し、品質評価を行った結果を表1に示
す。
ウレタン社製)に代えたほかは実施例3と同様にしてキ
ャスト紙を製造し、品質評価を行った結果を表1に示
す。
【0041】実施例7 ポリアミド尿素系樹脂を“エピノックスP−593”
(ディックハーキュレス社製)に代えたほかは実施例3
と同様にしてキャスト紙を製造し、品質評価を行った結
果を表1に示す。
(ディックハーキュレス社製)に代えたほかは実施例3
と同様にしてキャスト紙を製造し、品質評価を行った結
果を表1に示す。
【0042】実施例8 ポリアミド尿素系樹脂を他のカチオン性樹脂(ポリビニ
ルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、商品名
“ケミスタット6300”三洋化成社製)に代えたほか
は実施例3と同様にしてキャスト紙を製造し、品質評価
を行った結果を表1に示す。
ルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、商品名
“ケミスタット6300”三洋化成社製)に代えたほか
は実施例3と同様にしてキャスト紙を製造し、品質評価
を行った結果を表1に示す。
【0043】実施例9 ポリアミド尿素系樹脂を他のカチオン性樹脂(トリメチ
ルアミノエチルアクリレートとアクリルアミドとの共重
合体、商品名“KW−613”荒川化学社製)に代えた
ほかは実施例3と同様にしてキャスト紙を製造し、品質
評価を行った結果を表1に示す。
ルアミノエチルアクリレートとアクリルアミドとの共重
合体、商品名“KW−613”荒川化学社製)に代えた
ほかは実施例3と同様にしてキャスト紙を製造し、品質
評価を行った結果を表1に示す。
【0044】実施例10 カチオン性樹脂をカチオン化デンプン(“ケート15”
王子ナショナル社製)に代えたほかは実施例3と同様に
してキャスト紙を製造し、品質評価を行った結果を表1
に示す。
王子ナショナル社製)に代えたほかは実施例3と同様に
してキャスト紙を製造し、品質評価を行った結果を表1
に示す。
【0045】実施例11 実施例1の原紙の両面に下記の水性塗工液を片面当たり
8g/m2 ずつブレードコーターで塗工したのちスーパ
ーカレンダー処理(ニップ圧200kg/cm)して基
紙を製造した。 (基紙用水性塗工液) カオリン(“UW−90”) 30部 重質炭酸カルシウム(自社製、粒子径1〜4μm) 70部 酸化デンプン (“王子エースA”王子コーンスターチ社製、10%液) 2部 ラテックス(“L−1537”) 14部 上記成分に顔料当たり分散剤としてポリアクリル酸ソー
ダ0.3%、潤滑剤としてステアリン酸カルシウム0.
5%、螢光染料0.2%を順次添加して十分混合分散し
た後、25%アンモニア水溶液を用いて、pHをアルカ
リ性に調節した。固形分濃度は60%とした。上記の基
紙を用いて、実施例3と同様にしてキャスト紙を製造
し、品質評価を行った結果を表1に示す。
8g/m2 ずつブレードコーターで塗工したのちスーパ
ーカレンダー処理(ニップ圧200kg/cm)して基
紙を製造した。 (基紙用水性塗工液) カオリン(“UW−90”) 30部 重質炭酸カルシウム(自社製、粒子径1〜4μm) 70部 酸化デンプン (“王子エースA”王子コーンスターチ社製、10%液) 2部 ラテックス(“L−1537”) 14部 上記成分に顔料当たり分散剤としてポリアクリル酸ソー
ダ0.3%、潤滑剤としてステアリン酸カルシウム0.
5%、螢光染料0.2%を順次添加して十分混合分散し
た後、25%アンモニア水溶液を用いて、pHをアルカ
リ性に調節した。固形分濃度は60%とした。上記の基
紙を用いて、実施例3と同様にしてキャスト紙を製造
し、品質評価を行った結果を表1に示す。
【0046】
【0047】比較例1〜3 水性ウレタン樹脂(“オレスターUD100N”)を含
まず、ラテックス(“L−1537”)を18部とした
ほかは実施例1〜3と同様にしてキャスト紙を製造し、
品質評価を行った結果を表2に示す。いずれもキャスト
ドラムからの離型性がわるく、キャスト紙が得られなか
った。
まず、ラテックス(“L−1537”)を18部とした
ほかは実施例1〜3と同様にしてキャスト紙を製造し、
品質評価を行った結果を表2に示す。いずれもキャスト
ドラムからの離型性がわるく、キャスト紙が得られなか
った。
【0048】比較例4〜6 ポリアミド尿素系樹脂(“スミレッツ636”)を含ま
ず、ラテックス(“L−1537”)を9部としたほか
は実施例1〜3と同様にしてキャスト紙を製造し、品質
評価を行った結果を表2に示す。
ず、ラテックス(“L−1537”)を9部としたほか
は実施例1〜3と同様にしてキャスト紙を製造し、品質
評価を行った結果を表2に示す。
【0049】比較例7 カチオン性樹脂(“KW−613”)を含まず、水性ウ
レタン樹脂(“オレスターUD100N”)を11部と
したほかは実施例9と同様にしてキャスト紙を製造し、
品質評価を行った結果を表2に示す。
レタン樹脂(“オレスターUD100N”)を11部と
したほかは実施例9と同様にしてキャスト紙を製造し、
品質評価を行った結果を表2に示す。
【0050】比較例8 ポリアミド尿素系樹脂(“スミレッツ636”)を4
部、水性ウレタン樹脂(“オレスターUD100N”)
を7部としたほかは実施例1と同様にして塗工液を調製
した。しかしこの塗工液は粘度が高く、流動性がわるい
ために均一な塗工ができなかった。
部、水性ウレタン樹脂(“オレスターUD100N”)
を7部としたほかは実施例1と同様にして塗工液を調製
した。しかしこの塗工液は粘度が高く、流動性がわるい
ために均一な塗工ができなかった。
【0051】
【0052】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明によ
れば、従来のキャスト紙用塗工液に必須とされていたカ
ゼインを使用しなくても、キャストドラムからの離型性
がよく、しかも光沢度の優れたキャスト面が得られるキ
ャスト紙用塗工液を提供することができる。本発明の塗
工液は、直接法、再湿法、凝固法のいずれのキャスト仕
上げ方式にも適用できものである。特にカゼインを使用
していないため、供給、価格面で不安定となることがな
く、さらには、カゼインによる塗工液製造時の腐敗や印
刷時の悪臭発生をなくすことができるという効果を奏す
る。
れば、従来のキャスト紙用塗工液に必須とされていたカ
ゼインを使用しなくても、キャストドラムからの離型性
がよく、しかも光沢度の優れたキャスト面が得られるキ
ャスト紙用塗工液を提供することができる。本発明の塗
工液は、直接法、再湿法、凝固法のいずれのキャスト仕
上げ方式にも適用できものである。特にカゼインを使用
していないため、供給、価格面で不安定となることがな
く、さらには、カゼインによる塗工液製造時の腐敗や印
刷時の悪臭発生をなくすことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の塗工液を用いてキャスト紙を製造す
る際に使用するキャストコーターの1例を示す説明図で
ある。
る際に使用するキャストコーターの1例を示す説明図で
ある。
【図2】 本発明の塗工液を用いてキャスト紙を製造す
る際に使用するキャストコーターの別な例を示す説明図
である。
る際に使用するキャストコーターの別な例を示す説明図
である。
1,10…原紙 2…ロールコーター 3,12…乾燥機 4,14…プレスロール 5,15…キャストドラム 6…プレスニップ 7…ノズル 8,16…テークオフロール 9,17…キャスト紙 11…エアーナイフコーター 13…噴霧器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須長 勲 鳥取県米子市吉岡373番地 王子製紙株 式会社米子工場内 (72)発明者 楠見 公史 鳥取県米子市吉岡373番地 王子製紙株 式会社米子工場内 (56)参考文献 特開 平3−252473(JP,A) 特開 昭59−112094(JP,A) 特開 昭61−138798(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 主成分が顔料、水性接着剤及び助剤より
なるカゼインを含まないキャスト紙用塗工液組成物にお
いて、(1) 該接着剤の少なくとも1種として水性ウレタ
ン樹脂を塗工液の固形分重量当たり1〜30重量%含有
し、かつ(2) 該助剤の少なくとも1種としてカチオン性
樹脂を塗工液の固形分重量当たり0.05〜3重量%含
有することを特徴とするキャスト紙用塗工液組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048552A JP2725687B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | キャスト紙用塗工液組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048552A JP2725687B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | キャスト紙用塗工液組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247889A JPH05247889A (ja) | 1993-09-24 |
JP2725687B2 true JP2725687B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=12806540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4048552A Expired - Fee Related JP2725687B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | キャスト紙用塗工液組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725687B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ZA983874B (en) * | 1997-05-09 | 1998-11-09 | Procter & Gamble | Adhesive composition providing a signal means and adhesively laminated paper product |
WO1998050482A1 (en) * | 1997-05-09 | 1998-11-12 | The Procter & Gamble Company | Pigmented adhesive composition for laminating tissue paper products and methods for producing such compositions |
ITMI20022737A1 (it) * | 2002-12-20 | 2004-06-21 | Gruppo Cordenons Spa | Materiale cartaceo in foglio con aspetto ed effetto al |
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