JP3507909B2 - 像形成要素および銀塩拡散転写法に従う印刷板の製造方法 - Google Patents
像形成要素および銀塩拡散転写法に従う印刷板の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は銀塩拡散転写法に従い得られる
リトグラフ印刷板に関する。特に、本発明はそのような
印刷板のリトグラフ性質の改良に関する。 【0002】 【発明の背景】以下DTR−方法と称する銀錯体拡散転
写反転法の原則は例えば米国特許第2,352,014号
並びにアンドレ・ロット(Andree Rott)およびエディス
・ウェイド(Edith Weyde)による書籍「写真ハロゲン化
銀拡散方法(PhotographicSilver Halide Diffusion Pro
cesses)」、ザ・フォーカル・プレス、ロンドンおよび
ニューヨーク(The Focal Press, London and New Yor
k)、(1972)に記載されている。 【0003】DTR−方法では、情報通りに露光された
写真ハロゲン化銀乳剤層材料の現像されていないハロゲ
ン化銀をいわゆるハロゲン化銀溶媒を用いて可溶性の銀
錯体化合物に転換させ、それが受像要素の中に拡散しそ
してその中で現像剤を用いて、一般的には物理的現像核
の存在下で、還元されて、写真材料の露光された部分で
得られる黒色の銀像に関して反転された像密度値を有す
る銀像(DTR−像)を生成する。 【0004】DTR−像を有する材料はプラノグライー
印刷板として使用することができ、そこではDTR−銀
像部分が水受容性インキ反撥性背景上に水反撥性インキ
受容性部分を生ずる。DTR−像は写真ハロゲン化銀乳
剤材料に関して別個の要素であるシートもしくはウェブ
材料の受像層の中で生じ得るか(いわゆる2シートDT
R要素)、または受像層と水透過性関係で一体となって
いる少なくとも1つの写真ハロゲン化銀乳剤層を含有す
るモノ−シート要素とも称されるいわゆる単一支持体要
素の受像層の中で生じ得る。DTR方法によるオフセッ
ト印刷板の製造のために好ましいのは後者のモノ−シー
ト方式である。例えば、英国特許明細書第1,241,6
61号は外側の親水性コロイド層を含んでなるシート材
料からなるプラノグラフィー印刷板の製造方法を開示し
ており、その表面上にその下にある露光されたハロゲン
化銀乳剤層から銀錯体拡散転写反転法により生ずる銀像
が集中する。表面上に生じた銀像は湿し液(dampening l
iquid)を使用するリトグラフ印刷方法で像を印刷するた
めに適する。 【0005】後者の型の市販のリトグラフ印刷板先駆体
は、典型的には、以下に示されている順序で、抗-ハレ
ーション層として作用するベース層、ハロゲン化銀乳剤
層および銀像がその中で生ずる物理的現象核を含有する
表面層を可撓性支持体、例えばポリエステルまたは紙上
に含有する。 【0006】像形成要素とも称されるそのようなリトグ
ラフ印刷板はカメラ露光することもでき、またはそれら
を走査露光、例えばレーザーもしくはL.E.D.露光
により露光することもできる。後者は像形成要素の露光
用に使用される大貼り(paste-up)をコンピューターで
完全に製造できるという点で印刷板の製造が簡素化され
るという利点を与える。このコンピューターで製造され
る大貼りを次に像形成要素の露光を行う例えばレーザー
が備えられているイメージセッター(image setter)に
転写する。 【0007】銀塩拡散転写に従い得られるリトグラフ印
刷板は、印刷板を製造するための感光性コーテイングと
してジアゾ組成物または光重合体組成物を使用するアル
ミニウムを基にした印刷板と比べて、一般的には印刷耐
性において制限される。DTR−方法に従い得られるリ
トグラフ印刷板は一般的には短時間の印刷作業用に使用
され、そこではコピー数はあまり重要でないが印刷板の
製造の容易さおよび速度が重要である。 【0008】そのような短時間印刷作業では、印刷工程
の生産効率を増加させるためには印刷作業の開始時に廃
棄しなければならないコピー数を最少に保つことも望ま
れる。残念なことに、DTR−型のリトグラフ印刷板を
用いると不均一なインキ受容性、カラー印刷を行う時の
開始時におけるコピー間の色相変化、像の変形などのた
めに相当多い数のコピーを印刷作業の開始時に廃棄しな
ければならない。さらに、始業中に満足のいく印刷コピ
ーを得るためには印刷機械のたくさんの調整が必要であ
る。 【0009】 【発明の要旨】本発明の一目的は像形成要素およびそれ
を用いた印刷板を銀塩拡散酸転写法に従い製造するため
の方法を提供することであり、該印刷板は改良されたリ
トグラフ印刷特性、特に印刷作業の開始時に廃棄しなけ
ればならないコピー数の減少、を有する。 【0010】本発明の別の目的は以下の記載から明白と
なるであろう。 【0011】本発明に従えば、ハロゲン化銀乳剤を含ん
でなる感光層および物理的現像核を含んでなる受像層を
記載の順序で支持体上に含んでなる像形成要素であっ
て、該支持体が0.1mm〜0.35mm間の厚さおよび
少なくとも4300N/mm2のヤング率を有するポリ
エステルフィルムであることを特徴とする像形成要素が
提供される。 【0012】本発明に従えば、上記で定義されている像
形成要素を像通りに露光し、そして次にこのようにして
得られる像通りに露光された像形成要素をハロゲン化銀
溶媒および現像主薬の存在下でアルカリ性処理溶液によ
り現像する段階を含んでなる、リトグラフ印刷板の製造
方法も提供される。 【0013】 【発明の詳細な記載】印刷板の支持体として0.1mm
〜0.35mm間の厚さおよび少なくとも4300N/
mm2の、そしてより好適には少なくとも4500N/
mm2のヤング率(E−モジュラス)を有するポリエス
テルフィルムを使用することにより、DTR−方法に従
い得られる印刷板の使用時に印刷作業の開始時に廃棄し
なければならないコピー数を減じ得ることを見いだし
た。 【0014】E−モジュラスとも称するヤング率は本発
明に関するとANSI−D882−91標準に従い測定
できる。 【0015】本発明に従えば、ポリエステルフィルムの
2つの主要配向方向の少なくとも1つ、すなわち機械方
向(縦方向)またはそれと垂直な方向(横方向)は少な
くとも4300N/mm2のE−モジュラスを有してい
なけらばならない。 【0016】本発明の最も好適な態様に従うと、ポリエ
ステル支持体はE−モジュラスにおいて等方性であり、
すなわち縦方向対横方向のE−モジュラスの比が0.8
〜1.3の間にある。等方性ポリエステルフィルム支持
体の使用は、板を90°回転させた時に同じ印刷性質が
得られるためマスターロールから出る異なる寸法の印刷
板の製造が簡素化されるという利点を与える。 【0017】そのような等方性支持体は、像形成要素を
高強度短時間露光用のイメージセッター中で使用する時
の利点も与える。この用途では、1つの印刷板の上の5
つまたは6つの像を印刷機械中の印刷シリンダーの軸に
平行および/または垂直に配向させることができる。等
方性ポリエステルフィルム支持体を使用する時には、一
定の印刷を得ることが非常に容易になる。 【0018】他方では、等方性ポリエステルフィルム支
持体を使用する時には一方向における大きいE−モジュ
ラスがそれと垂直な方向におけるE−モジュラスに損害
を与えるため比較的大きいE−モジュラスを得ることが
できる。等方性ポリエステルフィルム支持体の利点を得
るためには、印刷プレスの印刷シリンダーの軸と垂直な
4300N/mm2より大きいE−モジュラスを有する
印刷板を設置しなければならない。 【0019】本発明に従うポリエステルフィルムは好適
にはポリエチレンテレフタレートフィルムであるが、他
のポリエステルフィルムも本発明に従い使用できる。本
発明に従うポリエステルフィルムは一軸配向されていて
もよいが、好適には二軸配向されている。ポリエステル
フィルムの配向度を設定することにより所望するE−モ
ジュラスが得られる。好適には、この配向度はポリエス
テルフィルムを縦および/または横方向に1:2〜1:
4の間の割合で延伸することにより得られる。 【0020】E−モジュラスはさらに、ポリエステルフ
ィルムにある種の物質、例えば低分子量化合物、BaS
O4の如き空隙剤、ポリプロピレン、TiO2の如き乳白
剤を加えることにより影響を与えることもできる。 【0021】本発明に従うポリエステルフィルム支持体
は好適には親水性層の接着性を改良する層でコーテイン
グされる。 【0022】特に適する接着性改良層は、水溶性単量体
および水不溶性単量体を1:99〜20:80の間のモ
ル比で含有する共重合体を含んでなる。好適には、水溶
性単量体は1つもしくはそれ以上のカルボン酸基を有す
る単量体である。該接着性改良層中での使用のために特
に好適な共重合体の例は、1〜10重量%の、より好適
には1〜5重量%のイタコン酸を含有する重合体であ
る。イタコン酸を含有する適当な重合体は例えば、イタ
コン酸と塩化ビニリデンの共重合体、イタコン酸、塩化
ビニリデンおよび酢酸ビニルの共重合体、イタコン酸、
塩化ビニリデンおよび(メタ)アクリル酸メチルの共重
合体、イタコン酸および塩化ビニルの共重合体、イタコ
ン酸、塩化ビニル、塩化ビニリデンおよび(メタ)アク
リル酸メチルの共重合体などである。イタコン酸の量が
1%〜5%の間であり、塩化ビニリデンの量が70%〜
95%の間でありそして(メタ)アクリル酸メチルの量
が0%〜15%の間であるイタコン酸、塩化ビニリデン
および場合により(メタ)アクリル酸メチルの共重合体
が好ましい。接着性改良層は好適にはゼラチンを含まな
い。 【0023】この接着性改良層の上部に、50nmより
小さい平均直径を有する微粒子、好適には1:2〜2:
1の重量比でコロイド状シリカおよびゼラチンを含有し
ている別の中間層を供することもできる。 【0024】本発明に従い使用される1種もしくはそれ
以上の写真ハロゲン化銀乳剤は、例えばP.グラフカイ
デス(Glafkides)の「写真の化学および物理(Chimie et
Physique Photographique)」、ポール・モンテル(Paul
Montel)、パリ(1967)、G.F.ダフィン(Duffin)
の「写真乳剤化学(Photographic Emulsion Chemistr
y)」、ザ・フォーカル・プレス(The Focal Press)、ロ
ンドン(1966)、およびV.L.ゼリクマン(Zelikma
n)の「写真乳剤の製造およびコーテイング(Makingand C
oating Photographic Emulsion)」、ザ・フォーカル・
プレス、ロンドン(1966)により記載されているよ
うな種々の方法に従い可溶性銀塩および可溶性ハロゲン
化物から製造できる。 【0025】本発明に従い使用される写真ハロゲン化銀
乳剤は、ハロゲン化物溶液および銀溶液を温度、濃度、
添加順序、および添加速度の部分的にまたは完全に調節
された条件下で混合することにより、製造できる。ハロ
ゲン化銀は単一ジェット方法または二重ジェット方法に
従い沈澱させることができる。 【0026】本発明に従い使用される写真乳剤のハロゲ
ン化銀粒子は例えば立方体もしくは八面体形の如き規則
的結晶形を有していてもよく、或いはそれらは転移形を
有していてもよい。それらは例えば球形または管状形の
如き不規則的結晶形を有していてもよく、或いはそうで
なくて該規則的および不規則的結晶形の混合物を含んで
なる複合結晶形を有していてもよい。 【0027】本発明に従うと、1種もしくはそれ以上の
乳剤は好ましくは原則的に塩化銀からなるが、1モル%
〜40モル%の範囲の臭化銀部分が存在していてもよ
い。乳剤は実質的に全ての臭化物が芯中に集中するとい
う意味で好ましくは当技術の専門家に良く知られている
芯/殻型に属する。この芯は好適には沈澱した合計ハロ
ゲン化銀の10〜40%を含有し、一方、殻は好適には
沈澱した合計ハロゲン化銀の60〜90%を構成する。 【0028】ハロゲン化銀粒子の平均寸法は0.10〜
0.70μm、好適には0.25〜0.6μmの範囲であ
る。 【0029】本発明に従い使用される写真乳剤のハロゲ
ン化銀粒子の寸法分布は均質分散性であってもまたは不
均質分散性であってもよい。粒子の95%が平均粒子寸
法から30%以上逸脱しない寸法を有する時に、均質分
散性寸法分布が得られる。 【0030】好適には沈澱段階中にイリジウムおよび/
もしくはロジウム含有化合物または両者の混合物が加え
られる。これらの加えられる化合物の濃度範囲は1モル
のAgNO3当たり10-8〜10-3モルの、好適には1
モルのAgNO3当たり10-7〜10-6モルの間の範囲
である。これにより、ハロゲン化銀結晶格子中に少量の
イリジウムおよび/またはロジウム、いわゆるイリジウ
ムおよび/またはロジウムドープ剤が増加する。当技術
の専門家に既知の如く、多くの科学および特許文献に乳
剤製造中のイリジウムもしくはロジウム含有化合物また
は周期律表のVIII族の他の元素を含有する化合物が開示
されている。 【0031】乳剤は、例えば化学熟成段階中に硫黄−含
有化合物、例えばイソチオシアン酸アリル、アリルチオ
ウレア、およびチオ硫酸ナトリウムを加えることによ
り、化学増感させることができる。また、還元剤、例え
ばベルギー特許第493,464号および第568,68
7号に記載されている錫化合物並びにポリアミン類、例
えばジエチレントリアミンもしくはアミノメタン−スル
ホン酸の誘導体を化学増感剤として使用することができ
る。他の適する化学増感剤は貴金属および貴金属化合
物、例えば金、白金、パラジウム、イリジウム、ルテニ
ウムおよびロジウムである。この化学増感方法はR.コ
スロフスキー(KOSLOWSKY)、Z. Wiss. Photogr. Photoph
ys. Photochem.、46、65−72(1951)の論文
中に記載されている。 【0032】DTR要素の乳剤はDTR要素がその目的
用に設計されている露光源の分光放射に従い分光増感さ
せることができる。 【0033】可視分光領域用に適する増感色素には、例
えばF.M.ハマー(Hamer)の「シアニン色素および関連
化合物(The Cyanine Dyes and Related Compounds)」、
1964、ジョーン・ウィリー・アンド・サンズ(John
Wiley & Sons)により記載されているメチン色素が包含
される。この目的用に使用できる色素には、シアニン色
素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メロシ
アニン色素、同極性シアニン色素、ヘミシアニン色素、
スチリル色素およびヘミオキソノール色素が包含され
る。特に価値ある色素は、シアニン色素、メロシアニン
色素、複合メロシアニン色素に属するものである。 【0034】ハロゲン化銀乳剤は一般的安定剤、例えば
水銀と芳香族または複素環式環、例えばメルカプトトリ
アゾール類との同極性または塩状化合物、単純な水銀
塩、スルホニウム水銀複塩および他の水銀化合物を含有
することができる。他の適する安定剤は、アザインデン
類、好適にはテトラ−またはペンタ−アザインデン類、
特にヒドロキシまたはアミノ基で置換されたものであ
る。この種類の化合物はビル(BIRR)のZ. Wiss. Photog
r. Photophys. Photochem.、47、2−27(195
2)に記載されている。他の適する安定剤は、複素環式
メルカプト化合物、例えばフェニルメルカプトテトラゾ
ール、第四級ベンゾチアゾール誘導体、およびベンゾト
リアゾールである。好適な化合物は米国特許第3,69
2,527号に開示されているようなメルカプト置換さ
れたピリミジン誘導体である。 【0035】ハロゲン化銀乳剤はpH調節成分を含有す
ることができる。好適には、コーテイングされた層の安
定性特性を改良するために乳剤層はゼラチンの等電点以
下のpH値においてコーテイングされる。例えばかぶり
防止剤、現像促進剤、湿潤剤、およびゼラチン用の硬膜
剤の如き他の成分類を存在させることができる。ハロゲ
ン化銀乳剤層は、拡散光を吸収し且つその結果像の鮮鋭
度を促進させる光−遮蔽色素を含んでなることもでき
る。適する光−吸収色素は例えば米国特許第4,092,
168号、米国特許第4,311,787号およびドイツ
特許第2,453,217号に記載されている。 【0036】ハロゲン化銀乳剤の組成、製造およびコー
テイングに関するさらなる詳細事項は例えばプロダクト
・ライセンシング・インデックス(Product Licensing I
ndex)、92巻、1971年12月、文献番号923
2、107−109頁中に見られる。 【0037】物理的現像核を含有する層は好適には親水
性結合剤を含まないが、該層の合計重量の30重量%ま
での少量の親水性コロイド、例えばポリビニルアルコー
ルを含有して表面の親水性を改良することもできる。本
発明に従う使用のために好ましい現像核は、重金属の硫
化物、例えばアンチモン、ビスマス、カドミウム、コバ
ルト、鉛、ニッケル、パラジウム、白金、銀、および亜
鉛の硫化物である。本発明に関して特に適する現像核は
硫化パラジウム核である。他の適する現像核は重金属塩
類、例えばセレン化物、ポリセレン化物、ポリ硫化物、
メルカプタン類、およびハロゲン化錫(II)である。重
金属、好適には銀、金、白金、パラジウム、および水銀
はコロイド形で使用できる。 【0038】本発明から最大の利点を得るためには、特
に開始時に廃棄する必要があるコピー数をさらに減少す
るためおよび/または印刷耐性を改良するためには、受
像層は好適には6nm以下の数平均直径を有しており且
つ4.5nmより大きい直径を有する核の数が受像層中
に含まれる核の数の15%より少ない物理的現像核、最
も好適にはPds−核を含んでなる。好適には、数平均
直径は3.5nmより小さい。 【0039】さらに、物理的現像核は好適には核に対す
る親和性を生ずる官能基を有する親水性重合体状結合剤
と組み合わせて使用される。適する官能基の例は(i)
少なくとも1個のN、OまたはS原子を有する複素環式
環系、(ii)チオエーテル、チオールおよびチオキソ
基、(iii)アミドおよびグアニジノ基である。官能基
の個々の例は、イミダゾール類、イミダゾリン類、ピラ
ゾール、チアゾリジン、チアゾリドン、チアゾロン、イ
ンダゾール、ピリジン、トイラジン、ベンズトリアゾー
ル、テトラゾールなどである。 【0040】これらの官能基は好適には重合体状結合剤
の構造単位中に重合体の1〜20モル%の量で存在す
る。結合剤の親水性は例えばヒドロキシ、カルボキシ
ル、スルホニルなどの如き重合体中に含有される親水性
の基から得られる。適当な重合体の例は米国特許第4
160 670号に開示されており、それは引用するこ
とにより本発明明細書の内容となる。 【0041】支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に、像形
成要素の像通りの露光用に使用される光を吸収する吸光
性染料の如き抗−ハレーション物質を好ましくは含有す
るベース層が好適に供される。或いは、微細分割状カー
ボンブラックを抗−ハレーション物質として使用するこ
ともできる。他方では、増感性を得るために光反射性顔
料、例えば二酸化チタンをベース層中に存在させること
もできる。さらに、この層は硬膜剤、無光沢剤、例えば
シリカ粒子、および湿潤剤も含有できる。適当な無光沢
剤は好適には1−10μmの、そしてより好適には2μ
m−5μmの間の平均直径を有する。無光沢剤は一般的
には像生成要素中に0.1〜2.5g/m2の間で存在す
る。これらの無光沢剤および/または光反射性顔料の少
なくとも一部はハロゲン化銀乳剤層中にも存在できる
が、大部分、好適には少なくとも80重量%は該ベース
層中に存在する。或いは、光反射性顔料は抗ハレーショ
ン層と感光性ハロゲン化銀乳剤層の間に供される別の層
中に存在することもできる。乳剤層と同様に、ベース層
も好ましくはベース層中のゼラチンの等電点より低いp
H値においてコーテイングされる。 【0042】本発明に関する好適態様では、裏引き層(b
acking layer)が支持体の非感光側に供される。カーリ
ング防止層として機能できるこの層は例えば無光沢剤、
例えばシリカ粒子、潤滑剤、帯電防止剤、光吸収性色
素、乳白剤、例えば酸化チタン、並びに硬膜剤および湿
潤剤のような一般的成分を含有できる。裏引き層は単独
層であってもまたは二重層パックからなっていてもよ
い。 【0043】本発明に関する好適態様に従うと、裏引き
層パッケージの粗面性は0.7より大きいプロフィール
Raの等差中項偏差が得られるように調節される。Raは
下記式: 【0044】 【数1】 【0045】(ここでmは0.8である)に従い得られ
る。 【0046】印刷板の裏側のRa−値が0.7より小さい
時には、印刷工程の開始時に廃棄しなければならないコ
ピーの数は一般的に多くなるであろう。しかしながら、
Raが0.15より低い場合には、印刷板の裏側が印刷シ
リンダー上に設置された時に少なくとも部分的に湿って
いる時には改良が得られる。 【0047】親水性層は一般的にゼラチンを親水性コロ
イド結合剤として含有する。種々の粘度を有する種々の
ゼラチン類の混合物を使用して層のレオロジー性質を調
節することができる。ゼラチンの代わりにまたはそれと
一緒に、1種もしくはそれ以上の他の天然および/また
は合成性の親水性コロイド、例えばアルブミン、カゼイ
ン、ゼイン、ポリビニルアルコール、アルギン酸類また
はそれらの塩類、セルロース誘導体、例えばカルボキシ
メチルセルロース、改質ゼラチン、例えばフタロイルゼ
ラチンなどを使用することもできる。 【0048】写真要素の親水性層は、特に使用される結
合剤がゼラチンである時には、適当な硬膜剤、例えばエ
ポキシド型のもの、エチレンイミン型のもの、ビニルス
ルホン型のもの、例えば1,3−ビニルスルホニル−2
−プロパノール、クロム塩類、例えば酢酸クロムおよび
クロム明礬、アルデヒド類、例えばホルムアルデヒド、
グリオキサル、およびグルタルアルデヒド、N−メチロ
ール化合物、例えばジメチロールウレアおよびメチロー
ルジメチルヒダントリン、ジオキサン誘導体、例えば
2,3−ジヒドロキシ−ジオキサン、活性ビニル化合
物、例えば1,3,5−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ
−s−トリアジン、活性ハロゲン化合物、例えば2,4
−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン、並びに
ムコハロゲン酸類、例えばムコ塩素酸およびムコフェノ
キシ塩素酸を用いて硬膜化させることができる。これら
の硬膜剤は単独でまたは組み合わせて使用することがで
きる。結合剤は急速反応性硬膜剤、例えば米国特許第
4,063,952号に記載されている型のカルバモイル
ピリジニウム塩類、を用いて硬膜化することもできる。 【0049】本発明に従い使用される像形成要素はさら
に種々の型の表面活性剤を写真乳剤層中にまたは少なく
とも1つの他の親水性コロイド層中に含んでなることも
できる。適当な表面活性剤には、非イオン系活性剤、例
えばサポニン類、酸化アルキレン類、例えばポリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレ
ングリコール縮合生成物、ポリエチレングリコールアル
キルエーテル類もしくはポリエチレングリコールアルキ
ルアリールエーテル類、ポリエチレングリコールエステ
ル類、ポリエチレングリコールソルビタンエステル類、
ポリアルキレングリコールアルキルアミン類もしくはア
ルキルアミド類、シリコーン−ポリ酸化エチレン付加
物、グリシドール誘導体、多価アルコール類の脂肪酸エ
ステル類および糖類のアルキルエステル類;例えばカル
ボキシ、スルホ、ホスホ、硫酸もしくは燐酸エステル基
の如き酸基を含んでなるアニオン系活性剤;両性活性
剤、例えばアミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、
アミノアルキル硫酸塩類もしくは硫酸塩類、アルキルベ
タイン類、およびアミン−N−オキシド類;並びにカチ
オン系活性剤、例えばアルキルアミン塩類、脂肪族、芳
香族もしくは複素環式第四級アンモニウム塩類、脂肪族
もしくは複素環式環−含有ホスホニウムもしくはスルホ
ニウム塩類が包含される。好適には、過弗素化されたア
ルキル基を含有する化合物が使用される。そのような表
面活性剤は種々の目的用に、例えばコーテイング助剤と
して、荷電を防止する化合物として、滑り性を改良する
化合物として、分散乳化を促進させる化合物としておよ
び接着を防止するかもしくは減少させる化合物として使
用できる。 【0050】本発明の像形成要素はさらに、種々の他の
添加剤、例えば写真要素の寸法安定性を改良する化合
物、紫外線吸収剤、スペース剤(spacing agents)および
可塑剤を含むことができる。 【0051】写真要素の寸法安定性を改良するために適
する添加剤は例えば水溶性または難溶性合成重合体、例
えばアルキル(メタ)アクリレート類、アルコキシ(メ
タ)アクリレート類、グリシジル(メタ)アクリレート
類、ビニルエステル類、アクリロニトリル類、オレフィ
ン類、およびスチレン類の重合体、または上記のものと
アクリル酸、メタクリル酸、アルファ−ベータ−不飽和
ジカルボン酸、ヒドロキシ(メタ)アクリレート類、ス
ルホアルキル(メタ)アクリレート類、およびスチレン
スルホン酸との共重合体の分散液である。 【0052】本発明に従うと、上記の像形成要素を像通
りに露光しそして次にDTR−方法に従い現像する。本
発明に関連するDTRモノ−シート像生成要素はその特
定用途に従う装置、例えば一般的な光源を含有する一般
的な製版用カメラまたはレーザー含有装置の中で像通り
に露光することができる。 【0053】本発明の方法に従い像形成要素を現像する
ために使用されるアルカリ性処理液は好適には1種もし
くはそれ以上のハロゲン化銀溶媒の少なくとも一部を含
有する。好適には、ハロゲン化銀溶媒は0.01重量%
〜10重量%の間のそしてより好適には0.05重量%
〜8重量%の間の量で使用される。本発明に関する使用
に適するハロゲン化銀溶媒は例えば、2−メルカプト安
息香酸、環式イミド類、オキサゾリジン類、チオシアネ
ート類およびチオサルフェート類である。本発明に関す
る使用に適する他のハロゲン化銀溶媒はヨーロッパ特許
出願公開第554584号に記載されている。 【0054】本発明に従うと、アルカリ性処理液は好適
には受像層で得られる銀像の疎水性を改良するための疎
水化剤を含有する。本発明に関して使用される疎水化剤
は、銀または銀イオンと反応することができ且つ疎水性
すなわち水中に不溶性または水中に微溶性である化合物
である。一般的には、これらの化合物はメルカプト基ま
たはチオレート基および1個もしくはそれ以上の疎水性
置換基、例えば炭素数が少なくとも3のアルキル基を含
有する。本発明に従う使用のための疎水化剤の例は、例
えば米国特許第3,776,728号および米国特許第
4,563,410号に記載されているものである。 【0055】アルカリ性処理液は本発明に従い使用され
る1種またはそれ以上の現像主薬を含有することができ
る。この場合には、アルカリ性処理液は現像剤と称され
る。一方では、1種またはそれ以上の現像主薬の一部ま
たは全部を像形成要素の1つもしくはそれ以上の層の中
に存在させることもできる。現像剤の全部が像形成要素
中に含まれている時には、アルカリ性処理液は活性化剤
または活性化液と称される。 【0056】本発明に従う使用に適するハロゲン化銀現
像主薬は好適にはp−ジヒドロキシベンゼン型のもの、
例えばヒドロキノン、メチルヒドロキノンまたはクロロ
ヒドロキノンであり、それらは好適には副現像主薬(aux
iliary developing agent)と組み合わされており、該副
現像主薬は1−フェニル−3−ピラゾリジノン−型現像
主薬および/またはp−モノメチルアミノフェノールで
ある。特に有用な副現像主薬はフェニドン型のもの、例
えば1−フェニル−3−ピラゾリジノン、1−フェニル
−4−モノメチル−3−ピラゾリジノン、および1−フ
ェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリジノンであ
る。しかしながら、他の現像主薬を使用することもでき
る。 【0057】アルカリ性処理液は好適には、酸化防止活
性、例えば亜硫酸ナトリウムまたはカリウムにより供さ
れる亜硫酸塩イオンを有する防腐剤も含有する。例え
ば、アルカリ性水溶液は亜硫酸ナトリウムを0.15〜
1.0モル/lの範囲内の量で含んでなる。さらに、濃
厚剤、例えばヒドロキシエチルセルロースおよびカルボ
キシメチルセルロース、かぶり抑制剤、例えば臭化カリ
ウム、ヨウ化カリウム、並びに印刷耐性を改良すること
が知られているベンゾトリアゾール、カルシウム−補集
化合物、抗−スラジ剤、および潜在性硬膜剤を含む硬膜
剤も存在させることができる。 【0058】アルカリ性処理液および/または写真要素
の1つもしくはそれ以上の層に対して種々の化合物、好
適には例えば米国特許第3,038,805号、第4,0
38,075号、第4,292,400号、第4,975,
354号に記載されいているような少なくとも400の
分子量を有するポリアルキレン誘導体を用いて現像促進
を行うことができる。 【0059】アルカリ性処理液中での現像後に、印刷板
の表面は好適には中和液を使用して中和される。 【0060】中和液は一般的には5〜7の間のpHを有
する。中和液は好適には緩衝液、例えば燐酸塩緩衝液、
クエン酸塩緩衝液またはそれらの混合物を含有する。中
和溶液はさらに殺菌剤、例えばヨーロッパ特許第0,1
50,517号に記載されているようなフェノール、チ
モールまたは5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキ
サンを含有することもできる。該液はまたDTR要素の
処理後に得られる印刷板の疎水性/親水性均衡に影響を
与える物質、例えばシリカを含有することもできる。さ
らに、中和溶液は湿潤剤、好適には過弗素化されたアル
キル基を含有する化合物を含有することもできる。 【0061】本発明を次に下記の実施例により説明する
が、本発明をそれに限定しようとするものではない。全
ての部数は断らない限り重量による。 【0062】 【実施例】 ハロゲン化銀乳剤コーテイング溶液の製造 98.2モル%の塩化物および1.8モル%の臭化物から
なる塩臭化銀乳剤を二重ジェット沈澱方法により製造し
た。平均ハロゲン化銀粒子寸法は0.4μm(等容量の
球の直径)であり、そしてロジウムイオンを内部ドープ
剤として含有していた。乳剤をオルソクロマチック式に
感光しそして1−フェニル−5−メルカプト−テトラゾ
ールにより安定化させた。 【0063】像形成要素の製造 175μmの厚さおよび表1に示されているE−モジュ
ラスを有し且つ接着性改良層が供されている3軸配向さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルム支持体をゼラ
チンを含有する層で0.4g/m2の量でそして7nmの
平均粒子直系を有するコロイド状シリカで0.4g/m2
の量で各々コーテイングした。接着性改良層はイタコン
酸(2%)、塩化ビニリデン(88%)およびメチルメ
タクリレート(10%)を含有していた。 【0064】上記の如くして製造された乳剤をベース層
と一緒のポリエチレンテレフタレートフィルム支持体に
ベース層中のゼラチンの量が2.7g/m2となるように
コーテイングし、そしてハロゲン化銀乳剤層には1.3
4g/m2となるようにコーテイングした。AgNO3と
して表示されるハロゲン化銀の量は1.25g/m2であ
り、そして乳剤層はさらに現像剤および120mg/m
2の硬膜剤としてのホルムアルデヒドも含有していた。
抗−ハレーション層はさらに3.4μmの平均粒子寸法
を有するシリカ無光沢剤および抗−ハレーション剤とし
てのカーボンブラックも含有していた。 【0065】このようにして得られた要素を57℃にお
いて34%の相対湿度で1日間保った。 【0066】次にこのようにして得られた要素に物理的
現像核として作用するPdS核の表面層をコーテイング
した。この表面層は0.4g/m2のヒドロキノンおよび
70mgのホルムアルデヒドも含有していた。材料を次
に57℃において34%の相対湿度で1日間貯蔵した。 【0067】下記のアルカリ性処理液を製造した: 水酸化ナトリウム(g) 30 無水亜硫酸ナトリウム(g) 33 チオシアン酸カリウム(g) 20 3−メルカプト−4−アセトアミド−5− n.ヘプチル−1,2,4−トリアゾール(g) 0.15 水で 1リットルとする。 【0068】下記の中和溶液を製造した: クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g 無水亜硫酸ナトリウム 5g フェノール 50mg 水で 1リットルとする。 【0069】下記の湿し液を製造した: 水 880ml クエン酸 6g ホウ酸 8.4g 無水硫酸ナトリウム 25g エチレングリコール 100g コロイド状シリカ 28g。 【0070】上記の像形成要素を像通りに露光しそして
30℃において上記のアルカリ性処理溶液の1種で処理
し、次に25℃において上記の中和溶液で中和し、そし
て乾燥した。 【0071】このようにして製造された印刷板をオフセ
ット機械(2色GTO印刷機械)の上に表1中のE−モ
ジュラスが相当する方向が印刷シリンダーの軸と垂直と
なるように設置した。印刷プレスには板を設置するため
のクランプ系が備えられていた。使用したインキは一般
的に使用されているインキであった。青色インキとしえ
インキK+E 4F 473をそして黒色インキとしてK
+E 125を使用し、それらは各々BASFから入手
可能であった。印刷実験中に上記の湿し溶液を使用し
た。一定な印刷が得られる前に廃棄しなければならなか
ったコピー数を評価した。結果を下表に示す。 【0072】 表1 試料番号 E−モジュラス(N/mm2) 廃棄しなければならなかった コピー数 1 4230 200 2* 4769 100 3 5350 75 (*) ポリエチレンテレフタレートフィルムは等方性で
あり、そして得られた結果は板を設置した方法とは無関
係に実質的に同一であった。 【0073】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。 【0074】1.ハロゲン化銀乳剤を含んでなる感光層
および物理的現像核を含んでなる受像層を記載の順序で
支持体上に含んでなる像形成要素であって、該支持体が
0.1mm〜0.35mm間の厚さおよび少なくとも43
00N/mm2のヤング率を有するポリエステルフィル
ムであることを特徴とする像形成要素。 【0075】2.該ポリエステルフィルム支持体が少な
くとも4500N/mm2のヤング率を有する、上記1
に従う像形成要素。 【0076】3.縦方向のヤング率対横方向のヤング率
の比が0.8〜1.3の間である、上記1または2に従う
像形成要素。 【0077】4.支持体の感光層を含有する側と反対の
側に1つもしくはそれ以上の裏引き層(backing layer)
が設けられておりそして該裏引き層の表面が少なくとも
0.7または0.15以上のプロフィールRaの相加平均
偏差(arithmetical mean deviation)を有する、上記項
のいずれかに従う像形成要素。 【0078】5.該ポリエステルフィルムが二軸配向ポ
リエチレンテレフタレートである、上記項のいずれかに
従う像形成要素。 【0079】6.該物理的現像核が6nm以下の数平均
直径を有し、そして該受像層中に含まれている4.5n
mより大きい直径を有する物理的現像核の数が該受像層
中に含まれている物理的現像核の合計数の15%より少
ない、上記項のいずれかに従う像形成要素。 【0080】7.上記項のいずれかに記載の像形成要素
を像通りに露光し、そして次にこのようにして得られる
像通りに露光された像形成要素をハロゲン化銀溶媒およ
び現像主薬の存在下でアルカリ性処理溶液により現像す
る段階を含んでなる、リトグラフ印刷板の製造方法。
リトグラフ印刷板に関する。特に、本発明はそのような
印刷板のリトグラフ性質の改良に関する。 【0002】 【発明の背景】以下DTR−方法と称する銀錯体拡散転
写反転法の原則は例えば米国特許第2,352,014号
並びにアンドレ・ロット(Andree Rott)およびエディス
・ウェイド(Edith Weyde)による書籍「写真ハロゲン化
銀拡散方法(PhotographicSilver Halide Diffusion Pro
cesses)」、ザ・フォーカル・プレス、ロンドンおよび
ニューヨーク(The Focal Press, London and New Yor
k)、(1972)に記載されている。 【0003】DTR−方法では、情報通りに露光された
写真ハロゲン化銀乳剤層材料の現像されていないハロゲ
ン化銀をいわゆるハロゲン化銀溶媒を用いて可溶性の銀
錯体化合物に転換させ、それが受像要素の中に拡散しそ
してその中で現像剤を用いて、一般的には物理的現像核
の存在下で、還元されて、写真材料の露光された部分で
得られる黒色の銀像に関して反転された像密度値を有す
る銀像(DTR−像)を生成する。 【0004】DTR−像を有する材料はプラノグライー
印刷板として使用することができ、そこではDTR−銀
像部分が水受容性インキ反撥性背景上に水反撥性インキ
受容性部分を生ずる。DTR−像は写真ハロゲン化銀乳
剤材料に関して別個の要素であるシートもしくはウェブ
材料の受像層の中で生じ得るか(いわゆる2シートDT
R要素)、または受像層と水透過性関係で一体となって
いる少なくとも1つの写真ハロゲン化銀乳剤層を含有す
るモノ−シート要素とも称されるいわゆる単一支持体要
素の受像層の中で生じ得る。DTR方法によるオフセッ
ト印刷板の製造のために好ましいのは後者のモノ−シー
ト方式である。例えば、英国特許明細書第1,241,6
61号は外側の親水性コロイド層を含んでなるシート材
料からなるプラノグラフィー印刷板の製造方法を開示し
ており、その表面上にその下にある露光されたハロゲン
化銀乳剤層から銀錯体拡散転写反転法により生ずる銀像
が集中する。表面上に生じた銀像は湿し液(dampening l
iquid)を使用するリトグラフ印刷方法で像を印刷するた
めに適する。 【0005】後者の型の市販のリトグラフ印刷板先駆体
は、典型的には、以下に示されている順序で、抗-ハレ
ーション層として作用するベース層、ハロゲン化銀乳剤
層および銀像がその中で生ずる物理的現象核を含有する
表面層を可撓性支持体、例えばポリエステルまたは紙上
に含有する。 【0006】像形成要素とも称されるそのようなリトグ
ラフ印刷板はカメラ露光することもでき、またはそれら
を走査露光、例えばレーザーもしくはL.E.D.露光
により露光することもできる。後者は像形成要素の露光
用に使用される大貼り(paste-up)をコンピューターで
完全に製造できるという点で印刷板の製造が簡素化され
るという利点を与える。このコンピューターで製造され
る大貼りを次に像形成要素の露光を行う例えばレーザー
が備えられているイメージセッター(image setter)に
転写する。 【0007】銀塩拡散転写に従い得られるリトグラフ印
刷板は、印刷板を製造するための感光性コーテイングと
してジアゾ組成物または光重合体組成物を使用するアル
ミニウムを基にした印刷板と比べて、一般的には印刷耐
性において制限される。DTR−方法に従い得られるリ
トグラフ印刷板は一般的には短時間の印刷作業用に使用
され、そこではコピー数はあまり重要でないが印刷板の
製造の容易さおよび速度が重要である。 【0008】そのような短時間印刷作業では、印刷工程
の生産効率を増加させるためには印刷作業の開始時に廃
棄しなければならないコピー数を最少に保つことも望ま
れる。残念なことに、DTR−型のリトグラフ印刷板を
用いると不均一なインキ受容性、カラー印刷を行う時の
開始時におけるコピー間の色相変化、像の変形などのた
めに相当多い数のコピーを印刷作業の開始時に廃棄しな
ければならない。さらに、始業中に満足のいく印刷コピ
ーを得るためには印刷機械のたくさんの調整が必要であ
る。 【0009】 【発明の要旨】本発明の一目的は像形成要素およびそれ
を用いた印刷板を銀塩拡散酸転写法に従い製造するため
の方法を提供することであり、該印刷板は改良されたリ
トグラフ印刷特性、特に印刷作業の開始時に廃棄しなけ
ればならないコピー数の減少、を有する。 【0010】本発明の別の目的は以下の記載から明白と
なるであろう。 【0011】本発明に従えば、ハロゲン化銀乳剤を含ん
でなる感光層および物理的現像核を含んでなる受像層を
記載の順序で支持体上に含んでなる像形成要素であっ
て、該支持体が0.1mm〜0.35mm間の厚さおよび
少なくとも4300N/mm2のヤング率を有するポリ
エステルフィルムであることを特徴とする像形成要素が
提供される。 【0012】本発明に従えば、上記で定義されている像
形成要素を像通りに露光し、そして次にこのようにして
得られる像通りに露光された像形成要素をハロゲン化銀
溶媒および現像主薬の存在下でアルカリ性処理溶液によ
り現像する段階を含んでなる、リトグラフ印刷板の製造
方法も提供される。 【0013】 【発明の詳細な記載】印刷板の支持体として0.1mm
〜0.35mm間の厚さおよび少なくとも4300N/
mm2の、そしてより好適には少なくとも4500N/
mm2のヤング率(E−モジュラス)を有するポリエス
テルフィルムを使用することにより、DTR−方法に従
い得られる印刷板の使用時に印刷作業の開始時に廃棄し
なければならないコピー数を減じ得ることを見いだし
た。 【0014】E−モジュラスとも称するヤング率は本発
明に関するとANSI−D882−91標準に従い測定
できる。 【0015】本発明に従えば、ポリエステルフィルムの
2つの主要配向方向の少なくとも1つ、すなわち機械方
向(縦方向)またはそれと垂直な方向(横方向)は少な
くとも4300N/mm2のE−モジュラスを有してい
なけらばならない。 【0016】本発明の最も好適な態様に従うと、ポリエ
ステル支持体はE−モジュラスにおいて等方性であり、
すなわち縦方向対横方向のE−モジュラスの比が0.8
〜1.3の間にある。等方性ポリエステルフィルム支持
体の使用は、板を90°回転させた時に同じ印刷性質が
得られるためマスターロールから出る異なる寸法の印刷
板の製造が簡素化されるという利点を与える。 【0017】そのような等方性支持体は、像形成要素を
高強度短時間露光用のイメージセッター中で使用する時
の利点も与える。この用途では、1つの印刷板の上の5
つまたは6つの像を印刷機械中の印刷シリンダーの軸に
平行および/または垂直に配向させることができる。等
方性ポリエステルフィルム支持体を使用する時には、一
定の印刷を得ることが非常に容易になる。 【0018】他方では、等方性ポリエステルフィルム支
持体を使用する時には一方向における大きいE−モジュ
ラスがそれと垂直な方向におけるE−モジュラスに損害
を与えるため比較的大きいE−モジュラスを得ることが
できる。等方性ポリエステルフィルム支持体の利点を得
るためには、印刷プレスの印刷シリンダーの軸と垂直な
4300N/mm2より大きいE−モジュラスを有する
印刷板を設置しなければならない。 【0019】本発明に従うポリエステルフィルムは好適
にはポリエチレンテレフタレートフィルムであるが、他
のポリエステルフィルムも本発明に従い使用できる。本
発明に従うポリエステルフィルムは一軸配向されていて
もよいが、好適には二軸配向されている。ポリエステル
フィルムの配向度を設定することにより所望するE−モ
ジュラスが得られる。好適には、この配向度はポリエス
テルフィルムを縦および/または横方向に1:2〜1:
4の間の割合で延伸することにより得られる。 【0020】E−モジュラスはさらに、ポリエステルフ
ィルムにある種の物質、例えば低分子量化合物、BaS
O4の如き空隙剤、ポリプロピレン、TiO2の如き乳白
剤を加えることにより影響を与えることもできる。 【0021】本発明に従うポリエステルフィルム支持体
は好適には親水性層の接着性を改良する層でコーテイン
グされる。 【0022】特に適する接着性改良層は、水溶性単量体
および水不溶性単量体を1:99〜20:80の間のモ
ル比で含有する共重合体を含んでなる。好適には、水溶
性単量体は1つもしくはそれ以上のカルボン酸基を有す
る単量体である。該接着性改良層中での使用のために特
に好適な共重合体の例は、1〜10重量%の、より好適
には1〜5重量%のイタコン酸を含有する重合体であ
る。イタコン酸を含有する適当な重合体は例えば、イタ
コン酸と塩化ビニリデンの共重合体、イタコン酸、塩化
ビニリデンおよび酢酸ビニルの共重合体、イタコン酸、
塩化ビニリデンおよび(メタ)アクリル酸メチルの共重
合体、イタコン酸および塩化ビニルの共重合体、イタコ
ン酸、塩化ビニル、塩化ビニリデンおよび(メタ)アク
リル酸メチルの共重合体などである。イタコン酸の量が
1%〜5%の間であり、塩化ビニリデンの量が70%〜
95%の間でありそして(メタ)アクリル酸メチルの量
が0%〜15%の間であるイタコン酸、塩化ビニリデン
および場合により(メタ)アクリル酸メチルの共重合体
が好ましい。接着性改良層は好適にはゼラチンを含まな
い。 【0023】この接着性改良層の上部に、50nmより
小さい平均直径を有する微粒子、好適には1:2〜2:
1の重量比でコロイド状シリカおよびゼラチンを含有し
ている別の中間層を供することもできる。 【0024】本発明に従い使用される1種もしくはそれ
以上の写真ハロゲン化銀乳剤は、例えばP.グラフカイ
デス(Glafkides)の「写真の化学および物理(Chimie et
Physique Photographique)」、ポール・モンテル(Paul
Montel)、パリ(1967)、G.F.ダフィン(Duffin)
の「写真乳剤化学(Photographic Emulsion Chemistr
y)」、ザ・フォーカル・プレス(The Focal Press)、ロ
ンドン(1966)、およびV.L.ゼリクマン(Zelikma
n)の「写真乳剤の製造およびコーテイング(Makingand C
oating Photographic Emulsion)」、ザ・フォーカル・
プレス、ロンドン(1966)により記載されているよ
うな種々の方法に従い可溶性銀塩および可溶性ハロゲン
化物から製造できる。 【0025】本発明に従い使用される写真ハロゲン化銀
乳剤は、ハロゲン化物溶液および銀溶液を温度、濃度、
添加順序、および添加速度の部分的にまたは完全に調節
された条件下で混合することにより、製造できる。ハロ
ゲン化銀は単一ジェット方法または二重ジェット方法に
従い沈澱させることができる。 【0026】本発明に従い使用される写真乳剤のハロゲ
ン化銀粒子は例えば立方体もしくは八面体形の如き規則
的結晶形を有していてもよく、或いはそれらは転移形を
有していてもよい。それらは例えば球形または管状形の
如き不規則的結晶形を有していてもよく、或いはそうで
なくて該規則的および不規則的結晶形の混合物を含んで
なる複合結晶形を有していてもよい。 【0027】本発明に従うと、1種もしくはそれ以上の
乳剤は好ましくは原則的に塩化銀からなるが、1モル%
〜40モル%の範囲の臭化銀部分が存在していてもよ
い。乳剤は実質的に全ての臭化物が芯中に集中するとい
う意味で好ましくは当技術の専門家に良く知られている
芯/殻型に属する。この芯は好適には沈澱した合計ハロ
ゲン化銀の10〜40%を含有し、一方、殻は好適には
沈澱した合計ハロゲン化銀の60〜90%を構成する。 【0028】ハロゲン化銀粒子の平均寸法は0.10〜
0.70μm、好適には0.25〜0.6μmの範囲であ
る。 【0029】本発明に従い使用される写真乳剤のハロゲ
ン化銀粒子の寸法分布は均質分散性であってもまたは不
均質分散性であってもよい。粒子の95%が平均粒子寸
法から30%以上逸脱しない寸法を有する時に、均質分
散性寸法分布が得られる。 【0030】好適には沈澱段階中にイリジウムおよび/
もしくはロジウム含有化合物または両者の混合物が加え
られる。これらの加えられる化合物の濃度範囲は1モル
のAgNO3当たり10-8〜10-3モルの、好適には1
モルのAgNO3当たり10-7〜10-6モルの間の範囲
である。これにより、ハロゲン化銀結晶格子中に少量の
イリジウムおよび/またはロジウム、いわゆるイリジウ
ムおよび/またはロジウムドープ剤が増加する。当技術
の専門家に既知の如く、多くの科学および特許文献に乳
剤製造中のイリジウムもしくはロジウム含有化合物また
は周期律表のVIII族の他の元素を含有する化合物が開示
されている。 【0031】乳剤は、例えば化学熟成段階中に硫黄−含
有化合物、例えばイソチオシアン酸アリル、アリルチオ
ウレア、およびチオ硫酸ナトリウムを加えることによ
り、化学増感させることができる。また、還元剤、例え
ばベルギー特許第493,464号および第568,68
7号に記載されている錫化合物並びにポリアミン類、例
えばジエチレントリアミンもしくはアミノメタン−スル
ホン酸の誘導体を化学増感剤として使用することができ
る。他の適する化学増感剤は貴金属および貴金属化合
物、例えば金、白金、パラジウム、イリジウム、ルテニ
ウムおよびロジウムである。この化学増感方法はR.コ
スロフスキー(KOSLOWSKY)、Z. Wiss. Photogr. Photoph
ys. Photochem.、46、65−72(1951)の論文
中に記載されている。 【0032】DTR要素の乳剤はDTR要素がその目的
用に設計されている露光源の分光放射に従い分光増感さ
せることができる。 【0033】可視分光領域用に適する増感色素には、例
えばF.M.ハマー(Hamer)の「シアニン色素および関連
化合物(The Cyanine Dyes and Related Compounds)」、
1964、ジョーン・ウィリー・アンド・サンズ(John
Wiley & Sons)により記載されているメチン色素が包含
される。この目的用に使用できる色素には、シアニン色
素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メロシ
アニン色素、同極性シアニン色素、ヘミシアニン色素、
スチリル色素およびヘミオキソノール色素が包含され
る。特に価値ある色素は、シアニン色素、メロシアニン
色素、複合メロシアニン色素に属するものである。 【0034】ハロゲン化銀乳剤は一般的安定剤、例えば
水銀と芳香族または複素環式環、例えばメルカプトトリ
アゾール類との同極性または塩状化合物、単純な水銀
塩、スルホニウム水銀複塩および他の水銀化合物を含有
することができる。他の適する安定剤は、アザインデン
類、好適にはテトラ−またはペンタ−アザインデン類、
特にヒドロキシまたはアミノ基で置換されたものであ
る。この種類の化合物はビル(BIRR)のZ. Wiss. Photog
r. Photophys. Photochem.、47、2−27(195
2)に記載されている。他の適する安定剤は、複素環式
メルカプト化合物、例えばフェニルメルカプトテトラゾ
ール、第四級ベンゾチアゾール誘導体、およびベンゾト
リアゾールである。好適な化合物は米国特許第3,69
2,527号に開示されているようなメルカプト置換さ
れたピリミジン誘導体である。 【0035】ハロゲン化銀乳剤はpH調節成分を含有す
ることができる。好適には、コーテイングされた層の安
定性特性を改良するために乳剤層はゼラチンの等電点以
下のpH値においてコーテイングされる。例えばかぶり
防止剤、現像促進剤、湿潤剤、およびゼラチン用の硬膜
剤の如き他の成分類を存在させることができる。ハロゲ
ン化銀乳剤層は、拡散光を吸収し且つその結果像の鮮鋭
度を促進させる光−遮蔽色素を含んでなることもでき
る。適する光−吸収色素は例えば米国特許第4,092,
168号、米国特許第4,311,787号およびドイツ
特許第2,453,217号に記載されている。 【0036】ハロゲン化銀乳剤の組成、製造およびコー
テイングに関するさらなる詳細事項は例えばプロダクト
・ライセンシング・インデックス(Product Licensing I
ndex)、92巻、1971年12月、文献番号923
2、107−109頁中に見られる。 【0037】物理的現像核を含有する層は好適には親水
性結合剤を含まないが、該層の合計重量の30重量%ま
での少量の親水性コロイド、例えばポリビニルアルコー
ルを含有して表面の親水性を改良することもできる。本
発明に従う使用のために好ましい現像核は、重金属の硫
化物、例えばアンチモン、ビスマス、カドミウム、コバ
ルト、鉛、ニッケル、パラジウム、白金、銀、および亜
鉛の硫化物である。本発明に関して特に適する現像核は
硫化パラジウム核である。他の適する現像核は重金属塩
類、例えばセレン化物、ポリセレン化物、ポリ硫化物、
メルカプタン類、およびハロゲン化錫(II)である。重
金属、好適には銀、金、白金、パラジウム、および水銀
はコロイド形で使用できる。 【0038】本発明から最大の利点を得るためには、特
に開始時に廃棄する必要があるコピー数をさらに減少す
るためおよび/または印刷耐性を改良するためには、受
像層は好適には6nm以下の数平均直径を有しており且
つ4.5nmより大きい直径を有する核の数が受像層中
に含まれる核の数の15%より少ない物理的現像核、最
も好適にはPds−核を含んでなる。好適には、数平均
直径は3.5nmより小さい。 【0039】さらに、物理的現像核は好適には核に対す
る親和性を生ずる官能基を有する親水性重合体状結合剤
と組み合わせて使用される。適する官能基の例は(i)
少なくとも1個のN、OまたはS原子を有する複素環式
環系、(ii)チオエーテル、チオールおよびチオキソ
基、(iii)アミドおよびグアニジノ基である。官能基
の個々の例は、イミダゾール類、イミダゾリン類、ピラ
ゾール、チアゾリジン、チアゾリドン、チアゾロン、イ
ンダゾール、ピリジン、トイラジン、ベンズトリアゾー
ル、テトラゾールなどである。 【0040】これらの官能基は好適には重合体状結合剤
の構造単位中に重合体の1〜20モル%の量で存在す
る。結合剤の親水性は例えばヒドロキシ、カルボキシ
ル、スルホニルなどの如き重合体中に含有される親水性
の基から得られる。適当な重合体の例は米国特許第4
160 670号に開示されており、それは引用するこ
とにより本発明明細書の内容となる。 【0041】支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に、像形
成要素の像通りの露光用に使用される光を吸収する吸光
性染料の如き抗−ハレーション物質を好ましくは含有す
るベース層が好適に供される。或いは、微細分割状カー
ボンブラックを抗−ハレーション物質として使用するこ
ともできる。他方では、増感性を得るために光反射性顔
料、例えば二酸化チタンをベース層中に存在させること
もできる。さらに、この層は硬膜剤、無光沢剤、例えば
シリカ粒子、および湿潤剤も含有できる。適当な無光沢
剤は好適には1−10μmの、そしてより好適には2μ
m−5μmの間の平均直径を有する。無光沢剤は一般的
には像生成要素中に0.1〜2.5g/m2の間で存在す
る。これらの無光沢剤および/または光反射性顔料の少
なくとも一部はハロゲン化銀乳剤層中にも存在できる
が、大部分、好適には少なくとも80重量%は該ベース
層中に存在する。或いは、光反射性顔料は抗ハレーショ
ン層と感光性ハロゲン化銀乳剤層の間に供される別の層
中に存在することもできる。乳剤層と同様に、ベース層
も好ましくはベース層中のゼラチンの等電点より低いp
H値においてコーテイングされる。 【0042】本発明に関する好適態様では、裏引き層(b
acking layer)が支持体の非感光側に供される。カーリ
ング防止層として機能できるこの層は例えば無光沢剤、
例えばシリカ粒子、潤滑剤、帯電防止剤、光吸収性色
素、乳白剤、例えば酸化チタン、並びに硬膜剤および湿
潤剤のような一般的成分を含有できる。裏引き層は単独
層であってもまたは二重層パックからなっていてもよ
い。 【0043】本発明に関する好適態様に従うと、裏引き
層パッケージの粗面性は0.7より大きいプロフィール
Raの等差中項偏差が得られるように調節される。Raは
下記式: 【0044】 【数1】 【0045】(ここでmは0.8である)に従い得られ
る。 【0046】印刷板の裏側のRa−値が0.7より小さい
時には、印刷工程の開始時に廃棄しなければならないコ
ピーの数は一般的に多くなるであろう。しかしながら、
Raが0.15より低い場合には、印刷板の裏側が印刷シ
リンダー上に設置された時に少なくとも部分的に湿って
いる時には改良が得られる。 【0047】親水性層は一般的にゼラチンを親水性コロ
イド結合剤として含有する。種々の粘度を有する種々の
ゼラチン類の混合物を使用して層のレオロジー性質を調
節することができる。ゼラチンの代わりにまたはそれと
一緒に、1種もしくはそれ以上の他の天然および/また
は合成性の親水性コロイド、例えばアルブミン、カゼイ
ン、ゼイン、ポリビニルアルコール、アルギン酸類また
はそれらの塩類、セルロース誘導体、例えばカルボキシ
メチルセルロース、改質ゼラチン、例えばフタロイルゼ
ラチンなどを使用することもできる。 【0048】写真要素の親水性層は、特に使用される結
合剤がゼラチンである時には、適当な硬膜剤、例えばエ
ポキシド型のもの、エチレンイミン型のもの、ビニルス
ルホン型のもの、例えば1,3−ビニルスルホニル−2
−プロパノール、クロム塩類、例えば酢酸クロムおよび
クロム明礬、アルデヒド類、例えばホルムアルデヒド、
グリオキサル、およびグルタルアルデヒド、N−メチロ
ール化合物、例えばジメチロールウレアおよびメチロー
ルジメチルヒダントリン、ジオキサン誘導体、例えば
2,3−ジヒドロキシ−ジオキサン、活性ビニル化合
物、例えば1,3,5−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ
−s−トリアジン、活性ハロゲン化合物、例えば2,4
−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン、並びに
ムコハロゲン酸類、例えばムコ塩素酸およびムコフェノ
キシ塩素酸を用いて硬膜化させることができる。これら
の硬膜剤は単独でまたは組み合わせて使用することがで
きる。結合剤は急速反応性硬膜剤、例えば米国特許第
4,063,952号に記載されている型のカルバモイル
ピリジニウム塩類、を用いて硬膜化することもできる。 【0049】本発明に従い使用される像形成要素はさら
に種々の型の表面活性剤を写真乳剤層中にまたは少なく
とも1つの他の親水性コロイド層中に含んでなることも
できる。適当な表面活性剤には、非イオン系活性剤、例
えばサポニン類、酸化アルキレン類、例えばポリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレ
ングリコール縮合生成物、ポリエチレングリコールアル
キルエーテル類もしくはポリエチレングリコールアルキ
ルアリールエーテル類、ポリエチレングリコールエステ
ル類、ポリエチレングリコールソルビタンエステル類、
ポリアルキレングリコールアルキルアミン類もしくはア
ルキルアミド類、シリコーン−ポリ酸化エチレン付加
物、グリシドール誘導体、多価アルコール類の脂肪酸エ
ステル類および糖類のアルキルエステル類;例えばカル
ボキシ、スルホ、ホスホ、硫酸もしくは燐酸エステル基
の如き酸基を含んでなるアニオン系活性剤;両性活性
剤、例えばアミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、
アミノアルキル硫酸塩類もしくは硫酸塩類、アルキルベ
タイン類、およびアミン−N−オキシド類;並びにカチ
オン系活性剤、例えばアルキルアミン塩類、脂肪族、芳
香族もしくは複素環式第四級アンモニウム塩類、脂肪族
もしくは複素環式環−含有ホスホニウムもしくはスルホ
ニウム塩類が包含される。好適には、過弗素化されたア
ルキル基を含有する化合物が使用される。そのような表
面活性剤は種々の目的用に、例えばコーテイング助剤と
して、荷電を防止する化合物として、滑り性を改良する
化合物として、分散乳化を促進させる化合物としておよ
び接着を防止するかもしくは減少させる化合物として使
用できる。 【0050】本発明の像形成要素はさらに、種々の他の
添加剤、例えば写真要素の寸法安定性を改良する化合
物、紫外線吸収剤、スペース剤(spacing agents)および
可塑剤を含むことができる。 【0051】写真要素の寸法安定性を改良するために適
する添加剤は例えば水溶性または難溶性合成重合体、例
えばアルキル(メタ)アクリレート類、アルコキシ(メ
タ)アクリレート類、グリシジル(メタ)アクリレート
類、ビニルエステル類、アクリロニトリル類、オレフィ
ン類、およびスチレン類の重合体、または上記のものと
アクリル酸、メタクリル酸、アルファ−ベータ−不飽和
ジカルボン酸、ヒドロキシ(メタ)アクリレート類、ス
ルホアルキル(メタ)アクリレート類、およびスチレン
スルホン酸との共重合体の分散液である。 【0052】本発明に従うと、上記の像形成要素を像通
りに露光しそして次にDTR−方法に従い現像する。本
発明に関連するDTRモノ−シート像生成要素はその特
定用途に従う装置、例えば一般的な光源を含有する一般
的な製版用カメラまたはレーザー含有装置の中で像通り
に露光することができる。 【0053】本発明の方法に従い像形成要素を現像する
ために使用されるアルカリ性処理液は好適には1種もし
くはそれ以上のハロゲン化銀溶媒の少なくとも一部を含
有する。好適には、ハロゲン化銀溶媒は0.01重量%
〜10重量%の間のそしてより好適には0.05重量%
〜8重量%の間の量で使用される。本発明に関する使用
に適するハロゲン化銀溶媒は例えば、2−メルカプト安
息香酸、環式イミド類、オキサゾリジン類、チオシアネ
ート類およびチオサルフェート類である。本発明に関す
る使用に適する他のハロゲン化銀溶媒はヨーロッパ特許
出願公開第554584号に記載されている。 【0054】本発明に従うと、アルカリ性処理液は好適
には受像層で得られる銀像の疎水性を改良するための疎
水化剤を含有する。本発明に関して使用される疎水化剤
は、銀または銀イオンと反応することができ且つ疎水性
すなわち水中に不溶性または水中に微溶性である化合物
である。一般的には、これらの化合物はメルカプト基ま
たはチオレート基および1個もしくはそれ以上の疎水性
置換基、例えば炭素数が少なくとも3のアルキル基を含
有する。本発明に従う使用のための疎水化剤の例は、例
えば米国特許第3,776,728号および米国特許第
4,563,410号に記載されているものである。 【0055】アルカリ性処理液は本発明に従い使用され
る1種またはそれ以上の現像主薬を含有することができ
る。この場合には、アルカリ性処理液は現像剤と称され
る。一方では、1種またはそれ以上の現像主薬の一部ま
たは全部を像形成要素の1つもしくはそれ以上の層の中
に存在させることもできる。現像剤の全部が像形成要素
中に含まれている時には、アルカリ性処理液は活性化剤
または活性化液と称される。 【0056】本発明に従う使用に適するハロゲン化銀現
像主薬は好適にはp−ジヒドロキシベンゼン型のもの、
例えばヒドロキノン、メチルヒドロキノンまたはクロロ
ヒドロキノンであり、それらは好適には副現像主薬(aux
iliary developing agent)と組み合わされており、該副
現像主薬は1−フェニル−3−ピラゾリジノン−型現像
主薬および/またはp−モノメチルアミノフェノールで
ある。特に有用な副現像主薬はフェニドン型のもの、例
えば1−フェニル−3−ピラゾリジノン、1−フェニル
−4−モノメチル−3−ピラゾリジノン、および1−フ
ェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリジノンであ
る。しかしながら、他の現像主薬を使用することもでき
る。 【0057】アルカリ性処理液は好適には、酸化防止活
性、例えば亜硫酸ナトリウムまたはカリウムにより供さ
れる亜硫酸塩イオンを有する防腐剤も含有する。例え
ば、アルカリ性水溶液は亜硫酸ナトリウムを0.15〜
1.0モル/lの範囲内の量で含んでなる。さらに、濃
厚剤、例えばヒドロキシエチルセルロースおよびカルボ
キシメチルセルロース、かぶり抑制剤、例えば臭化カリ
ウム、ヨウ化カリウム、並びに印刷耐性を改良すること
が知られているベンゾトリアゾール、カルシウム−補集
化合物、抗−スラジ剤、および潜在性硬膜剤を含む硬膜
剤も存在させることができる。 【0058】アルカリ性処理液および/または写真要素
の1つもしくはそれ以上の層に対して種々の化合物、好
適には例えば米国特許第3,038,805号、第4,0
38,075号、第4,292,400号、第4,975,
354号に記載されいているような少なくとも400の
分子量を有するポリアルキレン誘導体を用いて現像促進
を行うことができる。 【0059】アルカリ性処理液中での現像後に、印刷板
の表面は好適には中和液を使用して中和される。 【0060】中和液は一般的には5〜7の間のpHを有
する。中和液は好適には緩衝液、例えば燐酸塩緩衝液、
クエン酸塩緩衝液またはそれらの混合物を含有する。中
和溶液はさらに殺菌剤、例えばヨーロッパ特許第0,1
50,517号に記載されているようなフェノール、チ
モールまたは5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキ
サンを含有することもできる。該液はまたDTR要素の
処理後に得られる印刷板の疎水性/親水性均衡に影響を
与える物質、例えばシリカを含有することもできる。さ
らに、中和溶液は湿潤剤、好適には過弗素化されたアル
キル基を含有する化合物を含有することもできる。 【0061】本発明を次に下記の実施例により説明する
が、本発明をそれに限定しようとするものではない。全
ての部数は断らない限り重量による。 【0062】 【実施例】 ハロゲン化銀乳剤コーテイング溶液の製造 98.2モル%の塩化物および1.8モル%の臭化物から
なる塩臭化銀乳剤を二重ジェット沈澱方法により製造し
た。平均ハロゲン化銀粒子寸法は0.4μm(等容量の
球の直径)であり、そしてロジウムイオンを内部ドープ
剤として含有していた。乳剤をオルソクロマチック式に
感光しそして1−フェニル−5−メルカプト−テトラゾ
ールにより安定化させた。 【0063】像形成要素の製造 175μmの厚さおよび表1に示されているE−モジュ
ラスを有し且つ接着性改良層が供されている3軸配向さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルム支持体をゼラ
チンを含有する層で0.4g/m2の量でそして7nmの
平均粒子直系を有するコロイド状シリカで0.4g/m2
の量で各々コーテイングした。接着性改良層はイタコン
酸(2%)、塩化ビニリデン(88%)およびメチルメ
タクリレート(10%)を含有していた。 【0064】上記の如くして製造された乳剤をベース層
と一緒のポリエチレンテレフタレートフィルム支持体に
ベース層中のゼラチンの量が2.7g/m2となるように
コーテイングし、そしてハロゲン化銀乳剤層には1.3
4g/m2となるようにコーテイングした。AgNO3と
して表示されるハロゲン化銀の量は1.25g/m2であ
り、そして乳剤層はさらに現像剤および120mg/m
2の硬膜剤としてのホルムアルデヒドも含有していた。
抗−ハレーション層はさらに3.4μmの平均粒子寸法
を有するシリカ無光沢剤および抗−ハレーション剤とし
てのカーボンブラックも含有していた。 【0065】このようにして得られた要素を57℃にお
いて34%の相対湿度で1日間保った。 【0066】次にこのようにして得られた要素に物理的
現像核として作用するPdS核の表面層をコーテイング
した。この表面層は0.4g/m2のヒドロキノンおよび
70mgのホルムアルデヒドも含有していた。材料を次
に57℃において34%の相対湿度で1日間貯蔵した。 【0067】下記のアルカリ性処理液を製造した: 水酸化ナトリウム(g) 30 無水亜硫酸ナトリウム(g) 33 チオシアン酸カリウム(g) 20 3−メルカプト−4−アセトアミド−5− n.ヘプチル−1,2,4−トリアゾール(g) 0.15 水で 1リットルとする。 【0068】下記の中和溶液を製造した: クエン酸 10g クエン酸ナトリウム 35g 無水亜硫酸ナトリウム 5g フェノール 50mg 水で 1リットルとする。 【0069】下記の湿し液を製造した: 水 880ml クエン酸 6g ホウ酸 8.4g 無水硫酸ナトリウム 25g エチレングリコール 100g コロイド状シリカ 28g。 【0070】上記の像形成要素を像通りに露光しそして
30℃において上記のアルカリ性処理溶液の1種で処理
し、次に25℃において上記の中和溶液で中和し、そし
て乾燥した。 【0071】このようにして製造された印刷板をオフセ
ット機械(2色GTO印刷機械)の上に表1中のE−モ
ジュラスが相当する方向が印刷シリンダーの軸と垂直と
なるように設置した。印刷プレスには板を設置するため
のクランプ系が備えられていた。使用したインキは一般
的に使用されているインキであった。青色インキとしえ
インキK+E 4F 473をそして黒色インキとしてK
+E 125を使用し、それらは各々BASFから入手
可能であった。印刷実験中に上記の湿し溶液を使用し
た。一定な印刷が得られる前に廃棄しなければならなか
ったコピー数を評価した。結果を下表に示す。 【0072】 表1 試料番号 E−モジュラス(N/mm2) 廃棄しなければならなかった コピー数 1 4230 200 2* 4769 100 3 5350 75 (*) ポリエチレンテレフタレートフィルムは等方性で
あり、そして得られた結果は板を設置した方法とは無関
係に実質的に同一であった。 【0073】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。 【0074】1.ハロゲン化銀乳剤を含んでなる感光層
および物理的現像核を含んでなる受像層を記載の順序で
支持体上に含んでなる像形成要素であって、該支持体が
0.1mm〜0.35mm間の厚さおよび少なくとも43
00N/mm2のヤング率を有するポリエステルフィル
ムであることを特徴とする像形成要素。 【0075】2.該ポリエステルフィルム支持体が少な
くとも4500N/mm2のヤング率を有する、上記1
に従う像形成要素。 【0076】3.縦方向のヤング率対横方向のヤング率
の比が0.8〜1.3の間である、上記1または2に従う
像形成要素。 【0077】4.支持体の感光層を含有する側と反対の
側に1つもしくはそれ以上の裏引き層(backing layer)
が設けられておりそして該裏引き層の表面が少なくとも
0.7または0.15以上のプロフィールRaの相加平均
偏差(arithmetical mean deviation)を有する、上記項
のいずれかに従う像形成要素。 【0078】5.該ポリエステルフィルムが二軸配向ポ
リエチレンテレフタレートである、上記項のいずれかに
従う像形成要素。 【0079】6.該物理的現像核が6nm以下の数平均
直径を有し、そして該受像層中に含まれている4.5n
mより大きい直径を有する物理的現像核の数が該受像層
中に含まれている物理的現像核の合計数の15%より少
ない、上記項のいずれかに従う像形成要素。 【0080】7.上記項のいずれかに記載の像形成要素
を像通りに露光し、そして次にこのようにして得られる
像通りに露光された像形成要素をハロゲン化銀溶媒およ
び現像主薬の存在下でアルカリ性処理溶液により現像す
る段階を含んでなる、リトグラフ印刷板の製造方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−69524(JP,A)
特開 平5−273743(JP,A)
特開 平6−23929(JP,A)
国際公開92/11579(WO,A1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03F 7/07
G03F 7/09
G03C 8/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハロゲン化銀乳剤を含んでなる感光層お
よび物理的現象核を含んでなる受像層を記載の順序で支
持体上に含んでなる像形成要素であって、該支持体が
0.1mm〜0.35mm間の厚さおよび少なくとも4
300N/mm2のヤング率を有するポリエチレンテレ
フタレートフィルムであることを特徴とする像形成要
素。
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DE94200734.5 | 1994-03-22 | ||
EP94200734 | 1994-03-22 |
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