JP3507908B2 - 導電体パターンを有する基板の製造方法 - Google Patents

導電体パターンを有する基板の製造方法

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JP3507908B2
JP3507908B2 JP4510395A JP4510395A JP3507908B2 JP 3507908 B2 JP3507908 B2 JP 3507908B2 JP 4510395 A JP4510395 A JP 4510395A JP 4510395 A JP4510395 A JP 4510395A JP 3507908 B2 JP3507908 B2 JP 3507908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は導電体パターンを有する
基板の製造方法に関し、更に詳しくは水で現像可能なフ
ォトレジストを使用した導電体パターンを有する基板の
製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術およびその課題】従来、電子機器に用いら
れる回路板などの導電体パターンを有する基板の製造
は、基板上にネガ型又はポジ型のエッチングレジスト被
膜を形成した後、活性光線を必要とする回路パターンが
得られるように必要量照射した後、有機溶剤又はアルカ
リの希薄水溶液から選ばれる現像液で現像し、次いで現
像により露出した基材面の一部又は全てをエッチングに
より除去し、次いで基板上に残存するレジスト被膜を除
去することにより行われている。 【0003】しかしながら、従来のエッチングレジスト
は有機溶剤溶液型のものであり、火災などの危険性の問
題がある。また、現像には無機アルカリの希薄水溶液が
多くの場合に使用されているが、IC用の回路などのよ
うにナトリウムなどのアルカリ金属による汚染が問題に
なる場合には、高価な有機アミン系のアルカリ性現像液
又は高価でかつ人体に対する毒性、火災等の危険性のあ
る有機溶剤を現像液として使用する必要がある。さら
に、これらのレジストを使用するための設備を溶剤又は
アルカリで洗浄する必要が有り同様な問題が生じる。 【0004】一方、本発明者らは、既に特開平2−18
58号公報において、芳香族エポキシ樹脂誘導体を主成
分とする、水で現像可能な光重合性組成物及びそれを用
いた光及び熱による所謂「デュアルキュアー」による硬
化膜パターンを形成する方法を提案している。しかしな
がら、該提案の目的は、あくまでも耐熱性、耐薬品性に
優れた硬化膜パターンを提供することにあり、従って、
該提案による光重合性組成物をエッチングレジストとし
て使用した場合には、光硬化膜の耐薬品性、耐溶剤性が
著しく高いため、エッチング後に基板上に残存するレジ
スト膜の剥離が困難であり、剥離を非常に強い条件で行
なうと、得られる回路基板の性能に悪影響を与えるとと
もに剥離処理時に安全、衛生上の問題を生じ易いなどの
欠点がある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、今回、上
記特開平2−1858号公報に開示された光重合性組成
物の樹脂成分を改良することにより、加熱処理の必要な
く、光照射のみによって硬化させることのできる光重合
性組成物を開発することに成功し、該組成物を使用する
ことにより、耐エッチング性に優れ、解像力の高いレジ
ストパターンが得られ、かつエッチング後の残存するレ
ジスト膜を容易に除去することができる極めて優れた導
電体パターンを有する基板の製造方法を完成するに至っ
た。 【0006】かくして、本発明は、 (A)少なくとも一面に導電体層を有する基板の該導電
体表面に、(a)重合体1kgあたり0.3〜7.5当量
の重合性不飽和基及び0.1〜2.5当量の下記式[I] 【0007】 【化3】 【0008】[式中、R1は水素原子又はメチル基を示
し、R2は水素原子又は場合により水酸基、アルコキシ
基、エステル基もしくはハロゲン原子で置換されていて
もよい炭素数1〜8の炭化水素基を示し、−W+は 【0009】 【化4】 【0010】を示し、ここでZは窒素原子又はリン原子
を示し、Yは硫黄原子を示し、R3、R4及びR5は同一
又は相異なり、それぞれ炭素数1〜14の有機基を示す
か、或いはR3及びR4、又はR3、R4及びR5は一緒に
なって、これらが結合している窒素原子、リン原子もし
くは硫黄原子と共に複素環式基を形成してもよい]で表
わされる非プロトン性オニウム塩含有基を有するビニル
重合体と、(b)光重合開始剤を主成分として含有する
光重合性組成物を塗布し、未硬化塗膜を形成する工程; (B)該未硬化塗膜に活性光線をレジストパターン通り
に照射して露光部分の塗膜を選択的に硬化せしめる工
程; (C)該照射塗膜を水で洗浄し、未露光部分の塗膜を溶
出、除去する工程; (D)該基板上の塗膜が除去された部分の導電体をエッ
チングにより除去する工程;及び (E)該基板上に残存するレジスト膜を除去する工程 よりなる導電体パターンを有する基板の製造方法を提供
するものである。 【0011】以下、本発明の方法についてさらに詳細に
説明する。 【0012】工程(A): 光重合性組成物: 本発明の工程(A)で使用される光重
合性組成物は、樹脂成分として、分子中に重合性不飽和
基及び非プロトン性オニウム塩含有基を有するビニル重
合体(a)を、光重合開始剤(b)と共に含有するもの
である。 【0013】上記ビニル重合体(a)における重合性不
飽和基としては、例えば、アクリロイル基、メタクリロ
イル基、イタコノイル基、マレオイル基、フマロイル
基、クロトノイル基、アクリルアミド基(CH=CH
−CONH−)、メタクリルアミド基(CH C(
)−CONH−)、シンナモイル基、ビニル基、ア
リル基等の重合性二重結合を含有する基が挙げられ、中
でも、アクリロイル基及びアクリルアミド基が好適であ
る。 【0014】これらの重合性不飽和基の重合体(a)に
おける含有量は、光重合性組成物の硬化性等の観点か
ら、重合体1kg(固形分として、以下同様)あたり
0.3〜7.5当量、好ましくは0.5〜5当量、さらに
好ましくは1〜4.5当量の範囲内とすることができ
る。該重合性不飽和基の含有量が0.3当量/kg重合
体より少ないと、光重合性組成物の硬化が不充分とな
り、逆に7.5当量/kg重合体を超えると、硬化物の
機械的特性が低下する傾向がみられる。 【0015】また、上記ビニル重合体(a)における非
プロトン性オニウム塩含有基は、前記式[I]で表わさ
れる基であり、前記式[II]又は[III]で表わさ
れるオニウム塩形成部分と、その窒素原子もしくはリン
原子(Z)又は硫黄原子(Y)からβ位にある炭素原子
に2級又は3級の水酸基を含有する点に構造的特徴を有
するものである。かかる非プロトン性オニウム塩基に
は、それぞれ下記式(1)、(2)及び(3)が示され
る4級アンモニウム塩含有基、4級ホスホニウム塩含有
基及び3級スルホニウム塩含有基の3種が包含される。 【0016】 【化5】 【0017】式中、R 、R 及びRは前記の意味を
有する。 【0018】R3、R4及びR5によって示される「炭素
数1〜14の有機基」としては、アンモニウム塩基、ホ
スホニウム塩基又はスルホニウム塩基のイオン化を実質
的に妨害するものでない限り特に限定されるものではな
く、例えば、水酸基、アルコキシ基、エーテル結合等の
形態の酸素原子の如き異種原子を含有していてもよい炭
素数1〜14、好ましくは1〜8の炭化水素基が一般に
好適である。 【0019】かかる炭化水素基としては、アルキル基、
シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリー
ル基、アラルキル基等の脂肪族、脂環式又は芳香族炭化
水素基を例示することができ、中でも、アルキル基が好
適である。 【0020】上記アルキル基は、直鎖状及び分枝鎖状の
いずれであってもよく、炭素数8個以下、好適には低級
のものが望ましく、例えばメチル、エチル、n−もしく
はiso−プロピル、n−、iso−、sec−もしく
はtert−ブチル、ペンチル、ヘプチル、オクチル基
等が挙げられる。ここで「低級」とは炭素数が6個以
下、特に4個以下であることを意味する。 【0021】上記シクロアルキル基又はシクロアルキル
アルキル基としては、炭素数5〜8個のものが好まし
く、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘ
キシルメチル、シクロヘキシルエチル基等が挙げられ
る。 【0022】上記アリール基には、フェニル、トルイ
ル、キシリル基等が包含され、また、上記アラルキル基
としては、ベンジル、フェネチル基等が好適である。 【0023】また異種原子、例えば酸素原子が含有され
ている炭化水素基の好ましい例としては、ヒドロキシア
ルキル基(特にヒドロキシ低級アルキル基)、具体的に
はヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシブ
チル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘプチル、ヒド
ロキシオクチル基等;アルコキシアルキル基(特に低級
アルコキシ低級アルキル基)、具体的にはメトキシメチ
ル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシ
エチル、iso−プロポキシメチル、n−ブトキシメチ
ル、iso−ブトキシエチル、tert−ブトキシエチ
ル基等;ポリ(オキシアルキレン)エーテル基を含有す
るアルキルエーテル基、具体的には下記式 【0024】 【化6】 【0025】[式中、Rは水素原子又はメチル基を示
し、R′は水素原子又は炭素原子数1〜12の炭化水素
基を示し、nは1〜10の整数である]で表わされる基
等を例示することができる。 【0026】R3及びR4、又はR3、R4及びR5が一緒
になって、これらが結合している窒素原子、リン原子も
しくは硫黄原子と共に形成される複素環式基である場合
の−W+としては、下記に示すものを例示することがで
きる。 【0027】 【化7】 【0028】しかして、−W+によって示される前記式
[II]又は[III]の4級アンモニウム塩基、ホス
ホニウム塩基又は3級スルホニウム塩基のうち特に好適
なものとしては、トリメチルアンモニウム、トリエチル
アンモニウム、N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチ
ルアンモニウム、N,N−ジエチル−N−ヒドロキシエ
チルアンモニウム、トリメチルホスホニウム、トリエチ
ルホスホニウム、トリブチルホスホニウム、トリフェニ
ルホスホニウム、ジメチルスルホニウム、ジエチルスル
ホニウム、ビス(ヒドロキシエチル)スルホニウム、 【0029】 【化8】 【0030】[式中、Rは炭素原子数1〜8の炭化水素
基を示し、R′は水素原子又はメチル基を示し、R″は
炭素原子数1〜4の炭化水素基を示す]、 【0031】 【化9】【0032】[式中、R′は上記と同じ意味を有し、
R′″は炭素原子数1〜8の炭化水素基、 【0033】 【化10】 【0034】(ここで1〜3の整数である)、3−ヒド
ロキシ−n−ブチル基、又は 【0035】 【化11】 【0036】(ここでR′は上記と同じ意味を有し、y
は1〜10の整数である)を示す]などが挙げられる。 【0037】一方、R2で示される「水酸基、アルコキ
シ基、エステル基もしくはハロゲン原子で置換されてい
てもよい炭素数1〜8の炭化水素基」における該炭化水
素基としては、アルキル基、アルケニル基、シクロアル
キル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、アラ
ルキル基等の脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素基を例
示することができる。これらのうち、アルキル基及びア
ルケニル基が好ましく、これらの基は直鎖状及び分枝鎖
状のいずれであってもよく、特に低級のものが望まし
く、例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プ
ロピル、n−、iso−、sec−もしくはtert−
ブチル、ペンチル、ヘプチル、オクチル、ビニル、1−
メチルビニル、2−メチルビニル、アリル基等が挙げら
れる。また、上記のエステル基は式AOCO−で示され
る基であり、ここでAは上記の如き炭化水素基を示す。 【0038】水酸基で置換された炭化水素基の好ましい
例としては、ヒドロキシアルキル基(特にヒドロキシ低
級アルキル基)、具体的にはヒドロキシメチル、ヒドロ
キシエチル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、
ヒドロキシヘプチル、ヒドロキシオクチル基等が挙げら
れる。 【0039】アルコキシ基で置換された炭化水素基の好
ましい例としては、アルコキシアルキル基(特に低級ア
ルコキシ低級アルキル基)、具体的にはメトキシメチ
ル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシ
エチル、iso−プロポキシメチル、n−ブトキシメチ
ル、iso−ブトキシエチル、tert−ブトキシエチ
ル基等が挙げられる。 【0040】エステル基で置換された炭化水素基の好ま
しい例としては、低級アルコキシカルボニルアルキル
基、低級アルコキシカルボニルアルケニル基等、具体的
にはメトキシカルボニルメチル、プロポキシカルボニル
エチル、エトキシカルボニルプロピル、メトキシカルボ
ニルブチル、メトキシカルボニルエチレニル、エトキシ
カルボニルエチレニル基等が挙げられる。 【0041】ハロゲン原子で置換された炭化水素基の好
ましい例としては、具体的にはフルオロメチル、クロロ
メチル、ブロモメチル、ヨードメチル、ジクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロエ
チル、クロロブチル基等が挙げられる。 【0042】しかして、R2として特に好適な基として
は、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、ハ
ロゲン原子で置換された低級アルキル基(殊にトリフル
オロメチル及びトリクロロメチル)などが挙げられる。 【0043】前記式[I]で示される非プロトン性オニ
ウム塩含有基の重合体(a)における含有量は、現像速
度、形成されるレジストパターンの解像度等の観点か
ら、重合体1kgあたり0.1〜2.5当量、好ましくは
0.3〜2.5当量、さらに好ましくは0.5〜1.5当量
の範囲内とすることができる。式[I]の基の含有量が
0.1当量/kg重合体より少ないと、重合体の極性が
低下し、それを用いて形成される塗膜の現像速度が低下
しやすく、逆に、2.5当量/kg重合体を超えて多く
なると、重合体の極性が高くなりすぎ、現像して得られ
るレジストパターンが膨潤しやすく、解像度が低下する
おそれがある。 【0044】以上述べた如き重合性不飽和基及び非プロ
トン性オニウム塩含有基を有するビニル重合体(a)
は、被膜強度、塗膜の指触乾燥性、取扱性等の観点か
ら、一般に3,000〜100,000、特に5,000
〜50,000の範囲内の数平均分子量を有するのが好
適である。 【0045】ビニル重合体(a)は、例えば、少なくと
も2個以上のエポキシ基を含有するビニル重合体(以
下、エポキシ基含有ビニル重合体という)に、該エポキ
シ基及び存在することがある水酸基などの他の官能基を
利用して、重合性不飽和基及び非プロトン性オニウム塩
含有基を導入することにより製造することができる。 【0046】上記エポキシ基含有ビニル重合体の代表例
としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、ジグリシジルフマレート、ε−カプロラクト
ン変性グリシジル(メタ)アクリレート、下記式[I
V]で表されるβ−メチルグリシジルアクリレート、下
記式[V]で表されるβ−メチルグリシジルメタクリレ
ート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有重
合性不飽和単量体とその他の重合性不飽和単量体との共
重合体が挙げられる。 【0047】 【化12】【0048】これらのエポキシ基含有重合性不飽和単量
体と共重合可能なその他の重合性不飽和単量体の代表例
としては下記のものを挙げることができ、これらの中か
ら1種又はそれ以上を適宜選択して使用することができ
る。アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
(n−もしくはiso−)プロピル、アクリル酸(n
−、iso−、sec−もしくはtert−)ブチル、
アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸n−オクチル、アクリル酸デシル、アクリル
酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸(n−もしくはiso−)プロピル、メタ
クリル酸(n−、iso−、sec−もしくはtert
−)ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸
デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸又はメ
タクリル酸の炭素数1〜30のアルキル又はシクロアル
キルエステル;アクリル酸メトキシブチル、メタクリル
酸メトキシブチル、アクリル酸メトキシエチル、メタク
リル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシブチル、メ
タクリル酸エトキシブチル等のアクリル酸又はメタクリ
ル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキルエステル;
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−
クロルスチレン等のビニル芳香族化合物;パーフルオロ
ブチルエチル(メタ)クリレート、パーフルオロイソノ
ニルエチル(メタ)クリレート、パーフルオロオクチル
エチル(メタ)クリレート等のアクリル酸又はメタクリ
ル酸のパーフルオロアルキルエステル;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル;エチレン、プロピレン、ブチ
レン、ペンテンなどのオレフィン類;ブタジェン、イソ
プレン、クロロプレンなどのジエン化合物;トリフルオ
ロエチレン、テトラフルオロエチレン、フッ化ビニリデ
ンなどのフルオロオレフィン類;酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ベオバモノマー(シェ
ル化学社製商品名、分岐高級脂肪酸のビニルエステ
ル)、酢酸イソプロペニルなどの炭素原子数1〜20の
脂肪酸のビニルエステル類やプロペニルエステル類;エ
チルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イ
ソプロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オ
クチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテ
ル、フェニルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル
などのビニルエーテル類;2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシ
ブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシ
ブチルメタクリレートなどのアクリル酸またはメタクリ
ル酸の炭素数2〜8のヒドロキシアルキルエステル;ア
クリル酸又はメタクリル酸のヒドロキシアルキルエステ
ルとε−カプロラクトンとの付加物、例えばプラクセル
FA−1、同FA−2、同FA−3、同FM−1、同F
M−2、同FM−3(いずれもダイセル社製、「プラク
セル」は商標名);ポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート類、ヒドロキシアルキルビニルエーテ
ル類など。 【0049】以上に述べたエポキシ基含有重合性不飽和
単量体とその他の重合性不飽和単量体との共重合は、そ
れ自体既知の重合法、例えば、バルク又は溶液状態での
アニオン重合法;バルク、溶液、サスペンジョン又はコ
ロイド状態でのラジカル重合法等の方法により行なうこ
とができる。 【0050】得られるエポキシ基含有共重合体は、必要
により、脂肪族又は芳香族カルボン酸などと反応させる
ことにより部分的に変性することができる。この変性の
ために使用しうるカルボン酸としては、例えば、酢酸、
蟻酸、乳酸、ヒドロキシ酢酸、安息香酸などの脂肪族又
は芳香族モノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、無水
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸又はヘキサヒドロ
無水フタル酸などの脂肪族又は芳香族ジカルボン酸又は
その無水物と炭素数1〜8のモノアルコール(例えばメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘ
キシルアルコール、オクチルアルコールなど)との半エ
ステル化物などを挙げることができる。かかるカルボン
酸によるエポキシ基含有ビニル重合体の変性は、後述す
る重合性不飽和基及び非プロトン性オニウム塩含有基の
導入反応によって、これらの基が所定量導入できる程度
にビニル重合体中のエポキシ基が保持される範囲内で行
なうことができる。この変性は後述する重合性不飽和基
の導入反応と同時的に行なってもよい。 【0051】以上述べたエポキシ基含有ビニル重合体
は、一般に3,000〜100,000、特に5,000
〜50,000の範囲内の数平均分子量を有することが
好ましく、また、エポキシ当量は一般に100〜100
0、特に120〜600、さらに特に150〜500の
範囲内のエポキシ当量を有することが望ましい。 【0052】前記エポキシ基含有ビニル重合体への重合
性不飽和基の導入は、それ自体既知の方法により行なう
ことができ、例えば、次のような反応を利用して導入す
ることができる。 【0053】(i) カルボキシル基を有する重合性不
飽和化合物中の該カルボキシル基と、エポキシ基含有ビ
ニル重合体中の該エポキシ基との間の付加反応; (ii) 水酸基を有する重合性不飽和化合物中の該水酸
基と、エポキシ基含有ビニル重合体中の該エポキシ基と
の間の付加反応; また、エポキシ基含有ビニル重合体中に水酸基が存在す
る場合には、 (iii) カルボキシル基を有する重合性不飽和化合物中
の該カルボキシル基と、該ビニル重合体中の水酸基との
間のエステル化反応; (iv) イソシアネート基を有する重合性不飽和化合物
中の該イソシアネート基と、該ビニル重合体中の水酸基
との間の付加反応; (v) 酸無水物基を有する重合性不飽和化合物中の該
酸無水物基と、該ビニル重合体中の水酸基との間のハー
フエステル化反応; (vi) エステル基を有する重合性不飽和化合物中の該
エステル基と、該ビニル重合体中の水酸基との間のエス
テル交換反応;など。 【0054】上記反応のうち、(i)、(ii)及び(i
v)の反応が好適であり、以下、これらの反応について
さらに詳細に述べる。 【0055】上記(i)の反応に使用することのできる
カルボキシル基を有する重合性不飽和化合物としては、
例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸
モノアルキルエステル、マレイン酸モノアルキルエステ
ル、フマル酸モノアルキルエステル等が挙げられ、ま
た、上記(ii)の反応に使用することのできる水酸基を
有する重合性不飽和化合物としては、例えば、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸の
ヒドロキシアルキルエステル、アリルアルコール、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド等の重合性不飽和基
を有するモノアルコールが挙げられ、さらに、上記(i
v)の反応に使用することのできるイソシアネート基を
有する重合性不飽和化合物としては、上記重合性不飽和
基を有するモノアルコールとトリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート等のジイソシアネート
化合物との等モル付加物やm−イソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジルイソシアネート等を例示することが
できる。 【0056】上記(i)の反応は、酸価が10以下とな
るまで、通常、80〜150℃の温度で1〜10時間反
応させることによって行なうことができる。この反応に
際し、テトラエチルアンモニウムクロライド等の4級ア
ンモニウム塩、ジブチル錫ジアセテート、ジラウリル錫
オキサイド、ジブチル錫ジオキサイド等の有機錫化合物
等を触媒として重合体1000部に対して0.1〜5部
程度の量で使用してもよい。 【0057】また、上記(ii)の反応は、通常、120
〜180℃の温度において1〜10時間程度で終了せし
めることができる。 【0058】さらに、上記(iv)の反応は、例えば、イ
ソシアナトエチル(メタ)アクリレート、m−イソプロ
ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート等の
イソシアネート基含有重合性不飽和化合物と水酸基及び
エポキシ基を含有するビニル重合体とを、通常、30〜
150℃の温度で1〜10時間程度反応させることによ
って行なうことができる。該反応の進行は、赤外線吸収
スペクトルによって確認することができ、一般にフリー
のイソシアネート基の吸収が認められなくなった時点で
反応を終了する。反応時におけるイソシアネート基と水
酸基との比率は、一般に、水酸基が過剰となるようにす
るのが好ましい。反応触媒として上記(i)の反応につ
いて述べたと同様の有機錫化合物や3級アミンを重合体
1000重量部に対して0.1〜5重量部の範囲内で使
用してもよい。 【0059】一方、前記エポキシ基含有ビニル重合体へ
の前記式[I]の非プロトン性オニウム塩含有基の導入
は、例えば、下記反応式1に示す方法に従い、有機溶媒
の存在又は不存在下に、エポキシ基含有ビニル重合体
[VI]を、3級アミンもしくは3級ホスフィン[VI
I]又はチオエーテル[VIII]及び有機酸[IX]
と反応させることにより行なうことができる。 【0060】 【化13】【0061】上記反応式中、(Poly)はエポキシ基含有
重合体の主鎖部分を表わし、R1、R2、R3、R4
5、W、Y及びZは前記の意味を有する。 【0062】上記反応は通常約40〜約80℃の温度に
おいて約1〜約20時間行なうことができる。 【0063】また、有機溶媒としては、例えばエチレン
グリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル等のエーテルアルコール系溶媒;ジオ
キサン、エチレングリコールジエチルエーテル等のエー
テル系溶剤、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール系溶媒;メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン系溶媒;ブチルアセテート、エ
チレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエ
ステル系溶媒等を挙げることができる。 【0064】さらに、有機酸(HOCOR2)として
は、R2が水素原子又は場合により水酸基、アルコキシ
基、エステル基もしくはハロゲン原子で置換されていて
もよい炭素数1〜8の炭化水素基を示すアニオン形成性
の有機カルボン酸である限り、それ自体既知のものを広
く使用することができ、具体的には、酢酸、蟻酸、トリ
メチル酢酸、アクリル酸、メタクリル酸、乳酸、ヒドロ
キシ酢酸、クロトン酸、クロル酢酸、マレイン酸モノメ
チルエステル、フマル酸モノエチルエステル、イタコン
酸モノメチルエステル等を例示することができる。これ
らの中でも、特に解離定数(pKa値)が1×10-5
上のものが好適である。 【0065】さらに、式[I]の非プロトン性オニウム
塩含有基のビニル重合体への導入は、反応式2に示す方
法に従い、例えばカルボキシル基又は水酸基を含有する
ビニル重合体にエピハロヒドリンを反応させることによ
り得られる2−ハロゲノ−1−ヒドロキシエチル基を有
するビニル重合体[X]を、有機溶媒の存在又は不存在
下に、3級アミンもしくは3級ホスフィン[VII]又
はチオエーテル[VIII]を反応させた後、有機酸
[IX]を反応させることによっても行なうことができ
る。 【0066】 【化14】【0067】上記反応式中、(Poly)′はビニル重合体の
主鎖部分を表わし、Halはハロゲンであり、R1
2、R3、R4、R5、W、Y及びZは前記の意味を有す
る。 【0068】上記反応において、3級アミンもしくは3
級ホスフィン[VII]又はチオエーテル[VIII]
はそれぞれ単独で使用することができ或いは2種又はそ
れ以上を組合わせて使用してもよい。 【0069】また、有機酸[IX]として、例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸モノ
アルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステル、イ
タコン酸モノアルキルエステル等の重合性不飽和基を有
するカルボン酸を使用することにより、前記式[I]の
非プロトン性オニウム塩含有基のアニオン部分として、
非プロトン性オニウム塩含有基の導入と同時に重合性不
飽和基を導入することができる。このように、式[I]
の非プロトン性オニウム塩含有基中のR2が重合性不飽
和基である場合、重合性不飽和基及び非プロトン性オニ
ウム塩含有基のビニル重合体(a)中における含有量の
決定に際しては、それぞれの基が1当量存在するとして
計算するものとする。 【0070】ビニル重合体への重合性不飽和基及び非プ
ロトン性オニウム塩含有基の導入はいずれの順序で行な
ってもよく、その導入量は、得られるビニル重合体中の
重合性不飽和基及び非プロトン性オニウム塩含有基の含
有量が前述した範囲内になるように調節する。 【0071】以上述べた如くして製造される重合性不飽
和基及び前記式[I]の非プロトン性オニウム塩含有基
を有するビニル重合体(a)は、光重合開始剤(b)と
共に光重合性組成物の主成分をなすものである。 【0072】この光重合性組成物において使用可能な光
重合開始剤(b)としては、光重合の分野でそれ自体既
知のものを使用することができ、例えば、ベンゾイン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンジル、ジフェニルジスルフィド、テトラメチル
チウラムモノサルファイド、エオシン、チオニン、ジア
セチル、ミヒラーケトン、アントラキノン、クロルアン
トラキノン、メチルアントラキノン、α−ヒドロキシイ
ソブチルフェノン、p−イソプロピルα−ヒドロキシイ
ソブチルフェノン、α,α′−ジクロル−4−フェノキ
シアセトフェノン、1−ヒドロキシ1−シクロヘキシル
アセトフェノン、2,2−ジメトキシ2−フェニルアセ
トフェノン、メチルベンゾイルフォルメイト、2−メチ
ル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフ
ォリノ−プロパン、チオキサントン、ベンゾフェノンな
どが使用できる。 【0073】これらの光重合開始剤(b)の使用量は厳
密に制限されるものではなく、ビニル重合体(a)及び
光重合開始剤(b)の種類等に応じて広い範囲にわたっ
て変えることができるが、一般には、ビニル重合体
(a)100重量部(固形分として)あたり0.1〜1
0重量部、好ましくは0.5〜7重量部、さらに好まし
くは1〜5重量部の範囲内が適当である。また、ケトク
マリン系、メロシアニン系等の増感色素を0.01〜5
重量部、好ましくは0.05〜3重量部の範囲内で上記
光重合開始剤(b)と併用してもよい。 【0074】本発明において使用する光重合性組成物
は、実質的にビニル重合体(a)と光重合開始剤(b)
のみからなることもできるが、通常、塗装性などの点か
ら有機溶剤型として使用するか、或いはビニル重合体
(a)の作成時の溶媒として水混和性の有機溶媒を使用
し、得られる重合体液に水を加えるか又は水中に混入す
ることによって、水溶液乃至水分散液の形態で使用する
のが好都合である。特に水ないし水と水に親和性の有機
溶媒との混合溶剤を用いた引火性のない水溶液ないし水
分散液の形態のものが好ましい。 【0075】上記溶媒としては、上記組成物におけるビ
ニル重合体(a)及び光重合開始剤(b)を溶解ないし
は分散しうるものであればとくに制限はなく、例えば、
酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類;エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール等のグリコールエーテル類;トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類;メタノール、エタノール、ブタノ
ール等のアルコール類;メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類;水などが挙げられる。こ
れらの溶媒は単独または混合して使用することができ、
その使用量は組成物の塗布方法などにより適宜調整する
ことができる。 【0076】また、上記組成物には、必要に応じてさら
に、着色顔料、体質顔料、防錆顔料、染料、熱可塑性重
合体、多官能性ビニル単量体又はオリゴマー、レベリン
グ剤、消泡剤、タレ止め剤等の各種添加剤を配合しても
よい。着色顔料、体質顔料、防錆顔料及び染料としては
インキ、塗料の分野で通常用いられるものを使用するこ
とができ、上記組成物の固形分を基準にして50重量%
以下、特に30重量%以下の量で配合することが好まし
い。 【0077】また、上記多官能性ビニル単量体又はオリ
ゴマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリレート、ノルボルネンジ(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アク
リレート、ポリカプロラクトンジオールジ(メタ)アク
リレート等が挙げられ、これらの多官能性ビニル単量体
又はオリゴマーや熱可塑性重合体の配合量は上記組成物
の固形分を基準にして30重量%以下、特に15重量%
以下の量で使用することが好ましい。 【0078】塗膜の形成:以上の如くして調製される光
重合性組成物は、少なくとも一面に銅、酸化錫−インジ
ウムなどからなる導電体層を有する基板、例えば、銅メ
ッキした積層板、銅張積層板、酸化錫−インジウム等の
基板の該導電体表面に、スプレー塗装、ハケ塗り、ロー
ル塗装、スピンコーティング、浸漬塗装、シルクスクリ
ーン印刷等の方法で塗布することができる。 【0079】その際の塗布膜厚は特に制限されるもので
はなく、用いた光重合性組成物の種類や得られる回路板
の使用目的等に応じて変えることができるが、一般に
は、乾燥膜厚で0.5〜50μm、特に3〜30μmの
範囲内が好適である。 【0080】塗膜はフォトマスクの粘着を防止する等の
ため、場合により、約100℃以下で且つビニル重合体
(a)中の非プロトン性オニウム塩含有基が実質的に分
解しない温度で例えば約1〜約30分間加熱して、該塗
膜中の溶剤を部分的に又は実質的に完全に除去してもよ
い。 【0081】工程(B):かくして形成される基板上の
光重合性組成物の未硬化塗膜に、次いで活性光線をレジ
ストパターン通りに照射して、露光部分の塗膜を選択的
に硬化せしめる。レジストパターン通りの照射は、例え
ば、ネガ型のフォトマスクを介して活性光線を照射する
方法、レーザー走査による直接描画法等によって行なう
ことができる。 【0082】照射に使用しうる活性光線としては、紫外
線、可視光線、レーザー光(例えば可視光レーザー、紫
外線レーザー)等が挙げられ、その照射量は通常1〜5
00mj/cm2、好ましくは3〜200mj/cm2
範囲内が適当である。また、上記活性光線の照射源とし
ては、従来から光硬化性樹脂組成物の光照射のために使
用されているものが同様に使用可能であり、例えば、超
高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、アルゴンレーザー、
エキシマレーザー等が挙げられる。 【0083】工程(C):上記照射によりパターン通り
に選択的に硬化された基板上の塗膜は、次いで現像され
る。現像は照射塗膜を水で洗浄し、未露光部分の未硬化
塗膜を溶出、除去することにより行なうことができる。 【0084】照射塗膜の洗浄は、例えば、脱イオン水や
市水等に浸漬するか又はそれらをスプレーする等の方法
によって行なうことができる。洗浄の条件は特に制限さ
れるものではないが、浸漬又はスプレーは、通常、15
〜40℃の温度で15秒〜5分間程度の条件で行なうこ
とが好ましい。水洗後の塗膜は、必要に応じて、約10
0℃以下の温度で乾燥することができる。 【0085】これにより、基板の導電体表面に、光重合
性組成物の硬化した塗膜よりなる所望のレジストパター
ンを形成せしめることができる。 【0086】工程(D):基板上の上記現像工程により
未硬化塗膜が除去され露出した部分の導電体は次いでエ
ッチングにより除去される。 【0087】このエッチングは、基板及び基板上の導電
体の種類やエッチングの目的等に応じて選択された最適
のエッチング剤を用いて行なうことができ、その選択は
当業者であれば従来の知識及び経験に基いて容易になし
うることである。 【0088】例えば、導電体が銅である場合には、塩化
第二銅等の酸性エッチング液又はアンモニア系エッチン
グ液を用いて、そして導電体が酸化錫−インジウム(I
TO)である場合には、王水−臭化水素酸等を用いて行
なうことができる。 【0089】このエッチングによって、現像工程により
露出した部分の導電体を除去することができる。 【0090】工程(E):最後に基板上に残存するレジ
スト膜を除去することにより、目的とする回路板が得ら
れる。 【0091】レジスト膜の除去は、該レジスト膜を溶解
するが基板及び基板上の金属導体を実質的に侵かすこと
のない溶剤を用いて行なうことができ、例えば、アルカ
リ又は酸の希薄水溶液や各種の有機溶剤を使用すること
ができる。 【0092】 【発明の効果】以上に述べた本発明の方法によれば、現
像を無害な水を用いて行なうことができるので、安全衛
生上の問題を一挙に解決することができる。 【0093】また、従来、基板表面が無機イオンで汚染
されるのを避けるためにテトラメチルアンモニウムハイ
ドロキサイドのような高価な現像剤が使用されていた
が、本発明によれば、水洗のみで所望のレジストパター
ンが得られるので、そのような高価な現像剤を使用する
必要がない。 【0094】さらに、本発明で使用する光重合性組成物
は容易に水溶液型又は水分散液型として基板上に塗布す
ることができるので、塗布工程での有機溶剤による火災
等の危険性を避けることもできる。 【0095】 【実施例】以下、実施例を掲げて本発明をより具体的に
説明する。なお、以下の記載において「部」及び「%」
は、特にことわらない限り、「重量部」及び「重量%」
を意味する。 【0096】エポキシ基含有重合体の合成 合成例1 スチレン 100部 メチルメタアクリレート 100部 グリシジルメタアクリレート 676部 n−ブチルアクリレート 124部 t−ブチルパーオキシオクトエート 30部 の混合物を、115℃に加熱したエチレングリコールモ
ノエチルエーテル950部の入ったフラスコ中に2時間
を要して滴下し、更に1時間115℃に保った後、t−
ブチルパーオキシオクトエート3部をエチレングリコー
ルモノエチルエーテル50部に溶解した溶液を、1時間
を要して115℃に保った該フラスコ中に滴下し、更に
5時間115℃に保持して重合体溶液−1(固形分50
%)を得た。 【0097】得られた重合体の数平均分子量は約15,
000であり、エポキシ当量は約210であった。 【0098】合成例2 スチレン 150部 メチルメタアクリレート 200部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 100部 グリシジルメタアクリレート 148部 n−ブチルメタアクリレート 402部 アゾビスイソバレロニトリル 50部 の混合物を、90℃に加熱したエチレングリコールモノ
ブチルエーテル617部の入ったフラスコ中に2時間を
要して滴下し、更に1時間90℃に保った後、アゾビス
イソバレロニトリル2部をエチレングリコールモノブチ
ルエーテル50部に溶解した溶液を、1時間を要して9
0℃に保った該フラスコ中に滴下し、更に5時間90℃
に保持して重合体溶液−2(固形分60%)を得た。 【0099】得られた重合体の数平均分子量は約26,
000であり、エポキシ当量は約960であった。 【0100】合成例3 スチレン 100部 メチルメタアクリレート 100部 i−ブチルメタアクリレート 126部 グリシジルアクリレート 674部 ベンゾイルパーオキサイド 80部 の混合物を、90℃に加熱したエチレングリコールモノ
エチルエーテル667部の入ったフラスコ中に2時間を
要して滴下し、更に1時間90℃に保った後、更に5時
間100℃に保持して重合体溶液−3(固形分60%)
を得た。 【0101】得られた重合体の数平均分子量は約18,
000であり、エポキシ当量は約190であった。 【0102】合成例4 合成例1においてグリシジルメタアクリレート676部
の代わりにβ−メチルグリシジルアクリレートを676
部使用する以外は合成例1と全く同様にして重合体溶液
−4(固形分50%)を得た。 【0103】得られた重合体の数平均分子量は約15,
000であり、エポキシ当量は約210であった。 【0104】製造例1 アクリル酸 171部 チオジグリコール 122部 メトキシハイドロキノン 0.5部 重合体溶液−1を1,000部フラスコに入れ、70℃
に加温し、フラスコ内を70℃に保ちつつ、上記成分の
混合物を2時間を要して滴下した後、70℃で8時間加
熱して固形分61%の樹脂溶液A−1を得た。 【0105】この樹脂は固形分において、 重合性不飽和基 3.0当量/kg 第3級スルホニウム塩 1.26当量/kg を有していた。 【0106】製造例2 アクリル酸 25部 テトラエチルアンモニウムブロマイド 1.0部 ハイドロキノン 0.3部 重合体溶液−2を833部フラスコに入れ、80℃に加
温し、ついで、上記成分の混合物をフラスコ内温度を1
00℃に保ちつつ3時間を要して滴下した後、100℃
で8時間反応させて樹脂酸価0.3のエポキシエステル
溶液を得た。この溶液を約30℃まで冷却した後、トリ
エチルアミン17.5部及び酢酸10部を加え、40℃
で10時間反応させて固形分62%の樹脂溶液A−2を
得た。この樹脂は固形分において 重合性不飽和基 0.63当量/kg 第4級アンモニウム塩 0.31当量/kg を有していた。 【0107】製造例3 重合体溶液−3 833部 メタクリル酸 86部 ハイドロキノン 0.5部 テトラエチルアンモニウムクロライド 1.0部 をフラスコ中に入れ、ついで120℃で4時間反応させ
て樹脂酸価0.5のエポキシエステル溶液を得た。この
溶液を約50℃まで冷却した後、トリフェニルホスフィ
ン227部、N,N−ジメチルエタノールアミン72部
及びアクリル酸117部を加え、70℃で10時間反応
させて固形分75%の樹脂溶液A−3を得た。この樹脂
は固形分において 重合性不飽和基 3.8当量/kg 第4級オニウム塩 1.29当量/kg (ホスホニウム塩+アンモニウム塩) を有していた。 【0108】製造例4 製造例1において重合体溶液−1の代わりに重合体溶液
−4を使用する以外は製造例1と全く同様にして固形分
61%の樹脂溶液A−4を得た。 【0109】この樹脂は固形分において、 重合性不飽和基 3.0当量/kg 第3級スルフォニウム塩 1.26当量/kg を有していた。 【0110】比較製造例1 製造例1においてアクリル酸171部のかわりにアクリ
ル酸10部及び酢酸134部を使用する以外は同様に行
ない、固形分68.5%の樹脂溶液C−1を得た。この
樹脂は固形分において 重合性不飽和基 0.18当量/kg 第3級スルホニウム塩 1.30当量/kg を有していた。 【0111】比較製造例2 製造例1においてアクリル酸171部のかわりにアクリ
ル酸150部及び酢酸17.5部を使用し、チオジグリ
コールの量を122部から6.3部に変更する以外は製
造例1と同様に行ない、固形分57.4%の樹脂溶液C
−2を得た。この樹脂は固形分において 重合性不飽和基 3.09当量/kg 第3級スルホニウム塩 . 08当量/kg を有してした。 【0112】比較製造例3 アクリル酸 100部 70%蟻酸 82部 30%トリメチルアミン 518.5部 ハイドロキノン 0.5部 60%重合体溶液−3の833部をフラスコ中に入れ、
40℃に加温、保持しつつ、上記成分の混合物を2時間
を要して滴下した後、40℃で15時間保持し、固形分
53%の樹脂溶液C−3を得た。この樹脂は固形分にお
いて 重合性不飽和基 1.71当量/kg 第4級アンモニウム塩 3.24当量/kg を有していた。 【0113】比較製造例4 スチレン 35部 メチルメタクリレート 25部 アクリル酸 40部 t−ブチルパーオクトエート 3部 上記成分の混合物を110℃に加熱した2−エトキシエ
チルアセテート145部中に2時間かけて滴下し、同温
度で8時間保持した。得られたアクリル樹脂は、酸価:
312、数平均分子量:16,000であった。 【0114】次いで、上記樹脂溶液にグリシジルメタク
リレート45部、テトラエチルアンモニウムブロマイド
0.1部及びハイドロキノン0.05部を加え、110℃
で4時間反応せしめ樹脂酸価92を有する固形分50%
の樹脂溶液C−4を得た。 【0115】比較製造例5 エピコート190S80(注1) 500部 アクリル酸 171部 チオジグリコール 122部 メトキシハイドロキノン 0.5部 上記成分の混合物をジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル350部がはいったフラスコ中に入れ、溶解させ
た後、70℃で10時間加熱して固形分69%の樹脂溶
液C−5を得た。この樹脂は固形分において 重合性不飽和基 3.0当量/kg 第3級スルホニウム塩 1.26当量/kg を有していた。 【0116】(注1)エピコート190S80・・・油
化シェルエポキシ社製、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂、数平均分子量約1100、エポキシ当量約21
0。 【0117】実施例1 樹脂溶液A−1 164部にモダフロー(米国モンサン
ト社製、表面調整剤)2.0部及びベンゾインエチルエ
ーテル5部を1−メトキシ−2−プロパノール15部に
溶解した溶液を混合した後、脱イオン水200部を加
え、混合溶解し、水溶液型の光重合性組成物を得た。 【0118】かくして得られた組成物を、35μmの銅
箔をガラスエポキシ基材の両面にラミネートした基板上
に、硬化被膜厚で15〜20μmになるようにロールコ
ーター法で塗布し、70℃で10分間予備加熱した後、
ラインスペース30μm/30μm〜100μm/10
0μm(L/S=10μm/10μmずつ増加)のテス
トパターンを有するポリエチレンテレフタレート製のフ
ォトマスクを介して、超高圧水銀灯により、360nm
の波長でモニターした露光量が50mJ/cm2になる
ように露光した。ついで水温25℃の水で現像を行なっ
た後、アンモニア系エッチング液を用い、45℃で露出
した銅箔を完全に除去した後、3%苛性ソーダ水溶液又
は5%乳酸水溶液を用いて温度35℃、40℃、50℃
又は60℃と時間60秒、120秒、180秒又は30
0秒を組合せた後記表2に示す条件にて、基板上に残存
するレジスト膜を除去した。 【0119】L/S=30μm/30μm〜100μm
/100μmまですべて非常に良好なエッチングパター
ンが得られた。 【0120】実施例2〜4 後記表1に示す配合に基づいて光重合組成物を得、実施
例1と同様にして塗布−露光−現像−エッチング−レジ
スト膜剥離を行なった。実施例3については、塩化第2
鉄エッチング液を用いて50℃でエッチングを行なっ
た。いずれも実施例1と同様、良好なエッチングパター
ンが得られた。 【0121】比較例1〜4 後記表1に示す配合に基づいて光重合性組成物を得、実
施例1と同様にして、塗布−露光−現像−エッチング−
レジスト膜剥離を行なった。 【0122】比較例1では、光硬化性が十分でなく、現
像時において膜が膨潤し、70μm/70μm以下のパ
ターンでは剥離を生じ、良好な現像パターンが得られな
かった。 【0123】比較例2では、未露光部の水に対する溶解
性が悪く、現像が不能であり、比較例3では、露光部が
現像時において膨潤し、50μm/50μm以下のパタ
ーンでは剥離を生じ、またエッチングにおいて70μm
/70μm以下のレジストパターンの剥離を生じ、得ら
れたエッチングパターンに欠損を生じた。 【0124】また、比較例4では、水では全く現像する
することができず、そして中和なしには水溶液型ないし
水分散型のレジストにすることはできなかった。比較例
4で使用した樹脂のカルボン酸をトリエチルアミンで中
和すると水分散性とすることはできるが、得られたレジ
ストはやはり水では現像することができなかった。 【0125】比較例5 後記表1に示す配合に基づいて光重合性組成物を得、実
施例1と同様にして塗布−露光−現像−エッチングを行
なった。 【0126】実施例1〜4と同様良好なパターンを有す
るエッチングパターンが得られた。次いで実施例と同様
に残存するレジスト膜の剥離を行なった。 【0127】比較例5では、実施例1と同様の3%苛性
ソーダ水溶液又は5%乳酸水溶液による残存レジスト膜
の除去に加えて、5%苛性ソーダ水溶液又は10%乳酸
水溶液による残存レジスト膜の除去を表3に示す温度−
時間条件で行なった。 【0128】実施例1〜4および比較例5で得られたエ
ッチング、残存レジスト剥離工程後の回路基板における
レジストの残存の有無及び基板の状態を下記試験方法に
従って調べた。この結果を後記表2および表3に示す。 【0129】試験方法 (1) レジスト残存の有無:残存レジスト剥離工程後
の基板におけるレジストの残存状態を目視により調査
し、下記基準に従って評価した。 【0130】○:レジストの残存なし △:レジストが部分的に剥離し、一部が残存している ×:レジストが剥離せずに残存している (2) 基板の状態:基板における銅回路の変色やピッ
ティングなどの異常を目視で調査し、下記基準に従って
評価した。 【0131】○:異常が認められず △:少し黒変 ×:かなり黒変 ××:激しく黒変 P:ピッティング発生 後記表2及び表3に示すように、比較例5では実施例1
〜4に比較して残存レジストの剥離性が著しく劣り、5
%苛性ソーダ水溶液又は10%乳酸水溶液で5分以上処
理しないと残存レジスト膜を完全に除去することはでき
なかった。 【0132】しかし、この条件では、銅基板表面の著し
い変色を生じ、またパターンにピッティングが生じ易く
なり基板品質上好ましくなく、さらに濃厚なアルカリや
酸の水溶液を高温で取り扱わなければならず、安全、衛
生上からも好ましくない。 【0133】比較例6 実施例1において現像を行なった後、基板を130℃で
20分間加熱し、ついで実施例1と同様にしてエッチン
グした後、残存レジスト膜の剥離を実施した。基板上に
残存するレジスト被膜の剥離は極めて困難であり、例え
ば10%カセイソーダ水溶液又は20%乳酸水溶液で7
0℃において30分以上処理することが必要であった。
このため、レジスト剥離後の基板の変色やパターン上に
ピッティングが生じやすく、また、濃厚なアルカリや、
酸水溶液を高温で使用するため人体に対する危険性や、
設備の腐食、アルカリや酸のヒュームのため作業環境の
低下等の問題を生じた。 【0134】実施例5 実施例1の光重合組成物を、表面に厚さ0.2μmの酸
化錫−インジウム(ITO)の被膜を有するガラス板上
に、硬化被膜厚が0.7μmになるようにスピンコータ
で塗布し、60℃で5分乾燥後、波長365nmのレー
ザービームでライン/スペース=10/10μmのパタ
ーンを該被膜上にエネルギー密度10mJ/cm2で描
画した。次いで25℃の水で現像を行い、次いで臭化水
素酸溶液でエッチングを行なった後、50℃の5%乳酸
水溶液で残存するレジスト膜を剥離した。 【0135】完全に解像された良好なITOのエッチン
グパターンがガラス板上に得られた。 【0136】 【表1】 【0137】 【表2】【0138】 【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−59448(JP,A) 特開 平4−361265(JP,A) 特開 平4−359257(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/004 - 7/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)少なくとも一面に導電体層を有す
    る基板の該導電体表面に、 (a)重合体1kgあたり0.3〜7.5当量の重合性不
    飽和基及び0.1〜2.5当量の下記式[I] 【化1】 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は水素
    原子又は場合により水酸基、アルコキシ基、エステル基
    もしくはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1
    〜8の炭化水素基を示し、−W+は 【化2】 を示し、ここでZは窒素原子又はリン原子を示し、Yは
    硫黄原子を示し、R3、R4及びR5は同一又は相異な
    り、それぞれ炭素数1〜14の有機基を示すか、或いは
    3及びR4、又はR3、R4及びR5は一緒になって、こ
    れらが結合している窒素原子、リン原子もしくは硫黄原
    子と共に複素環式 基を形成してもよい]で表わされる
    非プロトン性オニウム塩含有基を有するビニル重合体
    と、 (b)光重合開始剤 を主成分として含有する光重合性組成物を塗布し、未硬
    化塗膜を形成する工程; (B)該未硬化塗膜に活性光線をレジストパターン通り
    に照射して露光部分の塗膜を選択的に硬化せしめる工
    程; (C)該照射塗膜を水で洗浄し、未露光部分の塗膜を溶
    出、除去する工程; (D)該基板上の塗膜が除去された部分の導電体をエッ
    チングにより除去する工程;及び (E)該基板上に残存するレジスト膜を3%〜10%未
    満の苛性ソーダ水溶液又は5%〜20%未満の乳酸水溶
    液により除去する工程よりなる導電体パターンを有する
    基板の製造方法。
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