JP3507613B2 - 情報処理機器及び同機器における情報出力制御方法 - Google Patents

情報処理機器及び同機器における情報出力制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字情報に基づい
てその文字情報あるいは対応する音声情報の少なくとも
一方を出力するのに好適な情報処理機器及び同機器にお
ける情報出力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型情報機器の高性能化に伴
い、小型で高性能な情報表示装置の利用が可能になり、
情報の確認、検索、記録が容易に行えるようになってき
ている。特に、ネットワーク環境での使用では、携帯型
情報機器により、必要なときに様々な情報をオンライン
で検索、利用することが可能となっている。また、記録
した情報の内容の確認、利用が様々な場所で行えるよう
になっている。
【0003】また近年は、マルチメディア情報の利用技
術も発展している。このようなマルチメディア情報の利
用技術の発展に伴い、携帯型情報機器でも利用者の状況
に応じて様々な形で情報を提示できるようにすることが
重要である。例えば、文字情報に基づいて文字を表示す
るだけでなく、その文字情報から例えば音声を合成し、
出力できるようにすることは、利用状況に応じた情報の
提示が可能となるため重要である。特に、表示画面を見
ることができない移動中のような状況でも、音声出力に
よる情報の提示を行うことで利用者の情報確認が可能と
なり、更に応用の場面が広がることが期待できる。
【0004】上記した携帯型情報機器に代表される文字
情報が利用可能な情報処理機器では、状況に応じて機器
の利用を中断、再開することが頻繁に起こる。そのた
め、この種の従来の情報処理機器には、前回に確認して
いた情報を容易に検索できるように、検索のための位置
マークを付与するものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の携
帯型情報機器は、マルチメディア情報が利用できるよう
になり、文字情報をいわゆる文音声変換により音声合成
して出力することが可能となっても、文字表示と音声合
成出力はそれぞれ独立したものであり、文字表示と音声
合成出力において、中断、再開する際に利用者の利用状
況を考慮して、それぞれのメディアに応じて利用するこ
とができなかった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、実行中の情報提示の終了を伴う制御情報
が入力された場合の情報出力位置を記憶しておくこと
で、再度同じ情報を出力する場合には、その記憶してお
いた情報出力位置を利用して前回の続きから出力が再開
できる情報処理機器及び同機器における情報出力制御方
法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、実行中の情報提示の
終了を伴う制御情報が入力された場合の情報出力位置を
表示出力位置と音声出力位置とに区別して記憶しておく
ことで、再度同じ情報を表示または音声出力する場合に
は、その記憶しておいた情報出力位置を利用して前回の
続きからそれぞれ表示または音声出力が再開できる情報
処理機器及び同機器における情報出力制御方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報処理機
器は、機器の制御情報を入力する制御情報入力手段と、
入力された制御情報に基づいて情報データを入力する情
報データ入力手段と、情報データを表示する情報データ
表示手段と、この情報データ表示手段の情報表示を制御
する情報データ表示制御手段と、文字情報を音声情報に
変換して音声として出力する音声出力手段と、この音声
出力手段の音声出力を制御する音声出力制御手段とを備
えた情報処理機器であって、上記情報位置記憶手段に、
(実行中の情報出力の終了を伴う制御情報の入力時点
の)情報出力位置として、表示出力位置と音声出力位置
のそれぞれが記憶されるようにし、同一情報についての
文字表示と音声出力における情報出力位置の制御を、そ
れぞれ独立して行えるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】ところで、情報出力の中断後に同じ情報の
出力を再開する場合だけを考慮するならば、情報出力位
置記憶手段は、1つの文字情報についての情報出力位置
を記憶するだけでよい。しかし、複数の文字情報につい
ての情報出力位置(出力情報単位毎の情報出力位置)を
情報出力位置記憶手段に記憶できるようにしておけば、
情報出力の中断後に他の情報の出力に変更し、それより
後の時点で、以前に出力を中断した情報の出力を再開す
る際にも、その中断時の出力位置の情報を情報出力位置
記憶手段から取り出して、その中断時の出力位置(を含
む文、段落等)から出力を行うことが可能となる。
【0012】
【0013】この情報処理機器においては、同じ文字情
報を対象とする文字表示及び音声出力の速度が異なるた
めに、その情報出力の終了を伴う制御情報が入力した際
(ここで、制御情報が入力した際という概念には、その
制御情報に従って実行中の情報出力が実際に出力が終了
した際も含まれるものとする)の情報出力位置が異なる
場合にも対処でき、その後、同じ文字情報を対象とする
文字表示及び音声出力を再開する場合にも、それぞれ以
前に文字表示及び音声出力した位置から出力できる。ま
た、表示出力の対象となる文字情報と音声出力の対象と
なる文字情報が異なる場合にも対処できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る携帯型情報機器(携帯情報端末)の概略構成を示す
ブロック図である。
【0015】図1に示す携帯型情報機器は、表示、音声
出力する情報(情報データ)を入力する情報入力部11
と、文字情報や画像情報等の情報(情報データ)を表示
する表示部12と、この表示部12の情報表示(情報デ
ータ表示)を制御する表示制御部13と、文字情報を音
声情報に変換して音声として出力する音声出力部14
と、この音声出力部14の音声出力を制御する音声出力
制御部15とを備えている。
【0016】図1の携帯型情報機器はまた、当該機器の
制御情報を入力する制御情報入力部16と、この制御情
報入力部16から入力された制御情報に基づいて情報入
力部11から入力された情報の中で出力すべき情報の位
置を制御する情報出力制御部17と、情報出力位置記憶
部18とを備えている。この情報出力位置記憶部18
は、情報出力制御部17の制御のもとで、情報入力部1
1から入力された情報の中で出力すべき情報の位置を記
憶するのに用いられる。この情報出力位置記憶部18は
例えば揮発性メモリで構成され、バッテリバックアップ
されているものとする。
【0017】次に、図1の携帯型情報機器における動作
の概要を、当該機器にて文字表示と合成音声出力を行う
場合について説明する。まず、利用者が内容を確認した
い情報、例えば文字情報を、情報入力部11によりネッ
トワークやディスク装置等の情報記憶装置(図示せず)
から入力するものとする。ここでは、図1の携帯型情報
機器は情報記憶装置を内蔵しておらず、必要に応じて情
報入力部11に接続して用いるものとする。勿論、情報
記憶装置を内蔵するものであっても構わない。
【0018】ネットワークや情報記憶装置からの情報の
入力の指示は、制御情報入力部16により行われる。制
御情報入力部16は、情報入力の指示の他、携帯型情報
機器の電源オン/オフや表示すべき情報を指示するため
の制御情報の入力等にも用いられる。
【0019】情報入力部11により入力された文字情報
は図示せぬバッファメモリに一時的に格納されながら、
表示制御部13の制御のもとで表示部12に表示される
と共に、音声出力制御部15の制御のもとで音声出力部
14で音声情報に変換されて音声出力される。この例で
は、入力された文字情報が音声出力部14にて音声規則
合成により音声情報に変換されて音声として出力され
る。なお本実施形態では、上記のバッファメモリの内容
は、電源オフ時には消失するものとする。
【0020】情報出力制御部17は、制御情報入力部1
6により、現在実行中の情報提示(情報出力)の終了を
伴う制御情報、例えば実行中の情報提示の終了を指示す
る制御情報、或いは他の情報出力への変更を指示する制
御情報(新たな表示制御、音声出力制御を伴う制御情
報)などが入力された場合に、その制御情報の入力時点
における最終出力位置(情報出力終了位置)を情報出力
位置として情報出力位置記憶部18に保存する情報出力
位置記憶制御を司る。
【0021】また情報出力制御部17は、情報入力部1
1により入力された文字情報を文字、音声で出力する場
合、情報出力位置記憶部18に記憶されている情報の位
置情報に基づいて、実際に出力すべき情報の表示の制御
及び音声出力制御を行うために、表示制御部13及び音
声出力制御部15を制御する。
【0022】次に、情報出力位置記憶部18を用いた情
報出力制御部17の制御の詳細を説明する。まず情報出
力制御部17は、情報の出力期間中、情報出力位置記憶
部18中の情報出力位置(の情報)を一定の出力単位で
更新する。この情報出力位置更新動作は、実行中の情報
提示の終了を伴う制御情報の入力時点で停止され、これ
により情報出力位置記憶部18中の該当する情報出力位
置の内容が確定する。これは、実行中の情報提示の終了
を伴う制御情報の入力時に、その際に出力されている情
報の最終出力位置を情報出力位置記憶部18に記憶する
ことと等価である。
【0023】ここでは、情報入力部11により入力され
ている文字情報を音声出力している最中に制御情報入力
部16から電源オフの制御情報が入力され、機器の電源
がオフされたものとする。情報出力制御部17は、制御
情報入力部16により電源オフの制御情報が入力される
と、その際に出力されている情報の位置(即ち、情報入
力部11により入力された情報のうち、電源オフまでに
出力されていた情報の最終出力位置)を、情報出力位置
記憶部18に情報出力位置(の情報)として記憶する。
この情報出力位置は、該当する入力情報の識別子、例え
ば文書名と対応付けて記憶される。こうすると、再度同
じ情報を出力する際には、情報出力位置記憶部18に記
憶されている情報出力位置を利用することで、以下に述
べるように前回の続きから情報を提示することが可能と
なる。
【0024】さて、上記のように機器の電源がオフされ
た後、当該機器の電源が再びオンされ、この状態で、先
の電源オフ時に出力されていた文字情報を再び(情報入
力部11により)入力して出力(例えば音声出力)する
ことを指示する制御情報が、利用者の操作に従って制御
情報入力部16により入力されたものとする。
【0025】この場合、情報入力部11は制御情報入力
部16により入力された制御情報の指示する文字情報の
入力を開始する。入力された情報はバッファメモリに格
納される。
【0026】一方、情報出力制御部17は、出力対象と
なる文字情報の文書名に対応して情報出力位置記憶部1
8に記憶されている情報出力位置(の情報)を当該情報
出力位置記憶部18から読み出して音声出力制御部15
に渡し、この情報出力位置に基づく前回の続きからの情
報提示を要求する。
【0027】これを受けて音声出力制御部15は、情報
入力部11により入力された文字情報のうち、情報出力
制御部17から渡された情報出力位置を基準として決定
される情報部分からの音声合成出力を、音声出力部14
を制御して行わせる。ここでは、情報出力位置が文の途
中の場合に、その文途中から合成音声出力を開始すると
文内容が確認できないことから、文内容の確認が容易な
文の初め(情報出力位置の文字を含む文の先頭)からの
合成音声出力を行わせる。
【0028】これにより利用者は、機器の電源をオフし
て情報出力を中断した後、電源を再びオンして、この状
態で音源オフ時と同じ情報を確認したい場合に、その情
報を前回の続きから(具体的には、電源オフ時に音声出
力されていた語を含む文の先頭から)聞くことができ
る。
【0029】以上は、文字情報を文音声変換して音声出
力する場合であるが、画面表示する場合にも同様に行う
ことができる。例えば、文字情報の出力途中(確認途
中)で電源をオフし、その後電源をオンして、再度同じ
情報を確認したい場合に、先の電源オフ時の情報出力位
置をもとに、その情報を前回の続きから画面表示するこ
とができる。この画面表示の仕方としては、内容の確認
が容易なように、電源オフ時に表示されていた行を含む
段落から表示する第1の方法、その段落の先頭行が画面
のほぼ中央の行位置に表示されるように、その段落の何
行か前から表示する第2の方法、その段落の最終行が画
面の最下行に位置するように表示する第3の方法などが
適用可能である。ここでは、上記第3の方法が適用され
るものとする。但し、電源オフ時に表示されていた行を
含む段落が先頭の段落の場合には、その段落から表示す
る。この他、電源オフ時に表示されていた行を基準に表
示開始行を決定しても構わない。
【0030】また、前回の出力部分が利用者に容易に視
認できるように、情報出力位置記憶部18に記憶されて
いる先の電源オフ時の情報出力位置をもとに、前回の出
力部分の最終文字位置にマークを付すなど所定の表示修
飾を施すことも可能である。これにより、文字情報の表
示出力と音声出力とが同じ速度で行われる場合には、上
記のように文内容の確認が容易なように、情報出力位置
の文字を含む文の先頭からの音声出力が行われても、先
の電源オフ時の音声出力終了位置を確認することができ
る。もし、文字情報の表示出力と音声出力の速度が異な
る場合には、情報出力位置を表示出力と音声出力のそれ
ぞれについて記憶管理して、画面上でそれぞれ異なるマ
ーク等を付すことにより、先の電源オフ時の表示出力終
了位置と音声出力終了位置をそれぞれ確認することがで
きる。
【0031】また、画面表示においては、マルチウイン
ドウ機能により、1つの情報、例えば1つの文書情報だ
けでなく、複数の文書情報を同時に表示することができ
る。このような場合、それぞれの文書毎に情報出力位置
を情報出力位置記憶部18に記憶することで、その文書
の出力途中で電源をオフしたとしても、その後電源オン
して再度同じ文書の内容を確認したい場合に、その文書
を前回の続きから画面表示することができる。
【0032】次に、図1の携帯型情報機器の更に具体的
な動作について、図2及び図3のフローチャートを参照
して、図4に示す文書(文書名が「論文目録」の文書)
を対象に文字表示と音声出力が行われる場合を例に説明
する。なお、図4では省略されているが、「論文目録」
の文書の第1行、第4行及び第7行の行末には改行コー
ドが付されており、第2行、第5行及び第8行は改行コ
ードのみの行であるものとする。但し、実際の文書情報
中では、各文字コードは連続しており、例えば第1行の
文字列の最終文字「様」と第3行の文字列の先頭文字
「情」との間に2つの改行コードが存在する。
【0033】まず、情報出力位置記憶部18には、図5
に示すように、以前に処理されていた文書の識別子とし
ての文書名、総文字数、情報出力位置が記憶されている
ものとする。この図5の例では、総文字数360文字の
「打ち合わせ議事録」の文書の情報出力位置は150文
字目であり、総文字数232文字の「会議日程」の文書
の情報出力位置は232文字目(文書の最終文字位置)
であることが示されている。
【0034】ここで、図4に示した文書名が「論文目
録」の文書情報を入力して、その情報を表示と音声によ
り提示することを指示する制御情報が、利用者の操作に
応じて制御情報入力部16により入力されたものとす
る。
【0035】すると情報入力部11は、制御情報入力部
16により入力された制御情報の指示する「論文目録」
という文書情報をネットワーク或いは情報記憶装置から
入力する(ステップS1)。
【0036】この場合、情報出力制御部17は、制御情
報入力部16により入力された制御情報の示す文書名
「論文目録」により情報出力位置記憶部18を参照し、
その文書名「論文目録」(の文書情報の情報出力位置)
が記憶されているか否かを調べる(ステップS2)。
【0037】図5の例では、情報出力位置記憶部18に
は文書名「論文目録」に関する(情報出力位置を含む)
情報は記憶されていない。この場合、情報出力制御部1
7は情報出力位置記憶部18内の空きエントリに文書名
「論文目録」と、その「論文目録」の文書情報の総文字
数(ここでは、改行コードを含む164文字)を記憶す
る共に、情報出力位置として、その文書情報の先頭位置
を示す「1」を記憶する(ステップS3)。このときの
情報出力位置記憶部18の内容を図6に示す。なお、情
報出力位置記憶部18内に空きエントリがない場合に
は、例えばLRU(Least Recently Used )法により、
その時点において最も以前に情報出力位置の更新がなさ
れたエントリを空にして、そのエントリを用いる。
【0038】次に情報出力制御部17は、出力の対象と
する文書名が「論文目録」の文書の情報出力位置(ここ
では「1」)を情報出力位置記憶部18から読み出し、
それを表示制御部13及び音声出力制御部15に渡し
て、情報入力部11により入力された情報の出力制御
を、その情報出力位置を基準として行うように要求する
(ステップS4)。
【0039】これを受けて表示制御部13及び音声出力
制御部15は、以下の制御を行う。まず表示制御部13
は、入力情報(「論文目録」という文書情報)と情報出
力制御部17から渡された情報出力位置、更には表示部
12の表示行桁数をもとに音声出力部14での表示方法
を決定する(ステップS5)。この例では、表示部12
の表示行桁数が8行×36文字であるとすると、表示制
御部13は、情報出力制御部17から渡された情報出力
位置の文字即ち、第1文字目の文字を含む段落(の内
容)が確認し易いように、1行目から8行目までを表示
することを決定して、そのような表示が行われるよう
に、表示部12を制御する。ここでは、1行単位で文字
列が表示部12に送られるものとする。
【0040】すると表示部12は、表示制御部13の制
御に従って、図7に示すように、入力情報である「論文
目録」という文書情報を、1行目から順に8行目まで表
示する(ステップS6)。
【0041】一方、音声出力制御部15は、入力情報
(「論文目録」という文書情報)と情報出力制御部17
から渡された情報出力位置をもとに音声出力部14での
音声出力方法を決定する(ステップS7)。この例で
は、音声出力制御部15は、まず出力の対象となる文書
の文書名「論文目録」の文字列を音声出力部14に送
り、その文書名を文音声変換により合成音声にて出力す
るように制御する。続いて音声出力制御部15は、文書
名「論文目録」の文書の先頭の文(例えば句点で区切ら
れる文字列、句点がなくても改行コードで区切られる文
字列)から、文を単位に順次音声出力部14に送り、そ
の文を文音声変換により合成音声にて出力するように制
御する。
【0042】すると音声出力部14は、音声出力制御部
15の制御に従って、文を単位に文音声変換して音声波
形を生成し、その文を音声出力する(ステップS8)。
情報出力制御部17は、表示制御部13及び音声出力制
御部15を制御して、入力情報を一定の単位で表示部1
2及び音声出力部14から文字及び音声で順次出力させ
る毎に、情報出力位置記憶部18内の該当する文書(こ
こでは文書名が「論文目録」の文書)についての情報出
力位置を最新の出力位置を示すように更新する(ステッ
プS9)。この例では、情報出力位置の情報は1つの文
書について1つだけであることから、文字表示と音声出
力が同じ文字列について行われる毎に、当該情報出力位
置が更新されるものとする(通常は音声出力の方が遅れ
ることから、音声出力に合わせて更新されるものとす
る)。これにより、更新前の情報出力位置がN文字目
で、出力文字列の文字数がM文字であれば、情報出力位
置はN+Mに更新され、これが新たな情報出力位置Nと
なる。
【0043】情報出力制御部17は、情報出力位置を更
新すると、入力情報の全情報について出力し終えたか否
かを、更新後の情報出力位置と総文字数から判断する
(ステップS10)。
【0044】もし、出力し終えていないならば(情報出
力位置の値が総文字数より小さい場合)、情報出力制御
部17は制御情報入力部16により新たな制御情報が入
力されているか否かを調べ(ステップS11)。入力さ
れていないならば、表示制御部13及び音声出力制御部
15を制御して、上記入力情報中の後続の文字列の文字
及び音声での出力を行わせる(ステップS5〜S8)。
また、新たな制御情報が入力されても、その制御情報
が、現在行われている情報提示を終了させるような制御
情報でないならば(ステップS12)、上記入力情報中
の後続の文字列の文字及び音声での出力が行われる(ス
テップS5〜S8)。
【0045】さて、以上のようにして入力情報を順次文
字及び音声で出力している最中に、制御情報入力部16
により例えば文書名が「会議日程」の文書を入力して表
示することを指示する制御情報(「会議日程を表示」す
る制御情報)が入力されたものとする。
【0046】情報出力制御部17は、「会議日程を表
示」する制御情報が制御情報入力部16により入力され
たことを検出すると(ステップS11)、その制御情報
が現在行われている情報提示の終了を伴う制御情報(新
たな表示制御、音声出力制御を伴う制御情報)であるこ
とから(ステップS12)、表示制御部13及び音声出
力制御部15を制御して、現在行われている「論文目
録」という文書の情報提示(情報出力)を強制的に終了
させ、図2及び図3のフローチャートに従う処理を(一
旦)終了させる。
【0047】これにより、情報出力位置記憶部18にお
ける、「論文目録」に関する情報出力位置の情報は、
「会議日程を表示」する制御情報の入力時点での情報出
力終了位置に確定されることになる。ここでは、「会議
日程を表示」する制御情報の入力時点における、「論文
目録」の文書の文字表示及び音声出力の最終出力位置が
共に94文字目であるものとすると、その「論文目録」
の文書に関する情報出力位置の情報が、図8に示すよう
に「94」に確定されることになる。
【0048】なお、以上の説明では、簡単のために、文
字表示と音声出力の単位が同じであるものとしたが、表
示されている文字位置と音声出力されている文字位置と
が異なっていても構わない。また、文字表示の対象文書
と音声出力の対象文書が異なっていても構わない。但
し、このような場合、情報出力位置記憶部18では、図
9に示すように、文字表示での情報出力位置(表示出力
位置)と音声出力での情報出力位置(表示出力位置)の
両方を記憶管理する必要がある。この図9の例では、文
書「論文目録」を文音声変換による音声出力で94文字
目まで出力する一方、文書「会議日程」の内容を文字情
報として153文字目まで出力していた場合の情報出力
位置記憶部18の内容を示している。
【0049】さて情報出力制御部17は、上記の例のよ
うに、新たな表示制御、音声出力制御を伴う「会議日程
を表示」する制御情報が入力された場合、図2のフロー
チャートに従う処理を再び実行する。
【0050】即ち情報出力制御部17は、「会議日程を
表示」する制御情報の入力に応じて、情報入力部11に
より「会議日程」の文書情報が入力されると(ステップ
S1)、その「会議日程」の文書に関する情報出力位置
(を含む情報)が情報出力位置記憶部18に記憶されて
いるか否かを調べる(ステップS2)。この例では、
「会議日程」の文書に関する情報出力位置は情報出力位
置記憶部18に記憶されている。
【0051】この場合、情報出力制御部17は、その情
報出力位置、即ち以前に同じ「会議日程」の文書情報が
入力されて出力された場合の出力最終位置を情報出力位
置記憶部18から読み出し、それを表示制御部13及び
音声出力制御部15に渡して、情報入力部11により入
力された情報の出力制御を、その情報出力位置を基準と
して行うように要求する(ステップS4)。以下の動作
は、前記した「論文目録」の文書情報の出力の場合と同
様である。
【0052】但し、「会議日程」の文書の場合、情報出
力位置記憶部18に記憶されている情報出力位置は、図
8に示すように、その文書の最終文字位置であることか
ら、例えば、その最終文字位置を含む段落のみの表示と
音声出力が行われる。
【0053】また、図9の例のように、情報出力位置と
して、表示出力位置と音声出力位置の両方を記憶管理す
る場合には、文字表示と音声出力とを独立に行い、文字
表示については、前回の出力最終位置(ここでは、文書
の最終文字位置)を含む段落のみの表示、前回の出力最
終位置を含む段落の直前の段落からの表示、或いは前回
の出力最終位置を含む段落の最終行が画面の最下行に位
置するような表示を行い、音声出力については、前回の
出力最終位置を含む1文のみの音声出力、或いは前回の
出力最終位置を含む文の直前の文からの音声出力を行う
ようにしてもよい。この場合、情報出力位置記憶部18
における表示出力位置と音声出力位置(情報出力位置)
が更新される単位は、文字表示と音声出力とで異なる。
【0054】なお、以上の実施形態では、一定単位の出
力毎に情報出力位置記憶部18内の該当する(文書につ
いての)情報出力位置が更新されるものとして説明した
が、これに限るものではない。例えば、ステップS10
で全情報出力し終えたと判断した場合に、該当文書の最
終文字位置により情報出力位置を更新し、ステップS1
2で情報提示を終了する制御情報の入力を判断した場合
に、その際に出力している該当文書の出力最終位置(の
情報)を表示制御部13及び音声出力制御部15から受
け取って、その出力最終位置により情報出力位置を更新
するようにしても構わない。
【0055】また、以上の実施形態では、情報出力位置
記憶部18が複数文書の情報出力位置に関する情報を記
憶できる場合について説明したが、1文書分の情報出力
位置に関する情報だけが記憶できるものであっても構わ
ない。この構成でも、電源オフ等により中断(強制的に
終了)されたのと同じ文書情報の出力を、電源オン後に
再開する場合であれば、情報出力位置記憶部18に記憶
されている情報出力位置を利用して、前回の続きから出
力することが可能となる。
【0056】また、以上の実施形態では、情報入力部1
1により入力された情報は電源オフにより消失するもの
として説明したが、バッテリバックアップされたメモ
リ、或いはハードディスク装置等の不揮発性の情報記憶
装置を備え、外部から入力した情報の再利用が可能な携
帯情報機器であっても構わない。また、情報出力位置記
憶部18に大容量メモリを用い、情報出力位置だけでな
く該当する文書情報自体も文書名(文書識別子)に対応
付けて当該記憶部18に記憶するようにしても構わな
い。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、実
行中の情報提示の終了を伴う制御情報が入力された場合
の情報出力位置を記憶しておくことで、再度同じ情報を
出力する場合には、その記憶しておいた情報出力位置を
利用して前回の続きから出力が再開できる。
【0058】また本発明によれば、実行中の情報提示の
終了を伴う制御情報が入力された場合の情報出力位置を
表示出力位置と音声出力位置とに区別して記憶しておく
ことで、再度同じ情報を表示または音声出力する場合に
は、その記憶しておいた情報出力位置を利用して前回の
続きからそれぞれ表示または音声出力が再開できるた
め、文字情報を文字表示するだけでなく、文音声変換に
より音声出力する場合に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯情報機器の概略
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ートの一部を示す図。
【図3】同実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ートの残りを示す図。
【図4】文書名が「論文目録」の文書情報の一例を示す
図。
【図5】図4に示す「論文目録」の文書の処理前の情報
出力位置記憶部18の内容例を示す図。
【図6】図4に示す「論文目録」の文書を入力して出力
を開始する直前の情報出力位置記憶部18の内容例を示
す図。
【図7】図4に示す「論文目録」の文書を1行目から順
に8行目まで表示した場合の面表示例を示す図。
【図8】「論文目録」の文書の出力途中で「会議日程を
表示」する制御情報が入力された時点での情報出力位置
記憶部18の内容例を示す図。
【図9】情報出力位置記憶部18に記憶する情報出力位
置の情報として表示出力位置と音声出力位置の両方を持
たせた場合の当該記憶部18の内容例を示す図。
【符号の説明】
11…情報入力部(情報データ入力手段)、 12…表示部(情報データ表示手段)、 13…表示制御部(情報データ表示制御手段)、 14…音声出力部、 15…音声出力制御部、 16…制御情報入力部、 17…情報出力制御部、 18…情報出力位置記憶部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の制御情報を入力する制御情報入力
    手段と、前記制御情報入力手段により入力された制御情
    報に基づいて情報データを入力する情報データ入力手段
    と、情報データを表示する情報データ表示手段と、前記
    情報データ表示手段の情報データ表示を制御する情報デ
    ータ表示制御手段と、文字情報を音声情報に変換して音
    声として出力する音声出力手段と、前記音声出力手段の
    音声出力を制御する音声出力制御手段とを備えた情報処
    理機器であって、 前記情報データ表示手段及び前記音声出力手段の少なく
    とも一方が情報出力中に、その出力の終了を伴う制御情
    報が前記制御情報入力手段により入力された場合に、そ
    の際の情報出力位置を前記情報データ表示手段での表示
    出力位置と前記音声出力手段での音声出力位置とに区別
    して該当する出力情報の識別情報に対応付けて記憶して
    おくための情報出力位置記憶手段と、 前記制御情報入力手段により入力された制御情報に基づ
    いて前記情報データ入力手段により入力された情報デー
    タの出力を制御するものであり、表示出力制御時には、
    前記入力情報データに対応する表示出力位置が前記情報
    出力位置記憶手段に記憶されているならば、当該表示出
    力位置をもとに前記情報データ表示制御手段を制御し
    て、当該表示出力位置を基準とする情報部分からの表示
    出力を行わせ、音声出力制御時には、前記入力情報デー
    タに対応する音声出力位置が前記情報出力位置記憶手段
    に記憶されているならば、当該音声出力位置をもとに前
    記音声出力制御手段を制御して、当該音声出力位置を基
    準とする情報部分からの音声情報への変換による音声出
    力を行わせる情報出力制御手段とを具備することを特徴
    とする情報処理機器。
  2. 【請求項2】 機器の制御情報を入力する制御情報入力
    手段と、前記制御情報入力手段により入力された制御情
    報に基づいて情報データを入力する情報データ入力手段
    と、情報データを表示する情報データ表示手段と、前記
    情報データ表示手段の情報データ表示を制御する情報デ
    ータ表示制御手段と、文字情報を音声情報に変換して音
    声として出力する音声出力手段と、前記音声出力手段の
    音声出力を制御する音声出力制御手段と、前記制御情報
    入力手段により入力された制御情報に基づいて前記情報
    データ入力手段により入力された情報データの出力を制
    御する情報出力制御手段とを備えた情報処理機器におけ
    る情報出力制御方法であって、 前記情報データ表示手段及び前記音声出力手段の少なく
    とも一方が情報出力中に、その出力の終了を伴う制御情
    報が前記制御情報入力手段により入力された場合に、そ
    の際の情報出力位置を前記情報データ表示手段での表示
    出力位置と前記音声出力手段での音声出力位置とに区別
    して該当する出力情報の識別情報に対応付けて情報出力
    位置記憶手段に記憶する第1のステップと、 前記制御情報入力手段により入力された制御情報に基づ
    いて前記情報データ入力手段により入力された情報デー
    タの出力を制御する際に、表示出力制御時には、前記入
    力情報データに対応する表示出力位置が前記情報出力位
    置記憶手段に記憶されているならば、当該表示出力位置
    をもとに前記情報データ表示制御手段を制御して、当該
    表示出力位置を基準とする情報部分からの表示出力を行
    わせ、音声出力制御時には、前記入力情報データに対応
    する音声出力位置が前記情報出力位置記憶手段に記憶さ
    れているならば、当該音声出力位置をもとに前記音声出
    力制御手段を制御して、当該音声出力位置を基準とする
    情報部分からの音声情報への変換による音声出力を行わ
    せる第2のステップとを具備することを特徴とする情報
    処理機器における情報出力制御方法。
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