JP3506807B2 - 仕分け装置 - Google Patents

仕分け装置

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JP3506807B2
JP3506807B2 JP13797795A JP13797795A JP3506807B2 JP 3506807 B2 JP3506807 B2 JP 3506807B2 JP 13797795 A JP13797795 A JP 13797795A JP 13797795 A JP13797795 A JP 13797795A JP 3506807 B2 JP3506807 B2 JP 3506807B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置から排紙さ
れる用紙を受け入れて、多段に配列されたビンのそれぞ
れに仕分ける仕分け装置に係り、特に、ビン移動方式の
仕分け装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ビン移動方式の仕分け装置としては、用
紙受け入れ端の両側端にそれぞれ軸を設け、多段に積み
重ね配設されたビンと、前記軸が嵌合される一対のガイ
ド溝と、前記軸の両端部がそれぞれ嵌入可能な切欠部を
外周部に備えた一対のゼネバホイールと、常時前記ビン
を上方に付勢する上方向付勢手段とを有し、前記ゼネバ
ホイールの正逆回転により、前記切欠部に嵌入した前記
軸を前記ガイド溝に沿って上下方向に移動させて、前記
ビンの昇降動作を行う仕分け装置が広く知られている
(例えば、実開昭58−71749号公報、実公平5−30051号
公報等)。 【0003】従来のソータ(仕分け装置)の概略を図1
1〜図16を参照してによって説明する。図11は従来
の仕分け装置の全体構成の概略を示す説明図、図12は
従来の仕分け装置のゼネバホイールの駆動部分を示す斜
視図、図13(a),(b)は従来の仕分け装置のビンとゼネ
バホイールの付近の作動状態を示す側面図、図14(a),
(b),(c)はゼネバホイールとビンの軸との作動状態を示
す側面図、図15は従来例に係る仕分け装置の要部構成
図、図16は図4のA部の拡大図である。図11におい
て、複写機あるいはプリンタ等の機器本体101の用紙
を排出側にソータ102が配置される。このソータ10
2は、複数の平板状のビン103を側部に積み重ねて配
置しており、図12に示すように、ビン103の両端部
に突出した軸104を、相対向して配されるビンガイド
105に形成した溝105aに上下動可能に挿入してあ
る。前記軸104は各ビンガイド105の側部に配置さ
れたゼネバホイール106によって上下動され、この軸
104の上下動に伴ってビン103も上下動することに
なる。さらに前記軸104の最下位のものの下にリフト
レバー119が配され、加圧スプリング121によって
常に上方へ加圧力を受けており、図13(a),(b)に示す
ように、リフトレバー119にはビンホームポジション
検知センサ107の検知作用を受けるアクチュエータ1
08の作動部が当接している。前記ゼネバホイール10
6の外周部には、ビン103の軸104と嵌合する嵌合
部である切欠部106aが相対向して形成されており、
またゼネバホイール106に同軸的に従動プーリ109
が設けられ、この従動プーリ109には後述するタイミ
ングベルト110を介して駆動プーリ111が連結す
る。ゼネバホイール106は左右一対配置されるが、両
ゼネバホイール106はゼネバホイール軸112によっ
て連結して同時に回転するようになっており、一方のゼ
ネバホイール106にビン駆動モータ113の回転軸に
固定される前記駆動プーリ111がタイミングベルト1
10を介して連結する。前記ビン103の軸104部分
に対向して、搬送モータ114によって駆動される搬送
ローラ115が配設される。この搬送ローラ115は上
下一対のローラ群によって構成され、各ローラは前記ゼ
ネバホイール軸112の外周に同軸的に設けられた下支
軸116aと上支軸116bによって支承されている。
尚、図中、117は用紙によってオン・オフされる入紙
検知センサであり、118はゼネバホイール106の回
転状態を検知するゼネバ検知センサである。 【0004】そして機器本体101において適宜手段に
よってソートモードが選択されると、ビン駆動モータ1
13が回転し、それと同時に両ゼネバホイール106も
回転する。ゼネバホイール106が半回転すると、ゼネ
バ検知センサ118がオンし、ビン駆動モータ113は
停止する。上述したゼネバホイール106の半回転時、
図14(a),(b)に示したように、ビン103の軸104
はゼネバホイール106の切欠部106aと嵌合して、
ビンガイド105の溝105aに案内されて上下摺動す
ることになる。そして前記ビン駆動モータ113の停止
によってビン103が上がった状態で待機し、用紙が入
紙される毎に、ビン駆動モータ113は上述の作動と同
様にオン、オフするため、用紙はビン103の上段より
順に収容され、セット枚数と収容枚数が一致するとソー
タ全体が待機状態となる。次に異なる用紙の搬送によっ
て、入紙検知センサ117をオンすると、ビン駆動モー
タ113が逆回転をし、ゼネバホイール106を逆方向
に半回転させる。このため上がっていたビン103が用
紙が来る毎に1ビンずつ下がり、用紙は下段のビン10
3から順に収容される。そして機器本体101が複写機
であれば、原稿枚数分、ビン103は上記の動作を繰り
返し行う。 【0005】またスタックモードの場合は、セット枚数
の最終紙が入紙される毎にビン駆動モータ113が回転
するため、1ビン毎にスタックされる。 【0006】そしてソートされた用紙を取り出し、ソー
トモードを解除すると、ビン駆動モータ113が逆回転
を始め、全てのビン103が下降することによりビンホ
ームポジション検知センサ107がオンして、ビン駆動
モータ113は停止する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図1
5、図16は軸104が全て上昇し終わった状態(従っ
て、全てのビンが上昇した状態)を示しており、この状
態から軸104が下降するに際しては、ゼネバホイール
106が矢印に示す通り反時計回り方向に逆回転し、そ
の過程で軸104が切欠部106aに入り込み(落ち込
み)、ガイド溝103に沿って下降する。ここで問題
は、軸104が切欠部106aに入り込む瞬間に衝撃が
生じ、その衝撃でその上にある軸104が振動し、騒音
が発生することである。 【0008】 【0009】 本発明の目的は、軸はゼネバホイールの
切欠部にスムーズに振動が少なく入り込み、その結果、
軸のバウンドによる騒音を低減することができ、かつゼ
ネバホイールを駆動するモータにも負荷は最低限しか掛
からないという効果がある仕分け装置を提供することに
ある。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記目的は、用紙受け入
れ端の両側端にそれぞれ軸を設け、多段に積み重ね配設
されたビンと、前記軸が嵌合される一対のガイド溝と、
前記軸の両端部がそれぞれ嵌入可能な切欠部を外周部に
備えた一対のゼネバホイールと、常時前記ビンを上方に
付勢する上方向付勢手段とを有し、前記ゼネバホイール
の正逆回転により、前記切欠部に嵌入した前記軸を前記
ガイド溝に沿って上下方向に移動させて、前記ビンの昇
降動作を行う仕分け装置において、前記ビンが全て上昇
し終わった後、下降動作を行う時に、前記セネバホイー
ルの切欠部に嵌入する前記軸に対して、当該軸以外の全
ての軸、もしくは当該軸より上の数個の軸を除く全ての
軸によって下方向に力が加わらないように遮断する遮断
手段を備え、前記ゼネバホイールの前記外周部には直径
が次第に大きくなるようにしたカム面が形成されてお
り、前記セネバホイールの回転により前記カム面が当該
軸近づいてきた時に、前記遮断手段は、下方向に力が加
わらないように遮断した軸に対する遮断の解除を行う
1の手段により達成される。 【0011】 【0012】 【0013】【作用】の手段にあっては、ゼネバホイールにより
下降しようとする軸以外(もしくは当該軸及びその上の
数個の軸以外)には、揺動することで軸間に出没する舌
片などで構成される遮断手段によって下方に負荷が掛か
らないようになっているため、ゼネバホイールの切欠部
に入り込む軸に対して、それより上の軸の重さが全く加
わらず、もしくは少数の軸(及びビン)の重さしか加わ
っていないので、軸はゼネバホイールの切欠部にスムー
ズに振動(バウンド)が少なく入り込めて騒音を低減す
ることができ、かつゼネバホイールのカム面への負荷を
大幅に低減して摩耗を抑え、寿命が長くなり、また、ゼ
ネバホイールを駆動するモータも低出力のもので済む。 【0014】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明が適用される仕分け装置の全体構成
の概略を示す説明図、図2は図1のビン昇降機構の構成
を示す説明図、図3(a),(b),(c)は図1の仕分け装置に
おけるビン上昇時の動作を示す説明図、図4(a),(b),
(c)は図1の仕分け装置におけるビン下降時の動作を示
す説明図である。 【0015】まず、本発明が適用されているソータ(仕
分け装置)の全体構成について図1及び図2を参照して
説明する。これらの図において、1はビン、2は軸、3
はビンガイド溝、4はコイルばね、5はゼネバホイー
ル、6は切欠部、8はコイルばね4の一端が掛けられた
保持軸、9は後述するビンモータ53の駆動軸、10は
ゼネバホイール5,5と後述する下側搬送ローラ51が
取り付けられている回転軸、50は上側搬送ローラ、5
1は上側搬送ローラ50と搬送ローラ対を構成する下側
搬送ローラ、52はタイミングベルト、53はビンモー
タ、54はフィラー、55は入紙検知部、56は搬送駆
動ベルト、57は搬送駆動ベルト56が掛け回された搬
送モータ、58はゼネバホイール5の停止位置制御のた
めのゼネバ検知センサ、59はソータ制御板、60は上
ガイド板、61は前カバー、62はセーフティスイッ
チ、63はゼネバホイール5の一面に設けられた停止位
置制御用の遮蔽板である。 【0016】用紙は図1の矢印方向から(本体から)ソ
ータ内に搬送されてきて、上側搬送ローラ50と下側搬
送ローラ51との間を通過する。通過した後、ビンに排
出、かつスタックされ、さらにソート及びスタックモー
ドの場合、排出されたビンの真上もしくは真下のビンに
次の用紙を排出させる。その場合、下側搬送ローラ51
と同軸上の両端にゼネバホイール5,5が装着されてい
る。一方のゼネバホイール5はタイミングベルト52を
介してビンモータ53で駆動され、他方のゼネバホイー
ル5は軸5aを介して一方のゼネバホイール5と一体に
右回転もしくは左回転させられる。他方のゼネバホイー
ル5には後述するがゼネバホイール5の回転位置を検出
して制御する停止機構が備えられている。このゼネバホ
イール5を回転させることによってビン1に昇降動作を
与え、搬送ローラ対(50,51)から排出される用紙
のスタックされるべきビン1を順次切り換えていく。こ
の切り換えのタイミングは用紙後端が入紙検知部55に
より検知されてから一定の間隔後に行う。 【0017】ゼネバホイール5の回転によりビンの昇降
動作を行うビン昇降機構は、更に後で詳細に述べるが、
図2を参照して説明する。ビン1に圧入されている軸2
がビンガイド溝3に沿って挿入されており、その軸の一
番下にある軸2に加圧用コイルばね4が掛けられてい
る。軸2全体がコイルばね4により、矢印B方向に力が
加えられているため、一番上にある軸2はゼネバホイー
ル5のカム面5aまたは5bに接触している。また、一
番下の軸2にはフィラー54の一端54aが当接されて
いて、支点54bを中心にフィラー54は回転する構成
になっている。図2の状態は全てのビン1,1…すなわ
ち軸2,2…がゼネバホイール5の下方にある時で、つ
まり、これはビン1のホームポジション時の状態であ
る。その場合、フィラー54の他端54cが下限検知セ
ンサ7を遮断した状態であり、遮断することでビン1
(軸2)のホームポジションを決定している。 【0018】次に、ビン1(軸2)の上昇動作について図
3(a)〜(c)を参照して説明する。ここで、図3(a)はビ
ン1(軸2)が全てゼネバホイール5の下方にある状態で
ある。ビン1(軸2)上昇の場合、すなわち、軸21〜2n
全体は常にコイルばね4によって矢印B方向(図13参
照)に力を受けていて、図3(a)に示すように、その力
を受けとめていたのがゼネバホイール5のカム面5a
(あるいは5b)である。ビン上昇時には、図3(a)の
状態から、ゼネバホイール5がC方向に回転し、そのカ
ム面5a,5bに接触していた一番上の軸21を切欠部
6に落とし込んで(コイルばね4の力で落とし込まれる
わけだが)、さらに、B(斜線を施した部分)部、つま
り、すくい部5cを軸21と軸21との間に差し込むよう
にして、図3(b)に示すように、すくい部5cにより軸
1すくい上げて各ビン1の上昇を行っている(図3(c)
参照)。上述したように、一番上の軸2がゼネバホイー
ル5の切欠部6に落とし込まれる直前に、すくい部5c
(B部)を切欠部6に落とし込まれる軸21とその下の
軸22との間に挿入させ、図3(b)に示すように、前述し
たようなコイルばね4の力が伝わっている軸22をすく
い部5c(カム面5b)で受けて、切欠部6に落とし込
まれる一番上の軸21にコイルばね4の力を作用させな
いようにしている。その状態(フリー)でB(斜線)部
によって軸2をすくい上げて各ビン1の上昇を行う。 【0019】次に、ビン1(軸21〜2n)の下降動作につ
いて図4(a)〜(c)を参照して説明する。なお、図4にお
いてゼネバホイール5の上にある軸2の上から軸21
軸22、…、軸2nと付してある。図4(a)の状態では、
ビン1(軸21〜2n)の下降の場合、ビン1(軸21〜2n)
がゼネバホイール5の上に位置しており、その一番下の
軸2nがゼネバホイール5のカム面5a(あるいは5
b)に接触している。ここで、ビン下降動作に入ると、
ゼネバホイール5を反時計回り方向に回転させ、切欠部
6に軸2nが落とし込まれ(図4(b))、さらにゼネバホ
イール5を回転すると、図4(c)に示すように、斜線を
施して示すE部が、切欠部6に落とし込まれた軸2n
その上の軸2n -1との間に挿入され、各々のビン1(軸2
1〜2n)の下降動作を行う。 【0020】次に、本発明の第1の実施例の特徴部分に
ついて説明する。図5は第1の実施例に係る仕分け装置
の要部構成図である。この第1の実施例においては、最
上部の軸21と本体枠体間に、引張り方向の付勢力を持
つコイルばね(下方向付勢手段)20を係止している。
このコイルばね20によって、全ての軸2は下方(矢印
F)に付勢されている。したがって、このコイルばね2
0により、切欠部5cに最下部の軸2nが入り込む際、
上下に振動しようとするのを押さえ込まれている。下か
ら2番目以降の軸2についても同様である。 【0021】なお、コイルばね20を係止する軸2は、
最上部の軸21でなくともよい。つまり、切欠部6に入
り込んだ時に発生する衝撃が最も大きい最下位の軸2n
およびそれに続く軸2n-1、あるいはさらにその直上の
軸位までの数個の軸であってもよい。このようにする
と、ゼネバホイール5のカム面5a,5bに対する負荷
が減少されて摩耗を小さくでき、かつゼネバホイール5
に対する負荷、ひいては駆動モータ53の負荷を低減す
ることができる。 【0022】次に、第2の実施例について説明する。図
6は第2の実施例に係る仕分け装置の要部構成図であ
る。 【0023】この第2の実施例は、板ばね25によって
軸2を下方に付勢するものである。この板ばね25は最
上部の軸21を押圧しているが、上から2段目の軸22
当接する水平位置25aでその付勢力がなくなるので、
最下部の軸2nと下から2番目の軸2n-1がゼネバホイー
ル5の切欠部6に入り込む時のみ、その振動が押さえら
れるようになっている。ここで、最下部および下から2
番目の軸2が切欠部6に入り込む際、特に衝撃が大きい
ので(残りの多数の軸が上にあり、負荷が大きいか
ら)、この2つの軸の振動を抑えれば、騒音を大幅に低
減することができる。しかも、上から3番目以下の軸2
には板ばね25の付勢力が加わらないので、ゼネバホイ
ール5のカム面5a,5bに対する負荷が減少されて摩
耗を小さくでき、かつゼネバホイール5に対する負荷、
ひいては駆動モータ53の負荷を低減することができ
る。 【0024】次に、第3の実施例について説明する。図
7は第3の実施例に係る仕分け装置の斜視図、図8(a),
(b),(c)は第3の実施例に係る仕分け装置のビン下降時
の動作状態を示す説明図、図9(a),(b),(c)は第3の実
施例に係る仕分け装置のフィラーの退避機構の動作状態
を示す説明図、図10は第3の実施例に係る仕分け装置
のビン下降時の制御動作を示すフローチャートである。 【0025】この第3の実施例は、支点30aを中心に
揺動可能なレバー30の下端に折り曲げ形成された舌片
30bを、これから切欠部6に入り込もうとする軸2n
と該軸2nの直上の軸2n-1との間に出没可能としたもの
である。図7に示すように、レバー30の上端にはばね
31を介してソレノイド33のプランジャ33aが係止
されており、ソレノイド33のオンにより、プランジャ
33aが矢印a方向に引かれると、レバー30は舌片3
0bの対向個所に設けたばね32に抗して時計回り方向
に揺動して、舌片30bが前述したように、これから切
欠部6に入り込もうとしている軸2nとその直上の軸2
n-1の間に入り込むようになっている。そして、ソレノ
イド33をオフにすれば、ばね32の引っ張り力によ
り、レバー30は支点30aを中心にして反時計回りに
回動し、舌片30bは軸2から離れる。この動作が全て
の軸1の下降動作に亘って繰り返される。したがって、
レバー30の舌片30bによって、下降しようとしてい
る軸2とそれ以外の軸2は遮断され、下方に負荷が掛か
らないようになっているので、下降しようとしている軸
2は切欠部6にスムーズに振動(バウンド)が少なく入
り込んで騒音を低減することができ、かつゼネバホイー
ル5のカム面5a,5bへの負荷を大幅に低減して摩耗
を抑え、寿命が長くなり、また、ゼネバホイール5を駆
動するモータ53も低出力のもので済む。 【0026】ここで、ゼネバホイール5の回転位置とレ
バー30の駆動タイミングを制御するための、ゼネバ検
知センサ58及び遮蔽板63,63について図8(a)〜
(c)を参照して説明する。この遮蔽板63,63は、図
8に示すように、ゼネバホイール5の一面側にその中心
をほぼ同じくして円筒状に形成され、かつ180°間隔で
切欠き部64a,64bが設けられており、ゼネバ検知
センサ58が遮蔽板63か切欠き部64a,64bかを
検出しているか、つまり、切欠き部64a,64bの有
無によりゼネバホイール5の回転制御並びにレバー30
の駆動タイミング制御を行っている。なお、ゼネバ検知
センサ58はフォトインタラプタ型のセンサで、遮蔽板
63によって遮られると、‘H’信号を出力し、そうで
ないと、‘L’信号を出力する。なお、一方の遮蔽板6
3の切欠き部64a側の一端部を、また切欠き部64
b側の他端部を、他方の遮蔽板63の切欠き部64a
側の一端部を、また切欠き部64b側の他端部をと
してある。 【0027】次に、前記第3の実施例の動作について説
明する。図8(a)では、軸2全てが上昇している状態で
あり、この状態から、ゼネバホイール5がe方向に回転
を始めると、遮蔽板63の端部がゼネバ検知センサ5
8をまず遮る。その時点でソレノイド33がオンされ、
スプリング31を介してフィラー30が支点30aを中
心にして反時計回り方向に動作し、舌片30bが軸2n
と軸2n-1の間に挿入される。そして、軸2n-1の下にフ
ィラー30の舌片30bが入り込んで軸2n-1を受ける
ことにより、軸2n-1から上の軸21〜軸2n -1の重量が
軸2nに加わらない状態で、軸2nはゼネバホイール5の
切欠部6に落とし込まれ、図8(b)に示すように、ガイ
ド溝3に沿って下降され、更にゼネバホイール5が回転
すると、図8(c)に示すように、軸2nは切欠き部6から
出てカム面5bに前述したコイルばね4のバネ力により
圧接されている。したがって、軸2nが切欠部6に落と
し込まれる時の衝撃音は低減する。ここで、ソレノイド
33の動作はゼネバ検知センサを遮蔽板63の端部で
遮った時にオンされ(図8(a)参照)、さらにゼネバホ
イール5が回転し、遮蔽板63の端部を通過した直後
にオフされる(図8(b)参照)。さらにゼネバホイール
5が回転し、遮蔽板63の端部がゼネバ検知センサ5
8を通過した直後にゼネバホイール5は軸2nの下降を
終えたので回転を停止させる(図8(c)の状態)。ま
た、同時に遮蔽板63の端部がゼネバ検知センサ58
を通過した直後にソレノイド33は再びオンし、フィラ
ー30の舌片30bを軸2n-1と軸2n-2の間に挿入させ
る。各軸2にて上記の動作が行なわれ、ソレノイド33
及びフィラー70の作用を得ながら各軸2の下降が行な
われる。 【0028】次に、フィラー30の退避機構を図9を参
照して説明する。 【0029】図9(a)では、ソレノイド33がオンされ
フィラー30の舌片30が軸2nと軸2n-1の間に挿入さ
れていて、軸2nがゼネバホイール5の切欠部6に落と
し込まれて図9(b)の状態になる。図9(b)の状態では、
挿入されているフィラー30の舌片30bにより、軸2
n-1及び軸2n-1上の各軸2が受けられている。この図9
(b)の状態からソレノイド33をオフすると、スプリン
グ32の戻し力によりフィラー30がf方向に回転す
る。そうすると、フィラー30の舌片30bが軸2n-1
の下から退避していく。その際、軸2n-1は図9(c)に示
すように、ゼネバホイール5のカム面5aにほぼ接触す
る位置までフィラー30の舌片30bの先端によって保
持されながら下降させられている。したがって、ソレノ
イド33をオフしてフィラー30をf方向に回転させて
も、軸2n-1が落下してゼネバホイール5のカム面5
a,5bに衝突して音を発することはない。 【0030】図10は上述した制御動作を示すフローチ
ャートで、入紙検知センサ55がL→Hとなって入紙を
検知すると(S41)、タイマが作動しビンモータ53
がオンされてccw回転され(S42,S43)、ゼネ
バホイール5を回転させてビン下降動作を行う。そし
て、ゼネバ検知センサ58がL→Hになるのを検出した
ら(S44でYES)、ソレノイド33をオンし、前述
したようにフィラー30の舌片30bを軸間に挿入する
(S45)。そして、更にゼネバホイール5を回転さて
ゼネバ検知センサ58がH→Lになるのを検出すると
(S46でYES)、ソレノイド33をオフし、前述し
たようにフィラー30の舌片30bを退避させる(S4
7)。また、ビンモータ53をオフして下降動作を終了
する(S48)。また、次のビン下降動作のときも、上
記制御動作を繰り返す。 【0031】なお、本発明は、前記第3の実施例の説明
に限らず、前記セネバホイールの切欠部に嵌入する前記
軸以外の軸の少なくとも一部を下方向に力が加わらない
ように、つまり、前記セネバホイールの切欠部に嵌入す
る前記軸と軸との間でも、あるいはそれより数個程度ま
で上の軸と軸との間に舌片6bが出没されるようにして
もよい。 【0032】また、本発明は、前記実施例の説明の、セ
ネバホイールの形状及び切欠き部の位置に限られるもの
でなく、ゼネバホイールに設けた2個の切欠部の位置
が、同円周上に存在せず、かつ前記各切欠部の中心線が
一致しない位置に存在するタイプであっても、あるいは
ゼネバホイールに設けた2個の切欠部の位置が、同円周
上に存在し、かつ前記各切欠部の中心線が一致しない位
置に存在するタイプであっても、あるいはゼネバホイー
ルに設けた2個の切欠部の位置が、同円周上に存在し、
かつ前記各切欠部の中心線が一致する位置に存在するタ
イプであっても適用できる。 【0033】 【0034】【発明の効果】 請求項記載の発明によれば、ゼネバホ
イールにより下降しようとする軸以外(もしくは当該軸
及びその上の数個の軸以外)には、揺動することで軸間
に出没する舌片などで構成される遮断手段によって下方
に負荷が掛からないようになっているため、ゼネバホイ
ールの切欠部に入り込む軸に対して、それより上の軸の
重さが全く加わらず、もしくは少数の軸(及びビン)の
重さしか加わっていないので、軸はゼネバホイールの切
欠部にスムーズに振動(バウンド)が少なく入り込めて
騒音を低減することができ、かつゼネバホイールのカム
面への負荷を大幅に低減して摩耗を抑え、寿命が長くな
り、また、ゼネバホイールを駆動するモータも低出力の
もので済む。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明が適用される仕分け装置の全体構成の概
略を示す説明図である。 【図2】図1のビン昇降機構の構成を示す説明図であ
る。 【図3】(a),(b),(c)は図1の仕分け装置におけるビン
上昇時の動作を示す説明図である。 【図4】(a),(b),(c)は図1の仕分け装置におけるビン
下降時の動作を示す説明図である。 【図5】本発明の第1の実施例に係る仕分け装置の要部
構成図である。 【図6】本発明の第2の実施例に係る仕分け装置の要部
構成図である。 【図7】本発明の第3の実施例に係る仕分け装置の要部
構成図である。 【図8】(a),(b),(c)は本発明の第3の実施例に係る仕
分け装置のビン下降時の動作状態を示す説明図である。 【図9】(a),(b),(c)は本発明の第3の実施例に係る仕
分け装置のフィラーの退避機構の動作状態を示す説明図
である。 【図10】本発明の第3の実施例に係る仕分け装置のビ
ン下降時の制御動作を示すフローチャートである。 【図11】従来の仕分け装置の全体構成の概略を示す説
明図である。 【図12】従来の仕分け装置のゼネバホイールの駆動部
分を示す斜視図である。 【図13】(a),(b)は従来の仕分け装置のビンとゼネバ
ホイールの付近の作動状態を示す側面図である。 【図14】(a),(b),(c)はゼネバホイールとビンの軸と
の作動状態を示す側面図である。 【図15】従来例に係る仕分け装置の要部構成図であ
る。 【図16】図15のA部の拡大図である。 【符号の説明】 2 軸 3 ガイド溝 5 ゼネバホイール 6 切欠部 20 コイルばね(下方向付勢手段) 25 板ばね(下方向付勢手段) 30 レバー(遮断手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 用紙受け入れ端の両側端にそれぞれ軸を
    設け、多段に積み重ね配設されたビンと、前記軸が嵌合
    される一対のガイド溝と、前記軸の両端部がそれぞれ嵌
    入可能な切欠部を外周部に備えた一対のゼネバホイール
    と、常時前記ビンを上方に付勢する上方向付勢手段とを
    有し、 前記ゼネバホイールの正逆回転により、前記切欠部に嵌
    入した前記軸を前記ガイド溝に沿って上下方向に移動さ
    せて、前記ビンの昇降動作を行う仕分け装置において、 前記ビンが全て上昇し終わった後、下降動作を行う時
    に、前記セネバホイールの切欠部に嵌入する前記軸に対
    して、当該軸以外の全ての軸、もしくは当該軸より上の
    数個の軸を除く全ての軸によって下方向に力が加わらな
    いように遮断する遮断手段を備え 前記ゼネバホイールの前記外周部には直径が次第に大き
    くなるようにしたカム面が形成されており、 前記セネバホイールの回転により前記カム面が当該軸近
    づいてきた時に、前記遮断手段は、下方向に力が加わら
    ないように遮断した軸に対する遮断の解除を行う ことを
    特徴とする仕分け装置。
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