JP3506273B2 - はんだ供給装置及びはんだ供給方法 - Google Patents

はんだ供給装置及びはんだ供給方法

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JP3506273B2
JP3506273B2 JP22724094A JP22724094A JP3506273B2 JP 3506273 B2 JP3506273 B2 JP 3506273B2 JP 22724094 A JP22724094 A JP 22724094A JP 22724094 A JP22724094 A JP 22724094A JP 3506273 B2 JP3506273 B2 JP 3506273B2
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智也 気賀
啓子 十河
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • H05K3/3478Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図8〜図12) 発明が解決しようとする課題(図8〜図15) 課題を解決するための手段(図1〜図7) 作用(図1〜図7) 実施例(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明ははんだ供給装置及びはん
だ供給方法に関し、例えば球状のはんだ(球状はんだ)
を基板上に転写するようにして供給する球状はんだ供給
装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、IC等の電子部品を基板上に実装
するのに必要な微量のはんだを、当該基板の対応する各
ランド上にそれぞれ供給するはんだ供給方法の1つとし
て、球状はんだ供給装置を用いた方法がある。球状はん
だ供給装置は、例えば図8及び図9に示すような、下側
面1Aに基板のはんだ供給位置と同じ位置関係で複数本
のノズル1Bが突出形成された吸着ヘツド1を有し、図
示しない負圧源から当該吸着ヘツド1に与えられる負圧
に基づいてこれら各ノズル1Bの先端に球状はんだ2を
それぞれ吸着し、保持し得るようになされている。
【0004】また吸着ヘツド1は、図示しない駆動機構
により所定の範囲内において上下左右及び前後方向に自
在に移動し得るようになされ、かくして吸着した球状は
んだ2を所定位置に配置された基板上にまで搬送し得る
ようになされている。図10(A)〜図12はこのよう
な球状はんだ供給装置を用いたはんだ供給作業の一般的
なプロセスを示すものであり、このプロセスにおいて球
状はんだ供給装置は、まずはんだ槽3内に溜められてい
る球状はんだ2を吸着ヘツド1の各ノズル1Bの各先端
にそれぞれ1個ずつ吸着する(図10(A)及び図10
(B))。
【0005】続いて球状はんだ供給装置は、吸着ヘツド
1を基板4の対応するランド5上方の所定位置にまで移
動させる(図11(A))と共に、この後吸着ヘツド1
を下降させ、球状はんだ2の吸引を停止することにより
各球状はんだ2をそれぞれ対応するランド5上に転写す
る(図11(B))。このときこのランド5一帯には前
工程においてフラツクス6が塗布されており、このため
ランド5上に転写された球状はんだ2は当該フラツクス
6の粘着力によつてそれぞれ対応するランド5上に位置
決め保持される。
【0006】次いで基板4の各ランド5上に転写した球
状はんだ2に対してレーザ光を照射するなどして加熱す
ることにより溶融させ、かくしてこれら各ランド5をそ
れぞれ溶融した球状はんだ2によりコーテイング(予備
はんだ7を形成)する(図2(C))。これにより各ラ
ンド5上に微量のはんだを予備はんだ7として供給する
ことができる。
【0007】このような球状はんだ供給装置を用いたは
んだ供給方法によれば、転写する球状はんだ2の球径を
均一かつ必要最小限の大きさに選定することによつて、
微量のはんだを基板4の各ランド5上にはんだブリツジ
等の不良を発生させずに安定して供給することができる
ため、ランド5間のピツチが狭い基板4にも実用上十分
に適用できる利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来の球状はんだ供給装置では、吸着ヘツド1の各ノズル
1Bが吸着ヘツド1の本体部1Cと一体成形されてお
り、このため各ノズル1Bの先端は当該本体部1Cから
みて常に固定された位置にある。一方球状はんだ2は、
はんだ槽3内に多量かつ無造作に入れられているため
に、球状はんだ供給装置の吸着ヘツド1によつて吸着可
能な最上部の球状はんだ2の高さ位置は吸着ヘツド1の
各ノズル1Bの先端で形成される平面と平行な平面状に
揃い難い。
【0009】この結果この種の球状はんだ供給装置で
は、はんだ槽3内に溜められている球状はんだ2を吸着
ヘツド1の各ノズル1Bの先端に吸着しようとする際、
吸着ヘツド1の各ノズル1Bの先端と球状はんだ2との
間の距離が部分的に大きく離れることがあり、このため
にこの部分のノズル1Bでは球状はんだ2の吸着力が弱
まつて確実に球状はんだ2を吸着できない等の吸着ミス
が発生する問題があつた。またこの種の球状はんだ供給
装置では、図13及び図14に示すような吸着ヘツド8
の各ノズル9の先端位置のばらつきや、球状はんだ2の
球径のばらつきのために、各ノズル9、1Bに吸引保持
された球状はんだ2の下端の高さ位置が平面状に揃わな
いことが多い。
【0010】この結果基板4の各ランド5上に転写され
た球状はんだ2が、図15に示すように、ランド5に全
く触れなかつたり、又はランド5にまで届かずに一部が
接触した状態であるために、当該球状はんだ2が吸着ノ
ズル1による吸引を停止させた後に基板4のランド5上
に残らずに吸着ヘツド1の各ノズル1Bの先端に付着し
たまま吸着ヘツド1と共に上昇するなどの球状はんだの
転写不良が発生する問題があつた。
【0011】さらにこの種の球状はんだ供給装置では、
球状はんだ2を基板4の対応するランド5上に転写する
ことができたとしても、これら球状はんだ2が上述のよ
うに対応するランド5に接触せずにフラツクス6の上部
に置かれただけの状態である場合には、続く球状はんだ
2の溶融(プリフロー)工程において、フラツクス6の
粘度が加熱時の初期に低下したときに、球状はんだ2が
転がつてランド5上に残らず、当該ランド5に予備はん
だ7を形成できないなど、予備はんだ7形成の信頼性が
低くなる問題があつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、球状はんだの吸着及び転写の信頼性を向上させ得る
はんだ供給装置及びはんだ供給方法を提案しようとする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数のノズル31と負圧源とを有
し、負圧源が各ノズル31の一端側に与える負圧に基づ
いて各ノズル31の他端側にそれぞれ球状はんだ26を
吸着し、搬送して基板12に形成された導体パターン5
上に転写することにより基板12にはんだを供給するは
んだ供給装置において、各ノズル31を、他端側がそれ
ぞれ導体パターン5上の対応するはんだ供給位置5と対
向するように、かつその長手方向に移動自在にそれぞれ
支持するノズル支持手段30と、各ノズル31に対して
それぞれ独立に当該ノズルの他端側から一端側に向かう
方向に付勢する付勢手段32、40、50とを設けた。
【0014】また本発明においては、付勢手段32は、
圧縮コイルばねでなるようにした。
【0015】さらに本発明においては、付勢手段40
は、導体パターン5上のはんだ供給位置5に対応させて
周辺部を分割するように複数のスリツト40Aが形成さ
れた板ばね40でなり、各スリツト40Aで区切られた
周辺部の各部分領域40Bにそれぞれノズル31を固着
するようにした。
【0016】さらに本発明においては、付勢手段は、各
ノズルの一端部にそれぞれ突出形成された突起とノズル
支持手段との間においてノズル及びノズル支持手段を接
続するように配設された弾性材でなるようにした。さら
に本発明においては、複数のノズル31の各他端側にそ
れぞれ球状はんだ26を吸着し、搬送して基板12に形
成された導体パターン5上に転写することにより基板1
2にはんだを供給するはんだ供給方法において、各ノズ
ル31を、他端側がそれぞれ導体パターン5上の対応す
るはんだ供給位置5と対向するように、かつその長手方
向に移動自在にそれぞれ支持すると共に、各ノズル31
をそれぞれ独立に当該ノズル31の他端側から一端側に
向かう方向に付勢し、各ノズル31の他端側にそれぞれ
球状はんだ26を吸着し、搬送して基板12に形成され
た導体パターン5上に転写することにより基板12には
んだを供給するようにした。
【0017】
【作用】各ノズル31に対してそれぞれ独立に当該ノズ
ル31の他端側から一端側に向かう方向に付勢する付勢
手段32、40、50を設けたことにより、各ノズル3
1をそれぞれ独立に必要に応じてその軸方向に移動させ
ることができる。従つて各ノズル31の先端に球状はん
だ26を吸着する際の各ノズル31と対向する球状はん
だ26の高さ位置や、各ノズル31の先端に吸着された
球状はんだ26を基板12上に転写する際の各ノズル3
1に吸着された球状はんだ26の球径等に依らずに、確
実に各ノズル31を球状はんだ26に接触又は近接させ
ることができると共に、各ノズル31に吸着された各球
状はんだ26を基板の導体パターン5上の対応するはん
だ供給位置5と接触するように転写することができる。
【0018】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0019】図1において、10は全体として球状はん
だ供給装置を示し、図10(A)〜図12に示したはん
だ供給プロセスのうち、図10(A)〜図11(B)ま
でのプロセスを実行し得るようになされている。すなわ
ち球状はんだ供給装置10においては、基板搬送部11
が供給される加工対象の基板12を架台13上の所定位
置にまで搬送し、これを当該所定位置において所定時間
固定保持するようになされている。
【0020】この架台13上には、当該架台13に対し
て矢印aで示す前方向及びこれと逆の後方向に移動自在
の第1の可動体20と、第1の可動体20に対して矢印
bで示す右方向及びこれと逆の左方向に移動自在の第2
の可動体21と、第2の可動体21に対して矢印cで示
す上方向及びこれと逆の下方向に移動自在の第3の可動
体22とを順次介して吸着ヘツド23が配設されてい
る。吸着ヘツド23は、図2に示すように、第3の可動
体22に固着された中空の吸着ヘツド本体30を有し、
当該吸着ヘツド本体30の下側壁30Aを基板のはんだ
供給位置と同じ位置関係で、かつ上下方向に移動自在に
貫くように複数のノズル31が配設されて構成されてい
る。
【0021】この場合図3に示すように、各ノズル31
の上端部にはつば状の突起31Aが突出形成されている
と共に、各ノズル31の突起31A及び吸着ヘツド本体
30の内部上面間にはそれぞれ圧縮コイルばね32が配
設されており、かくして各圧縮コイルばね32がそれぞ
れ各ノズル31を下方向に付勢することによりこれら各
ノズル31が吸着ヘツド本体30の下部に保持されてい
る。またこの吸着ヘツド本体30の排気口30Aは、図
示しない管(図示せず)を介して負圧源(図示せず)と
接続されており、かくして負圧源から管を介して吸着ヘ
ツド本体30に与えられる負圧に基づいて吸着ヘツド3
0が球状はんだを各ノズル31の先端にそれぞれ吸着し
得るようになされている。
【0022】これによりこの球状はんだ供給装置10で
は、負圧源と、第1、第2及び第3の可動体20〜22
でなる可動部24とを駆動制御することにより、図1の
ように架台13上に配置されたはんだ槽25内に溜めら
れている球状はんだ26を吸着ヘツド23の各ノズル3
1の先端に吸着して搬送でき、かくして基板12の対応
する各ランド上にそれぞれ球状はんだ26を転写(供
給)することができるようになされている。実際上この
球状はんだ供給装置10では、動作時、基板搬送部11
が供給された加工対象の基板12を架台13上の所定位
置にまで搬送して固定保持した後、可動部24が駆動し
て吸着ヘツド23をはんだ槽25の上方位置にまで移動
させ、下降させることにより当該吸着ヘツド23の各ノ
ズル31の先端をはんだ槽25内の球状はんだ26に密
着又は接近させるようになされている(図10
(A))。
【0023】続いて負圧源が駆動することにより吸着ヘ
ツド23による球状はんだ26の吸引を開始し、各ノズ
ル31の先端に球状はんだ26を1つずつ吸着させる
(図10(B))。次いで可動部24が駆動して吸着ヘ
ツド23を上昇させ、基板搬送部11に固定保持されて
いる基板12上方の所定位置にまで当該吸着ヘツド23
を移動させた後、これを下降させる(図11(A))。
さらに吸着ヘツド23に吸引保持された各球状はんだ2
6がそれぞれ基板12の対応するランド12Aに接した
ところで可動部24を停止させ、続いて負圧源の駆動を
停止させることにより球状はんだ26の吸引保持を停止
する。これによりこれら吸着ヘツド23の各ノズル31
先端に吸着された球状はんだ26を基板12上に転写す
る(図11(B))。
【0024】この場合基板12に転写された各球状はん
だ26は、基板12上に塗布されたフラツクス12Bの
粘着力により対応するランド12A上に保持される。か
くしてこの球状はんだ供給装置10では、この後可動部
24が駆動して吸着ヘツド23を上昇させると共に、基
板搬送部11がこの基板12を送り、この後同様の動作
を順次繰り返すことにより、基板搬送部11に供給され
る基板12に対して順次所定のランド12A上に球状は
んだ26を転写するようになされている。
【0025】この実施例の場合、架台13上のはんだ槽
25と対向する位置にはイオン発生器27が配設されて
おり、当該イオン発生器27から発射されるイオンによ
つて吸着ヘツド23がはんだ槽25内の球状はんだ26
を吸引する際に発生する静電気を除去し得るようになさ
れている。
【0026】以上の構成において、この球状はんだ供給
装置10では、各ノズル31が圧縮コイルばね32によ
つて下方向に付勢させるようにして吸着ヘツド本体30
の下部に保持されているため、これら各ノズル31は必
要に応じてそれぞれ独立に上下動することができる。従
つてこの球状はんだ供給装置10では、吸着ヘツド23
の各ノズル31の先端に球状はんだ26を吸着する際、
はんだ槽25内の最上部の球状はんだ26の高さ位置に
ばらつきがあつた場合においても、高さ位置の高い球状
はんだ26と対向するノズル31は先端が当該球状はん
だ26と当接した後、圧縮コイルばね32の弾性力に逆
らつて吸着ヘツド本体30内部に収まるように上方向に
動くため、高さ位置の低い球状はんだ26と対向するノ
ズル31の先端を当該球状はんだ26の上部に近づけ又
は接触させることができる。
【0027】また吸着ヘツド23の各ノズル31にそれ
ぞれ吸着した球状はんだ26を基板12の対応するラン
ド12A上に転写する際、これら各球状はんだ26の球
径にばらつきがある場合にも、球径の大きな球状はんだ
26の下端が基板12の対応するランド12A上面に接
触した後、当該球状はんだ26を吸引保持しているノズ
ル31が圧縮コイルばね32の弾性力に逆らつて、他の
ノズル31に吸着している球径の小さい球状はんだ26
の下端が基板12の対応するランド12A上面と接触す
るまで吸着ヘツド本体30内部に収まるように上方向に
動くため、各ノズル31に吸着した各球状はんだ26を
図4のように、それぞれ確実に基板12のランド12A
と接触した状態に転写することができる。
【0028】従つてこの球状はんだ供給装置10によれ
ば、図8のような吸着ヘツド1の各ノズル1Bが一体に
固定化されている場合に比べて、より確実に各ノズル3
1の先端にそれぞれ1個ずつの球状はんだ26を吸着す
ることができると共に、吸着ヘツド23の各ノズル31
の先端にそれぞれ吸着した球状はんだ26を基板12の
対応するランド12A上に接触した状態に転写すること
ができ、かくして球状はんだ26の吸着及び転写の信頼
性を向上させることができる。
【0029】以上の構成によれば、吸着ヘツド本体30
の下側壁30Aを基板12のはんだ供給位置と同じ位置
関係で、かつ上下方向に移動自在に貫くように複数のノ
ズル31を配設し、これら各ノズル31に対してそれぞ
れ独立に下方向に付勢する圧縮コイルばね32を設けた
ことにより、球状はんだ26を吸引保持する際に各ノズ
ル31の先端に確実に球状はんだ26を吸着することが
できると共に、各ノズル31の先端に吸着された球状は
んだ26を基板12に転写する際に各ノズル31に吸着
された球状はんだ26をそれぞれ確実に基板12の対応
するランド12A上に転写することができ、かくして球
状はんだ26の吸着及び転写の信頼性を向上させること
ができる。
【0030】なお上述の実施例においては、吸着ヘツド
23の各ノズル31を上下方向に移動し得るように吸着
ヘツド本体30に取り付ける手段として、各ノズル31
の上端部につば状の突起31Aを形成し、当該突起31
A及び吸着ヘツド本体30の上面間に圧縮コイルばね3
2を配設するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば図5及び図6に示すように、各
ノズル31の配置位置に対応させて周辺部を分割するよ
うに複数のスリツト40Aが設けられた板ばね40を、
吸着ヘツド本体30の内部底面に取り付け、当該各スリ
ツト40Aにより分割された板ばね40の周辺部の各部
分的な領域(部分領域)40Bにそれぞれ筒状のノズル
41を固定するようにして吸着ヘツド23を構成するよ
うにしても良い。このようにしても実施例の場合と同様
の効果を得ることができる。
【0031】また図7のように吸着ヘツド本体30の底
面30Bと各ノズル31の突起31Aの下側面との間に
弾性材(例えばゴム材)50を配置し、吸着ヘツド本体
30の底面30Bと各ノズル31の突起31Aの下側面
とを当該弾性材50を介して接続するようにしても良
く、吸着ヘツド23の各ノズル31を上下方向に移動し
得るように、かつ各ノズル31に対してそれぞれ独立に
下方向に付勢力を与える手段としてはこの他種々の手段
を適用することができる。
【0032】また上述の実施例においては、箱状の吸着
ヘツド本体30の下側壁30Aを基板12のはんだ供給
位置と同じ位置関係で、かつ上下方向に移動自在に貫く
ように複数のノズル31を配設することにより当該吸着
ヘツド本体30によつて各ノズル31を基板12のはん
だ供給位置と同じ位置関係で保持させるようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、吸着ヘツド
23の各ノズル31を基板12のはんだ供給位置と同じ
位置関係で保持する手段としては、この他種々の手段を
適用できる。
【0033】さらに上述の実施例においては、吸着ヘツ
ド本体30の下側壁30Aが当該吸着ヘツド本体30に
対して固定された状態にある場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、例えば吸着ヘツド本体30を下側
壁のない蓋なし箱状に形成し、平板部材を当該吸着ヘツ
ド本体の下側壁として着脱自在に取り付け得るようにす
ると共に、基板12のランドパターンに対応させて種々
の配置パターンで複数のノズル31が上下方向に移動自
在に、かつ所定の付勢手段によつて下方向に付勢力を受
けるように配置された平板部材を用意するようにしても
良い。このように吸着ヘツド23を形成することによつ
て種々のランドパターンに対応し得る球状はんだ供給装
置を実現することができる。
【0034】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各ノズル
の他端側にそれぞれ球状はんだを吸着し、搬送して基板
に形成された導体パターン上に転写することにより基板
にはんだを供給するはんだ供給装置及び方法において、
各ノズルを、他端側がそれぞれ導体パターン上の対応す
るはんだ供給位置と対向するように、かつその長手方向
に移動自在にそれぞれ支持すると共に、各ノズルをそれ
ぞれ独立に当該ノズルの他端側から一端側に向かう方向
に付勢するようにしたことにより、各ノズルの先端に球
状はんだを吸着する際の各ノズルと対向する球状はんだ
の高さ位置や、各ノズルの先端に吸着された球状はんだ
を基板上に転写する際の各ノズルに吸着された球状はん
だの球径等に依らずに、確実に各ノズルを球状はんだに
接触又は近接させることができると共に、各ノズルに吸
着された各球状はんだを基板の導体パターン上の対応す
るはんだ供給位置と接触するように転写することがで
き、かくして球状はんだの吸着及び転写の信頼性を向上
させ得るはんだ供給装置及び方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による球状はんだ供給装置の全体構成を
示す斜視図である。
【図2】吸着ヘツドの構成を示す断面図である。
【図3】吸着ヘツドの構成を示す断面図である。
【図4】図1の球状はんだ供給装置によつて基板上に転
写された球状はんだの様子を示す断面図である。
【図5】他の実施例による吸着ヘツドの構成を示す部分
的な断面をとつて示す斜視図である。
【図6】図5の吸着ヘツドの構成を示す断面図である。
【図7】他の実施例による吸着ヘツドの構成を示す断面
図である。
【図8】従来の球状はんだ供給装置に用いられている吸
着ヘツドの構成を示す断面図である。
【図9】従来の球状はんだ供給装置に用いられている吸
着ヘツドの構成を示す下面図である。
【図10】球状はんだ供給装置を用いたはんだ供給作業
の一般的なプロセスの説明に供する断面図である。
【図11】球状はんだ供給装置を用いたはんだ供給作業
の一般的なプロセスの説明に供する断面図である。
【図12】球状はんだ供給装置を用いたはんだ供給作業
の一般的なプロセスの説明に供する側面図である。
【図13】球状はんだ供給装置に用いられている従来の
吸着ヘツドを用いた場合の問題点の説明に供する断面図
である。
【図14】球状はんだ供給装置に用いられている従来の
吸着ヘツドを用いた場合の問題点の説明に供する断面図
である。
【図15】図8の吸着ヘツドによつて基板上に転写され
た球状はんだの様子を示す断面図である。
【符号の説明】
10……球状はんだ供給装置、11……基板搬送部、1
2……基板、12A……ランド、12B……フラツク
ス、23……吸着ヘツド、24……可動部、25……は
んだ槽、26……球状はんだ、30……吸着ヘツド本
体、31、41……ノズル、31A……突起、32……
圧縮コイルばね、40……板ばね、40A……スリツ
ト、40B……部分領域、50……弾性材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−241846(JP,A) 特開 平5−299424(JP,A) 特開 平7−202400(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 3/06 H01L 21/60,23/12 H05K 3/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノズルと負圧源とを有し、上記負圧
    源が各上記ノズルの一端側に与える負圧に基づいて各上
    記ノズルの他端側にそれぞれ球状はんだを吸着し、搬送
    して基板に形成された導体パターン上に転写することに
    より上記基板にはんだを供給するはんだ供給装置におい
    て、 各上記ノズルを、上記他端側がそれぞれ上記導体パター
    ン上の対応するはんだ供給位置と対向するように、かつ
    その長手方向に移動自在にそれぞれ支持するノズル支持
    手段と、 各上記ノズルに対してそれぞれ独立に当該ノズルの他端
    側から上記一端側に向かう方向に付勢する付勢手段とを
    具えることを特徴とするはんだ供給装置。
  2. 【請求項2】上記付勢手段は、圧縮コイルばねでなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のはんだ供給装置。
  3. 【請求項3】上記付勢手段は、上記導体パターン上のは
    んだ供給位置に対応させて周辺部を分割するように複数
    のスリツトが形成された板ばねでなり、各上記スリツト
    で区切られた上記周辺部の各部分領域にそれぞれ上記ノ
    ズルが固着されたことを特徴とする請求項1に記載のは
    んだ供給装置。
  4. 【請求項4】上記付勢手段は、各上記ノズルの上記一端
    部にそれぞれ突出形成された突起とノズル支持手段との
    間において上記ノズル及び上記ノズル支持手段を接続す
    るように配設された弾性材でなることを特徴とする請求
    項1に記載のはんだ供給装置。
  5. 【請求項5】 複数のノズルの各他端側にそれぞれ球状は
    んだを吸着し、搬送して基板に形成された導体パターン
    上に転写することにより上記基板にはんだを供給するは
    んだ供給方法において、 各上記ノズルを、上記他端側がそれぞれ上記導体パター
    ン上の対応するはんだ供給位置と対向するように、かつ
    その長手方向に移動自在にそれぞれ支持すると共に、各
    上記ノズルをそれぞれ独立に当該ノズルの他端側から上
    記一端側に向かう方向に付勢し、 各上記ノズルの上記他端側にそれぞれ上記球状はんだを
    吸着し、搬送して上記基板に形成された上記導体パター
    ン上に転写することにより上記基板にはんだを供給する
    ことを特徴とするはんだ供給方法。
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