JP3505906B2 - 糖化ヘモグロビン分析装置 - Google Patents

糖化ヘモグロビン分析装置

Info

Publication number
JP3505906B2
JP3505906B2 JP8254096A JP8254096A JP3505906B2 JP 3505906 B2 JP3505906 B2 JP 3505906B2 JP 8254096 A JP8254096 A JP 8254096A JP 8254096 A JP8254096 A JP 8254096A JP 3505906 B2 JP3505906 B2 JP 3505906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
sample
rack
valve
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8254096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09274029A (ja
Inventor
信吾 福永
利幸 御園生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP8254096A priority Critical patent/JP3505906B2/ja
Publication of JPH09274029A publication Critical patent/JPH09274029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3505906B2 publication Critical patent/JP3505906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/24Automatic injection systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N2030/022Column chromatography characterised by the kind of separation mechanism
    • G01N2030/027Liquid chromatography
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/88Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86
    • G01N2030/8809Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample
    • G01N2030/8813Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample biological materials
    • G01N2030/8822Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample biological materials involving blood
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/72Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood pigments, e.g. haemoglobin, bilirubin or other porphyrins; involving occult blood

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液体クロマトグラ
フィーを利用した糖化ヘモグロビン分析装置に関するも
のである。更に詳しくは、血液試料を保持した真空採血
管液体温調装置に関するものである。更に詳しくは、真
空採血管等の管に保持された血液試料中の糖化ヘモグロ
ビンについて、自動的に分析を行う装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来から、血液試料中の糖化ヘモグロビ
ン分析を行うための装置が市販されている。これら装置
では、真空採血管を担持するラックを自動的に搬送し、
搬送路中で針状のニードルを用いて血液試料を採取し、
これを希釈・溶血させた後、希釈後の血液試料(以下、
本明細書においては希釈後試料という)の一定量を陽イ
オン交換樹脂等を充填した分析カラムに供してまず糖化
へもグロビン成分を吸着させ、後に比較的高い濃度の緩
衝液等を供して吸着成分を溶出させ、この溶出成分の吸
光度を測定する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】糖化ヘモグロビンは糖
尿病等の診断マーカとして注目を集めており、病院や診
断センター等の種々の臨床検査機関で糖化ヘモグロビン
分析が実施されている。糖化ヘモグロビン分析に際して
は、前記したように、複数の溶液を切り替えて分析カラ
ムに供する必要があるが、従来の装置では、溶液の切り
替え時に溶液に空気等の気泡が混入してしまい、カラム
に対する溶離液の供給速度(流速)が不安定になって測
定結果に誤差を生じたり、検出器においてベースライン
の乱れが生じる等の課題があった。 【0004】また、通常はカラムオーブンを用いて分析
カラムの温度変化を抑え、外部温度の変化に起因する検
出器のベースラインの変動を抑えていたが、カラムオー
ブン内の温度と装置が設置された室内の温度差が大きい
と、カラムオーブン内の温度が所定の温度に達するのに
長時間が必要で、装置を稼働してからの待ち時間が長い
という課題があった。またカラムオーブンの場合、何ら
かの外部要因によりカラムオーブン内の温度が所定の温
度範囲外になった場合、所定の温度に戻るのに長時間を
必要とするという課題もあった。 【0005】この課題に対しては、ウォーターバス等の
カラムオーブン以外の温調装置を追加することも試みら
れているが、装置が大型化するため小型の分析装置を供
給することが困難で、しかもメンテナンスも困難である
という課題があった。 【0006】また、従来から検出器にはフローセル型の
吸光度計が使用されているが、溶液を切り替えてカラム
に供する糖化ヘモグロビン分析において、溶液の濃度差
が大きい場合等、光の屈折率の差が大きい場合には、フ
ローセルの液体流路中で屈折率の異なる溶液の層が形成
されることに起因して得られるクロマトグラムのベース
ラインが変動するという課題があった。 【0007】分析に供される血液試料は、真空採血管等
に保持され、ラックに担持されて分析装置のサンプリン
グ位置に搬送されるが、この搬送は真空採血管をサンプ
リング位置で停止させるため、パルスモータなどを用い
て間欠的に行われるのが普通である。しかしながら、停
止時の慣性によるオーバーラン、装置中の他の駆動部分
により生じる振動によるズレ、装置の傾斜によるズレな
ど生じることがあり、この場合にニードルを用いたサン
プリングに支障が生じるという課題があった。通常、真
空採血管は中心部にニードル貫通部を有するゴム製又は
金属製のキャップで覆われているが、その製造元等によ
って種々のものが存在し、円筒状の外形を呈しているも
のの、管の外径や長さは同一ではない。このため、種々
のサイズの真空採血管を担持可能にすべく、ラックの管
ホルダー部の内径を種々の管の外径より大きくしておく
のが普通であるが、この結果、外径の小さな管ではホル
ダー部との間隙が大きくり、サンプリング操作におい
て、ニードルが管の中心に下降しないために吸引不良や
センシング不良を発生させ、時にはニードルが貫通用の
管の中心部に下降しないために破損してしまうという課
題があった。 【0008】ニードルを用いて真空採血管から血液試料
を採取する場合、種々の事情により3マイクロl以上の
吸引が必要であるが、血液試料はカラムに供する前に2
00倍〜400倍に希釈する必要がある。このため、血
液試料を希釈するための希釈槽容量を1500マイクロ
l程度以上とする必要があり、この結果、洗浄操作には
3000マイクロl程度以上の多量の洗浄溶液が必要に
なるという課題があった。また、希釈槽の洗浄のために
専用の吸引ポンプと専用バルブが必要であり、ニードル
洗浄のためにも専用の送液ポンプと専用バルブが必要で
ある。このため、装置が複雑になるだけでなく、各部品
の操作も複雑となり、結果的に前処理に長時間が必要に
なるという課題があった。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、液体クロ
マトグラフィーを用いた糖化ヘモグロビン分析装置にお
ける前述のような課題に鑑みて、これを解決すべく鋭意
検討を行った結果、本発明を完成するに至った。即ち本
発明は、血液試料中の糖化ヘモグロビン分析装置であっ
て、少なくとも、(A)塩濃度の異なる2種類以上の緩
衝液を保持する2以上の溶液タンク、前記2以上の溶液
を切り替えて以降の流路系に供給する液体流路切り替え
装置及び溶液を送液するための送液ポンプを備え、各溶
液タンクは流路切り替え装置を介して送液ポンプと配管
で連通された溶液供給系、(B)前記溶液供給系の送液
ポンプと配管で連通されたサンプルループを有するサン
プルインジェクタを備える試料供給系、(C)配管中の
液体の温調のためのヒータ、陽イオン交換樹脂を充填し
たカラム、カラムからの溶出液の吸光度を測定するため
のフローセル型検出器及びこれら全てを覆う温調のため
のオーブンを備え、ヒータと前記試料供給系のサンプル
インジェクタ、ヒータとカラム及びカラムと検出器は配
管で連通された検出系、(D)ラックに担持された血液
試料を保持する管を搬送路に沿って搬送するラック搬送
装置、ラックの保持位置決め装置及びラックに担持され
た管の保持位置決め装置を備えたラック搬送系、(E)
ラック搬送と共に搬送される管から血液試料を採取する
ためのニードル及び第一シリンジを備え、ニードルと第
一シリンジは配管で連通された試料採取系、及び、
(F)配管の洗浄液を兼ねた血液試料の希釈液を保持す
る希釈液タンク、第二シリンジ、前記試料採取系のニー
ドル外周を洗浄するためのニードル洗浄ブロック、血液
試料の希釈及び溶血操作のための廃液槽と希釈槽が一体
に形成された前処理槽、希釈された血液試料の混合及び
溶血操作のための混合流路及び3個のバルブを備え、こ
こで第二シリンジは、(1)第一バルブを介して希釈液
タンクと配管で連通され、(2)第一バルブ、第二バル
ブ及び前記試料供給系のサンプルインジェクタを介して
前記試料採取系のニードルと配管で連通され、(3)第
一バルブ、第二バルブ及び第三バルブを介して前記ニー
ドル洗浄ブロックと配管で連通され、そして、(4)第
一バルブ、第二バルブ、第三バルブ及び混合流路を介し
て前記希釈槽と連通されている、前処理系、とを有する
装置である。以下、本発明の構成の一例を、図面に基づ
き詳細に説明する。 【0010】図1は、本発明の装置における(D)ラッ
ク搬送系以外、即ち(A)溶液供給系、(B)試料供給
系、(C)検出系、(E)試料採取系及び(F)前処理
系の構成を示す図である。以下、各系について順に説明
する。(A)溶液供給系は、塩濃度の異なる3種類の緩
衝液を保持する3の溶液タンク101〜103、前記3
種類の溶液を切り替えて以降の流路系に供給する液体流
路切り替え装置107及び溶液を送液するための送液ポ
ンプ108を備えている。本発明の装置では、図1に示
したように、溶液中の気体を脱気するための脱気装置1
04〜106を溶液タンク101〜103と液体流路切
り替え装置の間に配置することが好ましい。なお図1の
例では3種類の溶液を使用しているが、2種類の溶液又
は4種類以上の溶液を使用しても良い。ちなみに図1の
例では、異なる濃度のコハク酸緩衝液を使用し、それぞ
れ分析カラムへの血液試料(希釈後試料)の送液、カラ
ムの洗浄及びカラムからの糖化ヘモグロビン成分の溶出
のために使用する構成としてある。この例では、送液ポ
ンプ108の送液量は1.5ml/分とした。 【0011】流路切り替え装置107としては図2に示
したものを例示できる。図2aは流路切り替え装置10
7の断面図であり、図2bは図2aで示した装置を横か
ら観察した図である。本発明に好適に使用される流路切
り替え装置は、図2に示したような、二以上の溶液流入
口、一の溶液流出口及び一の気体流出口と、これら口に
連続する空隙を有するチャンバを有する流体流路切替装
置であって、チャンバのそれぞれの口に連続する空隙は
チャンバ内の1の連通部に連通し、ここで気体排出口及
び気体排出口に連続する空隙は前記チャンバ内の連通部
より上部に構成され、そして、溶液流出口及び溶液流出
口に連続する空隙は前記気体排出口及び気体排出口に連
続する空隙より下部に構成されているものである。20
1はチャンバ本体、202は溶液流入口、203は溶液
流入口に接続された配管、204は弁、205は溶液タ
ンクを示す。 【0012】図2から明らかなように、溶液タンク20
5及び溶液タンクとチャンバを接続する配管203は重
力によって溶液タンクに保持された溶液が自然にチャン
バ内の連通部206に流入し得るように該連通部より上
部に設置されている。本図では、連通部206から溶液
流入口202に連続する空隙207は水平であるが、傾
きが設けられていても差し支えない。連通部206から
は、空隙208が気体排出口209に連続している。気
体排出口209には導管210が接続されているが、当
該導管210の先端部にはシリコンチューブ211が接
続され、かつ、末端部は栓212で閉塞されている。気
体排出口209及び気体排出口に連続する空隙208は
前記チャンバ内の連通部206より上部に構成されてい
る。一方、チャンバ202内の連通部206からは空隙
214が溶液流出口213に連続し、配管215が接続
されている。導管215は送液ポンプ216に接続され
る。溶液流出口213及び溶液流出口に連続する空隙2
14は気体排出口209及び気体排出口に連続する空隙
208より下部に構成されている。 【0013】溶液供給系は、このように、最終的に図1
の溶液タンク101〜103に保持されたいずれかの溶
液を選択的に試料供給系に供給する。 【0014】試料供給系は、前記溶液供給系の送液ポン
プ108と配管で連通されたサンプルループ110を有
するサンプルインジェクタ109を備える。サンプルイ
ンジェクタは、例えば図1に示したように6方インジェ
クションバルブを利用したものを使用することができ
る。この6方インジェクションバルブを利用したサンプ
ルインジェクタ109は、6の溶液導入口を有し、隣接
する2の導入口同士を連通し得るものである。図1に示
した装置におけるサンプルループ110の容量は10マ
イクロlとしてある。 【0015】サンプルインジェクタ109は、検出系と
連通している。検出系は、配管中の液体の温調のための
ヒータ111、陽イオン交換樹脂を充填したカラム11
2、カラムからの溶出液の吸光度を測定するためのフロ
ーセル型吸光度計113及びこれら全てを覆う温調のた
めのオーブン114を備える。ヒーター111は、例え
ば配管を棒状の発熱体に巻き付ける等して構成すること
が可能であるが、図3に示したようなものを例示するこ
とができる。図3の例では、熱伝導性の配管301をコ
イル状とし、このコイル状配管を熱伝導性の筐体302
中に入れ、熱伝導性部材で埋設して303を得、これに
発熱体304を密着させたものである。なお熱伝導性部
材としては半田等が、筐体の素材としては鉄などの金属
を使用すれば良い。 【0016】カラム112は、糖化ヘモグロビン成分を
分離するため、シリカゲル等を基材とする陽イオン交換
樹脂を充填したカラムである。通常カラムは、容量0.
6ml程度で十分である。カラム112は吸光度計を含
む検出器113と配管によって連通される。検出器とし
てはフローセル型の吸光度計を使用する。 【0017】吸光度計の詳細を図4に示す。図4に示し
たフローセル型吸光度計は、両端が光透過性平板によっ
て閉塞された測定されるべき溶液の流路と、該流路に液
体を導入するための導入路と、該流路から液体を排出す
るための排出路とからなり、光源からの光は光透過性平
板の一方から流路内に入射し、光透過性平板の他方から
出射するフローセル型吸光度計であって、入射側の光透
過性平板前面には第一の光絞りが、出射側の光透過性平
板の後面には第二の光絞りがそれぞれ設けられ、第一の
光絞りの流路の軸線に対して直角方向での開口径は、前
記流路の軸線に対して直角方向での最小径と同一又はそ
れより小さく、第二の光絞りの流路の軸線に対して直角
方向での開口径は第一の光絞りのそれと同一又はそれ以
上であることを特徴とする。 【0018】より詳しくは、図4に示したように、流路
となる円柱状空間407、流路に液体を導入する導入路
410、流路から液体を排出するための排出路411、
流路の端を閉塞する平板409a及び409b、平板を
本体406に取り付ける機能を兼ね備えた第一の光絞り
408a及び第二の光絞り408bで構成される。流路
407は、導入された液体の流通及び測定のための光の
通過を妨げない形状であれば特別の制限はなく、例えば
四角柱状等の多角形状等であっても良い。テーパー形の
流路であっても良いが、加工の容易性、量産性の観点か
らは、単なる円柱状が特に好ましい。流路自体は両端が
開放されているが、これを光透過性の平板409a、4
09bで閉塞させ、密閉空間を構成する。なお、この平
板に代えて凸レンズを使用することもできる。 【0019】流路の末端付近には流路への液体導入路と
排出路を設けるが、これらは図に示したように本体40
6の同一側面方向に設けても良いし、異なる方向に設け
ても良い。導入路途中には、導入される試料液体を混合
するための拡散路を設けることが好ましい。例えば導入
路の一部の径大きくしておき、液体の送液スピードがこ
の部分で低下するような構成が例示できる。これら平板
は、それぞれ第一の光絞り408a、第二の光絞り40
8bにより流路に圧着され、取り付けられているが、各
絞りは平板等へのコーティングであっても良い。第一の
光絞りの流路の軸線に対して直角方向での開口径は、流
路の軸線に対して直角方向での最小径と同一又はそれよ
り小さくし、それぞれ光軸が一致するような位置関係に
配置されている。即ち、流路の径、形状及び光り絞りと
の位置関係は、流路の光入射側から入射し、流路を通過
して出射側に到達し得る光束の最大径と同一又はそれよ
り大きい光束を通過させる径及び形状であって、かつ、
流路の内壁に入射した光が照射されないものである。こ
のような意味においても、径が変化しない円柱状の流路
407は好適である。第一の光絞りの径をXとし、流路
の軸線に対して直角方向での最小径をYとした場合に、
その比(Y/X)が1.5以上となるように構成するこ
とが特に好ましい。例えば一又は二以上のピンホールを
有する板等を好適な第一の光絞りとして使用する。第一
の光絞りは、流路の入射側に位置する凸レンズ又は光透
過性平板の直前等、可能な限りこれらに近接して配置す
ることが好ましい。光源からの光の中で、平行光成分で
ない光が流路に入射し、内壁で乱反射するのを防ぐため
である。 【0020】第二の光絞りの流路の軸線に対して直角方
向での開口径は第一の光絞りのそれと同一又はそれ以上
とする。第二の光絞りは、出射側から流路に光が入射す
ることを防ぐ役割を有するため、可能な限り小さな径と
することが好ましい。より具体的には、前記した第一の
光絞りと第二の絞りを同一とすることが例示できる。ま
た第二の光絞りも、流路の出射側に位置する光透過性平
板の直後等、可能な限りこれらにに近接して配置するこ
とが好ましい。これら第一の光絞り及び第二の光絞り
は、好ましくは良好な光吸収性を発揮するために黒色の
部材で部材で構成する。特に図に示したように黒色で中
空の円柱状の絞りは、本発明の第一及び第二光絞りとし
て好適である。 【0021】吸光度計は、光源等と共に検出系を構成す
る。吸光度計の光入射側には光源401を設置する。光
源は発熱せず、かつ、糖化ヘモグロビン分析に好適な4
15nmの光を発光でき、小型の発光ダイオードが好ま
しい。発光ダイオードを使用することにより、より温度
変動を排除した、再現性の高い糖化ヘモグロビン分析装
置を提供することが可能である。発光ダイオード401
には拡散シート402が張り付けられており、光は発光
ダイオードの発光点を中心とするピンホール板403を
通過した後、レンズ404により平行光にされ、干渉フ
ィルタ405を通過して第一の光絞りに到達する。これ
ら入射光側の配置は光のロスを防ぐため近接して配置す
る。平行光は、流路への入射に先だって第一の光絞り4
08aを通過し、流路の径よりも小さい光束とされる。
このため、流路の内壁で乱反射することなく、出射側に
到達する。当然のことながら、光絞りと流路の光軸は一
致するように配置されている。出射側から出射した光
(平行光)は、そのフォトダイオード等の受光系412
に到達する。 【0022】受光系は、図4に示したように光路に対し
て傾斜(図中、Aの角度)して設置することが好まし
い。これにより、受光系で反射された光が出射側から流
路に侵入するのを防ぐことができる。また、例えば出射
側に光の透過方向を単一方向に限定するマジックミラー
等を設置したり、ミラーやレーリーホーンを組み合わせ
た光学系を配置しても、出射側から流路に光が入射する
ことを防止できる。特にレーリーホーン等で出射した光
を集光してフォトダイオード等の受光系に導くことが可
能となる。従って、第一の光絞りの径を小さくして流路
に入射する光をより平行光に近いものとすることがで
き、流路内での乱反射を減少することが可能である。な
お、干渉フィルタ及び2の受光系を吸光度計の出射側に
配置し、かつ、受光系の前にダイクロックミラーを設置
して出射光を波長に応じて2分割して各受光系に導く等
の構成にすれば、一方の受光系でレファレンスを、他方
の受光系で糖化ヘモグロビンに由来する吸光を測定可能
となり、好ましい。 【0023】以上に説明したヒーター、カラム及び検出
器は、全てオーブン4の中に設置される。オーブンとし
ては、例えば底板に発熱体を用いた箱状のものを使用す
ることができる。 【0024】このように本発明の糖化ヘモグロビン分析
装置では、ヒーター111及びオーブン114を用いて
温調を行う。この際の温度は、発明者らの知見によれば
25プラスマイナス0.2℃が糖化ヘモグロビン分析に
おいて特に好ましい。このような温度幅にヒーター及び
オーブンを温調するため、これらには温度センサーを取
り付け、その検出信号に応じて自動的に温調を行う温度
制御機構を設置すれば、自動的な温調操作が可能であ
る。以上の構成を有する検出系を通過した溶液は、不図
示の廃液溜に廃棄される。 【0025】本発明の試料採取系は、ラック搬送と共に
搬送される管から血液試料を採取するためのニードル1
15及び第一シリンジ116を備える。通常、糖化ヘモ
グロビン分析における血液試料は、真空採血管により供
給されるが、これを用いるためにはニードルとして真空
採血管を貫通し得る、針状のものを使用する。ニードル
の長さや具体的な形状は、適宜選択すれば良い。ニード
ルは配管により第一シリンジと連通され、第一シリンジ
は、ニードルを用いて真空採血管から一定量の血液試料
を採取するために使用される。通常、ニードルによる血
液試料の採取量は3マイクロl程度である。 【0026】本発明の前処理系は、配管の洗浄液を兼ね
た血液試料の希釈液を保持する希釈液タンク117、第
二シリンジ119、前述の試料採取系のニードル外周を
洗浄するためのニードル洗浄ブロック120、血液試料
の希釈及び溶血操作のための廃液槽と希釈槽が一体に形
成された前処理槽121、希釈された血液試料の混合及
び溶血操作のための混合流路及び3個の3方バルブ12
2〜124を備える。本発明の装置では、希釈液中の気
体を脱気するための脱気装置118を希釈液タンク11
7と第二シリンジ119の間に配置することが好まし
い。ここで第二シリンジ119は、好ましくは脱気装置
118及び第一バルブ122を介して希釈液タンク11
7と配管で連通され、第一バルブ122、第二バルブ1
23及び試料供給系のサンプルインジェクタ109を介
して試料採取系のニードル115と配管で連通され、第
一バルブ122、第二バルブ123及び第三124バル
ブを介してニードル洗浄ブロック120と配管で連通さ
れ、そして、第一バルブ122、第二バルブ123、第
三バルブ124及び混合流路125を介して前処理槽1
21中の希釈槽と連通されている。 【0027】前処理系の動きについて、図5に基づき説
明する。前処理系は、血液試料の希釈、混合、溶血及び
コンタミネーションを防止するための各部品の洗浄を行
う系である。使用する配管の洗浄液を兼ねた血液試料の
希釈液は、例えば赤血球を溶血可能な塩濃度を有し、か
つ、洗浄のための界面活性剤を含む溶液等であれば良
い。 【0028】図5に示したように、希釈液501はゴム
キャップ502を有する真空採血管503等の中にいれ
られた血液試料504を希釈、溶血すると共に、血液試
料を採取した後はニードル等を含む配管の洗浄液として
の機能をも兼ね備えている。なお、希釈液で血液試料を
希釈するのみでは赤血球の溶血が不完全な場合でも、後
に説明する混合流路での十分な混合により十分な溶血効
果を得ることが可能である。 【0029】前処理系は、第二シリンジ505、洗浄液
501を保持するタンク、第一バルブ506及びこれら
を連結する配管から構成される流路(溶液吸引系)、第
二シリンジ505、通常のサンプルインジェクタ50
7、ニードル、第一バルブ506、第二バルブ515及
びこれらを連結する配管から構成される流路(サンプリ
ング系)、第二シリンジ505、ニードル洗浄ブロック
508、第一バルブ506、第二バルブ515、第三バ
ルブ509及びこれらを連結する配管から構成される流
路(ニードル洗浄系)、第二シリンジ505、混合流路
510、前処理槽511中の希釈槽511b、第一バル
ブ506、第二バルブ515、第三バルブ509及びこ
れらを連結する配管から構成される流路(混合流路系)
を包含する。なお、希釈液の吸引、吐出用の第二シリン
ジ505及び血液試料を吸引、吐出する第一シリンジ5
12の役割の一部を別途追加したシリンジに負わせるこ
とも可能である。 【0030】前処理系は、実際の液体試料の前処理に先
立ち、あらかじめ第二シリンジ505を運動させ、か
つ、各バルブを切り替えて前記の系に希釈・洗浄溶液を
満たしておく。ただし、混合流路系については、第二シ
リンジ505を用いて希釈槽511bを満たした希釈液
を混合流路510と希釈槽511bの間まで後退させ、
空気層を挟んで希釈後試料と洗浄液が位置し得るよう、
希釈槽511b側に空気層を位置させることが好まし
い。図5において、ニードル513は図中Aで示した垂
直方向へ上下動可能に、ニードル保持機構514に保持
されている。ニードル保持機構514は、図中Bで示し
た水平方向へ移動可能に不図示の基台に保持されてい
る。このニードル保持機構514には、ニードル洗浄ブ
ロック508が取り付けられいる。即ち、ニードル51
3は当該洗浄ブロック508を貫通して上下動可能に構
成されているが、ニードル513の上下動によってニー
ドル洗浄ブロック508との相対的位置関係が変動する
ように構成されている。 【0031】ニードル513は、まず基台の水平方向
(B方向)の運動により、真空採血管503から血液試
料504を採取するためのサンプリング位置の上部に移
動する。この位置でニードル保持機構514は下方向
(A方向)に下降し、ニードル513はゴムキャップ5
02を貫通して血液試料504に浸漬される。この状態
で第一シリンジ(図1における116)を運動させるこ
とにより所定量の血液試料を吸引する。糖化ヘモグロビ
ン分析における吸引量は、通常、3マイクロl程度であ
る。血液試料の吸引後、ニードル513はニードル保持
機構514及び基台の運動により、ニードルの外周を洗
浄するため、前処理槽511の排液槽511a上に移動
する。この位置で、第二シリンジ505からニードル洗
浄ブロック508に至る経路のバルブ506、515及
び509を開き、ニードル洗浄系を開いて希釈液501
をニードル洗浄ブロック508に供給し、ニードル51
3の外周を洗浄する。このニードル洗浄ブロック508
は、ニードルを貫通させ、かつ、ニードルの洗浄路とな
るニードル外径よりも若干大きめの内径の柱状中空部が
垂直方向に構成されたブロックである。この中空部はブ
ロックの上部側面方向に設けられた洗浄溶液導入路と連
通している。洗浄溶液導入路はバルブを介して第二シリ
ンジ505と連結しており、ニードル洗浄系が開かれる
と希釈液501が導入路からニードル洗浄路に導かれ、
ニードル513の外周を伝ってその外周を洗浄しながら
排液槽511aへ廃棄される。このような構成によれ
ば、排液のための特別な吸引ポンプ等を使用することな
く、単に重力によって汚染された希釈・洗浄溶液の排液
が可能である。むろん、排液槽511aを真空チャンバ
等を介してポンプ等と連結することも可能である。なお
ニードル洗浄路は、ニードルを洗浄するための希釈液の
流路であると同時に、ニードル洗浄ブロック508を貫
通するニードル513を保持し、ニードル513の上下
運動の際のガイドとしての役目も兼ね備えるため、その
長さはできるだけ長くすることが好ましい。しかし、後
に説明するように、ニードルを洗浄する際にニードル5
13を上下動させることから、この上下動の範囲を勘案
して適宜決定することができる。 【0032】ニードル洗浄ブロック508の垂直方向に
構成されたニードル洗浄路の上方向末端は、Oリング等
のシール部材によりシールされ、希釈・洗浄溶液が供給
された場合に上部からオーバーフローせず、下端の開放
端のみから排液されるように構成する。このOリング等
のシール部材は、ニードル513の上下運動を抑制する
ものではなく、この状態でニードルを上下動させること
により、ニードル513の外周に付着したゴムキャップ
の摩耗カス等をぬぐいとる効果を有する。このような上
下運動は、3回程度行なうと良い。運動の幅は、ニード
ルの全体がOリング等と接触するようにすることが特に
好ましいが、少なくともゴムキャップを貫通した部分が
接触すれば十分である。また、ニードル外周への希釈・
洗浄溶液の伝わりを良好にするため、希釈・洗浄溶液導
入路はニードル洗浄路と直角に交差するように構成し、
かつ、希釈・洗浄溶液導入路の内径をニードル洗浄路の
内径よりも小さくすることが好ましい。 【0033】液体試料の希釈のための希釈槽511bと
排液槽511aが一体に形成された前処理槽511の排
液槽511a上で希釈液を流しつつ、複数回上下運動さ
せることで外周を洗浄されたニードル513は、次に前
処理槽511の希釈槽511b上に水平に移動し、その
底部まで下降する。この位置で第一シリンジ512から
ニードル513に至る系を開き、ニードルに吸引した血
液試料の全量を吐出する。この後、バルブを切り替え、
第二シリンジ505からニードル513に至るサンプリ
ング系を開き、希釈倍率に応じて希釈液501をゆっく
りと吐出する。この時、希釈槽511bの容量は実際の
分析に供する試料の量以上であれば、希釈により出現す
る希釈後試料の容量以下であっても良い。希釈槽511
bと排液槽511aは一体として形成されているが、そ
のしきり511cは低くなっており、オーバーフローし
た希釈後試料は排液槽511aにこぼれるように構成す
る。なお、排液槽511aにオーバーフローした希釈後
試料は、単に重力のみで排出が可能である。 【0034】希釈槽511bは、図5からも把握できる
ように、その水平方向の断面積が底部から上端部にいく
ほど大きくなるように構成されている。希釈槽511b
の形状は、この断面積の変化が連続的となるようにテー
パー状(先細りの錐状)としても良いが、図5のように
3段階程度に変化する(3種類の底面積の異なる円柱を
組み合わせたような)ステップ的な変化としても良い。
このような構成とすることにより、血液試料の希釈液へ
の拡散が不十分で希釈後試料に濃度勾配が生じ、比較的
高濃度の部分が排液槽511aにオーバーフローして失
われるという問題が生じることを防止できる。また、後
述するように希釈後試料はニードル513で再度吸引す
るため、その底部にニードル513の先端部が到達し得
るよう、底部の内径を考慮することが好ましい。本発明
者らの知見によれば、希釈槽511bの底部は、後のニ
ードル513による希釈後試料の良好な吸引等のため、
その断面積がニードルの外径よりも、0.5mm〜1.
5mm大きい程度の円状で、上端部付近は、希釈時の拡
散状態を良好にするために、底部の断面積の4〜6倍程
度とすることが特に好ましい。 【0035】以上の操作に続いて、バルブ506、51
5及び509を切り替えて第二シリンジ505から前処
理槽511の希釈槽511bの下端部に至る混合流路系
を開き、第二シリンジ505を往復運動させて希釈後試
料を図中のCで示した流路で往復させる。ここで、混合
流路系の希釈槽511b近傍の配管は、図5からも明ら
かなように配管の断面が大なる部分と小なる部分が複数
箇所連続した特殊な混合流路510としてある。この混
合流路510は、希釈後試料が当該部を通過する際の流
速を変化させることで適当な乱流を発生させ、混合効率
を向上するため、更には血液試料の溶血に効果的であ
る。混合流路の形状は図示したものに限定されず、通過
する液体の流速を変化させて乱流を発生させ得るような
断面積の変化がある形状であれば制限はない。当該経路
は、好ましくは希釈槽511bと同一の容量を有し、又
はそれ以上の容積を有するように構成する。混合流路系
で混合された希釈後試料は、最終的に希釈槽に戻され
る。なお、混合流路系では、空気層を挟んで希釈・洗浄
溶液と希釈後試料が位置する。この、混合流路系を用い
た操作の間、ニードルは希釈槽511bに止めるが、い
ったん希釈槽511bの上部に移動させても良い。希釈
槽511bに戻された希釈後試料の全量を、第二シリン
ジ505からニードル513に至るサンプリング系を開
き、第二シリンジ505を運動させて吸引する。図5か
らも明らかなように、第二シリンジ505からニードル
513に至るサンプリング系には6方インジェクション
バルブを使用したサンプルインジェクタ507が配置さ
れており、ニードル513から吸引された希釈後試料の
一定量はサンプルインジェクタ507中のサンプルルー
プ507aに取り込まれる。ここで、ニードル513か
らサンプルループ507aに至る流路容量が希釈槽51
1bの容量より大きい場合、希釈後試料に続いて空気を
取り込むためにニードル513をいったん希釈槽511
bの上部に移動させる等しても良い。いずれにせよ、本
発明の装置においては、サンプルル−プに確実に希釈後
試料を送液できれば良い。 【0036】希釈後試料の全量をニードル513で吸引
した後、ニードル先端を希釈槽の底部に位置させた状態
で混合流路系を開き、第二シリンジ505を運動させて
希釈液を吐出し、希釈槽511b及び混合流路510の
洗浄を行う。この洗浄により、ニードルの外周に付着し
た希釈後試料も洗浄される。この後、第二シリンジを運
動させて希釈層511bに残った希釈液を混合流路と希
釈槽の間まで後退させ、次回の前処理操作で空気層を挟
んで希釈後試料と洗浄・希釈溶液が位置し得るようにす
る。 【0037】前処理操作の最終段階として、ニードル5
13を希釈槽511bから排液槽511a上に移動さ
せ、サンプリング系を開き、第二シリンジ505の運動
により希釈液を吐出し、ニ−ドルからサンプリング系に
残った希釈後試料を廃棄すると共に希釈液を吐出し、こ
れにより、ニードル内部を含むサンプリング系の洗浄を
行う。従って、次回の採取操作の際にサンプリング系に
残った希釈後試料等がコンタミネーションを生じないよ
うにする。 【0038】本発明の(D)ラック搬送系は、ラックの
保持位置決め装置及び真空採血管の保持位置決め装置を
備える。ラック保持装置は、ラックを搬送するためのラ
ック搬送路と、搬送路を搬送されるべき複数の円筒状管
を一列又は複数列に担持するためのラックであってその
外縁部の搬送方向に平行な縁の少なくとも一カ所以上に
凹状部又は凸状部を有するラックと、前記ラック搬送路
に配置された、ラックの凹状部又は凸状部に嵌合する凸
状又は凹状の掛かり止めと、を有し、ニードルによるサ
ンプリング位置でラックを停止し保持位置決めする装置
である。ラックの保持位置決め装置として図6〜8に示
したものを例示できる。 【0039】図6はラックの例を示す図である。図6に
示したラック本体601は、矢印で示したラックの搬送
方向に10本の真空採血管を一列に担持可能である。真
空採血管を担持するための任意の筒状部の中心から隣接
する筒状部の中心までの距離は20mmであり、外径が
12〜15mmの真空採血管を担持することが可能であ
る。ラック601の外縁部中、矢印で示したラックの搬
送方向に平行な縁602には、凹状部603が真空採血
管を担持するための筒状部と併設されている。この例で
は、筒状部と同数(10)の凹状部が設置されている。
図7は、図6における凹部603を拡大した図であり、
凹部が半円柱状であることを示している。この例の凹状
部の開口は8mmで、奥行きは5mm、深さは1.5m
mである。 【0040】図8aはラックが搬送されるべき方向から
本発明の糖化ヘモグロビン分析装置を観察した図であ
る。不図示のラック搬送装置によりラック801は図の
手前方向に搬送され、担持された真空採血管を概ね不図
示のサンプリングニードルの直下に位置させ、ラックを
停止する。一方、先端にラックの半円柱状の凹状部80
3と嵌合可能な形状(円柱)の回転部材804を取り付
けた掛かり止め805は、糖化ヘモグロビン分析装置本
体806に往復運動可能なリニアスライド807を介し
て保持されている。ラック搬送装置によりラック外縁部
802の先端がサンプリング位置を通過する際から掛か
り止め805と外縁部802の接触は開始される。 【0041】この際、掛かり止め805はスプリング8
10を伸張させつつ(下方向への負荷を生じつつ)上方
向に押し上げられる。従って、掛かり止め805とラッ
クの外縁部802の間には摩擦が生じるが、回転部材8
04の使用により、ラックはスムースに搬送することが
できる。ラックの円筒状部分に担持された真空採血管8
08が概ねニードルの直下(サンプリング位置)に位置
した瞬間、ラックの搬送が停止されると共に、ラックの
凹状部と掛かり止め805が完全に会合し、篏合する。
ここで、スプリング810の収縮力により、掛かり止め
805はラックを下方向に押しつけ、これにより掛かり
止めの回転部材がラックの凹状部に篏合する。この際に
も回転部材のローリングにより、ラックと掛かり止めの
摩擦は最小限に抑えられ、かつ、仮にラックの位置がサ
ンプリング位置から微妙にずれていた場合には正しい位
置に矯正される。前述のニードルによる血液試料の採取
操作終了後、ラックを円筒状部の離間距離分間欠搬送し
て、次の真空採血管からの血液試料の採取を行うが、ラ
ック搬送装置のラックを押す力と掛かり止めの回転部材
804の効果により、ラック搬送開始と共に掛かり止め
とラックの凹状部との嵌合は解かれる。図8bは、図8
aに示したラック保持位置決め装置をラックの背面から
観察した図である。ラックは、矢印Aの方向へ搬送され
るが、この搬送は不図示の搬送装置に連結された搬送用
掛かり止め811による。即ち、搬送用掛かり止め81
1は、搬送装置によりラックの円筒状部の離間距離を1
ピッチとして間欠的にラックを押し出す。 【0042】ラック搬送系に設置される、例えば真空採
血管の保持位置決め装置は、真空採血管の外径より大き
い内径の筒状部を有するラックに担持された真空採血管
をサンプリング位置に位置決め保持する装置であり、ラ
ックの搬送路に沿った任意の位置に設置された基板と、
当該基板に平面上で往復動又は摺動可能に保持された管
押さえ部材とから構成されている。ここで、血液試料は
通常、真空採血管に採取され、供給される。従って、本
発明における管の保持位置決め装置は、例えば真空採血
管を保持位置決めできるものであれば良いが、それに限
定されるものではない。真空採血管の保持位置決め装置
としては、図9に示したものを例示できる。この例では
糖化ヘモグロビン測定に供される血液試料は真空採血管
に入れられているが、真空採血管のほとんどはゴムキャ
ップ付きで、ゴムキャップ外径はメーカや管の外径寸法
によらずほぼ15mmと均一であることを利用し、管押
さえ部材と押さえ板を使用するが、押さえ板に代えて第
二の管押さえ部材を使用することも可能である。 【0043】図6に示したように、黒矢印で示したラッ
クの搬送路に沿った位置(サンプリング位置)に面する
糖化ヘモグロビン分析装置筐体901を基板とし、その
対向する位置に押さえ板902を設置する。基板には管
押さえ部材903を平面上で往復動可能とすべくバネ9
04で保持させ、また管押さえ部材903の管と接触す
る部分には二の回転可動部品(ローラー)905を取り
付け、管押さえ部材903と押さえ板902で管を挟み
込み、管906の軸線がラックの筒状部907の軸線と
一致した位置で位置決め保持されるように構成してあ
る。管押さえ部材903に取り付けたローラは外径が1
0mmであり、これを概ね15mmのゴムキャップを効
果的に保持し得るよう、14mm離間して取り付けた
が、これら寸法については適宜決定することができる。
この例では、バネにより管押さえ部材903が管を押す
力は50gf〜250gfであるが、例えば管押さえ部
材先端の回転可動部品に代えて真空採血管外周の形状に
適合した形状の部材を使用し、エアシリンダ等により管
がサンプリング位置近傍に搬送された後、管押さえ部材
を押し当てるような構成とすることも可能である。 【0044】なおこの例のように、管押さえ部材903
の管と接触する部分に回転可動部品(ローラー)905
を取り付け、これをスプリングで基板に保持させたた場
合、ラックの搬送に伴う真空採血管906の搬送により
管押さえ部材903は基板側に運動し、同時に真空採血
管に対して負荷(押す力)を与えるため、前記エアシリ
ンダ等の駆動装置を別途設ける必要がなく好ましい。即
ち真空採血管は、管押さえ部材903と押さえ板902
の間隙に割り込むことで、その搬送方向に直角な二方向
から押されるが、管押さえ部材903と押さえ板902
は同一平面上に配置されているため真空採血管に回転力
を与えない。そして、管押さえ部材903と押さえ板9
02が真空採血管906を押す力のベクトルの合力はゼ
ロで、合成点は管の軸線上かつラックの筒状部907の
軸線上に位置するように構成されている。 【0045】以上のラック及び真空採血管の保持位置決
め装置は、血液試料の採取後、真空採血管のゴムキャッ
プを貫通したニードルを引き抜く際にも重要な意味を有
する。即ち、ニードルとゴムキャップの摩擦により真空
採血管やラックが引き上げられ、真空採血管がラックか
らはずれたり、ラックとラック搬送手段の係合が解かれ
て以後のラック搬送に支障を生じることがなくなる。 【0046】 【発明の効果】本発明は、溶液供給系、試料供給系、検
出系、ラック搬送系、試料採取系及び前処理系を具備す
ることにより、従来技術に見られる糖化ヘモグロビン分
析における課題を解決するものである。 【0047】本発明の溶液供給系によれば、複数の溶液
を切り替えて分析カラムに供する場合であっても、特に
好ましく前述した構成の流路切替装置を備えることによ
り、切り替え時に溶液に空気等の気泡が混入し難いか
ら、カラムに対する溶離液の供給速度(流速)を安定化
することが可能で測定結果に誤差を生じたり、検出器に
おいてベースラインの乱れが生じるのを防止することが
できる。 【0048】また本発明の検出系によれば、カラム及び
検出器をオーブン中に設置し、かつ、カラム直前にヒー
ターを備えることにより、外部温度の変化に起因する検
出器のベースラインの変動を抑えることができ、迅速な
温調が可能で装置を稼働してからの待ち時間が短いとい
う効果を達成できる。また検出器中のフローセルに、特
に好ましく前述した構成のフローセルを備えることによ
り、濃度差の大きい溶液の切り替え時におけるクロマト
グラムのベースラインが変動を最小限に抑えることがで
きる。 【0049】また本発明のラック搬送系によれば、通常
のラック搬送停止時の慣性によるラックのオーバーラ
ン、装置中の他の駆動部分により生じる振動による位置
ズレ、装置の傾斜による位置ズレ等を矯正し、ただしく
ラックをサンプリング位置に保持位置決めすることが可
能である。更に本発明では、ラックの保持位置決めに加
えて真空採血管の保持位置決めをも行うことから、種々
の異なる大きさの真空採血管の貫通部に正しくニードル
下降させることができ、ニードルの破損等を防止でき
る。 【0050】更に本発明の前処理系によれば、3マイク
ロl以上の血液試料を吸引し、これを200倍〜400
倍に希釈する場合でも、希釈槽の大きさを小さくするこ
とが可能である。この結果、希釈槽の洗浄に要する洗浄
液の容量を減らすことができ、しかも、希釈槽の容量を
超える分については排液槽にオーバーフローする構成と
した場合、真空採血管のゴムキャップのカス等が残存す
ることを防止することもできる。この、本発明の前処理
系では、希釈槽の洗浄のための専用ポンプ等は不要であ
り、ニードル洗浄のための専用送液ポンプ等も不要であ
る。このため、装置を簡素化可能で、短時間に前処理を
完了することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の装置の構成を示す図である。 【図2】本発明の液体流路切り替え装置の一例を示す図
である。 【図3】本発明のヒーターの一例を示す図である。 【図4】本発明で検出器として使用する吸光度計の一例
を示す図である。 【図5】本発明の前処理系の構成を示す図である。 【図6】本発明のラック搬送系におけるラックの一例を
示す図である。 【図7】図6に示したラックの一部分を拡大した図であ
る。 【図8】本発明のラック搬送系におけるラックの保持位
置決め装置の一例を示す図である。 【図9】本発明のラック搬送系における管(真空採血
管)の保持位置決め装置の一例を示す図である。 【符号の説明】 101〜103、205 溶液タンク 104〜106、118 脱気装置 107 液体流路切り替え装置 108、216 送液ポンプ 109、507 サンプルインジェクタ(6方インジェ
クションバルブ) 110、507a サンプルル−プ 111 温調ヒ−タ 112 分析カラム 113 吸光度計(フロ−セル型検出器) 114 オ−ブン 115、513 ニ−ドル 116、512 第一シリンジ 117、501 希釈液タンク(希釈液) 119、505 第二シリンジ 120、508 ニ−ドル洗浄ブロック 121、511 前処理槽 122〜124、506、509、515 バルブ(3
方バルブ) 125、510 混合流路 201 チャンバ 202 溶液流入口 203 溶液流入口に接続された配管 204 弁 206 チャンバ内の連通部 207 連通部から液体流入口に連続する空隙 208 連通部から気体排出口に連続する空隙 209 気体排出口 210 気体排出口に接続された導管 211 シリコンチュ−ブ 212 シリコンチュ−ブ末端を閉塞する栓 213 溶液流出口 214 連通部から液体流出口に連続する空隙 215 溶液流出口に接続された配管 301 熱伝導性配管 302 熱伝導性の筐体 303 熱伝導性の筐体に埋設した熱伝導性配管 304 発熱体 401 光源(発光ダイオ−ド) 402 拡散シ−ト 403 ピンホ−ル板 404 レンズ 405 干渉フィルタ 406 フロ−セル本体 407 円柱状空間 408 光絞り 409 光透過性平板 410 導入路 411 排出路 412 受光系(フォトダイオ−ド) 502、809 真空採血管のゴムキャップ 503、808、906 真空採血管 504 血液試料 511a 廃液槽 511b 希釈槽 511c 廃液槽と希釈槽のしきり 514 ニ−ドル保持機構 601、801 ラック 602、802 ラックの外縁 603、803 凹状部 804 回転部材 805 掛かり止め 806、901 糖化ヘモブロビン分析装置本体 807 リニアスライド 810 スプリング 811 搬送用掛り止め 902 押さえ板 903 管押さえ部材 904 バネ 905 回転可動部品(ロ−ラ−) 907 ラックの筒状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 30/26 G01N 30/26 M 30/34 30/34 A 30/74 30/74 E 35/04 35/04 H 35/08 35/08 C (56)参考文献 特開 平3−255360(JP,A) 特開 平7−36379(JP,A) 特開 平9−251014(JP,A) 特開 平9−251015(JP,A) 特開 平8−159954(JP,A) 特開 平9−264890(JP,A) 特開 平9−264894(JP,A) 特開 平9−264840(JP,A) 特開 平9−264980(JP,A) 特開 平8−224453(JP,A) 特開 平9−274048(JP,A) 特開 平9−264889(JP,A) 特開 平9−251016(JP,A) 特開 平1−97857(JP,A) 特開 平9−178719(JP,A) 特開2000−321261(JP,A) 特開 平7−120447(JP,A) 特開 平6−222065(JP,A) 特開 平7−98306(JP,A) 特開 平8−292193(JP,A) 特開 平8−232824(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 30/00 - 30/96

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】血液試料中の糖化ヘモグロビン分析装置で
    あって、少なくとも、(A)塩濃度の異なる2種類以上
    の緩衝液を保持する2以上の溶液タンク、前記2以上の
    溶液を切り替えて以降の流路系に供給する液体流路切り
    替え装置及び溶液を送液するための送液ポンプを備え、
    各溶液タンクは流路切り替え装置を介して送液ポンプと
    配管で連通された溶液供給系、(B)前記溶液供給系の
    送液ポンプと配管で連通されたサンプルループを有する
    サンプルインジェクタを備える試料供給系、(C)配管
    中の液体の温調のためのヒータ、陽イオン交換樹脂を充
    填したカラム、カラムからの溶出液の吸光度を測定する
    ためのフローセル型検出器及びこれら全てを覆う温調の
    ためのオーブンを備え、ヒータと前記試料供給系のサン
    プルインジェクタ、ヒータとカラム及びカラムと検出器
    は配管で連通された検出系、(D)ラックに担持された
    血液試料を保持する管を搬送路に沿って搬送するラック
    搬送装置、ラックの保持位置決め装置及びラックに担持
    された管の保持位置決め装置を備えたラック搬送系、
    (E)ラック搬送と共に搬送される管から血液試料を採
    取するためのニードル及び第一シリンジを備え、ニード
    ルと第一シリンジは配管で連通された試料採取系、及
    び、(F)配管の洗浄液を兼ねた血液試料の希釈液を保
    持する希釈液タンク、第二シリンジ、前記試料採取系の
    ニードル外周を洗浄するためのニードル洗浄ブロック、
    血液試料の希釈及び溶血操作のための廃液槽と希釈槽が
    一体に形成された前処理槽、希釈された血液試料の混合
    及び溶血操作のための混合流路及び3個のバルブを備
    え、ここで第二シリンジは、(1)第一バルブを介して
    希釈液タンクと配管で連通され、(2)第一バルブ、第
    二バルブ及び前記試料供給系のサンプルインジェクタを
    介して前記試料採取系のニードルと配管で連通され、
    (3)第一バルブ、第二バルブ及び第三バルブを介して
    前記ニードル洗浄ブロックと配管で連通され、そして、
    (4)第一バルブ、第二バルブ、第三バルブ及び混合流
    路を介して前記希釈槽と連通されている、前処理系、と
    を有する前記装置。
JP8254096A 1996-04-04 1996-04-04 糖化ヘモグロビン分析装置 Expired - Fee Related JP3505906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8254096A JP3505906B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 糖化ヘモグロビン分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8254096A JP3505906B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 糖化ヘモグロビン分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09274029A JPH09274029A (ja) 1997-10-21
JP3505906B2 true JP3505906B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=13777348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8254096A Expired - Fee Related JP3505906B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 糖化ヘモグロビン分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3505906B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101478458B1 (ko) * 2013-08-29 2014-12-31 김보곤 세정기능이 구비된 혈액점도측정장치

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3572792B2 (ja) * 1996-04-04 2004-10-06 東ソー株式会社 前処理装置
JP4210781B2 (ja) 1999-09-29 2009-01-21 アークレイ株式会社 高速液体クロマトグラフィー装置
JP2002031626A (ja) * 2000-05-09 2002-01-31 Tosoh Corp 糖化ヘモグロビン分析計
EP1154270B1 (en) * 2000-05-09 2015-01-21 Tosoh Corporation Glycated hemoglobin analyzer
JP3863087B2 (ja) * 2002-10-25 2006-12-27 シスメックス株式会社 試料分析装置およびその装置に使用されるピペット洗浄用希釈液
JP4283272B2 (ja) 2003-02-28 2009-06-24 独立行政法人科学技術振興機構 グリコシド結合含有化合物中の糖の分離方法、糖分離システム、および、評価システム
JP4778376B2 (ja) * 2006-07-19 2011-09-21 日立アロカメディカル株式会社 液体検査装置
US7867768B2 (en) * 2007-02-08 2011-01-11 Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. Two dimensional sample handler
JP5924113B2 (ja) * 2012-05-15 2016-05-25 株式会社島津製作所 ニードル洗浄機構
JP6508413B2 (ja) * 2016-03-01 2019-05-08 株式会社島津製作所 クロマトグラフ
CN107966580A (zh) * 2017-12-26 2018-04-27 江苏柯伦迪医疗技术有限公司 一种应用条式检测卡的快速自动生化检测系统及方法
CN108627657A (zh) * 2018-01-18 2018-10-09 重庆中元汇吉生物技术有限公司 一种液体路径系统、免疫定量分析仪及其控制方法
CN108871922A (zh) * 2018-09-03 2018-11-23 大连技嘉科技有限公司 糖化血红蛋白分析仪用超声混匀清洗池
CN109060992B (zh) * 2018-09-03 2024-02-27 苏州博睿嘉晟医疗科技有限公司 可提高检测准确性的糖化血红蛋白分析仪
CN111426622B (zh) * 2020-04-28 2023-03-14 蚌埠医学院第一附属医院(蚌埠医学院附属肿瘤医院) 一种医学检验用血液检测装置
CN113495167A (zh) * 2021-06-24 2021-10-12 迈克医疗电子有限公司 血细胞分析仪的试剂加载方法及装置
CN114166906A (zh) * 2021-12-03 2022-03-11 嘉兴市唯真生物科技有限公司 一种多项目检测一体机
CN114200070A (zh) * 2021-12-14 2022-03-18 嘉兴市唯真生物科技有限公司 一种液相色谱分析装置
CN114878846B (zh) * 2022-07-08 2022-11-22 深圳市帝迈生物技术有限公司 一种血液分析仪及其清洗方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101478458B1 (ko) * 2013-08-29 2014-12-31 김보곤 세정기능이 구비된 혈액점도측정장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09274029A (ja) 1997-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3505906B2 (ja) 糖化ヘモグロビン分析装置
US4517302A (en) Continuous flow metering apparatus
US5079959A (en) Analyzing system using sheath flow of sample
DK160730B (da) Kontinuert stroemningsanlaeg for vaesker
EP0107333B1 (en) Apparatus and method for supply of sample and sheath liquids to analytical flow cell
CN101529243B (zh) 用于在自动分析仪中吸出和分配液体的装置
JP2511549B2 (ja) 閉型及び開型の試料容器に用いられる試料採取システム
JPH06221895A (ja) 透明な測定管における流体相境界の検知装置および液量の正確な自動計量装置
JPS6014299B2 (ja) 流体試料分析方法および分析装置
EP3147670B1 (en) Automatic analyzing system
US11525772B2 (en) Apparatus and methods for handling and spectrophotometry of small liquid samples
US6716391B1 (en) Automated chemiluminescence analyzer
CN212410610U (zh) 特定蛋白检测模块、血液检测仪器
CN112881712A (zh) 特定蛋白检测模块、血液检测仪器及检测方法
CN101504418B (zh) 一种生物检验传感器
JP6284312B2 (ja) 試料導入方法および試料導入装置
JP2618693B2 (ja) 尿成分測定便器
CN211478350U (zh) 血液分析仪、管道加热组件
CN211741322U (zh) 血液分析仪、光学检测池
CN212364098U (zh) 血液分析仪、检测装置
JP2001099822A (ja) 高速液体クロマトグラフィー装置
JP2009175156A (ja) 特定成分の分析装置
JP2665944B2 (ja) 光学式尿中成分測定便器
JPH0756491B2 (ja) 汚染防止容器およびそれを使用した分析装置
CN115615880A (zh) 样本分析仪

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031208

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees