JP2511549B2 - 閉型及び開型の試料容器に用いられる試料採取システム - Google Patents

閉型及び開型の試料容器に用いられる試料採取システム

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JP2511549B2 JP1503045A JP50304589A JP2511549B2 JP 2511549 B2 JP2511549 B2 JP 2511549B2 JP 1503045 A JP1503045 A JP 1503045A JP 50304589 A JP50304589 A JP 50304589A JP 2511549 B2 JP2511549 B2 JP 2511549B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は閉型及び開型の液体試料容器の両方から、同
一又は1つの液体試料分析機構のプローブを用いて、試
料採取をなすための新規で改良された装置及び方法に関
する。
2.先行技術の説明 開型及び閉型のチューブからの結合的な試料採取は本
願と同一の譲受人に譲渡されている当方の米国特許第4,
756,201号(1988年7月12日発行)に開示されている
が、この特許開示には、閉型及び開型の液体試料容器か
ら同一液体試料分析機構の試料採取プローブを用いて試
料採取を可能とすべくこの結合的な試料採取システムを
形成又は作動させる教示又は意図はなく、また、この試
料分析機構の試料採取プローブは、特に最新式の、高速
且つ高精度の液体試料分析機構においては、幾分脆弱な
又は壊れ易い形状で有り、精密に定義され且つ厳しく限
定された高速の動作の範囲があり、そして、それだけで
はチューブのストッパーに必要とされるような穿刺によ
る液体試料密閉容器からの試料採取に全く適用できな
い。
加えて、米国特許第4,756,201号が典型的に開示する
ものは、分離し且つ別個の液体試料容器用の支持構成要
素と云う終始一貫した先行技術の要件であり、これは閉
型及び開型液体試料容器を試料採取システムへ向かって
移送し且つ通過させるためのものであり、そして、異な
る位置での此等閉型及び開型の液体試料容器からの試料
採取のためのものであり、またこの先行技術の原則に従
って更に必要とされるものは、閉型及び開型の液体試料
容器の各々は、上述のような効果的な支持及び供給のた
めには基本的には同一形状にすることであり、これによ
って、著しく異なる形状の閉型及び開型の両方の液体試
料容器の同一又は1つの試料採取システムにおける支持
要素上への全く無作為な装填は不可能となっている。
更に、試料採取システムの構成要素の洗浄は、液体試
料の繰り越しを、即ち連続的な液体試料分析に伴っての
先行する液体試料の残渣による次なる液体試料の汚染を
最少化し、これによって、連続する液体試料分析結果の
正確度を最大化することは、先行技術においても知られ
ており、これは例えば当方の米国特許第4,756,201号に
も明確に開示されるように、液体試料分析機構における
疎水性の構成要素や此等構成要素を選択的に「湿潤」し
て実質的に水性液体試料を除去するための疎水性絶縁液
又は「オイル」の使用があり、また同じような液体試料
の繰越し最少化の目的を有するものとしては、本願と同
一の譲受人に譲渡されているWilliam J.Smytheの米国特
許第3,479,141号(1969年11月18日発行)及び米国特許
第4,253,846号(1981年3月3日)があるが、しかし、
こうした2つの手法を効果的に組合せて、非常に厳しい
最新の臨床的重要度を十分に下回るレベルまで全てに亙
っての液体試料の繰越を最少にし、リンス液の消費や洗
浄サイクルを作るための試料採取時間の最少化を図れる
ような先行技術に係る試料採取システム及びその方法は
知られていない。
更に、著しく異なる複数の開型液体試料容器を共通の
容器支持用構成要素から実質的に同一水準で支持するこ
とができ、または、開型及び閉型の液体試料容器から実
質的に同一水準で液体試料分析機構用のプローブへ液体
試料を容易に提供することができるような先行技術に係
る試料採取システム又はその方法は知られていない。
更には、試料採取ニードルを用いて閉型液体試料チュ
ーブからそのチューブ・ストッパーに穿刺することによ
って試料採取することは、例えば当方の米国特許第4,75
6,201号に明確に開示されているように、先行技術にお
いても勿論良く知られているが、界面活性剤及び上述の
絶縁液をニードル洗浄中の採取ニードルへ作用させて、
続いて提供された1つ又は複数の閉型試料チューブの1
つ又は複数のストッパーを穿刺するために該ニードルを
潤滑し、その貫通を助長し、且つ、ストッパー微片の発
生及びそれに付随する液体試料の汚染やそのような微片
による液体試料分析の正確度における低下を最少化する
ような先行技術は知られていない。
要約すれば、下述するような、当方の発明の試料採取
システム及び試料採取方法でそれぞれ実施された試料採
取システム要素の組合せや試料採取ステップを開示する
か又は自明にするような先行する試料採取システムまた
関連技術は知られていないことが御理解されよう。
発明の目的 上記従来技術の問題点等を鑑み、本発明の目的は閉型
及び開型の液体試料容器からの試料採取のための新規で
且つ改良された装置及び方法を提供するものである。
本発明の他の目的は閉型及び開型の両方の液体試料容
器から、同一又は1つの試料の分析機構のプローブの使
用を通じて、試料採取をなす上述のような装置及び方法
を提供することである。
本発明の他の目的は閉型及び開型両方の液体試料容器
を、同一液体試料容器キャリア構成要素の使用を通じ
て、高効率で且つ全く無作為に、この上に装填し移送す
ることができる上述のような試料採取用の装置及び方法
を提供することである。
本発明の他の目的は、試料採取システム構成要素の洗
浄という効果的な組合せを通じて、また、水性液体試料
を使用するために、疎水性の試料採取システム構成要素
の内部面や此等の面を選択的に「湿潤」して水性液体試
料を実質的に除去するための高度の疎水性絶縁液の使用
のために、試料採取用装置や試料採取方法によっては以
前では達成不可能であるレベルまで液体試料の繰り越し
を最少化するに効果的な試料採取用の上述のような装置
及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は試料採取システム洗浄用のリンス
消費や試料採取システム洗浄サイクルに必要とされる不
作動状態又は非試料分析時間の著しい減少を可能とする
ことができる上述のような試料採取システム及び方法を
提供することである。
本発明の他の目的は、液体試料密閉容器ストッパーを
穿刺する試料採取ニードルを通じての閉型液体試料容器
からの試料採取に関して、該採取ニードルを相当効果的
に潤滑し、該ニードルによる該容器ストッパーの穿刺を
大いに助長することによって、該容器ストッパーの微片
による試料汚染の発生を最少化し且つ試料分析結果の正
確性を最大化するような上述のような試料採取システム
及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は閉型及び開型の両方の液体試料容
器から、実質的に同一液体試料水準で、試料分析プロー
ブへ液体試料を提供すべく容易に作動可能であり、それ
によって試料分析機構のプローブの試料採取の精度を最
大化するような上述のような試料採取システム及び方法
を提供することである。
本発明の他の目的は広範な種類の著しく異なる開型液
体試料容器を1つの共通支持構成要素から実質的に同一
水準に支持して、共通の蒸発カバーのそれらの上への据
えつけを大いに助長するように作動可能な上述のような
試料採取システム及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は広範な種類の臨床的試料分析装置
及び方法と組合せられて高度に満足させられた作動とな
すことが可能な上述のような試料採取システム及び方法
を提供することである。
本発明の他の目的は、その製作において、容易に入手
可能で実証された信頼性のある部材及び構成要素の使用
のみが要求されており、それ故に、満足すべき、基本的
にはメンテナンスフリー作動の長期に亙っての持続能力
があるような上述のような試料採取システム及び方法を
提供することである。
本発明の更なる目的は、最新式の試料分析機構の高試
料採取速度に完全に釣り合った高試料採取速度で満足す
べく作動可能な上述のような試料採取システム及び方法
を提供することである。
発明の概要 ここで開示されるように、閉型及び開型の液体試料容
器からの試料採取のための本発明に係る新規で改良され
た装置及び方法は、複数の離間した試料容器固定用孔が
形成された汎用試料容器キャリアブロックを含み、該固
定孔の各々には閉型或は開型の液体試料容器の何れかが
作動的に固定されており、該キャリアブロックい無作為
に液体試料容器を装填することが可能となっている。キ
ャリアブロックは液体試料容器の各々を、比較的に破損
し易く、高速で且つ精密に作動可能な試料分析機構プロ
ーブに対して、順次、配置すべく割り出しを受けること
ができる。液体試料容器の検出手段はキャリアブロック
に協動して液体試料密閉容器か或は液体試料用開放容器
かを該容器がその試料採取位置に到達すると共に決定し
ている。もしそれが開型液体試料容器であれば、その容
器からプローブによって直接的に採取される。それがも
し閉型液体試料容器であれば、キャリアブロックと協働
する試料転送手段該作動して、その液体試料密閉容器か
らの液体試料をプローブがアクセス可能又は利用可能で
そこから試料採取できる液体試料分与手段に転送してい
る。試料転送手段及び試料分与手段をリンス液で洗浄し
てそれ等から液体試料残渣を除去する手段が設けられて
おり、これによって次なる液体試料のその残渣による汚
染を最少化している。加えて、そして水性液体試料の使
用のために、試料転送手段及び試料分与手段の内部流路
は疎水性であり、此等と協働する手段を設け、これによ
りその内部流路に絶縁液を導入し、選択的に此等流路を
湿潤して水性液体試料を実質的に除去することによっ
て、液体試料残渣のその内部流路への付着を抑制すると
共に、先行する液体試料の残渣による次なる液体試料の
汚染を一層最少化している。閉型液体試料容器は、穿刺
され得るストッパーによって密閉される試料チューブの
形を採り、試料転送手段は此等試料チューブストッパー
に穿刺してそこから液体試料を引き出すべく作動する試
料採取ニードルを含む。界面活性液をリンス液とともに
採取ニードル上へ導入する手段が設けられ、これが続け
ての閉型試料チューブストッパーの穿刺用に同ニードル
を湿潤すべく作動することによって、チューブストッパ
ーの微片の発生を最少化すると共に、液体試料のそれに
より汚染を最少化している。汎用キャリアブロック試料
容器固定用孔は全ての開型液体試料容器を該キャリアブ
ロックに対して同一水準に支持するような形状であり、
これが、液体試料分与手段をもその実質的に同一水準で
配置されていることと組合せられて、閉型及び開型の両
方の液体試料容器からの全ての液体試料がその実質的に
同一水準で分析機構プローブへ提供されることを助長し
ており、それによって、開型及び閉型液体試料容器の各
々からの全ての液体試料のプローブのための完全で終始
一貫した試料の「引き」を、液体試料分析結果の結果的
な最大化を伴って、保証している。加えて、これは装填
済のキャリアブロック又はキャリアブロック群上への蒸
発カバーの載置を助長して、試料の採取及び分析に先行
して液体試料用開放容器からの液体試料の蒸発を防止し
ている。
図面の簡単な説明 本発明における上記した及びその他の目的及び重要な
長所は、以下の如くの添付図面を参照しての、次の詳細
な説明によって明白になるものと信じられる。
第1図は本発明の教示に従って典型的に形成され且つ
作動可能な閉型及び開型の試料容器からの試料採取のた
めの装置の展開斜視図、 第2図は第1図の試料採取システムの汎用試料容器キ
ャリアブロックの上面図、第3図は第2図の3−3線に
略々沿う部分的断面図、 第4図は第1図の試料採取システムの汎用試料容器キ
ャリアブロックの底面図、 第5図は第1図の5−5線に略々沿う断面図、 第6図は第3図の6−6線に略々沿う断面図、 第7図は第1図の試料採取システムにおける汎用キャ
リアブロック用の駆動シャトルの上面図、 第8図は第7図の8−8線に沿う断面図、 第9図は第7図の駆動シャトルの底面図、 第10図は第1図における試料採取システムの試料採取
ニードル及びニードル駆動アセンブリの上面図、 第11図は第10図のアセンブリの側面図、 第12図は第1図における、試料採取ニードル、ニード
ルスリーブ、駆動シャトル、キャリアブロック、及び液
体試料密閉容器の拡大化された、部分的な破断を伴う側
断面図、 第13図は第12図における試料採取ニードル及びスリー
ブアセンブリの拡大化された側断面図、 第14図は第1図の試料採取システムの流れを示す模式
図、 第15図は第1図の試料採取システムのための電気的な
制御及び同期のための回路を示す概略図、 第16図は第1図の試料採取システムの制御構成要素の
各作動を同一時間尺度で描いたタイムチャートである。
発明の詳細な記載 本願の添付図面に示されるように、閉型及び開型の液
体試料容器の両方から同一又は1つの試料分析機構のプ
ローブを用いてランダムに試料採取をなすため、本発明
の最善の方式に従って形成されて作動する自動化された
試料採取システムを特に第1図の符号20で示す。
試料採取システム20は相互に協働する、汎用試料キャ
リアブロック22、キャリアブロック駆動シャトル24、駆
動シャトル用の固定された支持部材25、液体試料密閉容
器・液体試料用の識別検出器26、液体試料密閉容器用の
採取ニードル及びニードル用の駆動アセンブリ28、多重
ポート型採取バルブ30、試料ポンプ32、液体試料密閉容
器圧力平衡化用チェンバー34開型の試料吸引溜め36、試
料分析機構の試料採取プローブ37、を備える。
第1図には例えばテフロンから成る標準的で、一般的
な不活性プラスチック製実験用管の柔軟性導管38,40,4
2,44が示されており、此等がそれぞれ、アセンブリ28の
液体試料密閉容器用採取ニードル46、ポンプ32、平衡チ
ェーンバー34、採取バルブ30の異なるポートへ続く試料
吸引溜め36、に連結している一方、48で示される同等の
導管が採取用バルブ30の異なるポート間を連結して体積
測定用ループを形成している。上記と同一形態の導管が
50及び52で示され、それぞれ、採取バルブ30及び平衡チ
ェンバー34から第1図に示されるようにバキューム部及
びそこから廃棄部へと延在している。
液体試料の端部用検出器が54で示され採取用バルブ30
と平衡チェンバー34の間における導管42に作動的に配置
されており、試料粒捕捉用の試料粒トラップが56で示さ
れ、採取用バルブ30と試料吸引溜め36の間の導管44に作
動的に配置されており、此等両方の目的は以下に詳述す
る。
リンス液及び絶縁液供給用の柔軟性ある導管が58及び
60で示され、それぞれポンプ作用を受ける同一ソースか
ら伸びて、以下の第13図を用いて例示及び詳述するよう
に、試料吸引溜め36に連通している一方、リンス液及び
絶縁液用の柔軟性のある供給導管は62及び64としても示
されて前記と同様のポンプ作用を受けるソースから伸び
て、以下の第12図及び第13図において例示及び詳述する
ように、試料採取ニードル46に連通している。
ここで上記汎用キャリアブロック22をより詳細に説明
するために本願図面の第1図乃至第6図に言及すれば、
図より明らかな如くこの汎用キャリアブロックはスラブ
状の本体部材70を備え、この本体部材70には等間隔で隔
てられた複数の略々同等で且つ垂直方向に延在する試料
容器用の汎用固定孔が第1図乃至第4図のそれぞれにお
いて符号72,74,76,78,80,82で示す如く形成されてお
り、此等の試料容器用の固定孔の各々はキャリアブロッ
ク本体部材70の上部壁83を貫通する如く延在しているの
で当該キャリアブロック22上方からの受け入れが容易と
なっている。更に、キャリアブロック本体部材70の両側
壁85及び87は84及び86で示すように切欠が設けられてお
り、下述する目的のために上記孔に固定された試料容器
のあるものと上記検出器26の間の光透過を可能としてい
る。
第3図及び第4図に最も明示されるように、汎用キャ
リアブロックの試料容器用の固定孔はキャリアブロック
本体部材70をその上部から底部に向かって貫く如く該ブ
ロックの底部壁88で終了しており、この底部壁には第3
図及び第4図における90,92,94,96,98,100で示されるよ
うな上記固定孔のそれぞれに中心軸が一致する貫通孔が
同等に且つ液体試料密閉容器用の試料採取開口として穿
設されている。第3図及び第1図に最も明示されている
ように、整合されられた弧状の固定溝102及び104が試料
容器用固定孔72,74,76,78,80,82の各々の対向壁面106及
び108の上方部に形成されており、また固定孔の整合さ
せられた上方端部にはそれぞれ、第3図及び第1図にお
ける110及び112で示されるように、弧状に溝が形成され
ており、此等両方の目的は下述する。第1図に最も明示
されているように、整合させられて略々垂直方向に伸び
る固定用スロット114及び116がキャリアブロック本体部
材70の上記側壁85内で各孔72,74,76,78,80,82のための
該本体部材側壁における切欠部分84の両側に形成されて
おり、この目的も下述する。
異なる試料容器と協働した試料容器液識別構成要素と
試料容器固定構成要素と、から成る典型的なアレイが第
1図における符号118で示されており、キャリアブロッ
ク22の特に優れた汎用的な試料容器担持能力が明確に描
かれている。特に、典型的な試料容器アレイ118は以下
のものを含む。即ちこの試料容器アレイ118は、例えば
1ミリリッター容量の標準的な開型液体試料カップ120
であって119及び122でそれぞれ示された好都合に取付け
られたアダプター及び液体試料識別カードを伴うもの
と、上記のような標準的な液体試料用開放容器カップ12
4及びカップ固定用アダプター126と、例えばバキューテ
ナー(Vacutainer)等の標準的な液体試料チューブ128
であって容易に穿刺され得るストッパー129によって閉
塞密閉されているものと、閉型液体試料チューブの保持
部材130と、上記のような標準的な開型液体試料チュー
ブ132であって、本願の譲受人に譲渡されたMichael M.C
assaday等の米国特許第4,602,995号(1986年7月29日発
行)い開示されたような自動式の液水準調整・液ろ過装
置134が内に作動的に配置されたものと、である。上記
装置134の機能は、チューブ132内の液体試料の水準また
はレベルを、該チューブ132に対して予め定められ且つ
精密に繰り返し可能な水準まで自動的に調整することで
あり、これにより米国特許第4,602,995号に詳細に記載
されたような液体試料分析機構のプローブによる最適な
「アクセス」が可能となる。この米国特許第4,602,995
号の開示は本願において参照用として組み入れられてい
る。
開型液体試料カップ120及びアダプター119と識別カー
ド122とをキャリアブロック22の孔82とスロット114,116
とに作動的に固定するには、カード122をその孔に設け
られたスロット114,116へ、アダプター119及びカップ12
0を孔82へ、それぞれ単に挿入し、カードが停止または
静止すると共に第3図に示される如くにカップが確実に
キャリアブロック22内に支持されてカップリップ121が
キャリアブロック22の上部面83上方の所定高さ又はレベ
ルになるように、カード及びカップを下方へ移動するこ
とによって達成される。このようにしてカップ120及び
識別カード122がキャリアブロック孔82内に固定される
ことによって、カップ120内の液体試料容器の明瞭な識
別確認のために識別カードは第1図に示す検出器26によ
って容易に検出され得ることが理解される。
開型試料カップ124を第1図及び第3図に示すように
キャリアブロックの固定用孔80内に作動的に固定するに
は、このカップをアダプター126内に配置してそのカッ
プ・アダプター結合体を孔上方から挿入するが、その
際、アダプター126の上部リップ127を第3図に示すよう
に固定用孔80の固定用溝110,112内に精密に嵌合させる
ようにするために、特に注目されることは、このアダプ
ター126は例えば柔軟性を有するプラスチック製とし
て、キャリアブロックの固定用孔80より大きな径である
と共に第1図に示されるようなスリット136が縦方向に
刻まれていることである。第3図に示す固定用孔80内の
試料カップ・アダプター結合体のこうした配置は、その
柔軟性あるスリット付きアダプター136の必要とされる
圧縮により、特別堅固な嵌合となっている。第3図から
明らかな如く、試料カップ124が上述したようにキャリ
アブロックの孔80内に支持されることにより、カップリ
ップ125はキャリアブロック上部面83に関連して上記カ
ップ120のリップ121と本質的には同一水準となり、そし
てこれは、此等カップ124,120がカップリップに関連し
て略々同一液体試料水準にまで満たされることを仮定し
た場合、より詳細に下述することになる液体試料分析機
構プローブ37によって当該カップ120,124に入れられた
液体試料への終始一貫したアクセスを保証する点におい
て特に重要な長所となっている。図示されてはいない
が、当業者には明らかな如く、開型試料カップ・アダプ
ター結合体をキャリアブロックの固定用孔80内に固定す
るに際しては、適切且つ平坦な液体試料識別カードを孔
80に関連して設けられている固定用スロット114,116内
に上述したように単純に挿入することがカップ124内に
入れられた液体試料の検出器26による確実な識別をなす
べく行われる。
キャリアブロック孔78内には、その上部から単純に挿
入することによって、栓(又はストッパー)付き閉型試
料チューブ128が第1図及び第3図に示すようにその栓
を下側にした状態で作動的に配置されている。その後
に、閉型のチューブ保持器130であって、第3図に最も
良く示されているように、拡張された本体部材用キャッ
プ140及び放射状突起142,144から成る略々チューブ状本
体部材138と、当該部材内に摺動自在でありコイルスプ
リング150によって下方へ付勢された下方エンドキャッ
プ148から成る略々チューブ状保持器部材146と、を備え
る閉型のチューブ保持器130が、固定用孔78内の前記液
体試料密閉容器上方に挿入されている一方、当該エンド
キャップ148の凹状下方面149はチューブ128の底部に堅
固に当接し、保持器本体部材の突起142,144は図示され
る如くキャリアブロック本体部材の側壁85,87の切欠部8
4,86内に延在している。それで保持器130は突起142,144
が固定孔78の湾曲状溝102,104に垂直方向で整合するま
でスプリング150作用に抗して強く下方へ押圧され、こ
れによって保持器130は突起が溝内に位置すべくねじら
れ、そして解放されて、第3図に示すように固定用孔78
内に閉型試料チューブ132が堅固に確保されることにな
る。第1図から明らかなように、閉型試料チューブ128
はその外側に貼着された液体試料識別用のラベル152を
有し、その含有液体試料を識別しており、チューブ128
は、キャリアブロック22の固定用孔78内に、ラベル152
がキャリアブロックの側壁85の切欠部84に整合するよう
に配置されることから、その識別ラベルと液体試料識別
用検出器26との間の光透過が保証されて、その検出器に
よってそのラベルが即座に読まれることになる。或は、
上述したような平坦な液体試料識別カードをこの固定用
孔78のキャリアブロックカード固定用スロット114,116
内に挿入して閉型チューブ128内の液体試料を識別する
ことも可能であり、更にはこうしたものの両方を使用し
て、カードのみを検出器26によって読ませることも可能
である。加えて、液体試料密閉容器保持器の拡張キャッ
プ140には、例えば高度な光反射性が与えられ、これは
第1図に示すように高度な反射性ストリップ141の貼着
によるか、又はカラーコードによるか、又はそれらの両
方を適用するかによって達成されおり、キャリアブロッ
ク固定孔78内の液体試料密閉容器を支持するように検出
器26によって即座に識別させる。
開型試料チューブ132を、その内に液水準調整・ろ過
装置134を作動的に配置させた状態で、キャリアブロッ
ク固定孔76内に作動的に配置させるには、同開型試料チ
ューブ132をその固定孔76内にその上方から単純に挿入
するのであるが、その際、上記装置134の肩部154が、第
3図に最も良く示されるように、固定孔の湾曲状溝110,
112内に的確に静止して、当該装置134及びチューブ132
を固定孔76内で確実に支持させるようにする。第1図に
符号156で示すような識別ラベルを開型試料チューブ132
に貼着し、図示する如く検出器26による読み取りのため
にキャリアブロックの固定孔76における切欠部84に整合
するよう配置して開型試料チューブ132内に含有された
液体試料を確実に識別するようにする。また、第3図か
ら明らかな如く、液体試料水準調整・ろ過装置132の上
方リップ158は、開型試料カップ120,124の各上方リップ
121,125の水準と略々同一のキャリアブロック上面83の
上方の水準に該キャリアブロック22に対して維持させる
ようにする。
上述した典型的な液体試料容器及び支持構成要素のア
レイ118に更に含まれるものとしては、第1図で想像線
によって示された開型マイクロ試料カップ160及びカッ
プ固定用アダプター162がある。このマイクロ試料カッ
プ160は、本願と同一の譲受人に譲渡されるKenneth F.U
ffenheimerによる米国特許第4,758,409号(1988年7月1
9日発行)に開示された形式に則って描かれており、こ
の米国特許第4,758,409号に記述されるように、容器に
含有される例えば液体試料100マイクロリッターの少量
の水準がその内側に入れられた内部液体試料容器の上方
リップ164で正確に維持されることを保証するよう自動
的に機能するものである。アダプター162は上述したア
ダプター126と同一の形状及び形式であり、此等のマイ
クロ試料カップ・アダプター結合体をキャリアブロック
の固定用孔74内に作動的に固定することはキャリアブロ
ックの固定用孔80内における上記開型試料カップ124及
びアダプタ126と本質的には同一であることは、当業者
には明らかであろう。不図示の識別カードを、上述した
ように、キャリアブロックの固定用孔74のカード固定用
スロット114,116内に挿入して、そのマイクロ試料カッ
プ160内に含有される液体試料を検出器26で確実に識別
させている。
図示はしないが、マイクロ試料カップ160及びアダプ
ター162をキャリアブロックの固定用孔74に上述のよう
に固定する結果、このマイクロ試料カップ160の上方リ
ップ168は、開型試料カップ120,124と開型試料チューブ
132内における液水準調整装置134との第3図に示したも
のとキャリアブロック本体部材70の上面83上方における
同一水準で正確に一致すべく配置することが理解され
る。
汎用キャリアブロック22に関する特別な長所として
は、各試料容器固定用孔72,74,76,78,80,82の略々同一
形状と此等固定用孔の各々が閉型又は開型の試料容器を
作動的に固定すると云う十分又は完全な両立性によっ
て、此等固定用孔の各々の内に上述したようにまさに無
作為の内に閉型又は開型の試料容器を容易で都合良く作
動的に固定できるという事実であり、しかも問題となっ
ている試料容器の特定形状の各例には拘束されることが
ない事である。これは、勿論、閉型及び液体試料用開放
容器のその汎用キャリアブロック22内への装填を助長
し、誤った容器を特別なキャリアブロックの試料容器固
定用の孔に入れると云うことが文字通りに不可能となる
ので、こうした試料容器の装填における過誤の確率を総
合的に減じている。
上記汎用キャリアブロック駆動シャトル24をより詳細
に説明するために第1図、第7図、第8図、第9図、及
び第12図に言及すれば、このものは、明示の如く、長尺
な本体部材170を備え、長さにおいて上記キャリアブロ
ック22と略々同一長であり、その略々長手方向には概略
中央溝172が延在している。符号174,176,178,180で示さ
れた離間して略々垂直方向に伸びる駆動ラグが、第1図
及び第8図に示すように駆動シャトル本体部材170の上
面182から上方へ伸びており、第4図に最も良く示され
るように相補的に形成された駆動スロット182,184,186,
188に入って、上記汎用キャリアブロック22の底面88を
通過して伸びているので、第12図に最も良く示されるよ
うに該ブロックが該シャトル上に配置されてキャリアブ
ロック22の底面88が駆動シャトル22の上面182に静止し
且つ支持されるに及んで駆動シャトル24がキャリアブロ
ック22に連結されることになる。
駆動シャトル24には更に、符号190,192,194,96,198,2
00でそれぞれ示された相互に離間した液体試料密閉容器
用の採取孔があり、此等は、上述したようなキャリアブ
ロックの駆動シャトル上への作動的な配置に及んで、キ
ャリアブロック22の下面における液体試料密閉容器用の
採取孔90,92,94,96,98,100(第4図)にそれぞれ一致す
ることになり、上記閉型試料チューブ128の1つ又は複
数がキャリアブロック固定孔72,74,76,78,80及び/又は
821の何れかに配置されたならばその栓又はストッパー1
29の1つ又は複数に対する採取ニードル46による直接採
取のための接近がなされることになる。
略々長手方向に伸びるギアラック202が、第8図、第
9図及び第12図に最も良く示されるように、駆動シャト
ル24の下側に形成されており、該駆動シャトル本体部材
170と同一長である。このラック202は第9図に明示され
るように上記離間採取用孔190,192,194,196,198,200に
よって部分的に中断させられている。駆動シャトル24
は、相互に離間して長手方向に伸びる下方支持縁部204,
206を更に備え、第8図によってその一方の支持縁部206
が明示されるように此等はラック202の下側に沿って延
在している。
第1図に明示されるように、上記駆動シャトル用固定
支持部材25は相互に離間した支持用のプレート等208,21
0を備え、駆動シャトル24の長手方向に延在しており、
第1図及び第12図で明示される如く、各駆動シャトル支
持縁部204,206をこの相互に離間する支持用プレート20
8,210上に配置することによって、駆動シャトルはこの
上に配置・支持され該駆動シャトルの長手方向軸に沿っ
て互い摺動できる自由度を有する。
第12図の符号212で示すピニオンギアが図示の如く上
方に伸びて支持用プレート208及び210の間の(第1図)
間隙214に入り込み、駆動力伝達可能に駆動シャトルギ
アラック202に噛合しており、これにより明らかなこと
は、このピニオン212が発動手段、例えば第12の符号213
で概略的に示す電動モータに作動的に連結されることに
よる第12に示す如く時計方向の従動回転は、駆動シャト
ル24とこれと作動的に連結された汎用キャリアブロック
22を、上記支持用プレート208及び210に対して第12図に
矢印に示す右方向へ摺動的に移動させることであり、こ
こで注目すべき点は第9図に示すギアラック202の幅は
採取用孔190,192,194,196,198,200の径よりも十分に大
きいので、後者の採取孔によってラックは中断させられ
ているにも拘らずに、此等採取孔はピニオン212と該ラ
ック202の駆動的連結を中断する程は大きくはないと云
うことである。
液体試料密閉容器と液体試料との識別用としての第1
図に示すように汎用キャリアブロック22の側壁85に隣接
して固定的に配置している識別検出器26は容易に入手で
きる電気光学的装置の幅広い類の内、容器の中に含有さ
れている液体試料を確実に識別するために種々の試料容
器識別カード及びラベルの読み取りができるものと、液
体試料密閉容器が上述のように興味をそそるキャリアブ
ロックの固定用孔内に作動的に配置されていると云う事
実でこの発明の試料採取システム20に警戒態勢をとらせ
ることになる液体試料密閉容器保持部材130の拡張キャ
ップ140の検出ができるものと、の2つの形態を取り入
れることが可能である。より明確には、液体試料識別カ
ード及びラベルの読み取りのための検出器26としては、
モデル#MS−500(Microscan Systems,Inc.,939Industr
y Drive,Tuckwalla,Washington 98188)として市販され
ている類のレーザ・スキャナー等が挙げられ、拡張保持
部材カップ140上のストリップ141の高反射性面の検出の
ための検出器26としては、モデル#PS−46(Keyence Co
rp.of America,20610 Manhattan,Place,Torrance,Calif
ornnia 90501)として市販されている類のホト−エレク
トリック感知装置等が挙げられる。第1図から明らかな
如く、検出器26は汎用キャリアブロック22に直に隣接し
た状態で配置されると共に、下述する理由により、試料
分析機構のプローブ37と略々一列に並んでいる。
液体試料密閉容器用の採取ニードルとニードル駆動ア
センブリ28のより詳細な説明のために第1図、第10図、
第11図、第12図、及び第13図に言及すれば、明示される
如く、此等には、固定駆動シャトル支持プレート208,21
0の下側に配置した縦方向に伸びる略々L型の固定支持
ブラケット216と、これに取り付けられ且つこれと直交
するように伸びる離間支持プレート218,220と、を含ま
れている。離間支持シャフト222及び224が支持プレート
218及び220の間に縦方向に伸びており、ニードルスリー
ブ支持ブラケット226が此等支持シャフト上に縦方向に
移動できる自由度を有して摺動自在に取り付けられてい
る。採取ニードル用の管状スリーブ228は、中央の採取
ニードル用穴230(第12図)とこの穴230に直交するよう
に延在して連結するリンス及び絶縁液供給穴232を含ん
で、支持ブラケット226の上面に固定的に取り付けられ
図示される如くにそこから上に向けて縦方向に伸びてい
る。スリーブ駆動モータが第11図の符号234で示されて
おり、支持シャフト222で支持されている。このスリー
ブ駆動モータ234は、例えばバルブ制御式の複動型空気
駆動モータ等の如何なる該当する形式を採ってもよく、
スリーブ支持ブラケット226及びスリーブ228を、第12図
の実線で示す後退スリーブ位置と第12図の想像線で示す
伸張スリーブ位置との間で、駆動させるように作動す
る。
第11図の符号236で示される支持シャフトは、スリー
ブ支持ブラケット226から下方へ向けて縦方向に延在し
且つこれに固定的に支持されている。符号238で示され
る採取ニードル支持ブラケットはシャフト236で摺動自
在に支持されており、このシャフトに対して縦方向に移
動できる自由度を有する。ブラケット238は、第11に明
示されるように、コイルスプリング239によってブラケ
ット226から遠ざかるように付勢されている。管状の試
料採取ニードル46は図示の如くブラケット238で支持さ
れており、そこから管状スリーブ228内の採取ニードル
用穴230を通って上方に向けて縦方向に延在している。
採取ニードル駆動モータ、例えば先のようにバルブ制御
式の、複動型空気駆動モータ等を採用した場合、第11図
の符号242で示すようにシャフト236で支持される。駆動
モータ242はスリーブ駆動モータ234とは独立して作動し
て、第12図及び第13図の実線で示す後退採取ニードル位
置と第12図の想像線で示す伸張採取ニードル位置との間
で採取ニードル支持プレート238と採取ニードル46を駆
動する。導管38は第12図に示すように管状採取ニードル
46内の採取通路に、図示はしないが、作動的に連結して
いる。
液体試料密閉容器用採取バルブ30の好ましい形態は、
従来の2−ウェイ、多重ポート型剪断又はずれバルブで
あって、(第1図に少なくとも図示されるような)固定
された上方バルブ本体部材250と、これと合致させられ
る下方バルブ本体部材252と、を備え、例えば先のバル
ブ制御式の複動型空気駆動モータ等の第1図の符号254
で示す適当なモータによってこの下方バルブは上方バル
ブに対して第1図の矢印のように回転可能である。この
種の剪断バルブは本願と同一の譲受人に譲渡されたKenn
eth F.Uffenheimerの米国特許第4,756,201号(1988年7
月12日発行)に開示されており、この米国特許第4,756,
201号の開示を参照用としてここに取り入れている。
バルブ本体部材252は駆動モータ254によってバルブ本
体部材250に対して回転して、第1図に示される位置、
即ち導管38及び42を体積測定ループ導管48に、導管44を
導管50に、それぞれ連結する位置と、不図示のバルブ本
体部材の位置、即ち導管40を体積測定ループ48を通して
導管44に連結する位置と、の間を移動することになる
が、こうした目的の全ては以下に詳述する。
平衡チェンバー34は米国特許第4,756,201号に開示さ
れた同様構成要素と作動において同一形態及び同一方式
である。
試料ポンプ32は高精度の確実な変位ポンプ、例えばポ
ンプシリンダ256とそこから伸びるポンププランジャー2
58を含む標準的な注射器方式ポンプ等の形式である。第
1図の符号260で概略的に示される適当な駆動モータ、
例えばまた先のバルブ制御式の複動型空気駆動モータ等
が注射器方式ポンプのプランジャ−258に図示の如く作
動的に連結してこのポンプを作動している。
液体試料分与溜め36は、縦方向に向いた略々円筒状の
本体部材262であってその内に図示の如く円錐台状のボ
ア又は穴264が形成されており、そのボアの底部には導
管44が連結されている。円環状の入口溝266がボア264の
上方部における本体部材262内に図示の如くに形成され
ており、不図示の流路がこの本体部材262内に形成され
てリンス液及び絶縁液の該供給導管62及び64を入口溝26
6に連結して、こうした液をその溝に供給すると共に、
ボア264の全面に亙る重力によってそこから下方に向か
って導管44へ流出している。第1図では明確ではない
が、分与溜め36はキャリアブロック22に対して固定的に
配置されているので、分与溜めの上方リップ267が上述
したようにキャリアブロックの上に配置された液体試料
用開放容器の上方リップと略々同一の水準であることが
理解されるであろう。この分与溜め36はその水準に第1
図の符号265で概略的に示すような適切な支持手段によ
って支持されている。この種の容器は、共に米国におい
て係属中であり且つ本願の譲受人に譲渡されるMichael
M.Cassaday等による継続特許出願第9,424号(1987年2
月2日出願)に詳細に開示されており、その共に係属中
の出願の開示をここにおいて参照用として取り入れられ
ている。
試料分析機構のプローブ37は、以下の全ての詳細は下
述することになるが、連続的な挿入と次なる同等量の液
体試料の抜き取りとを、そのプローブを通過するように
割り出しを受ける汎用キャリアブロックに上述のように
固定された各液体試料用開放容器に対して、或は、試料
分与溜め36に対して、実行でき、そして、こうして抜き
出された液体試料を、第1図の符号270で概略的に示さ
れ且つライン272で概略的に示された適切で柔軟性を有
する導管によってプローブ37が連結されているところ
の、協働し且つ自動制御された液体試料分析機構へ、通
常通り順次連続的に供給することができるような如何な
る形態をも採用することができる。これを実行するため
に、プローブ37は第1図の符号272で概略的に示すプロ
ーブ駆動モータによって、プローブの各図示された位置
の間、即ち上記汎用キャリアブロック22上の関連液体試
料用開放容器の中央上方の正確な位置と分与溜め36の中
央上方の正確な位置との間を移動可能であり、更に此等
の位置から液体試料用開放容器内又は分与溜め内に含有
される液体試料に対する挿入及び抜き取りのための往復
動が可能であること、場合次第で、正確に同等程度且つ
正確に同等時間の往復動が可能であることが必要であ
り、それによって正確に同等量の液体試料がそこからプ
ローブ37によって抜き取られて、順次、液体試料分析機
構270への供給用となる。
こうした状況において、プローブ37は必然的に虚弱な
形態又は破損し易い形態であり、如何なる場合において
も、チューブ128のような液体試料密閉容器からそのチ
ューブのストッパー129に必要とされる穿刺による直接
採取用に完全適用させることができないことは当業者に
は明らかであろう。加えて、最新式、特に高速且つ高精
度の自動制御式の液体試料分析機構に使用する際、プロ
ーブ37は液体試料容器の各々における滞在吸引時間につ
いて厳しい制限があり、また、該プローブの液体試料中
への浸漬が又は液体試料の含有が如何なる程度である時
でも、該プローブに印加し得る加速度と該プローブを移
動せしめる速度とに関しても厳しい制限があり、こうし
た制限は少なくとも精密に、同一量の液体試料をプロー
ブによって吸引させこれを各場合において液体試料分析
機構270に供給することを保証するためのものであるこ
とが明らかであろうし、此等の全ては連続的な液体試料
分析結果を最大限正確にするためであり、その幾つかの
詳細は当方の米国特許第4,758,409号に記載されている
通りである。こうして、液体試料分析の正確性にとって
重要な長所となることは、種類が如何なるものであろう
と全ての液体試料用開放容器と分与溜め36とは各場合に
おいてプローブ37に対して本質的には同一水準に配置す
べきことであり、これによって、本質的に同一の液体試
料水準までのその「充満」を各場合において大いに助長
し、液体試料分析の結果の正確性を最大限とする。上述
したように、これは自動的に同一水準まで充満すること
になるマイクロ試料カップ160と開型液体試料チューブ1
32内の液水準調整装置134とによって自動的に達成さ
れ、そして、分与溜め262に関しては、閉型液体試料チ
ューブ128の各々から精密な同一液体試料体積量を当該
分与溜めへ上述の如く順次供給をなすことができる体積
測定ループ導管38内における保持力によって自動的に達
成されている。開型液体試料カップ120及び124のために
は、各場合において、上記上方のカップリング121及び1
25に関連する本質的な同一水準までの液体試料の充満に
よって達成される。本発明の又は集約的な試料採取シス
テム20に共同して開示するように使用される典型的な自
動制御式液体試料分析機構のプローブや、適切な絶縁液
を上述の如くに液体試料の繰り越し分を最少とするため
に好都合に使用しているものは、本願と同一の譲受人へ
譲渡されるAllen Reickler等の米国特許第4,121,466号
(1978年10月24日発行)であり、該米国特許第4,121,46
6号の開示内容はここに参照用として取り入れられてい
る。
全ての開型液体試料容器を汎用キャリアブロック22の
上面83に対して本質的な同一の水準に上述の如く配置す
ることによる追加的な重要長所は以下の事実にあり、そ
れは、開型容器が採取用の液体試料分析機構のプローブ
37を順次待ち構えている間に、1つのこうした装填済み
キャリアブロック或はこうしたブロックの複数から成る
群の上に不図示の1つの共通蒸発カバーを配置すること
を大いに助長することであり、これによって液体試料の
該開型容器からの蒸発を防止することになり、そしてこ
れは上記マイクロ試料カップ160内に充填されている少
量液体試料の蒸発防止に関して特に有効なものとなる。
液体試料端部検出器54は、米国特許第4,756,201号に
開示されるような電気的導体検出器等を採用することが
でき、これは導管42を通る液体試料の先端部の通過を該
導管を横切る電気的導電性における変化に基づいて検出
し、該導管を横切る電気的導電性を発生出力し、それを
表示する電気信号を発生出力するように作動させること
ができる。または、そして導管42が光透過性である場合
には、検出器54として電気光学的な検出器を用いること
もできる。
試料装置の粒子トラップ56は、分与溜め36へ向かって
そこに流される液体試料中に含まれ得る所定サイズ以上
の全ての粒状物質を捕捉するに適切な細孔サイズ又は編
み目の大きさを有するフィルタ形式である。
第1図には、適当なバルブ、例えば標準的な通常時開
のソレノイド制御式のピンチバルブが符号274,276,278,
280,282で示され、それぞれが図示の如くに導管58,50,4
2(平衡チェンバーの両側),60に作動的に結合させられ
て、そこを流れる液を詳細には下述の如くに制御するこ
とになる。
材質に関しては、汎用キャリアブロック22及び駆動シ
ャトル24については好ましくは強化プラスチックを射出
成形したものであり、液体試料密閉容器採取用ニードル
については好ましくは特に高力スチールを機械加工した
ものであり、ニードル駆動アセンブリー28についてはス
リーブ228を除いて一般的にはどのような種類のもので
も適切な金属を機械加工したものであるが、スリーブ22
8だけは好ましくは射出成型プラスチック製とする。剪
断バルブ本体部材250,252については適切な高力セラミ
ックを成形及び機械加工したものである。分与溜め36は
機械加工プラスチック製であるが、注射器方式ポンプ32
はガラス製シリンダとプラスチック製先端を有する金属
製プランジャーから構成される。平衡チェンバー34は引
抜管を成形したものである。全ての機構導管は好ましく
は従来の一般的な不活性且つ透明な実験用プラスチック
製である。
液体試料の繰越分を最少とするために且つ詳細には下
述することになる液体試料分析結果の正確度を最大限と
するために、本発明の試料採取システム20を水性の液体
試料や適当な絶縁液と共に使用するに理解されること
は、スリーブ228、導管38、導管38を体積測定用ループ
導管48に連結し且つ後者(導管48)を導管44に連結する
試料採取バルブ30の不図示の内部通路における作動面、
導管44、並びに、分与溜め36、此等は、場合次第では、
例えばテフロン等の低表面エネルギー且つ立証された化
学安定性のフッ素化又は過フッ素化された炭化水素等の
容易に入手可能な不活性且つ高疎水性の固形物の種類の
内、容易に入手可能な不活性且つ高疎水性の固形物の種
類から選択されたものから形成又はこれで表面塗装され
ている一方、絶縁液は、好ましくは、フッ素か又は過フ
ッ素かされた高疎水性液であり且つ不活性で化学安定性
があり且つ低表面張力で適切な粘度を有する種類の如何
なるものによっても構成されており、そして、明らかに
こうした絶縁液が水性液体試料の極めて実質的な排除を
なすような著しい程度に此等フッ素化又は過フッ素化物
質を湿潤していることである。こうした固体及び液体の
炭化水素の非制限的な例としてはそれぞれポリテトラフ
ルオロエチレン及びペルフルオロデカリンがある。
本発明の試料採取システム20の各関連部材や上述のよ
うに構成されている絶縁液により明らかなことは、詳細
には下述することになるこの絶縁液の此等試料採取シス
テムの各構成要素において形成される非常に薄い層は、
此等の表面上方の液体試料の流れと共存した状態で、こ
の液体試料を実質的に排除するように此等表面を優先的
に湿潤又は此等表面に優先的に接着することになり、こ
れによって、もし全体的に防止しなければ繰り越し分の
液体試料と、即ち先行する液体試料の残余又は残渣によ
っての継続する液体試料の汚染源と、且つ随伴して、同
時発生の許容できない液体試料分析結果の低下となるこ
と、を極めて大いに抑制することになる。これは、100,
000に対しての1の割合又はそれ以下の液体試料成分レ
ベルまでの高度に正確な液体試料分析結果が絶対的に要
求される例えば最新の臨床用分析装置において、特に重
大である。
ここで第14図の概略的な流れ図に言及すれば、この図
には上記ピンチバルブ274,276,278,280,282の概略的に
示されたソレノイド284,286,288,292によるそれぞれの
制御が明確に示されている。
四方向バルブが第14図に符号294,296,298,300で概略
的に示されており、此等がそれぞれ複動型空気駆動モー
タ234,242,254,260の加圧流体供給路中において此等駆
動モータの各作動を制御する図示はしないが標準的な空
気等の加圧流体ソースに図示の如く作動的に接続されて
いる。此等駆動モータバルブの制御用ソレノイドが第14
図に符号302,304,306,308で示され、それぞれバルブ29
4,296,298,300に図示の如くに作動的に接続されて此等
バルブを制御することによって駆動モータ234,242,254,
260を制御しており、このようにして、試料採取ニード
ルスリーブ228、試料採取ニードル46、試料採取バルブ3
0の下方本体部材252、注射器式ポンプ32のポンプシリン
ダ256中のプランジャー258の各作動をどの時点において
も制御している。
詳細には下述することになる採取ニードル46を潤滑し
て液体試料密閉容器のストッパー129の貫通穿刺を助長
する界面活性材を含む適当なリンス液の開放ソースは第
14図の符号310で示めされ、チェックバルブ(逆止めバ
ルブ)314を備える供給導管312が図示の如くそれに伸び
ている。真空作動型のダイヤフラムポンプが概略的に符
号316で示され、これがライン320上に示される真空ソー
スVとライン322上に示される加圧液体ソースPに接続
された三方向の通常時閉型の制御バルブ318によって図
示の如くに作動されている。吸入出導管324はポンプ316
から図示の如く伸びると共にチェックバルブ325を備え
ており、導管312がこの導管324と、図示の如く、該バル
ブの上流において結合326している。バルブ制御ソレノ
イドは第14図の符号328で示され、バルブ318と図示の如
くに作動的に接続してこれを制御することによってポン
プ316を制御している。図示されるように、吸入出導管3
24はバルブ274及び282を介してリンス液供給導管58,62
にそれぞれ接続されて、リンス液をそのそれぞれに通過
させて採取ニードルスリーブ228の通路(ニードル穴)2
30と分与溜め36のボア264とにそれぞれ供給している。
上述の適当な絶縁液のソース又はここではこれから共
通して呼称される「オイル」のソースは第14図の符号33
0で図示され、絶縁液供給導管332が図示の如くそこに伸
ばされている。導管332は図示される如く導管60,64の各
々に接続し、符号334,336で概略的に示される通常の蠕
動型ポンプのポンプローラの各々が導管60,64に図示の
如く作動的に結びつけられて、そこを介して液が吸入出
されている。符号338で概略的に示される蠕動型ポンプ
用駆動モータはその起動に及んで、ポンプローラ334,33
6を駆動するように作動して、予め精密に定められた非
常に少量の絶縁液をソース330からスリーブ通路230及び
分与溜めのボア264へ提供している。
ここで第15の概略回路図に言及すれば、システムの制
御手段は、例えば適切にプログラムされたマイクロプロ
セッサ等の形態を採ることができ、符号350で概略的に
示され、本発明の試料採取システム20における電気的に
駆動される構成要素の全てとその試料採取システムによ
って液体試料が順次供給される液体試料分析機構270と
に作動的且つ電気的に接続されて、此等の各作動を要求
される通りに制御し且つ同期させている。より詳細に
は、システム制御手段350は、ライン352,354によって検
出器26,54にそれぞれ図示される如く電気的に接続さ
れ、そして、ライン356,358,360,362によってソレノイ
ド302,304,306,308に図示される如く電気的且つ作動的
に接続され、此等に制御信号を入力し、スリーブ駆動モ
ータ234、ニードル駆動モータ242、採取バルブ駆動モー
タ254、試料ポンプ駆動モータ260の各作動を制御して同
期させ、これにより、スリーブ228、採取ニードル46、
採取バルブ30、試料ポンプ32の各作動を制御し且つ同期
させている。
ライン364及び366はシステム制御手段350をシャトル
駆動モータ213及びプローブ駆動モータ272に電気的に接
続し、駆動シャトル24及び採取プローブ37の各作動を制
御し且つ同期させており、ライン368及び370は制御手段
350を絶縁液ポンプ駆動モータ338及びリンス液ポンプ駆
動モータ制御バルブ318用の制御ソレノイド328に電気的
に接続し、絶縁液蠕動型ポンプローラ334、336及びリン
ス液ポンプ316の各作動を制御し且つ同期させている。
制御手段350は更にライン370,372,374,376,378によって
図示の如く電気的に接続させられて、ピンチバルブ制御
ソレノイド284,286,288,290,292の各作動を制御し且つ
同期しており、これにより、リンス液のスリーブ通路23
0への供給、液体試料及びリンス液の導管50を介しての
バキューム部及び廃棄部による排出、詳細には下述する
ことになる液体試料密閉容器128の圧力平衡化のための
平衡チェンバー34の採取ニードル46への接続、余分な液
体試料を排出すべく通過させるための平衡チェンバー34
のバキューム部及び廃棄部への接続、リンス液の分与溜
め36への供給のそれぞれを制御し且つ同期させている。
システム制御手段350は更にライン380によって液体試料
分析機構270に図示される如く電気的に接続されてお
り、本発明の試料採取システム20の作動を液体試料分析
機構の作動に、又はその逆の関係において、同期させ制
御している。
第16図のタイムチャートは本発明の試料採取システム20
の上述した構成要素の作動状態を同一時間の尺度で示し
ている。より詳細には第16図において、波形384,386,38
8,390,392はそれぞれ試料採取システムのバルブ294,29
6,274,298,300の作動状態を示し、波形394,396,298,40
0,402はそれぞれ試料採取システムのバルブ278,280,27
6,282,318の作動状態を示している。波形404は絶縁液ポ
ンプ駆動モータ338の作動状態を示している。
例えば汎用キャリアブロック固定孔74内のマイクロ試
料カップ160等の、液体試料用開放容器からのプローブ3
7によっての採取における本発明の試料採取システム20
の作動において、キャリアブロック22が、システム制御
手段350の制御の下、駆動モータ213による駆動シャトル
24の上述した如くの駆動移動によって割り出しを受けて
カップ160をプローブ37に関しての「採取」位置に置く
ことになると、プローブがシステム制御手段350を介し
て駆動モータ272によって起動されて、それの後退位置
からそれの不図示の伸張位置へ向かうべく下方に移動し
て該プローブの入口端382を、予め精密に定められた時
間の間、カップ160に含まれた液体試料中に浸漬し、導
管271を介して液体試料分析機構へ供給するために予め
精密に定められた液体試料量をそこから吸引することに
なり、それで、該プローブはその液体試料及びカップ16
0から除去させられることになる。付随して、キャリア
ブロックの固定孔74の固定用スロット114,116内に上述
したように作動的に配置された不図示の液体試料識別カ
ードに表示されているマイクロ試料カップ160に含まれ
る液体試料用のための識別データが液体試料識別検出器
26によって「赤」とされ、これがライン352を介してシ
ステム制御手段350に出力され、該制御手段によってラ
イン380を介して液体試料分析機構270へ順次供給されて
その液体試料とそれのための分析結果との間の確実な相
関性を保証することになる。
マイクロ試料カップ160は液体試料用開放容器であり
且つ反射性ストリップ141を有する拡張キャップ140を備
えるものではないので、汎用キャリアブロック固定孔74
内には液体試料密閉容器があると指示する信号は検出器
26によって制御手段350には出力されることはなく、こ
れによって、液体試料密閉容器用の採取ニードル、ニー
ドル駆動アセンブリ28、採取バルブ30、及び試料ポンプ
32は、上述の如くのマイクロ試料カップ160からの採取
に付随して起動することがない。
マイクロ試料カップ160からの上述の如くの採取に続
いてすぐに、キャリアブロック22は上述のような割り出
しを再度受け、開型試料チューブ132をプローブ37に関
しての「採取」位置に置き、これに及んで、そのチュー
ブ内の液水準調整装置134からの液体試料の採取が上述
の如くのプローブ37の適切な移動によって達成され、こ
れには付随的に、検出器26によるチューブ132上のラベ
ル156からの識別データの検出及び出力が再度伴われ
る。また、チューブ132は同じく液体試料用開放容器で
あり且つキャップ140を備えることがないので、開型マ
イクロ試料カップ160に関して上記に明示したように、
閉型チューブ用の採取ニードル駆動アセンブリ28や関連
する試料採取システムの構成要素の起動を促すような信
号が検出器26から制御手段350へ出力されることはな
い。
重要なことは、マイクロ試料カップ160及び液水準調
整装置134の両方はは上述の如くに内に含まれる各液体
試料を汎用キャリアブロック22の上面に対して同一水準
に保持すると共に、プローブ37の行程を精密に固定すべ
くプローブ37の入口端382に対しても同一水準に保持す
るように機能するので、カップ160及びチューブ132内に
含まれた各液体試料に対するプローブの同一程度の浸漬
が保証され、これによって、上述したような液体試料分
析結果の最大限の正確性を伴うような液体試料分析機構
270への供給をなすためにカップ160及びチューブ132の
各々からのプローブ37による吸入が、順次、首尾一貫し
て且つ完全に保証されることになる。
チューブ132からの上述の如くの採取に続いてすぐ
に、汎用キャリアブロック22は、ライン364を介しての
システム制御手段350によってのシャトル駆動モータ213
の適切な起動を通じて、上述のような割り出しを再度受
け、閉型試料チューブ152をその採取位置に置くが、こ
の場合の採取位置は第12図において最も関連して規程さ
れているように、キャリアブロック22と駆動シャトル24
との整合させられた採取孔96及び196が採取ニードル46
及びスリーブ228の直上であり此等孔に直接的に整合し
た状態で配置させられている。キャリアブロック22がこ
の位置に来て停止すると、閉型チューブ保持用のエンド
キャップ140上のストリップ141における高反射性面が検
出器26によって検出され、そして、それを指示する電気
信号が該検出器によりライン352を介してシステム制御
手段350へ出力されて、本発明の試料採取システム20を
液体試料用開放容器からではなく閉型のものからの試料
採取がこれから実行されねばならないと云う事実に切換
固定することになる。これが生じると、システム制御手
段350はライン366を介してプローブ駆動モータ272を起
動して、プローブ37を、第1図に示されるようなキャリ
アブロック22直上のそれの後退位置から第1図に示され
るような液体試料分与溜め36直上におけるそれの後退位
置へ移動させられる。
これに付随して、そして第16図の波形384を参照すれ
ば明らかなように、制御手段350はライン356を介してソ
レノイド302を起動してバルブ294をシフトし且つスリー
ブ駆動モータ234を作動して、スリーブ228を駆動シャト
ル孔196内へ向けてそしてこれを通過させるべく第12図
の実線及び想像線でそれぞれ示された該スリーブの後退
位置から伸張位置へ急激に垂直方向上方へ移動させる。
駆動シャトル及びキャリアブロックの孔整合が正確であ
り且つ上述のようなスリーブの上方移動が許容されて採
取ニードル46の上方移動のために道が開けられているこ
とを保証するためのほんの僅かの遅延の後、制御手段35
0はライン358を介してソレノイド304を起動し、第15図
の波形386によって示されるようにバルブ296をシフト
し、採取ニードル駆動モータ242を作動して、採取ニー
ドル46を駆動シャトル及びキャリアブロックの整合させ
られた採取孔196及び96内へ向けてそしてこれを通過さ
せるべく第12図の実線及び想像線でそれぞれ示された該
採取ニードルの後退位置から伸張位置へ急激に垂直方向
上方へ移動させ、その結果として、該採取ニードルによ
る閉型試料チューブストッパー129への穿刺と試料チュ
ーブ128に含まれた液体試料410内の採取ニードル入口端
408の配置とが行なわれる。第16図の波形394で明らかな
如くに、試料吸入バルブ278は採取ニードル46が閉型チ
ューブのストッパー129に穿刺すると共に開いているの
で、閉型試料チューブ128内圧力と平衡チェンバー34内
に優勢的な気圧との平衡化が、開口したニードル入口端
408、導管38、採取バルブ30、体積測定用ループ48、採
取バルブ30、及び導管42を通じて直ちに生じることにな
り、此等の全ては当方の米国特許第4,756,201号に詳細
に開示されたような様式であり、また、閉型試料チュー
ブ128からのニードル46による完全で且つ首尾一貫した
試料吸引又は引き出しに関して非常に有利である。
第15図の波形396から明らかなことは、閉型試料チュ
ーブの圧力平衡化はライン376を介して制御手段350によ
るソレノイド290の起動に殆ど直ちに付随しており、試
料吸引制御バルブ280を開き、これにより、平衡チェン
バー34と開口したニードル入口端408とを導管52を介し
てバキューム部に接続しており、これに及んで、ニード
ル46、導管38、採取バルブ30、体積測定用ループ導管4
8、採取バルブ30、導管42、平衡チェンバー34、そして
此等を第1図に示すようにバキューム部に接続する導管
52を介して、閉型チューブ128からの液体試料410の吸引
が開始される。然しながら、閉型試料チューブ128から
こうして吸引された液体試料410の先導端部が導管42上
の液体試料端部検出器54に到達すると、該検出器54の勿
論上流側における体積測定用ループは予め精密に定めら
れた量の液体試料410で完全に満たされたことが保証さ
れることになるので、この端部検出器54はそれを示す信
号を制御手段350に出力することになり、これに及ん
で、制御手段はライン344を介してソレノイドを起動
し、第16図の波形394で明確な如く試料吸引バルブ278を
閉じて、閉型試料チューブ128からの液体試料410の吸引
を終了する。
閉型試料チューブ128からのこのような液体試料吸引
の終了は、第15図の波形384及び386に示されるように、
システム制御手段350の作動によって殆ど直ちに実行さ
れるが、このシステム制御手段の作動とは即ち、ライン
356及び358を介してソレノイド302及び304の起動して、
バルブ294及び296をシフトし、スリーブ及び採取ニード
ルの駆動モータを作動し、スリーブ28及び採取ニードル
46を第12図に示すようなそれぞれの後退位置に戻すと共
に、ライン370を介してソレノイド328を起動して、バル
ブ318をシフトし、リンス液ポンプ316を作動して第16図
の波形402で示す如くリンス液の送り出しを開始するこ
とである。付随して、制御手段350はライン360を介して
第16図の波形390に示す如くソレノイド306を起動して、
採取バルブ駆動モータ254を作動し、バルブ本体部材252
をバルブ本体部材250に対して不図示の関連位置、即ち
そこでは体積測定用ループ導管48が導管40を導管44に接
続することになる関連位置にまで回動し、それによっ
て、試料ポンプ32を採取バルブ30を介して分与溜め36に
接続することになる。これが完了すると、システム制御
手段350はライン362を介してソレノイド308を起動して
バルブ300を第15図の波形390によって示すようにシフト
し、ポンプ駆動モータ260を作動し、試料ポンプ32を起
動して体積測定用ループ導管48に含まれている液体試料
410の主要部分即ち有効量300mlの内の例えば250mlを導
管44を介して分与溜め36のボア264へ送り出すが、この
時、粒子トラップ56は分与溜め36への液体試料に含まれ
得る如何なる微粒子物をも通過することを防止すべく機
能している。これが完了すると、システム制御手段350
はライン360を介してソレノイド306を再度起動し、第16
図の波形390に示す如くバルブ306をシフトして、駆動モ
ータ254を作動し、採取バルブ30を第1図の位置に戻
し、そして、ソレノイド308を介してバルブ駆動モータ2
60の起動を停止、試料ポンプ32を第16図の波形392に示
すようにリセットする。
試料ポンプ32の起動停止に及んで直ちに、制御手段35
0はライン366を介してプローブ駆動モータ272を起動
し、プローブ37をその後退位置から伸張位置に移動して
分与溜め36内に上述のように今や供給されている液体試
料410中におれを入れ、それの試料採取をなし、予め精
密に定められた量の液体試料を導管271を介して液体試
料分析機構270へ供給し、そして、プローブ37は直ちに
その後退プローブ位置に戻されることになる。これで明
らかなことは、本発明の試料採取システム20は、上述の
目的に全面的に従って、これまでは液体試料用開放容器
のみからの試料採取に限れていた比較的壊れ易い微妙な
試料分析機構のプローブの使用を通じて、液体試料密閉
容器からの試料採取をなすべく機能することである。加
えて、明らかであろうことは、試料分与溜め36の配置水
準を、プローブ37に対して、上述したように汎用キャリ
アブロック22上の液体試料用開放容器のそれと同一とし
たことは、詳細には上述したように液体試料分析結果の
正確性を更に最大限としていることである。
試料採取バルブ30を図示されたような液体試料吸引位
置に上述したように戻すことに付随して、制御手段350
はライン370を介してソレノイド284を起動し、波形388
によって示されるようにバルブ274を開き、リンス液及
び界面活性液の導管58を介してのスリーブ28内における
管状通路230そして採取ニードル46の開口入口端408への
流動を開始させ、これによって、液体試料410の残渣の
ある採取ニードルの外側を徹底的にゆすぎ又は洗浄し、
採取ニードル入口端408とそれの関連する外側面とを潤
滑して、それに引き続く次なる液体試料密閉容器のスト
ッパーのそれによる貫通を大いに助長して、ストッパー
粒の発生や付随するそれによる次なる液体試料密閉容器
からの液体試料の汚染を最少限としている。そして、制
御手段350はライン368を介して蠕動型ポンプ駆動モータ
338を第16図の波形404で示す如く再度起動し、ポンプロ
ーラ334及び36を作動し、ソース330から導管332,60,64
を介して管状スリーブ通路230及び分与溜め36のボア264
への絶縁液の流出をそれぞれに開始させる。加えて、シ
ステム制御手段350は、そして、ライン374を介してソレ
ノイド288を起動し、吸引バルブ278を第16図の波形394
に示す如く再度開き、そしてこれは、波形392によって
示されるように依然として開状態にある吸引バルブ280
と共同して、採取ニードル46の開口入口端408、採取ニ
ードル、導管38、導管48を導管42に再度接続している採
取バルブ30の内部通路、導管42、平衡チェンバー34、第
1図に示されるようなバキューム部及び廃棄部に通ずる
導管52のそれぞれを介して、スリーブ通路230からのリ
ンス液及び界面活性液の吸引をなすことになる。加え
て、非常に少量の絶縁液が上述したような全液体試料吸
引路からのリンス液及び界面活性液に伴って流され、こ
の少量絶縁液は先の又は先行する液体試料密閉容器から
の液体試料の上述したような吸引に従って塗装される薄
い絶縁液層を補給すべく機能する。
通路230から開口した採取ニードル入口端408を介して
バキューム部及び廃棄部へ上述のように流れるリンス液
及び界面活性液に無視できない量の空気が特に都合よく
包含さることは、リンス液、絶縁液、界面活性液がリン
ス液ポンプ316によってスリーブ通路330へ供給される流
体流速QRSTよりも非常に大きい全流体の流速QTを提供す
るべく不図示のバキュームソースの水準を予め定めるこ
とによって提供される。こうして、リンス液及び界面活
性液の上述の如くのスリーブ230への供給は第13図にお
ける矢印による液流によって明確に示されたものと同一
のその通路内を巡る開口採取ニードル入口端408までの
或いはこれより幾分上方までの上方流れ及び渦巻き流と
なり、これによって、採取ニードル46の関連する上方の
外側部分におけるチューブ128からの液体試料410のあら
ゆる残渣を相当徹底的に洗浄し、駆動シャトル24の下方
における管状スリーブ通路230の開口端部420(第12図及
び第13図)へ急速に流入する環境空気とのその高さにお
ける混合がなされ、その結果としてのリンス液−空気の
混合の急流が採取ニードル46内にその開口ニードル入口
端408を介して入り込み、そこを通って採取ニードル及
び液体試料吸引路全体を通って導管52を介して廃棄部へ
向かう流れと成る。
リンス液と環境空気の上述の如くの混合は開口ニード
ル入口端408上や採取ニードル46の内側通路409のこすり
洗い作用または洗浄作用を非常に高め、導管38、導管38
を体積測定用ループ導管8に連結している採取バルブ30
の内側通路部分、体積測定用ループ48、体積測定用ルー
プ導管48を導管42に連結している採取バルブ30の内側通
路部分等の疎水性絶縁液が塗装された内面のこすり荒い
作用又は洗浄作用を非常に高めており、これにより当業
者には直ちに明らかな如く、閉型試料チューブ128から
の液体試料410の殆ど全ての残渣はこのリンス液−空気
の混合物によってそこから除去されることになる。こう
して、液体試料密閉容器の液体試料吸引路からの液体試
料の繰越分は、次なる液体試料密閉容器からの液体試料
の上述の如くの吸引に及んで、実質上除去されるか、或
は、非常に厳格な最新の臨床的な重要性の程度、例えば
次なる液体試料100,000に対して先行する液体試料1の
レベルよりも優れるレベルまで確実に削減される。加え
て、リンス液及び界面活性液と共に上述の如くの環境空
気を使用することは本発明の試料採取システム0によっ
ての液体試料密閉容器からの試料採取に伴って、液体試
料の繰越の最少化に関連するリンス液及び界面活性液の
溶液の消費を大幅に削減しており、これは本発明の試料
採取システム及び方法を、こうした液の高容量ソース又
は一定して湧き出でるソースに対して、本質的に独立化
させるべく又は無関係にさせて作動しており、この点に
関して、先行技術に係る試料採取システムでは、リンス
1に対して毎時25リッター程の大量な空気が必要とされ
ることが知られている。また、この減少、即ち無視でき
ない程に必要とされていたリンス液の量に関する上述如
くの減少は、液体試料の流通路内に残留させられる必要
があったリンス液量をも減少させるので、これで次なる
液体試料がリンス液で希釈されることも大幅に削減され
ることにもなる。
液体試料の端部検出器54は、液体試料吸引路における
ゆすぎ作業又は洗浄作業の間、電気的に不能とされてい
るので、リンス液が該検出器の通過に及んでもその検出
器による採取バルブ30の起動は防止されている。
特に上述の如くの液体試料密閉容器からの試料吸引路
の徹底的なゆすぎに続けて、ソレノイド290はライン376
を介してシステム制御手段350によって起動されて第16
図の波形396によって示されるようにバルブ280を閉じ、
そして、ソレノイド286はライン372を介してシステム制
御手段350によって起動されて第16図の波形398によって
示されるように液体試料排出バルブ276を開き、それに
よって、残留する液体試料410は分与溜め36からバキュ
ーム部及び廃棄部へ、導管44、採取バルブ30、排出導管
50を介して排出される。少しの後、制御手段350はライ
ン372,378を介してソレノイド286,292を起動し、第16図
の波形398,400によってそれぞれ示されるようにバルブ2
76を再度閉じると共に分与溜め用リンス液制御バルブ28
2を開き、それによって、ソース310(第14図)からリン
ス液を分与溜め36に向かって流し始め、その分与溜めの
ボア264をリンス液で閉型試料チューブ128からの液体試
料410によって占められたレベルと少なくとも同じレベ
ルまで満たすようにする。そして、制御手段350はライ
ン372を介してソレノイド286を起動し、波形398に示さ
れるように排出バルブ276を再度開き、蓄積されたリン
ス液を乾燥用の環境空気を随伴させて、分与溜めのボア
264から、導管44、液体試料粒子トラップ56、採取バル
ブ30(これによって、此等を通過する液体試料410の流
れの初期方向に対抗して、リンス液で強制的に逆方向に
ゆすぎ又は洗浄させる)、排出導管50を介して、バキュ
ーム部及び廃棄部へ流すことになる。その結果、分与溜
めのボア264、導管44、採取バルブ30の関連内部通路の
疎水性絶縁液で塗装された面における液体試料410の残
渣の実質上の全てが強制的に逆方向で洗浄及び浄化さ
れ、汎用キャリアブロック上の次なる閉型液体試料容器
からの液体試料のそれによる汚染が、再度、実質的に除
去されることになる。
勿論、第16図の波形404を参照して上述したようにソ
ース330(第14図)から分与溜め36のボア264へ供給され
た極めて少量の絶縁液がこのリンス液と共に流れ、相当
により低い流速であるが、極めて薄い絶縁液の層を分与
溜めのボア264、導管44、採取バルブ30の関連通路の疎
水性面に補給することになる。
本発明の試料採取システム20の作動は、汎用キャリア
ブロック22上の、開型であろうが閉型であろうが、全て
の試料容器からの順々の採取が達成されるまで、上述し
たように続けられ、当業者には明らかな如く、実際上で
は、各々が6つの試料容器を固定しているところの複数
の、例えば12の汎用キャリアブロック22が設けられ、シ
ステム制御手段350の制御の下、上述の如くに完全な試
料採取行程を達成するように試料分析機構のプローブ37
と向かい合うべく駆動モータ213によって次々に割り出
しを受けている。
上述した全ての状況の下で明らかな如く、液体試料の
繰り越し分を最少とすべく絶縁液までもが使用されてい
る米国特許第4,121,466号に開示の種類の疎水性試料分
析用プローブに伴う上述したような典型的な有用性のた
め、本発明の新規性ある改良された試料採取システム20
では、閉型又は開型液体試料容器からの吸引のために、
液体試料のプローブへの供給点から実質上分析機構270
による液体試料分析の地点まで、液体試料の繰り越し分
を最少とすることを保証しており、これによって、液体
試料分析結果の全てに亙る正確性に非常に重大な寄与を
なしている。
種々の変更等が、添付の請求の範囲で規定されたよう
な発明の精神及び範囲から出発することなしに、ここで
代表的に開示された本発明の装置及び方法において当然
の如く施され得る。

Claims (48)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体試料を液体試料分析手段(270)へ順
    次供給する液体試料用プローブ手段(37)を用いて液体
    試料の分析を行う試料採取システム(20)であって、不
    規則に配列された液体試料用密閉容器(128)及び液体
    試料用開放容器(120,132,160)を支持する支持手段(2
    2,70)と、該支持手段と作用的に協働して、前記密閉容
    器及び前記開放容器に注入された液体試料を前記プロー
    ブ手段によって前記液体試料分析手段へ順次供給する手
    段(24,36,46)とを具備することを特徴とする試料採取
    システム。
  2. 【請求項2】前記密閉容器に注入された液体試料を供給
    する前記手段は、前記支持手段と協働し且つ前記プロー
    ブ手段(37)が挿入可能な液体試料供給分与手段(36)
    と、前記支持手段及び前記液体試料供給分与手段と協働
    する液体試料移送手段(28,30)とを含んで成り、該液
    体試料移送手段(28,30)は、前記支持手段によって支
    持された前記密閉容器内の液体試料を前記液体試料供給
    分与手段へ移送して該プローブ手段が該液体試料供給分
    与手段内の該液体試料を取り出せるようにした請求項1
    に記載の試料採取システム。
  3. 【請求項3】前記液体試料を移送し且つ供給分与した
    後、前記液体試料移送手段及び前記液体試料供給分与手
    段をリンス液で洗浄する洗浄手段(58,60,62,310)を備
    え、該洗浄手段は双方の手段から液体試料の残渣を除去
    し、当該液体試料の残渣によって次の液体試料が汚染さ
    れる可能性を最小限に抑えた請求項2に記載の試料採取
    システム。
  4. 【請求項4】前記開放容器から前記プローブ手段へ液体
    試料を供給する前記手段(24,36,46)は、試料採取のた
    めに記開放容器を直接前記プローブ手段へ連結する手段
    を有する請求項2に記載の試料採取システム。
  5. 【請求項5】液体試料の残渣の洗浄効果を高める一方、
    前記リンス液の消費量を少なくするために該リンス液を
    空気で区分する区分手段(230)を含んで成る請求項3
    に記載の試料採取システム。
  6. 【請求項6】前記支持手段は、前記開放容器(120,132,
    160)の各々を前記プローブ手段と略々同じ高さに支持
    する手段を有する請求項1に記載の試料採取システム。
  7. 【請求項7】前記支持手段は、複数の前記開放容器(12
    0,132,160)を前記プローブ手段及び前記液体試料供給
    分与手段と略々同じ高さに支持する手段を有する請求項
    2に記載の試料採取システム。
  8. 【請求項8】前記密閉容器は一端部が穿刺され得るスト
    ッパーで閉塞された液体試料容器を含み、前記液体試料
    移送手段は前記液体試料容器のストッパーを穿刺して該
    容器から液体試料を引き出すべく作動可能な採取ニード
    ルを含み、前記ゆすぎ手段は前記リンス液と共に界面活
    性液を前記採取ニードル上に流してそれを潤滑すること
    によって次なる密閉容器のストッパーの該採取ニードル
    による貫通を助長する手段(330,332)を含んで成り、
    次なる密閉容器からの液体試料の前記容器ストッパーの
    微片による汚染を最小限の抑える請求項3に記載の試料
    採取システム。
  9. 【請求項9】前記液体試料は水性液であり、前記液体試
    料の移送手段及び供給分与手段は、内部液体試料の流れ
    に対して疎水性の内面を有する共に、該疎水性面上で水
    性液体試料を実質的に除去するために該疎水性面を選択
    的に湿潤させる絶縁液を該疎水性面上に流す手段(330,
    332)を備え、それによって前記絶縁液の層をその疎水
    性面に塗装して水性液体試料残渣のそれに対する付着を
    抑制することになり、こうして、先行する水性液体試料
    の残渣による次なる水性液体試料の汚染を最小限に抑え
    る請求項3に記載の試料採取システム。
  10. 【請求項10】前記支持手段に密閉容器保持手段(13
    0)が協働し、該保持手段は前記支持手段によって支持
    された前記密閉容器を保持する請求項1に記載の試料採
    取システム。
  11. 【請求項11】前記支持手段は、前記液体試料容器内の
    液体試料を識別確認する液体試料識別手段(119,122)
    を支持する手段と、該支持手段と協働して該液体試料を
    識別すべく該液体試料識別手段を検出する検出手段(2
    6)とを有する請求項1に記載の試料採取システム。
  12. 【請求項12】前記支持手段に検出手段(26)が協働
    し、該検出手段は前記支持手段によって支持された前記
    密閉容器と前記開放容器の違いを検知する請求項1に記
    載の試料採取システム。
  13. 【請求項13】前記液体試料移送手段は、所定量の前記
    液体試料だけを前記密閉容器から前記液体試料供給分与
    手段へ移送する手段を有する請求項2に記載の試料採取
    システム。
  14. 【請求項14】前記支持手段は、前記開放容器を前記プ
    ローブ手段と略々同じ高さに支持する手段(22,70)
    と、前記液体試料供給分与手段を前記プローブ手段と略
    々同じ高さに支持する手段(265)とを有する請求項2
    に記載の試料採取システム。
  15. 【請求項15】試料採取システムに用いられる液体試料
    容器の支持手段において、前記支持手段(22,70)は、
    液体試料用密閉容器又は液体試料用開放容器を取り付け
    る複数の液体試料容器取付手段(72,74,76,78,80,82)
    と、連結手段とを有し、該連結手段は、該支持手段を前
    記試料採取システムに作用的に連結する液体試料容器支
    持手段。
  16. 【請求項16】前記液体試料容器取付手段は、液体試料
    容器を取り付ける取付孔(72,74,76,78,80,82)を有す
    る請求項15に記載の液体試料容器支持手段。
  17. 【請求項17】前記液体試料容器取付孔は略々垂直方向
    に延在し、前記密閉容器(128)は逆さに、一方、前記
    開放容器(120,132,160)をその開口端を上にして取り
    付けられる請求項16に記載の液体試料容器支持手段。
  18. 【請求項18】前記液体試料容器取付手段は、複数の前
    記開放容器(120,132,160)を前記支持手段と略々同じ
    高さに支持する手段を有する請求項15に記載の液体試料
    容器支持手段。
  19. 【請求項19】前記液体試料容器取付孔に密閉容器保持
    手段が協働し、該保持手段は前記密閉容器を前記取付孔
    の孔内に保持する請求項16に記載の液体試料容器支持手
    段。
  20. 【請求項20】液体試料容器ストッパーを穿刺できない
    後退ニードル位置から該液体試料容器ストッパーを穿刺
    してニードル通路を通じてそこから液体試料が引き出さ
    れることになる伸張ニードル位置へ移動可能な採取ニー
    ドル(46)を使用して穿刺可能なストッパー(129)に
    よって閉塞されている液体試料容器(128)から試料採
    取するための採取ニードルアセンブリにおいて、前記採
    取ニードルに協働し且つ、これに対して、後退スリーブ
    手段位置から、前記採取ニードルが前記容器ストッパー
    を障害なし穿刺すべく前記伸張位置に移動できることを
    保証することになる伸張スリーブ手段位置へ移動可能な
    スリーブ手段(228)と、前記スリーブ手段及び前記採
    取ニードルと協働し、該採取ニードルの前記伸張位置へ
    の移動を該スリーブ手段が前記伸張スリーブ手段位置へ
    移動するまで防止する防止手段(24)とを具備する採取
    ニードルアセンブリ。
  21. 【請求項21】液体試料容器ストッパーを穿刺できない
    後退ニードル位置から該液体試料容器ストッパーを穿刺
    してニードル通路を通じてそこから液体試料を引き出す
    ことになる伸張ニードル位置へ移動可能な採取ニードル
    (46)を使用して穿刺可能な該ストッパー(129)によ
    ってそれぞれ閉塞されている液体試料容器(128)から
    順次試料採取するための採取ニードルアセンブリにおい
    て、前記採取ニードルの少なくとも端部部分を囲みそれ
    との間に通路(230)を提供している略々管状のスリー
    ブ手段(228)と、前記採取ニードルの通路を通じての
    液体試料引き出しに続いて且つ前記後退位置へ戻る前記
    採取ニードルを伴って、前記採取ニードルの少なくとも
    端部分を囲む前記スリーブ手段の通路へリンス液を導入
    してそこから液体試料残渣を除去する手段(50,232)
    と、前記スリーブ手段の通路から前記採取ニードルの通
    路を通じて前記リンス液を引き出してそこから液体試料
    残渣を排除する手段(38)とを備え、前記採取ニードル
    の端部部分及び通路における液体試料の残渣によって次
    の液体試料用密閉容器のの次なる液体試料の汚染を最小
    限に抑えることを特徴とする採取ニードルアセンブリ。
  22. 【請求項22】前記スリーブ手段の通路から前記採取ニ
    ードルの通路への前記リンス液の引き出しに及んで、前
    記リンス液に環境空気を混合する混合手段(408)を含
    んで成り、もって、前記液体試料残渣に対する前記リン
    スの洗浄効果を高め且つ該リンス液の消費量を削減した
    請求項21に記載の採取ニードルアセンブリ。
  23. 【請求項23】前記スリーブ手段の通路へ前記リンス液
    と共に界面活性剤を導入して、前記採取ニードルの端部
    部分を潤滑し且つ次なる密閉容器のストッパーのそれに
    よる貫通を助長する手段(310,58)を含んで成り、もっ
    て、該容器ストッパーの微片による次なる密閉容器から
    の液体試料の汚染を最小限の抑えた請求項21に記載の採
    取ニードルアセンブリ。
  24. 【請求項24】前記液体試料及びリンス液は水性液であ
    り、前記採取ニードルアセンブリは前記採取ニードルの
    通路に作動的に連結する液体試料流路を形成してそこか
    ら前記液体試料及びリンス液の流出用とする手段(38)
    を備え、前記液体試料流路は疎水性面を有すると共に、
    前記水性液体試料及びリンス液を実質的に除去するため
    に前記疎水性面の選択的な湿潤をなす絶縁液を導入する
    導入手段(330,332,60)を含んで成り、それによる該面
    上の流れによって該面を前記絶縁液の層で塗装して前記
    水性液体試料及びリンス液のそれに対する付着を抑制し
    ており、こうして、先行する水性液体試料の残渣による
    次なる水性液体試料の汚染を最小限に抑えた請求項21に
    記載の採取ニードルアセンブリ。
  25. 【請求項25】液体試料を液体試料分析手段(270)へ
    順次供給する液体試料用プローブ手段(37)を用いて試
    料を採取する方法であって、複数の液体試料用密閉容器
    (128)及び液体試料用開放容器(120,132,160)を同一
    の液体試料容器支持手段(22,70)に支持する段階と、
    該支持手段を操作して該密閉容器及び開放容器中に含ま
    れる前記液体試料を前記プローブ手段(37)へ移送し更
    に、該プローブ手段から前記液体試料分析手段へ順次供
    給する段階とから成る試料採取方法。
  26. 【請求項26】前記密閉容器及び開放容器の両容器を不
    規則に配列して前記液体試料容器支持手段に支持させる
    請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】前記密閉容器中に含まれる液体試料を前
    記プローブ手段へ移送する際に、液体試料移送手段を使
    用して前記液体試料を前記密閉容器から液体試料供給分
    与手段(36)へ移送し、該液体試料供給分与手段へ挿入
    可能な前記プローブ手段によって該液体試料を更に該液
    体試料供給分与手段から前記液体試料分析手段へ供給す
    る請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】前記液体試料を移送し且つ供給した後、
    リンス液を使って前記液体試料移送手段及び前記液体試
    料供給分与手段を洗浄して双方の手段に残留する液体試
    料の残渣を除去し、もって、次に供給される液体試料が
    該液体試料の残渣によって汚染されるのを最小限に抑え
    る請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】前記開放容器中に含まれる液体試料を前
    記プローブ手段へ移送する際に、前記開放容器を直接前
    記プローブ手段側へ移動させる請求項27に記載の方法。
  30. 【請求項30】前記開放容器を支持する際に、該開放容
    器を該支持手段と同じ高さに支持する請求項25に記載の
    方法。
  31. 【請求項31】前記リンス液を空気で区別して、洗浄効
    果を高めると共に該リンス液の消費量を減少させる請求
    項28に記載の方法。
  32. 【請求項32】前記液体試料は水性液で、前記液体試料
    移送手段及び前記液体試料供給分与手段は疎水性の内側
    液体試料流通用の面を有し、前記液体試料移送手段及び
    前記液体試料供給分与手段の疎水性内側流体試料の流通
    面上に該疎水性面を選択的に湿潤して水性液体試料を実
    質的に削除する絶縁液を流して、同面を水性液体試料の
    残渣の付着を抑制する該絶縁液の層で塗装し、もって、
    次の水性液体試料が先の水性液体試料の残渣によって汚
    染されるのを最小限に抑える請求項28に記載の方法。
  33. 【請求項33】前記密閉容器は一端部が穿刺され得るス
    トッパーによって閉塞されている液体試料容器を含み、
    前記液体試料移送手段は該液体試料容器ストッパーを穿
    刺して該容器から液体試料を引き出すべく作動可能な採
    取ニードルを含み、界面活性液を前記リンス液と共に前
    記採取ニードル上に流してこの採取ニードルを潤滑して
    次の液体試料容器のストッパーの該採取ニードルによる
    貫通を助長し、もって、次の密閉容器からの液体試料の
    前記容器ストッパーの微片による汚染を最小限に抑える
    請求項28に記載の方法。
  34. 【請求項34】前記液体試料容器支持手段上に支持され
    ている前記密閉容器を保持する請求項25に記載の方法。
  35. 【請求項35】液体試料識別手段を前記支持手段によっ
    て支持し、前記液体試料容器に注入された液体試料の中
    身を確認する請求項25に記載の方法。
  36. 【請求項36】前記支持手段によって支持した前記開放
    容器及び前記密閉容器を検知してその違いを確認する請
    求項25に記載の方法。
  37. 【請求項37】前記液体試料の所定量のみを前記密閉容
    器から前記液体試料供給分与手段へ移送する請求項27に
    記載の方法。
  38. 【請求項38】前記開放容器を前記支持手段上に支持す
    る際に、前記開放容器を前記プローブ手段と略々同じ高
    さに支持し且つ、前記液体試料供給分与手段も該プロー
    ブ手段と略々同じ高さに支持する請求項27に記載の方
    法。
  39. 【請求項39】試料採取システムい用いられる液体試料
    容器を支持する方法であって、液体試料容器支持手段に
    複数の液体試料容器取付手段を付設する段階と、液体試
    料用密閉容器と液体試料用開放容器の両容器を前記液体
    試料容器支持手段に取り付ける段階と、前記液体試料容
    器支持手段を前記試料採取システムに作用的に連結する
    段階とから成る方法。
  40. 【請求項40】前記密閉容器と前記開放容器を不規則に
    配列して前記支持手段に取り付ける請求項39に記載の方
    法。
  41. 【請求項41】前記開放容器を前記支持手段に取り付け
    る際に、該開放容器を前記支持手段と略々同じ高さにす
    る請求項39に記載の方法。
  42. 【請求項42】前記密閉容器を前記支持手段に取り付け
    る際に、略々垂直に立て且つ逆さにして取り付ける請求
    項39に記載の方法。
  43. 【請求項43】前記支持手段上に取り付けた前記密閉容
    器を保持する請求項40に記載の方法。
  44. 【請求項44】液体試料容器ストッパーを穿刺できない
    後退ニードル位置から前記容器ストッパーが穿刺されて
    ニードル通路を通じてそこから液体試料を引き出すこと
    になる伸張ニードル位置へ移動可能な採取ニードルと、
    該採取ニードルと関連して後退スリーブ手段位置から前
    記採取ニードルがその伸張位置に移動して前記容器スト
    ッパーに障害なく穿刺することを保証する伸張スリーブ
    手段位置まで移動可能なスリーブ手段とを使用すること
    によって、穿刺され得るストッパーによって閉塞されて
    いる液体試料容器から試料採取するための採取方法にお
    いて、前記スリーブ手段がその伸張スリーブ手段位置に
    移動するまでは前記採取ニードルのその伸張位置までの
    移動を防止する段階を含んで成る方法。
  45. 【請求項45】液体試料容器ストッパーを穿刺できない
    後退ニードル位置から該容器ストッパーが穿刺されてニ
    ードル通路を通じてそこから液体試料を引き出すことに
    なる伸張ニードル位置へ移動可能な採取ニードルと、該
    採取ニードルの少なくとも端部部分を囲んでそことの間
    に1つの通路を提供している略々管状のスリーブ手段
    と、から構成される採取ニードルアセンブリを使用する
    ことによって、穿刺され得るストッパーによってそれぞ
    れ閉塞されている複数の液体試料容器から順次試料採取
    するための試料採取方法において、前記ニードル通路を
    通じての液体試料引き出しと前記採取ニードルのそれ自
    体の後退位置への戻りとに続いて、リンス液を前記採取
    ニードル端部部分を少なくとも囲む前記スリーブ手段の
    通路へ導入して、前記採取ニードル端部部分から液体試
    料の残渣を除去し、前記スリーブ通路から前記採取ニー
    ドル通路を通じて前記リンス液を引き出し、前記採取ニ
    ードル通路から液体試料残渣を除去する段階を含み、も
    って、前記採取ニードル端部部分及び採取ニードル通路
    からの液体試料残渣による次なる液体試料用密閉容器か
    らの液体試料の汚染を最小限の抑える方法。
  46. 【請求項46】前記リンス液の前記スリーブ手段通路か
    ら前記採取ニードル通路へ向かっての引き出しに及ん
    で、該リンス液を環境空気と混合し、もって、液体試料
    残渣に対するリンス液の洗浄効果を高め且つ該リンス液
    の消費量を減少させる請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】前記リンス液とともに界面活性剤を前記
    スリーブ手段通路に導入して前記採取ニードル通路の端
    部部分を潤滑し且つ該ニードルによる次なる液体試料用
    密閉容器のストッパーの貫通を助長し、もって、前記次
    なる密閉容器からの液体試料の該容器ストッパーの微片
    による汚染を最小限に抑える請求項45に記載の方法。
  48. 【請求項48】前記液体試料及びリンス液は水性液であ
    り、前記採取ニードルアセンブリは前記液体試料及びリ
    ンス液の流れのために前記採取ニードル通路に作動的連
    結する液体試料流の通路を形成し且つ疎水性面を有する
    手段を有し、もって、前記リンス液と共に、前記疎水性
    面を選択的に湿潤する絶縁液を導入し、前記水性液体試
    料及びリンス液を実質的に除外して、前記疎水面上を流
    れて該面を前記水性液体試料及びリンス液で付着される
    こと抑制する前記絶縁液の層で塗装し、次なる水性液体
    試料の先の水性液体試料の残渣による汚染の可能性を可
    及的になくす請求項45に記載の方法。
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