JP3505840B2 - 記録媒体判別装置 - Google Patents

記録媒体判別装置

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JP3505840B2
JP3505840B2 JP08274695A JP8274695A JP3505840B2 JP 3505840 B2 JP3505840 B2 JP 3505840B2 JP 08274695 A JP08274695 A JP 08274695A JP 8274695 A JP8274695 A JP 8274695A JP 3505840 B2 JP3505840 B2 JP 3505840B2
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気ディスクなどの円
盤状記録媒体の判別装置に関し、特に記録媒体を載置搬
送するディスクトレーに判別センサを取り付けて記録媒
体の表裏や異常セットを判断することによって、記録媒
体を破損事故などから保護できるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】AVサーバーなどとして使用することが
できる光ディスク装置等においては、人がディスクを交
換する手動タイプと機械が自動的にディスクを交換する
自動タイプのものがあり、一般に、後者のディスクの自
動交換装置をチェンジャーと呼んでいる。
【0003】チェンジャーには複数のディスク(保護ケ
ースの取り付けられていないディスク単体)が収納さ
れ、チェンジャーに設けられたディスク搬送用ハンドに
よって、複数のディスクを収納しているボックス(ビ
ン)から必要なディスクを取出してディスクドライブ装
置のトレー(ディスクトレー)上に運び、またトレー上
からディスクを受け取ってボックスに収納する。
【0004】図17は従来装置のディスク交換を説明す
るためのディスクドライブ装置の平面図、図18はその
IX矢視側面図である。図17に示すように、ディスク
ドライブ装置のベース71の中央にはディスク10を回
転駆動するスピンドル72が位置し、スピンドル72に
はマグネットチャック式のターンテーブル70が取り付
けられている。スピンドル72を挟んでその両側にはデ
ィスク10を保持し、上下に搬送するためのディスクト
レー73が配置されている。
【0005】両側のディスクトレー73は同様な構成を
有する。図18に示すように、各ディスクトレー73は
ベース71に植設された支柱74に支持されてディスク
10の回転面に対して垂直なディスク脱着方向(図18
で上下方向)に移動可能とされると共に、圧縮ばね75
によって上方へ付勢されている。
【0006】これらのディスクトレー73はディスク1
0の対向する外周縁部の一部(図17で斜交線で示す部
分)に係合してそれを支持するようになっており、ディ
スクトレー73が上昇しているときは、図18の右側図
に示すように、ディスクトレー73に支持されたディス
ク10はスピンドル72より上方に位置する。また、圧
縮ばね75のばね力に抗してディスクトレー73を降下
させると、図18の左側図に示すように、ディスクトレ
ー73はターンテーブル70に載置されたディスク10
の面よりもさらに下になる。
【0007】スピンドル72やディスクトレー73の上
方にはこれらを覆うように、図17にその一部を破断し
て示す押圧板76が配設されている。押圧板76は図1
7で左右の端縁部を側板(図示せず)に支持され、駆動
装置(図示せず)によってディスク脱着方向(図18で
上下方向)に移動させられるようになっている。この押
圧板76にはディスクトレー73に対向する位置に押し
ピン77が固着されていて、押圧板76の下降時に押し
ピン77がディスクトレー73に当接してそれを圧縮ば
ね75のばね力に抗して押し下げる。
【0008】チェンジャーのディスクハンド78は、一
対の支持棒79と、各支持棒79にそれぞれ2個づつ固
定され、スピンドル72の方向に向けられた合計4個の
爪状のトレー(ハンドトレー)80を有しており、4個
のハンドトレー80の上にディスク10を載せることが
できるようになっている。図19に示すように支持棒7
9は図示しない駆動装置によってベース71と押圧板7
6との間の空間に対して進入、退避でき、且つ上下に移
動できるようになっている。
【0009】このような従来装置において、スピンドル
72に対するディスク10の交換は次のようにして行な
われている。ディスク10を装着するときは先ず、図1
9に示すようにディスクハンド78はそのハンドトレー
80にディスク10が載せられ、この状態で図18のよ
うにベース71と押圧板76との間に進入してディスク
10をディスクトレー73と押圧板76との間に入れ
る。所定位置に到達したら降下してディスク10をディ
スクトレー73上に受け渡し、ディスクハンド78は退
避する(図18の右側図および図19参照)。
【0010】その後、押圧板76を駆動装置により降下
させて押しピン77でディスクトレー73を下降位置ま
で押し下げ、その過程でディスク10をスピンドル72
上に移す(図18の左側図)。そこでディスク10はス
ピンドル72に取り付けられたマグネットチャック式の
ターンテーブル70によってチャッキングされ、ディス
ク10の装着が完了する。
【0011】ディスク10をターンテーブル70から離
脱させるときは先ず押圧板76を上昇させる。すると、
圧縮ばね75のばね力によりディスクトレー73が上昇
し、その過程でディスクトレー73はディスク10をス
ピンドル72からターンテーブル70のマグネット吸着
力に打ち勝って剥し取り、図18の右側図の状態に至
る。その後は、装着時とは逆に、ディスクハンド78が
降下した状態でベース71と押圧板76の間に進入し、
上昇してディスクトレー73からディスク10を受け取
り、その後ディスクハンド78はディスク10を載せた
状態でベース71と押圧板76の間から退避する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】データの記録再生を行
なうものであればディスク10としては光磁気ディスク
などが使用され、再生専用であるならば光ディスクなど
が使用される。図20はこれらのディスク10の構成を
示す。
【0013】図20およびその側面図である図21から
も明らかなように、ディスク10の媒体基盤1としては
線膨張係数の少ないガラスなどが使用され、このガラス
基盤1の一の面にホットポリマーによる2段階のプロセ
スでグルーブやプリフォーマットが形成され、その上面
に記録膜2がスパッタなどによって被着形成される。そ
してこの記録膜2を保護するための保護基盤3が接着剤
によってガラス基盤1に被着形成される。5は接着剤層
を示す。ガラス基盤1の中央部にはチャッキング用のハ
ブ4が設けられ、図の例ではその上面側がターンテーブ
ル70と対向するように搬送される。
【0014】上述したディスク10は片面記録であるか
ら、ディスク10が天地を逆にして挿入されたときには
このディスク10よりデータを読み取ることができな
い。そのためディスク10の表裏判別が必要である。ま
たディスク10が正常にディスクトレー73上にセット
されていないときには、ディスク10をチャッキングす
るときにこのディスク10を破損するおそれがある。
【0015】ディスク10の表裏判別はディスク回転中
に得られるトラッキングエラー信号の有無で判別するこ
とができる。トラッキングエラー信号があるときにはデ
ィスク10のトラック情報を正常に読み取っていること
になるので、ディスク面が正しくセットされていること
になり、トラッキングエラー信号がないときはディスク
10に記録されたトラック情報を正しく読み取っていな
いことになるから、これによってディスク面を反対にし
て挿入していると判断できる。ディスク10が正常にチ
ャッキングされているかどうかの判断はできない。
【0016】このようにトラッキングエラー信号に基づ
いてディスク10の表裏判別を行なうにはディスク10
を回転駆動しなければなない。そのためには片面記録の
ディスク10であってもこれを正しくチャッキングでき
るようにするため、例えばハブ4を両面用ハブ構成とし
なければならない。
【0017】そのため、従来のディスク表裏判別手段で
は、ディスク10自体の構成が複雑化する問題の他に、
ディスク10を実際に回転駆動させるまではその表裏を
判別できないから表裏判別までの時間がかかる欠点があ
る。ディスク10を回転駆動する前の段階で表裏判別や
異常セットなどを判別できれば余分なストロークが不要
になる他、ディスクを実際に回転駆動する必要がないの
で好都合である。
【0018】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したもので、ディスクトレー上に完全に載置され
たときには表裏判別や異常セット状態を判別できるよう
にして迅速な表裏および異常セット状態の判別とディス
クの保護が図れるようにしたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る記録媒体判別装置は、基盤に形成され
た記録膜を覆うように合体された保護基盤に、当該基盤
からの反射光を弱くするための処理が施された円盤状記
録媒体を進退自在なハンドトレーで運び、ドライブ装置
に設けられたディスクトレーで受け取って回転軸に装着
する記録媒体再生装置に付設された記録媒体判別装置に
おいて、ディスクトレー上に取り付けられて光を照射す
ると共に、弱い反射光に対して出力を大きくする反射型
光センサと、この反射型光センサによる出力と表裏反転
載置を判別するための第1の基準レベル及びこの第1の
基準レベルより大きく異常載置を判別するための第2の
基準レベルとを比較して円盤状記録媒体に関する載置状
態を判別すると共に、この判別結果に応じて警告表示を
行うように制御する制御手段とを備えることを特徴とす
るものである。
【0020】
【作用】本発明に係る記録媒体判別装置によれば、基盤
に形成された記録膜を覆うように合体された保護基盤
に、当該基盤からの反射光を弱くするための処理が施さ
れた円盤状記録媒体を記録媒体再生装置の回転軸に装
する場合に、この記録媒体再生装置のドライブ装置に設
けられたディスクトレー上に反射型光センサが取り付け
られる。この反射型光センサは、光を照射すると共に、
弱い反射光に対して出力を大きくするように構成され
る。また、円盤状記録媒体の表裏反転載置を判別するた
めの第1の基準レベルと、第1の基準レベルより大きく
異常載置を判別するための第2の基準レベルとが設定さ
れる。この記録媒体判別装置による円盤状記録媒体の載
置状態の検出は、円盤状記録媒体が進退自在なハンドト
レーにより運ばれてディスクトレーにより受け取られる
直前から開始され、反射型光センサによる出力と第1及
び第2の基準レベルとが制御手段により比較される。こ
れによって、円盤状記録媒体に関する載置状態が判別さ
れると共に、この判別結果に応じて警告表示を行うよう
に制御手段により制御される。従って、反射型光センサ
による出力が、第1の基準レベルに達し、かつ、第2の
基準レベルに達しない場合は、円盤状記録媒体の表裏が
反転して載置されていると判別できると共に、この出力
が第2の基準レベルに達した場合は、円盤状記録媒体が
ディスクトレー上に正常に載置されていないと判別でき
る。このため、表裏反転又は異常載置状態を判別した段
階でドライブ装置を制御できるから余分なストロークが
なくなる他、ディスクを回転駆動する必要もなくなって
ディスク破損などを確実に防止できる。また、警告表示
の内容により記録媒体の載置状態を正しく把握できるの
で、適切な爾後処理を即座に実行できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る記録媒体の判別装置の一
例を上述したディスク記録再生装置に適用した場合につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1は本発明に適用できる記録媒体10の
一例を示す斜視図であって、本例では記録媒体10とし
て光磁気ディスクを例示する。以下ディスクという。
【0023】記録媒体としての基盤1は線膨張係数の小
さな円盤状のガラス基盤が使用され、ガラス基盤1の一
の面には所定の範囲に亘りスパッタなどによって記録膜
2が一様に被着形成される。そしてこの記録膜2を覆う
ように保護基盤6がガラス基盤1に張り合わせられて合
体される。ガラス基盤1の中央部にはチャッキング用の
ハブ(片面用ハブ)4が取り付けられている。ハブ4は
ガラス基盤1の面より僅かに突出する。接着剤としては
ホットメルト系の接着剤や両面接着テープなどを使用す
ることができる。
【0024】ガラス基盤1の外周縁(エッジ部)は保護
用リブ7で覆われる。この例では保護基盤6の外周部に
一体成形されたフランジが保護用リブ7として使用され
る。保護用リブ7は図4に示すようにその長さLaはガ
ラス基盤1表面までの長さLbよりも僅かに突出するよ
うに選定される。その突出量aは0.0〜1.5mm程
度であり、この例では0.5mmを採用した。
【0025】この保護用リブ7によって外部から加わる
衝撃が吸収され、ガラス基盤1には直接伝わらないので
ガラス基盤1の衝撃による損傷を未然に防止できる。ま
た図3のようにガラス基盤1側が下側となるようにディ
スク10が載置面8に置かれたようなときでも保護用リ
ブ7とハブ4のそれぞれがガラス基盤1の面より僅かに
突出しているので、図4のようにガラス基盤1は載置面
8と当接しない。これで載置時の衝撃がガラス基盤1に
は直接伝わらないようになっている。
【0026】保護基盤6としてはポリカーボネート樹脂
やABS樹脂などを使用することができる。ガラス基盤
1との材質の相違から使用温度下での線膨張係数に差が
生ずるため、ガラス基盤1が伸びその外周縁が保護用リ
ブ7の内周面に圧接してガラス基盤1や保護基盤3が変
形することが考えられる。その対策として両者の間で図
4に示すような間隙b(0.5mm程度)を作ってい
る。保護用リブ7の厚みは1.0mm位である。
【0027】図5は保護用リブ7の詳細を示す。保護用
リブ7の外周縁は図のようにストレート部7aとこれに
連なるテーパー部7bとして形成されているが、その寸
法などはディスク10をハンドリングするハンドトレー
80やディスクトレー73との関係から定められるもの
である。テーパー部7bは保護基盤成型時に使用される
金型からの抜きをよくするためにも必要である。これは
樹脂成型する場合、外面6a側は金型のキャビティー側
に、凹部6b側をコアにして成形されるから、コア側の
向きにテーパーを付けることで金型の抜き性が改善され
るからである。
【0028】ディスク10をビンから出し入れする場合
や、ドライブ装置に搬送するときには、図17に示すデ
ィスクハンド78は急速に図19の矢印方向に動くた
め、ディスク10はハンドトレー80やディスクトレー
73内で比較的大きな加速度を受けることになる。
【0029】そのためハンドトレー80は図6のように
内面テーパー部81と底部82とで構成され、段部83
でディスク10が支えられる。ディスク10のハンドリ
ングが正しく行なわれず段部83よりも外側にずれて受
け渡されたようなときでも、ディスク10がスムースに
段部83側に滑り落ちるようにするため内面テーパー部
81が形成されている。保護用リブ7にもテーパー部7
bが形成されているため、ディスク10は一層段部83
にホールドされ易くなる。
【0030】段部83の内面によって形成されるストレ
ート部は保護用リブ7のストレート部7aにほどよく密
接するように、ハンドトレー80のディスク10に対す
る取り付け位置が選定される他、それぞれの寸法関係は
以下のように選ばれている。ただしその値は一例であ
る。ディスク10としては8インチディスクを例示す
る。
【0031】リブ7の長さA=2.6mm リブ7のテーパー部7bの長さB=1.1mm リブ7のストレート部7aの長さ(A−B)=1.5m
m 段部83の長さC=2.2mm したがって保護用リブ7のストレート部7aと段部83
のストレート部の互いに接触している長さDは1.1m
mとなる。このように相互に接触する長さDが1mm以
上あると、ディスク交換時のアクセスでハンド78が矢
印p方向に急激に動き、ディスク10に対してハンドト
レー80内で矢印p方向に動く力が働いても、ディスク
10がハンドトレー80から外れるようなことはない。
したがってハンド78の高速アクセスに対しても安定し
た動作を保つことができる。
【0032】ドライブ装置側に設けられたディスクトレ
ー73とは図7に示すような関係になる。同図において
ディスクトレー73は内面テーパー部86を有し、また
底部フランジ87が形成され、その両者間にストレート
な係合段部88が形成される。係合段部88によってデ
ィスク10がガタなく正しくディスクトレー73に載置
されることになる。内面テーパー部86を形成したのは
上述したのと同じく、ディスク10が正しく受け渡され
なくても内面テーパー部86の範囲内でのズレであれば
段部88側に滑り落ちてホールドされるようにするため
である。
【0033】装置の小型化を達成するためにはディスク
トレー73の厚みEはできるだけ薄い方がよいので、こ
の例では段部88の長さLは1.0mmに選ばれてい
る。これに対して保護用リブ7に設けられたテーパー部
7bの寸法は1.1mmであり、しかもテーパーがかか
っている。そのため、もしテーパー部7bのテーパー角
度が大きかったり、テーパー部7bのコーナー部Rの丸
みが大きいと、ディスクトレー73に対するディスク1
0のずれ量K(ディスクトレー73の係合段部88の面
と保護用リブ7とのなす距離)が大きくなってしまうか
らターンテーブル70に対するディスク10の位置だし
精度が低下してしまう。
【0034】そこで図5の例ではテーパー部7bのテー
パー角度は最大1.0°までとし、またコーナー部Rの
寸法Gは0.2mm以下に選定されている。このような
値に選んだときには、ディスク10のずれ量Kは微小で
あり、位置だしを行なうことができる。
【0035】図7に示すように底部フランジ87にはそ
の所定位置に透孔89が穿設され、ここにディスク10
の表裏判別センサ90が取り付けられる。表裏判別セン
サ90は反射型光センサを使用することができる。
【0036】表裏判別センサ90はディスクトレー73
上に載置されたディスク10からの反射光の強さの違い
から表裏を判別するようにしている。この例ではガラス
基盤1からの反射光は強く、保護基盤6からの反射光は
弱くなるようにする。ガラス基盤1の反射率は非常に高
いので特別な工夫は必要ないが、保護基盤6に関しては
その反射光を弱くするため以下のような工夫が施され
る。
【0037】保護基盤6については、基盤材料としてポ
リカーボネート樹脂を使用し黒色とする。図5のように
保護基盤6の外面6aに対してこれを粗面化するために
梨地処理が施される。梨地は例えば番ていが#80番を
使用したブラスト処理でよい。梨地処理は部分的でも、
その全面でもよい。部分的に施すときにはディスク10
が正常にセットされたときに検出光が当たると考えられ
る領域(帯状領域)に対して行なわれ、全面に施すとき
は最外周領域(ほぼリブ7の幅)6cを除いて梨地処理
が行なわれる。
【0038】最外周領域6cまで梨地処理を施すと外周
端面に横バリが発生し、今度はこの横バリを取り除くた
めの仕上げ処理を施さなければならないからである。し
かし、最外周領域6cの幅はできるだけ狭いのがよい。
あまり広いとディスク10が正常に載置されたときでも
最外周領域6cに検出光が当たる場合があり、誤った検
出を誘発するおそれがあるからである。
【0039】また図7のようにディスク10がKだけず
れた状態でディスクトレー73に正常にセットされたと
きでも最外周領域6cの内側に検出光を照射できるよう
にしなければならない。そのため、図7のように段部8
8の内面からガラス基盤1の端面までの距離Mよりもさ
らに内側となるように表裏判別センサ90が配されるこ
とになる。
【0040】内側ならばどの位置でもよい訳ではなく、
図9のようにディスク10がずれてディスクトレー73
に乗り上げ、斜めにセットされたときにはこれを異常セ
ットとして判断できるようにすることをも考慮して、表
裏判別センサ90の取り付け位置は距離Mにできるだけ
近ずいた位置に選ばれる。
【0041】そうすると、図7のような正常セット時は
ガラス基盤1側が表裏判別センサ90と対向することに
なるので、このときの反射光は強い。これに対して図8
のように正常にセットされたものの保護基盤6が対向す
るように表裏逆転した状態でセットされたときは逆に反
射光が弱いので、この光の強さを判別すれば表裏判別が
可能になる。
【0042】またガラス基盤1側ではあるが正常にセッ
トされず、例えば図9のように底部フランジ87にディ
スク端面がかかるようにセットされたときには、他方の
ディスク端面は他方のディスクトレー73に設けられた
内面テーパー部86を跨ぐようにセットされていること
になる。このようにディスクトレー73にディスク10
が乗り上げたときで、ディスクトレー73の内面テーパ
ー部86の幅(本装置では幅が約5mm)以上ずれてセ
ットされたときには、図9のように表裏判別センサ90
はディスク10の外に出ることになるので、この場合に
は図9に示すディスクトレー73に設けられた表裏判別
センサ90では反射光が検出されない。他方の表裏判別
センサ90では反射光の戻り量は極僅かであるから反射
光が検出されない場合と殆ど変わらないので、センサ出
力を監視することによって異常セット状態をも判別でき
る。
【0043】図10は反射形センサとして構成される表
裏判別センサ90の具体的な構成例である。図10では
発光素子として例えば発光ダイオード91が使用され、
受光素子としてはホトトランジスタ94が使用される。
駆動電圧は抵抗器92を介して発光ダイオード91に与
えられる。同様に駆動電圧が抵抗器93を介してホトト
ランジスタ94に与えられる。そして接続中点qから出
力端子95が導出される。
【0044】図7のようにガラス基盤1が対向するよう
にして正常にセットされたときにはディスク10からの
反射光は強いので、このとき端子95に得られる検出出
力(センサ出力)は小さい(図11曲線La参照)。図
8のようにディスク10が反対にセットされたときには
反射光が弱いのでこのとき端子95に得られるセンサ出
力は大きくなる(図11曲線Lb参照)。また、図9の
ように正常にセットされなかった場合にはセンサ出力
(約5V、図11曲線Lc参照)は図8の場合よりも大
きくなる。これらセンサ出力レベルの違いに基づいて表
裏および異常セット判断処理が行なわれる。
【0045】ここで、表裏判別センサ90のディスク1
0までの対向距離とセンサ出力レベルとの関係は図11
のようになり、対向距離1〜3mm位までが最も安定し
たセンサ出力となることが判る。そのため、ディスク1
0がディスクトレー73に完全に載置されたときでも1
mm程度の対向距離が保てるように表裏判別センサ90
が配置される。具体的には図7のように底部フランジ8
7の面よりも下側に表裏判別センサ90が配置される。
表裏判別センサ90は取り付け基板96に固定される。
【0046】表裏判別のセンサ開始タイミングとしては
ディスクトレー73にディスク10が完全に載置される
直前から行なわれる。例えば底部フランジ87から2m
m位のところまで降下したときをセンサ開始タイミング
とする。
【0047】図12は表裏および異常セット判別処理装
置100の一例である。図17のようにドライブ装置に
は一対のディスクトレー73が設けられているので、そ
のそれぞれに表裏判別センサ90(90A,90B)が
設けられる。これら表裏判別センサ90A,90Bのセ
ンサ出力Sa,Sbが対応するA/D変換器101A,
101Bに供給されてディジタル信号に変換される。デ
ィジタル化されたこれら一対の比較出力が制御部として
機能するマイコン103に供給されて、比較出力の値に
応じた処理がソフト的に行なわれる。
【0048】つまり、このマイコン103ではまず図1
1に示すような2つの基準レベルREFaとREFbが
設定される。第1の基準レベルREFaは表裏判別のた
めに使用されるもので、第2の基準レベルREFbは異
常セット状態を判別するために使用される。
【0049】センサ出力Sa,Sbが第1の基準レベル
REFaより小さいときはディスク10が図7のように
正常にセットされていると判断する。センサ出力Sa,
Sbが第1の基準レベルREFaよりも大きいときで、
第2の基準レベルREFbよりも小さいときは、図8の
ように表裏を間違えてディスク10がセットされている
ものと判断する。そしてセンサ出力Sa,Sbが共に第
2の基準レベルREFbよりも大きいときには図9のよ
うな異常セット状態であると判断する。
【0050】マイコン103より得られる制御出力でド
ライバ104が制御され、これによって押圧板76の昇
降機構105の昇降状態が制御される。またランプ10
6の点灯状態が制御され、さらにはLCDなどの表示部
107の表示状態が制御される。
【0051】例えば図7のようにディスク10の表裏を
間違えることなくしかも正常にセットされているときに
は比較出力は共にローレベルであるからこのときは押圧
板昇降機構105が動作してディスク10がディスクト
レー73に載置される。図8の状態のときにはこのとき
に得られるマイコン103の制御出力で押圧板76の昇
降が禁止される。そしてランプ106が警告点灯(若し
くは点滅)されると共にエラー表示信号が生成されて表
示部107がその旨の表示(例えば「裏返しセット」)
がなされる。これによってオペレータは適切な爾後処理
ができる。図9のような異常セットのときにも押圧版7
6の昇降禁止および警告点灯、さらには警告表示(例え
ば「乗り上げセット」)がなされる。
【0052】押圧板76の昇降が禁止されるので、ディ
スク10がターンテーブル70にチャッキングされる前
に異常状態を検出できる。そのためディスク10が破損
するようなことはない。これはディスク10に設けられ
たハブ4は図2に示すように表面側(記録面側)からだ
けが正しくチャッキングできるような構造となっている
から、裏面側(保護面側)からではチャッキングでき
ず、その状態で回転するとディスク10が暴れるほか、
図9のようにディスクトレー73に正常にセットされな
い状態で昇降すると、ターンテーブル70にチャッキン
グされず、ディスク10の破損につながるからである。
【0053】ディスク10をチャッキングする前に異常
セットを判別できるので、例えばディスク10に設けら
れたハブ4として両面装着型のものを使用する必要がな
い。ディスク10を回転させたときに得られるトラッキ
ングエラー信号の有無で表裏判別を行なうようにする
と、ディスク10を裏側からでもチャッキングできる構
造としなければならないからである。
【0054】図12に示した一対のコンパレータ101
A,101Bの比較処理はソフト的に行なうことができ
るので、これらを省略しセンサ出力を直接マイコン10
3に入力するようにしてもよい。
【0055】保護基盤6の光反射率を下げる手段として
は梨地を打つ他に、保護基盤6の色付けがある。保護基
盤6を黒色とするための色付けとしては3色位の有機色
素を混合することが考えられる。表裏判別光として赤外
線を使用する場合には、赤外線を透過してしまうことが
予想されるので、そのようなときには黒色系顔料にカー
ボン系を加えれば、赤外線透過を防止できる。
【0056】図1では保護基盤6の外周縁にこれと一体
に保護用リブ7を形成したが、図13のように環状体1
10を保護用リブとして保護基盤6に貼着して構成する
こともできる。この場合、保護基盤6はガラス基盤1よ
りも1周りその外径が大きくなされ、その延長された環
状部に環状体110が貼着される。環状体110は保護
基盤6と同一材質でもよければ、別のもの例えばゴムな
どの弾性体を使用することができる。
【0057】弾性体を使用するときには衝撃吸収効果が
大きい。保護基盤6は単なる円盤を使用できるため、ガ
ラス基盤1を張り合わせるときに使用する接着剤はロー
ラなどを使用して一挙に塗布することができるようにな
り、組立作業性を大幅に改善できる。
【0058】図14に示す例はガラス基盤1と同径の保
護基盤6が使用され、その外周端面とガラス基盤1の外
周縁をそれぞれ覆うような形状の環状体112が保護基
盤6に貼着される。したがって環状体112の長さはL
aである。
【0059】この構成によれば環状体112の接着剤貼
着面積が増えるので環状体112を保護基盤6に確実に
固定できる。さらに環状体112とガラス基盤1との空
隙内に保護基盤6と同じ線膨張係数のスペーサ113を
充填すれば、このスペーサ113によって環状体112
をより強固に取り付け固定できる。環状体112として
はゴムなどの弾性体を使用できる。
【0060】図15はカートリッジ120の内部に保護
用リブを有するディスク10を収納した状態を示す。デ
ィスク10を使用するときはこのカートリッジ120か
ら取り出す。カートリッジ120は本体122と上蓋1
23とで構成され、本体122の内壁124によってデ
ィスク10がガタつきが防止される。しかし内壁124
とディスク10との間に裕度がないとディスク10を収
納しにくくなるので、ある程度の遊びを持たせている。
【0061】その結果場合によってはディスク10が内
壁124に当たりガラス基盤1を破損するおそれがある
が、保護基盤6に保護用リブ7を付けて置けば図16に
示すように保護用リブ7によってガラス基盤1が直接内
壁124に衝突することはない。したがってガラス基盤
1が破損することはない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る記録
媒体判別装置によれば、基盤に形成された記録膜を覆う
ように合体された保護基盤に、当該基盤からの反射光を
弱くするための処理が施された円盤状記録媒体を記録媒
体再生装置の回転軸に装着する場合に、ドライブ装置に
設けられたディスクトレー上に取り付けられて光を照射
すると共に、弱い反射光に対して出力を大きくする反射
型光センサを備え、この反射型光センサによる出力を、
表裏反転載置を判別するための第1の基準レベル及びこ
の第1の基準レベルより大きく異常載置を判別するため
の第2の基準レベルと比較して円盤状記録媒体に関する
載置状態を判別すると共に、この判別結果に応じて警告
表示を行うように制御するものである。
【0063】この構成によって、記録媒体をターンテー
ブルにセットし、これを回転駆動する前の段階で表裏
転状態か又は異常セット状態かの判別を行なうことがで
きるから、記録媒体をディスクトレーに載せてからター
ンテーブルにチャッキングするまでのストロークが不要
になり、迅速に押圧板昇降機構を制御でき、またディス
クを回転駆動する必要もなくなってディスク破損などを
確実に防止できる。更にまた、警告表示の内容により記
録媒体の載置状態を正しく把握できるので、適切な爾後
処理を即座に実行できる。
【0064】もちろん記録媒体を回転させながら信号を
読み取るような処理も要らない。記録媒体に設けられる
チャッキング用リブも片面用のリブを利用できるからそ
れだけ記録媒体の製造コストを下げることができるなど
の特徴を有する。したがってこの発明はAVサーバーや
その他の光磁気記録再生装置における媒体判別装置とし
て使用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される記録媒体の一例を示す斜視
図である。
【図2】その断面図である。
【図3】記録媒体の記録面側を載置面に当てたときの説
明図である。
【図4】そのA部拡大図である。
【図5】保護用リブの一部拡大図である。
【図6】ハンド側トレーとディスクの関係を示す図であ
る。
【図7】正常にセットされたときのドライバー側トレー
とディスクの関係を示す図である。
【図8】表裏反対にセットされたときのドライバー側ト
レーとディスクの関係を示す図である。
【図9】異常セット時におけるドライバー側トレーとデ
ィスクの関係を示す図である。
【図10】表裏判別センサの一例を示す接続図である。
【図11】センサ出力とディスク間距離との関係を示す
特性図である。
【図12】表裏判別処理装置の一例を示す系統図であ
る。
【図13】記録媒体の他の例を示す一部断面図である。
【図14】記録媒体の他の例を示す一部断面図である。
【図15】カートリッジ収納タイプの記録媒体の一例を
示す断面図である。
【図16】その一部拡大断面図である。
【図17】ディスク再生装置の一例を示す要部の平面図
である。
【図18】トレーの昇降状態を示す図である。
【図19】ハンドとドライバとの関係を示す図である。
【図20】記録媒体の斜視図である。
【図21】その断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基盤 2 記録膜 3,6 保護基盤 7,112 保護用リブ 10 記録媒体(ディスク) 72 スピンドル 73 ディスクトレー 78 ディスクハンド 80 ハンドトレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/30 G11B 17/02 - 17/30 G11B 19/10 - 19/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤に形成された記録膜を覆うように合
    体された保護基盤に、当該基盤からの反射光を弱くする
    ための処理が施された円盤状記録媒体を進退自在なハン
    ドトレーで運び、ドライブ装置に設けられたディスクト
    レーで受け取って回転軸に装着する記録媒体再生装置に
    付設された記録媒体判別装置において、 前記ディスクトレー上に取り付けられて光を照射すると
    共に、弱い反射光に対して出力を大きくする反射型光セ
    ンサと、 前記反射型光センサによる前記出力と表裏反転載置を判
    別するための第1の基準レベル及び当該第1の基準レベ
    ルより大きく異常載置を判別するための第2の基準レベ
    ルとを比較して前記円盤状記録媒体に関する載置状態を
    判別すると共に、当該判別結果に応じて警告表示を行う
    ように制御する制御手段とを備えることを特徴とする記
    録媒体判別装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスクトレーは一対設けられ、そ
    れぞれに前記反射型光センサが取り付けられたことを特
    徴とする請求項1記載の記録媒体判別装置。
  3. 【請求項3】 前記円盤状記録媒体の表裏が反転して載
    置され、若しくは前記ディスクトレー上に正常に載置さ
    れていないことが判別されたときには、前記ディスクト
    レーの移動が禁止されるようになされて前記円盤状記録
    媒体が前記回転軸に装着されないようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の記録媒体判別装置。
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