JP3505440B2 - 金属射出成形機の材料供給監視方法およびその装置 - Google Patents

金属射出成形機の材料供給監視方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属射出成形機の
材料供給監視方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の材料供給装置の構成図で
ある。
【0003】本従来例において、射出装置4の加熱筒5
の内部にはスクリュ3がモータ12等により、回転かつ
前後動可能に設けられている。加熱筒5の先端にはノズ
ル2が設けられ、後端側には成形材料7のフィード穴1
が設けられている。このフィード穴1の上部には、導管
10を介してホッパー9が取り付けられている。
【0004】このホッパー9に成形材料7をためてお
き、成形材料7がなくなると手作業または吸引式の供給
装置(一般的にはホッパローダと呼ばれている。)で補
給している。
【0005】図8は、従来の他の材料供給監視装置の構
成図である。
【0006】本従来例は、図7に示す従来例のホッパ9
の代わりに、成形材料7を単位時間で定量計量できる材
料フィーダ11使用し、計量前にあらかじめ設定された
供給量の成形材料7をフィード穴1に供給するように構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べた前者の方法は、プラスチックを射出成形す
る場合の材料供給方法として一般に広く使用されている
が、マグネシウム等の金属材料を射出成形する場合にこ
の方法を適用すると、計量が安定せず、成形に支障をき
たす。すなわち、金属の成形材料は、プラスチックに比
べて重く、形状が複雑でかつ角張っており、また大きさ
も安定しておらず、表面の粗さがプラスチックに比べて
非常に粗く、成形材料同士が滑りにくいため、計量時に
スクリュに食い込む量が安定しない。例えば、マグネシ
ウム合金のチップは、インゴットやスクラップの切削な
いし粉砕によって作られるため、角張った長方形を主形
状とし、それ以外にも様々な形状をしたものが混在して
いる。そのため、強く押しつけられると成形材料同士が
絡み合って、大きな固まりになり易く、スクリュの溝に
入らない場合も生じている。さらに、ホッパー内の成形
材料の荷重がフィード穴に集中するので、成形材料のホ
ッパー内における残量の多少によってスクリュと接する
成形材料の圧接力が変化し、スクリュへの食い込み量が
変化して計量が不安定になる。従って、計量を安定させ
るためには、この食い込み量を安定させることが重要に
なる。また、マグネシウム合金などの成形材料は、溶融
温度より低い温度であつても長時間フィード穴に貯めて
おくと、チップ状であった粒同士が固まり、計量ができ
なくなることがある。そこで、このような問題を解決す
るため、従来の技術で述べた後者の方法が採用されてい
る。
【0008】この後者の方法は、定量フィーダを利用
し、成形サイクルごとに、一定量の成形材料を供給して
いるが、スクリュの食い込み量と定量フィーダの供給量
が同時に安定しないため、ある時は、フィード量が食い
込み量に勝って滞留する成形材料が増加し、ある時には
逆になって成形材料が不足する。このため長時間成形を
行うと、前者の方法と同様に計量が不安定となる。ま
た、高精度の定量フィーダを採用することは高価とな
り、実用に不向きである。
【0009】本発明は、成形材料の計量を安定化するこ
とができる金属射出成形機の材料供給監視方法およびそ
の装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を次
のようにして解決する。すなわち、射出装置のスクリュ
を有する加熱筒のフィード穴内に設けられた監視器で、
計量時に材料フィーダから供給される成形材料の堆積状
態を監視して表示装置で画像表示し、成形材料の供給量
を調整する。
【0011】成形材料の計量をより安定化するために
は、前記画像を処理装置に取り込み、予め処理装置に入
力されている安定計量時の成形材料の堆積状態の画像と
比較し、表示装置の画像におけるスクリュ表面の占める
割合の大小により堆積状態を判定して、演算処理された
補正値により材料フィーダを制御し、成形材料の供給量
を調整する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例と共
に図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明による金属射出成形機の材
料供給監視装置を示す概略構成図である。なお、従来例
と同一又は同等の部分には同一符号を用いて説明する。
【0014】同図に示すように、射出装置4の加熱筒5
の内部にはスクリュ3がモータ12等により、回転かつ
前後動可能に設けられている。加熱筒5の先端にはノズ
ル2が設けられ、後端側には成形材料のフィード穴1が
設けられている。このフィード穴1の上部には、導管1
0を介して可変量型の材料フィーダ11が取り付けられ
ている。この材料フィーダ11のフィーダスクリュ11
aはフィーダモータ11bで回転される。
【0015】図1および図2に示すように、加熱筒(導
管を含む)5のフィード穴1内には、監視器6が設けら
れ、成形材料7の堆積状態を表示装置13により随意確
認することができる。また、図3に示すように、フィー
ド穴1内に内視鏡8を設け、外部に設けた監視器6を介
して表示装置13により確認してもよい。図4に示すよ
うに、複数の射出装置4−1、4−2を制御する場合、
それぞれに設けられた複数の監視器6−1、6−2に接
続される表示装置13を多映像化することにより集中管
理も可能である。
【0016】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0017】成形サイクルの計量工程前には、フィード
穴1内の成形材料7の堆積状態は、監視器6に接続され
た表示装置13に画像表示され、材料フィーダ11は材
料供給を停止している。その後、計量工程が開始される
と、フィード穴1内に堆積している成形材料7は、スク
リュ3の回転により加熱筒5の内部に搬送される。この
時、材料フィーダ11が成形材料7の供給を開始すると
同時に、監視器6に接続された表示装置13に成形材料
7の堆積状態が画像表示される。この表示装置13によ
り、常に成形材料7の搬送状態を監視することができる
ので、材料フィーダ11による成形材料7の供給量を管
理することができる。そのため、安定した計量動作を維
持することができる。
【0018】図5は、図1に示す材料供給監視装置を用
いて成形材料の供給量を自動制御する実施例を示す図で
ある。
【0019】この実施例では、成形材料の供給量を自動
制御するために、同図に示すように表示装置13と、材
料フィーダ11のフィーダモータ11bとを比較器14
等の処理装置に接続している。すなわち、表示装置13
からの信号を比較器14に取り込み、予め比較器14に
入力されている安定計量時の成形状態の画像(基準画
像)と画像比較し、演算処理された補正値により材料フ
ィーダ11を制御し、材料供給量を変化させることによ
り最適な計量状態とすることができる。例えば、図6に
示すように、画像におけるスクリュ表面の占める割合の
大小により、堆積状態を判定し、材料フィーダ11の供
給量を増減させる。
【0020】画像がIの状態では、材料の堆積状態が予
め比較器14に入力されている画像と同じであるので、
材料の堆積状態が良好(安定計量)で、比較器14の比
較判定後の補正値はない。
【0021】画像がIIの状態では、材料の堆積状態が多
いので、比較器14の補正値に基づき材料フィーダ11
の供給量を減らす。
【0022】画像がIIIの状態では、材料の堆積状態が
少ないので、比較器14の補正値に基づき材料フィーダ
11の供給量を増加する。
【0023】本実施例では、上述したように監視器6を
介して表示装置13で表示された画像を比較器により比
較演算処理し、その補正値により材料フィーダの材料供
給量を増減することができるので、より安定した計量動
作が可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、材料供給監視装置でフ
ード穴内の材料の堆積状態を容易に監視できるので、計
量を安定化することができる。また、材料フィーダを安
価なものに置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属射出成形機の材料供給監視装
置を示す概略構成図である。
【図2】成形材料の堆積状態を監視する監視器の配置を
示す図である。
【図3】成形材料の堆積状態を監視する他の監視器の配
置を示す図である。
【図4】複数の監視器に接続された表示装置の多映像化
を示す図である。
【図5】図1に示す材料供給監視装置を用いて成形材料
の供給量を自動制御する実施例を示す図である。
【図6】画像におけるスクリュ表面の占める割合の大小
により、成形材料の堆積状態を判定する方法を示す図で
ある。
【図7】従来の材料供給装置の概略構成図である。
【図8】従来の他の材料供給装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 フィード穴 2 ノズル 3 スクリュ 4 射出装置 5 加熱筒 6 監視器 7 成形材料 8 内視鏡 9 材料ホッパ 10 導管 11 材料フィーダ 11a フィーダスクリュ 11b フィーダモータ 12 モータ 13 表示装置 14 比較器(画像処理装置)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/20 B22D 17/30 B22D 17/32 B29C 45/76

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出装置(4)のスクリュ(3)を有す
    る加熱筒(5)のフィード穴(1)内に設けられた監視
    器(6)で、計量時に材料フィーダ(11)から供給さ
    れる成形材料(7)の堆積状態を監視して表示装置(1
    3)で画像表示し、前記堆積状態を最適量に保つように
    成形材料(7)の供給量を調整する金属射出成形機の材
    料供給監視方法であって、 前記表示装置(13)の画像を処理装置(14)に取り
    込み、予め処理装置(14)に入力されている安定計量
    時の成形材料(7)の堆積状態の画像と比較し、前記表
    示装置(13)の画像におけるスクリュ(3)表面の占
    める割合の大小により前記堆積状態を判定して、演算処
    理された補正値により材料フィーダ(11)を制御し、
    成形材料(7)の供給量を調整する ことを特徴とする金
    属射出成形機の材料供給監視方法。
  2. 【請求項2】 射出装置(4)のスクリュ(3)を有す
    る加熱筒(5)のフィード穴(1)内に、計量時に材料
    フィーダ(11)から供給される成形材料(7)の堆積
    状態を監視する監視器(6)を設け、該監視器(6)
    に、監視器(6)の信号を画像表示する表示装置(1
    3)を接続した金属射出成形機の材料供給監視装置であ
    って、 前記表示装置(13)と前記材料フィーダ(11)のフ
    ィーダモータ(11b)は、安定計量時の成形材料の堆
    積状態の画像が入力されている画像処理装置(14)に
    接続され、 該画像処理装置(14)は、予め処理装置(14)に入
    力されている安定計量時の成形材料(7)の堆積状態の
    画像と比較し、前記表示装置(13)に表示された画像
    におけるスクリュ(3)表面の占める割合の大小により
    前記堆積状態を判定して、演算処理された補正値により
    材料フィーダ(11)を制御し、成形材料(7)の供給
    量を調整するように構成されていることを特徴とする金
    属射出成形機の材料供給監視装置。
  3. 【請求項3】 射出装置(4)のスクリュ(3)を有す
    る加熱筒(5)のフィード穴(1)内に、内視鏡(8)
    を設け、該内視鏡(8)に、計量時に材料フィーダ(1
    1)から供給される成形材料(7)の堆積状態を監視す
    る監視器(6)を接続し、該監視器(6)に、監視器
    (6)の信号を画像表示する表示装置(13)を接続し
    金属射出成形機の材料供給監視装置であって、 前記表示装置(13)と前記材料フィーダ(11)のフ
    ィーダモータ(11b)は、安定計量時の成形材料の堆
    積状態の画像が入力されている画像処理装置(14)に
    接続され、 該画像処理装置(14)は、予め処理装置(14)に入
    力されている安定計量時の成形材料(7)の堆積状態の
    画像と比較し、前記表示装置(13)に表示された画像
    におけるスクリュ(3)表面の占める割合の大小により
    前記堆積状態を判定して、演算処理された補正値により
    材料フィーダ(11)を制御し、成形材料(7)の供給
    量を調整するように構成されていることを特徴とする金
    属射出成形機の材料供給監視装置。
  4. 【請求項4】 前記射出装置(4)を複数として、それ
    ぞれに設けられた前記監視器(6)を1つの表示装置
    (13)に接続して画像表示を多映像化したことを特徴
    とする請求項2または3記載の金属射出成形機の材料供
    給監視装置。
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JP3999539B2 (ja) * 2002-03-15 2007-10-31 株式会社日本製鋼所 重量式フィーダ、及び重量式フィーダによる原料の供給方法
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