JP2000094110A - 金属射出成形機の材料供給制御方法及び装置 - Google Patents
金属射出成形機の材料供給制御方法及び装置Info
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- JP2000094110A JP2000094110A JP10266154A JP26615498A JP2000094110A JP 2000094110 A JP2000094110 A JP 2000094110A JP 10266154 A JP10266154 A JP 10266154A JP 26615498 A JP26615498 A JP 26615498A JP 2000094110 A JP2000094110 A JP 2000094110A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/18—Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit
- B29C2045/1891—Means for detecting presence or level of raw material inside feeding ducts, e.g. level sensors inside hoppers
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の金属射出成形機の材料供給制御方法に
おいては、定量フィーダを用いた場合でも、スクリュの
食い込み量と定量フィーダの供給量が同時に安定しない
ため、ある時はフィード量が食い込み量に勝って滞留し
て成形材料が増加し、ある時は逆になって成形材料が不
足することになり、安定した材料供給が困難であった。 【解決手段】 本発明による金属射出成形機の材料供給
制御方法及び装置は、加熱筒(5)におけるフィード穴(1)
内に設けたレベルセンサ(8)により成形材料(7)の堆積貯
留レベルを直接検出し、堆積貯留レベルを一定に保つよ
うに成形材料(7)の送り量を制御する構成である。
おいては、定量フィーダを用いた場合でも、スクリュの
食い込み量と定量フィーダの供給量が同時に安定しない
ため、ある時はフィード量が食い込み量に勝って滞留し
て成形材料が増加し、ある時は逆になって成形材料が不
足することになり、安定した材料供給が困難であった。 【解決手段】 本発明による金属射出成形機の材料供給
制御方法及び装置は、加熱筒(5)におけるフィード穴(1)
内に設けたレベルセンサ(8)により成形材料(7)の堆積貯
留レベルを直接検出し、堆積貯留レベルを一定に保つよ
うに成形材料(7)の送り量を制御する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属射出成形機の
材料供給制御方法及び装置に関し、特に、フィード穴内
に設けられたレベルセンサにより成形材料の堆積のレベ
ルを検出し、堆積貯留される成形材料の量を一定化する
ための新規な改良に関する。
材料供給制御方法及び装置に関し、特に、フィード穴内
に設けられたレベルセンサにより成形材料の堆積のレベ
ルを検出し、堆積貯留される成形材料の量を一定化する
ための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示す金属射出成形機の材料供給方
法においては、ノズル2及びモータ12により回転する
スクリュ3を有する加熱筒5の導管10に設けたホッパ
ー9はフィード穴1の上部に取り付けられ、このホッパ
ー9に成形材料7をためておき、成形によって成形材料
7が消費され、無くなると手作業または吸引式の供給装
置(一般的にはホッパーローダと呼ばれている)でホッ
パー9に成形材料7を供給していた。
法においては、ノズル2及びモータ12により回転する
スクリュ3を有する加熱筒5の導管10に設けたホッパ
ー9はフィード穴1の上部に取り付けられ、このホッパ
ー9に成形材料7をためておき、成形によって成形材料
7が消費され、無くなると手作業または吸引式の供給装
置(一般的にはホッパーローダと呼ばれている)でホッ
パー9に成形材料7を供給していた。
【0003】また、図5に示す従来の装置においては、
図4と同部分には同一符号を付しているが、成形材料7
を単位時間で定量供給できる定量フィーダ11を使用
し、計量前にあらかじめ設定された供給量の成形材料7
をフィード穴1内に供給するように構成されていた。
図4と同部分には同一符号を付しているが、成形材料7
を単位時間で定量供給できる定量フィーダ11を使用
し、計量前にあらかじめ設定された供給量の成形材料7
をフィード穴1内に供給するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の金属射出成形機
の材料供給装置は、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、ホッパー9
に成形材料7をためておく方法においては、ホッパー
9、導管10及びフィード穴1は常時、成形材料7で満
たされている。この方法は、プラスチックを射出成形す
る場合の材料供給方法として一般に広く使用されている
が、マグネシウム等の金属材料を射出成形する場合にこ
の方法を適用すると計量が安定せず、成形に支障をきた
していた。これは、金属の成形材料がプラスチックに比
べて重く、形状が複雑でかつ角張っており、また大きさ
も安定しておらず、表面の粗さがプラスチックに比べて
非常に粗く、成形材料同士が滑りにくいため、計量時に
スクリュ3に食い込む量が安定しなかった。例えば、マ
グネシウム合金のチップはインゴットやスクラップの切
削ないし破砕によって作られるため、角張った長方形を
主形状とし、それ以外にも様々な形状をしたものが混在
している。このため、強く押し付けられると成形材料同
士がからみ合って、大きなかたまりになり易く、スクリ
ュ3の溝に入らない場合も生じていた。さらに、前述の
方法では、ホッパー9内の成形材料7の荷重がフィード
穴1に集中するので、成形材料7のホッパー9内におけ
る残量の多少によってスクリュ3と接する成形材料7の
圧接力が変化し、スクリュ3への食い込み量が変化して
計量が不安定になっていた。従って、計量を安定させる
ためにはこの食い込み量を安定させることが重要にな
る。また、マグネシウム合金などの成形材料は、溶融温
度よりも低い温度であっても長時間フィード穴に貯めて
おくと、チップ状であった粒同士が固まり、計量ができ
なくなることが経験されている。このような問題を解決
するため定量フィーダ11を利用し成形サイクルごとに
一定量の成形材料7を供給する方法が採用されている。
この方法は、ホッパー9に成形材料7を貯めて供給する
図4の方法に比べて良好な結果を得ているが、別の問題
がある。すなわち、スクリュ3の食い込み量と定量フィ
ーダ11の供給量が同時に安定しないため、ある時はフ
ィード量が食い込み量に勝って滞留する成形材料7が増
加し、また、ある時は逆になって成形材料7が不足す
る。このため長時間成形を行うと、前述のホッパー9に
よる方法と同様に計量が不安定となっていた。また、よ
り高精度の定量フィーダは高価であり、実用に不向きで
あった。
の材料供給装置は、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、ホッパー9
に成形材料7をためておく方法においては、ホッパー
9、導管10及びフィード穴1は常時、成形材料7で満
たされている。この方法は、プラスチックを射出成形す
る場合の材料供給方法として一般に広く使用されている
が、マグネシウム等の金属材料を射出成形する場合にこ
の方法を適用すると計量が安定せず、成形に支障をきた
していた。これは、金属の成形材料がプラスチックに比
べて重く、形状が複雑でかつ角張っており、また大きさ
も安定しておらず、表面の粗さがプラスチックに比べて
非常に粗く、成形材料同士が滑りにくいため、計量時に
スクリュ3に食い込む量が安定しなかった。例えば、マ
グネシウム合金のチップはインゴットやスクラップの切
削ないし破砕によって作られるため、角張った長方形を
主形状とし、それ以外にも様々な形状をしたものが混在
している。このため、強く押し付けられると成形材料同
士がからみ合って、大きなかたまりになり易く、スクリ
ュ3の溝に入らない場合も生じていた。さらに、前述の
方法では、ホッパー9内の成形材料7の荷重がフィード
穴1に集中するので、成形材料7のホッパー9内におけ
る残量の多少によってスクリュ3と接する成形材料7の
圧接力が変化し、スクリュ3への食い込み量が変化して
計量が不安定になっていた。従って、計量を安定させる
ためにはこの食い込み量を安定させることが重要にな
る。また、マグネシウム合金などの成形材料は、溶融温
度よりも低い温度であっても長時間フィード穴に貯めて
おくと、チップ状であった粒同士が固まり、計量ができ
なくなることが経験されている。このような問題を解決
するため定量フィーダ11を利用し成形サイクルごとに
一定量の成形材料7を供給する方法が採用されている。
この方法は、ホッパー9に成形材料7を貯めて供給する
図4の方法に比べて良好な結果を得ているが、別の問題
がある。すなわち、スクリュ3の食い込み量と定量フィ
ーダ11の供給量が同時に安定しないため、ある時はフ
ィード量が食い込み量に勝って滞留する成形材料7が増
加し、また、ある時は逆になって成形材料7が不足す
る。このため長時間成形を行うと、前述のホッパー9に
よる方法と同様に計量が不安定となっていた。また、よ
り高精度の定量フィーダは高価であり、実用に不向きで
あった。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、フィード穴内に設けられた
レベルセンサにより成形材料の堆積のレベルを検出し、
堆積貯留される成形材料の量を一定化するようにした金
属射出成形機の材料供給制御方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
めになされたもので、特に、フィード穴内に設けられた
レベルセンサにより成形材料の堆積のレベルを検出し、
堆積貯留される成形材料の量を一定化するようにした金
属射出成形機の材料供給制御方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による金属射出成
形機の材料供給制御方法及び装置は、射出装置のスクリ
ュを有する加熱筒におけるフィード穴内に材料フィーダ
から供給した成形材料の堆積貯留レベルをレベルセンサ
で検出し、前記堆積貯留レベルを一定に保つように成形
材料の送り量を制御する方法であり、その第1の方法と
して前記フィード穴内の成形材料の検出レベルをスクリ
ュの上方5〜100mmの範囲内で設定する方法であ
り、また、第2の方法として計量開始前の前記フィード
穴内の成形材料の堆積貯留レベルを1回の射出成形に使
用する量と等しくする方法であり、また、スクリュを有
する加熱筒のフィード穴の上方に材料フィーダを設け、
前記フィード穴内のスクリュ上方に成形材料の堆積貯留
レベルを検出するレベルセンサを設けた構成であり、ま
た、検出する高さを調節自在にした前記レベルセンサの
検出信号により前記材料フィーダによる成形材料の供給
を開始及び停止する構成であり、さらに、別の構成とし
て前記成形材料の検出高さに応じて連続的に変化する信
号を出力する前記レベルセンサの検出信号により前記材
料フィーダによる成形材料の供給量を増減する構成であ
る。
形機の材料供給制御方法及び装置は、射出装置のスクリ
ュを有する加熱筒におけるフィード穴内に材料フィーダ
から供給した成形材料の堆積貯留レベルをレベルセンサ
で検出し、前記堆積貯留レベルを一定に保つように成形
材料の送り量を制御する方法であり、その第1の方法と
して前記フィード穴内の成形材料の検出レベルをスクリ
ュの上方5〜100mmの範囲内で設定する方法であ
り、また、第2の方法として計量開始前の前記フィード
穴内の成形材料の堆積貯留レベルを1回の射出成形に使
用する量と等しくする方法であり、また、スクリュを有
する加熱筒のフィード穴の上方に材料フィーダを設け、
前記フィード穴内のスクリュ上方に成形材料の堆積貯留
レベルを検出するレベルセンサを設けた構成であり、ま
た、検出する高さを調節自在にした前記レベルセンサの
検出信号により前記材料フィーダによる成形材料の供給
を開始及び停止する構成であり、さらに、別の構成とし
て前記成形材料の検出高さに応じて連続的に変化する信
号を出力する前記レベルセンサの検出信号により前記材
料フィーダによる成形材料の供給量を増減する構成であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による金
属射出成形機の材料供給制御方法及び装置の好適な実施
の形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等
部分には同一符号を用いて説明する。図1において、射
出装置4の加熱筒5には、その先端にノズル2が設けら
れていると共に、スクリュ3がモータ12によって回転
自在に構成されている。この加熱筒5のフィード穴1の
導管10には定量型ではない材料フィーダ11が接続さ
れており、この材料フィーダ11のフィーダスクリュ1
1aはフィーダモータ11bにより回転するように構成
されている。
属射出成形機の材料供給制御方法及び装置の好適な実施
の形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等
部分には同一符号を用いて説明する。図1において、射
出装置4の加熱筒5には、その先端にノズル2が設けら
れていると共に、スクリュ3がモータ12によって回転
自在に構成されている。この加熱筒5のフィード穴1の
導管10には定量型ではない材料フィーダ11が接続さ
れており、この材料フィーダ11のフィーダスクリュ1
1aはフィーダモータ11bにより回転するように構成
されている。
【0008】前記フィード穴1内には、図2及び図3で
示されるレベルセンサ8が垂直に設けられ、このレベル
センサ8からのレベル信号8aはA/D変換するための
信号変換器13を介して制御装置14に入力され、この
レベル信号8aに基づいて制御装置14によってフィー
ダモータ11bの回転等が制御されるように構成されて
いる。
示されるレベルセンサ8が垂直に設けられ、このレベル
センサ8からのレベル信号8aはA/D変換するための
信号変換器13を介して制御装置14に入力され、この
レベル信号8aに基づいて制御装置14によってフィー
ダモータ11bの回転等が制御されるように構成されて
いる。
【0009】前記レベルセンサ8は、図3で示されるよ
うに、円筒形の本体20の下部の所定位置に1対の第
1、第2電極A、Bが絶縁体21を介して互いに電気的
に独立して形成されており、フィード穴1内に材料フィ
ーダ11から供給される金属材料からなる成形材料7が
電極A、Bに接触して導通することによって成形材料の
堆積貯留レベルを検出することができるように構成され
ている。また、このレベルセンサ8の検出信号8aは、
各電極A、Bに接続された導線22によって外部へ導出
され、このレベルセンサ8による堆積貯留レベルを検出
するためのフィード穴1内の成形材料の検出レベルは、
射出装置4の大きさや成形材料7及び成形条件によって
異なるが、5mm〜100mmの範囲内(すなわち、図
示していないがレベルセンサ8自体の高さが調節できる
ように構成されている。)に設定されており、一般的な
成形材料の場合、好ましくは10mm〜20mmの範囲
内で設定すれば好適な結果が得られることが判明した。
なお、このレベルセンサ8の構成は、前述の各電極A、
Bが成形条件7によって導通されることによりレベル検
出を行う構成に限ることなく、例えば、周知の磁気式、
光学式、超音波、レーザー等を用いた非接触式のレベル
センサを用いることができることは述べるまでもないこ
とである。
うに、円筒形の本体20の下部の所定位置に1対の第
1、第2電極A、Bが絶縁体21を介して互いに電気的
に独立して形成されており、フィード穴1内に材料フィ
ーダ11から供給される金属材料からなる成形材料7が
電極A、Bに接触して導通することによって成形材料の
堆積貯留レベルを検出することができるように構成され
ている。また、このレベルセンサ8の検出信号8aは、
各電極A、Bに接続された導線22によって外部へ導出
され、このレベルセンサ8による堆積貯留レベルを検出
するためのフィード穴1内の成形材料の検出レベルは、
射出装置4の大きさや成形材料7及び成形条件によって
異なるが、5mm〜100mmの範囲内(すなわち、図
示していないがレベルセンサ8自体の高さが調節できる
ように構成されている。)に設定されており、一般的な
成形材料の場合、好ましくは10mm〜20mmの範囲
内で設定すれば好適な結果が得られることが判明した。
なお、このレベルセンサ8の構成は、前述の各電極A、
Bが成形条件7によって導通されることによりレベル検
出を行う構成に限ることなく、例えば、周知の磁気式、
光学式、超音波、レーザー等を用いた非接触式のレベル
センサを用いることができることは述べるまでもないこ
とである。
【0010】次に、動作について述べる。まず、成形サ
イクルの計量工程前には、フィード穴1内の堆積貯留成
形材料7が検出レベル6以上であることがレベルセンサ
8により検出され、材料フィーダ11は材料供給を停止
している。その後、計量工程が開始されるとフィード穴
1内に堆積貯留している成形材料7はスクリュ3の回転
により加熱筒5内部に搬送される。このとき、成形材料
7の堆積貯留レベルが低下し、やがてレベルセンサ8は
成形材料7を検出できなくなるオフ状態となり、オフの
検出信号8aを出力する。この検出信号8aは、信号変
換器13を通して制御装置14に送られ、その指令によ
り材料フィーダ11が成形材料7の供給を開始する。材
料フィーダ11の供給能力が計量による成形材料7の消
費量を上回っていると、堆積貯留成形材料7の堆積貯留
レベルはやがてレベルセンサ8の検出レベル6まで回復
する。なお、材料フィーダ11の成形材料7の供給能力
が成形材料7の消費速度を下回っている場合には、計量
中に成形材料7の供給が間に合わない場合がある。
イクルの計量工程前には、フィード穴1内の堆積貯留成
形材料7が検出レベル6以上であることがレベルセンサ
8により検出され、材料フィーダ11は材料供給を停止
している。その後、計量工程が開始されるとフィード穴
1内に堆積貯留している成形材料7はスクリュ3の回転
により加熱筒5内部に搬送される。このとき、成形材料
7の堆積貯留レベルが低下し、やがてレベルセンサ8は
成形材料7を検出できなくなるオフ状態となり、オフの
検出信号8aを出力する。この検出信号8aは、信号変
換器13を通して制御装置14に送られ、その指令によ
り材料フィーダ11が成形材料7の供給を開始する。材
料フィーダ11の供給能力が計量による成形材料7の消
費量を上回っていると、堆積貯留成形材料7の堆積貯留
レベルはやがてレベルセンサ8の検出レベル6まで回復
する。なお、材料フィーダ11の成形材料7の供給能力
が成形材料7の消費速度を下回っている場合には、計量
中に成形材料7の供給が間に合わない場合がある。
【0011】このような場合には、事前にレベルセンサ
8の位置を高く設置し成形品1回分に等しい量を堆積貯
留しておくことにより解決できる。このようにして常に
堆積貯留させる成形材料7のレベルを一定に保つことに
より安定した計量動作を得ることができる。さらに、レ
ベルセンサ8の検出レベルを前述のように変更すること
により堆積貯留させる成形材料7の体積(かさ重量)を
変更し、スクリュ3にかかる圧接力を変えて、食い込み
量を調節することもできる。なお、喰い込み性が良好な
成形材料を高速で計量する場合には、上記の計量動作の
安定よりも計量の絶対量の一定性が求められるので、そ
の場合には計量工程開始前の堆積貯留レベルを1回の射
出に使用する量と等しくするように制御することもでき
る。また、他の形態として、レベルセンサ8から堆積貯
留レベルに応じて連続的に変化する信号が出力され、そ
れに応じて材料フィーダ11の材料供給量を増減させる
ように構成することもでき、計量中においても堆積貯留
レベルが一定に維持され、より安定した計量が可能とな
る。
8の位置を高く設置し成形品1回分に等しい量を堆積貯
留しておくことにより解決できる。このようにして常に
堆積貯留させる成形材料7のレベルを一定に保つことに
より安定した計量動作を得ることができる。さらに、レ
ベルセンサ8の検出レベルを前述のように変更すること
により堆積貯留させる成形材料7の体積(かさ重量)を
変更し、スクリュ3にかかる圧接力を変えて、食い込み
量を調節することもできる。なお、喰い込み性が良好な
成形材料を高速で計量する場合には、上記の計量動作の
安定よりも計量の絶対量の一定性が求められるので、そ
の場合には計量工程開始前の堆積貯留レベルを1回の射
出に使用する量と等しくするように制御することもでき
る。また、他の形態として、レベルセンサ8から堆積貯
留レベルに応じて連続的に変化する信号が出力され、そ
れに応じて材料フィーダ11の材料供給量を増減させる
ように構成することもでき、計量中においても堆積貯留
レベルが一定に維持され、より安定した計量が可能とな
る。
【0012】
【発明の効果】本発明による金属射出成形機の材料供給
制御方法及び装置は、以上のように構成されているた
め、次のような効果を得ることができる。すなわち、従
来の方法においては高価な定量フィーダを使用しても、
計量を安定させることができなかったが、本発明によっ
てフィード穴内に設けたレベルセンサを使用することに
より、従来に比べてより正確な計量が実現できる。ま
た、定量フィーダを安価なフィーダに置き換えることも
できる。
制御方法及び装置は、以上のように構成されているた
め、次のような効果を得ることができる。すなわち、従
来の方法においては高価な定量フィーダを使用しても、
計量を安定させることができなかったが、本発明によっ
てフィード穴内に設けたレベルセンサを使用することに
より、従来に比べてより正確な計量が実現できる。ま
た、定量フィーダを安価なフィーダに置き換えることも
できる。
【図1】本発明による金属射出成形機の材料供給制御方
法及び装置を示す構成図である。
法及び装置を示す構成図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】図1のレベルセンサを示す拡大断面図である。
【図4】従来の材料供給制御方法を示す構成図である。
【図5】従来の他の材料供給制御方法を示す構成図であ
る。
る。
1 フィード穴 2 ノズル 3 スクリュ 4 射出装置 5 加熱筒 6 検出レベル 7 成形材料 8 レベルセンサ 10 導管 11 材料フィーダ 13 信号変換器 14 制御装置
Claims (6)
- 【請求項1】 射出装置(4)のスクリュ(3)を有する加熱
筒(5)におけるフィード穴(1)内に材料フィーダ(11)から
供給した成形材料(7)の堆積貯留レベルをレベルセンサ
(8)で検出し、前記堆積貯留レベルを一定に保つように
成形材料(7)の送り量を制御することを特徴とする金属
射出成形機の材料供給制御方法。 - 【請求項2】 前記フィード穴(1)内の成形材料(7)の検
出レベルをスクリュ(3)の上方5〜100mmの範囲内
で設定することを特徴とする請求項1記載の金属射出成
形機の材料供給制御方法。 - 【請求項3】 計量工程開始前の前記フィード穴(1)内
の成形材料(7)の堆積貯留レベルを1回の射出成形に使
用する量と等しくすることを特徴とする請求項1記載の
金属射出成形機の材料供給制御方法。 - 【請求項4】 スクリュ(3)を有する加熱筒(5)のフィー
ド穴(1)の上方に材料フィーダ(11)を設け、前記フィー
ド穴(1)内のスクリュ(3)上方に成形材料(7)の堆積貯留
レベルを検出するレベルセンサ(8)を設けたことを特徴
とする金属射出成形機の材料供給制御装置。 - 【請求項5】 検出する高さを調節自在にした前記レベ
ルセンサ(8)の検出信号により前記材料フィーダ(11)に
よる成形材料(7)の供給を開始及び停止する構成とした
ことを特徴とする請求項4記載の金属射出成形機の材料
供給制御装置。 - 【請求項6】 前記成形材料(7)の検出高さに応じて連
続的に変化する信号を出力する前記レベルセンサ(8)の
検出信号により前記材料フィーダ(11)による成形材料
(7)の供給量を増減するように構成されていることを特
徴とする請求項4記載の金属射出成形機の材料供給制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10266154A JP2000094110A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 金属射出成形機の材料供給制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10266154A JP2000094110A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 金属射出成形機の材料供給制御方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000094110A true JP2000094110A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17427050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10266154A Pending JP2000094110A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 金属射出成形機の材料供給制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000094110A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1747872A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-01-31 | Fanuc Ltd | Injection molding machine |
CN102745472A (zh) * | 2012-07-05 | 2012-10-24 | 芜湖美亚特新型建材有限公司 | 注塑挤出机螺旋上料装置 |
CN104550782A (zh) * | 2015-01-08 | 2015-04-29 | 湖北汽车工业学院 | 一种基于图像识别的随流孕育剂自动加注系统 |
CN111516234A (zh) * | 2020-05-07 | 2020-08-11 | 张群花 | 一种带有自动化监控的注塑机及自动化处理系统 |
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1998
- 1998-09-21 JP JP10266154A patent/JP2000094110A/ja active Pending
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