JP3826063B2 - 粉体供給装置及び粉体供給方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、粉体をキャリアガスを使用して所定の供給対象へ圧送供給するようにした粉体供給装置及び粉体供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉体(粉末)をキャリアガスを使用して圧送するようにした装置として、例えば、特許第3105627号公報に開示された装置が知られている。
【0003】
この装置は、粉末処理ユニットに粉末を計量搬送するためのものである。この装置は、粉末容器の漏斗から落下する粉末を、回転式計量円板状に環状に形成された粉末溝にてすり切ることで一定量の粉末を切り出し、切り出された粉末をキャリアガスによる所定のガス圧力下で吸い上げることにより、可撓性管を通じて粉末処理ユニットへ圧送供給するようになっている。この装置では、重量測定セルで粉末の重さを測定し、粉末の供給量が一定となるように、計量円板の回転速度を制御するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の装置は、粉末の供給をキャリアガスで搬送するものではあるが、前記従来公報には、粉末の切り出し及びその停止と、キャリアガスの供給及びその停止との関係について何も記載も示唆もされていない。
【0005】
ここで、前記従来の装置において、粉末処理ユニットへの粉末の供給を停止させる際、粉末の切り出しと、キャリアガスの供給とを同時に停止させることが考えられる。しかし、このような場合には、粉末及びキャリアガスの停止後に、可撓性管の途中に粉末が残ることがある。従って、この残留粉末に配慮しないで次回の粉末の供給を再開させたのでは、粉末処理ユニットに対する最初の粉末供給量が不安定に変動するおそれがある。そこで、供給再開時の粉末供給量を管理するために、可撓性管の中に残る粉末を事前に排出させる必要があり、粉末に無駄が生じることになる。
【0006】
又、前記従来の装置では、計量円板上へ漏斗から粉末を直接落下させる構造となっており、重量測定セルで粉末の重さを測定するのに、一度にかなりの重量の粉末を測る必要がある。このため、粉末の測定精度は最大重量の±1%程度となり、粉末の毎秒g単位の測定には適しておらず、粉末供給量を微量単位まで精密に管理することが難しい。
【0007】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、粉体(粉末)の供給再開時に無駄のない安定供給を図ることを可能にした粉体供給装置及び粉体供給方法を提供することにある。この発明の第2の目的は、第1の目的に加え、粉体の供給量を微量単位まで精密に管理することを可能にした粉体供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、粉体を所定の流出口へ定量的に流動させるための定量流動手段と、流出口にキャリアガスによる圧力を供給するための圧力供給手段と、粉体をキャリアガスによる圧力により流出口から流出させて所定の供給対象へ圧送供給するために定量流動手段及び圧力供給手段を制御する供給制御手段とを備えた粉体供給装置において、供給制御手段は、粉体の圧送供給を停止させるとき、定量流動手段の動作を停止させると共に、その動作停止時又はその動作停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させるように圧力供給手段を制御することを趣旨とする。
【0009】
上記発明の構成によれば、供給制御手段の制御により定量流動手段が動作することにより、粉体が所定の流出口へ定量的に流動させられる。これと同時に、供給制御手段の制御により圧力供給手段が動作することにより、流出口にキャリアガスによる圧力が供給される。これにより、粉体が流出口から流出させられ、所定の供給対象へと圧送供給される。
ここで、粉体の圧送供給を停止させるときに、供給制御手段により、定量流動手段の動作が停止され、その動作停止時又はその動作停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させるように圧力供給手段が制御される。従って、粉体の流動の停止に際して、キャリアガスによる圧力が急激には低下しないので、粉体に与えられる圧力が最後まで安定的に変化し、粉体が流出口から定量的に流出するようになる。
【0010】
上記第2の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、定量流動手段は、超音波振動の作用により粉体を定量的かつ連続的に流出口へ送り出すための超音波振動送出機であることを趣旨とする。
【0011】
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、超音波振動送出機による超音波振動の作用により粉体が定量的かつ連続的に安定して送り出されるので、粉体の流出の微調整が容易となる。
【0012】
上記第2の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、超音波振動送出機を密閉収容するための密閉容器と、流出口が密閉容器に設けられることと、キャリアガスによる圧力が圧力供給手段により密閉容器に供給されることとを備えたことを趣旨とする。
【0013】
上記発明の構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、キャリアガスによる圧力が供給される密閉容器の中で、超音波振動送出機から粉体が送り出されるので、粉体が流出口から吸い出されるように流出することになる。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、超音波振動送出機に供給される粉体を収容するための粉体容器と、粉体容器が密閉容器に外付けされることと、密閉容器と粉体容器との間に設けられ、両容器の内圧差を低減するための低減手段とを備えたことを趣旨とする。
【0015】
上記発明の構成によれば、請求項3に記載の発明の作用に加え、粉体容器は超音波振動送出機への粉体の補給に使われる。密閉容器と粉体容器との内圧差が低減手段により低減されるので、粉体容器から超音波振動送出機への粉体の供給が円滑になる。
【0016】
上記第1の目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、粉体を定量的に流出口へ流動させながらキャリアガスによる圧力により流出口から流出させて所定の供給対象へ圧送供給するようにした粉体供給方法において、粉体の圧送供給を停止させるときに、先ず、粉体の流動を停止させ、その流動停止時又はその流動停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させることを趣旨とする。
【0017】
上記発明の構成によれば、粉体の流動を停止させるに際して、キャリアガスによる圧力が急激には低下しないので、粉体に与えられる圧力が最後まで安定的に変化し、粉体が流出口から定量的に流出するようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の粉体供給装置及び粉体供給方法を具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1に、粉体供給装置の概略構成を示す。粉体供給装置は、所定の供給対象としての粉体処理装置へ粉体をキャリアガスにより圧送供給するものであり、粉体供給機1と、粉体供給機1にキャリアガスによる圧力を供給するための圧力供給装置2と、粉体供給機1及び圧力供給装置2を制御するための制御装置3とを備える。
【0020】
図2に、図1の粉体供給機1を拡大して示す。図3に、図2のA−A線に沿った断面図を示す。粉体供給機1は、耐圧型の密閉容器4と、密閉容器4に外付けされた補給用ホッパ5と、密閉容器4に密閉収容された超音波振動送出機(以下「超音波フィーダ」と言う。)6とを備える。
【0021】
密閉容器4は、金属製の板枠7と、板枠7の正面・背面を覆うアクリル板8とから構成される。板枠7の底壁には、粉体を外部へ流出させるための流出口(図において管継手として示される。)9が設けられる。流出口9には、粉体を所定の粉体処理装置へ導くためのホース10が接続される。板枠7の側壁には、密閉容器4の中にキャリアガスによる圧力を導入するための導入口(図において管継手として示される。)11と、密閉容器4の中の圧力(内圧)を検出するための圧力センサ12が設けられる。
【0022】
補給用ホッパ5は、補給用の粉体PDを収容するためのものであり、本発明の粉体容器に相当する。このホッパ5は密閉容器4の上側に固定され、その底部に設けられた絞り孔13(図3参照)を通じて密閉容器4に連通する。このホッパ5の上側は蓋板14により密閉される。
【0023】
密閉容器4の内部には、補給用ホッパ5の絞り孔13から落下する粉体PDを下方へ案内するための案内管15が設けられる。案内管15における粉体PDの落下を許容・規制するために、密閉容器4の内部には、補給用バルブ16が設けられる。補給用バルブ16は、板枠7に固定されたソレノイド17と、バルブ機構18とを含む。補給用バルブ16は、ソレノイド17のアーマチャ17aが伸びることにより、バルブ機構18の弁部材18aが動いて案内管15が開き、粉体PDの落下が許容される。その反対に、ソレノイド17のアーマチャ17aが縮むことにより、バルブ機構18の弁部材18aが動いて案内管15が閉じ、粉体PDの落下が規制される。
【0024】
密閉容器4と補給用ホッパ5との間には、バイパス管19が設けられる。このバイパス管19は、密閉容器4と補給用ホッパ5との内圧差を低減するための本発明の低減手段に相当する。
【0025】
バルブ機構18の下側には、ブラケット20を介して超音波フィーダ6が取り付けられる。超音波フィーダ6は、補給用ホッパ5から補給して計量ホッパ32に収容された粉体PDを、密閉容器4の流出口9へ定量的に流動させるためのものであり、本発明の定量流動手段に相当する。この超音波フィーダ6は、超音波振動の作用により粉体PDを定量的かつ連続的に流出口9へ送り出すようになっている。
【0026】
超音波フィーダ6は、超音波モータ29、ロードセル30、モータ駆動回路31、計量ホッパ32及び終段ホッパ33を備える。計量ホッパ32は、案内管15に対応して配置される。終段ホッパ33は、超音波モータ29に隣接して配置され、ブラケット21を介して板枠7に固定される。計量ホッパ32には、案内管15から落下する粉体が投入される。計量ホッパ32に投入された粉体は、超音波モータ29の動作により、スリット34から側方(図1,2おいては右側)へ送り出され、終段ホッパ33に受け入れられ、流出口9を通じてホース10へ導出される。
【0027】
ここで、超音波フィーダ6の構成を図4〜7に従い詳しく説明する。図4には、超音波フィーダ6の主要部構成を、図5,6には、超音波モータ29の構造を、図7には、超音波フィーダ6の作用等をそれぞれ示す。
【0028】
図4,7に示すように、超音波フィーダ6は、計量ホッパ32の出口から重力により自由流出する粉体PDに超音波モータ29のホーン29aにより超音波振動を付与することにより、その粉体PDをスリット34から流出させるようになっている。計量ホッパ32の下側は、超音波モータ29のホーン29a上に取り付けられる。超音波モータ29は、シリンダケース35、ブラケット36、ロードセル30及びブラケット20を介してバルブ機構18に取り付けられる。これにより、計量ホッパ32及び超音波モータ29がロードセル30を介してバルブ機構18に一体的に支持される。
【0029】
超音波モータ29は、有底状のシリンダケース35に組み付けられ、そのケース35がブラケット36を介してロードセル30に固定される。超音波モータ29の基部は、シリンダケース35の中に挿入された状態で複数の点接触により同ケース35に支持される。
【0030】
超音波モータ29は、そのホーン29aの上面29bにおいて粉体PDに楕円軌跡の超音波振動を付与するものである。図5,6に示すように、超音波モータ29は、先端及び基端の金属ブロック41,42と、それらブロック41,42の間に挟まれた圧電素子43、分割電極44、圧電素子45、電極46及びボルト47とを備える。先端の金属ブロック41は、先端に角柱状のホーン29aを有する略円柱状をなす。両圧電素子43,45及び電極46はそれぞれリング状をなし、分割電極44は一対でリング状をなしている。ボルト47は両端に雄ねじ47aを有する。このボルト47に圧電素子43、分割電極44、圧電素子45及び電極46が挿通された状態で、その両雄ねじ47aが各金属ブロック41,42に形成された雌ねじ41a,42aに締め付けられることにより、上記各部材43〜47が二つの金属ブロック41,42の間に挟持される。この状態で、二つの金属ブロック41,42、電極46及びボルト47が互いに電気的に接続される。分割電極44及び電極46には、駆動信号が供給される。この駆動信号が各分割電極44に供給されることにより、両圧電素子43,45の厚みが部分的に増減し、ホーン29aに縦振動(ホーン29aの長さ方向の振動)と曲げ振動が同時に生じてホーン29aに楕円軌跡(図4,5に矢印で示す。)の超音波振動が発生する。
【0031】
図7に示すように、計量ホッパ32には粉体PDが収容される。図4に示すように、計量ホッパ32は、その下端がホーン29aの上面29bにボルト39により固定される。計量ホッパ32の下端は、前述した出口となっている。計量ホッパ32は、その出口部分をホーン29aの上面29bに接合させることにより、ホーン29aに取り付けられる。
【0032】
図7に示すように、計量ホッパ32の下端には、粉体PDの粒径の大きさに対応した前述したスリット34が設けられる。このスリット34は、計量ホッパ32の下端の出口外周縁に水平方向(図7の左方)へ向けて形成される。このスリット34の向きは、ホーン29aで発生する楕円軌跡の超音波振動における水平方向に一致している。
【0033】
ロードセル30は、超音波モータ29及び計量ホッパ32等の重さを検出するための荷重センサである。スリット34から粉体PDが自由流出するときに、ロードセル30で検出される重量変化率に基づき、超音波フィーダ6からの粉体PDの送り出し量を算出することができる。
【0034】
モータ駆動回路31は、板枠7の底壁に固定される。モータ駆動回路31には、超音波モータ29及びロードセル30が接続される。この駆動回路31の動作により、超音波モータ29が駆動される。
【0035】
図1において、圧力供給装置2は、キャリアガスを密閉容器4の中に供給することにより、同容器4の流出口9にキャリアガスによる圧力を供給するためのものであり、本発明の圧力供給手段に相当する。圧力供給装置2は、キャリアガスの供給源であるボンベ51と、ガスレギュレータ52と、マスフローコントローラ53とを備え、それらが配管54により直列に接続される。マスフローコントローラ53の出力側は、配管54により密閉容器4の導入口11に接続される。この実施の形態では、キャリアガスとして窒素ガスが使用される。ボンベ51から導出されるキャリアガスは、ガスレギュレータ52で圧力調整された後、マスフローコントローラ53で所定流量に調整される。そして、所定圧力、所定流量に調整されたキャリアガスが、導入口11を通じて密閉容器4の中にに導入される。
【0036】
図1において、制御装置3は、粉体PDをキャリアガスによる圧力により密閉容器4の流出口9から流出させて所定の粉体処理装置へ圧送供給するために超音波フィーダ6及び圧力供給装置2を制御するためのものであり、本発明の供給制御手段に相当する。この制御装置3には、圧力センサ12、補給用バルブ16、モータ駆動回路31及びマスフローコントローラ53が電気的に接続される。制御装置3の前面には、各種スイッチを含む操作操作パネル61や表示器62が設けられる。
【0037】
図8に、制御装置3を含む粉体供給装置の電気的構成をブロック回路図に示す。制御装置3は、操作パネル61及び表示器62の他に、コンピュータ63を備える。コンピュータ63は、超音波フィーダ6及び圧力供給装置2の制御を司るものであり、中央処理装置(CPU)64及び各種メモリ65を含む。メモリ65には、粉体供給装置による粉体の圧送供給を制御するための制御プログラム及び必要なデータが格納される。コンピュータ63には、圧力センサ12、補給用バルブ16、モータ駆動回路31、マスフローコントローラ53、操作パネル61及び表示器62がそれぞれ接続される。同じく、コンピュータ63には、超音波フィーダ6のロードセル30が接続される。
【0038】
ここで、制御装置3のコンピュータ63が実行する制御内容について説明する。先ず、粉体の供給を開始させる場合の開始制御について説明する。図9に、開始制御の処理内容をフローチャートに示す。
【0039】
先ず、ステップ100で、制御装置3の操作パネル61の始動スイッチがON操作されると、コンピュータ63は、ステップ110で、コンピュータ63は、マスフローコントローラ53をONさせてキャリアガスの制御を開始させる。これにより、単位時間当たり所定量のキャリアガスが密閉容器4の中に導入され始め、密閉容器4の内圧が上昇し始める。
【0040】
その後、ステップ120で、コンピュータ63が所定時間をカウントすると、ステップ130で、コンピュータ63は、計量ホッパ32に所定量の粉体PDがないときのみ、補給用バルブ16を開制御させる。ここで、コンピュータ63は、ロードセル30の検出値に基づいて計量ホッパ32に所定量の粉体PDがあるか否かを判断する。補給用バルブ16が開制御されると、案内管15が開かれ、補給用ホッパ5からの粉体PDの落下が許容され、案内管15を通じて粉体PDが、計量ホッパ32に投入され始める。
【0041】
次いで、ステップ140で、コンピュータ63は、計量ホッパ32の粉体PDが所定量に達したとき、補給用バルブ16を閉制御させる。ここでも、コンピュータ63は、ロードセル30の検出値に基づいて計量ホッパ32における粉体PDの量を判断する。補給用バルブ16が閉制御されると、案内管15が閉じられ、補給用ホッパ5からの粉体PDの落下が規制され、案内管15から計量ホッパ32への粉体PDの投入が停止される。
【0042】
そして、ステップ150で、コンピュータ63は、超音波フィーダ6をONさせて粉体PDの供給を開始させる。コンピュータ63は、モータ駆動回路31を制御して超音波モータ29を駆動させることにより、超音波フィーダ6をONさせる。これにより、キャリアガスによる圧力により密閉容器4の流出口9から粉体PDが流出し始め、キャリアガスと共に粉体PDがホース10を通じて粉体処理装置へ圧送供給され始める。このように、粉体供給の開始制御がコンピュータ63により実行される。
【0043】
次に、粉体の供給を停止させる場合の停止制御について説明する。図10に、停止制御の処理内容をフローチャートに示す。
【0044】
先ず、ステップ200で、制御装置3の操作パネル61の停止スイッチがON操作されると、コンピュータ63は、ステップ210で、コンピュータ63は、マスフローコントローラ53を制御して、キャリアガスの流量を低下させ始める。
【0045】
次に、ステップ220では、ステップ210の処理開始から所定時間(例えば「0.5秒」)が経過してから、コンピュータ63は、超音波フィーダ6をOFFさせて粉体PDの供給を停止させる。コンピュータ63は、モータ駆動回路31を制御して超音波モータ29を停止させることにより、超音波フィーダ6をOFFさせる。これにより、密閉容器4の流出口9への粉体PDの送り出しが止められる。
【0046】
そして、ステップ230で、コンピュータ63は、マスフローコントローラ53を制御して、引き続きキャリアガスの流量を所定時間かけて徐々に低下させた後、マスフローコントローラ53をOFFさせる。これにより、超音波フィーダ6からの粉体PDの送り出しが停止した前後から、密閉容器4の内圧が徐々に低下し、やがて零に落ちる。従って、密閉容器4の流出口9からの粉体PDの流出が止まり、ホース10を通じての粉体処理装置への粉体PDの圧送供給が止められる。このように、粉体供給の停止制御がコンピュータ63により実行される。
【0047】
つまり、この実施の形態の粉体供給装置においては、粉体PDを定量的に流出口9へ流動させながらキャリアガスによる圧力により流出口9から流出させて所定の粉体処理装置へ圧送供給するようにした粉体供給方法が行われる。そして、この方法において、粉体PDの圧送供給を停止させるときに、先ず、粉体PDの流動を停止させ、その流動停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値(ここでは「零」)へ向けて徐々に低下させている。
【0048】
ここで、上記の粉体供給装置及び粉体供給方法を「レーザクラッドバルブシート加工」の粉体供給に使用して行われた一実施例を以下に説明する。
【0049】
この実施例では、図1の粉体供給機1のホース10の先端にクラッドノズルが装着され、粉体の供給に使用された。主な加工条件は次の通りである。
(1)加工速度:周速1m/min
(2)加工径:φ28mm(1周100mm、ラップ有り)
(3)粉体量:1g/s
(4)ガス流量:14L/min(窒素ガス)
(5)ホース長:10m
(6)揚高:最大3m
(7)供給パターン:図11(a),(b)に示すパターン
ここで、「揚高」とは、粉体供給機1のホース10の根元と、そのホース10の出口までの間の重力方向における高さの差を意味する。
【0050】
図11(a),(b)は、上記の開始制御及び停止制御に関わる密閉容器4の中の圧力(容器内圧力)と、密閉容器4に供給されるキャリアガスの流量(ガス流量)の挙動を示す。図11(a),(b)において、「ガスON」及び「ガスOFF」は、それぞれ圧力供給装置によるキャリアガスの供給開始と供給停止を意味する。又、「粉ON」及び「粉OFF」は、それぞれ超音波フィーダ6による粉体PDの送り出し開始と送り出し停止を意味する。更に、「ガス低下」は、キャリアガスの流量を低下させ始めることを意味する。
【0051】
図11(b)に示すように、ガス流量の挙動は、「ガスON」のタイミングで立ち上がり、「ガス低下」のタイミングで、低下し始め、その後は徐々に低下して「ガスOFF」のタイミングで立ち下がる。これに対応して、容器内圧力は、粉体の供給開始・停止の影響を受けて変化している。即ち、図11(a)に示すように、「粉ON」のタイミングでは、ホース10の中のガス流量が一定となるため、粉体の供給量もホース10の出口では一定となる。しかし、ホース10の全長にわたり粉体が充満するに連れてホース10の流路が狭まることから、ガス流量が一定となるようにマスフローコントローラ53の働きで容器内圧力が上昇する。
【0052】
この状態で、仮に、キャリアガスの流量を低下させることなく、ただ単に「粉OFF」のタイミングで、超音波フィーダ6による粉体送り出しを停止させたとする。この場合、ホース10の中の粉体は急激に減少するが、容器内圧力は、図11(b)に破線で示すように高くなることから、ガス流量が不安定となる。この結果、クラッド層の断面は、図12に示すように、溶融肉盛されず、クラッド終端付近が凹みとなる。
【0053】
これに対して、本実施の形態では、「粉OFF」のタイミングに合わせて、その直前からガス流量を低下させていることから、図11(b)に実線で示すように、容器内圧力も安定的に徐々に低下する。これにより、ホース10の出口での粉体の流量が安定する。この結果、クラッド層の断面は、図13に示すように、厚さが全体に安定する。
【0054】
又、実際に粉体流量の安定性を確かめるために、上記と同じ条件でレーザを出さず、ホース10の出口を一定速度で直線的に移動させて、その移動後に残った粉体重量を「16.7mm」ごと(1秒間の移動距離に相当)に測定した。その測定結果を図14のグラフに示す。このグラフにおいて、横軸は時間を、縦軸は測定粉量を示す。このグラフにおいて、「○」は、本実施の形態の停止制御を行った場合の粉体重量を示し、「●」は、本実施の形態の停止制御を行わなかったの粉体重量を示す。このグラフからも明らかなように、粉体の供給開始時も供給終了時も、供給される粉体重量が安定していることが分かる。
【0055】
以上説明した本実施の形態の粉体供給装置によれば、制御装置3の制御により超音波フィーダ6が動作することにより、補給用ホッパ5に収容された粉体PDが密閉容器4の流出口9へ定量的に流動させられる。これと同時に、制御装置3の制御により圧力供給装置2が動作することにより、流出口9にキャリアガスによる圧力が供給される。これにより、粉体PDが流出口9から流出させられ、所定の粉体処理装置へと圧送供給される。
【0056】
ここで、粉体PDの圧送供給を停止させるときに、制御装置3により、超音波フィーダ6の動作が停止され、その動作停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて零へ向けて低下させるように圧力供給装置2が制御される。つまり、粉体PDの圧送供給を停止させる際、先ず、粉体PDの流動を停止させ、その流動停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて零へ向けて低下させる粉体供給方法を採用している。
【0057】
従って、粉体PDの流動停止に際して、キャリアガスによる圧力が急激に低下することがないので、粉体PDに与えられる圧力が最後まで安定的に変化することになり、粉体PDが流出口9から定量的に流出するようになる。このため、粉体PDがホース10の途中に残ることがなくなる。この結果、次回、粉体PDの供給を再開させたときに、粉体処理装置に対する最初の粉体供給量が不安定に変動することがなくなる。このことから、再開時の粉体供給量を管理するために、ホース10の中に残る粉体を事前に排出させる必要がなく、粉体に無駄が生じることもなくなる。つまり、所定の粉体処理装置への粉体の供給再開時に、粉体PDを無駄なく安定的に供給することができるようになる。
【0058】
ここで、上記のような粉体供給停止時における密閉容器4の圧力制御は、リリース弁を密閉容器4に取り付け、図11(a)における「ガス低下」のタイミング以降の実線で示す圧力パターンとなるようにリリース弁の開度を制御することでも達成される。しかしながら、この場合には、密閉容器4にリリース弁を取り付けると、キャリアガスだけでなく粉体も外部へ流れ出るおそれがあり実用的ではない。本実施の形態の粉体供給装置には、そのような問題はない。
【0059】
この実施の形態の粉体供給装置では、密閉容器4の流出口9へ粉体PDを送り出すのに、超音波振動の作用により粉体PDを定量的かつ連続的に流出口9へ送り出すための超音波フィーダ6が使用される。従って、超音波フィーダ6の超音波振動を微調整することにより、粉体PDの送り出し量の微調整が可能となり、流出口9からの粉体PDの流出の微調整が容易となる。このため、粉体処理装置への粉体PDの供給量を微量単位まで精密に管理することができる。
【0060】
この実施の形態の粉体供給装置によれば、超音波フィーダ6が密閉容器4に収容され、補給用ホッパ5が密閉容器4に外付けされると共に、粉体PDの流出口9が密閉容器4に設けられる。そして、キャリアガスによる圧力が圧力供給装置2により密閉容器4に供給されるようになっている。従って、圧力供給装置2によりキャリアガスによる圧力が供給される密閉容器4の中で、超音波フィーダ6から粉体PDが送り出されることから、その粉体PDが流出口9から吸い出されるようにホース10に流出する。このため、超音波フィーダ6から送り出される粉体PDの舞い上がりや飛散を防止することができ、粉体PDを効率よく流出口9からホース10へ流出させて、粉体処理装置へ圧送供給することができる。
【0061】
この実施の形態の粉体供給装置では、密閉容器4と補給用ホッパ5との間に、両容器4,5の内圧差を低減するためのバイパス管19が設けられる。従って、密閉容器4と補給用ホッパ5との内圧差が低減され、補給用ホッパ5から超音波フィーダ6の計量ホッパ32への粉体PDの供給が円滑になる。このため、補給用ホッパ5の絞り孔13で粉体PDが詰まることを未然に防止することができる。この意味で、粉体供給装置による粉体供給量の精密管理を長期間安定的に持続させることができる。
【0062】
尚、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
【0063】
(1)前記実施の形態では、粉体の供給停止に際して、先ず、粉体の流動を停止させ、「その流動停止直前」からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値としての零へ向けて低下させるようにした。これに対し、先ず、粉体の流動を停止させ、「その流動停止直前」からではなく、「その流動停止時」からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値(例えば「零」)へ向けて低下させるようにしてもよい。この場合にも、前記実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
【0064】
(2)前記実施の形態では、図11(a)に示すように、粉体の供給停止に際して、「ガス低下」のタイミングからガス流量を直線的に低下させるようにした。これに対し、図15に示すように、粉体の供給停止に際して、「ガス低下」のタイミングからガス流量を段階的(多段階)に低下させるようにしてもよい。この場合にも、前記実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明の構成によれば、粉体の圧送供給を停止させるとき、定量流動手段の動作を停止させると共に、その動作停止時又はその動作停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させるように圧力供給手段を制御している。このため、所定の供給対象への粉体の供給再開時に粉体を無駄なく安定的に供給することができる。
【0066】
請求項2に記載の発明の構成によれば、請求項1に記載の発明において、定量流動手段を、超音波振動の作用により粉体を定量的かつ連続的に流出口へ送り出すための超音波振動送出機により構成している。このため、請求項1に記載の発明の効果に加え、粉体の供給量を微量単位まで精密に管理することができる。
【0067】
請求項3に記載の発明の構成によれば、請求項2に記載の発明において、超音波振動送出機を密閉容器に密閉収容し、流出口を密閉容器に設け、キャリアガスによる圧力を圧力供給手段により密閉容器に供給するようにしている。このため、請求項2に記載の発明の効果に加え、超音波振動送出機から送り出される粉体の舞い上がりや飛散を防止することができ、粉体を効率よく流出口から流出させて、所定の供給対象へ圧送供給することができる。
【0068】
請求項4に記載の発明の構成によれば、請求項3に記載の発明において、密閉容器と粉体容器との間に、両容器の内圧差を低減するための低減手段を設けている。このため、請求項3に記載の発明の効果に加え、粉体容器で粉体が詰まることを未然に防止することができ、粉体供給量の精密管理を長期間安定的に持続させることができる。
【0069】
請求項5に記載の発明の構成によれば、粉体の圧送供給を停止させるときに、先ず、粉体の流動を停止させ、その流動停止時又はその流動停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させるようにしている。このため、所定の供給対象への粉体の供給再開時に粉体を無駄なく安定的に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、粉体供給装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の粉体供給機を拡大して示す図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】超音波フィーダの主要部を示す概略構成図である。
【図5】超音波モータを示す断面図である。
【図6】超音波モータを示す分解斜視図である。
【図7】超音波フィーダの構造及び作用を示す断面図である。
【図8】粉体供給装置の電気的構成をブロック回路図である。
【図9】開始制御の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】停止制御の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】(a),(b)は、開始制御及び停止制御に関わる容器内圧力とガス流量の挙動を示すタイムチャートである。
【図12】クラッド層を示す断面図である。
【図13】クラッド層を示す断面図である。
【図14】測定粉量の挙動を示すタイムチャートである。
【図15】別の実施の形態に係り、ガス流量の挙動を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 粉体供給機
2 圧力供給装置(圧力供給手段)
3 制御装置(供給制御手段)
4 密閉容器
5 補給用ホッパ(粉体容器)
6 超音波フィーダ(超音波振動送出機)
9 流出口
29 超音波モータ
53 マスフローコントローラ
PD 粉体
Claims (5)
- 粉体を所定の流出口へ定量的に流動させるための定量流動手段と、
前記流出口にキャリアガスによる圧力を供給するための圧力供給手段と、
前記粉体を前記キャリアガスによる圧力により前記流出口から流出させて所定の供給対象へ圧送供給するために前記定量流動手段及び前記圧力供給手段を制御する供給制御手段と
を備えた粉体供給装置において、
前記供給制御手段は、前記粉体の圧送供給を停止させるとき、前記定量流動手段の動作を停止させると共に、その動作停止時又はその動作停止直前から前記キャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させるように前記圧力供給手段を制御する
ことを特徴とする粉体供給装置。 - 前記定量流動手段は、超音波振動の作用により前記粉体を定量的かつ連続的に前記流出口へ送り出すための超音波振動送出機であることを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。
- 前記超音波振動送出機を密閉収容するための密閉容器と、
前記流出口が前記密閉容器に設けられることと、
前記キャリアガスによる圧力が前記圧力供給手段により前記密閉容器に供給されることと
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の粉体供給装置。 - 前記超音波振動送出機に供給される粉体を収容するための粉体容器と、
前記粉体容器が前記密閉容器に外付けされることと、
前記密閉容器と前記粉体容器との間に設けられ、前記両容器の内圧差を低減するための低減手段と
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の粉体供給装置。 - 粉体を定量的に流出口へ流動させながらキャリアガスによる圧力により前記流出口から流出させて所定の供給対象へ圧送供給するようにした粉体供給方法において、
前記粉体の圧送供給を停止させるときに、
先ず、前記粉体の流動を停止させ、
その流動停止時又はその流動停止直前から前記キャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させる
ことを特徴とする粉体供給方法。
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