JP2003302281A - 粉体供給装置及び粉体供給方法 - Google Patents

粉体供給装置及び粉体供給方法

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JP2003302281A JP2002107948A JP2002107948A JP2003302281A JP 2003302281 A JP2003302281 A JP 2003302281A JP 2002107948 A JP2002107948 A JP 2002107948A JP 2002107948 A JP2002107948 A JP 2002107948A JP 2003302281 A JP2003302281 A JP 2003302281A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉体供給再開時に無駄のない安定供給を図り供
給量を精密管理すること。 【解決手段】粉体供給装置は、密閉容器4に外付けされ
て粉体を収容する補給用ホッパ5と、同ホッパ5から一
定量だけ計量ホッパ32に補給された粉体を密閉容器4
に設けられた流出口9へ定量的に流動させるために密閉
容器4に密閉収容された超音波フィーダ6と、密閉容器
4にキャリアガスを供給することにより、流出口9にガ
ス圧力を供給する圧力供給装置2と、粉体をガス圧力に
より流出口9から流出させて供給対象へ圧送供給するた
めに超音波フィーダ6及び圧力供給装置2を制御する制
御装置3とを備える。制御装置3は、粉体の圧送供給停
止時に、超音波フィーダ6を動作停止させると共に、そ
の動作停止直前からガス圧力を所定時間かけて零へ向け
て低下させるように圧力供給装置2を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉体をキャリア
ガスを使用して所定の供給対象へ圧送供給するようにし
た粉体供給装置及び粉体供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体(粉末)をキャリアガスを使
用して圧送するようにした装置として、例えば、特許第
3105627号公報に開示された装置が知られてい
る。
【0003】この装置は、粉末処理ユニットに粉末を計
量搬送するためのものである。この装置は、粉末容器の
漏斗から落下する粉末を、回転式計量円板状に環状に形
成された粉末溝にてすり切ることで一定量の粉末を切り
出し、切り出された粉末をキャリアガスによる所定のガ
ス圧力下で吸い上げることにより、可撓性管を通じて粉
末処理ユニットへ圧送供給するようになっている。この
装置では、重量測定セルで粉末の重さを測定し、粉末の
供給量が一定となるように、計量円板の回転速度を制御
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
装置は、粉末の供給をキャリアガスで搬送するものでは
あるが、前記従来公報には、粉末の切り出し及びその停
止と、キャリアガスの供給及びその停止との関係につい
て何も記載も示唆もされていない。
【0005】ここで、前記従来の装置において、粉末処
理ユニットへの粉末の供給を停止させる際、粉末の切り
出しと、キャリアガスの供給とを同時に停止させること
が考えられる。しかし、このような場合には、粉末及び
キャリアガスの停止後に、可撓性管の途中に粉末が残る
ことがある。従って、この残留粉末に配慮しないで次回
の粉末の供給を再開させたのでは、粉末処理ユニットに
対する最初の粉末供給量が不安定に変動するおそれがあ
る。そこで、供給再開時の粉末供給量を管理するため
に、可撓性管の中に残る粉末を事前に排出させる必要が
あり、粉末に無駄が生じることになる。
【0006】又、前記従来の装置では、計量円板上へ漏
斗から粉末を直接落下させる構造となっており、重量測
定セルで粉末の重さを測定するのに、一度にかなりの重
量の粉末を測る必要がある。このため、粉末の測定精度
は最大重量の±1%程度となり、粉末の毎秒g単位の測
定には適しておらず、粉末供給量を微量単位まで精密に
管理することが難しい。
【0007】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その第1の目的は、粉体(粉末)の供給再開
時に無駄のない安定供給を図ることを可能にした粉体供
給装置及び粉体供給方法を提供することにある。この発
明の第2の目的は、第1の目的に加え、粉体の供給量を
微量単位まで精密に管理することを可能にした粉体供給
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、粉体を所定の流出
口へ定量的に流動させるための定量流動手段と、流出口
にキャリアガスによる圧力を供給するための圧力供給手
段と、粉体をキャリアガスによる圧力により流出口から
流出させて所定の供給対象へ圧送供給するために定量流
動手段及び圧力供給手段を制御する供給制御手段とを備
えた粉体供給装置において、供給制御手段は、粉体の圧
送供給を停止させるとき、定量流動手段の動作を停止さ
せると共に、その動作停止時又はその動作停止直前から
キャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向け
て低下させるように圧力供給手段を制御することを趣旨
とする。
【0009】上記発明の構成によれば、供給制御手段の
制御により定量流動手段が動作することにより、粉体が
所定の流出口へ定量的に流動させられる。これと同時
に、供給制御手段の制御により圧力供給手段が動作する
ことにより、流出口にキャリアガスによる圧力が供給さ
れる。これにより、粉体が流出口から流出させられ、所
定の供給対象へと圧送供給される。ここで、粉体の圧送
供給を停止させるときに、供給制御手段により、定量流
動手段の動作が停止され、その動作停止時又はその動作
停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて
所定値へ向けて低下させるように圧力供給手段が制御さ
れる。従って、粉体の流動の停止に際して、キャリアガ
スによる圧力が急激には低下しないので、粉体に与えら
れる圧力が最後まで安定的に変化し、粉体が流出口から
定量的に流出するようになる。
【0010】上記第2の目的を達成するために、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、定
量流動手段は、超音波振動の作用により粉体を定量的か
つ連続的に流出口へ送り出すための超音波振動送出機で
あることを趣旨とする。
【0011】上記発明の構成によれば、請求項1に記載
の発明の作用に加え、超音波振動送出機による超音波振
動の作用により粉体が定量的かつ連続的に安定して送り
出されるので、粉体の流出の微調整が容易となる。
【0012】上記第2の目的を達成するために、請求項
3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、超
音波振動送出機を密閉収容するための密閉容器と、流出
口が密閉容器に設けられることと、キャリアガスによる
圧力が圧力供給手段により密閉容器に供給されることと
を備えたことを趣旨とする。
【0013】上記発明の構成によれば、請求項2に記載
の発明の作用に加え、キャリアガスによる圧力が供給さ
れる密閉容器の中で、超音波振動送出機から粉体が送り
出されるので、粉体が流出口から吸い出されるように流
出することになる。
【0014】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、請求項3に記載の発明において、超音波振
動送出機に供給される粉体を収容するための粉体容器
と、粉体容器が密閉容器に外付けされることと、密閉容
器と粉体容器との間に設けられ、両容器の内圧差を低減
するための低減手段とを備えたことを趣旨とする。
【0015】上記発明の構成によれば、請求項3に記載
の発明の作用に加え、粉体容器は超音波振動送出機への
粉体の補給に使われる。密閉容器と粉体容器との内圧差
が低減手段により低減されるので、粉体容器から超音波
振動送出機への粉体の供給が円滑になる。
【0016】上記第1の目的を達成するために、請求項
5に記載の発明は、粉体を定量的に流出口へ流動させな
がらキャリアガスによる圧力により流出口から流出させ
て所定の供給対象へ圧送供給するようにした粉体供給方
法において、粉体の圧送供給を停止させるときに、先
ず、粉体の流動を停止させ、その流動停止時又はその流
動停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけ
て所定値へ向けて低下させることを趣旨とする。
【0017】上記発明の構成によれば、粉体の流動を停
止させるに際して、キャリアガスによる圧力が急激には
低下しないので、粉体に与えられる圧力が最後まで安定
的に変化し、粉体が流出口から定量的に流出するように
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粉体供給装置及び
粉体供給方法を具体化した一実施の形態を図面を参照し
て詳細に説明する。
【0019】図1に、粉体供給装置の概略構成を示す。
粉体供給装置は、所定の供給対象としての粉体処理装置
へ粉体をキャリアガスにより圧送供給するものであり、
粉体供給機1と、粉体供給機1にキャリアガスによる圧
力を供給するための圧力供給装置2と、粉体供給機1及
び圧力供給装置2を制御するための制御装置3とを備え
る。
【0020】図2に、図1の粉体供給機1を拡大して示
す。図3に、図2のA−A線に沿った断面図を示す。粉
体供給機1は、耐圧型の密閉容器4と、密閉容器4に外
付けされた補給用ホッパ5と、密閉容器4に密閉収容さ
れた超音波振動送出機(以下「超音波フィーダ」と言
う。)6とを備える。
【0021】密閉容器4は、金属製の板枠7と、板枠7
の正面・背面を覆うアクリル板8とから構成される。板
枠7の底壁には、粉体を外部へ流出させるための流出口
(図において管継手として示される。)9が設けられ
る。流出口9には、粉体を所定の粉体処理装置へ導くた
めのホース10が接続される。板枠7の側壁には、密閉
容器4の中にキャリアガスによる圧力を導入するための
導入口(図において管継手として示される。)11と、
密閉容器4の中の圧力(内圧)を検出するための圧力セ
ンサ12が設けられる。
【0022】補給用ホッパ5は、補給用の粉体PDを収
容するためのものであり、本発明の粉体容器に相当す
る。このホッパ5は密閉容器4の上側に固定され、その
底部に設けられた絞り孔13(図3参照)を通じて密閉
容器4に連通する。このホッパ5の上側は蓋板14によ
り密閉される。
【0023】密閉容器4の内部には、補給用ホッパ5の
絞り孔13から落下する粉体PDを下方へ案内するため
の案内管15が設けられる。案内管15における粉体P
Dの落下を許容・規制するために、密閉容器4の内部に
は、補給用バルブ16が設けられる。補給用バルブ16
は、板枠7に固定されたソレノイド17と、バルブ機構
18とを含む。補給用バルブ16は、ソレノイド17の
アーマチャ17aが伸びることにより、バルブ機構18
の弁部材18aが動いて案内管15が開き、粉体PDの
落下が許容される。その反対に、ソレノイド17のアー
マチャ17aが縮むことにより、バルブ機構18の弁部
材18aが動いて案内管15が閉じ、粉体PDの落下が
規制される。
【0024】密閉容器4と補給用ホッパ5との間には、
バイパス管19が設けられる。このバイパス管19は、
密閉容器4と補給用ホッパ5との内圧差を低減するため
の本発明の低減手段に相当する。
【0025】バルブ機構18の下側には、ブラケット2
0を介して超音波フィーダ6が取り付けられる。超音波
フィーダ6は、補給用ホッパ5から補給して計量ホッパ
32に収容された粉体PDを、密閉容器4の流出口9へ
定量的に流動させるためのものであり、本発明の定量流
動手段に相当する。この超音波フィーダ6は、超音波振
動の作用により粉体PDを定量的かつ連続的に流出口9
へ送り出すようになっている。
【0026】超音波フィーダ6は、超音波モータ29、
ロードセル30、モータ駆動回路31、計量ホッパ32
及び終段ホッパ33を備える。計量ホッパ32は、案内
管15に対応して配置される。終段ホッパ33は、超音
波モータ29に隣接して配置され、ブラケット21を介
して板枠7に固定される。計量ホッパ32には、案内管
15から落下する粉体が投入される。計量ホッパ32に
投入された粉体は、超音波モータ29の動作により、ス
リット34から側方(図1,2おいては右側)へ送り出
され、終段ホッパ33に受け入れられ、流出口9を通じ
てホース10へ導出される。
【0027】ここで、超音波フィーダ6の構成を図4〜
7に従い詳しく説明する。図4には、超音波フィーダ6
の主要部構成を、図5,6には、超音波モータ29の構
造を、図7には、超音波フィーダ6の作用等をそれぞれ
示す。
【0028】図4,7に示すように、超音波フィーダ6
は、計量ホッパ32の出口から重力により自由流出する
粉体PDに超音波モータ29のホーン29aにより超音
波振動を付与することにより、その粉体PDをスリット
34から流出させるようになっている。計量ホッパ32
の下側は、超音波モータ29のホーン29a上に取り付
けられる。超音波モータ29は、シリンダケース35、
ブラケット36、ロードセル30及びブラケット20を
介してバルブ機構18に取り付けられる。これにより、
計量ホッパ32及び超音波モータ29がロードセル30
を介してバルブ機構18に一体的に支持される。
【0029】超音波モータ29は、有底状のシリンダケ
ース35に組み付けられ、そのケース35がブラケット
36を介してロードセル30に固定される。超音波モー
タ29の基部は、シリンダケース35の中に挿入された
状態で複数の点接触により同ケース35に支持される。
【0030】超音波モータ29は、そのホーン29aの
上面29bにおいて粉体PDに楕円軌跡の超音波振動を
付与するものである。図5,6に示すように、超音波モ
ータ29は、先端及び基端の金属ブロック41,42
と、それらブロック41,42の間に挟まれた圧電素子
43、分割電極44、圧電素子45、電極46及びボル
ト47とを備える。先端の金属ブロック41は、先端に
角柱状のホーン29aを有する略円柱状をなす。両圧電
素子43,45及び電極46はそれぞれリング状をな
し、分割電極44は一対でリング状をなしている。ボル
ト47は両端に雄ねじ47aを有する。このボルト47
に圧電素子43、分割電極44、圧電素子45及び電極
46が挿通された状態で、その両雄ねじ47aが各金属
ブロック41,42に形成された雌ねじ41a,42a
に締め付けられることにより、上記各部材43〜47が
二つの金属ブロック41,42の間に挟持される。この
状態で、二つの金属ブロック41,42、電極46及び
ボルト47が互いに電気的に接続される。分割電極44
及び電極46には、駆動信号が供給される。この駆動信
号が各分割電極44に供給されることにより、両圧電素
子43,45の厚みが部分的に増減し、ホーン29aに
縦振動(ホーン29aの長さ方向の振動)と曲げ振動が
同時に生じてホーン29aに楕円軌跡(図4,5に矢印
で示す。)の超音波振動が発生する。
【0031】図7に示すように、計量ホッパ32には粉
体PDが収容される。図4に示すように、計量ホッパ3
2は、その下端がホーン29aの上面29bにボルト3
9により固定される。計量ホッパ32の下端は、前述し
た出口となっている。計量ホッパ32は、その出口部分
をホーン29aの上面29bに接合させることにより、
ホーン29aに取り付けられる。
【0032】図7に示すように、計量ホッパ32の下端
には、粉体PDの粒径の大きさに対応した前述したスリ
ット34が設けられる。このスリット34は、計量ホッ
パ32の下端の出口外周縁に水平方向(図7の左方)へ
向けて形成される。このスリット34の向きは、ホーン
29aで発生する楕円軌跡の超音波振動における水平方
向に一致している。
【0033】ロードセル30は、超音波モータ29及び
計量ホッパ32等の重さを検出するための荷重センサで
ある。スリット34から粉体PDが自由流出するとき
に、ロードセル30で検出される重量変化率に基づき、
超音波フィーダ6からの粉体PDの送り出し量を算出す
ることができる。
【0034】モータ駆動回路31は、板枠7の底壁に固
定される。モータ駆動回路31には、超音波モータ29
及びロードセル30が接続される。この駆動回路31の
動作により、超音波モータ29が駆動される。
【0035】図1において、圧力供給装置2は、キャリ
アガスを密閉容器4の中に供給することにより、同容器
4の流出口9にキャリアガスによる圧力を供給するため
のものであり、本発明の圧力供給手段に相当する。圧力
供給装置2は、キャリアガスの供給源であるボンベ51
と、ガスレギュレータ52と、マスフローコントローラ
53とを備え、それらが配管54により直列に接続され
る。マスフローコントローラ53の出力側は、配管54
により密閉容器4の導入口11に接続される。この実施
の形態では、キャリアガスとして窒素ガスが使用され
る。ボンベ51から導出されるキャリアガスは、ガスレ
ギュレータ52で圧力調整された後、マスフローコント
ローラ53で所定流量に調整される。そして、所定圧
力、所定流量に調整されたキャリアガスが、導入口11
を通じて密閉容器4の中にに導入される。
【0036】図1において、制御装置3は、粉体PDを
キャリアガスによる圧力により密閉容器4の流出口9か
ら流出させて所定の粉体処理装置へ圧送供給するために
超音波フィーダ6及び圧力供給装置2を制御するための
ものであり、本発明の供給制御手段に相当する。この制
御装置3には、圧力センサ12、補給用バルブ16、モ
ータ駆動回路31及びマスフローコントローラ53が電
気的に接続される。制御装置3の前面には、各種スイッ
チを含む操作操作パネル61や表示器62が設けられ
る。
【0037】図8に、制御装置3を含む粉体供給装置の
電気的構成をブロック回路図に示す。制御装置3は、操
作パネル61及び表示器62の他に、コンピュータ63
を備える。コンピュータ63は、超音波フィーダ6及び
圧力供給装置2の制御を司るものであり、中央処理装置
(CPU)64及び各種メモリ65を含む。メモリ65
には、粉体供給装置による粉体の圧送供給を制御するた
めの制御プログラム及び必要なデータが格納される。コ
ンピュータ63には、圧力センサ12、補給用バルブ1
6、モータ駆動回路31、マスフローコントローラ5
3、操作パネル61及び表示器62がそれぞれ接続され
る。同じく、コンピュータ63には、超音波フィーダ6
のロードセル30が接続される。
【0038】ここで、制御装置3のコンピュータ63が
実行する制御内容について説明する。先ず、粉体の供給
を開始させる場合の開始制御について説明する。図9
に、開始制御の処理内容をフローチャートに示す。
【0039】先ず、ステップ100で、制御装置3の操
作パネル61の始動スイッチがON操作されると、コン
ピュータ63は、ステップ110で、コンピュータ63
は、マスフローコントローラ53をONさせてキャリア
ガスの制御を開始させる。これにより、単位時間当たり
所定量のキャリアガスが密閉容器4の中に導入され始
め、密閉容器4の内圧が上昇し始める。
【0040】その後、ステップ120で、コンピュータ
63が所定時間をカウントすると、ステップ130で、
コンピュータ63は、計量ホッパ32に所定量の粉体P
Dがないときのみ、補給用バルブ16を開制御させる。
ここで、コンピュータ63は、ロードセル30の検出値
に基づいて計量ホッパ32に所定量の粉体PDがあるか
否かを判断する。補給用バルブ16が開制御されると、
案内管15が開かれ、補給用ホッパ5からの粉体PDの
落下が許容され、案内管15を通じて粉体PDが、計量
ホッパ32に投入され始める。
【0041】次いで、ステップ140で、コンピュータ
63は、計量ホッパ32の粉体PDが所定量に達したと
き、補給用バルブ16を閉制御させる。ここでも、コン
ピュータ63は、ロードセル30の検出値に基づいて計
量ホッパ32における粉体PDの量を判断する。補給用
バルブ16が閉制御されると、案内管15が閉じられ、
補給用ホッパ5からの粉体PDの落下が規制され、案内
管15から計量ホッパ32への粉体PDの投入が停止さ
れる。
【0042】そして、ステップ150で、コンピュータ
63は、超音波フィーダ6をONさせて粉体PDの供給
を開始させる。コンピュータ63は、モータ駆動回路3
1を制御して超音波モータ29を駆動させることによ
り、超音波フィーダ6をONさせる。これにより、キャ
リアガスによる圧力により密閉容器4の流出口9から粉
体PDが流出し始め、キャリアガスと共に粉体PDがホ
ース10を通じて粉体処理装置へ圧送供給され始める。
このように、粉体供給の開始制御がコンピュータ63に
より実行される。
【0043】次に、粉体の供給を停止させる場合の停止
制御について説明する。図10に、停止制御の処理内容
をフローチャートに示す。
【0044】先ず、ステップ200で、制御装置3の操
作パネル61の停止スイッチがON操作されると、コン
ピュータ63は、ステップ210で、コンピュータ63
は、マスフローコントローラ53を制御して、キャリア
ガスの流量を低下させ始める。
【0045】次に、ステップ220では、ステップ21
0の処理開始から所定時間(例えば「0.5秒」)が経
過してから、コンピュータ63は、超音波フィーダ6を
OFFさせて粉体PDの供給を停止させる。コンピュー
タ63は、モータ駆動回路31を制御して超音波モータ
29を停止させることにより、超音波フィーダ6をOF
Fさせる。これにより、密閉容器4の流出口9への粉体
PDの送り出しが止められる。
【0046】そして、ステップ230で、コンピュータ
63は、マスフローコントローラ53を制御して、引き
続きキャリアガスの流量を所定時間かけて徐々に低下さ
せた後、マスフローコントローラ53をOFFさせる。
これにより、超音波フィーダ6からの粉体PDの送り出
しが停止した前後から、密閉容器4の内圧が徐々に低下
し、やがて零に落ちる。従って、密閉容器4の流出口9
からの粉体PDの流出が止まり、ホース10を通じての
粉体処理装置への粉体PDの圧送供給が止められる。こ
のように、粉体供給の停止制御がコンピュータ63によ
り実行される。
【0047】つまり、この実施の形態の粉体供給装置に
おいては、粉体PDを定量的に流出口9へ流動させなが
らキャリアガスによる圧力により流出口9から流出させ
て所定の粉体処理装置へ圧送供給するようにした粉体供
給方法が行われる。そして、この方法において、粉体P
Dの圧送供給を停止させるときに、先ず、粉体PDの流
動を停止させ、その流動停止直前からキャリアガスによ
る圧力を所定時間かけて所定値(ここでは「零」)へ向
けて徐々に低下させている。
【0048】ここで、上記の粉体供給装置及び粉体供給
方法を「レーザクラッドバルブシート加工」の粉体供給
に使用して行われた一実施例を以下に説明する。
【0049】この実施例では、図1の粉体供給機1のホ
ース10の先端にクラッドノズルが装着され、粉体の供
給に使用された。主な加工条件は次の通りである。 (1)加工速度:周速1m/min (2)加工径:φ28mm(1周100mm、ラップ有
り) (3)粉体量:1g/s (4)ガス流量:14L/min(窒素ガス) (5)ホース長:10m (6)揚高:最大3m (7)供給パターン:図11(a),(b)に示すパタ
ーン ここで、「揚高」とは、粉体供給機1のホース10の根
元と、そのホース10の出口までの間の重力方向におけ
る高さの差を意味する。
【0050】図11(a),(b)は、上記の開始制御
及び停止制御に関わる密閉容器4の中の圧力(容器内圧
力)と、密閉容器4に供給されるキャリアガスの流量
(ガス流量)の挙動を示す。図11(a),(b)にお
いて、「ガスON」及び「ガスOFF」は、それぞれ圧
力供給装置によるキャリアガスの供給開始と供給停止を
意味する。又、「粉ON」及び「粉OFF」は、それぞ
れ超音波フィーダ6による粉体PDの送り出し開始と送
り出し停止を意味する。更に、「ガス低下」は、キャリ
アガスの流量を低下させ始めることを意味する。
【0051】図11(b)に示すように、ガス流量の挙
動は、「ガスON」のタイミングで立ち上がり、「ガス
低下」のタイミングで、低下し始め、その後は徐々に低
下して「ガスOFF」のタイミングで立ち下がる。これ
に対応して、容器内圧力は、粉体の供給開始・停止の影
響を受けて変化している。即ち、図11(a)に示すよ
うに、「粉ON」のタイミングでは、ホース10の中の
ガス流量が一定となるため、粉体の供給量もホース10
の出口では一定となる。しかし、ホース10の全長にわ
たり粉体が充満するに連れてホース10の流路が狭まる
ことから、ガス流量が一定となるようにマスフローコン
トローラ53の働きで容器内圧力が上昇する。
【0052】この状態で、仮に、キャリアガスの流量を
低下させることなく、ただ単に「粉OFF」のタイミン
グで、超音波フィーダ6による粉体送り出しを停止させ
たとする。この場合、ホース10の中の粉体は急激に減
少するが、容器内圧力は、図11(b)に破線で示すよ
うに高くなることから、ガス流量が不安定となる。この
結果、クラッド層の断面は、図12に示すように、溶融
肉盛されず、クラッド終端付近が凹みとなる。
【0053】これに対して、本実施の形態では、「粉O
FF」のタイミングに合わせて、その直前からガス流量
を低下させていることから、図11(b)に実線で示す
ように、容器内圧力も安定的に徐々に低下する。これに
より、ホース10の出口での粉体の流量が安定する。こ
の結果、クラッド層の断面は、図13に示すように、厚
さが全体に安定する。
【0054】又、実際に粉体流量の安定性を確かめるた
めに、上記と同じ条件でレーザを出さず、ホース10の
出口を一定速度で直線的に移動させて、その移動後に残
った粉体重量を「16.7mm」ごと(1秒間の移動距
離に相当)に測定した。その測定結果を図14のグラフ
に示す。このグラフにおいて、横軸は時間を、縦軸は測
定粉量を示す。このグラフにおいて、「○」は、本実施
の形態の停止制御を行った場合の粉体重量を示し、
「●」は、本実施の形態の停止制御を行わなかったの粉
体重量を示す。このグラフからも明らかなように、粉体
の供給開始時も供給終了時も、供給される粉体重量が安
定していることが分かる。
【0055】以上説明した本実施の形態の粉体供給装置
によれば、制御装置3の制御により超音波フィーダ6が
動作することにより、補給用ホッパ5に収容された粉体
PDが密閉容器4の流出口9へ定量的に流動させられ
る。これと同時に、制御装置3の制御により圧力供給装
置2が動作することにより、流出口9にキャリアガスに
よる圧力が供給される。これにより、粉体PDが流出口
9から流出させられ、所定の粉体処理装置へと圧送供給
される。
【0056】ここで、粉体PDの圧送供給を停止させる
ときに、制御装置3により、超音波フィーダ6の動作が
停止され、その動作停止直前からキャリアガスによる圧
力を所定時間かけて零へ向けて低下させるように圧力供
給装置2が制御される。つまり、粉体PDの圧送供給を
停止させる際、先ず、粉体PDの流動を停止させ、その
流動停止直前からキャリアガスによる圧力を所定時間か
けて零へ向けて低下させる粉体供給方法を採用してい
る。
【0057】従って、粉体PDの流動停止に際して、キ
ャリアガスによる圧力が急激に低下することがないの
で、粉体PDに与えられる圧力が最後まで安定的に変化
することになり、粉体PDが流出口9から定量的に流出
するようになる。このため、粉体PDがホース10の途
中に残ることがなくなる。この結果、次回、粉体PDの
供給を再開させたときに、粉体処理装置に対する最初の
粉体供給量が不安定に変動することがなくなる。このこ
とから、再開時の粉体供給量を管理するために、ホース
10の中に残る粉体を事前に排出させる必要がなく、粉
体に無駄が生じることもなくなる。つまり、所定の粉体
処理装置への粉体の供給再開時に、粉体PDを無駄なく
安定的に供給することができるようになる。
【0058】ここで、上記のような粉体供給停止時にお
ける密閉容器4の圧力制御は、リリース弁を密閉容器4
に取り付け、図11(a)における「ガス低下」のタイ
ミング以降の実線で示す圧力パターンとなるようにリリ
ース弁の開度を制御することでも達成される。しかしな
がら、この場合には、密閉容器4にリリース弁を取り付
けると、キャリアガスだけでなく粉体も外部へ流れ出る
おそれがあり実用的ではない。本実施の形態の粉体供給
装置には、そのような問題はない。
【0059】この実施の形態の粉体供給装置では、密閉
容器4の流出口9へ粉体PDを送り出すのに、超音波振
動の作用により粉体PDを定量的かつ連続的に流出口9
へ送り出すための超音波フィーダ6が使用される。従っ
て、超音波フィーダ6の超音波振動を微調整することに
より、粉体PDの送り出し量の微調整が可能となり、流
出口9からの粉体PDの流出の微調整が容易となる。こ
のため、粉体処理装置への粉体PDの供給量を微量単位
まで精密に管理することができる。
【0060】この実施の形態の粉体供給装置によれば、
超音波フィーダ6が密閉容器4に収容され、補給用ホッ
パ5が密閉容器4に外付けされると共に、粉体PDの流
出口9が密閉容器4に設けられる。そして、キャリアガ
スによる圧力が圧力供給装置2により密閉容器4に供給
されるようになっている。従って、圧力供給装置2によ
りキャリアガスによる圧力が供給される密閉容器4の中
で、超音波フィーダ6から粉体PDが送り出されること
から、その粉体PDが流出口9から吸い出されるように
ホース10に流出する。このため、超音波フィーダ6か
ら送り出される粉体PDの舞い上がりや飛散を防止する
ことができ、粉体PDを効率よく流出口9からホース1
0へ流出させて、粉体処理装置へ圧送供給することがで
きる。
【0061】この実施の形態の粉体供給装置では、密閉
容器4と補給用ホッパ5との間に、両容器4,5の内圧
差を低減するためのバイパス管19が設けられる。従っ
て、密閉容器4と補給用ホッパ5との内圧差が低減さ
れ、補給用ホッパ5から超音波フィーダ6の計量ホッパ
32への粉体PDの供給が円滑になる。このため、補給
用ホッパ5の絞り孔13で粉体PDが詰まることを未然
に防止することができる。この意味で、粉体供給装置に
よる粉体供給量の精密管理を長期間安定的に持続させる
ことができる。
【0062】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
【0063】(1)前記実施の形態では、粉体の供給停
止に際して、先ず、粉体の流動を停止させ、「その流動
停止直前」からキャリアガスによる圧力を所定時間かけ
て所定値としての零へ向けて低下させるようにした。こ
れに対し、先ず、粉体の流動を停止させ、「その流動停
止直前」からではなく、「その流動停止時」からキャリ
アガスによる圧力を所定時間かけて所定値(例えば
「零」)へ向けて低下させるようにしてもよい。この場
合にも、前記実施の形態と同様の作用・効果を得ること
ができる。
【0064】(2)前記実施の形態では、図11(a)
に示すように、粉体の供給停止に際して、「ガス低下」
のタイミングからガス流量を直線的に低下させるように
した。これに対し、図15に示すように、粉体の供給停
止に際して、「ガス低下」のタイミングからガス流量を
段階的(多段階)に低下させるようにしてもよい。この
場合にも、前記実施の形態と同様の作用・効果を得るこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
粉体の圧送供給を停止させるとき、定量流動手段の動作
を停止させると共に、その動作停止時又はその動作停止
直前からキャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定
値へ向けて低下させるように圧力供給手段を制御してい
る。このため、所定の供給対象への粉体の供給再開時に
粉体を無駄なく安定的に供給することができる。
【0066】請求項2に記載の発明の構成によれば、請
求項1に記載の発明において、定量流動手段を、超音波
振動の作用により粉体を定量的かつ連続的に流出口へ送
り出すための超音波振動送出機により構成している。こ
のため、請求項1に記載の発明の効果に加え、粉体の供
給量を微量単位まで精密に管理することができる。
【0067】請求項3に記載の発明の構成によれば、請
求項2に記載の発明において、超音波振動送出機を密閉
容器に密閉収容し、流出口を密閉容器に設け、キャリア
ガスによる圧力を圧力供給手段により密閉容器に供給す
るようにしている。このため、請求項2に記載の発明の
効果に加え、超音波振動送出機から送り出される粉体の
舞い上がりや飛散を防止することができ、粉体を効率よ
く流出口から流出させて、所定の供給対象へ圧送供給す
ることができる。
【0068】請求項4に記載の発明の構成によれば、請
求項3に記載の発明において、密閉容器と粉体容器との
間に、両容器の内圧差を低減するための低減手段を設け
ている。このため、請求項3に記載の発明の効果に加
え、粉体容器で粉体が詰まることを未然に防止すること
ができ、粉体供給量の精密管理を長期間安定的に持続さ
せることができる。
【0069】請求項5に記載の発明の構成によれば、粉
体の圧送供給を停止させるときに、先ず、粉体の流動を
停止させ、その流動停止時又はその流動停止直前からキ
ャリアガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて
低下させるようにしている。このため、所定の供給対象
への粉体の供給再開時に粉体を無駄なく安定的に供給す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、粉体供給装置を示す概略
構成図である。
【図2】図1の粉体供給機を拡大して示す図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】超音波フィーダの主要部を示す概略構成図であ
る。
【図5】超音波モータを示す断面図である。
【図6】超音波モータを示す分解斜視図である。
【図7】超音波フィーダの構造及び作用を示す断面図で
ある。
【図8】粉体供給装置の電気的構成をブロック回路図で
ある。
【図9】開始制御の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図10】停止制御の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【図11】(a),(b)は、開始制御及び停止制御に
関わる容器内圧力とガス流量の挙動を示すタイムチャー
トである。
【図12】クラッド層を示す断面図である。
【図13】クラッド層を示す断面図である。
【図14】測定粉量の挙動を示すタイムチャートであ
る。
【図15】別の実施の形態に係り、ガス流量の挙動を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 粉体供給機 2 圧力供給装置(圧力供給手段) 3 制御装置(供給制御手段) 4 密閉容器 5 補給用ホッパ(粉体容器) 6 超音波フィーダ(超音波振動送出機) 9 流出口 29 超音波モータ 53 マスフローコントローラ PD 粉体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01G 17/04 G01G 17/04 G H02N 2/00 H02N 2/00 C (72)発明者 磯貝 富治 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 彰生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2F046 AA00 BA04 BA07 BA11 BB03 CA01 DA02 DA03 DA06 3F075 AA08 BA01 BA02 BB03 CA09 CB01 CB03 CB11 CB12 CB13 CB14 CB16 CC30 CD08 CD14 DA24 DA28 5D107 AA14 BB06 CC01 CC11 CC12 DD11 DE01 DE02 FF03 5H680 AA09 BB01 BB17 BC00 CC02 CC05 DD02 DD15 DD23 DD37 DD43 DD63 DD88

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を所定の流出口へ定量的に流動させ
    るための定量流動手段と、 前記流出口にキャリアガスによる圧力を供給するための
    圧力供給手段と、 前記粉体を前記キャリアガスによる圧力により前記流出
    口から流出させて所定の供給対象へ圧送供給するために
    前記定量流動手段及び前記圧力供給手段を制御する供給
    制御手段とを備えた粉体供給装置において、 前記供給制御手段は、前記粉体の圧送供給を停止させる
    とき、前記定量流動手段の動作を停止させると共に、そ
    の動作停止時又はその動作停止直前から前記キャリアガ
    スによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下させ
    るように前記圧力供給手段を制御することを特徴とする
    粉体供給装置。
  2. 【請求項2】 前記定量流動手段は、超音波振動の作用
    により前記粉体を定量的かつ連続的に前記流出口へ送り
    出すための超音波振動送出機であることを特徴とする請
    求項1に記載の粉体供給装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波振動送出機を密閉収容するた
    めの密閉容器と、 前記流出口が前記密閉容器に設けられることと、 前記キャリアガスによる圧力が前記圧力供給手段により
    前記密閉容器に供給されることとを備えたことを特徴と
    する請求項2に記載の粉体供給装置。
  4. 【請求項4】 前記超音波振動送出機に供給される粉体
    を収容するための粉体容器と、 前記粉体容器が前記密閉容器に外付けされることと、 前記密閉容器と前記粉体容器との間に設けられ、前記両
    容器の内圧差を低減するための低減手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載の粉体供給装置。
  5. 【請求項5】 粉体を定量的に流出口へ流動させながら
    キャリアガスによる圧力により前記流出口から流出させ
    て所定の供給対象へ圧送供給するようにした粉体供給方
    法において、 前記粉体の圧送供給を停止させるときに、 先ず、前記粉体の流動を停止させ、 その流動停止時又はその流動停止直前から前記キャリア
    ガスによる圧力を所定時間かけて所定値へ向けて低下さ
    せることを特徴とする粉体供給方法。
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