JP3505041B2 - ロールスタンド - Google Patents

ロールスタンド

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JP3505041B2
JP3505041B2 JP22618596A JP22618596A JP3505041B2 JP 3505041 B2 JP3505041 B2 JP 3505041B2 JP 22618596 A JP22618596 A JP 22618596A JP 22618596 A JP22618596 A JP 22618596A JP 3505041 B2 JP3505041 B2 JP 3505041B2
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ホグベルグ ハンス
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メグテック システムズ アマル アクチボラグ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの送出しステ
ーション用のロール保持装置を有するフレームを備え、
このフレームが、ロール交換作業時に、回転スピンドル
を有するロールから送出される第1の材料ウエブを、同
様に回転スピンドルを有する別のロールから供給される
第2の材料ウエブの接着テープ又は接合テープを有する
先導端に接合する手段と、上記第1の材料ウエブを切断
するための手段と、上記スピンドルを制動するための機
構とを有しているロールスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、回転式の印刷機のように、ロー
ルから繰り出されるウエブ材と共に作動する生産機械に
おいては、送出しロールが、例えばシャフトに巻き付け
られてロールスタンド内に配置され、上記送出しロール
には、上記シャフトあるいは上記ロールの周囲に位置し
て制動装置が設けられ、この制動装置は、上記ロールと
生産機械との間のウエブの張力を制御できるように調節
される。高速生産機械にあっては、自動的にロールを交
換するロールスタンドが用いられ、機械の生産性を高め
ると共に、材料の無駄を低減させている。
【0003】上記タイプのロールスタンドには、少なく
とも2つのロール固定機構が設けられ、送出しロール
と、少なくとも1つの新しいロール用のスペースが確保
される。自動的に動作するロールスタンドでは、送出し
ロールが送出しを終了する時に、自動的又は押しボタン
信号に基づいて、新しいロールが該ロールの周囲に当接
する駆動ベルト又は駆動プーリにより駆動を開始するよ
うになっている。新しいロールの先導端は、その下の巻
付部に対して軽く固定され、その頂部には、接着コーテ
ィング、両面接着テープ又はこれらと同様のものが設け
られている。送出しロールと新しいロールとの間の接合
を行う際には、紙ウエブは、新しいロールの先導端が材
料ウエブに対して確実に接合された時に、ブラシ及び/
又はローラによって相互に圧接され、次に、切断ナイフ
が作動して、以前に送出されていたロールのウエブを切
断する。この時点において、新しいロールが紙ウエブに
接続される。
【0004】上述の作業を可能とするためには、ウエブ
の移動速度と新しいロールの周速との間に、正確な同期
が必要とされる。このような同期は、例えば、電子的な
比較器を用いて新しいロールの周速を測定し、この周速
を、例えば、生産機械のメインシャフトからの対応する
信号と比較することによって達成することができる。他
の自動的な装置によって、新しいロールの周速を送出さ
れているウエブの移動速度と一致させなければならな
い。
【0005】本件発明者の特許(GB2033347
B)には、回転可能なフレームに配置された2つのスピ
ンドルの形状の2つのロール固定具を備えたコンパクト
なロールスタンドが開示されている。上記ロールは、そ
の直径がある最大値に達するまで、前方送出し位置で送
り出される。これにより、送出しロールは、後方送出し
位置に収容されるのに十分な小さい直径になり、その
後、上記フレームは、半回転だけ回転される。ここで、
前方送出し位置が空になり、新しいロールが装着され
る。後方送出し位置のウエブが、新しいロールのウエブ
に接合される前に、新しいロールは、対応するウエブ速
度に一致するまで、新しいロールの周囲に作用する駆動
ホイールによって加速される。これにより、両方のウエ
ブが接合され、その後、後方のロールのウエブは、その
目的に沿って設計されたナイフによって切断される。そ
の後、後方送出し位置のロールは、通常のように制動さ
れて停止する。このようなロールスタンドには、ブレー
キが設けられ、このブレーキは、ウエブの張力を常時調
節して、ウエブに揺れが生じないようにする。上記ブレ
ーキは、制動力をスピンドルに伝達するトランスミッシ
ョンに作用する。各々のスピンドルに配置された着座す
るフリーホイール・ハブが、速い速度で回転する方のス
ピンドルにだけ、上述の制動力が伝達されるようにす
る。
【0006】
【背景技術】上述のタイプの新規な生産機械において
は、ウエブの速度を増大させると共にロールの直径を増
大させ、同時に、総ての点において、ロールスタンドの
全体的な寸法を維持する必要がある。ロールの寸法が増
大すると、ロールスタンド内の空間的な問題が生ずる。
ロールを加速するように作動する駆動ホイールを収容す
ることができない。また、この点に関して、上記駆動ホ
イールには別の欠点がある。ロールの周囲には、他方の
ロールからのウエブに接合して接続させるための、通常
は、接着テープ又は接着剤ストランドのような接着剤が
設けられる。しかしながら、接着剤が駆動ホイールに付
着し、その後、紙の層も駆動ホイールに付着するので、
接着剤がウエブの全幅に跨って延びるようにすることは
不可能である。
【0007】しかしながら、純粋に一般的な意味で、ま
た、特に、大きなウエブ速度で交換を行わなければなら
ない場合には、接合作業をより確実にするために、ウエ
ブの全幅に跨る接着剤が必要とされる。また、駆動ホイ
ールは、紙の表面でスリップすることががあり、紙が薄
く、品質が劣っている場合、あるいは、貯蔵及び/又は
搬送の間にロールが不適切に取り扱われた場合に、紙は
損傷を受け、これにより、ロールのウエブの外側の巻付
部にクラック又は他の損傷を与えることがある。ウエブ
速度が増大し、ロールの寸法が増大すると共に、ロール
の表面に駆動ホイールが作用する結果、生産の休止を生
ずるという危険性が高くなる。
【0008】
【発明の開示】本発明の目的は、上述の欠点を示さない
ように変更された、ロールの加速及び制動を行うための
機構を備えたロールスタンドを提供することである。本
発明のロールスタンドの加速モータ及びブレーキは、フ
リーホイール・ハブの助けを受けて、それぞれのロール
の中央に位置するスピンドルに作用し、正しいロールに
加速モーメント又は制動モーメントを与える。別の目的
は、大きな空間を必要とせず、ロールの寸法及びウエブ
速度に関する高い要求を満たすロールスタンドを提供す
ることである。
【0009】本発明の上述の及び他の目的は、本発明が
請求の範囲に記載される特徴を有するという事実によっ
て、達成することができる。本発明の別の特質及び特徴
は、好ましい実施例に関する以下の説明から理解されよ
う。
【0010】
【発明を実施するための最良の形態】図1及び図2に示
すように、ロールスタンド1’のフレーム3’は、2つ
のキャリア4’,5’を備えている。これらキャリアに
は、2つの支持シャフト6’,7’が設けられており、
これら支持シャフトによって、2つの送出しステーショ
ンA’,B’を有するロール保持装置71が、回転可能
に支承されている。ロール保持装置71は、2つのロー
ルキャリア72,129を備えており、これらロールキ
ャリアは、2つのガイドローラ76,77に隣接する2
つのロッド74,75で連結されている。上記2つのロ
ールキャリアは、紙ウエブをそれぞれの送出しステーシ
ョンA’,B’からプレスローラ及びガイドローラを介
して、印刷ユニット2’の中に導くように構成されてい
る。ロール保持装置71は、モータ91、歯車列及び取
付具70(図3)によって回転される。
【0011】各送出しステーションA’,B’におい
て、各紙ロール12,12aは、この内部にそれぞれ挿
入したロールスピンドル171,181で回転可能に支
承されている。各々のロールスピンドル171,181
は、その端部において、ロールアーム129に回転可能
に支承された各はめば歯車174,184によって回転
駆動される。
【0012】図3には、制動装置115と加速装置11
6とが示されており、これら制動装置及び加速装置は、
同軸状に配列された2つの互いに連結されていないシャ
フト117,118と共にロールセンタ10を形成して
いる。上記シャフトは、中空シャフト117と中実シャ
フト118とを有している。上記シャフト117,11
8の端部に、ロールアーム129が互いに直交する方向
に延びて設けられており、このロールアームは、長さの
等しい2つの脚部170,180と、これら脚部の端部
に回転可能に支承された2つのスピンドル171,18
1とを備えている。上記シャフト117,118は、支
持シャフト6’内を貫通しており、ロールアーム129
側のそれぞれの端部には、中央はめば歯車172,18
2が固着されている。上記シャフト117,118は、
多数のボールベアリング179,189内に装着されて
いる。上記シャフト117,118が、共通中心線に沿
って回転すると、各中央はめば歯車172,182は、
各ロールアーム・トランスミッション173,183を
介して、各スピンドル171,181に作用する。これ
らのロールアーム・トランスミッションは、3つのはめ
ば歯車174,175,176及び184,185,1
86をそれぞれ有しており、これらのはめば歯車は、中
央はめば歯車172,182からロールスピンドル17
1,181、あるいはその反対の方向に回転を伝達す
る。
【0013】上記各シャフト117,118の内側端部
は、2つのフリーホイール・ハブ157,195を介し
て、ブレーキ115にそれぞれ接続されている。フリー
ホイール・ハブ157は、ブレーキ115の制動モーメ
ントを中空シャフト117、更には、ロールアーム12
9の脚部170のロールアーム・トランスミッション1
73を介してスピンドル171に伝達する。フリーホイ
ール・ハブ195は、ブレーキ115の制動モーメント
を中実シャフト118に固着されている楔型のハブリン
グ197、更には、ロールアーム129の脚部180の
ロールアーム・トランスミッション183を介してスピ
ンドル181に伝達する。フリーホイール・ハブ15
7,195は、ブレーキ115が作動されている時に
は、より速い速度で回転しているスピンドルに制動モー
メントを伝達するようになされている。ロールセンタ1
0の一部を構成している加速ユニット116は、加速モ
ータ161、加速シャフト163、2つの歯付きベルト
プーリ167,168及び2つのフリーホイール・ハブ
165,166を備えている。一方のフリーホイール・
ハブ165は、加速シャフト163の歯付きベルトプー
リ167の内部に配置されており、また、他方のフリー
ホイール・ハブ166は、加速シャフト163の歯付き
ベルトプーリ168の内部に配置されている。2つの歯
付きベルトプーリ156,196が、シャフト117,
118の内側端部に固着されている。2つの歯付きベル
ト169,169aが、加速ユニット116の回転モー
メントを、フリーホイール・ハブ165,166、歯付
きベルトプーリ167,168、及び各中空シャフト1
17及び中実シャフト118の歯付きベルトプーリ15
6,196を介して、シャフト117,118に伝達
し、更に、ロールアームの各脚部170,180の対応
するロールアーム・トランスミッション173,183
を介してスピンドル171,181に伝達する。フリー
ホイール・ハブ165,166は、加速された時により
遅い速度で回転しているスピンドルに回転モーメントを
伝達するようになっている。
【0014】本発明の一変形例によれば、スピンドルを
加速するためのフリーホイール・ハブ165,166を
中空シャフト117及び中実シャフト118にそれぞれ
固着された歯付きベルトプーリ156,196の内部に
配置することもできる。
【0015】図2に示すように、送出しステーション
B’の上方には、回転自在なプレスローラ103を有す
るレバー102がシャフト101に揺動可能に支承され
て配置されている。ピストン/シリンダユニット(図示
せず)が、上方のニュートラル位置から、プレスローラ
103が送出しステーションB’のロール12aの外周
部107に当接する位置まで、レバー102を周知の手
段で回転させることができる。また、ロールスタンド
は、紙ロール12から紙ウエブ11を切断するための周
知の切断手段も備えている。このような切断手段は、ナ
イフ108を備えており、このナイフは、レバーの回転
中心109を中心に紙ウエブに向かって回転することが
でき、その後、紙ウエブ11を通過してそのエッジによ
って紙ウエブを切断する。ロールスタンドは、複数のガ
イドローラ111,113と、ブレーキ部材(図示せ
ず)と、紙ウエブを案内すると共に該紙ウエブに張力を
与えるための振り子ローラ112とを備えており、上記
ブレーキ部材は、ナイフ108が紙ウエブ11を通過す
ると同時に、ロール12がほぼ停止するまで制動する。
【0016】ロールスタンドの作用は、図2を基本にし
て説明することができる。図2においては、ロール12
が、送出しステーションA’にあって、送出し方向に回
転されている。別のロール12aが、送出しステーショ
ンB’に装着されている。上記ロール12aは、その先
導端がウエブの全幅に跨って延びる接着テープ又は接着
剤ストランドで被覆され、加速段階の間に、いわゆる
「タブ」を用いてその先導端をロールの残りの部分に接
合する準備が整っている。これにより、送出しステーシ
ョンA’は送出し中であり、スピンドル171を制動す
るためのブレーキ115の制動モーメントがフリーホイ
ール・ハブ157を介して中空シャフト117に伝達さ
れ、同時に、スピンドル171は、ロールアーム・トラ
ンスミッション173及び中空シャフト117と共に回
転して、ウエブを張力を与えた状態に保持する。送出し
ステーションB’、スピンドル181及び中実シャフト
118は、静止している。
【0017】この状態は、図4に概略的に示されてい
る。図4においては、図3の4つの断面1−1,2−
2,3−3及び4−4を取出してモーメントの伝達され
る状態を示している。断面1−1は、回転中の中空シャ
フト117を示しており、この中空シャフトは、フリー
ホイール・ハブ157を介してブレーキディスク151
に作用して、作動的に連結されたスピンドル171を制
動する。この場合には、制動モーメントは、中空シャフ
トに伝達されて、ウエブを張力を与えた状態に保持す
る。断面2−2からは、ブレーキディスクが、静止して
いる中実シャフト118の楔型のハブリング197より
も速い速度で回転しており、この理由から、スピンドル
191を制動するためのフリーホイール・ハブ195が
スリップしていることが分かる。断面3−3は、歯付き
ベルトプーリ167(これは、中空シャフト117か
ら、中空シャフトに固着された歯付きベルトプーリ16
7及び歯付きベルト169を介して回転されることによ
り、回転している)、及び加速シャフト163の中間部
を示しており、この加速シャフトはこの場合には静止し
ており、そのために、スピンドル171を加速するため
のフリーホイール・ハブ165は、上記加速シャフトと
ベルトプーリとの間でスリップしている。断面4−4に
おいては、加速シャフト163が静止すると同時に、歯
付きベルトプーリは静止し(中実シャフト118、歯付
きベルトプーリ197及び歯付きベルト169aが静止
しているので)、この場合には、スピンドル181を加
速するための加速モーメントは、フリーホイール・ハブ
166には全く伝達されない。
【0018】ガイドローラ76の上を通過する紙ウエブ
11が、ロール12の直径がある設定値まで減少するよ
うな程度まで消費された後には、加速モータ161の起
動によって、加速シャフト163が回転し、新しいロー
ル12aを装着している送出しステーションB’にだけ
作用するようになる。これは、歯付きベルトプーリ16
8(中実シャフト118に接続されている)の方が、歯
付きベルトプーリ167(回転し続けている中空シャフ
トに接続されている)よりも、より遅い速度で回転して
いるからである。ロール12aは、ロール12と同じ周
速になるまで加速されなければならないが、ロール12
aは、その直径が大きいので、同じ周速ではロール12
よりもかなり遅い回転速度になる。また、加速ユニット
116は、最も遅い速度で回転する方のシャフト11
7,118にのみ常に作用するので、ロール12は、加
速ユニット116の影響を受けない。
【0019】この状況は、図4と同じ断面を用いて、図
5に概略的に示されている。断面1−1は、図4と同様
に、回転中の中空シャフト117を示している。中空シ
ャフトは、フリーホイール・ハブ157を介してブレー
キディスク151に作用し、作動的に連結されたスピン
ドル171を制動する。これにより、制動モーメント
は、中空シャフトに伝達されて、ウエブを張力を与えた
状態に保持する。断面2−2から、ブレーキディスク
が、中実シャフト118の楔型のハブリング197より
も速い速度で回転しており、このために、スピンドル1
81を制動するためのフリーホイール・ハブ195がス
リップしていることが分かる。断面3−3には、歯付き
ベルトプーリ167(中空シャフトに固着された歯付き
ベルトプーリ156及び歯付きベルト169を介して中
空シャフト117から駆動されているので回転してい
る)、及び加速シャフト163の中間部が示されてい
る。加速シャフト163は、この場合には、中空シャフ
ト117よりも遅い速度で回転しており、そのために、
スピンドル171を加速するためのフリーホイール・ハ
ブ165は、加速シャフトと歯付きベルトプーリ167
との間でスリップしている。断面4−4においては、加
速シャフト163が回転しており、加速モーメントが、
スピンドル181を加速するためのフリーホイール・ハ
ブ166を介して、歯付きベルトプーリ168、歯付き
ベルト169a、歯付きベルトプーリ197、中実シャ
フト118等、更には、ロール12aに伝達される。
【0020】ロール12aが、小さいロール12の周速
にほぼ一致する周速になるような回転速度まで加速され
ると、プレスローラ103は、ピストン/シリンダユニ
ット(図示せず)の作用によって下降し、送出し中のウ
エブ11に当接して、この送出し中のウエブ11を新し
いロール12aの周囲の巻付部の先導端に押圧し、これ
により、ロール12aの先導端は、ロール12aの先導
端の接着テープ又は接合テープによって、送出し中のウ
エブ11に接合される。ここで、ナイフ108がその回
転中心を中心として回転して、ロール12からウエブ1
1を切断する。この作用と同時にロール12が制動され
る。同時に、加速ユニット116も停止する。その後、
プレスローラ103は、その開始位置へ戻る。
【0021】この状態において、上述の断面1−1,2
−2,3−3及び4−4においては、図6に示すよう
に、以下の状態が生ずる。断面1−1において、送出し
ステーションA’のロール12が静止しているため、中
空シャフト117は静止している。同時に、ブレーキデ
ィスク151が回転する。この時、このブレーキディス
クは、水平方向に延びる中実シャフト118を制動す
る。この場合には、スピンドル171を制動するための
フリーホイール・ハブ157はスリップする。断面2−
2は、回転中の中実シャフト118を示している。中実
シャフトは、作動的に連結されたスピンドル181を制
動するためのフリーホイール・ハブ195を介して、ブ
レーキディスク151に作用する。その後、制動モーメ
ントは、中実シャフト118の楔型のハブリング197
に伝達され、ウエブを張力を与えた状態に保持する。断
面3−3においては、加速シャフト163が静止すると
同時に、歯付きベルトプーリ167が静止する(中空シ
ャフト117、歯付きベルトプーリ157及び歯付きベ
ルト169が静止するので)。この場合においては、ス
ピンドル171を加速するためのフリーホイール・ハブ
165を介して加速モーメントは全く伝達されない。断
面4−4には、歯付きベルトプーリ168(中実シャフ
ト118の楔型のハブリング197に固着された歯付き
ベルトプーリ196、及び歯付きベルト169aの作用
によって回転している)と、加速シャフト163の中間
部が示されている。加速シャフトはこの場合には静止し
ており、そのために、スピンドル181を加速するため
のフリーホイール・ハブ166は、加速シャフトと歯付
きベルトプーリとの間でスリップする。
【0022】ウエブが送出される結果、新しいロール1
2aの直径が、ある設定値まで減少し、スイッチアーム
102が元の位置へ復帰すると、ロール保持装置71
は、半回転だけ時計方向に回転される。すると、ロール
12aは、送出しステーションA’の位置を取り、ロー
ル12は、ロール交換用の送出しステーションB’でロ
ール交換が可能となる。
【0023】上記実施例によれば、ロールスタンドに
は、紙ウエブ11が横方向に若干変位することを許容し
て、紙ウエブが印刷ユニット2’内を適正に通過するよ
うにするための装置が設けられている。この装置は、本
件発明者の上述の特許(GB2033348B)から周
知であり、本明細書においてはこれ以上詳細に説明しな
い。
【0024】
【発明の効果】フリーホイール・ハブ157,195を
用いることにより、ブレーキディスク151の回転を制
御するのは、常に、2つのスピンドル171,181の
内の速く回転する方のスピンドルであるので、制動装置
115に対するカップリングの接続及び分離を何等考慮
する必要がないという利点がもたらされる。同様に、フ
リーホイール・ハブ165,166を用いることによ
り、加速シャフトからの加速モーメントを受けるのは、
常に、2つのスピンドル171,181の内の遅く回転
する方のスピンドルであるので、加速ユニット116に
対するカップリングを何等考慮する必要がないという利
点がもたらされる。
【0025】フリーホイール・ハブを介してブレーキ及
び加速モータに接続される個別のトランスミッション1
70,180及びシャフト117,118に対して、ス
ピンドルが上述のように作用するようにすることによ
り、スピンドル171,181の加速及び制動を、ロー
ルセンタ10内で直接行うことができる。これは、接合
を行う際に、ウエブの全幅に跨って延びる接着剤を用い
ることができ、また、ロールの接触面が加速の間に機械
的な作用を受けず、しかも、上述の大型のロールを広い
床面積を必要としないロールスタンドの中に収容するこ
とができるという利点をもたらす。
【0026】単一の駆動装置及び単一のブレーキから、
2つの別個のロールにそれぞれ加速モーメント及び制動
モーメントを伝達するための上述の手段は、例えば、静
止型のロール位置を有し、ロールが側方から交換される
構造を有するロールスタンドのような、他の実施例にお
いても使用することができる。加速シャフト163から
シャフト117,118への動力の伝達は、ロープ、チ
ェーン、Vベルト等によっても行うことができ、この場
合には、ロープホイール、はめば歯車、Vベルトプーリ
等が使用される。
【0027】例えば、種々の調節作用を自動的に行うた
めのリミットスイッチ、光電セル機器等のロールスタン
ド1’の一部を構成する電子制御部材は、当業者には周
知であるので、図面には示していない。同様なことが、
作業力の安全を図るための機器についても言える。
【0028】本発明は、前述した請求の範囲の範囲内に
おいて変更することができる。例えば、ブレーキユニッ
ト115は、加速ユニット116と同様に、同軸状に配
列されたシャフト117,118に対して横方向にずら
した位置に配置することができ、また、極めて大きな速
度を有するロールの制動を調節するトランスミッション
に対して、Vベルトを使用するようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールスタンドを一部断面で示す長手方向に沿
った図である。
【図2】本発明のロールスタンドの側面図である。
【図3】一方のロールアームの断面図であって、2つの
スピンドルに対する制動及び加速モータの作用を示して
いる。
【図4】スピンドル171が送出し作用を行っており、
スピンドル181が静止している時のフリーホイール・
ハブの作用を示す概略図である。
【図5】スピンドル171が送出し作用を行っており、
スピンドル181が加速されている時のフリーホイール
・ハブの作用を示す概略図である。
【図6】ウエブがスピンドル181に切り換えられてお
り、スピンドル171が停止している時のフリーホイー
ル・ハブの作用を示す概略図である。
【符号の説明】
A’、B’ ステーション 1’ ロールスタンド 3’ フレーム 4’,5’ キャリア 6’,7’ 支持シャフト 12、12a ロール 71 ロール保持装置 72、129 ロールキャリア 74、75 シャフト 91 モータ 101 シャフト 102 レバー 103 プレスローラ 108 ナイフ 109 レバーの回転中心 115 ブレーキユニット(制動機構) 116、166 加速ユニット 117、118 シャフト 129 ロールアーム 157、165、166、195 フリーホイール・
ハブ 163 加速シャフト 169、169a Vベルト 171,181 ロールスピンドル 172、182 中央はめば歯車 173、183 ロールアーム・トランスミッション 197 ハブリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−229701(JP,A) 特開 昭63−27357(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 19/16

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの送出しステーション(A’,
    B’)用のロール保持装置(71)を有するフレーム
    (3’)を備え、このフレーム(3’)が、ロール交換
    作業時に、第1のスピンドル(171,181)を有す
    るロール(12,12a)から送出される第1の材料ウ
    エブを、第2のスピンドル(171,181)を有する
    他のロール(12,12a)から供給される第2の材料
    ウエブの接着剤を有する先導端に接合するための手段
    (101,102,103)と、前記第1の材料ウエブ
    を切断するための手段(108,109)と、前記スピ
    ンドルを制動するための機構とを有しているロールスタ
    ンド(1)であって、前記第1と第2の スピンドル(171,181)に制動
    機構(115)を接続するフリーホイール機構(15
    7,195)と、前記第1と第2のスピンドル(17
    1,181)に加速ユニットを接続するフリーホイール
    機構(165,166)と、前記スピンドル(171,
    181)の回転モーメントを前記制動機構(115)に
    伝達するとともに、前記加速ユニット(116)の加速
    モーメントを前記スピンドル(171,181)に伝達
    する伝達手段(117,118,172,173,18
    2,183,197)を備えことを特徴とするロール
    スタンド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロールスタンドにおい
    て、前記制動モーメント及び加速モーメントが、支持シ
    ャフト(6’)内を貫通して同軸状に配置された2つの
    シャフト(117,118)によって、制動を行うため
    の前記フリーホイール機構(157,195)、及び加
    速を行うための前記フリーホイール機構(165,16
    6)からそれぞれ対応するスピンドル(171,18
    1)のロールアーム・トランスミッション(173,1
    83)へ伝達されるように構成されていることを特徴と
    するロールスタンド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のロールスタンド
    において、前記ロール保持装置(71)は、2ロッ
    (74,75)で連結された2つのロールキャリア
    (72,129)を有し、ロールアーム・トランスミッ
    ション(173,183)が、前記一方のロールアーム
    (129)内に配置されていることを特徴とするロール
    スタンド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のロー
    ルスタンドにおいて、前記スピンドル(171,18
    1)を制動するための制動機構(115)及び加速する
    ための加速ユニット(166)が、同じキャリア
    (5’)に設けられていることを特徴とするロールスタ
    ンド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のロー
    ルスタンドにおいて、前記加速ユニット(116)の加
    速シャフト(163)が、前記同軸状に配置されたシャ
    フト(117,118)に対して相対的に横方向にずら
    した位置に配置されていることを特徴とするロールスタ
    ンド。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のロー
    ルスタンドにおいて、前記制動機構(115)は、前記
    シャフト(117,118)を囲繞して配置されて
    、これらシャフトに接続されていることを特徴とする
    ロールスタンド。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のロー
    ルスタンドにおいて、前記ロール保持装置(71)は、
    前記ロール(12,12a)の位置を移動する時に、モ
    ータ(91)によって半回転だけ回転するように構成さ
    れていることを特徴とするロールスタンド。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載のロー
    ルスタンドにおいて、前記ロール(12,12a)の位
    置(A’,B’)を移動させるモータ(91)が、前記
    キャリア(4’)に設けられていることを特徴とするロ
    ールスタンド。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかのロールスタ
    ンドにおいて、前記加速シャフト(163)から前記シ
    ャフト(117,118)への力の伝達が、Vベルト
    (169,169a)の代わりに、ロープホイール、は
    めば歯車、Vベルトプーリ等に作用するロープ、チェー
    ン及びVベルト等によって行われることを特徴とするロ
    ールスタンド。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至5または7乃至9のいず
    れかに記載のロールスタンドにおいて、前記ブレーキユ
    ニット(115)は、前記同軸状に配置されたシャフト
    (117,118)に対して相対的に横方向にずらした
    位置に配置され、対応する横方向にずらした位置に配置
    されたブレーキシャフトと共に、ベルト、チェーン、ロ
    ープ等によって前記フリーホイール・ハブ(157,1
    95)に作用するように構成されていることを特徴とす
    るロールスタンド。
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