JP2570059Y2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2570059Y2
JP2570059Y2 JP1991093019U JP9301991U JP2570059Y2 JP 2570059 Y2 JP2570059 Y2 JP 2570059Y2 JP 1991093019 U JP1991093019 U JP 1991093019U JP 9301991 U JP9301991 U JP 9301991U JP 2570059 Y2 JP2570059 Y2 JP 2570059Y2
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JP
Japan
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paper
gear
feed roller
holder
transmission system
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JP1991093019U
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JPH0537801U (ja
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武志 渡部
和広 佐藤
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Katsuragawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Katsuragawa Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複写機等に用いる複数
のロール紙のいずれか一つを選択使用するタイプの給紙
装置に関し、特に詳述すれば、給紙ローラにより巻き戻
された紙をロール紙側に巻き取るタイプの給紙装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の給紙装置の代表例を示す
が、該例は複写機内に装填した2つのロール紙Aおよび
Bを有す。ロール紙AおよびBは、複写機内にそれぞれ
回転可能、即ち巻き解き可能に装填されており、そのい
ずれか一つを選択的に給紙するために、それらに対応し
て給紙ローラ100および200が作業的に配置されて
いる。オペレータの指示に基づきいずれかのロール紙、
例えばロール紙Aが選択されると、それに対応する給紙
ローラ100が回転してロール紙Aを引出し、共通路3
00、送りローラ400、カッター500を通ってロー
ル紙Aを給送する。次いで、ロール紙が指定の長さ引き
出されると、給紙ローラ100が停止すると同時にカッ
ター500が作動してロール紙を指定のサイズに裁断す
る。裁断された紙はタイミングローラ600により次順
位の転写部(図示なし)へと搬送される。ロール紙Bが
選択された場合には、同様にして給紙ローラ200が作
動してロール紙Bが給紙される。
【0003】このような構成の給紙装置では、たとえ
ば、ロール紙Aを使用しているとすると、裁断された
後、ロール紙A側の未裁断紙の先端は、送りローラ40
0側に位置し、この紙で共通路300は占有されてい
る。
【0004】このため、いずれか一方のロール紙から他
方のロール紙に切り換える場合、使用しないロール紙の
先端を、使用しようとする他方のロール紙の給紙に先立
って共通路300から退避させ、他方のロール紙の通行
を邪魔しないようにしなければならない。このような場
合、退避させるべきロール紙の給紙ローラを逆回転さ
せ、ロール紙の先端を他方のロール上の通行を妨げない
位置まで(例えば、センサ700により位置検知される
まで)後退させている。このとき、ロール紙自体は停止
した状態のままとさせ、給紙ローラとロール紙との間で
紙のたるみを作り、このたるみにより紙の戻しを可能に
する。従来、このたるみはロール紙と給紙ローラの間に
適当な大きさのスペースを設けることにより吸収させる
ようにしている。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】従来の給紙装置で
は、紙の戻しは、給紙ローラ100とロール紙A又はB
との間に、紙のたるみを作るに充分な空間を必要とす
る。この空間の必要性は、複写機の小型化に逆行し、
又、種々の制御機器の設置の妨げとなる。
【0006】また、長時間同じたるみのまま紙を放置し
た場合、この放置はたるみにより紙にロール紙の巻き方
向とは逆方向または不定の曲がりグセがつき、紙の蛇行
や紙詰まり、または像転写時のボイド(転写抜け)を生
じる原因となる。
【0007】更に、紙なしを検知するために、ロール紙
と給紙ローラとの間で適当な紙の検知手段を紙に接する
ようにして配置する場合、紙のたるみなどにより紙の検
知不良を生じ易いほか、予期しない向きの紙の曲がりや
くせを受けて検知手段の接触部に極端な曲がり癖がつく
という問題点を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、紙の戻しによ
って生じる従来の前述した不具合を解消することを解決
すべき課題とするが、該課題解決のために、基本的に
は、紙の戻しにより生じる紙のたるみを、ロール紙自体
を逆転することによりロール紙に直接巻き戻して吸収す
る技術的手段を採用する。
【0009】本考案は、複数のロール紙と、各ロール紙
を支持する回転可能なホルダーと、各ロール紙に対応し
て設けられた給紙ローラと、給紙ローラによって供給さ
れたロール紙をカッターへと導く共通路とを有し、選択
されないロール紙をそれに対応する給紙ローラを逆回転
することにより前記共通路から退避させるようにした給
紙装置に適用される。
【0010】本考案による給紙装置は、両端を静止部材
に軸支させ且つ一端側に歯車を有する支軸と、該支軸に
対して回転自在に支持され且つ摩擦伝達手段を介して前
記歯車にその側端が対接するロール紙用のホルダーと、
一定速度で正逆回転可能な給紙ローラと前記歯車との間
に配した動力伝達系と、該動力伝達系に組み込まれ且つ
前記給紙ローラの紙の戻し方向への回転時該回転トルク
を前記動力伝達系を介して前記歯車に伝達させるクラッ
チ手段とを有し、ロール紙の直径が最少のときの巻取り
速度と前記給紙ローラによる戻し速度がほぼ等しくなる
ように設定され且つ前記摩擦伝達手段が前記給紙ローラ
の紙戻し速度と前記ホルダーの紙巻取り速度とを調節さ
せる。
【0011】好ましくは、動力源に連結された前記給紙
ローラと同芯関係の第1の一方向クラッチと歯車とを有
し、該歯車が前記動力伝達系に結合される。
【0012】さらに、好ましくは、動力伝達系が前記支
軸の前記歯車と噛合い且つ揺動自在に支持された中間歯
車と、該中間歯車と噛合い且つ前記クラッチ手段を構成
する第2の一方向クラッチを有する主歯車とを有し、前
記第2の一方向クラッチが前記給紙ローラの給紙方向へ
の回転時該回転トルクを前記摩擦伝達手段を介して前記
ホルダーに伝達する。
【0013】
【作用】本考案によれば、ロール紙A又はBを保持し且
つ支軸に回転自在に支持されたホルダーが、給紙時に摩
擦伝達手段により適正な制動力を受けて回転し、紙の戻
し時給紙ローラの回転トルクをホルダーに伝達させ、ホ
ルダーを逆回転させ戻し紙をロール紙に巻き取る。
【0014】
【実施例】図1および図2は、本考案による給紙装置の
要部の一例を示す。複数本のロール紙の各ロール紙1
は、その芯筒内に装填されたホルダー2に適当な公知の
クランプ手段により固定されている。支軸3を複写機の
給紙部の側板に形成された凹部5内に載置させホルダー
2を、その支軸3に対して正逆転自在に配置する。ホル
ダー2の支軸3の一方の端部には歯車6が固定される。
【0015】符号10は、ゴム等の弾性材料により作成
された給紙ローラを示し、適当な駆動源に連結された駆
動ローラ11とこれに摩擦接触して従動する圧力ローラ
12とからなる。駆動ローラ11と圧力ローラ12は、
ロール紙1の近傍に配され、紙の走行方向を決めると共
に、紙に動きを与える。
【0016】駆動ローラ11は側板4に軸支された軸1
3に固定され、この軸13を電動モータの如き動力源に
結合させる。軸13に一方向クラッチ14と、歯車15
とを並列に配する。駆動ローラ11の軸13は一方向ク
ラッチ14を介して歯車15を連結している。一方向ク
ラッチ14は、給紙ローラ10が給紙回転する時(実線
矢印方向)にはフリーで、駆動ローラ11の回転を歯車
15に伝達せず、戻し回転時(破線矢印方向)にロック
して駆動ローラ11の回転を歯車15に伝達する。
【0017】歯車15は、これより下方の歯車16に噛
合う。歯車16の軸に同心に固定されたプーリ17にベ
ルト18をかける。ベルト18を適当な数のガイドロー
ラにかけ、又、ホルダ2の下方のプーリ19にかける。
プーリ19の軸は歯車20を有すので、ベルト18の動
きは、プーリ19を介して歯車20に伝達され、駆動ロ
ーラ11の回転トルクをクラッチ14を介して歯車20
に伝達する。
【0018】側板4に固定された軸23に、一方向クラ
ッチ24を介して歯車21を取付ける。歯車20と歯車
21とを係合させる。一方向クラッチ24は、給紙時の
回転に対してはロックして歯車21を軸23に対して固
定し、巻戻し時(破線矢印方向)にはフリーとなって歯
車21を軸23に対して回転自在とする。
【0019】軸23を枢軸としてアーム25を設ける。
アーム25には歯車26が回転自在に設けられている。
この歯車26は歯車21および歯車6に噛み合う。アー
ム25とスプリング27は歯車6と歯車26とを適正な
噛合力に保つ働きをする。
【0020】図2に示すように、歯車6の側面に摩擦板
31を固定する。ホルダー2の側面に摩擦板30を固定
し、両摩擦板30、31間にブレーキシュー32を介在
させる。ブレーキシュー32が両摩擦板30、31とに
適宜な圧力で接触し、ホルダー2を歯車6に摩擦結合さ
せる。この摩擦結合は、いずれか一方の摩擦板30、3
1に過剰な負荷が作用した時、摩擦板30、31とブレ
ーキシュー32とに滑りが生じる。
【0021】従って、ホルダー2の回転は、歯車6、2
6、21を介して一方向クラッチ24に伝達されるが、
この回転は一方向クラッチ24のロックにより止めら
れ、ブレーキシュー32に対する過剰な負荷となり、摩
擦板30、31とブレーキシュー32との間に滑りを作
る。一方、歯車20からの回転は、歯車21、一方向ク
ラッチ24、歯車26、6およびブレーキシュー32を
介して、ホルダー2に伝達され、ホルダー2の逆回転を
可能にする。
【0022】次に紙の送りについて述べる。給紙ローラ
10が給紙回転する時には、クラッチ伝達手段の一方向
クラッチ14がフリーとなっているため給紙ローラ11
の駆動は歯車16に伝達されない。また、摩擦伝達手段
の一方向クラッチ24はホルダー2の回転をロックする
ので、ホルダー2は摩擦板31とブレーキシュー32と
の摩擦により制動される。給紙ローラ10はこの制動を
受けながらロール紙を巻き解くため、ロール紙のオーバ
ーランによる紙のたるみの発生を防止することができ
る。
【0023】一方、紙の戻し時には、給紙ローラ11を
逆回転させるが、クラッチ伝達手段の一方向クラッチ1
4がロックしているため、給紙ローラの回転トルクは歯
車15、16に伝達される。歯車16の回転はベルト1
8を介して歯車20、21に伝達される。この時、摩擦
伝達手段の一方向クラッチ24は歯車21を軸23に対
してフリーとなるため、歯車20の回転は歯車21、2
6、摩擦板30、31を介してホルダー2へ伝達され、
ホルダー2が巻戻し方向に回転し、給紙ローラ10によ
って巻戻されたロール紙が巻取られる。
【0024】ロール紙の巻取り速度はロール紙の直径に
従って比例して速くなる。ホルダーの回転速度は、ロー
ル紙の直径が最少のときの巻取り速度と、給紙ローラ1
0による戻し速度がほぼ等しくなるように設定されてお
り、ロール紙の直径が大きいときには、給紙ローラ10
による戻し速度よりもロール紙の巻取り速度の方が大き
くなる。このため、摩擦伝達手段の制動力は給紙ローラ
10の保持力よりも小さく設定されている。これにより
摩擦板30(または31)とブレーキシュー32とは所
定の負荷以上においては滑りを生じて、給紙ローラ10
に影響を与えない。上記において、駆動伝達部材として
ベルト18を用いたが、チェーンまたは歯車列であって
も良い。
【0025】
【考案の効果】以上本考案によれば、紙の戻し時に、単
一の駆動源によりロール紙自体をも逆転するというきわ
めて簡単な構成によりロール紙のたるみを吸収すること
ができ、従来装置の欠点であったたるみによる紙の曲が
り癖等を解消することができる。特に、クラッチ伝達手
段および摩擦伝達手段を使用することにより、給紙ロー
ラやロール紙に損傷を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例の給紙装置の正面図である。
【図2】ホルダーと歯車との間の摩擦伝達手段の例を示
す正面図である。
【図3】ロール紙からの紙の送り路の例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ロール紙 2 ホルダー 3 支軸 6 歯車 11 給紙ローラ 14、24 一方向クラッチ 30、31 摩擦板

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を静止部材に軸支させ且つ一端側に
    歯車を有する支軸と、該支軸に対して回転自在に支持さ
    れ且つ摩擦伝達手段を介して前記歯車にその側端が対接
    するロール紙用のホルダーと、一定速度で正逆回転可能
    給紙ローラと前記歯車との間に配した動力伝達系と、該動力伝達系に組み込まれ且つ 前記給紙ローラの紙の戻
    し方向への回転時該回転トルクを前記動力伝達系を介し
    て前記歯車に伝達させるクラッチ手段とを有し、ロール
    紙の直径が最少のときの巻取り速度と前記給紙ローラに
    よる戻し速度がほぼ等しくなるように設定され且つ前記
    摩擦伝達手段が前記給紙ローラの紙戻し速度と前記ホル
    ダーの紙巻取り速度とを調節させる給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ手段が少なくとも動力源に
    連結された前記給紙ローラ同芯関係の第1の一方向ク
    ラッチと歯車とを有し、該歯車が前記動力伝達系に結合
    される請求項1の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記動力伝達系が前記支軸の前記歯車と
    噛合い且つ揺動自在に支持された中間歯車と、該中間歯
    車と噛合い且つ前記クラッチ手段を構成する第2の一方
    向クラッチを有する主歯車とを有し、前記第2の一方向
    クラッチが前記給紙ローラの給紙方向への回転時該回転
    トルクを前記摩擦伝達手段を介して前記ホルダに伝達
    する請求項1又は2に記載の給紙装置。
JP1991093019U 1991-10-18 1991-10-18 給紙装置 Expired - Lifetime JP2570059Y2 (ja)

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JP1991093019U JP2570059Y2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 給紙装置

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JPH0537801U JPH0537801U (ja) 1993-05-21
JP2570059Y2 true JP2570059Y2 (ja) 1998-04-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0537801U (ja) 1993-05-21

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