JP3505034B2 - モニター機能付き携帯電話機および通信方法 - Google Patents

モニター機能付き携帯電話機および通信方法

Info

Publication number
JP3505034B2
JP3505034B2 JP10553096A JP10553096A JP3505034B2 JP 3505034 B2 JP3505034 B2 JP 3505034B2 JP 10553096 A JP10553096 A JP 10553096A JP 10553096 A JP10553096 A JP 10553096A JP 3505034 B2 JP3505034 B2 JP 3505034B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
call
user
microphone
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10553096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09294159A (ja
Inventor
泰弘 近藤
真司 長谷川
勝 森村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10553096A priority Critical patent/JP3505034B2/ja
Publication of JPH09294159A publication Critical patent/JPH09294159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3505034B2 publication Critical patent/JP3505034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナル・ハ
ンディホン・システム(PHS)電話機等の携帯電話
機、特に、そのモニター機能付き子機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、例えば、特開平1−1
90163号公報・特開昭64−82736・特開昭6
3−18754号公報に示されるように、留守番電話装
置の遠隔装置はあったが、その技術をPHS電話機に適
用する場合、以下の点で必要不十分であった。
【0003】図11は、従来のPHS子機を示す構成図
である。図において、1はアンテナ、2は無線装置、3
は音声処理装置、4は基地局番号(以下、CS−IDと
いう)検出装置、6は制御装置である。
【0004】次に、動作について説明する。図11にお
いて、基地局等からの電波はアンテナ1で受信され、無
線装置2にて処理されてデジタル信号系として出力さ
れ、音声処理装置3内にてデジタル信号からアナログ信
号に変換し、レベル処理されて音声処理装置3内のレシ
ーバ部より音声信号として出力される。また、送信系に
ついても、音声処理装置3内のマイク部から入力されて
以後、受信系とは逆の処理を各部で施し、アンテナ1か
ら送出される。そして、CS−ID検出装置4は、相手
側である被PHS子機が所属するエリア内の基地局を識
別するためのものであり、通話回線を確立する以前に実
施する照合に用いられ、照合確認後通話回線を確立し、
例えば、着信の場合には、音声処理装置3内のスピーカ
部にて呼出音が鳴動し呼出を知らせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のPHS電話機お
よびその他の従来技術では、以上のように構成されてい
るので、着信音を鳴動させた後一定の処理を施した後で
なければ、被PHS子機の周囲音を聞くこと、および、
その所在(どこにあるか)を確認することができなかっ
た。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、特定の発呼に対し、着信音を
鳴動せずに自動応答し、着呼側の周囲音を発呼側から聞
くことができるようにすることによって、その所在場所
の状況を長時間にわたり察知することができ、所在確認
をすることができる、モニター機能付き携帯電話機を提
供することを目的とする。
【0007】第1の発明は、特定の発呼に対し、着信音
を鳴動せずに自動応答するとともに、着呼側の周囲音を
拾い易いように調節し、かつ、発呼側から送られてきた
暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調
節し、さらに、自動着信後、発呼側から送出された暗証
コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け
周期を長く設定できるようにして、着呼側の周囲音を発
呼側から的確に察知できるようにした、優れた性能の携
帯電話機を提供しようとするものである。
【0008】第2の発明は、特定の発呼に対し、着信音
を鳴動せずに自動応答するととともに、周囲音を低減す
る差動マイクと、周囲音を拾い易いマイクとを使用状態
に応じて切り替え、かつ、発呼側から送られてきた暗証
コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節
し、さらに、自動着信後、発呼側から送出された暗証コ
ードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周
期を長く設定できるようにして、着呼側の周囲音を発呼
側から的確に察知できるようにした、優れた性能の携帯
電話機を提供しようとするものである。
【0009】第3の発明は、特定の発呼に対し、着信音
を鳴動せずに自動応答するとともに 、周囲音を低減する
差動マイクを使用し、差動マイクの周囲音キャンセル効
果を発揮させ、かつ、発呼側から送られてきた暗証コー
ドに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節し、さ
らに、自動着信後、発呼側から送出された暗証コードに
より、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長
く設定できるようにして、着呼側の周囲音を発呼側から
的確に察知できるようにした、優れた性能の携帯電話機
を提供しようとするものである。
【0010】第4の発明は、特定の発呼に対し、その電
話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに自動応答す
るとともに、着呼側の周囲音を拾い易いように調節し、
かつ、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声
処理装置内のマイク部性能を調節して、着呼側の周囲音
を発呼側から的確に察知できるようにし、さらに、自動
着信後、発呼側から送出された暗証コードにより、通常
の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く設定でき
るようにして、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知
できるようにした、優れた性能の携帯電話機を提供しよ
うとするものである。
【0011】第5の発明は、特定の発呼に対し、その電
話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに自動応答す
るとともに、周囲音を低減する差動マイクと、周囲音を
拾い易いマイクとを使用状態に応じて切り替え、かつ、
発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声処理装
置内のマイク部性能を調節し、さらに、自動着信後、発
呼側から送出された暗証コードにより、通常の公衆待ち
受け周期よりも待ち受け周期を長く設定できるようにし
て、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知できるよう
にした、優れた性能の携帯電話機を提供しようとするも
のである。
【0012】第6の発明は、特定の発呼に対し、その電
話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに自動応答す
るとともに、周囲音を低減する差動マイクを使用し、差
動マイクの周囲音キャンセル効果を発揮させ、かつ、発
呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声処理装置
内のマイク部性能を調節し、しかも、自動着信後、発呼
側から送出された暗証コードにより、通常の公衆待ち受
け周期よりも待ち受け 周期を長く設定できるようにし
て、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知できるよう
にした、優れた性能の携帯電話機を提供しようとするも
のである。
【0013】第7の発明は、特定の発呼に対し、着信音
を鳴動せずに自動応答するとともに、着呼側の周囲音を
拾い易いように調節し、かつ、発呼側から送られてきた
暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調
節し、さらに、自動着信後、発呼側から送出された暗証
コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け
周期を長く設定できるようにし、しかも、自動着信後、
発呼側からの暗証コードによる命令により、記憶してい
た発呼側の電話番号に対して回線を自動切断後、通常の
待ち受け動作を停止し定期的に発呼動作のみを行うよう
にして、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知できる
ようにした、優れた性能の携帯電話機を提供しようとす
るものである。
【0014】第8の発明は、特定の発呼に対し、着信音
を鳴動せずに自動応答するとともに、着呼側の周囲音を
拾い易いように調節し、かつ、発呼側から送られてきた
暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調
節し、さらに、自動着信後、発呼側から送出された暗証
コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け
周期を長く設定できるようにし、しかも、自動着信後、
発呼側からの暗証コードによる命令により、発呼側から
指定された予め記憶装置に記憶していた電話番号に対し
て回線を自動切断後、通常の待ち受け動作を停止し定期
的に発呼動作のみを行うようにして、着呼側の周囲音を
発呼側から的確に察知できるようにした、優れた性能の
携帯電話機を提供しようとするものである。
【0015】第9の発明は、特定の発呼に対し、着信音
を鳴動せずに自動応答するとともに、発呼側から送られ
てきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性
能を調節し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された
暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち
受け周期を長く設定できるようにして、着呼側の周囲音
を発呼側から的確に察知できるようにした、優れた機能
を発揮できる通信方法を提供しようとするものである。
【0016】第10の発明は、特定の発呼に対し、その
電話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに自動応答
するとともに、発呼側から送られてきた暗証コードに応
じて音声処理装置内のマイク部性能を調節し、かつ、自
動着信後、発呼側から送出された暗証コードにより、通
常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く設定で
きるようにして、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察
知できるようにした、優れた機能を発揮できる通信方法
を提供しようとするものである。
【0017】第11の発明は、相手側の周囲音を拾い易
いように調節するとともに、発呼側から送られてきた暗
証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節
し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コー
ドにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期
を長く設定できるようにして、着呼側の周囲音を発呼側
から的確に察知できるようにした、優れた機能を発揮で
きる通信方法を提供しようとするものである。
【0018】第12の発明は、特定の発呼に対し、着信
音を鳴動せずに自動応答するとともに、発呼側から送ら
れてきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部
性能を調節し、かつ、自動着信後、発呼側から送出され
た暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待
ち受け周期を長く設定できるようにし、さらに、自動着
信後、発呼側からの暗証コードによる命令により、記憶
していた発呼側の電話番号に対して回線を自動切断後、
通常の待ち受け動作を停止し、定期的に発呼動作のみを
行うようにして、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察
知できるようにした、優れた機能を発揮できる通信方法
を提供しようとするものである。
【0019】第13の発明は、特定の発呼に対し、着信
音を鳴動せずに自動応答するとともに、発呼側から送ら
れてきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部
性能を調節し、かつ、自動着信後、発呼側から送出され
た暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待
ち受け周期を長く設定できるようにし、さらに、自動着
信後、発呼側からの暗証コードによる命令により、発呼
側から指定された予め 記憶装置に記憶していた電話番号
に対して回線を自動切断後、通常の待ち受け動作を停止
し定期的に発呼動作のみを行うようにして、着呼側の周
囲音を発呼側から的確に察知できるようにした、優れた
機能を発揮できる通信方法を提供しようとするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明のモニター機
能付き携帯電話機においては、無線通信を可能とする無
線装置と、無線装置内で復調された受信信号の中から所
属する基地局エリア内の基地局番号を検出する基地局番
号検出装置と、ユーザー特有の制御コードを検出するユ
ーザーコード検出装置と、無線回線を介して通話するた
めの音声処理装置と、自動着信の際に音声処理装置内に
属するマイク部の利得を変えて着呼側の周囲音を一層拾
い易いよう調節するマイク利得制御部と、ユーザー特有
コードを予め記憶させることのできる記憶装置と、発呼
側から送られてくる暗証コードを検出する暗証コード検
出装置と、これらの暗証コードを照合する照合装置とを
備え、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユー
ザー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに
自動着信し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を
有するとともに、自動着信後、発呼側から送られてきた
暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調
節する機能を有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出
された暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期より
も待ち受け周期を長く設定できる機能を有するものであ
る。
【0021】第2の発明のモニター機能付き携帯電話機
においては、無線通信を可能とする無線装置と、無線装
置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エリ
ア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、ユ
ーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検出
装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装置
と、音声処理装置内に属するマイク部に周囲音を低減す
る差動マイクと、周囲音を拾い易いマイクをそれぞれ搭
載し、これらのマイクを使用状態に応じて切り替えるた
めの切替装置と、ユーザー特有コードを予め記憶させる
ことのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる暗証
コードを検出する暗証コード検出装置と 、これらの暗証
コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作時、呼設
定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出し
た場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の周
囲音を発呼側へ送信する機能を有するとともに、自動着
信後、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声
処理装置内のマイク部性能を調節する機能を有し、か
つ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コードによ
り、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く
設定できる機能を有するものである。
【0022】第3の発明のモニター機能付き携帯電話機
においては、無線通信を可能とする無線装置と、無線装
置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エリ
ア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、ユ
ーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検出
装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装置
と、音声処理装置内のマイク部に周囲音を低減する差動
マイクを使用し、差動マイクの周囲音キャンセル効果を
発揮させるために筐体に設けられた主音声を取り込むた
めの穴と周囲音を取り込むための穴の一方を塞ぐことの
できる開閉装置と、ユーザー特有コードを予め記憶させ
ることのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる暗
証コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの暗
証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作時、呼
設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出
した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の
周囲音を発呼側へ送信する機能を有するとともに、自動
着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音
声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を有し、か
つ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コードによ
り、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く
設定できる機能を有するものである。
【0023】第4の発明のモニター機能付き携帯電話機
においては、無線通信を可能とする無線装置と、無線装
置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エリ
ア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、ユ
ーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検出
装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装置
と、自動着信の際に音声処理装置内に属するマイク部の
利得を変えて着呼側の 周囲音を一層拾い易いよう調節す
るマイク利得制御部と、ユーザー特有コードを予め記憶
させることのできる記憶装置と、発呼側から送られてく
る暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これら
の暗証コードを照合する照合装置と、通話相手の電話番
号を予め記憶させておくことのできる記憶装置とを備
え、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザ
ー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに自
動着信し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有
するとともに、自動着信後、発呼側から送られてきた暗
証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節
する機能を有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出さ
れた暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも
待ち受け周期を長く設定できる機能を有し、さらに、着
呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側の電話
番号との照合動作を行い、適合した場合に着信音を鳴動
せずに自動着呼し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する
機能を有するものである。
【0024】第5の発明のモニター機能付き携帯電話機
においては、無線通信を可能とする無線装置と、無線装
置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エリ
ア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、ユ
ーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検出
装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装置
と、音声処理装置内に属するマイク部に周囲音を低減す
る差動マイクと、周囲音を拾い易いマイクをそれぞれ搭
載し、これらのマイクを使用状態に応じて切り替えるた
めの切替装置と、ユーザー特有コードを予め記憶させる
ことのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる暗証
コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの暗証
コードを照合する照合装置と、通話相手の電話番号を予
め記憶させておくことのできる記憶装置とを備え、着呼
動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コ
ードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信
し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有すると
ともに、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コー
ドに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機
能を有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗
証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受
け周期を長く設定できる機能を有し、さらに、着呼動作
時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側の電話番号と
の照合動作を行 い、適合した場合に着信音を鳴動せずに
自動着呼し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を
有するものである。
【0025】第6の発明のモニター機能付き携帯電話機
においては、無線通信を可能とする無線装置と、無線装
置内で復調された 信信号の中から所属する基地局エリ
ア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、ユ
ーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検出
装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装置
と、音声処理装置内のマイク部に周囲音を低減する差動
マイクを使用し、差動マイクの周囲音キャンセル効果を
発揮させるために筐体に設けられた主音声を取り込むた
めの穴と周囲音を取り込むための穴の一方を塞ぐことの
できる開閉装置と、ユーザー特有コードを予め記憶させ
ることのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる暗
証コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの暗
証コードを照合する照合装置と、通話相手の電話番号を
予め記憶させておくことのできる記憶装置とを備え、着
呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有
コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信
し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有すると
ともに、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コー
ドに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機
能を有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗
証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受
け周期を長く設定できる機能を有し、さらに、着呼動作
時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側の電話番号と
の照合動作を行い、適合した場合に着信音を鳴動せずに
自動着呼し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を
有するものである。
【0026】第7の発明のモニター機能付き携帯電話機
においては、無線通信を可能とする無線装置と、無線装
置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エリ
ア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、ユ
ーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検出
装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装置
と、自動着信の際に音声処理装置内に属するマイク部の
利得を変えて着呼側の周囲音を一層拾い易いよう調節す
るマイク利得制御部と、ユーザー特有コードを 予め記憶
させることのできる記憶装置と、発呼側から送られてく
る暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これら
の暗証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作
時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コード
を検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着
呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有するととも
に、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに
応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を
有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コ
ードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周
期を長く設定できる機能を有し、さらに、自動着信後、
発呼側からの暗証コードによる命令により、記憶してい
た発呼側の電話番号に対して回線を自動切断後、通常の
待ち受け動作を停止し定期的に発呼動作のみを行う機能
を有するものである。
【0027】第8の発明のモニター機能付き携帯電話機
においては、無線通信を可能とする無線装置と、無線装
置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エリ
ア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、ユ
ーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検出
装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装置
と、自動着信の際に音声処理装置内に属するマイク部の
利得を変えて着呼側の周囲音を一層拾い易いよう調節す
るマイク利得制御部と、ユーザー特有コードを予め記憶
させることのできる記憶装置と、発呼側から送られてく
る暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これら
の暗証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作
時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コード
を検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着
呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有するととも
に、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに
応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を
有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コ
ードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周
期を長く設定できる機能を有し、さらに、自動着信後、
発呼側からの暗証コードによる命令により、発呼側から
指定された予め記憶装置に記憶していた電話番号に対し
て回線を自動切断後、通常の待ち受け動作を停止し定期
的に発呼動作のみを行う機能を有するものである。
【0028】第9の発明の通信方法においては、無線通
信を可能とする無線装置と、無線装置内で復調された受
信信号の中から所属する基地局エリア内の基地局番号を
検出する基地局番号検出装置と、ユーザー特有の制御コ
ードを検出するユーザーコード検出装置と、無線回線を
介して通話するための音声処理装置と、上記各装置を制
御するための制御装置とを備えたモニター機能付き携帯
電話機により通信を行うにあたり、着呼動作時、呼設定
メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出した
場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の周囲
音を送信するとともに、ユーザー特有コードを予め記憶
し、発呼側から送られてくる暗証コードを検出して、こ
れらの暗証コードを照合することにより、自動着信後、
発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声処理装
置内のマイク部の性能を調節するようにし、かつ、自動
着信後、発呼側から送出された暗証コードにより、通常
の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く設定する
ようにしたものである。
【0029】第10の発明の通信方法においては、無線
通信を可能とする無線装置と、無線装置内で復調された
受信信号の中から所属する基地局エリア内の基地局番号
を検出する基地局番号検出装置と、ユーザー特有の制御
コードを検出するユーザーコード検出装置と、無線回線
を介して通話するための音声処理装置と、上記各装置を
制御するための制御装置とを備えたモニター機能付き携
帯電話機により通信を行うにあたり、着呼動作時、呼設
定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出し
た場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の周
囲音を送信するとともに、通話相手の電話番号を予め記
憶させておくことのできる記憶装置を備え、着呼動作
時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側の電話番号と
の照合を行い、適合した場合に着信音を鳴動せずに自動
着呼し、着呼側の周囲音を送信し、かつ、ユーザー特有
コードを予め記憶し、発呼側から送られてくる暗証コー
ドを検出して、これらの暗証コードを照合することによ
り、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに
応じて音声処理装置内のマイク部の性能を調節するよう
にし、さらに、自動着信後、発呼側から送出された暗証
コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け
周期を長く設定するようにしたものである。
【0030】第11の発明の通信方法においては、無線
通信を可能とする無線装置と、無線装置内で復調された
受信信号の中から所属する基地局エリア内の基地局番号
を検出する基地局番号検出装置と、ユーザー特有の制御
コードを検出するユーザーコード検出装置と、無線回線
を介して通話するための音声処理装置と、上記各装置を
制御するための制御装置とを備えたモニター機能付き携
帯電話機により通信を行うにあたり、着呼動作時、呼設
定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出し
た場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の周
囲音を送信するとともに、自動着信の際に音声処理装置
内に属するマイク部の利得を変えて着呼側の周囲音を一
層拾い易いよう調節し、かつ、ユーザー特有コードを予
め記憶し、発呼側から送られてくる暗証コードを検出し
て、これらの暗証コードを照合することにより、自動着
信後、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声
処理装置内のマイク部の性能を調節するようにし、さら
に、自動着信後、発呼側から送出された暗証コードによ
り、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く
設定するようにしたものである。
【0031】第12の発明の通信方法においては、無線
通信を可能とする無線装置と、無線装置内で復調され
受信信号の中から所属する基地局エリア内の基地局番号
を検出する基地局番号検出装置と、ユーザー特有の制御
コードを検出するユーザーコード検出装置と、無線回線
を介して通話するための音声処理装置と、上記各装置を
制御するための制御装置とを備えたモニター機能付き携
帯電話機により通信を行うにあたり、着呼動作時、呼設
定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出し
た場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の周
囲音を送信するとともに、ユーザー特有コードを予め記
憶し、発呼側から送られてくる暗証コードを検出して、
これらの暗証コードを照合することにより、自動着信
後、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声処
理装置内のマイク部の性能を調節するようにし、かつ、
自動着信後、発呼側から送出された暗証コードにより、
通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く設定
するとともに、自動着信後、発呼側からの暗証コードに
よる命令により、発呼側の電話番号を記憶していた電
番号に対して回線を自動切断後、通常の待ち受け動作を
停止し定期的に発呼動作のみを行うようにしたものであ
る。
【0032】第13の発明の通信方法においては、無線
通信を可能とする無線装置と、無線装置内で復調された
受信信号の中から所属する基地局エリア内の基地局番号
を検出する基地局番号検出装置と、ユーザー特有の制御
コードを検出するユーザーコード検出装置と、無線回線
を介して通話するための音声処理装置と、上記各装置を
制御するための制御装置とを備えたモニター機能付き携
帯電話機により通信を行うにあたり、着呼動作時、呼設
定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出し
た場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の周
囲音を送信するとともに、ユーザー特有コードを予め記
憶し、発呼側から送られてくる暗証コードを検出して、
これらの暗証コードを照合することにより、自動着信
後、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声処
理装置内のマイク部の性能を調節するようにし、かつ、
自動着信後、発呼側から送出された暗証コードにより、
通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く設定
するとともに、自動着信後、発呼側からの暗証コードに
よる命令により、発呼側から指定された予め記憶装置に
記憶していた電話番号に対して回線を自動切断後、通常
の待ち受け動作を停止し定期的に発呼動作のみを行うよ
うにしたものである。
【0033】この発明の実施の形態においては、次のよ
うな具体的解決手段を有する。実施の形態1では、無線
通信を可能とする無線装置と、無線装置内で復調された
受信信号の中から所属する基地局エリア内の基地局番号
を検出するCS−ID検出装置と、ユーザー特有の制御
コードを検出するユーザーコード検出装置と、無線回線
を介して通話するための音声処理装置および上記各装置
を制御するための制御装置を備え、着呼動作時、呼設定
メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出した
場合に着信音を鳴動せずに自動着信し、被移動局の周囲
音のみを送信する機能を備える。
【0034】実施の形態2では、実施の形態1のPHS
子機において、通話相手となるPHS子機の電話番号を
予め記憶させておくことのできる記憶装置を備え、着呼
動作時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側PHS子
機の電話番号との照合動作を行い、適合した場合に着信
音を鳴動せずに自動着信し、被移動局の周囲音のみを送
信する機能を備える。
【0035】実施の形態3では、実施の形態1・実施の
形態2のPHS子機において、自動着信の際に音声処理
装置内に属するマイク部のマイク感度やマイクアンプ部
の周波数特性を変えて一層被PHS子機が置かれている
場所の周囲音を拾い易いよう調節するマイク利得制御部
を備える。
【0036】実施の形態4では、実施の形態1・実施の
形態2のPHS子機において、音声処理装置内に属する
マイク部に周囲音を低減する差動マイクと、周囲音を拾
い易いマイクをそれぞれ搭載し、これらのマイクを使用
状態に応じて切り替えるための切替装置を備える。
【0037】実施の形態5では、実施の形態1・実施の
形態2のPHS子機において、音声処理装置内のマイク
部に周囲音を低減する差動マイクを使用し、差動マイク
の周囲音キャンセル効果を発揮させるために、筐体に設
けられた主音声を取り込むための穴と周囲音を取り込む
ための穴の一方を塞ぐことのできる開閉装置を備える。
【0038】実施の形態6では、実施の形態3〜5のP
HS子機において、ユーザー特有コードを予め記憶させ
ることのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる暗
証コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの暗
証コードを照合する照合装置とを備え、自動着信後、発
呼側より送られてきた暗証コードに応じて、音声処理装
置内のマイク部性能(マイク感度・f特性・差動と普通
マイク切替・差動マイク片側塞ぐ等)を調節する機能を
備える。
【0039】実施の形態7では、実施の形態1〜6のP
HS子機において、自動着信後のハウリングを防止する
ために、音声処理装置内に属するレシーバ部やスピーカ
部の動作を停止する機能を備える。
【0040】実施の形態8では、実施の形態1〜7のP
HS子機において、CS−ID検出装置で検出したCS
−IDを記録するCS−ID記憶装置を備え、自動着信
後、発呼側PHS子機に対して被PHS子機が所属する
基地局のCS−IDを送出する機能を備える。
【0041】実施の形態9では、実施の形態6のPHS
子機において、自動着信後、発呼側のPHS子機より送
出された暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よ
りも待ち受け周期を長く設定できる機能を備える。
【0042】実施の形態10では、実施の形態9のPH
S子機において、自動着信後、発呼側のPHS子機から
の暗証コードによる命令により、発呼側の電話番号を記
憶もしくは発呼側より指定された予め記憶装置に記憶し
ていた電話番号に対して回線を自動切断後、通常の待ち
受け動作を停止し定期的に発呼動作のみを行う機能を備
える。
【0043】実施の形態11では、実施の形態8のPH
S子機において、自動着信後、発呼側のPHS子機に対
して被PHS子機が所属する基地局のCS−IDを定期
的に送出する機能を備える。
【0044】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の一実施形態について説明する。図1
は、この発明に係るPHS子機の構成図である。図1に
おいて、1は基地局あるいは他のPHS親機および子機
からの電波を受信するアンテナであり、2はアンテナで
受信された信号に対し、増幅・周波数変換およびデジタ
ル列のデータに変換するための復調等を行う無線装置で
あり、3は無線装置で復調されたデジタルデータ列を音
声信号に変換し、レシーバ部から音声信号を送出すると
ともに、マイク部から音声信号処理等を取り込み変調の
ためのデジタルデータ列へ変換等、音声信号処理を行う
音声処理装置、4は予め記録してあるCS−IDとの照
合を行うためのCS−ID検出装置である。5は、ユー
ザー特有のコードの有無を検出し処理するためのユーザ
ーコード検出装置である。6は、上記各装置の制御およ
び各装置からの処理の問い合わせ等に対し、判断し応答
等を行う制御装置である。
【0045】次に、動作について説明する。まず、PH
S子機の着呼シーケンスの概要について説明する。図2
には、PHS子機が公衆モードで使用され、且つ、ある
位置登録ゾーンに登録された後の着呼シーケンスの概要
を示す。PHS子機の場合基地局(以下CSと称す)の
呼び出し動作開始から実際に着呼側PHS子機が鳴動状
態に至るまでの間に呼設定や確認など数種類の送信を行
っている。特に、この通信の中における呼設定では、そ
のメッセージとして、ユーザー特有のコードをのせるこ
とが認められており、この呼設定シーケンスを利用して
あらかじめ定められたPHS子機間であるならば、一般
のPHS子機との間では実現のできない機能を持たせる
ことができる。
【0046】次に、図1に示すPHS子機の構成図に基
づき、各構成要素の動作について説明する。アンテナ1
で受信された信号は無線装置2内で増幅および適当な周
波数に変換された後、復調されデジタル信号列の形で出
力される。音声処理装置3では無線装置2から出力され
たデジタル信号列をアナログ信号に変換し、音声信号と
して増幅処理を施しレシーバより拡声する。
【0047】一方、無線装置2から出力されたデジタル
信号列の中には、上記の通話状態に移行する以前に通話
回線を確立するための事前準備をするための信号が含ま
れており、その中のCS−IDを検出するための機能を
有するのがCS−ID検出装置4であり、CS−ID検
出装置4は所轄のCS−IDを検出し、その結果を制御
部へ送る。また、ユーザーコード検出装置5も同様の機
能を有するが、ここでは着呼側PHS子機が識別可能な
コードと同一のコードを用いて制御することのできる発
呼側PHS子機からのユーザー特有のコードのみを検出
し、そのコード情報を制御装置6へ送る。制御装置6で
は、各装置からの情報により適切な処理判断を行い各制
御装置を制御する。
【0048】実施の形態1に係るPHS子機において
は、図2に示す着呼シーケンス中の呼設定s1にて図1
のユーザーコード検出装置5が図2の呼設定メッセージ
内の発サブアドレスaおよび着サブアドレスbに含まれ
るユーザー特有コードを検出することにより、その結果
を図1の制御装置6に伝え、制御装置6は、通常の着呼
シーケンスを完了させ通話状態に至るよう自動着信を行
い、且つ、音声処理装置3からの呼び出し鳴動動作を行
わず、自動着信後は音声処理装置3のマイク部から周囲
の音を拾い、発呼側PHS子機へ着呼側PHS子機の使
用されている環境を知らせる。
【0049】以上のように、実施の形態1では、同一の
ユーザー特有コードを有するPHS子機同士であれば、
着信音を鳴らさずに自動着信をさせることができ、これ
により、例えば、被PHS子機の使用者が何らかのトラ
ブルに巻き込まれる危険な状態に置かれているときなど
でも、被PHS子機の使用者が置かれている状況を他人
に知られることなく確認できる。
【0050】実施の形態2. 図3は、この発明に係るPHS子機の構成図である。図
3において、7は通話相手となるPHS子機の電話番号
を予め記憶させるための記憶装置である。なお、他の構
成については実施の形態1と同様であるため説明を省略
する。
【0051】次に、動作について説明する。自動着信ま
での基本的な動作については、実施の形態1で説明した
と同一であるため省略する。無線装置2からデジタル信
号列化された受信信号は、制御装置6へも入力され、こ
のデータ中に含まれて送られてくる発呼側PHS子機の
電話番号を抽出し、この抽出した電話番号とあらかじめ
記憶装置7に記憶させておいた電話番号との照合動作を
行い、適合した場合には着信音を鳴動させずに自動着信
し、音声処理装置3のマイク部から周囲の音を拾い、発
呼側PHS子機へ着呼側PHS子機に使用されている環
境を知らせる。
【0052】以上のように、実施の形態2では、予め記
憶しておいた電話番号を有するPHS子機からの発呼に
対しては、着信音を鳴らさずに自動着信をさせることが
でき、これにより、例えば、被PHS子機の使用者が何
らかのトラブルに巻き込まれる危険な状態に置かれてい
る時などでも、被PHS子機の使用者が置かれている状
況を他の人に知られることなく確認できる。
【0053】実施の形態3. 図4は、上記の実施の形態において、更に周囲の音を拾
い易くするためになされたものである。図4は、図1に
おける音声処理装置3内のマイクアンプ部を示す図であ
る。3aは周囲の音および音声を拾うためのマイクであ
り、3bおよび3cは抵抗である。3d・3eは可変抵
抗である。3fはキャパシタンスである。3gは増幅機
能を有するオペアンプ等である。3hは図1の制御装置
からの制御信号入力端子である。
【0054】次に、動作について説明する。基本的な動
作については、実施の形態1で説明したと同一であるた
め、省略する。図4において、3aマイク部では音声処
理を含む周囲の音を集音し、オペアンプ3g・抵抗3b
・3c・可変抵抗3d・3e・キャパシタンス3fから
構成される増幅器にて増幅され出力される。制御信号入
力端子3hから入力される信号は、図1の制御装置6か
ら制御されており、自動着信状態に移行した場合この信
号状態が変化し、可変抵抗器3dの抵抗値を変化させる
ことによりマイクの感度を高めたり、可変抵抗器3eの
抵抗値を変化させることによりマイク部の周波数特性を
変えることができる。
【0055】以上のように、実施の形態3では、自動着
信後マイク部の感度や周波数特性を変化させて、利得を
変化させることにより、被PHS子機の周囲の音を集音
し易くする効果がある。
【0056】実施の形態4. 図5は、上記実施の形態において、更に周囲の音を拾い
易くするためになされたものである。図5は、図1にお
ける3音声処理装置内のマイクアンプ部を示す図であ
る。3kは、通常の通話時に使用されるマイクであり、
屋外での使用を前提としたPHS子機では、雑踏の中で
も相手の声のみを抽出し易い差動マイクが使用される。
3b・3c・3jは各々抵抗であり、3gは増幅機能を
有するオペアンプ等である。3iは前記差動マイク3a
とは異なり、周囲の音を拾いやすい無指向性マイクであ
る。3hは、図1の制御装置6からの制御信号入力端子
である。31は切替装置であり音声パスの経路を切り替
える。
【0057】次に、動作について説明する。基本的な動
作については、実施の形態1で説明したと同一であるた
め省略する。図5において、差動マイク3kは通常の通
話時に用いられており、差動マイク3kにて集音された
音声信号は、オペアンプ3g・抵抗器3b・3c・3j
からなる増幅部で増幅された切替装置31に入力され
る。
【0058】一方、自動着信モードに移行した場合は、
無指向性マイク3iから集音された周囲の音がオペアン
プ3g・抵抗器3b・3c・3jからなる増幅器で増幅
され、切替装置31に入力される。これら2つの系統か
ら入力された信号は、切替装置31により選択される
が、その選択のための制御は、図1の制御装置6からの
信号が図5の制御信号入力端子3hから入力されて、こ
の信号の論理情報により行われる。
【0059】以上のように、実施の形態4では、自動着
信後、差動マイクと無指向性マイクを切り替えることに
より、通常の通話時には雑踏の中でも相手の声が聞き取
り易い差動マイクを使用しながらも、自動着信後の周囲
音モニターの際には、周囲の音を集音し易くする効果が
ある。
【0060】実施の形態5. 図6は、上記実施の形態において差動マイクのみの使用
であっても周囲の音を拾いやすくするためになされたも
のである。図6は、図1における音声処理装置3内のマ
イク部がPHS子機に実装された場合の構造図を示す断
面図である。3mはキー面のケースであり、3kは差動
マイクである。3nは通話時の音声信号を取り込むため
の通気口であり、3oは差動マイクとしての特徴を活か
すために雑音(周囲音)を取り込むための通気口であ
る。3pは通気口3oを塞ぐための開閉装置である。3
qは開閉装置により駆動される遮蔽板である。
【0061】次に、動作について説明する。自動着信ま
での動作については、実施の形態1等で説明したと同一
であるため省略する。図6において、通常の通話時には
開閉装置3pにより、遮蔽板3q通気口3oを開いてお
り、差動マイク3kに対し音声信号は主に通気口3nを
通り取り込まれ、それとともに周囲の音も取り込まれ
る。また、通気口3oからも主に周囲の音が取り込ま
れ、通気口3nから取り込まれた周囲の音と通気口3o
から取り込まれた周囲の音がお互いにキャンセルされ音
声信号のみが図4のマイクアンプ3gに供給される。
【0062】一方、自動着信モードに移行した場合に
は、図1の制御装置6からの制御により、図6の開閉装
置3pが作動して、遮蔽板3qにより、通気孔3oのみ
が塞がれる。これにより、上述したような差動マイクと
しての特徴が抑圧されて、周囲の音を拾い易くなる。
【0063】以上のように、実施の形態5では、自動着
信後作動マイク用の通気口を塞ぐことにより、差動マイ
クのみの使用で、通常の通話時と自動着信時の集音特性
の両立を図れる効果がある。
【0064】実施の形態6. 図7は、上記実施の形態において、更に集音特性を向上
させるためになされたものである。図7は、この発明の
PHS子機の構成図を示す。図において、8は発呼側か
ら送られてくる暗証コードを検出するための暗証コード
検出装置である。9は暗証コード検出装置から検出され
た暗証コードを照合し、その結果を制御装置6へ送るた
めの照合装置である。なお、他の構成装置については、
上記実施の形態にて既に説明済であるため省略する。
【0065】次に、動作について説明する。基本的な動
作については、実施の形態1で説明したと同一であるた
め、省略する。図7において、暗証コード検出装置8で
は、自動着信後、発呼側から送られてくる暗証コードを
検出し、その暗証コードを照合装置9に送る。照合装置
9では、暗証コード検出装置8から送られてきた暗証コ
ードと予め記憶装置7に記憶されている比較コードとの
照合を行い、その結果を制御装置6に送る。制御装置6
では、照合装置9から送られてきた結果に基づいて、例
えば図4に示すような音声処理装置3内の可変抵抗器3
dを発呼側からの遠隔操作により可変することにより、
適切なマイク感度に調整したり、可変抵抗器3eを同様
に可変することによりマイク部のf特性を調整して周囲
の音を聞き取り易くするなど、発呼側で最適集音条件に
調整することができる。
【0066】以上のように、実施の形態6では、自動着
信後、発呼側の遠隔操作により被PHS子機の最適集音
条件を設定できるため、更に集音特性を向上させる効果
がある。また、遠隔操作については、他の実施の形態に
おいても同様の効果がある。
【0067】実施の形態7. 図8は、上記の実施の形態において、集音特性を向上さ
せた場合に発生し易いハウリングを抑圧するためになさ
れたものである。図8は、図1の音声処理装置内にある
レシーバおよびスピーカ部の構成を示す図である。図に
おいて、3rは音声を送出するためのレシーバもしくは
拡声するためのスピーカである。3sは音声系の切替ス
イッチであり、3tは終端のための抵抗である。3uは
音声信号を増幅するためのアンプである。3hは図1の
制御装置6からの制御信号を入力するための制御信号入
力端子である。
【0068】次に、動作について説明する。自動着信ま
での基本動作については、実施の形態1で説明したと同
一であるため省略する。図8において、通常の通話時に
は音声処理を施された音声信号はアンプ回路3uにより
増幅されてスイッチ3sを介してレシーバ3rもしくは
スピーカに供給され拡声される。
【0069】一方、自動着信モードに移行した場合に
は、図1の制御装置6からの制御により、スイッチ3s
のパス経路が変化し、レシーバ3rもしくはスピーカは
オープン状態となり、アンプ3uには負荷として終端抵
抗3tがつながる。これにより、マイク部とレシーバも
しくはスピーカ部との音響結合を抑圧できるため、ハウ
リングを防止することができる。
【0070】以上のように,実施の形態7では、自動着
信後、集音時のマイク特性を向上させるに伴い発生し易
くなる音響結合によるハウリングの発生を防止できる効
果がある。
【0071】実施の形態8. 図9は、上記実施の形態による被PHS子機の周囲の音
を集音する方法以外による方法を示す一実施形態であ
る。図9において、1は電波を受信するためのアンテナ
である。2はディジタル化された信号を変調して無線信
号として送出し、また、逆にアンテナから受信した信号
を復調し、ディジタル信号列として出力する無線装置で
ある。3は無線装置2でディジタル化された信号をアナ
ログ信号に変換して拡声し、また、マイク部から集音し
たアナログ信号をディジタル信号列に変換する処理を行
う音声処理装置である。4は所属する基地局エリア内基
地局のCS−IDを検出するための検出装置であり、1
0は所属する基地局エリア内全てのCS−IDを記憶す
るための記憶装置である。11は表示装置である。6は
制御装置であり、上記各装置の制御を行っている。
【0072】次に、動作について説明する。なお、自動
着信までの動作および音声処理装置3での動作とCS−
ID検出装置での動作については、上記実施の形態と同
一であるため説明を省略する。図9において、自動着信
後、被PHS子機は現在自らが接続している基地局のC
S−IDおよび所属する基地局エリアの属する全てのC
S−IDを、制御装置6がCS−ID記憶装置10から
読み出し、無線装置2で変調可能なディジタル信号に変
換して無線装置2へ送出する。無線装置2では、このデ
ィジタル信号列に変調をかけ、無線周波数まで周波数変
換ならびに電力増幅を施し、アンテナ1から送出する。
【0073】一方、発呼側の同一の機能を有するPHS
子機では、着呼側PHS子機から送られてきた情報を受
信するために、アンテナ1から電波を受信し、無線装置
2にて周波数変換及び復調が施されディジタル信号列と
して出力される。この出力された信号を、制御装置6で
は、着呼側PHS子機の現在所属する基地局エリアCS
−IDの情報として表示装置11に表示させる。
【0074】以上のように、実施の形態8では、自動着
信後に着呼側の所属するエリアの基地局番号を発呼側P
HS子機に伝達することにより、例えば、防犯上着呼側
PHS子機を所有する人物の居場所を特定しやすくする
などの効果があり、周囲の音のみでの指定だけでなく、
更に所在を明確に掴みやすくなる。
【0075】実施の形態9. この実施の形態は、実施の形態6におけるPHS子機に
おいて、動作時間を長くするためになされたものであ
る。基本的な構成および動作については、実施の形態6
と同一であるため、説明を省略する。
【0076】ここでは、動作時間を長くする手法につい
てのみ説明する。図10は、被PHS子機がある基地局
エリア内に属した場合の待ち受け動作タイミングを示
す。本来、通常動作では、例えば、対象となる基地局数
が一つであった場合、図10(a)のように1.2[s
ec]間隔で受信状態に移行する動作を繰り返している
が、この実施の形態では、発呼側PHS子機からの暗証
コードを受けることにより、図7の制御装置6が管理し
ている待ち受け動作周期を図10(b)に示すように長
く(X[s])設定することにより、通常の待ち受け動
作時間よりも待ち受け動作時間を長くすることができ
る。
【0077】以上のように、実施の形態9では、発呼側
のPHS子機からの遠隔操作により着呼側PHS子機の
待ち受け周期を長く変更することにより、例えば、防犯
上着呼側PHS子機を所有する人物の居場所を特定する
場合など、携帯機器の電源はバッテリーであり、動作時
間に限界があるなどの問題が発生するため、この問題を
解消する効果がある。
【0078】実施の形態10. この実施の形態は、実施の形態9におけるPHS子機に
おいて、更に動作時間を長くするためになされたもので
ある。基本的な構成および動作については、実施の形態
9と同一であるため説明を省略する。
【0079】実施の形態9のPHS子機では、自動着信
後、発呼側PHS子機からの遠隔操作により、待ち受け
周期を長く設定できたが、この発明では、待ち受け動作
を停止し発呼側PHS子機により指定された電話番号に
対し、定期的にある一定時間の発呼動作のみを行うよう
設定することにより動作時間を長く保つことができるも
のである。
【0080】以上のように、実施の形態10において
も、実施の形態9と同様な効果を得られる。
【0081】実施の形態11. この実施の形態は、実施の形態8におけるPHS子機に
おいて、着呼側PHS子機の所有者が移動中の場合に適
するようなされたものである。基本的な構成および動作
については、実施の形態8と同一であるため説明を省略
する。
【0082】実施の形態8では、自動着信後、被PHS
子機が所属している基地局エリアCS−IDを発呼側P
HS子機に対して送信しているが、この実施の形態で
は、同様の動作を定期的に、もしくは、所属する基地局
がエリアが変わる都度、行うようにしたものである。
【0083】以上のように、実施の形態11では、特
に、被PHS子機の所有者が移動中である場合などに対
し、その移動経路をCS−IDにより特定し易くすると
ともに、移動に追従することにより、更に所在を明確に
つかみ易くなる効果がある。
【0084】
【発明の効果】第1の発明によれば、特定の発呼に対
し、着信音を鳴動せずに自動応答するとともに、着呼側
の周囲音を拾い易いように調節し、かつ、発呼側から送
られてきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク
部性能を調節し、さらに、自動着信後、発呼側から送出
された暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期より
も待ち受け周期を長く設定できるようにして、着呼側の
周囲音を発呼側から的確に察知できるようにした、優れ
た性能の携帯電話機を提供することができる。
【0085】第2の発明によれば、特定の発呼に対し、
着信音を鳴動せずに自動応答するととともに、周囲音を
低減する差動マイクと、周囲音を拾い易いマイクとを使
用状態に応じて切り替え、かつ、発呼側から送られてき
た暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を
調節し、さらに、自動着信後、発呼側から送出された暗
証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受
け周期を長く設定できるようにして、着呼側の周囲音を
発呼側から的確に察知できるようにした、優れた性能の
携帯電話機を提供することができる。
【0086】第3の発明によれば、特定の発呼に対し、
着信音を鳴動せずに自動応答するとともに、周囲音を低
減する差動マイクを使用し、差動マイクの周囲音キャン
セル効果を発揮させ、かつ、発呼側から送られてきた暗
証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節
し、さらに、自動着信後、発呼側から送出された暗証コ
ードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周
期を長く設定できるようにして、着呼側の周囲音を発呼
側から的確に察知できるようにした、優れた性能の携帯
電話機を提供することができる。
【0087】第4の発明によれば、特定の発呼に対し、
その電話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに自動
応答するとともに、着呼側の周囲音を拾い易いように調
節し、かつ、発呼側から送られてきた暗証コードに応じ
て音声処理装置内のマイク部性能を調節して、着呼側の
周囲音を発呼側から的確に察知できるようにし、さら
に、自動着信後、発呼側から送出された暗証コードによ
り、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く
設定できるようにして、着呼側の周囲音を発呼側から的
確に察知できるようにした、優れた性能の携帯電話機を
提供することができる。
【0088】第5の発明によれば、特定の発呼に対し、
その電話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに自動
応答するとともに、周囲音を低減する差動マイクと、周
囲音を拾い易いマイクとを使用状態に応じて切り替え、
かつ、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声
処理装置内のマイク部性能を調節し、さらに、自動着信
後、発呼側から送出された暗証コードにより、通常の公
衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く設定できるよ
うにして、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知でき
るようにした、優れた性能の携帯電話機を提供すること
ができる。
【0089】第6の発明によれば、特定の発呼に対し、
その電話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに自動
応答するとともに、周囲音を低減する差動マイクを使用
し、差動マイクの周囲音キャンセル効果を発揮させ、か
つ、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音声処
理装置内のマイク部性能を調節し、しかも、自動着信
後、発呼側から送出された暗証コードにより、通常の公
衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く設定できるよ
うにして、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知でき
るようにした、優れた性能の携帯電話機を提供すること
ができる。
【0090】第7の発明によれば、特定の発呼に対し、
着信音を鳴動せずに自動応答するとともに、着呼側の周
囲音を拾い易いように調節し、かつ、発呼側から送られ
てきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性
能を調節し、さらに、自動着信後、発呼側から送出され
た暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待
ち受け周期を長く設定できるようにし、しかも、自動着
信後、発呼側からの暗証コードによる命令により、記憶
していた発呼側の電話番号に対して回線を自動切断後、
通常の待ち受け動作を停止し定期的に発呼動作のみを行
うようにして、着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知
できるようにした、優れた性能の携帯電話機を提供する
ことができる。
【0091】第8の発明によれば、特定の発呼に対し、
着信音を鳴動せずに自動応答するとともに、着呼側の周
囲音を拾い易いように調節し、かつ、発呼側から送られ
てきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性
能を調節し、さらに、自動着信後、発呼側から送出され
た暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待
ち受け周期を長く設定できるようにし、しかも、自動着
信後、発呼側からの暗証コードによる命令により、発呼
側から指定された予め記憶装置に記憶していた電話番号
に対して回線を自動切断後、通常の待ち受け動作を停止
し定期的に発呼動作のみを行うようにして、着呼側の周
囲音を発呼側から的確に察知できるようにした、優れた
性能の携帯電話機を提供することができる。
【0092】第9の発明によれば、特定の発呼に対し、
着信音を鳴動せずに自動応答するとともに、発呼側から
送られてきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイ
ク部性能を調節し、かつ、自動着信後、発呼側から送出
された暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期より
も待ち受け周期を長く設定できるようにして、着呼側の
周囲音を発呼側から的確に察知できるようにした、優れ
た機能を発揮できる通 信方法を提供することができる。
【0093】第10の発明によれば、特定の発呼に対
し、その電話番号を照合した上で、着信音を鳴動せずに
自動応答するとともに、発呼側から送られてきた暗証コ
ードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節し、
かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コードに
より、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長
く設定できるようにして、着呼側の周囲音を発呼側から
的確に察知できるようにした、優れた機能を発揮できる
通信方法を提供することができる。
【0094】第11の発明によれば、相手側の周囲音を
拾い易いように調節するとともに、発呼側から送られて
きた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能
を調節し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗
証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受
け周期を長く設定できるようにして、着呼側の周囲音を
発呼側から的確に察知できるようにした、優れた機能を
発揮できる通信方法を提供することができる。
【0095】第12の発明によれば、特定の発呼に対
し、着信音を鳴動せずに自動応答するとともに、発呼側
から送られてきた暗証コードに応じて音声処理装置内の
マイク部性能を調節し、かつ、自動着信後、発呼側から
送出された暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期
よりも待ち受け周期を長く設定できるようにし、さら
に、自動着信後、発呼側からの暗証コードによる命令に
より、記憶していた発呼側の電話番号に対して回線を自
動切断後、通常の待ち受け動作を停止し、定期的に発呼
動作のみを行うようにして、着呼側の周囲音を発呼側か
ら的確に察知できるようにした、優れた機能を発揮でき
る通信方法を提供することができる。
【0096】第13の発明によれば、特定の発呼に対
し、着信音を鳴動せずに自動応答するとともに、発呼側
から送られてきた暗証コードに応じて音声処理装置内の
マイク部性能を調節し、かつ、自動着信後、発呼側から
送出された暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期
よりも待ち受け周期を長く設定できるようにし、さら
、自動着信後、発呼側からの暗証コードによる命令に
より、発呼側から指定された予め記憶装置に記憶してい
た電話番号に対して回線を自動切断後、通常の待ち受け
動作を停止し定期的に発呼動作のみを行うようにして、
着呼側の周囲音を発呼側から的確に察知できるようにし
た、優れた機能を発揮できる通信方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるPHS子機
の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるPHS子機
の着呼シーケンスの概要図である。
【図3】 この発明の実施の形態2におけるPHS子機
の構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3における音声処理装
置内のマイクアンプ部を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4における音声処理装
置内のマイクアンプ部を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態5におけるマイク部の
構成図の断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態6におけるPHS子機
の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態7における音声処理装
置内のレシーバおよびスピーカ部の構成を示す図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態8におけるPHS子機
の構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態9における待ち受け
動作タイミングを示す図である。
【図11】 従来のPHS子機の構成図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 無線装置、3 音声処理装置、4
CS−ID検出装置、5 ユーザーコード検出装置、6
制御装置、7 記録装置、8 暗証コード検出装置、
9 照合装置、3a マイク部、3b 抵抗、3c 抵
抗、3d 可変抵抗、3e 可変抵抗、3f キャパシ
タンス、3g オペアンプ等、3h マイク部の制御信
号入力端子、3i 無指向性マイク、3j 抵抗器、3
k 差動マイク、3l 切替装置、3m キー面のケー
ス、3n 音声信号を取り込むための通気口、3o 差
動マイクのための通気口、3p 通気口を塞ぐための開
閉装置、3q 遮蔽板、3r レシーバまたはスピー
カ、3s 音声系の切替スイッチ、3t 終端抵抗、3
u 増幅アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−11361(JP,A) 特開 平8−79831(JP,A) 特開 平5−122307(JP,A) 特開 昭64−42966(JP,A) 特開 平3−70243(JP,A) 特開 平8−9450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04M 1/00 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38 H04R 3/00 - 3/14

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、自動着信の際に音声処理装置内に属するマイク部
    の利得を変えて着呼側の周囲音を一層拾い易いよう調節
    するマイク利得制御部と、ユーザー特有コードを予め記
    憶させることのできる記憶装置と、発呼側から送られて
    くる暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これ
    らの暗証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作
    時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コード
    を検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着
    呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有するととも
    に、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに
    応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を
    有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コ
    ードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周
    期を長く設定できる機能を有することを特徴とするモニ
    ター機能付き携帯電話機。
  2. 【請求項2】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、音声処理装置内に属するマイク部に周囲音を低減
    する差動マイクと、周囲音を拾い易いマイクをそれぞれ
    搭載し、これらのマイクを使用状態に応じて切り替える
    ための切替装置と、ユーザー特有コードを予め記憶させ
    ることのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる暗
    証コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの暗
    証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作時、呼
    設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検出
    した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側の
    周囲音を発呼側へ送信する機能を有するとともに、自動
    着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて音
    声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を有し、か
    つ、自動着 信後、発呼側から送出された暗証コードによ
    り、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長く
    設定できる機能を有することを特徴とするモニター機能
    付き携帯電話機。
  3. 【請求項3】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、音声処理装置内のマイク部に周囲音を低減する差
    動マイクを使用し、差動マイクの周囲音キャンセル効果
    を発揮させるために筐体に設けられた主音声を取り込む
    ための穴と周囲音を取り込むための穴の一方を塞ぐこと
    のできる開閉装置と、ユーザー特有コードを予め記憶さ
    せることのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる
    暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの
    暗証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作時、
    呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コードを検
    出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着呼側
    の周囲音を発呼側へ送信する機能を有するとともに、自
    動着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに応じて
    音声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を有し、
    かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コードに
    より、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周期を長
    く設定できる機能を有することを特徴とするモニター機
    能付き携帯電話機。
  4. 【請求項4】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、自動着信の際に音声処理装置内に属するマイク部
    の利得を変えて着呼側の周囲音を一層拾い易いよう調節
    するマイク利得制御部と、ユーザー特有コードを予め記
    憶させることのできる記憶装置と、発呼側から送られて
    くる暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これ
    らの暗証コードを照合する照合装置と、通話相手の電話
    番号を予め記憶させておくことのできる記憶装置とを備
    え、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザ
    ー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに自
    動着信し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有
    するとともに、自動着信後、発呼側から送 られてきた暗
    証コードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節
    する機能を有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出さ
    れた暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも
    待ち受け周期を長く設定できる機能を有し、さらに、着
    呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側の電話
    番号との照合動作を行い、適合した場合に着信音を鳴動
    せずに自動着呼し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する
    機能を有することを特徴とするモニター機能付き携帯電
    話機。
  5. 【請求項5】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、音声処理装置内に属するマイク部に周囲音を低減
    する差動マイクと、周囲音を拾い易いマイクをそれぞれ
    搭載し、これらのマイクを使用状態に応じて切り替える
    ための切替装置と、ユーザー特有コードを予め記憶させ
    ることのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる暗
    証コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの暗
    証コードを照合する照合装置と、通話相手の電話番号を
    予め記憶させておくことのできる記憶装置とを備え、着
    呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有
    コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信
    し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有すると
    ともに、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コー
    ドに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機
    能を有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗
    証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受
    け周期を長く設定できる機能を有し、さらに、着呼動作
    時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側の電話番号と
    の照合動作を行い、適合した場合に着信音を鳴動せずに
    自動着呼し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を
    有することを特徴とするモニター機能付き携帯電話機。
  6. 【請求項6】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、音声処理装置内のマイク部に周囲音を低減する差
    動マイクを使用し、差動マイクの周囲音キャンセル効果
    を発揮 させるために筐体に設けられた主音声を取り込む
    ための穴と周囲音を取り込むための穴の一方を塞ぐこと
    のできる開閉装置と、ユーザー特有コードを予め記憶さ
    せることのできる記憶装置と、発呼側から送られてくる
    暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これらの
    暗証コードを照合する照合装置と、通話相手の電話番号
    を予め記憶させておくことのできる記憶装置とを備え、
    着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特
    有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着
    信し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有する
    とともに、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コ
    ードに応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する
    機能を有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された
    暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち
    受け周期を長く設定できる機能を有し、さらに、着呼動
    作時、呼設定メッセージ内に含まれる発呼側の電話番号
    との照合動作を行い、適合した場合に着信音を鳴動せず
    に自動着呼し、着呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能
    を有することを特徴とするモニター機能付き携帯電話
    機。
  7. 【請求項7】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、自動着信の際に音声処理装置内に属するマイク部
    の利得を変えて着呼側の周囲音を一層拾い易いよう調節
    するマイク利得制御部と、ユーザー特有コードを予め記
    憶させることのできる記憶装置と、発呼側から送られて
    くる暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これ
    らの暗証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作
    時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コード
    を検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着
    呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有するととも
    に、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに
    応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を
    有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コ
    ードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周
    期を長く設定できる機能を有し、さらに、自動着信後、
    発呼側からの暗証コードによる命令により、記憶してい
    た発呼側の電話番号に対して回線を自動切断後、通常の
    待ち受け動作を停止し定期的に 発呼動作のみを行う機能
    を有することを特徴とするモニター機能付き携帯電話
    機。
  8. 【請求項8】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、自動着信の際に音声処理装置内に属するマイク部
    の利得を変えて着呼側の周囲音を一層拾い易いよう調節
    するマイク利得制御部と、ユーザー特有コードを予め記
    憶させることのできる記憶装置と、発呼側から送られて
    くる暗証コードを検出する暗証コード検出装置と、これ
    らの暗証コードを照合する照合装置とを備え、着呼動作
    時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザー特有コード
    を検出した場合に、着信音を鳴動せずに自動着信し、着
    呼側の周囲音を発呼側へ送信する機能を有するととも
    に、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コードに
    応じて音声処理装置内のマイク部性能を調節する機能を
    有し、かつ、自動着信後、発呼側から送出された暗証コ
    ードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち受け周
    期を長く設定できる機能を有し、さらに、自動着信後、
    発呼側からの暗証コードによる命令により、発呼側から
    指定された予め記憶装置に記憶していた電話番号に対し
    て回線を自動切断後、通常の待ち受け動作を停止し定期
    的に発呼動作のみを行う機能を有することを特徴とする
    モニター機能付き携帯電話機。
  9. 【請求項9】 無線通信を可能とする無線装置と、無線
    装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局エ
    リア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置と、
    ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコード検
    出装置と、無線回線を介して通話するための音声処理装
    置と、上記各装置を制御するための制御装置とを備えた
    モニター機能付き携帯電話機により通信を行うにあた
    り、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユーザ
    ー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに自
    動着信し、着呼側の周囲音を送信するとともに、ユーザ
    ー特有コードを予め記憶し、発呼側から送られてくる暗
    証コードを検出して、これらの暗証コードを照合するこ
    とにより、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証コ
    ードに応じて音声処理装置内のマイク部の性能を調節す
    るようにし、かつ、 自動着信後、発呼側から送出された
    暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待ち
    受け周期を長く設定するようにしたことを特徴とする通
    信方法。
  10. 【請求項10】 無線通信を可能とする無線装置と、無
    線装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局
    エリア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置
    と、ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコー
    ド検出装置と、無線回線を介して通話するための音声処
    理装置と、上記各装置を制御するための制御装置とを備
    えたモニター機能付き携帯電話機により通信を行うにあ
    たり、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユー
    ザー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに
    自動着信し、着呼側の周囲音を送信するとともに、通話
    相手の電話番号を予め記憶させておくことのできる記憶
    装置を備え、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれ
    る発呼側の電話番号との照合を行い、適合した場合に着
    信音を鳴動せずに自動着呼し、着呼側の周囲音を送信
    し、かつ、ユーザー特有コードを予め記憶し、発呼側か
    ら送られてくる暗証コードを検出して、これらの暗証コ
    ードを照合することにより、自動着信後、発呼側から送
    られてきた暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク
    部の性能を調節するようにし、さらに、自動着信後、発
    呼側から送出された暗証コードにより、通常の公衆待ち
    受け周期よりも待ち受け周期を長く設定するようにした
    ことを特徴とする通信方法。
  11. 【請求項11】 無線通信を可能とする無線装置と、無
    線装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局
    エリア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置
    と、ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコー
    ド検出装置と、無線回線を介して通話するための音声処
    理装置と、上記各装置を制御するための制御装置とを備
    えたモニター機能付き携帯電話機により通信を行うにあ
    たり、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユー
    ザー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに
    自動着信し、着呼側の周囲音を送信するとともに、自動
    着信の際に音声処理装置内に属するマイク部の利得を変
    えて着呼側の周囲音を一層拾い易いよう調節し、かつ、
    ユーザー特有コードを予め記憶し、発呼側から送られて
    くる暗証コードを検出して、これらの暗証コードを照合
    することにより、自動着信後、発呼側から送られてきた
    暗証コードに応じて音声処理装置内のマイク部の性能を
    調節するようにし、さらに、自動着信後、発呼側から送
    出された暗証 コードにより、通常の公衆待ち受け周期よ
    りも待ち受け周期を長く設定するようにしたことを特徴
    とする通信方法。
  12. 【請求項12】 無線通信を可能とする無線装置と、無
    線装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局
    エリア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置
    と、ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコー
    ド検出装置と、無線回線を介して通話するための音声処
    理装置と、上記各装置を制御するための制御装置とを備
    えたモニター機能付き携帯電話機により通信を行うにあ
    たり、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユー
    ザー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに
    自動着信し、着呼側の周囲音を送信するとともに、ユー
    ザー特有コードを予め記憶し、発呼側から送られてくる
    暗証コードを検出して、これらの暗証コードを照合する
    ことにより、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証
    コードに応じて音声処理装置内のマイク部の性能を調節
    するようにし、かつ、自動着信後、発呼側から送出され
    た暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待
    ち受け周期を長く設定するとともに、自動着信後、発呼
    側からの暗証コードによる命令により、発呼側の電話番
    号を記憶していた電話番号に対して回線を自動切断後、
    通常の待ち受け動作を停止し定期的に発呼動作のみを行
    うようにしたことを特徴とする通信方法。
  13. 【請求項13】 無線通信を可能とする無線装置と、無
    線装置内で復調された受信信号の中から所属する基地局
    エリア内の基地局番号を検出する基地局番号検出装置
    と、ユーザー特有の制御コードを検出するユーザーコー
    ド検出装置と、無線回線を介して通話するための音声処
    理装置と、上記各装置を制御するための制御装置とを備
    えたモニター機能付き携帯電話機により通信を行うにあ
    たり、着呼動作時、呼設定メッセージ内に含まれるユー
    ザー特有コードを検出した場合に、着信音を鳴動せずに
    自動着信し、着呼側の周囲音を送信するとともに、ユー
    ザー特有コードを予め記憶し、発呼側から送られてくる
    暗証コードを検出して、これらの暗証コードを照合する
    ことにより、自動着信後、発呼側から送られてきた暗証
    コードに応じて音声処理装置内のマイク部の性能を調節
    するようにし、かつ、自動着信後、発呼側から送出され
    た暗証コードにより、通常の公衆待ち受け周期よりも待
    ち受け周期を長く設定するとともに、自動着信後、発呼
    側からの暗証 コードによる命令により、発呼側から指定
    された予め記憶装置に記憶していた電話番号に対して回
    線を自動切断後、通常の待ち受け動作を停止し定期的に
    発呼動作のみを行うようにしたことを特徴とする通信方
    法。
JP10553096A 1996-04-25 1996-04-25 モニター機能付き携帯電話機および通信方法 Expired - Fee Related JP3505034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10553096A JP3505034B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 モニター機能付き携帯電話機および通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10553096A JP3505034B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 モニター機能付き携帯電話機および通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09294159A JPH09294159A (ja) 1997-11-11
JP3505034B2 true JP3505034B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=14410156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10553096A Expired - Fee Related JP3505034B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 モニター機能付き携帯電話機および通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3505034B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2762175A1 (fr) * 1997-04-11 1998-10-16 Philips Electronics Nv Appareil telephonique comportant une station de base et au moins un dispositif d'abonne, dispositif d'abonne et procede mis en oeuvre dans un tel appareil
KR20000074674A (ko) * 1999-05-25 2000-12-15 강성열 발신자 전화번호 및 발신자 정보 전송방법 및 그것을 이용한 휴대폰 단말기
CN100341380C (zh) * 2004-03-30 2007-10-03 华为技术有限公司 一种从属模式移动多媒体终端呼叫处理方法
JP2006262255A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 緊急処理プログラム、携帯端末装置及び緊急処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09294159A (ja) 1997-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6148213A (en) Method and apparatus for accessing a telephone answering device from a cordless telephone portable unit
US6345187B1 (en) Receipt of type II caller identification in multi-cordless environment
EP0979572B1 (en) Combined mobile telephone and remote control terminal
US5953656A (en) Method and apparatus for remotely accessing a telephone answering device
US6721408B1 (en) Method and apparatus for recording or forwarding messages
JPS63233625A (ja) 無線電話装置
JPS63234654A (ja) 無線電話装置
JP3505034B2 (ja) モニター機能付き携帯電話機および通信方法
JP3389916B2 (ja) おやすみモード付き携帯電話端末および方法
KR19990088105A (ko) 전화장치
JP3667087B2 (ja) 携帯電話端末の制御方法
JPH0813063B2 (ja) コードレスホームテレホン方式
JP3584248B2 (ja) 移動通信端末の受け台
JP3023776U (ja) ペットコンタクト用交信器
JP3682203B2 (ja) 通信端末および位置情報通知システム
KR0177317B1 (ko) 전화기의 이어폰을 이용한 영상 및 오디오 기기의 오디오 청취 장치 및 방법
JP3052545U (ja) 携帯電話機
JP3308067B2 (ja) コードレス電話機
KR100270163B1 (ko) 전화기에 결합해서 사용하는 인터폰을 구비한유/무선 송수신장치
JP3597997B2 (ja) 音声認識機能付き電話機
JP4058851B2 (ja) コードレス電話装置
JP3467104B2 (ja) 無線電話システム及び無線電話機
JP3021819U (ja) 無線起動の自動ダイヤル電話機
JPH04368027A (ja) 携帯電話機
JP3037317B1 (ja) 携帯電話機における録音方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031212

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees